JP2008191261A - 液晶表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】タッチパネルを利用することなく入力機能を得ることができ、表示品位の低下を抑制しながらの表示と入力とを同時に達成し得る液晶表示装置を提供する。
【解決手段】液晶表示パネル1と、バックライト装置2と、撮像部9とを備えた液晶表示装置であって、バックライト装置2は、光源6a及び6bと、光学層4と、傘状部材7とを備えている。光学層4は、光源から出射された光が光学層4を透過するように、液晶表示パネル1の背面側に配置される。また、光学層4は開口部4aを備える。傘状部材7は、開口部4aを介して液晶表示パネル1に面する位置に、傘の頂点を液晶表示パネル1に向けた状態で配置される。傘状部材7は、入射する光の一部を透過させ、残りを反射させる機能を有する。撮像部9は、バックライト装置2の裏面に配置され、傘状部材7を介して液晶表示パネル1の観察者側を撮像する。
【選択図】図1

Description

本発明は、撮像機能又は入力機能を備えた液晶表示装置に関する。
近年、表示装置においては、表示機能に加え、入力機能をも兼ね備えることが求められている。一般的には、表示装置への入力機能の付与は、表示パネルの表示面の上にタッチパネルを配置することによって行われている。但し、タッチパネルを配置すると、タッチパネルによる透過率の低下によって表示品位が低下してしまう。また、タッチパネルの厚みの分だけ表示装置の厚みが増加し、表示装置の薄型化を困難にしてしまう。このため、特許文献1では、液晶表示パネルの裏面にカメラを配置することによって入力機能の付与を実現している。
ここで、図9〜図11を用いて、特許文献1に開示された液晶表示装置について説明する。最初に、この液晶表示装置の概略について図9を用いて説明する。図9は、従来からの入力機能付の液晶表示装置を備えた携帯電話を示す図である。図9に示すように、携帯電話50は、入力機能付の液晶表示装置30を備えている。図9の例では、液晶表示装置30は、携帯電話50が折り畳まれた状態にあるときに情報を表示するサブディスプレイとして機能すると共に、利用者の認証を行うための入力装置としても機能する。
また、液晶表示装置30の表示面側には、透明の部材によって構成された圧力センサ51が配置されている。例えば利用者が指により圧力センサ51を設定値以上の力で押圧すると、圧力センサ51はそのことを検知し、携帯電話50の制御装置(図示せず)に信号を出力する。そして、制御装置は、カメラモジュール39に撮像を行わせる。カメラモジュール39は、液晶表示装置30の背面側に、圧力センサ51を押圧している利用者の指を撮像できるように配置されている。
カメラモジュール39は、図示していないが、レンズ素子と固体撮像素子とを備えており、レンズ素子が集光した光を固体撮像素子が受光することによって、撮像が行われる。カメラモジュール39によって撮像された画像は、表示装置に送られ、利用者の認証の判定に用いられる。
ここで、図10及び図11を用いて、液晶表示装置30の具体的構成について説明する。図10は、図9に示された入力機能付の表示装置の構成を示す断面図である。図11は、図9及び図10に示された撮像装置を示す平面図である。
図10に示すように、液晶表示装置30は、液晶表示パネル31とそれを照明するバックライト装置35とを備えている。液晶表示パネル31は、アクティブマトリクス基板32と、液晶層33と、フィルタ基板34とを備え、液晶層33を二つの基板で挟み込むことによって形成されている。
アクティブマトリクス基板32は、ベースとなるガラス基板32a上に、画素を構成するTFT(Thin Film Transistor)及び画素電極、TFTに信号を送るゲート配線やソース配線等とを備えている。図10においては、ガラス基板32a上に設けられたこれらの構成要素(TFT、画素電極、及び配線等)については図示されておらず、これらの構成要素によって形成された層32bの外形のみが図示されている。また、フィルタ基板34には、図示されていないが、各画素に対応するカラーフィルタや対向電極が形成されている。
バックライト装置35は、導光板36と、導光板36の側面に対向した位置に配置された光源(図示せず)とを備えている。導光板36の出射面となる主面の反対側の主面には、反射部材38が貼付されている。
また、被写体で反射された後にフィルタ基板34に入射した光(入射光)42は、フィルタ基板34及び液晶層33を透過し、そしてアクティブマトリクス基板32に入射する。このとき、入射光がアクティブマトリクス基板32を透過するように、ガラス基板32a上の層32bには、貫通孔32cが形成されている。
更に、アクティブマトリクス基板32を透過した入射光42は、バックライト装置35に入射する。このとき、反射部材38が導光板36の裏面全体を覆っていると、入射光42がバックライト35を透過できないため、反射部材38には、アクティブマトリクス基板32の貫通孔32cに整合した位置に、開口部38aが形成されている。
このような構成により、観察者側から液晶表示装置に入射した入射光42は、カメラモジュール39に備えられたレンズ素子40によって集光され、その後、固体撮像素子(図示せず)によって受光される。但し、図示されていないが、バックライト装置35においては、可視光を出射する発光素子と、赤外光を出射する発光素子との二種類の光源が備えられている。また、カメラモジュール39は、可視光は透過させないが、赤外光は透過させるハイパスフィルタを備えている。
上記の例では、カメラモジュール39は、被写体で反射された赤外光を受光することによって撮像を行っている。これは、赤外光は、可視光に比べて、フィルタ基板34や液晶層33に対する透過性に優れており、赤外光による撮像を行えば撮像画像の画質の向上を図ることができるからである。
ところで、上記の例では、反射部材38に開口部38aが形成されているため、この状態で、液晶表示パネル31の表示領域に画像を表示させると、照明光の輝度ムラによって表示品位が低下してしまう。このため、図11に示すように、カメラモジュール39の筐体41のレンズ素子40側の面には、反射面43が設けられたスライドプレート42が配置されている。反射面43の反射率は、反射部材38(図10参照)と略同一に設定されている。
スライドプレート42は、必要に応じてレンズ素子40を覆ったり、露出させたりできるように、ヒンジ44によって筐体41に取り付けられている。また、反射面43は、スライドプレート42のレンズ素子40に重なる部分に形成されている。よって、スライドプレート42でレンズ素子40のレンズ面を覆うと、同時に、開口部38aの開口は反射面43によって塞がれる(図10参照)。そして、バックライト装置35(図10参照)の光源からの光は、反射面43によっても反射されるので、照明光に輝度ムラが発生するのが抑制され、表示品位の低下が抑制される。
なお、スライドプレート42のヒンジ44を中心とした回転動作は、カメラモジュール39の内部に配置された駆動部(図示せず)によって行われる。駆動部は、動力源として電磁石や電動機等を備えている。また、駆動部は、圧力センサ51(図9参照)が圧力を検知すると、スライドプレート42を回転させてレンズ素子40のレンズ面を露出させる。これにより、カメラモジュール39による撮像が可能な状態となる。
特開2006−11711号公報(第4図−第6図、第9図)
上述のように、図9〜図11に示した液晶表示装置は、タッチパネルを用いることなく、液晶表示装置への入力機能の付与を実現している。また、スライドプレート42により、カメラモジュールを液晶表示装置の背面に配置したことによる表示品位の低下も抑制している。
しかしながら、図9〜図11に示した液晶表示装置では、画像を表示する際において、スライドプレート42によってカメラモジュール39は遮光されるため、画像を表示しながら入力を行うことができないという問題がある。
また、近年においては、網膜血管パターンを利用した生体認証のような非接触型の個人認証も提案されている。このような非接触認証においては、撮像角度や撮像深度にズレが生じていないかどうか、また撮像箇所が正しいかどうかを確認しながら入力を行う必要がある。よって、図9〜図11に示した液晶表示装置では、入力と表示とを同時に行えず、確認しながらの入力が困難であることから、非接触型の個人認証には不向きである。
一方、上述したタッチパネルを用いれば、表示と入力とを実現することは可能であるが、この場合は、上述したように、透過率の低下による表示品位の低下や、液晶表示装置の厚みの増大化を引き起こしてしまう。よって、タッチパネルを利用することなく、表示装置に入力機能を付与することが求められている。
本発明の目的は、上記問題を解消し、タッチパネルを利用することなく入力機能を得ることができ、表示品位の低下を抑制しながらの表示と入力とを同時に達成し得る液晶表示装置を提供することにある。
上記目的を達成するために本発明における液晶表示装置は、液晶表示パネルと、バックライト装置と、撮像部とを備え、前記バックライト装置は、光源と、光学層と、傘状部材とを備え、前記光学層は、開口部を備え、且つ、前記光源から出射された光が前記光学層を透過するように、前記液晶表示パネルの背面側に配置され、前記傘状部材は、前記開口部を介して前記液晶表示パネルに面する位置に、傘の頂点を前記液晶表示パネルに向けた状態で配置され、且つ、それに入射する光の一部を透過させ、残りを反射させる機能を有し、前記撮像部は、前記バックライト装置の裏面に配置され、前記傘状部材を介して前記液晶表示パネルの観察者側を撮像することを特徴とする。
上記本発明における液晶表示装置は、前記バックライト装置が、散乱機能を有する筒状の光学部材を更に備え、前記筒状の光学部材は、前記光学層の前記開口部から前記液晶表示パネルの反対側に向けて突き出すように配置され、前記傘状部材が、前記筒状の光学部材の内側に配置されている態様であるのが好ましい。この態様によれば、傘状部材の周囲で散乱光が発生するため、傘状部材の外部からの視認の抑制効果を高めることができる。
また、上記態様においては、前記バックライト装置が、導光板を更に備え、前記光源が、それから出射された光が導光板の側面に入射するように配置され、前記導光板には、それを厚み方向に貫通する貫通孔又は凹部が設けられ、前記光学層の前記開口部が、前記貫通孔又は前記凹部の開口に整合し、前記筒状の光学部材の外面が、前記貫通孔又は前記凹部の内壁面に整合していても良い。
更に、上記態様においては、前記バックライト装置が、開口が設けられた筐体を更に備え、前記光学層が、前記筐体の前記開口を覆うように配置され、前記光源が、蛍光管であり、且つ、前記筐体の前記開口に対向する面において、前記光学層の前記開口部に重ならない位置に配置され、前記筐体の前記開口に対向する面における、前記開口部に重なる位置には、貫通孔が形成され、前記撮像部が、前記傘状部材及び前記貫通孔を介して前記液晶表示パネルの観察者側を撮像するのであっても良い。
上記本発明における液晶表示装置は、前記バックライト装置が、前記光源として、可視光を出射する発光素子と、赤外光を出射する発光素子とを備え、前記撮像部が、前記赤外光を透過させ、前記可視光を反射又は減衰させるフィルタを備え、且つ、前記液晶表示パネルの観察者側に存在する被写体で反射された前記赤外光を受光することによって撮像を行う態様とするのが好ましい。
上記態様によれば、赤外線撮影が可能となるため、いっそう鮮明な撮像画像を得ることができる。また、上記態様では、前記赤外光の波長が850nm以上に設定され、前記撮像部に備えられた前記フィルタが、波長が850nm以上の光を透過させるハイパスフィルタであるのが良い。
また、上記態様においては、前記傘状部材が、それに入射した光に含まれる赤外光のみを透過させ、残りを反射させるのが好ましい。この場合は、撮像部に入射する赤外光の光量を増加でき、撮像品位の向上を図ることができる。
上記本発明における液晶表示装置においては、前記傘状部材は、その頂点が、前記バックライト装置の出光面よりも奥まったところに位置するように配置されているのが良い。この場合、傘状部材の外部からの視認の抑制を図ることができる。また、この場合においては、前記傘状部材の高さ方向における、前記バックライト装置の出光面から前記頂点までの距離をu、前記開口部の前記出光面側の開口直径をR、前記傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する前記傘状部材の側面の角度をθとしたときに、前記uが、下記式(1)を満たすように形成されているのが好ましい。
(数3)
u≧R/(tanθ) ・・・・・(1)
上記本発明における液晶表示装置であって、光学部材を配置する場合は、傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する光学部材の内壁面の立ち上がり角度をβ、前記傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する前記傘状部材の側面の角度をθとしたときに、前記傘状部材及び前記光学部材が、下記式(2)を満たすように形成されているのが好ましい。
(数4)
180°−2θ−β=0 ・・・・・(2)
上記の場合は、傘状部材の視角依存性と、光学層4の正面における視角依存性とが等しくなり、観察者において、傘状部材が見え難くなる。このため、更なる表示品位の向上を図ることができる。
以上のように、本発明の液晶表示装置においては、撮像部によって入力機能が付与されており、タッチパネルを備える必要がない。また、照明光は、傘状部材でも反射されるため、撮像部による撮像を行いながら表示を行った場合であっても、照明光に輝度ムラは発生し難くなっている。よって、本発明の液晶表示装置によれば、表示と入力とを同時に実行しつつ、表示品位の低下を抑制できる。更に、このため、本発明の液晶表示装置を用いれば、非接触型の個人認証を行うこともできる。
(実施の形態1)
以下、本発明の実施の形態1における液晶表示装置について、図1〜図6を参照しながら説明する。最初に、本実施の形態1における液晶表示装置の全体構成について図1及び図2を用いて説明する。図1は、本発明の実施の形態1における液晶表示装置の全体構成を概略的に示す断面図である。図2は、図1に示されたバックライト装置を構成する導光板及び光学層を示す斜視図である。
図1に示すように、本実施の形態1おける液晶表示装置は、液晶表示パネル1と、バックライト装置2と、撮像部9とを備えている。本実施の形態に1おいて、液晶表示パネル1は、透過型又は半透過型の液晶表示パネルである。液晶表示パネル1は、アクティブマトリクス基板1aと、フィルタ基板(対向基板)1cとによって液晶層1b挟み込んで形成されている。なお、図1では、液晶表示パネル1については各基板の外形のみが示されている。
アクティブマトリクス基板1aは、ベース基板となるガラス基板上に、マトリクス状に配置された複数の画素を備えている。各画素は、主にアクティブ素子(図示せず)と画素電極とを備えている。また、液晶表示パネル1の表示面において、この複数の画素が設けられた領域と厚み方向(図1中の太線の矢印で示す)において重なる領域が、表示領域となる。
バックライト装置は、光源6a及び6bと、光学層4とを備えている。光学層4は、光源6a及び6bから出射された光がそれを透過するように液晶表示パネル1の背面側に配置されている。光学層4は、例えば、プリズムシート、偏光再利用シート、散乱シート等を順に積層して形成される。本実施の形態1においては、バックライト装置は、サイドライト方式のバックライト装置であり、導光板3を備えている。光源6a及び6bは、それから出射された光が導光板の側面に入射するように配置されている。また、導光板3の裏面(液晶表示パネル1側の反対側の主面)には、反射部材8が設けられている。
よって、導光板3の側面から入射した光は、導光板3の内部で全反射を繰り返しながら進行し、最終的に出光面(液晶表示パネル1側の主面)2aから出射される。そして、出光面2aから出射された光は、光学層4で散乱等されて、輝度が均一な照明光13となる。照明光13は、液晶表示パネル1を照明し、液晶表示パネル1の表示領域に画像を表示させる。
また、図1及び図2に示すように、光学層4は、従来からのバックライト装置に備えられた光学層とは異なり、開口部4aを備えている。開口部4aは、光学層4に貫通孔を設けて形成されている。バックライト装置2は、従来からのバックライト装置と異なり、傘状部材7を備えている。
傘状部材7は、開口部4aを介して液晶表示パネル1に面する位置に、傘の頂点を液晶表示パネル1に向けた状態で配置されている。また、傘状部材7は、それに入射する光の一部を透過させ、残りを反射させる機能を有している。更に、反射部材8においては、光学層4の開口部4aに対向する位置に、開口部8aが設けられている。
本実施の形態1においては、導光板3の中央に、それを厚み方向に貫通する貫通孔3aが設けられており、光学層4の開口部4aは、貫通孔3aの液晶表示パネル1側の開口に整合している。また、バックライト装置2は、筒状の光学部材5を備えている。光学部材5は、光学層と同様に構成されており、散乱機能を有している。また、筒状の光学部材5は、その外面が貫通孔3aの内壁面に整合するように配置されている。光学部材5は、開口部4aから液晶表示パネル1の反対側に向けて突き出した状態となっている。傘状部材7は、この光学部材5の内部に配置されている。
撮像部9は、レンズ素子11と、固体撮像素子12とを備え、バックライト装置2の裏面に配置されている。本実施の形態1では、撮像部9は、観察者側から液晶表示パネル1に入射し、そして液晶表示パネル1及び傘状部材7を透過した光(入射光)14が、開口部8aを介して、レンズ素子11の有効領域に入射するように配置されている。なお、図1において、9は、光学フィルタであり、これについては後述する。
このように、撮像部9は、観察者側から液晶表示パネル1に入射した光(入射光)14を受光でき、液晶表示パネル1の観察者側を撮像することができる。また、このとき、撮像部9による撮像は、傘状部材7を介して行われており、撮像部9は傘状部材7によって覆われている。更に、上述したように、傘状部材7は、入射光14の一部を反射させる。
よって、本実施の形態1によれば、従来例のように撮像部9を遮光しなくても、撮像部9の外部からの視認が抑制され、表示品位の低下も抑制される。また、本実施の形態1によれば、撮像部9は、従来例のように遮光されないため、液晶表示パネル1によって画像が表示されている間も撮像を行うことができる。更に、本実施の形態1では、上述のように傘状部材7は、散乱機能を有する光学部材5によって囲まれているため、傘状部材7の表面に映る光は散乱状態にある。よって、観察者側から見たときに傘状部分とその周囲との差が判別し難くなっており、このことによっても表示品位の低下が抑制されている。
また、本実施の形態1では、光源6aは、白色光等の可視光を出射する発光素子(LED)であるが、光源6bは、赤外光を出射する発光素子(LED)である。このため、液晶表示パネル1の表示領域からは、照明光となる可視光に加えて赤外光も外部に出射される。よって、液晶表示パネル1の観察者側に被写体となる物体が存在すると(図示せず)、可視光と赤外光との両方が被写体で反射され、両者の一部が傘状部材7を透過する。
しかし、撮像部9に備えられたフィルタ10は、偏光板を備えており、それによって、赤外光を透過させるが、可視光を反射又は減衰させる。赤外光のみが撮像部9のレンズ素子11を通過し、固体撮像素子12によって受光される。
つまり、本実施の形態1においては、撮像部9による撮像は、光源6bが出射した赤外光によって行われる。赤外光は、可視光よりも液晶表示パネル1に対する透過性に優れるため、赤外光による撮像を行った場合は、撮像画像の画質の向上が図られる。
また、本実施の形態1においては、光源6aが出射する赤外光の波長は、液晶表示パネル1に備えられたカラーフィルタや偏光板(両者とも図示せず)に対する透過性の点から、850nm以上に設定されているのが好ましい。また、この場合、フィルタ10は、波長が850nm以上の光を透過させ、それより波長が短い光を減衰させるハイパスフィルタであるのが好ましい。
本実施の形態1では、傘状部材7としては、円錐状のガラス製の部材の内壁面に、複数の誘電体膜を積層して形成されたハーフミラーを用いることができる。また、傘状部材7として、入射光に含まれる赤外光のみを透過させるが、可視光を反射させる反射膜が形成されたコールドミラーを用いることもできる。後者の場合は、撮像に利用される赤外光の光量を増加させることができるため、撮像画像の画質の更なる向上を図ることができる。
なお、図1及び図2に示した例では、導光板3に設けられた貫通孔3aは、液晶表示パネル1側の開口直径が大きく、反射部材8側の開口直径が小さくなった形状を有しているが、これに限定されるものではない。本実施の形態1では、両方の開口直径が同一となる態様であっても良い。また、図1及び図2に示した例では、貫通孔3aの断面形状は円形であるが、本実施の形態1においては、これに限定されるものではない。貫通孔3aの断面形状は、半円形、楕円形、多角形等であっても良い。
また、図1及び図2に示した例においては、筒状部分4bを形成するため、導光板3には貫通孔3aが形成されているが、本実施の形態1は、これに限定されるものではない。本実施の形態1は、導光板3に、貫通孔3aの代わりに凹部が形成された態様であっても良い。
ここで、本実施の形態1における液晶表示装置の光学的特性について図3〜図5を用いて説明する。図3〜図5は、図1に示したバックライト装置の傘状部材の周辺を拡大して示す断面図である。先ず、図3を用いて、傘状部材7の高さ及び開口部4aの開口直径の設定について説明する。図3に示すように、傘状部材7は、その頂点が、バックライト装置2の出光面2aから奥まったところに位置するように形成されている。
傘状部材7の高さ方向における出光面2aから頂点までの距離(奥まり量)をu、開口部4aの出光面2a側の開口半径をR、傘状部材7の高さ方向に垂直な面に対する傘状部材の側面の角度(導光板3の背面と傘状部材の側面とのなす角度)をθとする。このとき、出光面2aの法線を基準とした観察者の観察方向の角度θ2がθであるとすると、R/u=tan(θ2)となる。よって、傘状部材7及び開口部4aは、θ≧θ2が成立するように、即ち、下記式(1)が成立するように形成されているのが好ましい。
(数5)
u≧R/(tanθ) ・・・・・(1)
なお、u=R/(tanθ)が成立している場合に、出光面2aの法線を基準とした観察者の観察方向の角度θ2がθとなると(θ2=θ)、丁度、傘状部材の頂点が観察されない状態となる。この場合、出光面2aの法線を基準とした観察者の観察方向の角度θ2がθ以上であるときは、常に、傘状部材7は、観察者から隠れた状態にある。
ところで、上記式(1)が成立せず、u<R/(tanθ)のときは、観察者は、傘状部材7の斜面を正面から見ることになる。このとき、観察者は、観察者自身を正面から見ている状態となり、更に、観察者に向けて反射される光も存在しない。よって、傘状部材7が存在している部位は、観察者にとって周囲よりも暗く見える。この結果、液晶表示パネル1における表示品位は損なわれてしまう。
一方、上記式(1)が成立している場合は、観察者が傘状部材7を観察してしまう範囲を狭くすることができる。例えば、u=R/(tanθ)が成立する場合は、観察者の観察方向の角度θ2がθ未満となって初めて、傘状部材7が観察される。このことから、上記式(1)が成立するように傘状部材7及び開口部4aを形成することによって、表示品位の低下を抑制することができる。
次に、図4及び図5を用いて、傘状部材7の反射面における視角依存性について説明する。傘状部材7の高さ方向に垂直な面に対する光学部材5の内壁面の立ち上がり角度(図4及び図5の例では、導光板3の背面と光学部材5の壁面とのなす角度)をβとする。また、観察者が、出光面2aの法線に対して角度αをなした方向から傘状部材7を観察しているとする。
図4では、傘状部材7の中心線の右側から観察が行われている。この場合、図4における傘状部材7の右側面には、光学部材5が写っている。また、右側面に映っている像は、光学部材の5の内壁面の法線に対して角度xで傾斜した方向から、光学部材5の内壁面を見たときに得られる像である。角度xと、角度αとの間には、下記式(3)が成立する。
(数6)
x=180°−2θ−β+α ・・・(3)
上記式(3)について検討する。図4に示すように、三角形ABFから、「γ―y」が「90°−θ」となる。また、点Bを通る傘状部材7の法線を中心にして、入射光線と反射光線とは対称となる。よって、「90°−θ」にαを足した「(90°−θ)+α」がyとなる。また、三角形DEFから、δは、「90°−β」となる。三角形ABCから、zは、「90°−γ」となる。更に、三角形CDEから、「z+x」はδとなる。即ち、下記式(4)〜(8)が成立する。
(数7)
y=(90°−θ)+α ・・・・・(4)
(数8)
γ=y+(90°−θ) ・・・・・(5)
(数9)
δ=90°−β ・・・・・(6)
(数10)
z=90°−γ ・・・・・(7)
(数11)
z+x=δ ・・・・・(8)
従って、上記式(4)〜(8)より、
x=δ−z=(90°−β)−(90°−γ)=γ−β=y+(90°−θ)−β
=(90°−θ+α)+(90°−θ)−β=180°−2θ−β+α
となり、上記式(3)が成立する。
また、図5では、傘状部材7の中心線の左側から観察が行われている。図5に示すように、観察者が、出光面2aの法線に対して角度αをなした方向から、傘状部材の左側面を観察した場合も、左側面には、光学部材5が映っている。左側面に映っている像も、光学部材の5の内壁面の法線に対して角度xで傾斜した方向から、光学部材5の内壁面を見たときに得られる像である。図5においては、角度xと、角度αとの間には、下記式(9)が成立する。
(数12)
x=2θ+β−180°+α ・・・・・(9)
上記式(9)について検討する。図5に示すように、三角形ABFから、「γ―y」が「90°−θ」となる。点Bを通る傘状部材7の法線を中心にして、入射光線と反射光線とは対称となる。よって、「90°−θ」にαを足した「(90°−θ)−α」がyとなる。また、三角形ABDから、δは、「90°−γ」となる。三角形CEFから、zは「90°−β」となる。更に、三角形CDEから、「z+x」はδとなる。即ち、下記式(10)〜(14)が成立する。
(数12)
y=(90°−θ)−α ・・・・・(10)
(数13)
γ=y+(90°−θ) ・・・・・(11)
(数14)
δ=90°−γ ・・・・・(12)
(数15)
z=90°−β ・・・・・(13)
(数16)
z+x=δ ・・・・・(14)
従って、上記式(10)〜(14)より、
x=δ−z=(90°−γ)−(90°−β)=β−γ=β−(y+90°−θ)
=β−y−90°+θ=β−(90°−θ−α)−90+θ
=2θ+β−180°+α
となり、上記式(9)が成立する。
また、傘状部材7の図中左右両側の視角依存性が、光学層4の正面における視角依存性と等しくなると、観察者において、傘状部材7は見え難くなり、更なる表示品位の向上を図ることができる。傘状部材7の図中左右両側の視角依存性が、光学層4の正面における視角依存性と等しくなるためには、上記式(3)及び上記式(9)の両者において、x=αまたはx=−αとなれば良い。上記式(3)及び上記(9)のそれぞれにおいて、x=αとすると、下記式(2)が成立する。
(数17)
β+2θ−180°=0 ・・・・・(2)
傘状部材7の図中左右両側の視角依存性と、光学層4の正面における視角依存性とを等しくするには、上記式(2)が成立するように、傘状部材7及び光学部材5を形成すれば良い。
次に、観察者が光学部材5の図中左右両側を直接見た場合と、光学層4の正面における視角依存性との関係について検討する。まず、θ=β=60°とすると、上記式(2)が満たされる。図4において、観察者が、出光面2aの法線に対して角度αをなした方向から、光学部材5の右側内壁面を観察した場合、光学部材5の右側内壁面はそれに直交する軸から角度(β+α)傾斜した方向から観察された状態となる。このとき、角度αと、角度(β+α)と、角度x(上記式(3)参照)との関係を求めると、表1のようになる。
Figure 2008191261
一方、図5において、観察者が、出光面2aの法線に対して角度αをなした方向から、光学部材5の左側内壁面を観察した場合、光学部材5の左側内壁面はそれに直交する軸から角度(β−α)傾斜した方向から観察された状態となる。このとき、角度αと、角度(β−α)と、角度x(上記式(9)参照)との関係を求めると、表2のようになる。
Figure 2008191261
表1及び表2から判るように、傘状部材7の図中左右両側において、光学部材5の正面からの傾き角xは等しくなる。しかし、光学部材5の内壁面を直接見たときの傾き角(β+α)、(β−α)は等しくならない。
よって、傾き角(β+α)と傾き角(β−α)との両者を近づけるためには、βはより小さい値であることが好ましい。ここで、β=30°、θ=75°に設定した例について、表3及び表4に示す。
Figure 2008191261
Figure 2008191261
表3及び表4に示すように、β=30°、θ=75°とした方が、β=60°、θ=60°とする表1及び表2の場合よりも好ましい結果となる。
また、光学部材5の内壁面における光指向性(散乱特性)が、出光面2aの法線を中心として図中の左右で非対称であるとする。この場合、式(9)においてx=αとしても、式(3)においてはx=−αとなる。よって、図5に示す傘状部材7の図中左側の側面と、図4に示す傘状部材7の図中右側の側面との間では、視角依存性が変化する。
但し、光学部材5の光指向性が、その内壁面の法線を中心として対称であるのであれば、式(3)においてx=−αの場合であっても、視角依存性の変化は存在しなくなる。この場合、傘状部材7の図中左右の側面、光学部材5の図中左右の内壁面、光学層4の正面それぞれにおいて、視覚特性が同一となり、好ましい態様となる。また、この結果、液晶表示パネル1の観察者側からバックライト装置5を見たときにおける、光学部材5の輝度と傘状部材7の輝度とは、光学層4における輝度と同一となる。
また、本実施の形態1における液晶表示装置は、入力機能と画像表示機能との両方が求められる機器であれば、制限なく適用できる。図6は、図1に示された液晶表示装置が搭載された携帯電話を概略的に示す構成図である。図6に示すように、本実施の形態1における液晶表示装置は、携帯電話のメイン画面の表示装置として利用することができる。図6の例では、撮像部9は、ユーザがメイン画面を指でタッチした場合、ユーザの指先を撮像する。そして、携帯電話の制御装置は、撮像画像から指先の位置を検出し、これからユーザの入力内容を検出する。このように、図6の例では、従来のようなタッチパネルを用いることなく、撮像機能によるタッチ入力が実現されている。
更に、本実施の形態1では、上述したように撮像しながら、画像を表示できる。よって、入力機能を非接触型の個人認証に利用した場合は、撮像角度や撮像深度にズレが生じていないかどうか、又ピントが合っているかどうか確認しながら、認証を行うことができる。なお、本実施の形態1では、赤外光を出射する光源が備えられているが、被写体が十分な赤外線を発する場合は、赤外光を出射する光源が備えられていない態様であっても良い。
(実施の形態2)
次に、本発明の実施の形態2における液晶表示装置について、図7及び図8を参照しながら説明する。図7は、本発明の実施の形態2における液晶表示装置の全体構成を概略的に示す断面図である。図8は、図7に示されたバックライト装置を示す斜視図である。
図7に示すように、本実施の形態2における液晶表示装置においては、バックライト装置は、開口が設けられた筐体22を備えている。筐体22は、バスタブ状の形状を呈しており、一の面が開口している。光学層21は筐体22の開口を覆うように配置されている。また、光学層21には、複数個の開口部21aが設けられ、筒状の光学部材5も開口部21a毎に配置されている。更に、各筒状の光学部材5の内部には、傘状部材7が配置されている。
また、図7に示すように、筐体22の開口に対向する面(底面)における、光学層21の開口部21aに重なる位置には、複数の貫通孔22aが形成されている。更に、本実施の形態2では、筐体22の裏面には、撮像部9も複数個配置され、各撮像部9は、対応する傘状部材7及び貫通孔22aを介して液晶表示パネル1の観察者側を撮像する。更に、光源としては、複数本の蛍光管23が用いられている。これら蛍光管23は、筐体22の底面において、光学層21の開口部21aに重ならないように配置されている。
また、本実施の形態2においては、各撮像部9の撮像領域は、それぞれ異なっている。各撮像部が撮像した画像は、外部の画像処理装置で一つの画像に合成することができる。このように、本実施の形態2によれば、複数個の撮像部9が配置されるため、実施の形態1に比べて撮像領域を拡大することができる。よって、本実施の形態2における液晶表示装置は、液晶テレビや、パーソナルコンピュータのモニター装置として有用である。本実施の形態2によれば、タッチパネルを用いることなく、大画面の表示装置に入力機能を付与することができる。なお、上述の点以外については、本実施の形態2における液晶表示装置は、実施の形態1における液晶表示装置と同様に構成されている。
以上のように、本発明における液晶表示装置は、表示機能に加えて入力機能が求められる表示装置に有用である。本発明における液晶表示装置は、産業上の利用可能性を有するものである。
図1は、本発明の実施の形態1における液晶表示装置の全体構成を概略的に示す断面図である。 図2は、図1に示されたバックライト装置を構成する導光板及び光学層を示す斜視図である。 図3は、図1に示したバックライト装置の傘状部材の周辺を拡大して示す断面図である。 図4は、図1に示したバックライト装置の傘状部材の周辺を拡大して示す断面図である。 図5は、図1に示したバックライト装置の傘状部材の周辺を拡大して示す断面図である。 図6は、図1に示された液晶表示装置が搭載された携帯電話を概略的に示す構成図である。 図7は、本発明の実施の形態2における液晶表示装置の全体構成を概略的に示す断面図である。 図8は、図7に示されたバックライト装置を示す斜視図である。 図9は、従来からの入力機能付の液晶表示装置を備えた携帯電話を示す図である。 図10は、図9に示された入力機能付の表示装置の構成を示す断面図である。 図11は、図9及び図10に示された撮像装置を示す平面図である。
符号の説明
1 液晶表示パネル
1a アクティブマトリクス基板
1b 液晶層
1c フィルタ基板
2 バックライト装置
3 導光板
4 光学層
4a 光学層の開口部
5 光学部材
6a 光源(発光素子:可視光)
6b 光源(発光素子:赤外光)
7 傘状部材
8 反射部材
8a 反射部材の開口部
9 撮像部
10 光学フィルタ
11 レンズ素子
12 固体撮像素子
13 照明光
14 入射光
15 携帯電話
20 バックライト装置
21 光学層
21a 光学層の開口部
22 筐体
22a 開口部
23 蛍光管

Claims (10)

  1. 液晶表示パネルと、バックライト装置と、撮像部とを備え、
    前記バックライト装置は、光源と、光学層と、傘状部材とを備え、
    前記光学層は、開口部を備え、且つ、前記光源から出射された光が前記光学層を透過するように、前記液晶表示パネルの背面側に配置され、
    前記傘状部材は、前記開口部を介して前記液晶表示パネルに面する位置に、傘の頂点を前記液晶表示パネルに向けた状態で配置され、且つ、それに入射する光の一部を透過させ、残りを反射させる機能を有し、
    前記撮像部は、前記バックライト装置の裏面に配置され、前記傘状部材を介して前記液晶表示パネルの観察者側を撮像することを特徴とする液晶表示装置。
  2. 前記バックライト装置が、散乱機能を有する筒状の光学部材を更に備え、
    前記筒状の光学部材は、前記光学層の前記開口部から前記液晶表示パネルの反対側に向けて突き出すように配置され、
    前記傘状部材が、前記筒状の光学部材の内側に配置されている請求項1に記載の液晶表示装置。
  3. 前記バックライト装置が、導光板を更に備え、
    前記光源が、それから出射された光が導光板の側面に入射するように配置され、
    前記導光板には、それを厚み方向に貫通する貫通孔又は凹部が設けられ、
    前記光学層の前記開口部が、前記貫通孔又は前記凹部の開口に整合し、
    前記筒状の光学部材の外面が、前記貫通孔又は前記凹部の内壁面に整合している請求項2に記載の液晶表示装置。
  4. 前記バックライト装置が、開口が設けられた筐体を更に備え、
    前記光学層が、前記筐体の前記開口を覆うように配置され、
    前記光源が、蛍光管であり、且つ、前記筐体の前記開口に対向する面において、前記光学層の前記開口部に重ならない位置に配置され、
    前記筐体の前記開口に対向する面における、前記開口部に重なる位置には、貫通孔が形成され、
    前記撮像部が、前記傘状部材及び前記貫通孔を介して前記液晶表示パネルの観察者側を撮像する請求項2に記載の液晶表示装置。
  5. 前記バックライト装置が、前記光源として、可視光を出射する発光素子と、赤外光を出射する発光素子とを備え、
    前記撮像部が、前記赤外光を透過させ、前記可視光を反射又は減衰させるフィルタを備え、且つ、前記液晶表示パネルの観察者側に存在する被写体で反射された前記赤外光を受光することによって撮像を行う請求項1に記載の液晶表示装置。
  6. 前記赤外光の波長が850nm以上に設定され、
    前記撮像部に備えられた前記フィルタが、波長が850nm以上の光を透過させるハイパスフィルタである請求項5に記載の液晶表示装置。
  7. 前記傘状部材が、それに入射した光に含まれる赤外光のみを透過させ、残りを反射させる請求項5に記載の液晶表示装置。
  8. 前記傘状部材は、その頂点が、前記バックライト装置の出光面よりも奥まったところに位置するように配置されている請求項1に記載の液晶表示装置。
  9. 前記傘状部材の高さ方向における、前記バックライト装置の出光面から前記頂点までの距離をu、前記開口部の前記出光面側の開口直径をR、前記傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する前記傘状部材の側面の角度をθとしたときに、前記uが、下記式(1)を満たすように形成されている請求項1に記載の液晶表示装置。
    (数1)
    u≧R/(tanθ) ・・・・・(1)
  10. 傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する光学部材の内壁面の立ち上がり角度をβ、前記傘状部材の高さ方向に垂直な面に対する前記傘状部材の側面の角度をθとしたときに、
    前記傘状部材及び前記光学部材が、下記式(2)を満たすように形成されている請求項2に記載の液晶表示装置。
    (数2)
    180°−2θ−β=0 ・・・・・(2)
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