JP6811158B2 - ロボット制御システム、ロボット制御方法及び統合サーバー装置 - Google Patents

ロボット制御システム、ロボット制御方法及び統合サーバー装置 Download PDF

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Description

本発明はクラウドサービスを活用したロボット制御システム、ロボット制御方法及び統合サーバー装置に関する。
2020年東京オリンピックなどインバウンド増加に伴い、会場へのアクセスルートやイベント参加への案内、観戦チケット販売機や窓口での対応など、多言語対応業務の増加が懸念されており、対応人員の増加を抑制したいという要望がある。
例えば、特許文献1には、利用客による券売機等からのサービス要求の呼出行為に応じて、自律移動型ロボットが利用客との間の本人照合を通して迅速に対応して作業効率を高め、サービスの品質を高めることが可能な自律移動サービスが開示されている。
また、サーバー、携帯端末、及び各サービス範囲に配置されて案内サービスを行うサービスロボットを有し、ユーザーが携帯端末を利用して目的地を入力すると目的地までの経路が検索される技術も提案されている(例えば、特許文献2参照)。この特許文献2に開示される技術は、案内サービスのための誘導サービスシステムであり、目的地までの得られた経路が複数のサービス範囲に分割され、各サービス範囲に対してロボットが予約される。そして、予約されたサービスロボットはサービス範囲内でユーザーを確認すると、ユーザーに対して案内サービスを開始する。
特開2012−86348号公報 特開2016−155179号公報
特許文献2に開示された従来技術の誘導サービスシステムでは、ユーザーは携帯端末でシステムを操作して目的地の設定を行い、各サービス範囲内に設置されたサービスロボットがユーザーに対する誘導を実施する。このため、携帯端末とそれに付随するアプリケーションのインストールが必要になる。また、サービスロボットは経路の案内のみであり、柔軟な施設案内が困難であるという問題も発生する。
このような問題を改善するため、ユーザーからのサービス要求があった場合、ユーザーの挨拶等の音声により利用する言語を特定し、また音声から特徴を抽出して、ユーザー識別IDを採番することが行われる。
そして、音声による自然言語対話型ユーザーインターフェースにより、ユーザーから目的地を聴取し、ユーザー識別IDと目的地、経路プラン、通過予定時刻からなるユーザー別経路情報を登録する。また、ディスプレイや周辺のデジタルサイネージに経路プランの表示を行う。
例えば、ホテルからイベント会場へのロボットによる案内を行う場合など、複数の設備に渡って、ロボットとロボット制御装置を連携させる場合には、ある場所に設置されたサーバーの保有データを他の場所に設置されたサーバーに転送する必要が発生する。このような場合、特定のサーバーでは必要でないデータまで転送される虞があり、セキュリティ上、好ましくない。
本発明の目的は、複数の設備に設置されたロボット制御装置を統合サーバーの下で連携させ、必要でない情報を他の設備に送信しないようにすることで、システム全体のセキュリティ上の問題を解決したロボット制御システム、ロボット制御方法及び統合サーバー装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、例えば特許請求の範囲に記載の構成を採用する。
本発明のロボット制御システムは、第一の設備と第二の設備を含む複数の設備に配置された第一のロボット制御装置と第二のロボット制御装置を連携させて、統合サーバーにより制御するロボット制御システムである。
第一のロボット制御装置は、利用客の音声を認識して合成するとともに、統合サーバーからの音声データを認識して合成する第一の音声認識・合成部を備え、第二のロボット制御装置は、統合サーバーから送信される音声データを認識して合成するとともに、案内ロボットが受信した利用客の音声を認識して合成する第二の音声認識・合成部を備える。
そして、統合サーバーは、第一のロボット制御装置からの音声情報を処理して、第二のロボット制御装置に送信し、第二のロボット制御装置からの音声情報を処理して第一のロボット制御装置に送信する。このとき、統合サーバーは、第一の設備に関連する情報が第二の設備に無制限に送信されないように、または第二の設備に関連する情報が第一の設備に無制限に送信されないように、送信する情報に対する各設備からのアクセス制限を行うアクセス制御部を有する。
本発明によれば、複数の設備のそれぞれに設置したロボット制御装置を連携して制御するため、各設備のサーバー間で不必要なデータの転送を避けることができ、システム全体のセキュリティを確保することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態例の説明により明らかにされる。
本発明のロボット制御システムの実施の形態例の全体構成を示す機能ブロック図である。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例に用いられる予約案内装置、ロボット制御装置及び統合サーバー装置のハードウェア構成を示す図である。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例において、利用客がイベント会場がある第二の設備に移動するまでの制御動作を示すシーケンス図である。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例において、利用客が第二の設備に移動した後の制御動作を示すシーケンス図である。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられるイベント情報テーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられるマップテーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられる会場状態テーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられる経路情報テーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられる予約情報テーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられる認証情報テーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられるロボット制御シナリオテーブルである。 本発明のロボット制御システムの実施の形態例における統合サーバーで用いられるロボット管理テーブルである。
以下、本発明のロボット制御システムの実施の形態例(以下、「本例」と称する)を図1〜図12を参照して説明する。
<ロボット制御システムの全体構成の説明>
まず、図1を参照して、本例のロボット制御システムの全体構成を説明する。
図1に示すように、本例のロボット制御システムは、設備200(設備1:第一の設備)、設備300(設備2:第二の設備)で示す複数の設備がネットワーク400を介して統合サーバー100に接続されて構成される。
設備200は、例えばホテルのフロントのような場所に設置される設備であり、予約案内装置210とロボット制御装置220を備える。
予約案内装置210は、ホテルなどの設備200に滞在する利用客201がチケットの予約を行ったり、イベント会場(設備300)への案内を依頼したりする装置である。
予約案内装置210は、例えば、入力部211、予約部212、表示部213、マイク214、スピーカ215を備える。なお、これらはあくまでも例示したものであって、予約案内装置210は、必ずしもこれらの全てを具備する必要はない。
入力部211は、例えばタッチパネルなどの入力手段であり、この入力部211を用いて利用客201はイベント会場の予約やその場所までの予約案内の申し込みをすることができる。予約部212は、入力部211からの入力またはマイク214から音声入力による予約案内等を受け付ける。予約部21は、受け付けた予約状況を記録する不図示の記録部を含む。マイク214は、利用客201が音声により、予約案内の依頼等の入力を行う手段であり、マイク214から入力される音声情報は、音声データとして、ロボット制御装置220の音声認識・合成部221に送られる。
表示部213は、例えばディスプレイ等の表示装置であり、入力部211またはマイク214から入力された内容に対する回答情報を表示して利用客201に提示する。
また、スピーカ215は、表示部213に代わり、ロボット制御装置220の音声認識・合成部221からの音声データを実際の音声に変換して、音声により利用客201に伝える。なお、表示部213及びスピーカ215の他にも、電子データにより利用客201の携帯端末(スマホなど)に直接、回答情報を送信したり、印刷物によって回答情報を提供したりすることも可能である。
ロボット制御装置220(ロボット制御装置1:第一のロボット制御装置)は、上述した音声認識・合成部221と、ロボット制御部222を備える。音声認識・合成部221は、予約案内装置210のマイク214からの音声データを受信し、これを認識する。そして、これらの音声データを、ネットワーク400を介して、統合サーバー100に送信する。また、統合サーバー100から送信された音声データから音声を合成し、予約案内装置210のスピーカ215に供給する。
ロボット制御部222は、設備300に配置されている案内ロボット301のような案内ロボットを制御する手段であるが、ホテル等の設備200には、ロボットが配置されていないので、ここでは点線で示している。設備200内に後述するような設備300の案内ロボット301に相当するロボットが配置されれば、ロボット制御部222がロボットの動作を制御することになる。
次に、イベント会場のような設備300に設けられるロボット制御装置310(ロボット制御装置2:第二のロボット制御装置)について説明する。図1ではイベント会場が1つだけ示されている(イベントA会場)が、設備300内には様々な複数のイベント会場があるという前提で説明する。イベント会場がある設備300には、案内ロボット301が配置されている。
ロボット制御装置310は、ロボット制御装置220と同様に、音声認識・合成部311及びロボット制御部312を備える。設備300に配置されている案内ロボット301は、ロボット制御装置310のロボット制御部312によりその動作が制御される。図1のロボット制御部312を実線で示したのは、ロボット制御部312が案内ロボット301に対して常時制御できる状態にあることを意味する。
設備200のロボット制御装置220及び設備300のロボット制御装置310は、ネットワーク400で接続された統合サーバー100と通信することによって制御される。すなわち、設備200のロボット制御装置220及び設備300のロボット制御装置310を制御するための情報は、クラウドである統合サーバー100に集約される。
そして、統合サーバー100は、遠方からネットワーク400を介して、設備200のロボット制御装置220及び設備300のロボット制御装置310を制御する。また、後述するように、統合サーバー100は、設備200のロボット制御装置220及び設備300のロボット制御装置310からのアクセスを個別に制限する機能を維持する。これにより、設備200から設備300への情報流出、及び設備300から設備200への情報流出を防ぐことができる。
統合サーバー100は、統合データベース101、イベント検索部102、イベント予約部103、アクセス制御部104、経路案内部105、アクセス定義テーブル106,言語処理部107、ロボット制御シナリオ108及びロボット管理テーブル109を備える。
統合データベース101は、図5〜図10で後述する、イベント情報テーブル111、マップテーブル112、会場状態テーブル113、経路情報テーブル114,予約情報テーブル115及び認証情報テーブル116を含む。
イベント検索部102は、イベント会場である設備300でどのようなイベントが開催されているかどうかを検索する。イベント予約部103は、設備200のロボット制御装置220から受信した利用客201の要求により、設備300で開催されているイベントの予約を行う。
アクセス制御部104は、アクセス定義テーブル106に記録されているアクセスの制限規定に基づいて、設備200または設備300からの統合サーバー100へのアクセスを制限する。つまり、アクセス定義テーブル106には、統合サーバー100が保有する個別の情報に対する、設備200または設備300からのアクセス制限既定が記録されている。
例えば、設備200の予約案内装置210がロボット制御装置220経由で統合サーバー100にアクセスする内容は、設備300の案内ロボット301がロボット制御装置310経由で統合サーバー100にアクセスする内容とは必然的に異なる。
統合サーバー100のアクセス定義テーブル106は、設備200の予約案内装置210に送信して良い情報と送信してはいけない情報を明確に定義するテーブルである。当然のことながら、アクセス定義テーブル106には、設備300の案内ロボット301に送信して良い情報と送信してはいけない情報も明確に定義されて記録されている。
統合サーバー100のアクセス制御部104は、統合サーバー100から、設備200または設備300に情報を送信する際に、常にアクセス定義テーブル106を参照して、送信可能な情報であるか否かを決定する。これにより、設備200だけが必要とする情報が設備300に送信されることがなく、逆に設備300で必要とされる情報が設備200側に送信されることがない。したがって、システム全体の情報セキュリティを維持することができる。なお、統合サーバー100のアクセス制御部104は、統合サーバー100から設備200または設備300に送信される情報を制限するものであり、設備200または設備300から統合サーバー100に入力される情報に対しては特段の制限はしていない。
また、経路案内部105は、設備200における利用客201がイベント会場の案内を依頼した場合に、イベント会場への経路情報を、経路情報テーブル114を参照して、ロボット制御装置220を経由して予約案内装置210に送信する。そして、予約案内装置210の表示部213またはスピーカ215を通して経路情報を利用客201に伝える。また、経路案内部105は、設備300のロボット制御装置310に対して、案内ロボット301が利用客201を案内する経路を通知する。もちろんスマホや印刷物等を用いて経路情報を利用客201に伝えることも可能である。
言語処理部107は、設備200のロボット制御装置220の音声認識・合成部221で認識された言語データを処理して、設備200の予約案内装置210のスピーカ215を使って利用客201に伝える。また、言語処理部107は、設備300のロボット制御装置310の音声認識・合成部311を介して案内ロボット301に発話させる言語を作成する。
ロボット制御シナリオ108は、設備300のロボット制御装置310が案内ロボット301を制御するシナリオを作成し、作成したロボット制御シナリオをロボット制御装置310に供給する。そして、ロボット制御装置310のロボット制御部312は、統合サーバー100のロボット制御シナリオ108で作成されたシナリオに基づいて、案内ロボット301を制御する。なお、案内ロボット301の具体的な発話制御例は図11で詳細に説明する。
ロボット管理テーブル109は、設備200のロボット制御部222または設備300のロボット制御部312により参照されるテーブルであり、それぞれの設備に配置された案内ロボット301の配置されている場所及び案内ロボット301が稼働中または待機中かを示すテーブルである。この詳細については図12で説明する。
<ロボット制御システムのハードウェア構成>
図2は、本例のロボット制御システムに用いられる、予約案内装置210、ロボット制御装置220及び310、統合サーバー100のハードウェア構成を示す図である。図2Aは予約案内装置210、図2Bはロボット制御装置220及び310、図2Cは、統合サーバー100のハードウェア構成を示す。
図2Aに示すように、予約案内装置210は、バス20に接続されたCPU(Central Processing Unit)21、ROM(Read Only Memory)22、RAM(Random Access Memory)23、不揮発性ストレージ24備える。また、利用客201との会話を行うための入力部26と出力部27を備える。さらに、外部との通信を行うための通信インターフェース(通信IF)25を備えている。
CPU21は、予約案内装置210の各部の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM22から読み出して実行する。RAM23には、CPU21で行われる処理の途中で発生した変数等が一時的に書き込まれる。入力部26は、図1の予約案内装置210のうち、タッチパネル等の入力部211と音声の入力を行うマイク214を含む。出力部27は、図1の予約案内装置210のうち、表示部213及びスピーカ215に相当する。不揮発性ストレージ24には、予約案内装置210の予約部212で処理する情報が蓄積される。
図2Bは、ロボット制御装置220及び310のハードウェア構成である。基本的には図2Aに示す予約案内装置210の構成と変わらないが、ここでは、特に入力部26、出力部27に相当する構成は必要とされない。図2Bに示すように、ロボット制御装置220及び310は、バス30に接続されたCPU31、ROM32、RAM33、不揮発性ストレージ34備える。また、外部との通信を行うための通信インターフェース(通信IF)35を備える。
CPU31は、ロボット制御装置220及び310の各部の機能を実現するソフトウェアのプログラムコードをROM32から読み出して実行する。RAM33には、ロボット制御装置220及び310内で行われる演算処理の途中で発生した変数等が一時的に書き込まれる。CPU31がROM32に記録されているプログラムコードを実行することにより、ロボット制御装置220及び310内の各種機能が実現される。
通信インターフェース35には、例えば、NIC(Network Interface Card)等が用いられる。この通信インターフェース35を通して、ロボット制御装置220及び310は統合サーバー100との通信を行う。不揮発性ストレージ34には、CPU31が動作するために必要なプログラムやデータ等が、半永久的に記憶され格納される。
図3Cは、図1の統合サーバー100のハードウェア構成を示す。図3Cに示すCPU41、ROM42、RAM43は、図3A、Bに示すCPU21,31、ROM22,32、RAM23,33と同じなのでここでは説明を省略する。
不揮発性ストレージ44は、図1に示す統合データベース101の各種テーブル111〜116、アクセス定義テーブル106、ロボット制御シナリオ108及びロボット管理テーブル109が記憶されている。
通信インターフェース(通信IF)45には、例えば、NIC等が用いられ、この通信インターフェース45を通して、ロボット制御装置220及びロボット制御装置310との通信が行われる。入力部46,出力部47を一点鎖線で示しているのは、統合サーバー100の機能として必ず必要とされるものではないからである。
<本例のロボット制御システムの制御手順>
以下、図3及び図4のシーケンス図を参照して本例のロボット制御システムの制御動作について説明する。
[利用客201が設備300(設備2)に移動するまでの制御動作]
図3は、本例のシステムにおける設備200(設備1:第一の設備)から設備300(設備2:第二の設備)に、移動するまでの制御動作を示すシーケンス図である。
図3に示すように、まず、設備200の利用客201は、予約案内装置210のマイク214を使ってイベントの予約案内を求める音声を発生するか、またはタッチパネル等の入力部211を使ってイベントの予約案内の入力を行う(S1)。予約案内装置210は、利用客201を検知した旨をロボット制御装置220に通知する(S2)。
ロボット制御装置220は、音声認識・合成部221で、音声合成を行い、音声合成した結果を予約案内装置210に伝える(S3)。これを受けて予約案内装置210は、スピーカ215を用いて、利用客201に対して音声案内を行う(S4)。この音声案内を受けて、利用客201は応答の音声発生または入力を行い(S5)、予約案内装置210経由でロボット制御装置220に送る。
ロボット制御装置220は、利用客201が発した応答の音声または入力を認識し(S6)、ネットワーク400を介して統合サーバー100に供給する。統合サーバー100は、言語処理部107により、利用客201の応答音声を認識し、理解する(S7)。そして、イベント検索部102により、設備300のイベント会場のイベントを検索し(S7)、検索したイベント情報をロボット制御装置220に送信する(S8)。
統合サーバー100からイベント情報を受信したロボット制御装置220は、音声認識・合成部221で音声合成を行い(S9)、予約案内装置210に送る。予約案内装置210は、スピーカ215を作動して音声を発生させ、利用客201に伝えるか、表示部213を介して文字情報として利用客201に伝える(S10)。
利用客201は、統合サーバー100から送られたイベント情報を見て、観覧するイベントを選択し、タッチパネル等の入力部211から選択情報を入力するか、あるいはマイク214から音声により、選択情報をロボット制御装置220に伝える(S11)。ロボット制御装置220は、利用客201が回答した選択情報を音声認識・合成部221で認識し、この選択情報を統合サーバー100に送信する(S12)。
統合サーバー100は、言語処理部107により、ロボット制御装置220から送られた利用客201の選択情報を処理し、イベント予約部103で、この選択情報に基づいてイベントの予約処理を行う(S13)。そして、予約情報を設備300のロボット制御装置310を経由してイベント会場(例えば、イベントA会場)に通知する(S14)。
なお、設備300のイベント会場から統合サーバー100に対しては、予めイベント情報や予約状況等のイベント会場の状況に関する情報が常時反映される状態で伝えられている(S28)。
また、統合サーバー100は、ロボット制御装置220を経由して、予約番号とイベント会場である設備300(設備2)までの経路を予約案内装置210に送る(S15)。予約案内装置210は、これを受けて、表示部213を使って、予約番号と設備300(設備2)までの地図を利用客201に伝える(S16)。利用客201は、予約番号と設備300までの地図を受け取る(S17)。
また、ステップS14で、統合サーバー100からの予約情報を受信したイベント会場では、席の確保や接客の準備を行い(S18)、予約を受け付けた旨の情報を統合サーバー100に送って予約を反映させる(S19)。すなわち、統合サーバー100のイベント予約部103は、イベント会場から送られた予約情報を予約情報テーブル115に反映させる。なお、予約情報テーブル115の詳細については、図9で後述する。
そして、統合サーバー100は、利用客201が案内ロボット301による案内を必要としているか否かの案内の要否を確認するための文言を言語処理部107で作成し(S20)、これを設備200のロボット制御装置220に送る。ロボット制御装置220は、この案内要否の確認文言を音声合成して、予約案内装置210に送る(S21)。予約案内装置210は、スピーカ215により音声で発生するか、あるいは表示部213により表示することにより、利用客201に対してイベント会場の案内を必要とするか否かの要否を通知する(S22)。
利用客201は、予約案内装置210に対して、入力部211からの入力またはマイク214を用いた音声による回答により、例えば、イベント会場における案内が必要である旨の回答(案内要の回答)を行い(S23)、回答結果をロボット制御装置220に送る(S24)。ロボット制御装置S220は、音声認識・合成部221において、利用客201からの案内要の回答を認識し(S25)、これを統合サーバー100に送信する。
統合サーバー100は、ステップS22の案内要の回答を受けて、ロボット制御シナリオ108において、案内が求められたイベントに対応した案内シナリオを作成し、これを設備300のロボット制御装置310に送る(S26)。ロボット制御装置310は、統合サーバー100のロボット制御シナリオ108からの指示を受けて、不図示のシナリオ処理部に案内ロボット301を制御するシナリオを記憶する(S27)。そして、このシナリオに従って案内ロボット301を制御する。
[利用客201が設備300(設備2)に移動した後の制御動作]
次に、図4を参照して、利用客201が、設備300に移動した後の設備300における、利用客201、案内ロボット301、ロボット制御装置310を制御する統合サーバー100の制御動作を説明する。
図4は、利用客201が設備300(設備2:第二の設備)に移動した後の制御動作を示すシーケンス図である。
図4に示すように、まず、利用客201は、イベント会場のある設備300において、案内ロボット301に向けて発話する(S31)。案内ロボット301は利用客201を検知し、利用客201を検知した旨の情報を、ロボット制御装置310を介して統合サーバー100に送信する(S32)。
統合サーバー100は、利用客201が設備300に到着したことを確認し(S33)、利用客201を認証する文言を作成する。そして、統合サーバー100は言語処理部107において、利用客の予約番号を質問する文言を作成し、ロボット制御装置310に送る(S34)。
ロボット制御装置310は、統合サーバー100の言語処理部107からの予約番号質問を、音声認識・合成部311において音声合成し(S35)、これを案内ロボット301に伝える。案内ロボット301は、利用客201に対して、利用客を認証するための質問を音声により発生し、利用客201に伝える(S36)。利用客201は、これを受けて予約番号を発声し、案内ロボット301に伝える(S37)。
案内ロボット301は、利用客201の予約番号をロボット制御装置310に送り、ロボット制御装置310は、その音声認識・合成部311により、これを認識して(S38)、統合サーバー100に送信する。
統合サーバー100は、その言語処理部107において、予約番号の言語処理を行い、これを理解する(S39)。そして、統合データベース101の予約情報テーブル115への照会を完了させる(S40)。予約情報テーブル115は図9で後述するように、認証情報フィールド115dを有しており、ここで利用客201が正規の利用客201であるか否かが認証される。
予約番号の照会が完了すると、統合サーバー100は、言語処理部107において、案内開始文言を作成し、これを設備300のロボット制御装置310に送信する(S41)。ロボット制御装置310は、音声認識・合成部311において、統合サーバー100から送信された案内開始文言を音声合成し、案内ロボット301に供給する(S42)。案内ロボット301は、これを受けて、利用客201に対して案内開始の音声を発話する(S43)。
その後、統合サーバー100は、設備300のロボット制御装置310に対して、案内の開始指示を行い(S44)、ロボット制御装置310は案内ロボット301の案内動作を制御する(S45)。そして、案内ロボット301は利用客201の案内を行い、利用客201は、案内ロボット301と一緒にイベント会場まで移動する(S46、S47)。
<ロボット制御システムに制御動作に用いられる各種テーブル>
図1の統合サーバー100が備える統合データベース101は、本例のロボット制御システムを実現する上で必要な様々なデータが記憶されたテーブルを備えている。
すなわち、統合データベース101には、イベント情報テーブル111、マップテーブル112、会場状態テーブル113、経路情報テーブル114,予約情報テーブル115及び認証情報テーブル116が含まれる。この統合データベース101に記憶されている各種テーブルへの設備200または設備300からのアクセスは、セキュリティ維持のために、アクセス定義テーブル106に記録される定義情報に基づいて制限されている。
図5は、設備200における予約案内装置210の予約部212が参照するイベント情報テーブル111のデータ構造を示す。イベント情報テーブル111は、イベント名フィールド111a、開催期間日時フィールド111b、会場の所在フィールド111c、案内ロボットIDフィールド111dを含む。例えば、ホテル等の設備200に来場した利用客201は、予約案内装置210の予約部212からイベント情報テーブル111にアクセスすることにより、どのようなイベントがどの期間に開催されているか、そして会場の場所、案内ロボットの有無等を知ることができる。この場合には、統合サーバー100のアクセス制御部104は、予約案内装置210からのイベント情報テーブル111へのアクセスを制限することはない。
図6は、統合サーバー100の統合データベース101に含まれるマップテーブル112のデータ構造を示しており、これも予約案内装置210の予約部212により参照されるテーブルである。マップテーブル112は、イベント名フィールド112a及びマップデータフィールド112bを含む。イベント名フィールド112aは、イベント情報フィールド111のイベント名フィールド111aと同じである。以後、図7〜図8も同様である。
マップデータフィールド112bには、例えば設備200(設備1:ホテル)から設備300(設備2、設備3:イベント会場)までの地図が記憶されている。例えば、イベントAが設備2で開催されているならば、マップデータフィールド112bには、設備1から設備2までの地図が記憶される。また、イベントBが設備3で開催されているならば、マップデータフィールド112bには、設備1から設備3までの地図が記憶される。
予約案内装置210の予約部212は、マップテーブル112からの地図情報を利用して、利用客201に対して表示部213により各イベントが開催されている設備までの案内の経路プランを提示する。このマップテーブル112への設備300(設備2、設備3を含む)からのアクセスはアクセス制御部104により制限される。
図7は、統合サーバー100の統合データベース101に含まれる会場状態テーブル113のデータ構造を示す。会場状態テーブル113も予約案内装置210の予約部212が参照するテーブルであり、イベント名フィールド113a及び会場状態フィールド113bを含む。会場状態フィールド113bには、イベント会場である設備300(設備2または設備3等)の混雑状況が記憶される。なお、この情報は、設備300等のイベント会場からリアルタイムあるいは所定の時間間隔で更新される情報である。会場状態テーブル113の予約案内装置210からのアクセスは制限されないが、案内ロボット301が配置される設備300側からのアクセスについては、これを制限するようにしてもよい。
図8は、統合サーバー100の統合データベース101に含まれる経路情報テーブル114のデータ構造を示す。経路情報テーブル114は、イベント名フィールド114aと、経路情報フィールド114bを含む。この経路情報テーブル114は、主としてイベント会場がある設備300のロボット制御装置310によって利用される。ロボット制御装置310のロボット制御部312は、統合サーバー100の経路情報テーブル114に記憶されている経路情報を用いて案内ロボット301による利用客201の案内移動を制御する。この経路情報テーブル114への設備200側からのアクセスは、アクセス制御部104により制限されるように設定することができる。
図9は、統合サーバー100の統合データベース101に含まれる予約情報テーブル115のデータ構造を示す。予約情報テーブル115は、座席番号フィールド115a、状態フィールド115b、定員フィールド115c及び認証情報フィールド115dを含む。予約情報テーブル115も、設備200の予約案内装置210の予約部212により参照される。
座席番号フィールド115aには、イベント会場の座席番号が記憶されている。また、状態フィールド115bには、各座席番号に対応する座席が、空いているかあるいは既にいくつかの席が在席状態になっているかが記憶される。定員フィールド115cには、各座席番号に対応する定員数がいくつかが記憶される。
例えば、座席番号1−Bの場合、定員数2に対して在席数が2であるから、既に全座席が予約されていることを示している。座席の予約がなされると認証情報フィールド115dに利用客201の認証情報が書き込まれる。この予約情報テーブル115へのアクセスは、設備200の予約案内装置210から行われるものであり、設備300の案内ロボット301からのアクセスは制限されている。
図10は、統合サーバー100の統合データベース101に含まれる認証情報テーブル116のデータ構造を示す。認証情報テーブル116は、予約番号フィールド116a、認証情報フィールド116b、使用中フィールド116c及び使用イベントフィールド116dを含む。
この認証情報テーブル116は、イベントがあるごとに統合サーバー100内に作成され、予約案内装置210の予約部212によって参照される。そして、予約時には使用中フィールド116cに使用中フラグが書き込まれ、使用イベントフィールド116dに使用イベントが書き込まれる。この認証情報テーブル116へのアクセスも、設備200の予約案内装置210からのみ行われ、設備300の案内ロボット301からのアクセスは制限される。
図11は、統合サーバー100のロボット制御シナリオテーブル108のデータ構造を示す。ロボット制御シナリオテーブル108は、シナリオ名フィールド108aとロボット制御シナリオフィールド108bを含む。シナリオ名フィールド108aには、来場挨拶、イベント検索、予約番号、案内要否の確認、予約認証、認証完了及び案内開始等のシナリオを必要とする場面が記憶されている。またロボット制御シナリオフィールド108bには、各シナリオ名に相当する場面で案内ロボット301が発話する文面が記憶されている。
例えば、シナリオ名フィールド108aが「来場挨拶」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、利用客201がイベント会場のある設備300に来場したときの案内ロボットの挨拶「いらっしゃいませ。ご利用ありがとうございます」という文言が記憶される。
また、シナリオ名フィールド108aが「イベント検索」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「現在○○件のイベントが開催されています。どのイベントに参加されるのかを、番号またはイベント名で言ってください」という文言が記憶される。
シナリオ名フィールド108aが「予約番号」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「△△(予約イベント名)の予約を行いました。予約番号は××です。○○(会場名)の入り口にいる案内ロボットに予約番号を言ってください」といった文言が記憶される。
また、シナリオ名フィールド108aが「案内要否確認」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「○○(建物名)の△△(イベント名)までの案内は必要ですか?」という質問が記憶される。また、このときの利用客201からの返事として、「はい」、「うん」、「お願いします」、「いいえ」、「いらない」等が記憶される。
シナリオ名フィールド108aが「予約認証」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「こんにちは。僕は案内ロボットです。予約番号を教えてください」という文言が記憶される。そして、予約番号が入力された場合の対応が可能になっている。
また、シナリオ名フィールド108aが「認証完了」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「お客様の認証を完了しました」という文言が記憶される。
また、シナリオ名フィールド108aが「案内開始」であれば、ロボット制御シナリオフィールド108bには、「これから△△(イベント名)への案内を開始します。僕についてきてください」といった文言が記憶される。
このロボット制御シナリオテーブル108へのアクセスは、主として設備300側のロボット制御装置310からのアクセスになり、設備200側のロボット制御装置220からのアクセスは制限される。
図12は、統合サーバー100のロボット管理テーブル109のデータ構造を示す。ロボット管理テーブル109は、案内ロボットIDフィールド109a、設備フィールド109b、設備内位置フィールド109c及び状態フィールド109dを含む。
このロボット管理テーブル109は、設備300のロボット制御装置310のロボット制御部312が案内ロボット301を制御する際に参照するテーブルである。
案内ロボットIDフィールド109aには、案内ロボット301のID、例えば「ROBO1」、「ROBO2」が記憶される。また、設備フィールド109bには、それぞれの案内ロボット301がどこの設備に配置されているかが記憶される。更に、設備内位置フィールド108cには、各案内ロボット301がそれぞれの設備のどこに置かれているかという座標値、すなわち、「ROBO1」、「ROBO2」の各設備内におけるそれぞれの座標値が記憶される。
このロボット管理テーブル109へのアクセスは、設備300のロボット制御装置310からのアクセスに限られ、設備200側のロボット制御装置220からのアクセスは制限されている。
以上、本例のロボット制御システムにおける、全体の機能的なブロック構成、制御手順及び使用されるデータベースについて説明したが、上述した各構成、機能、処理部、処理手段等は、それらの一部または全部を、例えば集積回路で設計する等によりハードウェアで実現することもできる。また、上記の各構成、機能などは、プロセッサがそれぞれの機能を実現するプログラムを解釈し、実行することによりソフトウェアで実現してもよい。各機能を実現するプログラム、テーブル、ファイル等の情報は、メモリや、ハードディスク、SSD(Solid State Drive)等の記録装置、または、ICカード、SDカード、DVD等の記録媒体に置くことができる。
また、各図の制御線や情報線は説明上必要と考えられるものを示しており、製品上必ずしも全ての制御線や情報線を示しているとは限らない。実際には殆ど全ての構成が相互に接続されていると考えてもよい。
なお、本発明は、明細書または図面に開示した実施形態例に限定されるものではなく、特許請求の範囲に記載した内容を逸脱しない限りにおいて、他の応用例及び変形例を含むことは勿論である。
100…統合サーバー、
101…統合データベース、102…イベント検索部、103…イベント予約部、104…アクセス制御部、105…経路案内部、106…アクセス定義テーブル、107…言語処理部、108…ロボット制御シナリオ、109…ロボット管理テーブル、111…イベント情報テーブル、112…マップテーブル、113…会場状態テーブル、114…経路情報テーブル、115…予約情報テーブル、116…認証情報テーブル、
200…第一の設備(例:ホテル)、
201…利用客、210…予約案内装置、211…入力部、212…予約部、213…表示部、214…マイク、215…スピーカ、220…ロボット制御装置、221…音声認識・合成部、222…ロボット制御部、
300…第二の設備(例:イベント会場)、
301…案内ロボット、310…ロボット制御装置、311…音声認識・合成部、312…ロボット制御部

Claims (8)

  1. 第一の設備と第二の設備を含む複数の設備に配置された第一のロボット制御装置と第二のロボット制御装置を連携させて、統合サーバーにより制御するロボット制御システムであって、
    前記第一のロボット制御装置は、利用客の音声を認識して合成するとともに、前記統合サーバーからの音声データを認識して合成する第一の音声認識・合成部を備え、
    前記第二のロボット制御装置は、前記統合サーバーから送信される音声データを認識して合成するとともに、案内ロボットが受信した利用客の音声を認識して合成する第二の音声認識・合成部を備え、
    前記統合サーバーは、前記第一のロボット制御装置からの音声情報を処理して、前記第二のロボット制御装置に送信し、前記第二のロボット制御装置からの音声情報を処理して前記第一のロボット制御装置に送信するとともに、前記第一の設備に関連する情報が前記第二の設備に無制限に送信されないように、または前記第二の設備に関連する情報が前記第一の設備に無制限に送信されないように、それぞれの情報に対してアクセスの制限を行うアクセス制御部を有する
    ことを特徴とするロボット制御システム。
  2. 前記第一の設備には、前記利用客のための予約案内装置が設けられ、
    前記利用客は、音声又は手入力により、イベント会場への案内又はイベント会場で開催されているイベントに対する予約を行うことを可能とする
    請求項1に記載のロボット制御システム。
  3. 前記第二の設備には、前記利用客をイベント会場に案内するための案内ロボットが配置され、
    前記第二のロボット制御装置は、前記統合サーバーからの指示を受けて、前記第二の音声認識・合成部で認識し合成した音声データに基づいて前記第二の設備に配置されている前記案内ロボットに対して、前記イベント会場における前記利用客の案内を行わせる、
    請求項1に記載のロボット制御システム。
  4. 前記統合サーバーは、統合データベースを備え、前記統合データベースには、イベント会場からのイベント情報及びイベント会場の状態情報が常時反映される、
    請求項1に記載のロボット制御システム。
  5. 前記統合データベースは、イベント会場のイベントが更新されて保存されるイベント情報テーブル、イベント会場に行くための地図が保存されるマップテーブル、イベント会場の状態が保存される会場状態テーブル、イベント会場内で案内ロボットが案内する経路が保存される経路情報テーブル、イベント毎の予約情報が保存される予約情報テーブル、及びイベント毎に設けられる認証情報テーブルを含む、
    請求項4に記載のロボット制御システム。
  6. 前記統合サーバーは、統合データベースに含まれる各種データに対する前記第一の設備の前記第一のロボット制御装置または前記第二の設備の前記第二のロボット制御装置がアクセスできる情報を制限する内容を規定したアクセス定義テーブルを有し、
    前記アクセス定義テーブルに規定された内容に基づいて、前記第一の設備の前記第一のロボット制御装置または前記第二の設備の前記第二のロボット制御装置に対して、前記統合データベースへのアクセスを制御するアクセス制御部と、を備える
    請求項1〜5のいずれか一項に記載のロボット制御システム。
  7. 第一の設備と第二の設備を含む複数の設備に配置された第一のロボット制御装置と第二のロボット制御装置を連携させて、統合サーバーにより制御するロボット制御方法であって、
    前記第一の設備において、
    前記第一のロボット制御装置により利用客の音声を認識して合成するステップと、
    前記利用客の音声を認識した後の音声データを前記統合サーバーに送信するステップと、
    前記利用客からの音声データに対する返信の音声データを前記統合サーバーから前記第一のロボット制御装置に送信するステップと、
    前記第二の設備において、
    前記第二のロボット制御装置から利用客を検知した旨を前記統合サーバーに送信するステップと、
    前記統合サーバーから送信される音声データを前記第二のロボット制御装置で認識し、案内ロボットが利用客を目的地まで案内するステップと、を含み、
    前記統合サーバーは、前記第一の設備に関連する情報が無制限に前記第二の設備に無制限に送信されないように、または前記第二の設備に関連する情報が前記第一の設備に無制限に送信されないように、前記第一の設備または前記第二の設備からアクセスできる情報を制限することを特徴とするロボット制御方法。
  8. 第一の設備及び第二の設備を含む複数の設備に配置された第一のロボット制御装置と第二のロボット制御装置を連携させて制御する統合サーバー装置であって、
    前記第一の設備に来場した利用客の要求に基づいて、前記第二の設備で開催されるイベントの検索を行うイベント検索部と、
    前記第二の設備で開催される、前記利用客の求めるイベントの予約を行うイベント予約部と、
    前記第二の設備に配置される案内ロボットに前記利用客を案内させる経路プランを作成する経路案内部と、
    前記利用客からの音声データを処理するとともに、前記案内ロボットに対して音声で発話させるための言語生成を行う言語処理部と、
    前記案内ロボットに発話させる言語を記憶するロボット制御シナリオテーブルと、
    前記第一のロボット制御装置からの音声データを処理して、前記第二のロボット制御装置に送信し、前記第二のロボット制御装置からの音声データを処理して前記第一のロボット制御装置に送信するとともに、前記第一の設備に関連する情報が前記第二の設備に無制限に送信されないように、または前記第二の設備に関連する情報が前記第一の設備に無制限に送信されないように、前記第一の設備または前記第二の設備からアクセスできる情報を制限するアクセス制御部と、
    を備える統合サーバー装置。
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