JP2004309774A - 液晶装置 - Google Patents

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岡野  光隆
Takuji Nakao
卓司 中尾
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Abstract

【課題】製造容易にして信頼性が高く、基板延出部が小さく収納空間に対する液晶画面の割合が大きな小型の液晶装置を提供する。
【解決手段】2枚の基板1,2の間に液晶層3を挟んで構成される液晶装置であって、一方の基板2の外側に導光板4を備え、他方の基板に延出部5を備え、延出部5にフレキシブルプリント配線板7と接続するコネクタ8を設け、コネクタ8に接続されるFPC7に光ダイオード9を搭載して延出部5に面する導光板4の入光端面にLED9を配置して固定することにより、光を入射させて液晶部を照明する。
【選択図】 図1

Description

【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、携帯電話や携帯型小型端末(PDA)などに用いる小型液晶表示装置に関し、特にフレキシブルプリント配線板またはフレキシブルプリント回路(FPC)により電気接続する液晶装置における実装技術に関する。
【0002】
【従来の技術】
従来、液晶表示装置、液晶プリンタ、画像投影装置などに使用される液晶装置において液晶セルと駆動回路を接続する方法として、図7に示すようなTAB方式による方法が一般的であった。TAB方式を用いた方法では、液晶駆動用半導体チップを搭載したテープキャリアパッケージ(TCP)と、液晶駆動用半導体チップ以外の、チップコンデンサ、抵抗器、コントローラなどの電子部品を搭載した回路基板を用いて、液晶セルの側縁部に沿って設けた入力端子にTCPの出力端子が異方性導電膜などで直接接続され、TCPの入力端子には回路基板がハンダ付けにより接続されている。さらに、回路基板には、フレキシブルプリント配線板(FPC)が接続され、液晶装置に電源と信号を供給するようになっている。
【0003】
このような従来方式の液晶装置は、液晶セル以外にTCPと回路基板と入力用ケーブルを備える必要があり、部品点数が多く、接続回数が大きくなり、製造工程が複雑になって、製造コストの増大を招くばかりでなく、実装面積が非常に大きくなって、いわゆる額縁面積が大きくなるため、液晶表示装置全体が大型化するという問題がある。
また、液晶装置は文字・図形を常時明瞭に読みとれるようにするためバックライトを備える。小型液晶装置のバックライトには、液晶セルの後面に導光板を配置し、発光ダイオードの光を導光板の端面から注入して拡散させて、液晶セルの後ろから均質に照明する方式の、いわゆるサイドライト式バックライトがよく使用される。このような形式のバックライトでは、発光ダイオードを把持して光を導光板中に導くLEDソケットが比較的大きな空間をしめる問題がある。
これらの問題は、特に携帯電話、携帯型小型端末(PDA)、デジタルカメラなどの携帯機器について小型化、薄型化、コンパクト化を図る上で大きな障害となっていた。
【0004】
特許文献1には、この問題を解決するため、部品点数を少なくし、接続回数を減らして工程の簡単化を図り、製造コストを低減させると共に、実装面積および額縁面積を縮小して電子機器の小型化・薄型化を図ってコンパクトな液晶表示装置を得る発明が開示されている。
ここに開示された発明によると、図8に示すように、液晶駆動用半導体チップを他の電子部品と一緒に回路基板に搭載するようにしてTCPを省略したもので、液晶セルの入力端子と回路基板の出力端子が直接接続される。このようにして、部品点数を減少させ接続回数を減少させて製造コストを削減すると共に、配線パターンの面積が縮小するので、液晶装置自体を小型化・薄型化することができる。
【0005】
さらに、半導体チップを液晶装置のガラス基板張り出し部上に実装するチップオングラス(COG)方式を採用することにより、テレビジョン受像機やコンピュータ表示装置に使う小型で軽量な液晶装置を得ることができる。
特許文献2には、COG方式にフレキシブルプリント配線板(FPC)を適用した液晶装置において、FPCの金属配線を利用し、透明電極の配線を短くして電気抵抗を低下させ、同期信号の波形を整えて画像品質を向上させる工夫が開示されている。
図9に示すように、FPC先端部に半導体チップを挟み込む切り欠きを形成して半導体チップの近辺までFPCを延伸して、この開示技術を適用する。すると、FPCの接着面積が大きくなるため、FPCとガラス基板の重なり幅が小さくてもよくなるので、液晶装置の額縁幅を小さくすることができる。
【0006】
しかし、携帯電話やPDAにおいては、装置全体を小型化し薄型化する要求の一方で、画像表示の要求がますます高度化するので液晶表示部分をより一層拡大することが望まれる。このため、額縁部分をできるだけ削いで、表示部分を拡大する技術の開発が待たれている。
特許文献3には、FPCを利用して小型化した液晶表示器が開示されている。この開示発明は、FPCの両脇部に発光ダイオード(LED)を取り付け、この部分を折り曲げて導光板側壁に沿わせるようにして、液晶装置を小さなスペースで構成し、部品点数を少なくし組み立てやすい構造としたものである。
【0007】
また、特許文献4には、表示パネルと導光板と表示用信号回路がこの順序で積層されている表示装置で、表示用信号回路と表示パネルを接続するFPCの途中にLEDを取り付けて、FPCを配線するとLEDが導光板の光入射端部に対抗する位置に配置されるようにしたバックライト取り付け構造が開示されている。開示発明により、光源を取り付けるための専用の部材を不要とし、部品点数を削減して、製造コストを抑えることができる。
しかし、これら開示発明におけるFPCは、小さな曲率で折り曲げられるため損傷を受ける可能性があり、信頼性が低下したり効率の低い慎重な製造手順を適用する必要があるなどの問題がある。
【0008】
【特許文献1】
国際公開WO96/08746号公報
【特許文献2】
特開平10−319876号公報
【特許文献3】
特開平5−45649号公報
【特許文献4】
特開2002−231033号公報
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
そこで、本発明が解決しようとする課題は、製造容易にして信頼性が高く、基板張り出し部が小さく収納空間に対する液晶画面の割合が大きな液晶装置を提供することであり、特に携帯電話、携帯型小型端末(PDA)、デジタルカメラ、液晶プリンタ、液晶プロジェクタなどに利用する小型の液晶装置でLEDにより照明される導光板を有しフレキシブルプリント配線板(FPC)により電気接続される液晶装置の改良装置を提供することである。
【0010】
【課題を解決するための手段】
上記課題を解決するため、本発明の液晶装置は、2枚の透明基板の間に液晶層を挟んで構成される液晶装置であって、第1の透明基板に第2の透明基板と平面方向で重ならない張り出し部を設け、張り出し部に形成された外部入力端子列に接続されるフレキシブルプリント配線板(FPC)を備え、FPCに発光ダイオード(LED)を搭載して張り出し部の第2の透明基板に対向する面側にLEDを配置して、LEDの光を直接的あるいは間接的に第2の透明基板に入射させて、液晶部を照明することを特徴とする。
【0011】
本発明の液晶装置では、FPCに固定されたLEDを第2の透明基板に光を入射させる入光部に近接して配置させることができる。このため、従来のLEDソケットと比較すると空間占有率が大幅に減少する。
また、外部入力端子列に拘束されたFPCは緩い曲率を以てLEDを入光部に案内することができる。したがって、液晶装置は従来より小型化が可能で、また、小型化した液晶装置であっても、FPCを鋭角に折り曲げないので、信頼性が高く製造も容易である。
【0012】
また、本発明の液晶装置は、第2透明基板の外側に導光板を備え、導光板の入光端面が張り出し部のある方向の端面に形成され、張り出し部の第2透明基板に向いた面にFPCの接続端子と接続する外部入力端子列を設け、FPCに搭載したLEDを導光板の入光端面に配置して固定することにより、第2透明基板に間接的に光を入射させるようにしてもよい。
この液晶装置では、導光板の入光端面が外部入力端子列の設けられる張り出し部に向かって設けられているので、FPCの接続端子に近接して実装されたLEDを入光端面に近接して配置させるようにすることができる。このため、従来のLEDソケットと比較すると空間占有率がより大幅に減少する。
【0013】
また、LEDをFPCの先端部分に装着して、FPCを外部入力端子列に接続したときにLEDが導光板の入光端面に当接するように配設することができる。このような構成では、外部入力端子列で接続したFPCの先端の高さを適当に調整して固定することにより、LEDを容易に位置決めすることができる。たとえば、張り出し部に配置した液晶駆動用ICを格好なスペーサとして活用して、ICの上面にFPCを接着固定して位置決めすることもできる。
【0014】
なお、LEDはFPCの外部入力端子列に接続する接続端子がある面に接続して、接続端子面とFPCに挟まれるように配置してもよい。また、接続端子面の裏面に接続して、FPCの外側面に配置してもよい。なお、FPCの配線回路は片面と両面のいずれに印刷したもの、さらに多層のFPCでも使用できる。
LEDは表面実装型の素子を用いることが好ましい。なお、片面配線式FPCを用いて表面実装型LEDをFPCの外側に設ける場合は、FPCにLED用の貫通孔を設けて接続すればよい。
また、LEDの光放射方向が接続面に対して平行であればFPCの湾曲を小さくして組み立てることができる。なお、光放射方向が接続面に対して垂直であるときにも、FPCを撓ませて光放射面を導光板の側面に当たるようにすることができる。
【0015】
LEDはFPCの先端部分に装着して、FPCを基板上の外部入力端子列に接続した状態でLEDが導光板の入光端面に設けられた照明灯位置に当たるように配設することが好ましい。
FPC用外部入力端子列が搭載されている第2の基板と一緒に液晶層を挟んでいる第1の基板の外側に面接合されている導光板の位置と、フィルム状のFPCの上に搭載されたLEDの高さ位置は、普通はそのままでは一致しないため、LEDの取り付け高さを調整する必要がある。
【0016】
高さの調整は、第2基板表面とFPC表面あるいはFPCに固定されたLEDパッケージの間に適当な厚さを持ったスペーサを固定すればよい。このスペーサはFPCひいてはLEDを固定する機能も有する。なお、液晶駆動回路を収容した集積回路(駆動IC)が第2基板に搭載されている場合には、駆動ICのパッケージを利用してその上に固定するようにしてもよい。
導光板の入光端面にはLEDの光放射面が嵌って位置決めできるような溝あるいは窪みが設けられていると、組み立て作業が容易で、製造後の位置ずれも起こりにくいので好ましい。
【0017】
なお、上記のFPCでは、配線が施された領域は外部の制御回路から外部入力端子列までの電源線と信号線およびLEDまでの電源配線であるから、搭載されたLEDを除いても第2基板張り出し部の上に来る部分にかなり大きな空きスペースを持つことになる。
従来は基板上に搭載されていた液晶駆動に必要なチップコンデンサ、チップ抵抗などの電子部品は、その全部または一部をこの空きスペースに搭載するようにしてもよい。このような構成にすると、電子部品を駆動ICの近くに配置することができるうえ、従来用いていた電子部品を搭載した回路基板を省略することができ、組み立て工数を節約できる。
【0018】
さらに、たとえば、極小型のアクティブマトリックス型液晶装置などでは、駆動ICをFPCの空きスペースあるいは接続端子より上流の領域に搭載するようにしてもよい。ただし、制御回路と駆動ICの間の配線数と比較すると駆動ICと液晶素子の間の配線数は数段多いので、FPC面上の配線密度などを十分検討して選択することが好ましい。
【0019】
【発明の実施の形態】
以下、本発明の液晶装置製造方法と液晶装置について図面を用い実施例に基づいて詳細に説明する。
図1は本発明の1実施例である液晶装置の主要部を示す斜視図、図2はその側面断面図、図3は発光ダイオードの位置が異なる態様に係る側面断面図、図4はフレキシブルプリント配線板(FPC)に電子部品を搭載した状態を示す平面図、図5はさらにFPCに液晶駆動用ICを搭載した状態を示す平面図である。また、図6は異なる構成の液晶装置に対する照明方法を説明する側面断面図である。
なお、図7と図8は従来の液晶装置の駆動配線を説明する斜視図、図9は別の従来例を説明する平面図である。
【0020】
図1と図2を参照すると、本実施例の液晶装置は携帯電話などに使用する小型の液晶表示装置で、液晶セルは下基板1と上基板2に挟まれて液晶層3があり、後面に液晶部分を照明する導光板式バックライト4を備えた構造になっている。人は下基板1の側から表示面を見る。
人が見る表示面側に照明装置を配設したフロントライトであっても、本発明を適用して本発明の効果を得ることができる。なお、フロントライトは反射型あるいは半透過半反射型の液晶セルに用いる。
図示しない外部の制御装置と配線接続する外部入力端子列8を設けるため、2枚の基板のうちの下基板1には、液晶表示部分からはみ出た張り出し部5が設けられている。張り出し部5の上にはCOG(chip on glass)技法により液晶駆動用集積回路(駆動IC)6が表面実装されていて、制御装置からの信号に基づいてアクティブマトリックス方式あるいはパッシブマトリックス方式の液晶セルを駆動する。
【0021】
図中点線で描かれたフレキシブルプリント配線板(FPC)7は、制御装置と繋がれ、外部入力端子列8を介して電源と信号出力を液晶装置側に伝達する。外部入力端子列8では、FPC7の裏面に形成された接続端子と張り出し部5の上に形成された接続端子を異方性導電接着材などを用いてそれぞれ対応するもの同士を電気的に接続しかつ接着する。外部入力端子列8は、また、FPC7を張り出し部5の所定の位置(外部入力端子列8の位置)で物理的に固定する機能を有する。
【0022】
FPC7は、外部入力端子列8に接続して固定されると、外部入力端子列8より先の部分が液晶駆動用IC6の上に被さって、発光ダイオード9を固定した先端が導光板4の端面に届くようになっている。FPC7の先端には発光ダイオード9が接続固定されている。発光ダイオード9は、導光板4の端面に適当な間隔で設けられた光取り込み用の窪み10の位置に対応していくつか取り付けられている。
また、FPC7を張り出し部5の上に固定された駆動IC6の上面に両面接着テープあるいは樹脂接着剤を用いて貼り付け、発光ダイオード9の光放射部が窪み10の位置に正確に納まるように、先端位置を安定させる。発光ダイオード9と導光板の高さが整合しないときは、駆動IC6の上にスペーサ11を介在させて固定すればよい。駆動IC6の上に直接に接着することを避けるときは、下基板1との間に適当な高さのスペーサを入れて固定すればよいことは言うまでもない。
【0023】
このように、本実施例の液晶装置では、LEDソケットなど高コストの大きな空間を占有する道具を使わずに、極めて簡単にLEDの位置決めと固定をすることができる。したがって、本実施例の液晶装置は、液晶セルの周辺に余分な額縁領域を取ることなく、かつ安価な材料を利用して簡単な組み立て操作で安価に製作することができる。
【0024】
図3は、図2の場合と異なり、発光ダイオード9をFPC7の下面、すなわち下基板1の電気接続端子と接続する電気接続端子8と同じ面に取り付けたものである。
表面実装型の発光ダイオード9を使用するときにも、電気接続端子8に繋がるプリント回路を形成する面と同じ面に電気接続するため、FPC7は片面の回路を印刷する片面型フレキシブルプリント配線板であってもよく、高価な両面配線式フレキシブルプリント配線板より安価に構成できる利点がある。ただし、FPC7の位置が下基板1の表面から離れるので、駆動用ICの背を利用することが難しくなる場合がある。この場合は、あるべき高さを維持できるような高さを持った専用の支柱12などを用いることができる。
また、駆動用ICをFPC7に実装したり、制御回路が配設された他の基板に実装することもできる。さらに、近年のアクティブ方式の液晶セルでは、液晶を封止する枠状のシール部やシールの内側に駆動用ICを設ける場合もある。
【0025】
図4と図5は、フレキシブルプリント配線板(FPC)の表面にできる空きスペースに電子部品やICを載せて全体スペースを節減した態様を説明する平面図である。
図4に表した本実施例の液晶装置では、FPC7の先端部分、丁度下基板1の張り出し部5の上にある部分に、液晶駆動回路のコンデンサチップや抵抗チップなどの電子回路素子、あるいは液晶駆動回路に接続される電子回路素子を搭載して回路基板を節約し、液晶装置全体の外形寸法の小型化と取り付け工程の節減を可能にしている。
電子部品13はFPC7の表面と裏面の両方に接続固定してもよい。図4に表した態様では、液晶駆動用IC6は張り出し部5に搭載されている。
【0026】
また、図5に表した装置は、さらに全部あるいは一部のIC14,15もFPC7に搭載するようにしたものである。なお、駆動用IC15は制御装置からの入力と液晶セルへの出力の位置が整理されているので、図中点線で示したように外部入力端子列8より制御装置側に搭載して、出力側の配線を外部入力端子列8を介して液晶セルの電極に導くようにすると、プリント配線が輻輳せず合理的である。
なお、IC14,15などの接続端子が多いときには多層のフレキシブルプリント配線板を使用するとよい。
【0027】
さらに、図6には、液晶セルの視認側透明基板に凹凸を形成し対向面に反射層を備え、さらに液晶セルの一辺の側面に光源を配置した液晶装置に本発明の技術を適用したものが表示されている。
従来の補助光源を用いる液晶装置では液晶セルの視認側の反対側に半透過板を配置するため、外光利用時の反射率が下がって表示が暗くなる。外光利用時の表示を明るくしようとすれば半透過板の透過率が低下するので、バックライトの輝度を強化しなければならない。
図6の液晶装置は、半透過板に変えて反射板を用いて外光利用時の光利用効率を向上させ、かつ外光量が不足するときは液晶セルの側面に設けた光源からの光を視認側透明基板の凹凸面で液晶層側に反射させるようにして光源を十分活用して、照度を保持することができる。
【0028】
図6によると、液晶装置は、図の上から順に第1の偏光板21、位相差板22、光制御層23、第1の透明基板24、液晶層25、第2の透明基板26、第2の偏光板27、反射板28が積層して構成されている。光制御層23は第1透明基板24の表面に直接形成してある。たとえば、透明基板を形成するガラス自体に深さ20μmの断面不等辺三角形の溝がピッチ300μmで平行に繰り返し形成されている。第1透明基板24と位相差板22の外周には厚さ50μmの両面接着材29が挟設されて透明基板と位相差板の間に空間が形成されている。
【0029】
第2の透明基板26は図の左側に表したように一部に第1の透明基板24よりはみ出した張り出し部30を有し、張り出し部30には外部入力端子31が設けられている。
外部入力端子31にはFPC32の接続端子が接続され、FPC32の先端部にLED33が実装されている。LED33は、第1透明基板24と第2透明基板26の合わせ目に位置してこれら透明基板の内部に照明光を入射させる。
第1偏光板21の外側から入射する外部光34は、第1偏光板21で偏光板の透過軸と平行な振動面を持った直線偏光成分が透過し、さらに透明基板や液晶層を透過し反射板28で全量反射して同じ経路をたどって戻り第1偏光板21から出射して人の目に入るようになっている。
【0030】
また、LED33から第1透明基板24の方向に入射した光35は、光制御層23の溝の対面する面で反射して液晶層35の方向に屈折し反射板28で反射して再び透明基板や液晶層25を透過して第1偏光板21から外に放出される。またLED33から第2透明基板26の方向に入射した光36は、直接に反射板28で反射して液晶層25などを透過して、第1偏光板21から外に放出される。
液晶駆動用ICや回路部品はFPC32上に搭載することができるが、第1透明基板26の張り出し部30上に実装してもよい。
【0031】
【発明の効果】
以上説明したように、本発明の液晶装置は、従来の電子部品を搭載する回路基板やLEDソケットを省き、組み立て部品の点数を減少させるばかりか、液晶セルの周囲に必要とされるいわゆる額縁領域を減少させ面積効率を向上させる。
また、FPCの扱いは緩やかで損傷を受けにくく、LEDの位置合わせや固定が簡単にできるので、機械装置で製造する場合にも特殊な手順を要求することなく、製造コストが小さくなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の1実施例である液晶装置の主要部を示す斜視図である。
【図2】本実施例の液晶装置の主要部を示す側面断面図である。
【図3】図2の液晶装置の発光ダイオードの位置が異なる態様に係る側面断面図である。
【図4】本実施例の液晶装置においてフレキシブルプリント配線板に電子部品を搭載した状態を示す平面図である。
【図5】本実施例の液晶装置において液晶駆動用ICを搭載した状態を示す平面図である。
【図6】本発明の別の1実施例である液晶装置の構成を示す側面断面図である。
【図7】従来の液晶装置例における駆動配線を説明する斜視図である。
【図8】従来の液晶装置の別例における駆動配線を説明する斜視図である。
【図9】従来の液晶装置のさらに別の例における駆動配線を説明する平面図である。
【符号の説明】
1 下基板
2 上基板
3 液晶層
4 導光板
5 張り出し部
6 液晶駆動用IC
7 フレキシブルプリント配線板(FPC)
8 外部入力端子列
9 発光ダイオード
10 窪み
11 スペーサ
12 支柱
13 電子部品
14,15 IC
21 第1偏光板
22 位相差板
23 光制御層
24 第1透明基板
25 液晶層
26 第2透明基板
27 第2偏光板
28 反射板
29 両面接着材
30 張り出し部
31 外部入力端子
32 FPC
33 LED
34 外部光
35、36 LED光

Claims (6)

  1. 液晶を封止して対向設置された2枚の透明基板の一方に、他方の透明基板と平面方向で重ならない張り出し部を設け、該張り出し部に形成された外部入力端子列と電気接続されたフレキシブルプリント配線板(FPC)を備えた液晶装置において、前記FPCの一部に発光ダイオード(LED)を実装し前記張り出し部の前記他方の透明基板に対向する面側に配置して、該LEDの光を直接的または間接的に前記他方の透明基板に入射させるようにしたことを特徴とする液晶装置。
  2. 前記他方の透明基板の外側に導光板を備え、該導光板の入光端面が前記張り出し部のある方向の端面に形成され、該張り出し部の前記他方の透明基板に向いた面に前記FPCの接続端子と接続する外部入力端子列を設け、前記LEDを前記入光端面に対向して配置し前記他方の透明基板に間接的に光を入射させることを特徴とする請求項1記載の液晶装置。
  3. 前記LEDは前記FPCの前記導光板側先端部分に装着して、該FPCを前記外部入力端子列に接続した状態で該LEDが前記導光板の入光端面に対向するように配設することを特徴とする請求項2記載の液晶装置。
  4. 液晶の駆動に必要な電子部品の全部または一部を前記FPCに装着したことを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の液晶装置。
  5. 前記液晶装置を駆動する液晶駆動用ICを前記FPCに搭載したことを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液晶装置。
  6. 前記液晶装置を駆動する液晶駆動用ICを前記張り出し部に実装し、前記LEDを装着した前記FPCを該液晶駆動用ICの上面で支持することを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の液晶装置。
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