JP3902388B2 - 高圧燃料供給ポンプ - Google Patents

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Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、内燃機関の燃料噴射弁に高圧燃料を圧送する高圧燃料供給ポンプに係り、特に、吐出される燃料の量が可変な高圧燃料供給ポンプに関する。
【0002】
【従来の技術】
従来の高圧燃料供給ポンプは、加圧室に吸入弁と吐出弁が設けられており、加圧室に摺動可能に保持されたプランジャを往復動することにより、吸入弁及び吐出弁が自動的に開閉し、吐出弁から加圧された燃料を吐出することができる。さらに、従来の高圧燃料供給ポンプは、ソレノイドによって駆動される係合部材を備えている。ソレノイドに通電すると、係合部材と吸入弁との係合が外れ、ポンプは通常の自動弁として動作する。そして、ソレノイドを無通電にすると、係合部材が吸入弁と係合して、吸入弁の動きを停止するため、ポンプ吐出量が零となる。そして、ソレノイドの通電タイミングを制御することにより、ポンプの吐出量が調整可能なものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】
ここで、従来の高圧燃料供給ポンプにおいては、吸入弁と係合部材の接触面積を小さくして、係合部材の傾きや吸入弁の傾きによって吐出量が変化することを低減するため、係合部材の先端を尖らせることにより、吸入弁と係合部材の接触を点接触とするようにしていた。そのため、ソレノイドを無通電として吸入弁に係合部材が当接したとき、接触面積が小さい分、単位面積当たりの衝突力が大きくなるため、係合部材及び吸入弁が摩耗するという問題があった。そこで、耐摩耗性を向上するため、係合部材及び吸入弁の材料として、耐摩耗性の材料(例えば、SUS440C等)を使用していたが、これでも耐久時間が十分でなかった。そこで、これらの耐摩耗性材料に対して、熱処理を行うことにより、さらに、耐摩耗性を向上するようにしていた。熱処理は、段階的に温度を上げながら、最終的に1000℃まで加熱するため、熱処理に約3時間を要するものであり、生産性が低下するという問題があった。
【0004】
本発明の目的は、熱処理を不要として、生産性の向上した高圧燃料供給ポンプを提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】
(1)上記目的を達成するために、本発明は、燃料の吸入通路と吐出通路に連通する加圧室と、この加圧室内の燃料を上記吐出通路に圧送する加圧部材と、上記吸入通路内に設けられた吸入弁と、上記吐出通路内に設けられた吐出弁と、上記吸入弁と係合する係合部材と、外部からの制御信号により動作して、上記係合部材を動作させ、上記吸入弁を開弁するアクチュエータとを有する高圧燃料供給ポンプにおいて、上記吸入弁と上記係合部材は、同一軸線上に配置され、上記吸入弁の摺動方向Bと、上記アクチュエータによる上記係合部材の摺動方向Aが同じであり、上記アクチュエータをオフ(無通電)としたときに上記係合部材が上記吸入弁を開弁するように上記係合部材を付勢するばねを有し、上記アクチュエータをオフ(無通電)としたとき、上記係合部材が上記吸入弁を開弁し、上記アクチュエータは、上記吸入弁の閉弁時に通電され、上記アクチュエータのオンタイミングにより吐出量を調節し、上記係合部材が上記吸入弁と係合する係合部を平面形状とし、さらに、上記係合部材を保持する保持部材を備え、上記吸入弁のストローク量L2を、上記吸入弁が摺動方向Bの一方向に移動して上記保持部材と係合する位置から、上記吸入弁が摺動方向Bの他方向に移動して上記吸入弁を保持する保持部材と係合する位置までの距離とするとき、上記保持部材から上記係合部材が突出する突出量L1を、上記吸入弁のストローク量L2よりも小さくして、上記アクチュエータをオフ(無通電)としたときに、上記吸入弁を保持する保持部材と上記吸入弁が衝突しないようにしたものである。
かかる構成により、係合部材が吸入弁に係合するときの単位面積当たりの衝撃力を低減して、耐摩耗性を向上し、したがって、係合部材の熱処理を不要にして、生産性を向上し、さらに、衝突時の衝突荷重を軽減して、摩耗を防止し得るものとなる。
【0006】
(2)上記(1)において、好ましくは、上記係合部材の係合部は、耐摩耗性材料によって形成するようにしたものである。
かかる構成により、安価で、しかも、耐摩耗性を向上し得るものとなる。
【0007】
(3)上記(1)において、好ましくは、上記係合部材及び上記吸入弁は、熱処理をしていないSUS420J2若しくはSUS440Cで形成されているものである。
かかる構成により、熱処理が不要であるため、生産性が向上するものとなる。
【0008】
【発明の実施の形態】
以下、図1〜図3を用いて、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成について説明する。
最初に、図1及び図2を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの全体構成について説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの全体構成を示す断面図であり、図2は、図1の部分拡大図である。
【0009】
図1に示すように、高圧燃料供給ポンプ100は、ポンプ本体110を備えている。ポンプ本体110には、燃料吸入通路112,吐出通路114,加圧室116が形成されている。加圧室116には、加圧部材であるプランジャ120が摺動可能に保持されている。プランジャ120の下端に設けられたリフタ122は、ばね124によって、カム10に圧接されている。カム10は、エンジンカムシャフト等により回転される。カム10が回転すると、プランジャ120は往復運動して、加圧室116内の容積を変化させる。
【0010】
吸入通路112及び吐出通路114には、吸入弁130,吐出弁140が設けられている。吸入弁130は、ばね132によって一方向に保持され、燃料の流通方向を制限する逆止弁となっている。また、吐出弁140は、ばね142によって一方向に保持され、燃料の流通方向を制限する逆止弁となっている。
【0011】
ポンプ本体110には、ソレノイド150が保持されている。ソレノイド150には、係合部材152,ばね154が配されている。
【0012】
ここで、図2に示すように、係合部材152は、ソレノイド150がオフ時は、ばね154によって、吸入弁130を開弁する方向(矢印A方向)に付勢力がかけられている。ばね154の付勢力は、吸入弁ばね132の付勢力より大きくなっているため、ソレノイド150がオフ(無通電)の時は、吸入弁130は開弁状態となっている。
【0013】
さらに、ソレノイド150をオフとして、ソレノイド150の付勢力を無くした際、吸入弁130と係合部材152との間には隙間があるため、吸入弁130と係合部材152は衝突し、吸入弁130及び係合部材152が摩耗することになる。そこで、吸入弁130と係合部材152との衝突力を軽減するため、係合部材152の先端部,即ち、吸入弁130との係合部を平面形状とし、受け面積を大きくして衝撃力を緩和させることで摩耗を低減している。吸入弁130及び係合部材152の材料としては、耐摩耗性の材料(例えば、SUS440C等)よりも耐摩耗性には劣る材料(例えば、SUS420J2)を用いている。そして、従来のような熱処理は行っていないものである。熱処理が不要となるので、生産性が向上するものである。なお、吸入弁130及び係合部材152の材料としては、耐摩耗性の材料(例えば、SUS440C等)を用いることもでき、この場合も熱処理は不要である。
【0014】
なお、係合部材の係合部を平面形状とした場合、係合部材の傾きや吸入弁の傾きによって吐出量が変化するという問題が生じやすいものである。そこで、これの問題を低減するために、本実施形態では、各部の隙間をできるだけ小さくして、ガタツキを少なくしている。以下、図2を用いて、具体的に説明する。
【0015】
図2に示すように、吸入弁130は、保持部材134の中に、摺動可能に保持されている。吸入弁130と保持部材134の間には、ばね132が挿入されている。従って、吸入弁130は、保持部材134の中で、矢印B方向に摺動可能である。ここで、吸入弁130の外径R1を、例えば、φ6.6(−0.03/−0.07)mmとするとき、保持部材134の内径R2を、φ6.6(+0.03/0)mmとしており、吸入弁130と保持部材134の間の隙間を、最大0.06〜0.10mmとなるようにしている。
【0016】
また、係合部材152は、保持部材156によって摺動可能に保持されている。ここで、係合部材152の外径R3を、例えば、φ2.10±0.005mmとするとき、保持部材156の内径R4を、φ2.125±0.005mmとしており、係合部材152と保持部材156の間の隙間を、最大0.01〜0.035mmとなるようにしている。
【0017】
さらに、係合部材152の右側端部には、円筒部158が圧入されている。円筒部158は、鉄心159に対して摺動可能である。そして、円筒部158の外径と鉄心159の内径との間の隙間も、最大0.02mmとなるようにしている。
【0018】
以上のようにして、各摺動部の隙間をできるだけ小さくすることにより、ガタツキを少なくして、吸入弁130や係合部材152の傾きを小さくし、吐出量の変化を低減している。
【0019】
次に、図3を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いた燃料供給システムのシステム構成について説明する。
図3は、本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いた燃料供給システムのシステム構成図である。なお、図1と同一符号は、同一部分を示している。
【0020】
燃料は、タンク20から低圧ポンプ22によって、高圧燃料供給ポンプ100の燃料導入口に供給される。ここで、供給される燃料の圧力は、プレッシャレギュレータ24によって一定の圧力に調圧されている。ポンプ100によって加圧された燃料は、燃料吐出口からコモンレール30に圧送される。コモンレール30には、インジェクタ32,リリーフ弁34,圧力センサ36が装着されている。インジェクタ32は、エンジンの気筒数にあわせて装着されており、エンジンコントロールユニット(ECU)40の信号によって噴射する。また、リリーフ弁34は、コモンレール30内の圧力が所定値を超えた際開弁し、配管系の破損を防止する。圧力センサ36によって検出された燃料圧力信号は、ECU40に取り込まれる。ECU40は、ソレノイド150のオン・オフ(通電・無通電)を制御する。
【0021】
次に、図1〜図3を用いて、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの動作について説明する。
図1に示したカム10が、エンジンカムシャフト等により回転されると、プランジャ120は往復運動して、加圧室116内の容積を変化させる。プランジャ120の圧縮工程中に吸入弁130が閉弁すると、加圧室116内の圧力が上昇し、これにより吐出弁140が自動的に開弁し、コモンレール30に燃料を圧送する。吸入弁130は、加圧室116の圧力が燃料導入口より低くなると自動的に開弁するが、閉弁に関しては、ソレノイド150の動作により決定される。
【0022】
ソレノイド150がオン(通電)状態を保持した際は、ばね154の付勢力以上の電磁力を発生させ、係合部材152をソレノイド150側に引き寄せるため、係合部材152と吸入弁130は分離される。この状態であれば、吸入弁130はプランジャ120の往復運動に同期して開閉する自動弁となる。従って、圧縮工程中は、吸入弁130は閉塞し、加圧室116の容積減少分の燃料は、吐出弁140を押し開き圧送される。よって、ソレノイド150の応答性に関係せずに、ポンプの最大吐出を行うことができる。
【0023】
これに対し、ソレノイド150がオフ(無通電)を保持した際は、ばね154の付勢力により、係合部材152は吸入弁130に係合し、吸入弁130を開弁状態に保持する。従って、圧縮工程時においても、加圧室116の圧力は燃料導入口部とほぼ同等の低圧状態を保つため、吐出弁140を開弁することができず、加圧室116の容積減少分の燃料は、吸入弁130通り燃料導入口側へ戻される。よって、ポンプ吐出量をゼロとすることができる。
【0024】
また、圧縮工程の途中でソレノイド150をオン状態とすれば、このときから燃料がコモンレール30に圧送される。また、一度圧送が始まれば加圧室116内の圧力は上昇するため、その後、ソレノイド150をオフ状態にしても吸入弁130は閉塞状態を維持し、吸入工程は始まりと同期して自動開弁する。したがって、ソレノイド150のオンタイミングにより吐出量を調節することができる。
【0025】
また、ソレノイド150は圧縮工程の始まり前までに、オフ位置まで戻れば良いため、特別オン−オフ応答性(オン状態からオフ状態になるときの応答性)を良くする必要がないものである。これにより、ばね154の付勢力を小さくすることができ、結果的にソレノイド150のオフ−オン応答性(オフ状態からオン状態になるときの応答性)をよくすることができる。
【0026】
以上説明したように、本実施形態によれば、高圧燃料供給ポンプにおける吸入弁と係合部材の熱処理を不要として、生産性を向上することができる。
【0027】
次に、図4を用いて、本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成について説明する。
なお、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの全体構成は、図1に示したものと同様である。
【0028】
図4は、本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプの部分拡大図である。なお、図2と同一符号は、同一部分を示している。
【0029】
本実施形態では、図4に示すように、係合部材152Aの先端部に、第2の係合部材152Bを取り付け、固定している。ここで、係合部材152Aの材料を、耐摩耗性には劣る材料(例えば、SUS420J2)とするとき、先端に取り付けられる第2の係合部材152Bは、耐摩耗性の材料(例えば、SUS440C等)を用いるようにしている。第2の係合部材152Bは、第1の係合部材152Aに溶接等により固定される。
【0030】
第2の係合部材152Bの先端部,即ち、吸入弁130との係合部を平面形状とし、受け面積を大きくして衝撃力を緩和させることで、吸入弁130と係合部材152A,152Bとの衝突力を軽減して、摩耗を低減している。ここで、係合部材の先端部の部材である第2の係合部材152Bのみを耐摩耗性の材質の物を使用することで、安価にして、更に、耐摩耗性を向上することができる。
【0031】
なお、先端部に用いる第2の係合部材152の形状は、球状部材としているが、形状はこれに限った物ではなく、他の形状のものとすることもできるものである。 また、吸入弁との係合部となる先端部の平面加工を、切削加工でなく、研摩加工とすることにより、係合部材152A,152Bの全長を要求寸法内に、容易に加工することができる。
【0032】
以上説明したように、本実施形態によれば、高圧燃料供給ポンプにおける吸入弁と係合部材の熱処理を不要として、生産性を向上することができる。
また、安価で、しかも、耐摩耗性を向上することができる。
【0033】
次に、図5を用いて、本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプの構成について説明する。
なお、本実施形態による高圧燃料供給ポンプの全体構成は、図1に示したものと同様である。
図5は、本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプの部分拡大図である。なお、図4と同一符号は、同一部分を示している。
【0034】
本実施形態においては、第2の係合部材152Bが、保持部材156の先端部から突出する量をL1とし、吸入弁130のストローク量を、L2とするとき、L2>L1としている。即ち、このような関係とすることにより、ソレノイドがオフとなり、第2の係合部材152Bが矢印A方向に移動して吸入弁130に衝突した際でも、吸入弁130の端部130Aが保持部材134の底部134Aに衝突することがないため、係合部材152Bと吸入弁130の衝突時の衝突荷重が、係合部材152B及び吸入弁130に作用しないため、これらの摩耗を防止することができる。
【0035】
以上説明したように、本実施形態によれば、高圧燃料供給ポンプにおける吸入弁と係合部材の熱処理を不要として、生産性を向上することができる。
また、安価で、しかも、耐摩耗性を向上することができる。
さらに、衝突時の衝突荷重を軽減して、摩耗を防止することができる。
【0036】
【発明の効果】
本発明によれば、高圧燃料供給ポンプにおける吸入弁と係合部材の熱処理を不要として、生産性を向上することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプの全体構成を示す断面図である。
【図2】図1の部分拡大図である。
【図3】本発明の第1の実施形態による高圧燃料供給ポンプを用いた燃料供給システムのシステム構成図である。
【図4】本発明の第2の実施形態による高圧燃料供給ポンプの部分拡大図である。
【図5】本発明の第3の実施形態による高圧燃料供給ポンプの部分拡大図である。
【符号の説明】
100…高圧燃料供給ポンプ
110…ポンプ本体
120…プランジャ
130…吸入弁
140…吐出弁
150…ソレノイド
152…係合部材

Claims (3)

  1. 燃料の吸入通路と吐出通路に連通する加圧室と、この加圧室内の燃料を上記吐出通路に圧送する加圧部材と、上記吸入通路内に設けられた吸入弁と、上記吐出通路内に設けられた吐出弁と、上記吸入弁と係合する係合部材と、外部からの制御信号により動作して、上記係合部材を動作させ、上記吸入弁を開弁するアクチュエータとを有する高圧燃料供給ポンプにおいて、
    上記吸入弁と上記係合部材は、同一軸線上に配置され、上記吸入弁の摺動方向Bと、上記アクチュエータによる上記係合部材の摺動方向Aが同じであり、
    上記アクチュエータをオフ(無通電)としたときに上記係合部材が上記吸入弁を開弁するように上記係合部材を付勢するばねを有し、上記アクチュエータをオフ(無通電)としたとき、上記係合部材が上記吸入弁を開弁し、
    上記アクチュエータは、上記吸入弁の閉弁時に通電され、上記アクチュエータのオンタイミングにより吐出量を調節し、
    上記係合部材が上記吸入弁と係合する係合部を平面形状とし、
    さらに、上記係合部材を保持する保持部材を備え、
    上記吸入弁のストローク量L2を、上記吸入弁が摺動方向Bの一方向に移動して上記保持部材と係合する位置から、上記吸入弁が摺動方向Bの他方向に移動して上記吸入弁を保持する保持部材と係合する位置までの距離とするとき、
    上記保持部材から上記係合部材が突出する突出量L1を、上記吸入弁のストローク量L2よりも小さくして、上記アクチュエータをオフ(無通電)としたときに、上記吸入弁を保持する保持部材と上記吸入弁が衝突しないようにしたことを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  2. 請求項1記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    上記係合部材の係合部は、耐摩耗性材料によって形成されていることを特徴とすることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
  3. 請求項1記載の高圧燃料供給ポンプにおいて、
    上記係合部材及び上記吸入弁は、熱処理をしていないSUS420J2若しくはSUS440Cで形成されていることを特徴とする高圧燃料供給ポンプ。
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