JP6814442B2 - ボロメータ型テラヘルツ波検出素子およびボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイ - Google Patents

ボロメータ型テラヘルツ波検出素子およびボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイ Download PDF

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Description

本発明は、ボロメータ型テラヘルツ波検出素子およびボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイに関し、詳しくは、ボロメータ薄膜を含む温度検出部を備えるボロメータ型テラヘルツ波検出素子およびこうしたボロメータ型テラヘルツ波検出素子を縦横に整列配置してなるボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイに関する。
従来、この種のボロメータ型テラヘルツ波検出素子としては、ボロメータ薄膜を含む温度検出部を有するボロメータ型テラヘルツ波検出素子が提案されている(例えば、特許文献1参照)。このボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイの素子は、上面にテラヘルツ波を反射する反射膜が形成され内部に読出回路が形成された回路基板と、ボロメータ薄膜を含む温度検出部と、ボロメータ薄膜に接続された電極配線を含むと共に温度検出部を回路基板からエアギャップを介して支持する支持部と、上面にテラヘルツ波を吸収する吸収膜が形成され温度検出部の周縁部から内側と外側に延びた庇と、を備える。そして、アレイは、こうした素子を縦横に整列配置して構成されている。
また、ボロメータ型テラヘルツ波検出素子としては、庇と反射膜との間の光学的共振構造の間隔を増すためにエアギャップと回路基板との間に誘電体層を備えるものも提案されている(例えば、非特許文献1参照)。
特開2012−2603号公報
「世界最高感度かつ最大画素数の室温動作テラヘルツカメラの開発に成功 〜非破壊検査や異物検知センサの実用化に向けて大きく前進〜 」,日本電気株式会社,http://jpn.nec.com/press/201411/20141111#01.html,「感度向上と高画素化の概要」,http://jpn.nec.com/press/201411/images/1101-01-01.pdf,2015年11月19日検索
しかしながら、ボロメータ型テラヘルツ波検出素子は、テラヘルツ波の偏光の方向によって検出感度が異なる。検出感度の偏光依存性は、入射するテラヘルツ波の周波数にも依存すると考えられ、大きな検出感度の差を生じさせる。こうした素子を縦横に整列配置したボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイをカメラとして用いてテラヘルツイメージングを検出すると、テラヘルツ波や測定対象に特徴的な偏光依存性がある場合には、適正なテラヘルツイメージングが取得できない。
本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子およびボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイは、テラヘルツ波に偏光依存性がある場合や測定対象に偏光依存性がある場合でもより適正にテラヘルツイメージを検出することを主目的とする。
本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイおよびボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイは、上述の主目的を達成するために以下の手段を採った。
本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子は、
ボロメータ薄膜を含む温度検出部と、前記ボロメータ薄膜側の表面に反射膜が形成されていると共に内部に読出回路が形成された回路基板と、前記ボロメータ薄膜と前記読出回路とを接続する電極配線と、を備えるボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、
前記ボロメータ薄膜と前記反射膜との間の中間部に、垂直方向から見た平面構造の対称性が高くなるようにダミー部材を構成した、
ことを特徴とする。
本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子では、ボロメータ薄膜と反射膜との間の中間部に、垂直方向から見た平面構造の対称性が高くなるようにダミー部材を構成する。ボロメータ型テラヘルツ波検出素子では、庇と反射膜との間で光学的共振が生じるため、庇から反射膜までの構造によりテラヘルツ波の検出における偏光依存が生じると考えられる。また、ボロメータ薄膜から上部構造については垂直方向から見た対称性が確保されているから、ボロメータ薄膜と反射膜との間の中間部の垂直方向から見た対称性を良好にすることにより偏光依存を抑制することができると考えられる。本発明では、こうした考察に基づき、ボロメータ薄膜と回路基板との間の中間部に、垂直方向から見た平面構造の対称性が高くなるようにダミー部材を構成することにより、テラヘルツ波の検出における偏光依存を抑制している。この結果、テラヘルツ波に偏光依存性がある場合や測定対象に偏光依存性がある場合でもより適正にテラヘルツイメージを検出することができる。
本発明のボロメータテラヘルツ波検出素子において、前記ダミー部材は、前記電極配線と同一の材料により形成されているものとすることもできる。こうすれば、電極配線の形成時にダミー部材を形成することができ、ダミー部材を形成するために素子の形成工程が増加するのを抑制することができる。
ダミー部材を電極配線と同一の材料により形成する態様の本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子において、前記中間部には、前記温度検出部側からエアギャップと誘電体層とが形成されており、前記ダミー部材は、前記誘電体層に形成されているものとすることもできる。こうすれば、光学的共振構造の間隔を増加することができると共にダミー部材を容易に形成することができる。この場合、前記電極配線は、前記誘電体層内では高さの異なる複数の平板を連結するように形成されており、前記ダミー部材は、前記電極配線における前記複数の平板の少なくとも1つの平板と同一平面に形成されているものとすることもできる。こうすれば、複数の平板を形成する際に同時にダミー部材を形成することができる。
本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイは、上述のいずれかの態様の本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子、即ち、基本的には、ボロメータ薄膜を含む温度検出部と、前記ボロメータ薄膜側の表面に反射膜が形成されていると共に内部に読出回路が形成された回路基板と、前記ボロメータ薄膜と前記読出回路とを接続する電極配線と、を備えるボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、前記ボロメータ薄膜と前記反射膜との間の中間部に、垂直方向から見た平面構造の対称性が高くなるようにダミー部材を構成したボロメータ型テラヘルツ波検出素子を縦横に整列配置してなることを要旨とする。
この本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイは、いずれかの態様の本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子を縦横に整列配置しているから、本発明のボロメータ型テラヘルツ波検出素子と同一の効果、即ち、テラヘルツ波の検出における偏光依存を抑制することができる効果や、その結果としてテラヘルツ波に偏光依存性がある場合や測定対象に偏光依存性がある場合でもより適正にテラヘルツイメージを検出することができる効果を奏することができる。
ボロメータ型テラヘルツ波検出素子20の素子構造を模式的に示す断面図である。 誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70とを垂直方向から見た平面図である。 誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70の構造を示す斜視図である。 比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の誘電体層48内の金属配線接続部60を垂直方向から見た平面図の一例を示す平面図である。 モデル化した比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を示す説明図である。 モデル化した図3の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を示す説明図である。 誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70Bの構造を示す斜視図である。 モデル化した図7の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を示す説明図である。
次に、本発明を実施するための形態を実施例を用いて説明する。
図1は、本発明の一実施例としてのボロメータ型テラヘルツ波検出素子20の素子構造を模式的に示す断面図である。実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20は、画素ピッチが23.5μmでアレイとしたときには画素数320×240となるように構成されている。実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20は、図1に示すように、CMOS回路等の読出回路24が形成された回路基板22と、600nmの酸化バナジウム薄膜として形成されたボロメータ薄膜36を含む温度検出部42と、温度検出部42を回路基板22からエアギャップ46を有するように支持する支持部44と、シリコン窒化膜により厚みが200nm〜600nmとして形成され温度検出部42の周縁部から内側および外側に延びる庇50と、エアギャップ46と回路基板22との間に窒化ケイ素により形成された誘電体層48と、誘電体層48内に形成されたダミー部材70と、により構成されている。
回路基板22の上面にはテラヘルツ波を反射するためにチタンによる厚みが500nmの反射膜26が形成されており、反射膜26の上面はシリコン酸化膜やシリコン窒化膜,シリコン酸窒化膜などにより形成された厚みが100nm〜500nmの第1保護膜28により被覆されている。温度検出部42は、図中下側から(エアギャップ46側から)、窒化ケイ素により形成された厚みが350nmの第2保護膜34,ボロメータ薄膜36,窒化ケイ素により形成された厚みが350nmの第3保護膜38,窒化ケイ素により形成された厚みが350nmの第4保護膜40により層状に形成されている。支持部44は、エアギャップ46側から、温度検出部42から延出した第2保護膜34および第3保護膜38,ボロメータ薄膜36に接続した電極配線32,温度検出部42から延出した第4保護膜40により構成されている。金属配線32は、チタンにより厚みが70nmとして形成されている。庇50は、上面はチタン合金(TiAlV)により形成された厚みが10nmの吸収膜52で覆われており、中央に穴54が形成されている。
電極配線32は、誘電体層48内にチタンを用いて形成された金属配線接続部60を介して読出回路24に接続されている。なお、ダミー部材70も、金属配線接続部60と同様にチタンにより形成されている。図2は、誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70とを垂直方向から見た平面図であり、図3は、誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70の構造を示す斜視図である。金属配線接続部60は、画素の対角の両角(図2中左上角と右下角、図3中左上奥の角と右上前の角)から画素の一辺(図2中上辺と下辺、図3中前の辺と後ろの辺)に沿って互いに平行となるように形成されており、階段状に高さ方向が異なるよう配置された平板状の4つの平部材61〜64と、各平部材61〜64の間に設けられた3つの柱部材66〜68とにより構成されている。ダミー部材70は、画素における金属配線接続部60が形成されていない辺(図2中左の辺と右の辺、図3中左の辺と右の辺)に平部材61と同一平面に平部材61と同一の厚さとなるように形成されている。ダミー部材70を平部材61と同一材料により同一平面に同一厚さとなるように形成するのは、平部材61の形成と同時にダミー部材70を形成するためである。こうすることにより、ダミー部材70を形成するための工程を省くことができる。
実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20は、図2に示すように、垂直方向から見た平面における構成部材の対称性(中心から各辺方向に見た対称性を含む)は、ダミー部材70を形成することにより、このダミー部材70が形成されていないもの(後述する図4の比較例)に比して高くなっているのが解る。
実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20の偏光依存性と周波数との関係を考察するために、実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20と比較例とをモデル化してシミュレーションを行なった。比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子は、ダミー部材70が形成されていない点を除いて実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20と同一の構成である。比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の誘電体層48内の金属配線接続部60を垂直方向から見た平面図を図4に示す。この図4は、実施例の図2に相当する。モデル化したボロメータ型テラヘルツ波検出素子は、実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20と同様に、画素ピッチが23.5μmで、最表層の厚さ10nmの吸収層と、次層の厚さ2μmのエアーギャップと、内部に金属配線接続部とダミー部材とが形成され厚さ7.3μmで屈折率が2.1の誘電体層と、最下層の反射層と、により構成されている。なお、吸収層の誘電率についてはチタン合金(TiAlV)のデルーデモデル(Dreude Model)で計算し、金属配線接続部やダミー部材,反射層についてはチタン(Ti)のデルーデモデル(Dreude Model)で計算した。
モデル化した比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を図5に示し、モデル化した図3の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を図6に示す。比較例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子では、X偏光とY偏光の吸収スペクトルは大きく乖離しているが、図3の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子では、X偏光とY偏光の吸収スペクトルは、乖離は生じているものの、その程度は比較例に比して小さい。
図7は、誘電体層48内の金属配線接続部60とダミー部材70Bの構造を示す斜視図である。図8は、モデル化した図7の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子の偏光依存性と周波数との関係をシミュレーションした結果を示す説明図である。図7の構造の実施例では、ダミー部材70Bは、金属配線接続部60と同一のチタンにより金属配線接続部60と同一の構造として、階段状に高さ方向が異なるよう配置された平板状の4つの平部材71〜74と、各平部材71〜74の間に設けられた3つの柱部材76〜78とにより構成されている。図7の構造の実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子では、X偏光とY偏光の吸収スペクトルは、図8に示すように、6.5THz近傍でわずかに乖離するものの、全体として極めて一致している。図3の構造および図7の構造とそのシミュレーション結果から、ボロメータ薄膜36と反射膜26との間における垂直方向から見た平面における構成部材の対称性(中心から各辺方向に見た対称性を含む)を高くすることにより、テラヘルツ波に対するX偏光とY偏光の吸収スペクトルの乖離を小さくすることができるのが解る。
以上説明した実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20によれば、ボロメータ薄膜36と反射膜26との間の誘電体層48内の金属配線接続部60を構成する平部材61と同一平面の金属配線接続部60が形成されていない辺にダミー部材70,70Bを設けることにより、ダミー部材70,70Bを設けない比較例に比して、ボロメータ薄膜36と反射膜26との間における垂直方向から見た平面における構成部材の対称性(中心から各辺方向に見た対称性を含む)を高くして、テラヘルツ波に対するX偏光とY偏光の吸収スペクトルの乖離を小さくすることができる。この結果、テラヘルツ波の検出における偏光依存を抑制することができる。これらにより、実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20を縦横に整列配置したアレイとすれば、テラヘルツ波に偏光依存性がある場合や測定対象に偏光依存性がある場合でもより適正にテラヘルツイメージを検出することができる。また、ボロメータ薄膜36と反射膜26との間における垂直方向から見た平面における構成部材の対称性が高くなるようにダミー部材を形成するほど、テラヘルツ波に対するX偏光とY偏光の吸収スペクトルの乖離を小さくすることができる。
実施例のボロメータ型テラヘルツ波検出素子20では、図3の構造ではダミー部材70を平部材61と同一平面に形成するものとし、図7の構造ではダミー部材70Bを金属配線接続部60と同一構造としたが、図3の構造と図7の構造との中間の構造としてもよい。この場合、ダミー部材を平部材63と同一平面に形成したり、ダミー部材を平部材64と同一平面に形成したり、ダミー部材を平部材62〜64が形成された3平面のうちのいずれか2平面や3平面に2部材や3部材として形成してもよい。
以上、本発明を実施するための形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において、種々なる形態で実施し得ることは勿論である。
本発明は、ボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイの製造産業などに利用可能である。

Claims (5)

  1. ボロメータ薄膜を含む温度検出部と、前記ボロメータ薄膜側の表面に反射膜が形成されていると共に内部に読出回路が形成された回路基板と、前記ボロメータ薄膜と前記読出回路とを接続する電極配線と、を備え、垂直方向から見たときに矩形となるように形成されたボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、
    前記ボロメータ薄膜と前記反射膜との間の中間部に、前記読出回路とは接続されておらず、前記電極配線における前記ボロメータ薄膜と前記反射膜との間の中間部に位置する接続部の少なくとも一部を模したダミー部材と、を備え、
    前記接続部は、垂直方向から見たときに対向する2辺に点対称となるように配置されており、
    前記ダミー部材は、垂直方向から見たときに前記接続部が配置されていない対向する2辺に点対称となるように配置されている、
    ことを特徴とするボロメータテラヘルツ波検出素子。
  2. 請求項1記載のボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、
    前記ダミー部材は、前記接続部と同一の材料により形成されている、
    ボロメータ型テラヘルツ波検出素子。
  3. 請求項2記載のボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、
    前記中間部には、前記温度検出部側からエアギャップと誘電体層とが形成されており、
    前記ダミー部材は、前記誘電体層に形成されている、
    ボロメータ型テラヘルツ波検出素子。
  4. 請求項3記載のボロメータ型テラヘルツ波検出素子であって、
    前記接続部は、前記誘電体層内では高さの異なる複数の平板を連結するように形成されており、
    前記ダミー部材は、前記接続部における前記複数の平板の少なくとも1つの平板と同一平面に形成されている、
    ボロメータ型テラヘルツ波検出素子。
  5. 請求項1ないし4のうちのいずれか1つの請求項に記載のボロメータ型テラヘルツ波検出素子を縦横に整列配置してなるボロメータ型テラヘルツ波検出素子アレイ。
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