JP4594857B2 - 受付システム - Google Patents
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Description
(1)ロボットが面会者に対して予め決まった言葉しか電話通知することができない場合には、その言葉からは読み取れない情報については、面会者が調べ直さなければならないといった課題があった。具体的には、例えばロボットが「来訪者が到着しました。」という言葉しか電話通知することができない場合において、面会者が来訪者の氏名や会議室の場所などを忘れているときには、面会者はスケジュール帳をわざわざ開いて確認しなければならないという課題があった。すなわち、各場面に合った電話通知を行うことができる受付システムを開発する必要があった。
(3)面会者への電話通知が適切に行われなかった場合(電話通知を行った際に面会者が席を外している場合などのエラー時)に、どのように対応すればよいかという課題があった。
また、電話通知手段による発信が行われると、発信エラー検出手段は、所定のエラー信号を受信したか否かを判断することで電話通知手段による発信が失敗したか否かを判断する。そして、この発信エラー検出手段は、電話通知手段による発信が失敗したと判断した場合には、そのことを示すエラー通知信号をオペレータ通知手段に出力し、このオペレータ通知手段は、発信が失敗したことを例えば電話やパソコンなどの手段を用いてオペレータに通知する。さらに、例えば応対者の電話機が通話中の状態である場合に電話通知手段による発信が行われると、電話網を構成する所定の機器(例えば、加入者線交換機、中継交換機など)により接続不能と判断され、その接続不能であることを示す着信エラー信号が発信エラー手段に返信される。また、例えば応対者の電話機が契約解除により現在使われていない状態である場合にその電話機に対して電話通知手段による発信が行われると、電話網を構成する所定の機器(例えば、加入者線交換機、中継交換機など)により接続不能と判断され、その接続不能であることを示す不一致信号が発信エラー検出手段に返信される。
発信エラー検出手段は、着信エラー信号または不一致信号を受信すると、電話通知手段による発信が失敗したと判断する。その後、この発信エラー検出手段は、電話通知手段による発信が失敗したことを示すエラー通知信号をオペレータ通知手段に出力し、このオペレータ通知手段は、発信が失敗したことを例えば電話やパソコンなどの手段を用いてオペレータに通知する。
そして、発信エラー検出手段は、発信が失敗したと判断すると、まず、その失敗の回数が所定回数に達しているか否かを判断し、所定回数に達していないと判断した場合には、電話通知手段からの発信を再実行させる。そして、このような発信の再実行が複数回行われることで、失敗の回数が所定回数に達した場合には、発信エラー検出手段によってオペレータ通知手段にエラー通知信号が出力される。
なお、通話エラー検出手段を備えることで、例えば応対者が電話を切ると、通話終了信号が応対者の電話機側から通話エラー検出手段に送信される。この通話エラー検出手段は、この通話終了信号を伝達時間の経過前に受信した場合には、応対者との通話が失敗したと判断して、そのことを示す信号をオペレータ通知手段に出力する。そして、このオペレータ通知手段は、通話が失敗したことを例えば電話やパソコンなどの手段を用いてオペレータに通知する。
また、請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の受付システムであって、前記音声合成手段および前記電話通知手段は、前記動作制御手段に設けられていることを特徴とする。
請求項2に記載の発明によれば、電話通知手段による発信が所定時間行われると、発信エラー検出手段は、電話通知手段による発信が失敗したと判断する。その後、この発信エラー検出手段は、電話通知手段による発信が失敗したことを示すエラー通知信号をオペレータ通知手段に出力し、このオペレータ通知手段は、発信が失敗したことを例えば電話やパソコンなどの手段を用いてオペレータに通知する。
さらに、発信エラー検出手段は、発信が失敗したと判断すると、まず、その失敗の回数が所定回数に達しているか否かを判断し、所定回数に達していないと判断した場合には、電話通知手段からの発信を再実行させる。そして、このような発信の再実行が複数回行われることで、失敗の回数が所定回数に達した場合には、発信エラー検出手段によってオペレータ通知手段にエラー通知信号が出力される。
なお、通話エラー検出手段を備えることで、例えば応対者が電話を切ると、通話終了信号が応対者の電話機側から通話エラー検出手段に送信される。この通話エラー検出手段は、この通話終了信号を伝達時間の経過前に受信した場合には、応対者との通話が失敗したと判断して、そのことを示す信号をオペレータ通知手段に出力する。そして、このオペレータ通知手段は、発信が失敗したことを例えば電話やパソコンなどの手段を用いてオペレータに通知する。
また、請求項3に記載の発明によれば、システム側から応対者への電話通知は、動作制御手段に設けられた音声合成手段および電話通知手段によって行われる。すなわち、請求項3に記載の発明によれば、ロボットに音声合成手段や電話通知手段としての部品を余計に付ける必要がないので、ロボットの見栄えを良くすることができるとともに、ロボットの重量増加を抑えることができる。なお、音声合成手段は通常ロボットに予め設けられている場合が多いが、この場合であっても、電話通知手段としての部品を省略できることによって、前記した効果を奏することができる。
また、応対者の電話機が繋がらないエラー時においては、オペレータ通知手段によってオペレータに対してその旨を通知することができるので、エラーに対してオペレータによる適切な対応を行うことができる。さらに、発信を所定回数リトライ(再実行)した後でないとオペレータへの通知を行わないので、エラー状態から通話可能状態に比較的早く回復できるエラー(例えば通話中など)に対しては、オペレータを介することなくシステム側から応対者への電話通知を良好に行うことができる。すなわち、オペレータの作業負担を軽減させることができる。
さらに、請求項1または請求項2に記載の発明によれば、応対者との通話が正常に終了しないエラー時においては、オペレータ通知手段によってオペレータに対してその旨を通知することができるので、通話エラーに対してオペレータによる適切な対応を行うことができる。
次に、本発明に係る受付システムの第1の実施形態について適宜図面を参照しながら説明する。以下、二足歩行による自律移動が可能な人間型ロボットを使用し、オフィスビルに設けられたロビーに訪れた来訪者を案内する場合を例にとって説明する。参照する図面において、図1は、第1の実施形態に係る受付システムを示す概略図である。図2は、受付システムのロボットを示すブロック図である。図3は、受付システムの動作制御手段を示すブロック図である。
一方、社員出入口カメラ6で撮像した画像をもとに検出された移動体は、社員であると認識される。
このようにすることで、ロビー内に存在する移動体が来訪者であるか社員であるかを判断可能となる。
そして、場内カメラ5が撮像した画像情報をもとに、画像認識部31は、この来訪者および社員の位置を計算してこれらの位置情報を取得する。
なお、顔画像は、主にロボット2が撮像し、来訪者の承諾を得て登録したものである。
なお、前記した各DB35a〜35cに格納された情報は、ロボット支援サーバ3と接続されたPCや携帯端末CTから入力、更新可能である。
出入口カメラ4が撮像した画像情報をもとに、ロボット支援サーバ3は、来訪者の有無を確認する。
S1で来訪者の入場を検出した場合には、場内カメラ5が撮像した画像情報をもとに、ロボット支援サーバ3は、来訪者の顔情報および位置情報を検出する。
S2で検出した来訪者の位置情報に基づいて、ロボット支援サーバ3は、ロボット2に来訪者に接近するよう指示する。
ロボット2は、S3の指示を受け、来訪者に接近する。そして、ロボット2と来訪者との距離が、来訪者とのコミュニケーションを行うのに好適な距離まで縮まる。
ロボット2は、来訪者を撮像し、来訪者の顔画像および位置情報を取得する。なお、この際、来訪者がICタグ8を所持している場合には、ロボット2はICタグ8からシリアル番号を読み取る作業も行う。
ロボット2は、来訪者に、顔画像を登録してもいいかを確認する。承諾を得た場合には、会社名、氏名等その他の来訪者ID情報を聞き出し、登録する。
ロボット2は、来訪者の顔情報(または、シリアル番号)および位置情報をロボット支援サーバ3に送信する。また、顔画像の登録の承諾が得られている場合には、顔画像を含む来訪者ID情報を来訪者ID情報DB35bに格納する。
ロボット支援サーバ3は、ロボット2から送信された顔画像および位置情報が、場内カメラ5が撮像した顔画像および位置情報と一致するかを確認する。すなわち、ロボット支援サーバ3が近づくように指示した来訪者と、実際にロボット2が近づいた来訪者が同一であるか否かを確認する。
来訪者確認ステップS8において、来訪者が同一であると確認された場合は、本実施形態の特徴となる電話通知制御が開始される。
電話通知制御が開始されると、まず、来訪者特定ステップS11において、来訪者ID情報DB35bに格納された顔画像(または、シリアル番号)の中に、ロボット2から送られた顔画像(または、シリアル番号)と一致するものがあるか否かが判断される。これにより、来訪者が特定されたか否かが判断される。なお、このステップS11で来訪者が特定されたときには、その特定された来訪者に関連する来訪者ID情報が以降のステップで参照されることとなる。
来訪者特定ステップS11において、来訪者が特定されたと判断されると(Yes)、通知内容決定ステップS12において、面会者へ通知すべき通知内容が来訪者ID情報に基づいて決定されるとともに、電話番号発信ステップによって面会者の携帯端末CTへ電話番号が発信される。なお、このステップS12,13の順序は、逆であってもよい。
電話番号発信ステップS13で電話番号の発信が行われた後は、発信確認ステップS14において、その発信が成功したか否かが確認される。
前記したステップS14で発信が成功したと確認された場合には(Yes)、電話通知ステップS15において、通知内容が電話網を介して面会者の携帯端末CTに送られる。そして、その後所定時間が経過すると、電話切断ステップS16で、電話が切られて、この制御が終了することとなる。なお、ステップS14で発信が失敗したと確認された場合(No)や、前記したステップS11で来訪者が特定されなかったと判断された場合(No)には、オペレータ通知ステップS17において、その旨がオペレータに通知される。
通知内容が来訪者ID情報に基づいて決定されるので、来訪者ごとに異なる情報(例えば、来訪者の氏名など)を面会者に知らせることができる。
面会者の携帯端末CTが繋がらないエラー時においては、オペレータ通知手段41によってオペレータに対してその旨を通知することができるので、エラーに対してオペレータによる適切な対応を行うことができる。
前記実施形態では、検知手段として、ロボット2のカメラ21a,21a、画像認識部21b、ICタグ読取手段21cを採用したが、本発明はこれに限定されず、動作制御手段Bの出入口カメラ4、場内カメラ5および画像認識部31を採用してもよい。
前記実施形態では、電話機として携帯端末CTを採用したが、本発明はこれに限定されず、例えばPHSや一般電話であってもよい。
以下に、本発明に係る受付システムの第2の実施形態について説明する。この実施形態は第1の実施形態の受付システムの構成の一部を変更したものなので、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。参照する図面において、図6は、第2の実施形態に係る受付システムの動作制御手段を示すブロック図である。
図7に示すように、本実施形態に係る電話通知ステップS15’では、第1の実施形態と同様に通知内容が面会者の携帯端末CTに送られるとともに、この通知内容に加えて回答も面会者の携帯端末CTに送られる。これにより、面会者には、「○○会社の○○(肩書き)、○○様が到着いたしました。コーヒーを用意して下さい。」という内容が携帯端末CTを介して伝達されるようになっている。
通話終了判断ステップS21では、所定時間が経過する前に通話エラー検出手段42が通話終了信号を受け取ったか否かを判断することで、通話が成功(正常に終了)したか否かが判断される。そして、通話が失敗に終わった場合には(No)、オペレータ通知ステップS17に移行して、その旨がオペレータに通知され、通話が成功に終わった場合には(Yes)、電話切断ステップS16に移行して、電話が切られる。
ロボット2によって来訪者に報知された質問内容「飲み物は何にいたしますか?」に対する回答「コーヒー」が、面会者に電話通知されるので、面会者が来訪者の好みに応じた飲み物を迅速に用意することができる。
面会者との通話が正常に終了しないエラー時においては、オペレータ通知手段41によってオペレータに対してその旨を通知することができるので、通話エラーに対してオペレータによる適切な対応を行うことができる。
第2の実施形態では、報知手段としてスピーカ23aなどを採用したが、本発明はこれに限定されず、モニタやタッチパネルなどの視覚によって来訪者に質問内容を報知する手段を採用してもよい。
第2の実施形態では、回答認識手段として、マイクなどを採用したが、本発明はこれに限定されず、ボタンやタッチパネルなどの来訪者の操作により回答を選択するような手段を採用してもよい。
以下に、本発明に係る受付システムの第3の実施形態について説明する。この実施形態は第1の実施形態の受付システムの構成の一部を変更したものなので、第1の実施形態と同様の構成要素については同一符号を付し、その説明を省略する。参照する図面において、図8は、第3の実施形態に係る受付システムの動作制御手段を示すブロック図である。
図9に示すように、本実施形態に係る電話通知ステップS15”では、第1の実施形態と同様に通知内容が面会者の携帯端末CTに送られるとともに、この通知内容に加えて確認情報も面会者の携帯端末CTに送られる。これにより、面会者には、「○○会社の○○(肩書き)、○○様が到着いたしました。先程の内容を確認できましたら、1を、もう一度確認する場合は、2を押してください。」という内容が携帯端末CTを介して伝達されるようになっている。
通知内容確認ステップS31では、面会者からの返答信号に基づいて面会者が通知内容を確認したか否かが判断される。そして、面会者からの返答信号が「2」である場合には、通知内容が確認されていないと判断されて(No)、電話通知ステップS15”に戻り、この電話通知ステップS15”で通知内容および確認情報が面会者へ再送信される。また、面会者からの返答信号が「1」である場合には、通知内容が確認されたと判断されて(Yes)、電話切断ステップS16に移行して、電話が切られる。
面会者が通知内容を聞き取れなかった場合であっても、受付システム1側が一方的に電話を切ることはなく、再送信手段44によって通知内容などが再送信されるので、面会者は確実に通知内容を聞き取って確認することができる。
第3の実施形態では、通知内容に対して確認情報を加えるようにしたが、本発明はこれに限定されず、例えば、第2の実施形態のような回答に対して確認情報を加えるようにしてもよい。これによれば、「コーヒーを用意して下さい。」という回答に対して確認情報が加えられることとなるので、面会者は来訪者の好みに応じた飲み物を聞き逃すことなく、確実に来訪者へ提供することができる。
前記した各実施形態におけるロボット2の仕様は適宜設計変更可能である。例えば、自律移動手段として、複数の車輪を有する構成であってもよい。
また、来訪者検出手段として、出入口カメラ4および場内カメラ5を各1台ずつ備えた構成としたが、本発明はこれに限定されない。カメラの台数、各カメラの有する機能、カメラの設置場所等は適宜設計変更可能である。
2 ロボット
3 ロボット支援サーバ
4 出入口カメラ(検知手段)
5 場内カメラ(検知手段)
6 社員出入口カメラ(検知手段)
7 電話通知モジュール(電話通知手段)
8 ICタグ
21a カメラ(検知手段)
21b 画像認識部(検知手段)
21c ICタグ読取手段(検知手段)
22a マイク(回答認識手段)
22b 音声認識部(回答認識手段)
23a スピーカ(報知手段)
23b 発話生成部(音声合成手段、報知手段)
24 人応答部(報知手段)
28 送受信部
31 画像認識部(検知手段)
36 送受信部
37 特定手段
38 通知内容決定手段
39 発話生成部(音声合成手段)
40 発信エラー検出手段
41 オペレータ通知手段
42 通話エラー検出手段
43 確認手段
44 再送信手段
29a シナリオDB(質問内容記憶手段)
35b 来訪者ID情報DB(記憶手段)
B 動作制御手段
CT 携帯端末(電話機)
Claims (5)
- 自律的に動作するロボットと、
前記ロボットの動作を制御する動作制御手段とを備えた受付システムであって、
前記ロボットまたは前記動作制御手段は、
来訪者を検知して来訪者情報を取得する検知手段と、
前記検知手段で取得した来訪者情報と比較可能な予め作成された来訪者比較情報と、前記来訪者に応対する応対者の電話番号とが少なくとも来訪者関連情報として記憶される記憶手段と、
前記検知手段で取得した前記来訪者情報が、前記記憶手段で記憶されている前記来訪者比較情報と一致したときに、来訪者を特定する特定手段と、
前記特定手段によって来訪者が特定されたときに、前記来訪者関連情報のうちの前記電話番号を前記応対者の電話機に電話網を介して発信する電話通知手段と、
前記特定手段によって来訪者が特定されたときに、前記来訪者関連情報に基づいて前記応対者に通知する内容を決定する通知内容決定手段と、
前記応対者に通知する内容を音声に変換する音声合成手段と、
所定のエラー信号を受信したか否かを判断することで前記電話通知手段による発信が失敗したか否かを判断する発信エラー検出手段と、
前記音声合成手段、前記電話網および前記電話機を介して前記応対者に伝達される予め設定された通話内容及びその回答内容とで示される伝達情報が前記応対者によって聞き取られるのに必要な伝達時間が経過する前において、通話状態が終了したことを示す通話終了信号を受信したか否かを判断することで、前記応対者との通話が失敗したか否かを判断する通話エラー検出手段と、
前記発信エラー検出手段によって発信が失敗したと判断された後に出力されるエラー通知信号に基づいて、発信の失敗をオペレータに通知すると共に、前記通話エラー検出手段によって通話が失敗したと判断されたときに、そのことをオペレータに通知するオペレータ通知手段と、を備え、
前記電話通知手段による発信に応じて通話状態とされた前記応対者の電話機に対して、前記通知内容決定手段で決定した通知内容が、前記電話網を介して伝わるように構成され、
前記エラー信号は、前記応対者の電話機が通話中、電源オフまたは圏外の状態であることを示す着信エラー信号、または、前記電話通知手段から発信した電話番号が加入者交換機あるいは中継交換機により接続不能であると判断されたとき、その接続不能であることを示す不一致信号であり、
前記発信エラー検出手段は、発信が失敗したと判断した後、その失敗の回数が所定回数に達しているか否かを判断し、前記所定回数に達していない場合には、前記電話通知手段からの発信を再実行させ、前記所定回数に達している場合には、前記オペレータ通知手段に前記エラー通知信号を出力するように構成されることを特徴とする受付システム。 - 自律的に動作するロボットと、
前記ロボットの動作を制御する動作制御手段とを備えた受付システムであって、
前記ロボットまたは前記動作制御手段は、
来訪者を検知して来訪者情報を取得する検知手段と、
前記検知手段で取得した来訪者情報と比較可能な予め作成された来訪者比較情報と、前記来訪者に応対する応対者の電話番号とが少なくとも来訪者関連情報として記憶される記憶手段と、
前記検知手段で取得した前記来訪者情報が、前記記憶手段で記憶されている前記来訪者比較情報と一致したときに、来訪者を特定する特定手段と、
前記特定手段によって来訪者が特定されたときに、前記来訪者関連情報のうちの前記電話番号を前記応対者の電話機に電話網を介して発信する電話通知手段と、
前記特定手段によって来訪者が特定されたときに、前記来訪者関連情報に基づいて前記応対者に通知する内容を決定する通知内容決定手段と、
前記応対者に通知する内容を音声に変換する音声合成手段と、
前記電話通知手段の発信から所定時間経過したときに前記電話通知手段による発信が失敗したと判断する発信エラー検出手段と、
前記発信エラー検出手段によって発信が失敗したと判断された後に出力されるエラー通知信号に基づいて、発信の失敗をオペレータに通知するオペレータ通知手段と、
前記音声合成手段、前記電話網および前記電話機を介して前記応対者に伝達される予め設定された通話内容及びその回答内容とで示される伝達情報が前記応対者によって聞き取られるのに必要な伝達時間が経過する前において、通話状態が終了したことを示す通話終了信号を受信したか否かを判断することで、前記応対者との通話が失敗したか否かを判断する通話エラー検出手段と、
前記発信エラー検出手段によって発信が失敗したと判断された後に出力されるエラー通知信号に基づいて、発信の失敗をオペレータに通知すると共に、前記通話エラー検出手段によって通話が失敗したと判断されたときに、そのことをオペレータに通知するオペレータ通知手段と、を備え、
前記電話通知手段による発信に応じて通話状態とされた前記応対者の電話機に対して、前記通知内容決定手段で決定した通知内容が、前記電話網を介して伝わるように構成され、
前記発信エラー検出手段は、発信が失敗したと判断した後、その失敗の回数が所定回数に達しているか否かを判断し、前記所定回数に達していない場合には、前記電話通知手段からの発信を再実行させ、前記所定回数に達している場合には、前記オペレータ通知手段に前記エラー通知信号を出力するように構成されたことを特徴とする受付システム。 - 前記音声合成手段および前記電話通知手段は、
前記動作制御手段に設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受付システム。 - 前記ロボットまたは前記動作制御手段は、
来訪者への質問内容を記憶しておく質問内容記憶手段を備えるとともに、
前記ロボットは、
前記来訪者に対して前記質問内容記憶手段で記憶している前記質問内容を報知する報知手段と、
前記質問内容に対する前記来訪者の回答を認識する回答認識手段と、を備え、
前記回答認識手段で認識した回答が、前記電話網および前記電話機を介して前記応対者に伝わるように構成されることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の受付システム。 - 前記ロボットまたは前記動作制御手段は、
前記音声合成手段、前記電話網および前記電話機を介して前記応対者に伝達される伝達情報が確認できたか否かを前記応対者に聞きただすための確認情報を、前記伝達情報とともに前記音声合成手段、前記電話網および前記電話機を介して前記応対者に伝える確認手段と、
前記確認情報に対して前記応対者から返信される返答信号に基づいて前記応対者が前記伝達情報を確認したか否かを判断し、確認したと判断したときに通話状態を終了させ、確認できていないと判断したときに前記伝達情報および前記確認情報を前記応対者に再度送信する再送信手段と、を備えたことを特徴とする請求項1から請求項4のうちのいずれか1項に記載の受付システム。
Priority Applications (4)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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