JP6814300B2 - 自動分析装置 - Google Patents

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Description

本発明は、血液、尿等の生体試料の定量、定性分析を行う自動分析装置に係り、特にシリンジポンプを備えた自動分析装置に関する。
自動分析装置では、血清や尿などの生体試料(以下試料と称する)の成分分析を行うために、試料と試薬とを反応させ、それによって生じる色調や濁りの変化を、分光光度計等の測光ユニットで光学的に測定する。
試料と試薬を反応させるためには、それぞれが収容されている容器から反応容器への分注を行う必要がある。このため自動分析装置では、試料あるいは試薬(以下、総じて液体と称する)をそれぞれが収容されている容器から反応容器へ自動で吸引・吐出する分注装置を備えている。
試料をシリンジポンプによって吸引吐出する液体分注ユニットにおいては、シリンジポンプを構成する数々の要素部品によって分注性能、及び各部の寿命に影響が生じる。特にシリンジポンプ中には有寿命品の一つとして、プランジャとの各部のシール部品がある。
シール部品は一般に樹脂などの軟材料で構成させており、プランジャの動作時には摺動する抵抗を受けながらシリンジ内の液体の封止を行なう。シール部品へ偏磨耗による損傷が生じると、シリンジからの液漏れの発生や、圧力抜けに伴う分注液量の変化が発生し正確な分析結果が提供できない要因となりうる。特許文献1では、カムに対してプランジャの当たり面が可変しながら摺動することによってカムのエッジ当たりを防止し、部材相互の早期磨耗を防止するプランジャポンプを提供している。
特開平11-351136
現在では、自動分析装置の処理能力が大幅に向上し、それに伴った動作部の高速化が図られている。加えて、近年では大規模病院や検査センタ等、自動分析装置を24時間連続で稼動させる運用を実施している施設もあり、装置の稼働時間は長時間化している。上記の結果として、各部の劣化速度は速まり、煩多なメンテナンス作業へと繋がっている。それに対して、自動分析装置のメンテナンス周期を長くする為には、各部の構成部品の長寿命化は大きな課題となっている。特に、近年の自動分析装置には各種液体の送液に用いる多数のシリンジポンプが搭載されており、性能確保のためシリンジポンプに対して一般的に数ヶ月に1度、シールピース交換のメンテナンス作業が必要となっている。
シリンジポンプを構成する各部位の劣化の主要因として、シリンジポンプ内の液体の封止を行うシールピースの偏磨耗があげられる。シリンジポンプは多くの部品で構成されており、各部位の公差、ガタなどが駆動時の偏りに繋がり、これらがシリンジポンプ内の部品の偏磨耗の原因ひとつとなる。とりわけ、軟材料で構成されるシールピースは偏磨耗による損傷が発生し易い。すなわち、偏磨耗の発生を防止することでシールピースを交換する周期を大幅に伸ばすことが出来る。
本発明は、上述した課題を解決するために液体を吸引・吐出する分注ユニットと、分注ユニットに液体を送液・吸引させるシリンジポンプと、を備えた自動分析装置において、シリンジポンプは、液体を保管できるシリンジ管と、シリンジ管の長方向に向かって上下に移動できるプランジャと、プランジャと接するプランジャ上部押さえ部品と、プランジャにプランジャ上部押さえ部品を介して動力を伝達する動力伝達部と、動力伝達部と接するプランジャ下部押さえ部品と、を備え、プランジャ上部押さえ部品と動力伝達部、および動力伝達部とプランジャ下部押さえ部品は、点接触するものであって、前記プランジャ上部押さえ部品は、前記動力伝達部と点接触する第1の接触部位を有し、前記プランジャ下部押さえ部品は、前記動力伝達部と点接触する第2の接触部位を有し、前記第1の接触部位と前記第2の接触部位は前記プランジャの移動軸上にあることを特徴とする自動分析装置を提供する。
シリンジポンプのプランジャ動作時のモーメントを大幅に減少させることにより、シリンジポンプ内のシールピースへの偏荷重を減少させることで偏磨耗を抑え、メンテナンス周期を長くした自動分析装置を提供することができる。
本実施例の自動分析装置の一例を示す概略構成図である。 本実施例1が適用されたシリンジポンプの一例を示す外観図である。 図1に示したシリンジポンプの、プランジャの中心軸における断面図である。 本実施例1における動力伝達板の正面斜視図である。 本実施例1における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例1におけるプランジャ形状の一例を示す外観図である。 本実施例1における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例1における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例とは異なるシリンジポンプの一例を示す外観図である。 図9に示したシリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例2における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例2における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。 本実施例2における、シリンジポンプのプランジャの中心軸における断面図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態を説明するための全図において同一機能を有するものは原則として同一の符号を付している。
図1は、本実施例が適用される自動分析装置の概略構成図の一例である。図1において、自動分析装置100は、試料を保持する採血管(試料容器)101を複数搭載可能なサンプルディスク(試料ディスク)102と、試薬を保持する試薬容器103を複数搭載可能な第1試薬ディスク104および第2試薬ディスク105と、周上に複数の反応容器106を配置した反応ディスク107とを備える。
また、自動分析装置は、採血管101から吸引した試料を反応容器106に分注するプローブ(試料プローブ)108と、第1試薬ディスク104内の試薬容器103から吸引した試薬を反応容器106に分注する第1試薬プローブ109と、第2試薬ディスク105内の試薬容器103から吸引した試薬を反応容器106に分注する第2試薬プローブ110を備える。
さらに、自動分析装置は、反応容器106内の液体を撹拌する攪拌装置111と、反応容器106を洗浄する容器洗浄機構112と、反応ディスク107の内周付近に設置された光源113と、分光検出器114と、分光検出器113に接続されたコンピュータ115と、自動分析装置全体の動作を制御し、外部とのデータの交換を行うコントローラ116とを備える。
試料プローブ108は、分注流路を通じてそれぞれに対応するシリンジポンプ117と接続されている。図1では示していないが、自動分析装置100には、試料プローブ108、第1試薬プローブ109、および第2試薬プローブ110それぞれのプローブに対応したシリンジポンプが流路によって接続されている。
図2に本実施例のシリンジポンプの外観図を、図3にプランジャの中心軸の軸断面図を示す。自動分析装置におけるシリンジポンプ117は、液体を内部に保管できるシリンジ管9と、シリンジ管9の長方向に向かって上下に移動できるプランジャ8と、プランジャ8と接するプランジャ上部押さえ部品5と、プランジャ8にプランジャ上部押さえ部品を介して動力を伝達する動力伝達部4と、動力伝達部4と接するプランジャ下部押さえ部品6と、を備えている。シリンジ管9内をプランジャ8が上下することによって、シリンジ管9内部の内容積を変化させ、液体を吸引、吐出している。図中の矢印は、シリンジ管9内部の液体の流れ方向を示している。シリンジポンプ117にはモータ2が備えられ、モータ2の回転力はモータ2に減速機を介して接続可能な回転伝達部3によって動力伝達板4に伝えられる。さらに動力伝達板4に伝えられたモータ2の回転力は、プランジャを上下させるプランジャの上部押さえ部品5と下側押さえ部品6を介してプランジャ8に伝達される。これによって、シリンジの吸引・吐出動作を実施することができる。ここで、動力伝達板4の形状を図4に示す。動力伝達板4の先端部位4aは図4に記載するとおり、プランジャの方向に対して薄くなる傾斜構造となっている。この傾斜構造を備えることによって、シリンジ管9の交換時の作業が容易となっている。
モータ2からの回転力を伝達する動力伝達板4とプランジャ8が上部に移動する際に力を伝達するプランジャ8の上部押さえ部品5は図3に示すとおり、接触部位5aの1点で点接触している。また、動力伝達板4とプランジャ8が下部に移動する際に力を伝達するプランジャ8の下部押さえ部品6も図3に示すとおり、接触部位6aの1点で点接触している。さらに、この接触部位5aと接触部位6aは、プランジャ8の移動軸上に備えられている。プランジャ8の上部押さえ部品5とプランジャ8の下側押さえ部品6は、接続部品7を介して固定されている。接続部品7は上側からプランジャの上部押さえ部品5が挿入されて固定される上側の穴と、下側から下部押さえ部品6が挿入されて固定される下側の穴を備えるが、これらの上側の穴と下側の穴は、プランジャ8の移動軸上に配置されている。なお、接続部品7に上側の穴と下側の穴を同一軸線上に配置させるためには、これらの穴は一貫した作業で加工されることが望ましい。なお、図中の上側の穴と下側の穴は単純な円筒の穴となっているが、プランジャの押さえとなる上部部品と下部部品を固定するものであれば形は問わず、双方の穴がプランジャ8の移動軸上に設置されれば良い。そのため、穴の形態は例えば多角形であってもなんら問題ない。
プランジャ8が上下に移動する際には動力伝達板4とプランジャの上下の押さえ部位がそれぞれ接触するが、力が伝達される点は接触部位5a、接触部位6aとなり、また接触部位はプランジャの移動軸上となっている。それにより、プランジャが移動する際にプランジャに対して移動中のモーメントが発生しない。シリンジポンプ117にはプランジャ8の動作によって内部の液体が漏れないよう、プランジャ8とシリンジ管9との間にシールピース10が取り付けられている。プランジャ8が動作をする際、シールピース10と摺動しながら動作を行なう。シールピース10は一般的に樹脂などの軟材料で構成され、シールピース10の内径はプランジャ8の外径より小さく設定することによってプランジャ8が上下に動作してもシリンジ管9内の内容物が漏れない構造となっている。本実施例の形態を実現することによって、プランジャ8によるモーメントによるシールピース10への偏加重は発生しない。その結果、シールピース10の偏磨耗を著しく遅らせることが可能となる。さらに、シールピース10の偏磨耗によるシールピースの交換のタイミングを遅らせることができる。
また、本実施例ではプランジャの上下の押さえ部位の動力伝達板4との接触部位5a、接触部位6aとはそれぞれ球形状となっているが、動力伝達板4と点接触を実現でき、プランジャ8と上下押さえ部位との接触部5a、6aがプランジャ8の移動軸上となれば、どのような形状でも問題なく、例えば先端部位は円錐、または多角推状となっていても良い。一方で、例をあげれば図5のように動力伝達板4が球形となっており、プランジャの動力伝達部は平面となっていても良い。動力伝達板4及びプランジャ8、プランジャの押さえ部品5、6は変形が容易な軟材料でなければ、それぞれがどのような素材で構成されて
いても問題ない。材料としては例えば、金属やセラミックス等が挙げられる。
また、本実施例ではプランジャの上部押さえ部品5とプランジャ8は別の部品となっているが、同じ部品として1部品としてもよい。この場合は例えば図6に示すように、プランジャ8の一端を半球上等の点接触で他の部品と接触できる形状に加工することによりプランジャ押さえの部位8aを形成する。図6のようなプランジャ8の一端を半球上等の点接触で他の部品と接触できる形状に加工した場合における、シリンジポンプ117のプランジャ8の軸方向での断面図を図7に示す。
また、本実施例ではプランジャ8とモータの回転軸2aは同一軸上にない例を挙げているが、本実施例を実現するに当たっては図8に示すように、モータの回転軸2aとプランジャ8の移動軸は同一軸上に置かれていても良い。
本実施例との比較の為、本実施例とは異なるシリンジの例を図9、及び図10に示す。図9は本実施例とは異なるシリンジポンプの外観図、図10は図9のシリンジポンプを構成しているプランジャの中心軸を貫通し、矢印方向から見た断面図である。プランジャの末端形状は動力伝達板4を挟み込むような形状を持っており、構造上部品ごとの公差等によって動力伝達板4は水平面に対して完全な並行とはならない。プランジャが動作すると図10に示すように、部品の傾きによってプランジャ8と動力伝達板4の接触点を基点としたモーメント51が発生する。プランジャの動作によって発生したモーメント51はシリンジ管9の内部に備えられたシールピース10に伝わり、シールピース10に対して偏加重が加えられる。シールピース10に対して一定箇所に荷重が集中するため偏磨耗が発生し、シールピース10の損傷の原因となり得る。
実施形態1と同様の構成において、加えて動力伝達板とプランジャ押さえ部品にかかる衝撃荷重の影響が低減可能となるシリンジポンプの例を説明する。
プランジャの上部押さえ部品5、下部押さえ部品6と動力伝達板4との間にはそれぞれ、組立て性を確保するための微小な隙間を有している場合がある。このような場合、この隙間によって動力伝達板4が移動し、プランジャの上部押さえ部品5および下部押さえ部品6に動力伝達板4が接する際、お互いの部品には接触による衝撃荷重が加わる。この衝撃荷重が動力伝達板4、プランジャ上部押さえ部本5、下部押さえ部品6、さらにはプランジャ8及びシールピース10の磨耗や損傷の原因になりうる。
そこで、このような微小な隙間によって生じる衝撃荷重を防ぐ方法として例えば図11に示すような実施例が考えられえる。図11のシリンジポンプには、押さえ固定部品7に、バネなどの弾性体11を内蔵する。この弾性体11によりプランジャの下部押さえ部分6を動力伝達板4に対して押さえつけることが可能になる。これによって微小な隙間を極限までなくすことができ、衝撃荷重を防ぐことができる。
なお、上記弾性体11は最下部押さえ部品12によって圧縮されており、弾性体11はプランジャとシールピースに発生しうる最大摺動抵抗よりも大きな圧縮力を持つように設計されている。そのため、プランジャの動作時においてもプランジャの上部押さえ部品5、下部押さえ部品6と動力伝達板4との間に隙間が生じることは無い。また、定期的なメンテナンス時にシリンジ管9をシリンジポンプ117から取り出す際には最下部押さえ部品12による圧縮力を取り除くことにより、弾性体11の圧縮力が除斥される。
弾性体11の圧縮力が除斥されると、プランジャ上部押さえ部品5、下部押さえ部品6と動力伝達板4との間に隙間が生じ、シリンジ管9が容易に取り付け・取り外しできる構造となっている。弾性体11が除斥された際の模式図を図12に示す。
上記の形態をとることにより、プランジャが動作した際に各部位への衝撃荷重が発生しないシリンジポンプ117が実現できる。その効果として、衝撃荷重によるシリンジポンプ各部位への磨耗や損傷を防ぐことが出来る。なお、本実施例では弾性体を用いることによってプランジャの押さえ部品5、6と動力伝達板4との隙間を無くしたが、押さえ部品を最大摺動抵抗よりも大きな力により押さえつければ弾性体を用いずとももちろん良い。例を挙げれば、磁性体13を用いる例がある。磁性体を用いて本実施例を実現した模式図を図13に示す。2つの磁性体13を斥力が発生する方向に配置することによって、押さえ部品6が動力伝達板4に押し付けられ、押さえ部品5、6と動力伝達板4との間の隙間を無くしている。
2 モータ
2a モータの回転軸
3 回転伝達部
4 動力伝達部
4a 動力伝達部先端
5 プランジャの上部押さえ部品
5a プランジャの上部押さえ部品と動力伝達部との接触点
6 プランジャの下部押さえ部品
6a プランジャの下部押さえ部品と動力伝達部との接触点
7 プランジャ押さえ部品の接続部品
8 プランジャ
8a プランジャと動力伝達部との接触点
9 シリンジ管
10 シールピース
11 弾性体
12 最下部押さえ部品
13 磁性体
100 自動分析装置
101 採血管(試料容器)
102 サンプルディスク(試料ディスク)
103 試薬容器
104 第1試薬ディスク
105 第2試薬ディスク
106 反応容器
107 反応ディスク
108 分注プローブ(試料プローブ)
109 第1試薬プローブ
110 第2試薬プローブ
111 攪拌装置
112 容器洗浄機構
113 光源
114 分光検出器
115 コンピュータ
116 コントローラ
117 シリンジポンプ

Claims (8)

  1. 液体を吸引・吐出する分注ユニットと、
    前記分注ユニットに液体を送液・吸引させるシリンジポンプと、を備えた自動分析装置において、
    前記シリンジポンプは、
    液体を保管できるシリンジ管と、
    前記シリンジ管の長方向に向かって上下に移動できるプランジャと、
    前記プランジャと接するプランジャ上部押さえ部品と、
    前記プランジャに前記プランジャ上部押さえ部品を介して動力を伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部と接するプランジャ下部押さえ部品と、を備え、
    前記プランジャ上部押さえ部品と前記動力伝達部、および前記動力伝達部と前記プランジャ下部押さえ部品は、点接触するものであって、
    前記プランジャ上部押さえ部品は、前記動力伝達部と点接触する第1の接触部位を有し、前記プランジャ下部押さえ部品は、前記動力伝達部と点接触する第2の接触部位を有し、
    前記第1の接触部位と前記第2の接触部位は前記プランジャの移動軸上にあることを特徴とする自動分析装置。
  2. 請求項1の自動分析装置において、
    前記第1の接触部位と前記第2の接触部位は球状になっていることを特徴とする自動分析装置。
  3. 請求項1の自動分析装置において、
    前記動力伝達部は球状になっていることを特徴とする自動分析装置。
  4. 液体を吸引・吐出する分注ユニットと、
    前記分注ユニットに液体を送液・吸引させるシリンジポンプと、を備えた自動分析装置において、
    前記シリンジポンプは、
    液体を保管できるシリンジ管と、
    前記シリンジ管の長方向に向かって上下に移動できるプランジャと、
    前記プランジャに動力を伝達する動力伝達部と、
    前記動力伝達部と接するプランジャ下部押さえ部品と、を備え、
    前記プランジャと前記動力伝達部、および前記動力伝達部と前記プランジャ下部押さえ部品は、点接触するものであって、
    前記プランジャと前記動力伝達部とが点接触する第1の接触部位と、前記動力伝達部と前記プランジャ下部押さえ部品とが点接触する第2の接触部位は、前記プランジャの移動軸上にあることを特徴とする自動分析装置。
  5. 請求項4の自動分析装置において、
    前記プランジャおよび前記プランジャ下部押さえ部品は前記動力伝達部と接する部分が球状になっていることを特徴とする自動分析装置。
  6. 請求項4の自動分析装置において、
    前記プランジャ下部押さえ部品はモータに接続されており、
    前記モータの回転軸と前記プランジャの移動軸は同軸上にあることを特徴とする自動分析装置。
  7. 請求項2の自動分析装置において、
    前記シリンジポンプはさらに、
    前記プランジャ下部押さえ部品に接触する弾性体を備えることを特徴とする自動分析装置。
  8. 請求項2の自動分析装置において、
    前記シリンジポンプはさらに、
    前記プランジャ下部押さえ部品に接触する磁性体を備えることを特徴とする自動分析装置。
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