JP4106997B2 - 表示装置 - Google Patents
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Description
【発明の属する技術分野】
本発明は、表示装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
液晶表示装置は、薄型で低消費電力であるという特徴を生かして、ディジタルカメラ、携帯情報端末(Personal Digital Assistant:PDA)、携帯電話、ノート型パーソナルコンピュータ、カーナビゲーション用の表示装置等に広く用いられている。このような液晶表示装置には、大きく分けて、バックライトと呼ばれる内部光源からの光の透過と遮断とを液晶パネルで制御して表示を行なう透過型の液晶表示装置と、太陽光などの外光を反射板などで反射して、この反射光の透過と遮断とを液晶パネルで制御して表示を行なう反射型、また、最近は、その両者の特徴を併せ持つ併用型と呼ばれる表示装置がある。
透過型の液晶表示装置においては、バックライトを使用することから、消費電力を低減することが難しい。また、透過型の液晶表示装置には、周囲の光が明るい場合には表示が暗く見え、視認性が低下するという問題もある。一方、反射型の液晶表示装置においては、バックライトを設けていないため、消費電力の増加という問題はないが、周囲の光が暗い場合には、視認性が極端に低下するという問題もある。
【0003】
このような透過型、反射型の表示装置の双方の問題点を解消する液晶表示装置として、透過型表示と反射型表示と両方を一つの液晶パネルで実現する反射透過併用型の液晶表示装置が知られている。この反射透過併用型の液晶表示装置では、周囲が明るい場合には周囲光の反射によって表示を行ない、周囲が暗い場合には、バックライトの光によって表示を行なう。
しかし、反射透過併用型の液晶表示装置は、透過型表示と反射型表示の両方を兼ね備えているとされながら、通常の反射型及び通常の透過型の液晶表示装置より、輝度が不足しており、視認性が低いという問題があった。
また、反射透過併用型の液晶表示装置においては、十分な明るさで照明するために、通常の透過型の液晶表示装置に比べて高い輝度の光源が必要であり、その結果、消費電力をさらに低減することが難しい。
【0004】
以上の問題点を解消するため、液晶表示装置の観察者側に照明装置を配設する構造の液晶装置、いわゆるフロントライト方式の液晶装置が提案された。そのような液晶装置では、一対の基板が液晶層を挟まってなる液晶パネルの観察者側に光源が配設され、液晶パネルの観察者と反対側に光反射板が配設されるか、または、液晶パネル内に反射層が形成されている。光源と液晶層の間の光路に、複数のプリズムが形成された側面を有する棒状の導光体及び平面状導光体が配置されている。点光源であるフロントライトからの照明光は、棒状の導光体の内部に全反射しながら伝播し、棒状導光体のプリズムが形成された側面に到達した時に平面状導光体に出射する。棒状の導光体により平面内に集光された照明光は、平面状導光体の端部から入射し、平面状導光体の内部に全反射しながら伝播し、平面状導光体のプリズムが形成された側面に到達した時に液晶パネル方向に出射し、液晶パネル全面を照明する。
【0005】
このようなフロントライト液晶表示装置は、屋外等といった外光がある所では透光性の平面状導光体を通過する光によって反射型液晶装置として利用され、外光が少ない所では光源を点灯して照明光による反射型液晶装置として利用される。このフロントライト液晶表示装置を用いると、反射透過併用型液晶表示装置に使われている半透過タイプの光反射板を使用する必要が無くなるので、反射表示時に明るい表示を行なうことができる。
【0006】
図9は、表示装置の従来例として、従来のフロントライト方式の液晶表示装置の構成の一例を示す。
図9(a)は、液晶表示装置のフロントライト部の分解斜視図であり、図9(b)は、液晶表示装置のフロントライト部を液晶パネル側から見た平面図である。
図9(a)と(b)に示された液晶表示装置は、光源101a、101bと、光源101a、101bからの光を導光して線状に集光する第1の導光体102と、第1の導光体102からの漏洩光を第1の導光体102に反射させる反射体103と、第1の導光体102から入射される線状の光束を導光し、液晶パネル全面に照射する第2の導光体104と、図9(a)において第2の導光体104の上方に配置されている不図示の液晶パネルと、上記の構成成分を収納するフレーム106、光源101a、101bに駆動信号を供給する配線が形成されている配線板109とを有する。
【0007】
図9(a)において、光源101aと101bが配線板109の2つの両先端に実装され、第1の導光体102の両端部近傍に取り付けられ、反射体103は第1の導光体102を囲むように設置され、第2の導光体104は、光入射面としての側面が、第1の導光体102の光出射面としての側面と近接して配置され、フレーム106にセットされる。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】
しがしながら、図9(a)と(b)に示すように、光源101aと101bが実装された配線板9の配線は、第2の導光体102と反射体103の周辺に配置されて引き出される。第1の導光体102とフレーム106の間に配線板109が通されるので、配線板109の幅の分、フレーム106の外形サイズを広げる必要がある。ある程度の輝度を確保するために、この導光体を小型化することは実用上困難であるから、配線板109の配置スペースにより、表示装置の外形サイズが大きくなり、小型化の弊害となる。
【0009】
ところで、表示装置をディジタルカメラや、携帯電話など外形サイズの小さい電気機器に用いられる場合は、表示装置の小型化が課題であり、表示装置のサイズを縮小することが望ましい。
【0010】
本発明は、上記の課題を鑑みてなされ、その目的は、小型化ができる配線接続構造を有する表示装置を提供することにある。
【0011】
【課題を解決するための手段】
本発明の表示装置は、光源と、表示素子と、側面に前記光源から入射した光を導光し、面状の光を前記表示素子に照射する導光手段と、端部に前記光源が取り付けられ、前記光源に接続する配線が配設された配線板と、前記光源、前記導光手段および前記配線板を収納するフレームと、を有し、前記配線板は、前記光源からの光が入射される前記導光手段の前記側面と平行な方向内で前記フレームの内側から外側の向きに折り返されて、当該フレームの外部へ引き出されている。
前記配線板は、前記フレームの内側から外側の向きに折り返されることによって、前記光源が有する複数の面のうち、前記端部へ取り付けられる面および当該面と対向する面、ならびに、前記折り返された側の側面を覆い、前記フレームは、前記光源の側面のうち、前記導光手段と反対側の側面と、前記折り返された側と反対の側面とに近接配置されて前記配線板とともに前記光源の周囲を覆う。
前記導光手段は、前記光源が配置された側面である入射面から入射された前記光源の光を、出射面から射出する第1の導光体と、前記第1の導光体の出射面に隣接して配置され、前記第1の導光体の出射面から射出される光を前記表示素子に射出する第2の導光体とを有する。
本発明では好適に、前記配線板は、前記光源が取り付けられた前記端部よりも所定距離だけ前記フレームの内寄りの部分で前記フレームの外側の向きに折り返され、前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると当該導光手段の縁部と重なる位置を通って前記フレームの外部へと引き出されている(第1の形態)。
本発明では好適に、前記配線板は、前記光源が取り付けられた前記端部よりも所定距離だけ離れた前記フレームの内寄りの部分で前記フレームの外側の向きに折り返され、当該折り返された向きに位置して前記光源と近接するフレーム部分から当該フレームの外部へと直線状に引き出されている(第2の形態)。
【0012】
前記第1の形態において前記導光手段が第1の導光体と第2の導光体とを有する場合、前記第1の導光体の前記入射面と出射面を除く面を囲む反射体を有し、前記配線板の一部は、前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると前記反射体と重なっている。
この場合、前記配線板に形成された第1の係止部と、前記反射体の所定の位置に形成された、前記第1の係止部と係止可能な第2の係止部と、を有し、前記配線板の一部と前記反射体とが重なる部分で、前記第1の係止部と前記第2の係止部とが係止状態に保持されている。
前記第1の係止部は、位置決め穴を含み、前記第2の係止部は、前記位置決め穴に挿入可能な突出部を含み、前記突出部を前記位置決め穴に挿入して、前記第1の係止部と前記第2の係止部とを係止状態に保持する。
【0013】
前記第2の形態において、前記配線板に形成された第1の係止部と、前記折り返された向きのフレーム部分に形成された、前記第1の係止部と係止可能な第2の係止部と、を有し、前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると前記配線板の一部が前記フレーム部分と交差し、当該交差部分で前記第1の係止部と前記第2の係止部とが係止状態に保持されている。
この場合、前記第1の係止部は、位置決め穴を含み、前記第2の係止部は、前記位置決め穴に挿入可能な突出部を含み、前記突出部を前記位置決め穴に挿入し、前記第1の係止部と前記第2の係止部とを係止状態に保持する。
【0014】
上記の本発明によれば、光源用配線板を光源を巻き込むように折り返し、表示装置の外に引き出す。折り返された配線板を表示装置の外へ引き出す際、曲げ位置のバラツキによって配線板の先端が振れないよう、配線板に位置決め開口部を設け、表示装置内でその開口部に収まる突出部を設け、当該開口部と突出部により位置決めを行なう。
【0015】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の表示装置の実施の形態について、添付の図面を参照して述べる。
本発明の表示装置の一例として、フロント方式を採用した液晶表示装置を用いて説明をする。
第1の実施形態
図1は、本実施形態の表示装置の構成を示す図である。
図1(a)は、本実施形態の表示装置のフロントライト部の分解斜視図であり、図1(b)は、表示装置のフロントライト部を液晶パネル側から見た平面図である。図2は、本実施形態の表示装置の断面図である。
図1(a)と図2に示すように、本実施形態の表示装置は、光源1a、1bと、光源1a、1bからの光を導光し線状に集光する第1の導光体2と、第1の導光体2からの漏洩した光を再度第1の導光体2に反射させる反射体3と、第1の導光体2から入射される線状の光束を導光し液晶パネル全面に照明光として照射する第2の導光体4と、第2の導光体4の上方に配置され、第1の透明基板5aと、第2の透明基板5bと、透明基板5a、5bに挟まれた不図示の液晶層と、偏光板5cとから構成された液晶パネル5と、光源1a、1b、第1の導光体2、反射体3、第2の導光体4、及び液晶パネル5を後記形態で収納する第1のフレーム6、以上の構成を取り付けた第2のフレーム7と、第1のフレーム6に設けられた透明カバー8と、光源1a、1bに駆動信号を供給する配線が形成されている配線板9と、液晶パネル5に画像信号に応じた駆動電圧を印加する配線が配設されている配線板10とを有する。
【0016】
図2において、両面テープなどの接着剤を用いて、構成部品を固定している。また、複数のスペーサや、気密性を高めるシートが設けられている。
例えば、第2の透明基板5b上、液晶層の下に、入射された光を液晶層に反射させる反射膜が設けられている。
【0017】
次に、図1と図2に示された各構成成分について説明する。
図2に示すように、光源1a,1bは、液晶パネル5の観察者側(図2で下方)に配設されており、いわゆるフロントライト式液晶表示装置である。
例えば、LED(Light Emitting Diode)からなる光源1a、1bが点光源として機能し、第1の導光体2が線光源として機能し、第2の導光体4が面光源として機能する。
【0018】
第1の導光体2は方形な棒状をなし、その長軸方向の両端部に近接して光源1a、1bが配置されている。第1の導光体2の長軸方向の両端部を入射面として、光源1a、1bが第1の導光体2に光を入射する。
反射体3は第1の導光体2の入射面と出射面を除く第1の導光体2の各側面を囲むように設置され、第1の導光体2から漏洩した光を再度第1の導光体2に反射させる。
第2の導光体4は、第1の導光体2の出射面と近接して配置され、第1の導光体2が出射面に集光された光を、近接する第2の導光体4の側面を入射面として第2の導光体4に入射し、液晶パネル5に導光してその全面に照射する。
【0019】
図3は、第1の導光体2と第2の導光体4の導光機能を説明する図である。
図3に示すように、第1の導光体2の第2の導光体4と相対側面と対向する側面2aに、第1の導光体2内に伝播される光を第2の導光体4の光入射側に反射させるプリズムとしての機能を持った複数の斜面が形成されている。また、第2の導光体4の液晶パネル5と相対する面と対向する側面4aにも、第2の導光体4内に伝播される光を液晶パネル5側に反射させるプリズムとしての機能を持った角度の異なる斜面が形成されている。側面2aの斜面が、第1の導光体2内に伝播し、側面2aに到達した光を第2の導光体4の方向に反射させ、また、側面4aの一部の斜面が、第2の導光体4内に入射されて、側面4aに到達した光を液晶パネル5の方向に反射させる。
【0020】
光源1a、1bからの光は、第1の導光体2の両端面から第1の導光体2の内部に入射する。第1の導光体2の周辺媒質が空気であるものとし、第1の導光体2の屈折率が1.5程度であるとすると、光源1a、1bから射出され、第1の導光体2の内部に入射された光は、第1の導光体2の側面2aに対する入射角が約41.8°以上となる場合、第1の導光体2の側面で全反射する。
照明光は、第1の導光体2の内部に全反射しながら伝播し、側面2aに所定角度の斜面で全反射すると、第2の導光体4の方向に反射されて、第2の導光体4に入射する。
【0021】
同じように、第2の導光体4の内部に入射された光は、第2の導光体4の側面4aに対する入射角が約41.8°以上となると、第2の導光体4の側面で全反射する。照明光は、第2の導光体4の内部に全反射しながら伝播し、側面4aに所定角度の斜面で全反射すると、液晶パネル5の方向に反射されて、照明光として液晶パネル5に入射する。
【0022】
配線板9より光源1a、1bに、配線板10より液晶パネル5に駆動信号を供給する。
配線板10のフレーム6外の部分の端部に、光源1a、1bと液晶パネル5に供給する全部の信号を外部機器から入力する端子が並列に形成される。それらの端子に続き、配線板10上に、液晶パネル5に駆動信号を供給するプリント配線と、光源1a、1bに駆動信号を供給するプリント配線とが並列に形成される。液晶パネル用配線は液晶パネル5まで延伸される。
配線板10の所定の位置に2つの配線接続用パッドが配置されており、2本の光源用配線は、そのパッドに接続している。
配線板9と配線板10は、例えば、2枚の厚さが25μmのポリイミド膜に、厚さが約18μmの銅箔を挟んで形成され、フレキシブルな薄膜である。
【0023】
一方、配線板9に、光源1a、1bに駆動信号を供給する2本の配線が形成されており、その配線の一方が光源1a、1bに接続している。配線板9のフレーム6外の部分の端部に、配線接続用2つのパッドが配置されており、2本の配線がそのパッドに接続している。
配線板9上のパッドと配線板10上のパッドとを半田で接合することによって、外部装置から配線板10と配線板9を経由して、光源1a、1bに駆動信号を供給する配線が形成される。
【0024】
図1に示すように、配線板9上の配線を光源に導くために、配線板9が分岐され、それぞれ光源1a、1bに接続する。配線板9の先端部に光源1aと1bが実装されており、配線板9が、光源1a、1b上に被さるように、第1のフレーム6の内側から外側方向に折り返され、第1のフレーム6の外側に引き出されている。
【0025】
折り曲げられた配線板9の一部は、反射体3の上部に位置し、配線板9のその部分に、位置決め穴31aと31bが設けられている。反射体3の対応する位置に、位置決め用の突出部32aと32bが設けられている。突出部32aと32bを位置決め穴31aと31bに挿入して配線板9の位置決めをする。
配線板9は、配線板9の裏に貼付されている接着剤、もしくは両面接着テープによって固定される。
図1(b)に示すように、反射体3の周辺に配線板9を配置するスペースは必要がないので、第1のフレーム6の外形サイズを小さくすることができる。
【0026】
図1と図2に示された各構成成分及び表示装置は、図4と図5のように組み立てられる。
図4と図5は、本実施形態の表示装置の分解斜視図である。
まずは、光源1a、1bを配線板9の先端に実装し、第1の導光体2を反射体3の横から反射体3に設置する。
続いて、図4(a)に示す状態で、光源1a、1bと配線板9を第1の導光体2の両端に設置し、例えば、両面テープで固定する。
この時、配線板9の光源1bが実装された先端を、第1の導光体2を反射体3に設置する前に反射体3上に設置し、例えば、両面テープで固定しておいても良い。
次に、配線板9の先端を折り曲げて、突出部32a、32bを位置決め穴31a、31bに嵌めて、そして、反射体の上に例えば両面テープで配線板9を接着する。
【0027】
続いて、反射体3の下部に接着用の両面テープを貼り付け、カバー8を接着するテープを第1のフレーム6に貼り付け、第2の導光体4と第1のフレーム6と接着するテープを第1のフレーム6に貼り付けた後、図4(b)のように、反射体3の組立物を第1のフレーム6の中に第2のフレーム7上に貼り付ける。
続いて、図5に示すように、第2の導光体4を第1のフレーム6に組込み、最後に、カバー8を第1のフレーム6に貼り付ける。
【0028】
次に、主に図2と図3を用いて本実施形態の表示装置の動作を説明する。
外光による照明の場合、その外光が透明カバー8及び透明の第2の導光体4を通し、液晶パネル5に照射し、図示しない反射層によって反射され、配線板10から入力された画像信号に応じた駆動電圧を印加された液晶層に変調されて、透明カバー8側にいる観察者に画像を表示することができる。
【0029】
光源1a、1bによる照明の場合、配線板9から入力された駆動信号によって光源1a、1bが点灯され、その照明光が第1の導光体2の両端部から第1の導光体2の内部に入射し、第1の導光体2の内部に全反射しながら伝播し、第1の導光体2の斜面が形成された側面で反射され、隣接する第2の導光体4の側面全面に出射し、第2の導光体4の内部に全反射しながら伝播し、第2の導光体4の斜面が形成された側面で液晶パネル方向に反射され、液晶パネル全面を照明する。
同じように、液晶パネル5に照射した照明光は、図示しない反射層によって反射され、配線板10から入力された画像信号に応じた駆動電圧を印加された液晶層に変調されて、透明カバー8側にいる観察者に画像を表示する。
なお、外光がある場合に光源1a、1bを点灯させてもよい。
【0030】
本実施形態によれば、配線板9を光源を巻き込むように折り返し、フレームの外に引き出すことから、反射体3の周辺に配線を配置するスペースがないので、第1のフレーム6の外形サイズを小さくすることができる。
配線板9に位置決め開口部、反射体3にその開口部に収まる突出部を設け、当該開口部と突出部により位置決めを行なうことから、配線板9の曲げ位置のバラツキによって配線板9の先端が振れずに、配線板の先端位置の位置制度を高めることができる。
【0031】
第2の実施形態
本実施形態に係る表示装置の基本構成は第1の実施形態で示したものと同じである。ただし、本実施形態における配線板の配置が第1の実施形態と異なる。
具体的に、配線板を外に引き出す時に、第1のフレームの側壁において位置決めを行なう。
図6は、本発明の第2の実施形態に係る表示装置における配線構造を示す図である。図6(a)は、本実施形態に係る表示装置のフロントライト部の分解斜視図であり、図6(b)は、本実施形態に係る表示装置のフロントライト部を液晶パネル側から見た平面図である。なお、本実施形態において、第1の実施形態と同じ構成成分に同じ符号を用い、重複する説明を省略する。
【0032】
図6(a)に示すように、配線板9の先端部に光源1aと1bが実装されている。配線板9が光源1a、1b上に被さるように折り曲げられ、第1のフレーム6の内側から外側方向に折り返され、第1のフレーム6の外側に引き出される。折り曲げられた配線板9の第1のフレーム6の側壁の上部に位置する部分に、位置決め穴33aと33bが設けられている。一方、第1のフレーム6の側壁の対応する位置に、位置決め用の突出部34aと34bが設けられている。突出部34aと34bを位置決め穴33aと33bに挿入して配線板9の位置決めをする。
図6(b)に示すように、第1の実施形態と同じように、反射体3の周辺に配線を配置するスペースは必要がないので、第1のフレーム6の外形サイズを小さくし、小型化ができる。
【0033】
本実施形態によれば、表示装置のフレームの外形サイズを小さくすることができ、配線板の位置決めを精度良く行なえる。
【0034】
第3の実施形態
本実施形態に係る表示装置の基本構成は第1と第2の実施形態で示したものと同じである。ただし、本実施形態における光源は一つのみ設けられている。
本実施形態において、前述した実施形態と同じ構成成分に同じ符号を用いる。
図7は、本発明の第3の実施形態に係る表示装置における配線構造を示す図である。
図7において、光源1が反射体3に囲まれた第2の導光体2の端部に取り付けられており、該第2の導光体2は第1の導光体4の側面と隣接して配されている。
【0035】
配線板9は、光源1上に被さるように折り曲げられ、第1のフレーム6の内側から外側方向に折り返され、第1のフレーム6の外側に引き出される。
折り曲げられた配線板9の第1のフレーム6の側壁の上部に位置する部分に、位置決め穴35が設けられている。一方、第1のフレーム6の側壁の対応する位置に、位置決め用の突出部36が設けられている。突出部36を位置決め穴35に挿入して配線板9の位置決めをする。
図7に示すように、反射体3の周辺に配線を配置するスペースが必要はないので、第1のフレーム6の外形サイズが小さくなり、小型化ができる。
【0036】
第4の実施形態
本実施形態に係る表示装置の基本構成は第3の実施形態で示したものと同じである。ただし、本実施形態の表示装置において、配線板9は折り返された後に、直角に曲げられて、外に引き出される。本実施形態においても、前述した実施形態と同じ構成成分に同じ符号を用いる。
図8は、本実施形態係る表示装置の配線構造を示す図である。
同じように、図8において光源が一つしかない。光源1が反射体3に囲まれた第2の導光体2の端部に取り付けられており、該第2の導光体2は第1の導光体4の側面と隣接して配されている。
配線板9は、光源1上に被さるように曲げられ、第1のフレーム6の内側から外側方向に折り返され、そして、第1のフレーム6の内部で直交する方向に折り曲げられ、第1のフレーム6の外側に引き出される。
折り曲げられた配線板9の第1のフレーム6の側壁の上部に位置する部分に、位置決め穴35が設けられている。一方、第1のフレーム6の側壁の対応する位置に、位置決め用の突出部36が設けられている。突出部36を位置決め穴35に挿入して配線板9の位置決めをする。
図8に示すように、反射体3の周辺に配線を配置するスペースは必要がないので、第1のフレーム6の外形サイズを小さくすることができる。
【0037】
本実施形態によれば、表示装置のフレームの外形サイズを小さくすることができ、配線板の位置決めを精度良く行なえる。
【0038】
以上、本発明を好ましい実施の形態に基づき説明したが、本発明は以上に説明した実施の形態に限られるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で、種々の改変が可能である。
以上の実施形態で説明した表示装置は、一例としてフロントライト方式の液晶表示装置を用いたが、本発明は、このような表示装置に限定されず、他の液晶を用いない表示装置にも適用できる。
【0039】
【発明の効果】
本発明によれば、配線板を光源を巻き込むように折り返し、外部に引き出すことによって、光源のすぐ近くまで表示装置の外形を詰めることが出来、装置の小型化を図ることが出来る。
また、配線板を曲げて光源上を通すことで、配線板の配線長さが長くなるのを抑えることが出来、表示装置の小型化を、配線板サイズの増大を抑えながら実現できるため、部品のコストアップも発生しない。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の構成を示す図である。
【図2】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の断面図である。
【図3】本発明の第1の実施形態に係る表示装置において、導光板の機能を示す断面図である。
【図4】本発明の第1の実施形態に係る表示装置の組立て方法を示す図である。
【図5】図4に続いて、本発明の第1の実施形態に係る表示装置の組立て方法を示す図である。
【図6】本発明の第2の実施形態に係る表示装置において、光源用配線板の配置構造を示す図である。
【図7】本発明の第3の実施形態に係る表示装置において、光源用配線板の配置構造を示す図である。
【図8】本発明の第4の実施形態に係る表示装置において、光源用配線板の配置構造を示す図である。
【図9】従来の表示装置において、装置外形のサイズを増大させる光源用配線板の配置構造の一例を示す。
【符号の説明】
1、1a、1b…光源、2…第1の導光体、2a…第1の導光体の側面、3…反射体、4…第2の導光体、4a…第2の導光体の側面、5…液晶パネル、5a…第1の透明基板、5b…第2の透明基板、5c…偏光板、6…第1のフレーム、7…第2のフレーム、8…透明カバー、9…配線板、10…配線板、31a、31b…位置決め穴、32a、32b…突出部、33a、33b…位置決め穴、34a、34b…突出部、35…位置決め穴、36…突出部、101a、101b…光源、102…第1の導光体、103…反射体、104…第2の導光体、106…フレーム、109…配線板。
Claims (10)
- 光源と、
表示素子と、
側面に前記光源から入射した光を導光し、面状の光を前記表示素子に照射する導光手段と、
端部に前記光源が取り付けられ、前記光源に接続する配線が配設された配線板と、
前記光源、前記導光手段および前記配線板を収納するフレームと、
を有し、
前記配線板は、前記光源からの光が入射される前記導光手段の前記側面と平行な方向内で前記フレームの内側から外側の向きに折り返されて、当該フレームの外部へ引き出されている
表示装置。 - 前記配線板は、前記フレームの内側から外側の向きに折り返されることによって、前記光源が有する複数の面のうち、前記端部へ取り付けられる面および当該面と対向する面、ならびに、前記折り返された側の側面を覆い、
前記フレームは、前記光源の側面のうち、前記導光手段と反対側の側面と、前記折り返された側と反対の側面とに近接配置されて前記配線板とともに前記光源の周囲を覆う
請求項1に記載の表示装置。 - 前記配線板は、前記光源が取り付けられた前記端部よりも所定距離だけ前記フレームの内寄りの部分で前記フレームの外側の向きに折り返され、前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると当該導光手段の縁部と重なる位置を通って前記フレームの外部へと引き出されている
請求項1記載の表示装置。 - 前記配線板は、前記光源が取り付けられた前記端部よりも所定距離だけ離れた前記フレームの内寄りの部分で前記フレームの外側の向きに折り返され、当該折り返された向きに位置して前記光源と近接するフレーム部分から当該フレームの外部へと直線状に引き出されている
請求項1記載の表示装置。 - 前記導光手段は、
前記光源が配置された側面である入射面から入射された前記光源の光を、他の側面である出射面から射出する第1の導光体と、
前記第1の導光体の出射面に隣接して配置され、前記第1の導光体の出射面から射出される光を導光し、前記表示素子に前記面状の光を射出する第2の導光体と
を有する
請求項1記載の表示装置。 - 前記第1の導光体の前記入射面と出射面を除く面を囲む反射体を有し、
前記配線板の一部は、前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると前記反射体と重なっている
請求項3記載の表示装置。 - 前記配線板に形成された第1の係止部と、
前記反射体の所定の位置に形成された、前記第1の係止部と係止可能な第2の係止部と、
を有し、
前記配線板の一部と前記反射体とが重なる部分で、前記第1の係止部と前記第2の係止部とが係止状態に保持されている
請求項6記載の表示装置。 - 前記第1の係止部は、位置決め穴を含み、
前記第2の係止部は、前記位置決め穴に挿入可能な突出部を含み、
前記突出部を前記位置決め穴に挿入して、前記第1の係止部と前記第2の係止部とを係止状態に保持する
請求項7記載の表示装置。 - 前記配線板に形成された第1の係止部と、
前記折り返された向きに位置する前記フレーム部分に形成された、前記第1の係止部と係止可能な第2の係止部と、
を有し、
前記面状の光が出射される前記導光手段の側から見ると前記配線板の一部が前記フレーム部分と交差し、当該交差部分で前記第1の係止部と前記第2の係止部とが係止状態に保持されている
請求項4記載の表示装置。 - 前記第1の係止部は、位置決め穴を含み、
前記第2の係止部は、前記位置決め穴に挿入可能な突出部を含み、
前記突出部を前記位置決め穴に挿入し、前記第1の係止部と前記第2の係止部とを係止状態に保持する
請求項9記載の表示装置。
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