JP6812627B2 - スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル - Google Patents

スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル Download PDF

Info

Publication number
JP6812627B2
JP6812627B2 JP2017057669A JP2017057669A JP6812627B2 JP 6812627 B2 JP6812627 B2 JP 6812627B2 JP 2017057669 A JP2017057669 A JP 2017057669A JP 2017057669 A JP2017057669 A JP 2017057669A JP 6812627 B2 JP6812627 B2 JP 6812627B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rail portion
clamp
fixed rail
fixed
moving
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017057669A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018158005A (ja
Inventor
伸也 渡邊
伸也 渡邊
聖也 音喜多
聖也 音喜多
大杉 哲也
哲也 大杉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd filed Critical Japan Communication Accesories Manufacturing Co Ltd
Priority to JP2017057669A priority Critical patent/JP6812627B2/ja
Publication of JP2018158005A publication Critical patent/JP2018158005A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6812627B2 publication Critical patent/JP6812627B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Light Guides In General And Applications Therefor (AREA)
  • Drawers Of Furniture (AREA)

Description

本発明は、スライドレールおよびスライドレールを備える光パネルに関する。
例えば、特許文献1には、第一実施例において、内側スライド部材と中間スライド部材との間にロックを有する入れ子式引出しスライド(スライドレール)が記載されている。
特表2004−535833号公報
ところが、特許文献1に開示された第一実施例において、上記ロックは、内側スライド部材の内側上に中間スライド部材に向けてばねで付勢された矩形部が設けられた係止部と、中間スライド部材上に前記矩形部を捕捉するように設けられた穴とによって構成されている(特許文献1の図3参照)。
上記の構成では、係止部(の矩形部)の付勢方向は、中間スライド部材の厚さ方向である。このため、特許文献1の図3の状態から、内側スライド部材を中間スライド部材に押し込むようにスライドさせる際に、係止部が中間スライド部材の端部に当たって中間スライド部材との隙間に潜り込む。このときに、係止部のばねの付勢力が急に中間スライド部材の厚さ方向に作用して、中間スライド部材の厚さ方向に振動を与えるおそれがある。また、前記穴に捕捉されてこの穴から矩形部が突出した状態(係止状態)から、内側スライド部材を引き出す方向にスライドさせる際にも、同様に中間スライド部材の厚さ方向に振動を与えるおそれがある。
このため、上記のようなスライドレールの構成では、スライド時にがたつきが生じてしまう。また、内側スライド部材と中間スライド部材の隙間に係止部がある状態でスライドさせる際に、中間スライド部材の裏面に対する押圧力が生じてスムーズなスライドができないおそれがある。
そこで、本発明は、スライドレールをスライド方向に動かす際に、がたつきを抑制できると共にスムーズにスライドできるスライドレールおよびスライドレールを備える光パネルを提供することを目的とする。
本発明の一態様に係るスライドレールは、
筐体に固定可能な少なくとも一つの固定レール部と、当該固定レール部に対してスライド自在な移動レール部と、を備え、
前記移動レール部および前記固定レール部の一方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つの突起を有し、他方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つのクランプを有し、
前記クランプは前記突起が嵌合可能な開口を有し、
前記移動レール部が前記固定レール部に対して所定の位置に移動するときに、前記クランプが前記移動レール部および前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記突起と嵌合する。
また、本発明の一態様に係るスライドレールを備える光パネルは、
外線から導入する光ケーブルとの接続部を有するトレイと、該トレイを収納する光パネル本体と、上記のスライドレールと、を備える光パネルであって、
前記トレイと前記光パネル本体とが前記スライドレールを介して連結され、前記トレイが前記光パネル本体から引き出し自在に構成されている。
本発明によれば、スライドレールをスライド方向に動かす際に、がたつきを抑制できると共にスムーズにスライドすることができる。
本実施形態に係るスライドレールを備える光パネルの構成の一例を示す図である。 本実施形態に係るスライドレールにおける固定レール部の一側面側の構成を示す図である。 図2の固定レール部の他側面側の構成を示す図である。 本実施形態に係るスライドレールにおける移動レール部の一側面側の構成を示す図である。 図4の移動レール部の他側面側の構成を示す図である。 本実施形態に係るスライドレールにおけるクランプと突起との嵌合を説明する図である。 本実施形態に係るスライドレールにおけるクランプと突起との嵌合を説明する図である。 本実施形態に係るスライドレールにおける収納時のクランプと突起との嵌合を説明する図である。 本実施形態に係るスライドレールにおける移動レール部の拡幅部の構成を示す図である。 本実施形態に係るスライドレールにおける移動レール部に対して傾斜する第二固定レール部を示す図である。
(本発明の実施形態の説明)
最初に本発明の実施態様を列記して説明する。
本発明の一態様に係るスライドレールは、
(1)筐体に固定可能な少なくとも一つの固定レール部と、当該固定レール部に対してスライド自在な移動レール部と、を備え、
前記移動レール部および前記固定レール部の一方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つの突起を有し、他方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つのクランプを有し、
前記クランプは前記突起が嵌合可能な開口を有し、
前記移動レール部が前記固定レール部に対して所定の位置に移動するときに、前記クランプが前記移動レール部および前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記突起と嵌合する。
上記構成によれば、例えば筐体に固定された固定レール部に対して移動レール部をスライドさせて所定の位置まで移動させる際に、固定レール部または移動レール部の厚さ方向への振動が発生しない。よって、スライドレールをスライド方向に動かす際に、がたつきを抑制することができる。また、スライド時に、突起とクランプは移動レール部および固定レール部を押圧しないので、スムーズに移動レール部を固定レール部に対してスライドさせることができる。
(2)二つの前記突起として、第一の突起と第二の突起とを備え、
二つの前記クランプとして、第一のクランプと第二のクランプとを備え、
前記移動レール部および前記固定レール部の前記一方は、それぞれが対向する面において長手方向の両方の端部側にそれぞれ前記第一の突起と前記第二の突起とが設けられ、前記他方はそれぞれが対向する面において長手方向の端部側に前記第一のクランプと前記第二のクランプとが設けられており、
前記移動レール部が前記固定レール部に対して収納された位置に移動するときに、前記第一のクランプが前記移動レール部または前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記第一の突起と嵌合し、
前記移動レール部が前記固定レール部に対して引き出された位置に移動するときに、前記第二のクランプが前記移動レール部または前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記第二の突起と嵌合してもよい。
上記構成によれば、例えば筐体に固定された固定レール部に対して移動レール部をスライドさせて引き出された位置で止めるまで、あるいは、収納された位置で止めるまでに、固定レール部または移動レール部の厚さ方向への振動が発生しない。よって、スライドレールをスライド方向に動かす際に、がたつきを抑制することができる。また、スライド時に、第一の突起,第二の突起,第一のクランプおよび第二のクランプは、移動レール部および固定レール部を押圧しないので、スムーズに移動レール部を固定レール部に対してスライドさせることができる。
(3)前記第一のクランプと前記第二のクランプとがスライド方向において隣り合わせに設けられており、前記開口が開いている方向が反対方向であってもよい。
上記構成によれば、第一のクランプと第二のクランプとが隣り合わせに設けられているので、移動レール部を固定レール部に対してできるだけ大きく引き出すことができる。
(4)二つの前記固定レール部として、第一固定レール部と第二固定レール部とを備え、
前記移動レール部は、前記第一固定レール部と前記第二固定レール部との間に介在させてスライド自在であってもよい。
上記構成によれば、固定レール部が二つある構成であっても、移動レール部を第一固定レール部と第二固定レール部のそれぞれに対してスライドさせるときに、がたつきを抑制できると共にスムーズにスライドさせることができる。
(5)前記第二固定レール部は、前記第一固定レール部からの引き出し方向の後端側に前記クランプが設けられ、
前記移動レール部は、前記引き出し方向の先端側に前記クランプが当接して係止される係止部が設けられると共に、前記係止部の後方側の内側面の間隔が前記クランプの外径よりも大きい間隔に拡張された拡幅部が設けられており、
前記拡幅部と前記クランプの外側縁部とによって、前記移動レール部に対して前記第二固定レール部をその幅方向の少なくとも一方向に傾斜可能に構成されている。
上記構成によれば、移動レール部を第二固定レール部の先端側まで引き出すと係止部がクランプに当接して係止される。このように係止されたとき、移動レール部の拡幅部に第二固定レール部のクランプの外側縁部が当接するまで移動レール部を傾斜させことができる。これにより、例えば第二固定レール部を固定した筐体を傾けることができるので、筐体内を作業者が見やすくなり作業をより容易に行うことが可能となる。
(6)前記第一固定レール部と前記第二固定レール部とが同じ構造であってもよい。
上記構成によれば、第一固定レール部と第二固定レール部とが同じ構造であるので、例えば金型を共有できるなどして製造コストを削減できる。
(7)前記クランプは、C型クランプであってもよい。
上記構成によれば、クランプをC型クランプとすることにより、固定レール部の幅方向の両方に弾性変形するので、突起を開口に対して容易に嵌合することができる。
また、本発明の一態様に係るスライドレールを備える光パネルは、
(8)外線から導入する光ケーブルとの接続部を有するトレイと、該トレイを収納する光パネル本体と、上記(1)から(7)のいずれか一つに記載のスライドレールと、を備える光パネルであって、
前記トレイと前記光パネル本体とが前記スライドレールを介して連結され、前記トレイが前記光パネル本体から引き出し自在に構成されている。
上記構成によれば、光パネル本体からトレイを引き出す際あるいは収納する際に、がたつきを抑制できると共にスムーズにトレイをスライドさせることができる。これにより、トレイに搭載された光ファイバ等の配線状態や収納物の配置などがトレイのスライドによって乱れることを抑制できる。
(本発明の実施形態の詳細)
本発明の実施形態に係るスライドレールおよびスライドレールを備えた光ファイバの具体例を、以下に図面を参照しつつ説明する。
なお、本発明はこれらの例示に限定されるものではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
図1は、本実施形態に係るスライドレールを備える光パネルの一例を示す。光パネルは、例えば鉄板材、アルミ板材等で形成されており、例えばラック等に積層状態に配列されて収容される。
図1に示すように、光パネル1は、ラックに固定される光パネル本体11(筐体の一例)と、光パネル本体11に対して引き出しおよび収納が可能なトレイ12(筐体の一例)とを備えている。トレイ12には例えば外線から導入される光ケーブルが接続される接続部等が設けられている。
また、光パネル1は、光パネル本体11に対するトレイ12の引き出しおよび収納を可能にさせる一対のスライドレール13を備えている。一対のスライドレール13は、光パネル1の両側部に対向するように取り付けられている。各々のスライドレール13は、第一固定レール部2と、第二固定レール部4と、移動レール部6とを有し、例えば合成樹脂材で形成されている。合成樹脂材を用いた場合、金属製のものに比べて素材の価格が安く、製造コストも低くできる可能性がある。
第一固定レール部2は、光パネル本体11の左右両端部に立設する側壁14の内側の面に、例えば取付爪の係合およびビス止め等により取り付けられている。第二固定レール部4は、トレイ12の左右両端部に立設する側壁15の外側の面に、例えば取付爪の係合およびビス止め等により取り付けられている。移動レール部6は、第一固定レール部2と第二固定レール部4とによって左右両側から挟まるように配置され、第一固定レール部2および第二固定レール部4のそれぞれに対してスライド可能に連結されている。
すなわち、光パネル本体11とトレイ12とはスライドレール13を介して連結され、スライドさせることでトレイ12が光パネル本体11から引き出し自在に構成されている。図1には光パネル本体11に対してトレイ12が前方向へ引き出された状態の光パネル1が示されている。
図2,図3は、第一固定レール部2および第二固定レール部4を両側面側からそれぞれ見た斜視図を示す。第一固定レール部2と第二固定レール部4とは、例えば同じ構造に形成されており、略長板形状を有している。
第一固定レール部2においては、図2に示される側の面が光パネル本体11の側壁14に対向し、同側壁14に取り付けられる一方側の側面21であり、図3に示される側の面が移動レール部6の一側面に対向し、同一側面と連結される他方側の側面22である。また、第二固定レール部4においては、図2に示される側の面がトレイ12の側壁15に対向し、同側壁15に取り付けられる一方側の側面21であり、図3に示される側の面が移動レール部6の他側面に対向し、同他側面と連結される他方側の側面22である。
第一固定レール部2は、第一端部23が光パネル1の前側に配置され、第二端部24が光パネル1の後側に配置される向きとなって側壁14に取り付けられている。第二固定レール部4は、第二端部24が光パネル1の前側に配置され、第一端部23が光パネル1の後側に配置される向きとなって側壁15に取り付けられている。
図3に示すように、第一固定レール部2の他方側の側面22における幅方向Aの両端部には、互いに対向する向きへ突出する複数の鍔板部25が、第一固定レール部2の長手方向Bに沿って設けられている。同様に、第二固定レール部4の他方側の側面22にも、複数の鍔板部25が、第二固定レール部4の長手方向Bに沿って設けられている。第一固定レール部2および第二固定レール部4は、それぞれ鍔板部25を介して移動レール部6と連結され、鍔板部25が設けられている長手方向Bに沿ってスライド可能とされている。
また、第一固定レール部2の他方側の側面22における長手方向Bの第一端部23側には、第一端部23側に向かって開く開口部を有する、例えばC型形状を有する少なくとも一つのクランプ26が設けられている。本例では、二つのクランプ26(第一のクランプ26a,第二のクランプ26b)を備えている。第一のクランプ26aと第二のクランプ26bとは、移動レール部6のスライド方向(図3における長手方向B)において隣り合わせに配置され、それぞれのクランプの開口27a,27bは、より第一端部23側にあるクランプの開口27aは第一端部23側に向かって開いており、より第二端部24側にあるクランプの開口27bは第二端部24側に向かって開いており、お互いの開口が反対方向を向くように設けられている。また、第一のクランプ26aおよび第二のクランプ26bは、第一固定レール部2の厚さ方向Cへ側面22から突出した状態で設けられている。なお、第二固定レール部4にも同様にクランプ26が設けられている。
第一固定レール部2のクランプ26は、第一固定レール部2が光パネル本体11の側壁14に取り付けられた状態において、トレイ12の引き出し方向(図1において前方向)の端部側に位置される。一方、第二固定レール部4のクランプ26は、第二固定レール部4がトレイ12の側壁15に取り付けられた状態において、トレイ12の引き出し方向とは反対方向(図1において後方向)の端部側に位置される。
図4,図5は、移動レール部6を両側面側から見た斜視図を示す。移動レール部6において、図4に示されている一側面61が、第一固定レール部2の他方側の側面22に対向し、同側面22と連結される面である。また、図5に示されている他側面62が、第二固定レール部4の他方側の側面22に対向し、同側面22と連結される面である。
一側面61は、第一端部63が光パネル1の前側に配置され、第二端部64が光パネル1の後側に配置される向きとなって第一固定レール部2の他方側の側面22と連結される。他側面62は、第一端部63が光パネル1の前側に配置され、第二端部64が光パネル1の後側に配置される向きとなって第二固定レール部4の他方側の側面22と連結される。
図4に示すように、移動レール部6の一側面61における幅方向Aの両端部には、互いに反対の向きへ突出するフランジ部65,65が、移動レール部6の長手方向Bに沿って連続的に設けられている。両フランジ部65,65の間には、長手方向Bへ延びる浅い溝部67が設けられている。また、図5に示すように、移動レール部6の他側面62における幅方向Aの両端部には、互いに反対の向きへ突出するフランジ部66,66が、移動レール部6の長手方向Bに沿って連続的に設けられている。両フランジ部66,66の間には、長手方向Bへ延びる浅い溝部68が設けられている。
第一固定レール部2と移動レール部6とは、第一固定レール部2の鍔板部25と移動レール部6のフランジ部65とが係合することによって、スライド可能に連結される。そしてスライド時には、第一固定レール部2のクランプ26が移動レール部6の溝部67を通りながら移動する。また、第二固定レール部4と移動レール部6とは、第二固定レール部4の鍔板部25と移動レール部6のフランジ部66とが係合することによって、スライド可能に連結される。そしてスライド時には、第二固定レール部4のクランプ26が移動レール部6の溝部68を通りながら移動する。
また、図4に示すように、移動レール部6の一側面61における長手方向Bの第一端部63側には、溝部67から移動レール部6の厚さ方向Cへ突出する第一の突起71aが設けられている。そして、第二端部64側には同様に突出する第二の突起71bが設けられている。一方、図5に示すように、移動レール部6の他側面62における長手方向Bの第二端部64側には、溝部68から移動レール部6の厚さ方向Cへ突出する突起72が設けられている。そして、第一端部63側には溝部68の幅を拡張させるように形成された拡幅部73が設けられている。突起71a,71b,72の形状は、例えば円柱状、あるいは多角柱状等に形成されている。
一側面61に設けられている第一の突起71aは、例えば図6,図7に示すように、移動レール部6が矢印D方向へスライドされて第一固定レール部2に対して収納された位置に移動するときに、第一固定レール部2の第一のクランプ26aに嵌合する。第一のクランプ26aは、第一固定レール部2の幅方向Aのみに弾性変形可能な28aを有している。第一の突起71aは、移動レール部6が上記収納された位置に移動するときに、第一のクランプ26aの開口27a部に当接し、腕部28a,28aを幅方向Aへ弾性変形させ、開口27aを押し広げて第一のクランプ26aに嵌合する。
また、一側面61に設けられている第二の突起71b(図4参照)は、例えば移動レール部6がスライドされて第一固定レール部2に対して引き出された位置に移動するときに、第一固定レール部2の第二のクランプ26bに嵌合する。このときも上記と同様に、第二の突起71bは、腕部28b,28bを幅方向Aへ弾性変形させ、開口27bを押し広げて第二のクランプ26bに嵌合する。
また、他側面62に設けられている突起72は、例えば図8に示すように、移動レール部6および第二固定レール部4がスライドされて第一固定レール部2に対して収納された位置に移動するときに、第二固定レール部4の第一のクランプ26aに嵌合する。このときも上記と同様に、突起72は、腕部28a,28aを幅方向Aへ弾性変形させ、開口27aを押し広げて第一のクランプ26aに嵌合する。
また、他側面62に設けられている拡幅部73は、例えば図9に示すように、移動レール部6の先端側ほど幅広となるように形成されている。なお、矢印Eで示される方向がトレイ12が引き出される方向、すなわち図1に示されている前方向に相当する。拡幅部73の先端部には、引き出し方向へスライドされた第二固定レール部4の第二のクランプ26bが当接して係止される係止部74が設けられている。拡幅部73は、係止部74の後方側の内側面75,75の間隔が第二のクランプ26bの外径よりも大きい間隔に拡張されており、スライドされたクランプ26が拡幅部73内を回動可能とされている。
クランプ26が回動されると、第二のクランプ26bの外側縁部が拡幅部73の内側面75に当接し、図10に示すように、第二固定レール部4が移動レール部6に対してその幅方向の少なくとも一方向に傾斜できるように構成されている。第二固定レール部4が傾斜されると、第二固定レール部4に取り付けられているトレイ12も同様に傾斜して、例えば図1に示されるような斜め下方向へ傾斜した状態となる。
なお、本例ではクランプ26の形状は、弾性変形可能な二つの腕部を有するC型形状に形成されているが、これに限定されるものではない。例えば弾性変形可能な一方側のみの一つの腕部を有し、他方側は弾性変形しない別部材が設けられた構成として、その腕部と別部材との間に開口を設け、上記一方側の腕部が弾性変形することでクランプと突起とが嵌合するようにしてもよい。
また、本例では第一固定レール部2および第二固定レール部4にクランプが設けられ、移動レール部6に突起が設けられる構成とされているが、これに限定されない。例えば第一固定レール部2および第二固定レール部4に突起が設けられ、移動レール部6にクランプが設けられるような構成であってもよい。
また、本例では第一固定レール部2において第一のクランプと第二のクランプとが隣り合わせに設けられ、各クランプに異なる突起が嵌合するように構成されているが、これに限定されるものではない。例えば第一のクランプと第二のクランプとを第一固定レール部2の両端部に開口同士が互いに向かい合うように離して設け、移動レール部6に設けられた一つの突起がトレイ12の引き出し時および収納時に各クランプに嵌合するような構成としてもよい。
このような構成のスライドレール13および光パネル1によれば、クランプ(26a,26b)と突起(71a,71b,72)とが嵌合する際、クランプが移動レール部6および固定レール部(2,4)の幅方向Aのみに弾性変形して突起と嵌合する。このため、クランプ(26a,26b)と突起(71a,71b,72)とが嵌合する際における固定レール部(2,4)または移動レール部6の厚さ方向に発生しうる振動を防ぐことができる。したがって、例えば筐体(光パネル本体11,トレイ12)に固定された固定レール部(2,4)に対して移動レール部6をスライドさせて引き出された位置で止めるまで、あるいは、収納された位置で止めるまでに、上記厚さ方向の振動が発生しない。よって、スライドレール13をスライド方向に動かす際に、がたつきを抑制することができる。また、スライド時に、突起(71a,71b,72)、およびクランプ(26a,26b)は、移動レール部6および固定レール部(2,4)を押圧しない構成となっている。したがって、固定レール部(2,4)に対して移動レール部6をスムーズにスライドさせることができる。
また、第一のクランプ26aおよび第二のクランプ26bをC型クランプ形状とすることにより、固定レール部(2,4)の幅方向の両方に弾性変形するので、突起(71a,71b,72)を開口(27a,27b)に対して容易に嵌合することができる。
また、第一のクランプ26aと第二のクランプ26bとが移動レール部6のスライド方向において隣り合わせに配置され、各クランプの開口27a,27bが反対方向を向くように設けられている。このため、移動レール部6を第一固定レール部2に対してできるだけ大きく引き出し方向へ引き出すことができる。
また、第二固定レール部4を引き出し方向へ引き出すと移動レール部6の係止部74に第二のクランプ26bが当接して係止される。このように係止されたとき、移動レール部6の拡幅部73の内側面75に第二固定レール部4の第二のクランプ26bの外側縁部が当接するまで第二固定レール部4を傾斜させることができる。これにより、例えば第二固定レール部4を固定したトレイ12を傾けることができるので、トレイ12内を作業者が見やすくなり作業効率を高めることが可能になる。
また、第一固定レール部2と第二固定レール部4とが同じ構造であるので、例えば金型を共有できるなどして製造コストを削減できる。
また、光パネル本体11からトレイ12を引き出す際あるいは収納する際に、がたつきを抑制できるとともに、スムーズにトレイ12をスライドさせることができる。これにより、トレイ12および光パネル本体11に搭載された光ファイバ等の配線状態や収納物の配置などがトレイ12のスライドによって乱れることを抑制できる。
以上、本発明を詳細にまた特定の実施態様を参照して説明したが、本発明の精神と範囲を逸脱することなく様々な変更や修正を加えることができることは当業者にとって明らかである。また、上記説明した構成部材の数、位置、形状等は上記実施の形態に限定されず、本発明を実施する上で好適な数、位置、形状等に変更することができる。
上記の実施態様では、固定レール部として、第一固定レール部と第二固定レール部とを備えている例を示したが、固定レール部の数はこれに限定されず、少なくとも一つの固定レール部を備えていればよい。
1:光パネル
2:第一固定レール部
4:第二固定レール部
6:移動レール部
11:光パネル本体(筐体の一例)
12:トレイ(筐体の一例)
13:スライドレール
14:側壁
15:側壁
21:側面
22:側面
23:第一端部
24:第二端部
25:鍔板部
26:クランプ
26a:第一のクランプ
26b:第二のクランプ
27a,27b:開口
28a:腕部
61:一側面
62:他側面
63:第一端部
64:第二端部
65、66:フランジ部
67:溝部
68:溝部
71a:第一の突起
71b:第二の突起
72:突起
73:拡幅部
74:係止部
75:内側面

Claims (8)

  1. 筐体に固定可能な少なくとも一つの固定レール部と、当該固定レール部に対してスライド自在な移動レール部と、を備え、
    前記移動レール部および前記固定レール部の一方はそれぞれが対向する面において長手方向の両方の端部側にそれぞれ第一の突起と第二の突起とを有し、他方はそれぞれが対向する面において長手方向の端部側に第一のクランプと第二のクランプとを有し、
    前記第一のクランプは前記第一の突起が嵌合可能な開口を有し、
    前記第二のクランプは前記第二の突起が嵌合可能な開口を有し、
    前記移動レール部が前記固定レール部に対して収納された位置に移動するときに、前記第一のクランプが前記移動レール部または前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記第一の突起と嵌合し、
    前記移動レール部が前記固定レール部に対して引き出された位置に移動するときに、前記第二のクランプが前記移動レール部または前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記第二の突起と嵌合する、スライドレール。
  2. 前記第一のクランプと前記第二のクランプとがスライド方向において隣り合わせに設けられており、前記開口が開いている方向が反対方向である、請求項1に記載のスライドレール。
  3. 二つの前記固定レール部として、第一固定レール部と第二固定レール部とを備え、
    前記移動レール部は、前記第一固定レール部と前記第二固定レール部との間に介在させてスライド自在である、請求項1または請求項2に記載のスライドレール。
  4. 前記第二固定レール部は、前記第一固定レール部からの引き出し方向の後端側に前記クランプが設けられ、
    前記移動レール部は、前記引き出し方向の先端側に前記クランプが当接して係止される係止部が設けられると共に、前記係止部の後方側の内側面の間隔が前記クランプの外径よりも大きい間隔に拡張された拡幅部が設けられており、
    前記拡幅部と前記クランプの外側縁部とによって、前記移動レール部に対して前記第二固定レール部をその幅方向の少なくとも一方向に傾斜可能に構成されている、請求項3に記載のスライドレール。
  5. 筐体に固定可能な固定レール部と、当該固定レール部に対してスライド自在な移動レール部と、を備え、
    前記移動レール部および前記固定レール部の一方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つの突起を有し、他方はそれぞれが対向する面に少なくとも一つのクランプを有し、
    前記クランプは前記突起が嵌合可能な開口を有し、
    前記移動レール部が前記固定レール部に対して所定の位置に移動するときに、前記クランプが前記移動レール部および前記固定レール部の幅方向に弾性変形して前記突起と嵌合し、
    二つの前記固定レール部として、第一固定レール部と第二固定レール部とを備え、前記移動レール部は、前記第一固定レール部と前記第二固定レール部との間に介在させてスライド自在であり、
    前記第二固定レール部は、前記第一固定レール部からの引き出し方向の後端側に前記クランプが設けられ、
    前記移動レール部は、前記引き出し方向の先端側に前記クランプが当接して係止される係止部が設けられると共に、前記係止部の後方側の内側面の間隔が前記クランプの外径よりも大きい間隔に拡張された拡幅部が設けられており、
    前記拡幅部と前記クランプの外側縁部とによって、前記移動レール部に対して前記第二固定レール部をその幅方向の少なくとも一方向に傾斜可能に構成されている、スライドレール。
  6. 前記第一固定レール部と前記第二固定レール部とが同じ構造である、請求項3から請求項5のいずれか一項に記載のスライドレール。
  7. 前記クランプは、C型クランプである、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載のスライドレール。
  8. 外線から導入する光ケーブルとの接続部を有するトレイと、該トレイを収納する光パネル本体と、請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のスライドレールと、を備える光パネルであって、
    前記トレイと前記光パネル本体とが前記スライドレールを介して連結され、前記トレイが前記光パネル本体から引き出し自在に構成されている、光パネル。
JP2017057669A 2017-03-23 2017-03-23 スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル Active JP6812627B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057669A JP6812627B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017057669A JP6812627B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018158005A JP2018158005A (ja) 2018-10-11
JP6812627B2 true JP6812627B2 (ja) 2021-01-13

Family

ID=63796058

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017057669A Active JP6812627B2 (ja) 2017-03-23 2017-03-23 スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6812627B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112190044B (zh) * 2019-07-08 2023-07-07 青岛海尔特种电冰柜有限公司 一种滑轨

Family Cites Families (14)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CA1125346A (en) * 1979-11-07 1982-06-08 Jack P. Fler Three part slide
JPS6089420U (ja) * 1983-11-28 1985-06-19 プルトンチエン株式会社 伸縮スライドレ−ル
JP2695539B2 (ja) * 1991-05-31 1997-12-24 プルトンチェン株式会社 スライドレール
CA2044203C (en) * 1991-06-10 1997-03-18 Ronald G. Schenk Take apart lock
JP2000033016A (ja) * 1998-07-16 2000-02-02 Nippon Akyuraido Kk スライドレールの収納時保持装置
JP2978485B1 (ja) * 1998-09-30 1999-11-15 日東工業株式会社 スライドレールのロック機構
US6244678B1 (en) * 1999-09-09 2001-06-12 Thomas Regout Usa, Inc. Drawer slide with front-mounted stop/anti-rebound mechanism
TW566127U (en) * 2002-05-10 2003-12-11 King Slide Works Co Ltd Positioning track assembly for drawer
TW589967U (en) * 2002-05-10 2004-06-01 King Slide Works Co Ltd Positioning track assembly for drawer
JP5349787B2 (ja) * 2007-10-31 2013-11-20 Thk株式会社 運動装置及び運動構造体
JP4974908B2 (ja) * 2008-01-09 2012-07-11 日東工業株式会社 合成樹脂製のスライドレール装置
WO2010135523A1 (en) * 2009-05-21 2010-11-25 Corning Cable Systems Llc Fiber optic equipment supporting moveable fiber optic equipment tray(s) and module(s), and related equipment and methods
JP5439685B2 (ja) * 2009-12-16 2014-03-12 日本通信電材株式会社 可動式機器搭載トレイ
JP2013255678A (ja) * 2012-06-13 2013-12-26 Ricoh Co Ltd スライドレール、給紙装置、及び画像形成装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018158005A (ja) 2018-10-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6357214B2 (ja) ブラケット装置
JP5410851B2 (ja) ガイドレール固定装置
JP5410853B2 (ja) ガイドレール固定装置
US8132875B2 (en) Three-sectional rail structure
TWI621415B (zh) 滑軌總成及其滑軌套件
JP2010062264A (ja) ラックマウント装置
CN109404384B (zh) 卡扣组件
US20170340109A1 (en) Slide rail device
JP6792357B2 (ja) 案内装置及びこの案内装置を用いた什器
US10413066B2 (en) Slide rail assembly and rail kit thereof
JP6812627B2 (ja) スライドレールおよびスライドレールを備える光パネル
US20100041484A1 (en) Coupling for a movable part of a piece of furniture
US20150027968A1 (en) Structure for fixing rack mount kit
TW201442670A (zh) 滑軌
EP3045074A1 (en) Slide rail assembly and mounting device thereof
TWI706746B (zh) 滑軌總成及其回歸裝置
TW201422105A (zh) 電子裝置及其固定結構
JP2020078540A (ja) ブラケット装置
JP6689348B1 (ja) 案内装置
JP6606519B2 (ja) ストライカーロック機構
JP6228436B2 (ja) 収納キャビネット
JP6323613B2 (ja) 電線ガイド装置の取付け部材
CN111188970B (zh) 托架装置
JP6899011B2 (ja) 取り外し可能なケーブルアームブラケット
NL2021170B1 (nl) Samenstel van twee door middel van een koppelstuk ten opzichte van elkaar gefixeerde en naast elkaar aanwezige stoelen

Legal Events

Date Code Title Description
A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190924

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200825

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200908

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201102

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201117

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201126

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6812627

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250