JPH11351136A - プランジャポンプ - Google Patents

プランジャポンプ

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JPH11351136A
JPH11351136A JP10166699A JP16669998A JPH11351136A JP H11351136 A JPH11351136 A JP H11351136A JP 10166699 A JP10166699 A JP 10166699A JP 16669998 A JP16669998 A JP 16669998A JP H11351136 A JPH11351136 A JP H11351136A
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JP
Japan
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plunger
cam
lifter
contact
pump
Prior art date
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Application number
JP10166699A
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English (en)
Inventor
Yoshio Okubo
好夫 大久保
Toshiaki Hori
俊明 堀
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Hitachi Unisia Automotive Ltd
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Unisia Jecs Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 カムのエッジ当たりを無くす。部材相互の早
期摩耗を防止する。 【解決手段】 プランジャ7の先端に配置されるリフタ
17に、カム9の外周面に直接接触する当接盤21を保
持させる。当接盤21の下部スラスト面24、上部スラ
スト面23、リフタ17の底面22のいずれかに球面形
状を設ける。当接盤21の下部スラスト面24に球面形
状を設けた場合、プランジャ7とカム9の傾きに拘わら
ず、カム9の外周面の軸中心部付近で球面形状部分に接
触する。当接盤21の上部スラスト面23またはリフタ
17の底面に球面形状を設けた場合、プランジャ7とカ
ム9が傾いて組み付けられると、球面形状部分を支点と
して当接盤21が傾き、カム9の外周面が軸方向にわた
って当接盤21に接触する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、自動車の燃料加圧
用ポンプ等に用いられるプランジャポンプに関するもの
で、とりわけ、プランジャが駆動回転するカムの外周面
に押圧されてポンプ作動するプランジャポンプに関す
る。
【0002】
【従来の技術】この種のプランジャポンプとして、特開
平8−14140号公報に示されるようなものが従来よ
り案出されている。
【0003】このプランジャポンプは、シリンダ内にプ
ランジャが摺動自在に収容されて、このプランジャの基
部とシリンダの間にポンプ室が形成されると共に、プラ
ンジャの先端部が、駆動回転するカムの外周面にリフタ
を介して当接するようになっている。したがって、この
ポンプの場合、カムが駆動回転すると、プランジャがカ
ムの外周面形状に従ってシリンダ内を進退動作し、カム
の半径が減少する領域においてはポンプ室内に液体を吸
い入れ、カムの半径が増大する領域においてはポンプ室
内の液体を加圧してポンプ外部に吐出する。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記従来のプランジャ
ポンプの場合、プランジャ側部材(リフタ)の端面とカ
ムの軸線が正確に平行に設定されていれば、カムの外周
面が軸方向の中心部付近でプランジャ側部材(リフタ)
の端面に当接するが、プランジャ側部材の端面とカムの
軸線の間に組付誤差等に起因する相対的な傾きがある
と、カムの軸端のコーナ部分がプランジャ側部材にエッ
ジ当たりし、プランジャ側部材やカムに摩耗を生じ易く
なる、という不具合がある。
【0005】そこで本発明は、カムのエッジ当たりが生
じないようにして、部材相互の早期摩耗を確実に防止す
ることのできるプランジャポンプを提供しようとするも
のである。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した課題を解決する
ための手段として、請求項1に記載の発明は、プランジ
ャがシリンダ内に摺動自在に収容され、このプランジャ
が駆動回転するカムの外周面に押圧されてポンプ作用を
為すプランジャポンプにおいて、プランジャ側部材に、
カムの外周面に直接接触する当接盤を保持させ、当接盤
に接触するプランジャ側部材の荷重伝達面と、当接盤の
表裏の荷重伝達面のうちのいずれか一つを凸状の球面形
状にした。
【0007】この発明の場合、プランジャ側部材やカム
の組付誤差等によってプランジャ側部材の端面とカムの
軸線に傾きが生じると、いずれかの荷重伝達面の球面形
状部分でプランジャ側部材とカムの傾きを許容するよう
になり、カムの軸端のコーナ部分が当接盤にエッジ当た
りすることがなくなる。
【0008】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、当接盤のプランジャ側部材側の荷重伝
達面を凸状の球面形状にすると共に、当接盤のカム側の
荷重伝達面をフラット面とした。この場合、プランジャ
側部材とカムが傾いた状態で組み付けられると、カムの
外周面が軸方向にわたって当接盤のフラット面に当接
し、当接盤が球面形状部分を支点としてプランジャ側部
材に対して相対的に傾くようになる。
【0009】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、当接盤を高硬度材料で形成す
るようにした。この場合、当接盤はカムの当接によって
生じる大きな面圧にも耐えられるようになる。
【0010】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、プランジャ側部材の荷重伝達面を凸状
の球面形状にし、当接盤の表裏の荷重伝達面をフラット
面とした。この場合、高硬度材料から成る当接盤に対し
て球面加工を施さなくて良くなる。
【0011】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、プランジャの先端に、
プランジャよりも外径の大きい別体のリフタを配置し、
当接盤をこのリフタに保持させるようにした。この場
合、充分な大きさを持つ当接盤をリフタを介してプラン
ジャに保持させることが可能になる。
【0012】請求項6に記載の発明は、プランジャがシ
リンダ内に摺動自在に収容され、このプランジャが駆動
回転するカムの外周面に押圧されてポンプ作用を為すプ
ランジャポンプにおいて、カムの外周面に軸方向に沿っ
た凸状の曲面を形成するようにした。
【0013】この発明の場合、プランジャ側部材とカム
が傾いた状態で組み付けられると、カムの外周面が軸方
向に沿った凸状の曲面部分で当接盤に接触し、カムの軸
端のコーナ部分が当接盤にエッジ当たりすることがなく
なる。
【0014】
【発明の実施の形態】次に、本発明の実施例を図面に基
づいて説明する。
【0015】まず、図1,図2に示す本発明の第1実施
例について説明する。
【0016】図2において、1は本発明にかかるプラン
ジャポンプを適用した自動車の燃料加圧用ポンプであ
り、この燃料加圧用ポンプ1は、モータM駆動されるフ
ィードポンプ2によって燃料タンク3から送られた燃料
を低圧レギュレータ4によって調圧した後に設定高圧に
加圧して燃料噴射装置のインジェクター5へと供給する
ようになっている。
【0017】燃料加圧用ポンプ1は、シリンダ6内を進
退動作してポンプ作用を為すプランジャ7と、このプラ
ンジャ7の進退方向と直交する方向に沿って配置されエ
ンジンの動力を受けて回転する駆動軸8と、この駆動軸
8に一体に設けられその外周面を通して前記プランジャ
7に作動力を伝達する非円形のカム9と、を備え、駆動
軸8の回転をカム9を介してプランジャ7の進退動作に
変換し、このプランジャ7の進退動作によって燃料の吸
入と吐出を行う基本構成となっている。尚、カム9の外
周面にはエンジンの気筒数に対応した4つのカム山が形
成されている。
【0018】燃料加圧用ポンプ1のポンプボディ10に
は、前記カム9を収容するカム室11と、このカム室1
1に向かって開口形成された前記シリンダ6とが設けら
れており、このシリンダ6に棒状のプランジャ7の基部
が摺動自在に収容されている。そして、シリンダ6と前
記プランジャ7の基部とに挟まれた空間部はポンプ室1
2とされており、プランジャ7の進退動作によってこの
ポンプ室12の容積が増減変化するようになっている。
このポンプ室12は吸入チェック弁13と吐出チェック
弁14を夫々介して吸入通路15と吐出通路16に接続
されている。
【0019】ポンプボディ10内のシリンダ6とカム室
11の連接部分には有底円筒状のリフタ17(本発明に
おけるプランジャ側部材)が摺動自在に嵌装されてお
り、このリフタ17の上面中央にプランジャ7の先端面
が当接するようになっている。尚、リフタ17の外径は
プランジャ7の外径に対して充分に大きく設定されてい
る。また、プランジャ7の先端部外周には環状のバルブ
シート18が取り付けられており、プランジャ7はこの
バルブシート18を通してスプリング19によってカム
9の外周面方向に付勢されている。そして、リフタ17
の底壁の下面中央には円形穴20が形成されており、こ
の円形穴20にセラミック(Si34)等の高硬度材料
から成る円形の当接盤21が回転自在に収容されてい
る。
【0020】ここで、当接盤21は、図1中の上面側が
リフタ17の円形穴20の底面22に当接する荷重伝達
面(以下、「上部スラスト面23」と呼ぶ。)、下面側
がカム9の外周面に当接する荷重伝達面(以下「下部ス
ラスト面24」と呼ぶ。)となるが、上部スラスト面2
3はフラット面となっており、下部スラスト面24は凸
状の球面形状となっている。そして、この下部スラスト
面24は、カム9の駆動回転時にカム9の外周面が摺接
する部分であることから、球面加工の後に高精度の表面
仕上げが施されている。
【0021】また、ポンプボディ10には、吐出通路1
6と吸入通路15を接続する戻し通路25が形成され、
この戻し通路25の途中に、同通路25を適宜開閉する
ことで吐出通路16内の圧力を設定圧に調圧する圧力制
御弁26が介装されている。この圧力制御弁26は、弁
体であるポペット27を閉弁方向に付勢するスプリング
28の力と、ポペット27に対し開弁方向に作用する吐
出通路16側の燃料圧とのバランスによって戻し通路2
5を開く基本構成となっており、ポペット27に作用す
る実質的なスプリング28の付勢力を、エンジンの負荷
状況に応じてソレノイド29によって制御するようにな
っている。
【0022】この燃料加圧用ポンプ1は以上のような構
成であるため、カム9がエンジンの動力を受けて回転す
ると、プランジャ7が当接盤21とリフタ17を介して
カム9に押圧され、このカム9の外周面形状に従ってシ
リンダ6内を進退動作するようになる。そして、こうし
てプランジャ7が進退動作すると、吸入チェック弁13
を開いて吸入通路15からポンプ室12内に吸い入れら
れた燃料がポンプ室12内で加圧され、吐出チェック弁
14を開いて吐出通路16側に送り出される。
【0023】ところで、リフタ17の下面とカム9の軸
線は、リフタ17とカム9の組付時の誤差等によって相
対的に傾いた状態で組み付けられることがあるが、この
燃料加圧用ポンプ1の場合、リフタ17とカム9が相対
的に傾いた状態で組み付けられると、カム9の外周面の
軸方向中心部付近が当接盤21の下部スラスト面23の
球面形状に当接するようになる。したがって、このとき
リフタ17とカム9の間に傾きがあるにも拘わらず、カ
ム9の軸端のコーナ部分30は当接盤21にエッジ当た
りすることがない。このため、この燃料加圧用ポンプ1
においては、カム9のエッジ当たりが生じないことか
ら、部材相互の早期摩耗が起こらず、長期にわたって安
定した性能を維持することができる。
【0024】また、この燃料加圧用ポンプ1は、当接盤
21がセラミック等の高硬度材料によって形成されてい
るため、カム9の押圧によって当接盤21に生じる極め
て大きな面圧にも充分に耐えられ、この点からも長期に
わたるポンプ性能の維持が可能となっている。尚、当接
盤21は、セラミックを用いる以外では、例えば、硬度
が900Hv以上の合金鋼に表面処理を施したものを採
用するようにしても良い。
【0025】さらに、この燃料加圧用ポンプ1において
は、プランジャ7の先端側に同プランジャ7よりも外径
の大きいリフタ17を配置してこのリフタ17に当接盤
21を保持させるようにしているため、充分に外径の大
きい当接盤21を採用してカム当接部の面圧を小さくす
ることができる。したがって、この点からもポンプのよ
り一層の耐久性の向上を図ることができる。
【0026】つづいて、図3に示す本発明の第2実施例
について説明する。尚、図3以下の図面に示した実施例
は、すべてカムとプランジャの間の動力伝達部の構造だ
けが図1,図2に示した実施例と異なり、他の部分の構
成は同一となっているため、動力伝達部の構造について
だけを説明し他の部分についての説明は省略するものと
する。
【0027】この実施例の燃料加圧用ポンプ101は、
当接盤121の下部スラスト面124がフラット面とさ
れ、リフタ17側の円形穴20の底面22に当接する上
部スラスト面123が凸状の球面形状とされている。そ
して、この当接盤121もまたセラミック等の高硬度材
料によって形成され、下部スラスト面124に高精度の
表面仕上げが施されている。
【0028】このポンプ101の場合、リフタ17とカ
ム9が相対的に傾いた状態で組み付けられると、当接盤
121はカム9の外周面に軸方向に沿って接触して、上
部スラスト面123の球面形状部分を支点としてリフタ
17に対して相対的に傾いた状態となる。したがって、
リフタ17とカム9の相対的な傾きは当接盤121の上
部スラスト面123の球面形状部分によって許容され、
カム9の外周面が当接盤121に軸方向にわたって接触
した状態が維持されるようになり、カム9の軸端のコー
ナ部分30が当接盤121にエッジ当たりする不具合は
生じなくなる。
【0029】また、この燃料加圧用ポンプ101の場
合、リフタ17に接触する上部スラスト面123側が球
面形状とされ、カム9の外周面に摺接する下部スラスト
面124側はフラット面とされているため、下部スラス
ト面124の高精度の表面仕上げを容易に行うことが可
能になり、その結果、低コストでの製造が可能になると
いう利点がある。
【0030】次に、図4に示す本発明の第3実施例につ
いて説明する。
【0031】この実施例の燃料加圧用ポンプ201の場
合、高硬度材料から成る当接盤221の上部スラスト面
223と下部スラスト面224は共にフラット面とされ
ており、リフタ217側の荷重伝達面である円形穴22
0の底面222が凸状の球面形状とされている。
【0032】このポンプ201は、リフタ217とカム
9が相対的に傾いた状態で組み付けられると、当接盤2
21がカム9の外周面に軸方向に沿って当接して、リフ
タ217側の底面の球面形状部分を支点として傾斜す
る。この結果、リフタ217とカム9の相対的な傾きは
球面形状部分によって許容されてカム9の外周面が当接
盤221に軸方向にわたって接触するようになり、カム
9の軸端のコーナ部分30が当接盤221にエッジ当た
りすることがなくなる。
【0033】また、この燃料加圧用ポンプ201は、比
較的軟質の材料によって形成されるリフタ217側に球
面形状を設けるようにしたため、高硬度の材料によって
形成される当接盤221に球面形状を設ける場合に比較
して加工が容易になり、その分低コストでの製造が可能
になる。
【0034】最後に、図5に示す本発明の第4実施例に
ついて説明する。
【0035】この実施例の燃料加圧用ポンプ301は、
当接盤221の上部スラスト面223及び下部スラスト
面224と、リフタ17側の円形穴20の底面22がい
ずれもフラット面とされ、カム309の外周面に軸方向
に沿った凸状の曲面50が形成されている。
【0036】このポンプ301の場合、リフタ17とカ
ム309が相対的に傾いた状態で組み付けられると、カ
ム309の外周面は軸方向に沿った曲面50部分で当接
盤221に接触し、カム9の軸端のコーナ部分330は
当接盤221に接触しなくなる。したがって、この場合
にもカム309の軸端のエッジ当たりが確実に回避さ
れ、部材相互の早期摩耗は生じなくなる。
【0037】尚、本発明の実施例は以上で説明したもの
に限るものでなく、例えば、以上ではプランジャの先端
にリフタを配置して、そのリフタに当接盤を保持させた
が、プランジャの先端部径を充分に確保できる場合に
は、プランジャの先端部に直接当接盤を保持させるよう
にしても良い。
【0038】
【発明の効果】以上のように請求項1に記載の発明は、
プランジャ側部材に、カムの外周面に直接接触する当接
盤を保持させ、当接盤の接触するプランジャ側部材の荷
重伝達面と、当接盤の表裏の荷重伝達面のうちのいずれ
か一つを凸状の球面形状にしたため、プランジャ側部材
とカムが傾いた状態で組み付けられても、いずれかの荷
重伝達面に形成された凸状の球面形状部分でプランジャ
側部材とカムの相対的な傾きを許容して、カムの軸端の
コーナ部分が当接盤にエッジ当たりするのを確実に阻止
することができる。したがって、この発明によれば、カ
ムのエッジ当たりによる部材相互の早期摩耗を確実に防
止することが可能になる。
【0039】請求項2に記載の発明は、請求項1に記載
の発明において、当接盤のプランジャ側部材側の荷重伝
達面を凸状の球面形状にすると共に、カム摺接部となる
当接盤のカム側の荷重伝達面をフラット面としたため、
当接盤のカム摺接部に対して高精度の表面仕上げを比較
的容易に行えるようになり、その分低コストでの製造が
可能になる。
【0040】請求項3に記載の発明は、請求項1または
2に記載の発明において、当接盤を高硬度材料で形成す
るようにしたため、当接盤がカムの当接によって生じる
大きな面圧にも耐えられるようになり、その結果、ポン
プの耐久性が向上する。
【0041】請求項4に記載の発明は、請求項3に記載
の発明において、プランジャ側部材の荷重伝達面を凸状
の球面形状にし、当接盤の表裏の荷重伝達面をフラット
面としたため、高硬度材料から成る当接盤に対して球面
加工を施さなくて良くなり、より低コストでの製造が可
能になる。
【0042】請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の
いずれかに記載の発明において、プランジャの先端に、
プランジャよりも外径の大きい別体のリフタを配置し、
当接盤をこのリフタに保持させるようにしたため、カム
との当接面積を大きく確保できる充分な大きさを持つ当
接盤を採用できるようになり、その結果、ポンプのさら
なる耐久性の向上を図ることが可能になる。
【0043】また、請求項6に記載の発明は、カムの外
周面に軸方向に沿った凸状の曲面を形成したため、プラ
ンジャ側部材とカムが傾いた状態で組み付けられても、
カムの外周面が軸方向に沿った曲面部分で当接盤に接触
するようになり、カムの軸端のコーナ部分が当接盤にエ
ッジ当たりする不具合が生じなくなる。したがって、こ
の発明の場合にも、カムのエッジ当たりによる部材相互
の早期摩耗を確実に防止することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す図2のA−A線に沿
う断面図。
【図2】同実施例を示す断面図。
【図3】本発明の第2実施例を示す要部の拡大断面図。
【図4】本発明の第3実施例を示す要部の拡大断面図。
【図5】本発明の第4実施例を示す要部の拡大断面図。
【符号の説明】
1,101,201,301…燃料加圧用ポンプ(プラ
ンジャポンプ) 6…シリンダ 7…プランジャ 9,309…カム 17,217…リフタ(プランジャ側部材) 21,121,221…当接盤 22,222…底面(荷重伝達面) 23,123,223…上部スラスト面(荷重伝達面) 24,124,224…下部スラスト面(荷重伝達面)

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 プランジャがシリンダ内に摺動自在に収
    容され、このプランジャが駆動回転するカムの外周面に
    押圧されてポンプ作用を為すプランジャポンプにおい
    て、 プランジャ側部材に、カムの外周面に直接接触する当接
    盤を保持させ、当接盤に接触するプランジャ側部材の荷
    重伝達面と、当接盤の表裏の荷重伝達面のうちのいずれ
    か一つを凸状の球面形状にしたことを特徴とするプラン
    ジャポンプ。
  2. 【請求項2】 当接盤のプランジャ側部材側の荷重伝達
    面を凸状の球面形状にすると共に、当接盤のカム側の荷
    重伝達面をフラット面としたことを特徴とする請求項1
    に記載のプランジャポンプ。
  3. 【請求項3】 当接盤を高硬度材料で形成したことを特
    徴とする請求項1または2に記載のプランジャポンプ。
  4. 【請求項4】 プランジャ側部材の荷重伝達面を凸状の
    球面形状にし、当接盤の表裏の荷重伝達面をフラット面
    としたことを特徴とする請求項3に記載のプランジャポ
    ンプ。
  5. 【請求項5】 プランジャの先端に、プランジャよりも
    外径の大きい別体のリフタを配置し、当接盤をこのリフ
    タに保持させたことを特徴とする請求項1〜4のいずれ
    かに記載のプランジャポンプ。
  6. 【請求項6】 プランジャがシリンダ内に摺動自在に収
    容され、このプランジャが駆動回転するカムの外周面に
    押圧されてポンプ作用を為すプランジャポンプにおい
    て、 カムの外周面に軸方向に沿った凸状の曲面を形成したこ
    とを特徴とするプランジャポンプ。
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