JP6812239B2 - 液晶表示装置 - Google Patents

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Description

本発明は、撮像装置を搭載した液晶表示装置に関する。
従来から、スマートフォンおよびカメラ付き携帯電話機などの携帯型通信機器用のディスプレイ装置として、撮像装置を搭載したカメラ一体型ディスプレイ装置が知られており、またそれに用いられる液晶表示装置が知られている。このような液晶表示装置は、たとえば特許文献1に記載されている。
特許文献1に記載の液晶表示装置は、赤外線の透過、非透過をスイッチング制御可能な赤外線スイッチング素子が複数設けられている表示パネルと、その表示パネルの反表示面側に設置されたバックライト装置と、そのバックライト装置に設置された、赤外線を表示パネル側に照射する赤外線発光素子及び表示パネルの表示面に近接した被検知体によって反射された赤外線を受光する赤外線受光素子とを有する赤外線センサユニットと、を備えており、表示パネルに赤外線を透過させる赤外線透過領域を形成するとともに、その赤外線透過領域を走査することによって被検知体の位置を特定している。
特開2015−225423号公報
前述の特許文献1に開示されている表示装置では、表示パネルの液晶は、赤外線の透過、非透過をスイッチング制御可能な、赤外線スイッチング部材として機能するものである。このようなスイッチング制御は、1フレーム期間のうちの所定の期間、たとえば0.5フレームの期間において赤外線透過領域の走査を行い、残りの0.5フレーム期間において画像表示を行い、あるいは、フレーム期間を跨って赤外線透過領域の走査を行うように構成されている。赤外線透過領域が各フレームで表示されるので、表示面にちらつきを生じ易く、表示面の赤外線センサユニットに対向する領域を単色表示した場合に、単色表示した領域が視認者に視認されやすく、画像品位が低下してしまうという問題がある。
本発明の目的は、赤外線撮像装置に対向する表示部の単色表示によるちらつきの発生を防ぎ、単色表示した領域が視認者によって視認されにくい表示品位の向上された液晶表示装置を提供することである。
本発明は、表示面と反表示面とを有する液晶表示パネルと、
前記液晶表示パネルの前記反表示面の側に配置され、液晶を通って入射した赤外光を受光し撮像する赤外線撮像装置と、を備えた液晶表示装置であって、
前記液晶表示パネルと前記赤外線撮像装置とを連動させて動作させる動作制御部を有しており、
前記動作制御部は、前記表示面に単位時間に表示される複数フレームのうちの1フレームの表示期間において、前記赤外線撮像装置に対向する前記表示面の部位を単色表示とするとともに前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させ
前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときに前記表示面の全面を単色表示とすることを特徴とする。
また本発明は、前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときに前記単色表示を黒色表示とすることを特徴とする。
また本発明は、前記赤外線撮像装置は、可視光カットフィルタを有しており、前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときの前記単色表示を可視光域の色から選ばれる色とすることを特徴とする。
また本発明は、前記動作制御部は、前記複数フレームに含まれる色の情報を取得し、前記1フレームの直前のフレームおよび直後のフレームに含まれる色のうち割合が最も大きい色を選ぶことを特徴とする。
また本発明は、前記動作制御部は、前記複数フレームに含まれる色の情報を取得し、前記1フレームの直前のフレームまたは直後のフレームに含まれる色のうち割合が最も大きい色を選ぶことを特徴とする。
また本発明は、前記表示面の側の外部環境に赤外線を放射する赤外線発生部を有していることを特徴とする。
また本発明は、前記複数フレームは、30フレーム乃至60フレームであることを特徴とする。
また本発明は、前記液晶表示パネルの反表示面の側にバックライト装置が配置されており、前記バックライト装置は、前記赤外線撮像装置を保持する保持部を有していることを特徴とする。
本開示の画像装置によれば、赤外線撮像装置に対向する表示部の単色表示によるちらつきの発生を防ぎ、単色表示した領域が視認者によって視認されにくい表示品位の向上した液晶表示装置とすることができる。
また本発明によれば、表示部の赤外線撮像装置に対向する部位だけを黒表示とした場合に比べて黒表示が目立ちにくく、より一層視認されにくくなる。
また本発明によれば、赤外線撮像装置が可視光カットフィルタを有していない場合であれば、表示部の赤外線撮像装置に対向する部位を黒表示とすることで、液晶によって可視光をカットすることができ、撮像素子にノイズとなる可視光が入らないようにすることができる。
また本発明によれば、表示部の単色表示を、白表示、青表示、赤表示、緑表示などの可視光の表示とし、可視光が、液晶層を通して赤外線撮像装置に入ってきた場合には、可視光カットフィルタで可視光をカットして、ノイズとなる可視光が入らないようにすることができる。
また本発明によれば、たとえば、撮像に用いる1フレームの直前のフレームおよび直後のフレームの画像が青色部の割合が多い表示(青空などの画像表示)であれば、表示部の赤外線撮像装置に対向する部位を青表示として、視認者に撮像画面が視認されにくくすることができる。
また本発明によれば、たとえば、撮像に用いる1フレームの直前のフレームまたは直後のフレームの画像が青色部の割合が多い表示(青空などの画像表示)であれば、表示部の赤外線撮像装置に対向する部位を青表示として、視認者に撮像画面が視認されにくくすることができる。
また本発明によれば、赤外線発光素子が、自動車の運転者に照射した赤外線の反射光を赤外線撮像装置で受光することができ、わき見や居睡りをしている運転者の状態をより鮮明、正確に捉えることができる。
また本発明によれば、1秒間に30フレーム乃至60フレームを表示させて、視認者によって単色表示の部位をより視認されにくくすることができる。
また本発明によれば、画像表示を見やすい高輝度の液晶表示装置とすることができるとともに、赤外線撮像装置を設置するスペースを省くことができ、省スペース化に有利である。また、液晶表示パネルの表示面における液晶層がある部位に赤外線撮像装置を設置することができるので、赤外線撮像装置は、視認者の状態を捉えやすい位置に配置される。また、一般に白色LEDを用いたバックライト装置は、自然光(太陽光)と異なり、赤外線撮像装置にとってノイズとなる近赤外線付近(光波長が830nm〜2500nm程度)の赤色光、赤外光をほとんど含まないために、赤外線撮像装置にとってノイズ源となりにくい。したがって、画像表示を見やすい高輝度の液晶表示装置とすることができるとともに、赤外線撮像装置による撮像が容易なものとなる。
第1実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。 液晶表示装置1を示す分解斜視図である。 図2に示されるバックライト装置を分解した状態を示す液晶表示装置1の分解斜視図である。 図3の液晶表示装置1の分解斜視図である。 液晶表示装置の構成を示す断面図である。 液晶表示装置1のタイミングチャートである。 第2実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。 第3実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。 第4実施形態の液晶表示装置1のタイミングチャートである。
図1は、本発明の第1実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。図2は液晶表示装置1を示す分解斜視図であり、図3は図2に示されるバックライト装置4を分解した状態を示す液晶表示装置1の分解斜視図であり、図4は図3の状態の液晶表示装置1の分解斜視図である。
液晶表示装置1は、表示部である表示面2aと反表示面2bとを有する液晶表示パネル2と、液晶表示パネル2の反表示面2bの側に配置され、液晶を通って入射した赤外光を受光し撮像する赤外線撮像装置3と、を備えている。液晶表示装置1は、液晶表示パネル2と赤外線撮像装置3とを連動させて動作させる動作制御部55を有しており、動作制御部55は、表示面2aに単位時間に表示される複数フレームのうちの1フレームの表示期間において、赤外線撮像装置3に対向する表示面2aの部位を単色表示とするとともに赤外線撮像装置3によって撮像を実行させる。
液晶表示装置1は、好適には液晶表示パネル2の反表示面2bよりも背後で赤外線撮像装置3を保持する保持部を有し、液晶表示パネル2の反表示面2bに光を照射するバックライト装置4と、を含み、さらに液晶表示パネル2の表示面2aを覆うように配設された板状の保護部材であるカバーパネル5を含む。なお図3に示すように、液晶表示パネル2は、その下端部に、表示の駆動制御を行うIC(Integrated Circuit)等の駆動素子、回路配線等を有するフレキシブルプリント回路基板(Flexible Printed Circuits:FPC)等から成る回路基板2cが設置されている。
バックライト装置4は、アルミニウム合金等の金属または合成樹脂から成る筐体6と、筐体6に嵌め込まれるトレイ7と、反射シート8と、ポリカーボネートなどの透光性を有する合成樹脂から成る導光板9と、拡散シート10と、輝度強調フィルム(Brightness Enhancement Film)11と、枠体12と、を含んで構成される。
筐体6は、正面視の形状が横長の長方形の板状体から成る底板6aと、底板6aの4辺に垂直に連なる4つの側壁6bとを有する。各側壁6bには、複数の突起6cがそれぞれ形成される。
枠体12は、正面視の形状が筐体6の各側壁6bに対応する横長の長方形であって、各側壁6bのそれぞれとほぼ同一長さの細幅の板状体から成る4つの枠部12aによって構成される。各枠部12aには、筐体6の各突起6cおよび後述のトレイ7の各突起7fがそれぞれ嵌合する複数のスリット12bが形成される。
トレイ7は、正面視の形状が横長の長方形の底板7aと、底板7aの4辺に垂直に連なる4つの側壁7bとを有する。下方に配置される側壁7bの内面には、光源である複数の発光素子7cが細幅の基板7dに複数個、整列して実装された発光素子アレイ基板7eが搭載される。各側壁7bには、複数の突起7fがそれぞれ形成される。
トレイ7内には、前述の反射シート8と導光板9と拡散シート10と、輝度強調フィルム11とが、この順序に積層状態で収容され、枠体12が嵌め込まれ、スリット12bに筐体6の各突起6cおよびトレイ7の各突起7fがそれぞれ嵌合して固定される。トレイ7内に導光板9が収容された状態では、導光板9の下面と発光素子アレイ基板7eとは対応し、発光素子アレイ基板7eに搭載された各発光素子7cの光が導光板9の下面から入射されるように構成されている。
図5は半透過型の液晶表示パネル2を示す断面図である。液晶表示パネル2は、液晶層22を有するとともに、表示面2a側から入射して液晶層22を通過した光を反射する光反射層24を有する液晶表示素子25と、液晶表示素子25の表示面2a側に配置される第1の偏光板26と、液晶表示素子25と第1の偏光板26との間の、第1の偏光板26側に配置される第1の1/2波長板27と、液晶表示素子25と第1の偏光板26との間の、液晶表示素子25側に配置される第2の1/2波長板28と、を含む。このように、液晶表示素子25と第1の偏光板26との間には、第1の偏光板26の側から順に設けられる第1の1/2波長板27および第2の1/2波長板28を備え、さらに、液晶表示素子25の反表示面2b側に配置される第2の偏光板44と、液晶表示素子25と第2の偏光板44との間に配置される1/4波長板45および第3の1/2波長板50とを備え、液晶表示パネル2の反表示面2bの側から入射した光を透過させる光透過部46が、光反射部47に加えて液晶層22に設けられる。基本的には、反表示面2b側にバックライト装置4は不要であるが、あってもよい。
1/4波長板45は、その遅相軸と第2の1/2波長板28の遅相軸とが直交するので、第2の1/2波長板28の残留位相差、すなわち第2の1/2波長板28に対して1/2の位相差分を打ち消すことができる。このように液晶表示素子25と第2の偏光板44との間には、液晶表示素子25の側から順に1/4波長板45および第3の1/2波長板50が設けられる。1/4波長板45の遅相軸と第2の1/2波長板28の遅相軸との交差角度は90°である。また第3の1/2波長板50の遅相軸と第1の1/2波長板27の遅相軸とは、88°以上108°以下の交差角度で交差している。
次に、半透過型の液晶表示パネル2の表示について説明すると、液晶表示素子25は、反表示面2b側から入射した光を透過させる光透過部46を液晶層22に有するので、液晶層22に電界が印加されていない状態では、液晶表示素子25の反表示面2bの側から入射した光は、第2の偏光板44によって直線偏光となるが、この直線偏光は、第3の1/2波長板50および1/4波長板45を通過すると広帯域の円偏光となる。この広帯域の円偏光は、液晶層22および第2の1/2波長板28、さらに第1の1/2波長板27を通過した後、直線偏光となる。この直線偏光の偏光方向は、第1の偏光板26の偏光方向に直交する。これによって、直線偏光は、第1の偏光板26から外部に出射せず、表示品位の高い単色表示であるノーマリブラックの黒表示が得られる、いわゆる半透過型の液晶表示パネルを実現することができる。
また、液晶層22に電界が印加された状態では、反表示面2b側からの入射光は、第2の偏光板44を通過し、直線偏光となる。この直線偏光の光は、第3の1/2波長板50と1/4波長板45によって広帯域の円偏光となる。この広帯域の円偏光は、液晶層22、第2の1/2波長板28、第1の1/2波長板27を通過して楕円偏光となり、楕円偏光は第1の偏光板26の偏光方向の光だけが通過して、白表示となる。これによって、単色表示であるノーマリブラックの黒表示を実現することができる。
図1に示すように液晶駆動回路56は、表示部に単位時間に複数のフレームの表示をさせており、たとえば1秒間に30フレーム乃至60フレームを表示させている。動作制御部55は、撮像開始のタイミング信号を赤外線撮像装置3の撮像駆動回路57に出力する。撮像駆動回路57は、単位時間において、動作制御部55から撮像開始のタイミング信号を受信して、1フレームの表示中に撮像を開始する。動作制御部55が、撮像停止のタイミング信号を撮像駆動回路57に出力すると、撮像駆動回路57は、動作制御部55が出力した撮像停止のタイミング信号を受信して撮像を停止する。なお、撮像駆動回路57は、撮像開始のタイミング信号を受信して、撮像を開始するとともに、パルスカウンタによって経過時間の計測を開始して、所定の撮像期間が経過したとき、自ら撮像を停止することもできる。
液晶駆動回路56は、撮像に用いる1フレームにおいて、表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位を黒表示などの単色表示とする。赤外線撮像装置3が可視光カットフィルタを有していない場合であれば、表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位を黒表示とすることで、液晶層22によって可視光をカットすることができ、撮像素子58にノイズとなる可視光が入らないようにすることができる。
表示部には、一般に、1秒間に30フレーム乃至60フレームの表示がされる(フレーム周波数が30Hz乃至60Hzである)ので、30フレーム乃至60フレームのうちの1フレームのみを赤外線撮像装置3の撮像に用いることにより、視認者によって単色表示の部位が視認されにくく、表示面2aの単色表示による、ちらつきが生じにくくなる。表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位を黒表示とすることは、白色表示などの、黒よりも明るい色の表示とする場合に比べて視認されにくく好ましい。
表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位を含んだ表示部の画面全体を黒表示とする場合には、表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位だけを黒表示とした場合に比べて目立ちにくく、いっそう視認者に視認されにくくなり好ましい。
赤外線撮像装置3が可視光カットフィルタを有している場合であれば、動作制御部55は、表示部の単色表示を、白表示、青表示、赤表示、緑表示、黒表示などの種々の単色表示とすることができる。液晶層22を通して、これらの可視光が赤外線撮像装置3に入ってきた場合には、可視光カットフィルタで可視光をカットすることができる。
動作制御部55は、撮像に用いる1フレームの直前のフレーム(複数フレームでもよい)の画像および撮像に用いる1フレームの直後のフレーム(複数フレームでもよい)の画像を予め取得しておき、撮像に用いる1フレームの直前のフレームの画像および撮像に用いる1フレームの直後のフレームの画像に含まれる色のうち割合が最も大きい色を選んで単色表示することができる。あるいは、動作制御部55は、撮像に用いる1フレームの直前のフレームの画像または撮像に用いる1フレームの直後のフレームの画像を予め取得しておき、撮像に用いる1フレームの直前のフレームの画像あるいは撮像に用いる1フレームの直後のフレームの画像に含まれる色のうち割合が最も大きい色を選んで単色表示することができる。
これによって、たとえば、撮像に用いる1フレームの直前のフレーム(複数フレームでもよい)および直後のフレーム(複数フレームでもよい)の画像が青色部の割合が多い表示(青空などの画像表示)であれば、表示部の赤外線撮像装置3に対向する部位を青表示とし、あるいは、赤外線撮像装置3に対向する部位を含んだ表示部の画面全体を青表示として、視認者に撮像画面が視認されにくくすることができる。
液晶表示装置1は、情報伝達装置59をさらに備えているので、赤外線撮像装置3で取得した画像に応じて、たとえば取得した画像が、自動車を運転する運転者が、よそ見や居眠りをしている画像であれば、撮像駆動回路57は、警報スピーカ、警報表示装置などの情報伝達装置59に、運転者に警報を伝えるための指令信号を出力する。
バックライト装置4が、赤外線撮像装置3を保持する保持部を有している場合、画像表示を見やすい高輝度の液晶表示装置1とすることができるとともに、赤外線撮像装置3を設置するスペースを省くことができ、省スペース化に有利である。また、液晶表示パネル2の表示面2aにおける液晶層22がある部位に赤外線撮像装置3を設置することができるので、赤外線撮像装置3は、視認者の状態を捉えやすい位置に配置される。
また、一般に白色LEDを用いたバックライト装置4は、自然光(太陽光)と異なり、赤外線撮像装置3にとってノイズとなる近赤外線付近(光波長が830nm〜2500nm程度)の赤色光、赤外光をほとんど含まないために、赤外線撮像装置3にとってノイズ源となりにくい。したがって、画像表示を見やすい高輝度の液晶表示装置1とすることができるとともに、赤外線撮像装置3による撮像が容易なものとなる。
なお、動作制御部55は、液晶表示装置1内に液晶駆動回路56と独立して設けられていてもよい。動作制御部55は、たとえば、赤外線撮像装置3内に設けられていてもよい。
図6は、液晶表示装置1のタイミングチャートである。液晶表示装置1の表示部が、1秒間に60フレームの表示がされる場合に、60フレームのうちの1フレーム(たとえば、第3フレーム)を赤外線撮像装置3の撮像に用いる。
第1フレーム〜第60フレームのそれぞれは、画像データを書き込む書き込み期間と、画像を表示された状態で保持する保持期間とから構成されている。保持期間は、垂直帰線期間またはブランキング期間といわれている。
赤外線撮像装置3の撮像は、書き込み期間が終わった後の保持期間が始まるタイミングで開始することが好ましい。保持期間では、たとえば表示部の全体を黒表示とすることができ、赤外線撮像装置3が保持期間で撮像することによって、赤外線撮像装置3の配置位置に関わらず、赤外線撮像装置3に対向する表示面2aの部位を黒表示とすることができ、赤外線撮像装置3を配置する配置位置の自由度が大きくなる。
図7は、第2実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。第1実施形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いることとする。本実施形態では、赤外線撮像装置3で取得した画像に応じて、たとえばその画像が、自動車を運転する運転者が、よそ見や居眠りをしている画像であれば、撮像駆動回路57は、液晶駆動回路56に、警報音、警報表示などの警報の情報等を運転者に伝えるための指令信号を出力する。液晶駆動回路56は、運転者に警報を伝えるための指令信号に応じて警報画像などを表示部に出力する。このような構成であれば、情報伝達装置59を設けなくてもよく、液晶表示装置1をコンパクトな構成とすることができる。
図8は、第3実施形態の液晶表示装置1のブロック回路図である。第1実施形態または第2実施形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いることとする。液晶表示装置1は、表示面2aの側の外部環境に赤外線を放射する赤外線発光素子60を有している。このような構成であると、赤外線発光素子60が、自動車の運転者に赤外線を照射して、その反射光を赤外線撮像装置3で受光することができ、運転者の状態をより鮮明、正確に捉えることができる。
図9は、第4実施形態の液晶表示装置1のタイミングチャートである。第1実施形態または第3実施形態の説明と重複する部分については説明を省略し、同一の参照符を用いることとする。赤外線撮像装置3は、運転手の顔面に近い高さに配置されることが好ましいので、表示部のうちスピードメータ等が表示される領域の上部に配置される。画像データの書込みは、表示部の上部から行なわれており、赤外線撮像装置3と対向する部位の書き込みは、書込み期間のうちの早期に行なわれる。書込み期間のうち、所定の初期期間を非撮像期間とし、書込み期間のうち初期期間を除いた残余の残部期間と保持期間とを併せた期間を、赤外線撮像装置3が撮像する撮像期間とすると、初期期間は書込み期間の20%乃至50%程度が好ましく、より好ましくは、書込み期間の30%乃至40%である。
初期期間を書込み期間の20%よりも小さくした場合には、赤外線撮像装置が撮像を開始するときに、すでに画像データの書込みが終わっている領域が狭く、赤外線撮像装置を配置可能な領域が制限される。赤外線撮像装置を必要以上に小型にしなければならず、赤外線撮像装置が撮像した画像の鮮明度、コントラスト等が劣化する傾向がある。
なお、赤外線撮像装置3の電源は、バックライト装置4の電源と共用され、液晶表示パネル2の表示動作と赤外線撮像装置3の撮像動作とが同期するように、液晶表示パネル2と赤外線撮像装置3とは動作制御部55に電気的に接続されて制御されることが好ましい。また、バックライト装置4も動作制御部55に電気的に接続されて、液晶表示パネル2と赤外線撮像装置3に連動して制御されるように構成されていてもよい。これよって、電気配線の本数や制御ステップを簡略化することができ、液晶表示装置1の小型化および軽量化にも有利である。
1 液晶表示装置
2 液晶表示パネル
2a 表示面
2b 反表示面
2c 回路基板
3 赤外線撮像装置
4 バックライト装置
5 カバーパネル
6 筐体
6a 底板
6b 側壁
6c 突起
7 トレイ
7a 底板
7b 側壁
7c 発光素子
7d 基板
7e 発光素子アレイ基板
7f 突起
8 反射シート
9 導光板
10 拡散シート
11 輝度強調フィルム
12 枠体
12a 枠部
12b スリット
22 液晶層
24 光反射層
25 液晶表示素子
26 第1の偏光板
27 第1の1/2波長板
28 第2の1/2波長板
44 第2の偏光板
45 1/4波長板
46 光透過部
47 光反射部
50 第3の1/2波長板
55 動作制御部
56 液晶駆動回路
57 撮像駆動回路
58 撮像素子
59 情報伝達装置
60 赤外線発光素子

Claims (8)

  1. 表示面と反表示面とを有する液晶表示パネルと、
    前記液晶表示パネルの前記反表示面の側に配置され、液晶を通って入射した赤外光を受光し撮像する赤外線撮像装置と、を備えた液晶表示装置であって、
    前記液晶表示パネルと前記赤外線撮像装置とを連動させて動作させる動作制御部を有しており、
    前記動作制御部は、前記表示面に単位時間に表示される複数フレームのうちの1フレームの表示期間において、前記赤外線撮像装置に対向する前記表示面の部位を単色表示とするとともに前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させ
    前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときに前記表示面の全面を単色表示とする液晶表示装置。
  2. 前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときに前記単色表示を黒色表示とする請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記赤外線撮像装置は、可視光カットフィルタを有しており、
    前記動作制御部は、前記赤外線撮像装置によって撮像を実行させるときの前記単色表示を可視光域の色から選ばれる色とする請求項1または2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記動作制御部は、前記複数フレームに含まれる色の情報を取得し、前記1フレームの直前のフレームおよび直後のフレームに含まれる色のうち割合が最も大きい色を選ぶ請求項に記載の液晶表示装置。
  5. 前記動作制御部は、前記複数フレームに含まれる色の情報を取得し、前記1フレームの直前のフレームまたは直後のフレームに含まれる色のうち割合が最も大きい色を選ぶ請求項に記載の液晶表示装置。
  6. 前記表示面の側の外部環境に赤外線を放射する赤外線発生部を有している請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  7. 前記複数フレームは、30フレーム乃至60フレームである請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
  8. 前記液晶表示パネルの反表示面の側にバックライト装置が配置されており、
    前記バックライト装置は、前記赤外線撮像装置を保持する保持部を有している請求項1乃至請求項のいずれか1項に記載の液晶表示装置。
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