JP7483219B2 - 無人移動型サービス機器の管理システム - Google Patents
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Description
例えば、特許文献1は、金融機関の移動店舗や、飲食業の移動販売車や、公共機関の移動図書館などの店舗本体の立ち寄り地点のスケジュールを作成するスケジューリング装置を開示している。この特許文献1に記載された発明では、店舗本体には、バスや、トラックや、小型の特別車両などの車両を採用しており、この車両の運転手は、スケジューリング装置にて作成されたスケジュールに基づいて、複数の立ち寄り地点を巡回することになる。
また、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部を備えているので、例えば、駐車場などを予約場所とする場合であっても自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行することができる。
また、機器側制御手段は、サービス機器のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部と、エネルギ判定部にてエネルギが不足していると判定された場合に、サービス機器のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部とを備えているので、サービス機器のエネルギの補充を自動的に実行することができる。
さらに、エネルギ補充実行部は、他のサービス機器からエネルギの供給を受けてサービス機器のエネルギの補充を実行するので、所定の場所まで移動することなく、自己の近くを移動している他のサービス機器からエネルギの供給を受けることができる。
また、本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、機器側制御手段は、サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して管理サーバにサービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、サーバ側制御手段は、異常通知部にてサービス機器の異常を通知された場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する異常報知部を備え、サービス機器は、画像を撮像する撮像手段を備え、機器側制御手段は、予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする。
また、サーバ側制御手段は、異常通知部にてサービス機器の異常を通知された場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する異常報知部を備えているので、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる無人移動型サービス機器であっても、管理者は、サービス機器の破損や、サービス機器の無断利用などの異常を容易に把握することができる。
また、機器側制御手段は、サービス機器の予約者の正常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えているので、例えば、サービス機器を操作するなどの通常の予約者に即した行動パターンを正常な行動パターンとして行動パターン記憶部に記憶しておくことによって、サービス機器を分解するなどの挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
さらに、機器側制御手段は、サービス機器の予約者の異常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えているので、例えば、サービス機器を分解するなどの挙動不審な行動パターンを異常な行動パターンとして行動パターン記憶部に記憶しておくことによって、挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
また、異常報知部は、管理者にサービス機器の異常を報知するだけでなく、サービス機器を修理する技術者や修理用ロボットにサービス機器の異常を報知して出動要請するようになっていてもよく、サービス機器を警備する警備員や警備用ロボットにサービス機器の異常を報知して出動要請するようになっていてもよい。
また、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、サービス機器の空き時間を取得する空き時間取得部と、空き時間取得部の取得結果に基づいて、サービス機器の空き時間であるか否かを判定する状態判定部と、状態判定部にてサービス機器の空き時間であると判定した場合に、サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンス機器にてサービス機器のメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部とを備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前にサービス機器のメンテナンスを実行することができる。したがって、サービス機器の空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システムの運用コストを抑制することができる。
また、サービス機器は、サービス実施手段を備えたブースと、ブースを移動させる移動手段を備えたキャリアとを備え、ブースおよびキャリアは、着脱自在に構成されるので、予約情報に基づいて、移動制御部にて移動手段に予約場所までサービス機器を移動させた後、ブースおよびキャリアを分離することによって、キャリアを独立して移動自在とすることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システムは、ブースおよびキャリアを個別に制御して効率よく運用することができる。
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図である。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、図1に示すように、サービスを実施するためのサービス機器としての機器本体2と、機器本体2を管理する管理サーバ3と、機器本体2の予約を希望する予約者の所持する携帯電話、スマートフォン、およびパーソナルコンピュータ等の端末装置4と、機器本体2の予約をするための予約サイト5とを備えている。機器本体2、管理サーバ3、端末装置4、および予約サイト5は、通信回線としての公衆ネットワークであるインターネット6を介して相互に通信可能に接続されている。
機器本体2は、図2に示すように、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段21と、この機器本体2を移動させる移動手段22と、情報を表示するとともに、操作入力を受け付けるタッチパネル23と、機器本体2の近傍の画像を撮像する撮像手段24と、この機器本体2を制御する機器側制御手段25とを備えている。
また、本実施形態では、サービス実施手段21は、管理サーバ3から予約者の端末装置4に発行される認証キー(識別情報)を受け付けることによって、サービスの提供を実施可能になっている。この認証キーは、管理サーバから予約者入力手段に送信されるように構成されていてもよく、予約者入力手段を操作することによって、閲覧可能に構成されていてもよい。また、サービス実施手段は、例えば、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスの提供を実施可能になっていてもよく、実施可能になっていてもよい。
タッチパネル23は、予約者の操作に応じて情報の入力を受け付けるとともに、予約者に対して画像にて所定の情報を提供する。換言すれば、タッチパネル23は、機器側表示手段および機器側入力手段として機能する。
機器側制御手段25は、記憶部280に記憶された予約情報に含まれている予約開始時刻となったとき、または予約開始時刻の少し前(例えば、予約開始時刻の10分前)に、この予約情報と対応する認証キーをサービス実施手段21に設定する。これによって、予約者は、管理サーバ3から送信された認証キーを使用して機器本体2のサービス実施手段21にサービスの提供を実施させることができる。
また、実施設定部262は、タッチパネル23を介してサービスの提供を終了する操作入力を受け付けた後、または予約終了時刻となったときにサービス実施手段21にサービスの提供を終了させる。
また、本実施形態では、実施設定部262は、実施判定部263にてサービス実施手段21にサービスの提供を実施させていないと判定された場合には、サービスの提供を自動的に終了するようになっているが、例えば、サービスの提供を終了するように、予約者に促すようになっていてもよい。
機器側決済受付部265は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)に応じた決済を、タッチパネル23を介して受け付ける。
エネルギ補充実行部267は、エネルギ判定部266にてエネルギが不足していると判定された場合に、機器本体2のエネルギの補充を実行する。本実施形態では、エネルギ補充実行部267は、所定の場所に設置された機器本体2の整備所(図示略)まで移動手段22に機器本体2を移動させた後、この整備所に配置されたエネルギを補充するためのロボット(図示略)と協調することによって、エネルギの補充を自動的に実行する。なお、エネルギ補充実行部267は、補充すべきエネルギを作業者に通知することによって、人手にてエネルギの補充を実行するようにしてもよい。
正常サービス実施判定部272は、サービス実施手段21が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する。
このように、タッチパネル23は、予約者に接客する接客手段として機能している。
行動パターン判定部275は、記憶部280に記憶された行動パターンの複数のサンプルと、行動パターン取得部274にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する。
なお、本実施形態では、記憶部280は、機器側制御手段25のメモリにて構成されているが、HDD(Hard Disk Drive)や、NAS(Network Attached Storage)等によって構成されてもよく、クラウドサービスによって構成されてもよい。
また、機器側制御手段25の各機能は、記憶部280に記憶されたプログラムに従って実行されているが、それぞれ独立した機器にて構成してもよく、クラウドコンピューティングによって構成してもよい。
これに対して、例えば、マイク等の集音手段にて機器本体2の音を集音し、この集音した音に基づいて、機器本体2の破損などが生じたか否かを判定し、機器本体2の破損などが生じたと判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知するようにしてもよい。要するに、異常通知部は、機器本体に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して管理サーバに機器本体の異常を通知できればよい。
指令実行部277は、指令受信部276にて受信した指令に基づいて、所定の動作を実行する。この所定の動作については、後に詳細に説明する。
申請送信部278は、予約者による予約時間の延長を申請する延長申請を管理サーバ3に送信する。具体的には、申請送信部278は、タッチパネル23を介して予約者による延長申請の入力を受け付けた場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に延長申請を送信する。本実施形態では、タッチパネル23は、予約者による延長申請の入力を受け付ける延長受付手段として機能している。
存在通知部279は、撮像手段24にて予約者などの人間の存在を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に予約者などの人間の存在を通知する。
端末装置4は、図3に示すように、タッチパネル41を備えている。このタッチパネル41は、予約者の操作に応じて情報の入力を受け付けるとともに、予約者に対して画像にて所定の情報を提供する。換言すれば、タッチパネル41は、予約側表示手段および予約側入力手段として機能する。
サーバ側制御手段31は、CPUや、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。このサーバ側制御手段31は、予約情報設定部311と、移動制御部312と、移動状況報知部313と、サーバ側表示制御部314と、サーバ側決済受付部315と、場所確保実行部316と、異常報知部317と、予約管理部318と、指令生成部319と、指令送信部320と、申請受信部321と、存在管理部322と、記憶部323とを備えている。
ここで、サーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にて実施するサービスを端末装置4のタッチパネル41に表示させる。また、サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させる。
また、本実施形態では、サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させているが、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間のいずれか一方を端末装置4のタッチパネル41に表示させてもよく、これらを端末装置4のタッチパネル41に表示させなくてもよい。
ここで、移動制御部312は、予約者の許可を得ることによって、移動可能となる領域を機器本体2に移動させる場合に、予約者に対して許可を申請するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、移動制御部312は、予約者の許可を得ることによって、移動可能となる領域を機器本体2に移動させる場合に、予約者に対して許可を申請するので、例えば、電子錠にて施錠された室内などの移動不能となっている領域をサービス機器に移動させる場合に、予約者に対して電子錠を施解錠するための認証キーの取得(許可)を申請することができ、電子錠を解錠して室内などに入室することができる。
サーバ側決済受付部315は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)に応じた決済を、端末装置4のタッチパネル41を介して受け付ける。
予約管理部318は、予約情報設定部311にて設定された予約開始時刻および予約終了時刻を含む予約情報を管理する。
指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に指令を送信する。
存在管理部322は、存在通知部279にて通知された予約者などの人間の存在情報を記憶部323に記憶させて管理する。
また、サーバ側制御手段31の各機能は、記憶部323に記憶されたプログラムに従って実行されているが、それぞれ独立した機器にて構成してもよく、クラウドコンピューティングによって構成してもよい。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図4に示すように、ステップST211,212,311~313の処理を実行する。
なお、本実施形態では、予約者は、端末装置4を用いてインターネット6を介して管理サーバ3または予約サイト5にアクセスし、利用時間を指定して機器本体2の予約を実行することができるように構成されているが、管理サーバ3および予約サイト5のいずれか一方のみにアクセスし、機器本体2の予約を実行することができるように構成してもよい。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST311にて管理サーバ3から送信された予約情報を受信した場合には、この予約情報を記憶部280に記憶させて設定する(ステップST211)。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST312にて管理サーバ3から送信された認証キーを含む予約情報を受信した場合には、この予約情報を記憶部280に記憶させて設定する(ステップST212)。
その後、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、機器本体2の予約を受け付けた場合における機器本体2および管理サーバ3の処理を終了する。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図5に示すように、ステップST221~225,321~323の処理を実行する。
機器本体2の待機状態では、管理サーバ3の移動制御部312は、予約情報に基づいて、移動手段22に予約日時(予約開始時刻)に予約場所まで機器本体2を移動させるための移動指令を生成し、この移動指令を機器本体2に送信する(ステップST321)。
これに対して、機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST221にて空き時間があると判定した場合には、ステップST222の補充処理を実行する。
管理サーバ3の移動状況報知部313は、ステップST224にて機器本体2から送信された移動状況を受信した場合には、機器本体2の移動状況を予約者に報知する(ステップST322)。具体的には、移動状況報知部313は、機器本体2の現在位置や、予約場所への到着予測時刻などの移動状況を予約者に報知する。
管理サーバ3の移動状況報知部313は、ステップST225にて機器本体2から送信された到着状況を受信した場合には、機器本体2の到着状況を予約者に報知する(ステップST323)。
その後、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、機器本体の待機状態における機器本体2および管理サーバ3の処理を終了する。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図6に示すように、ステップST231~234,331,332の処理を実行する。
具体的には、機器本体2の機器側制御手段25、および管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、互いに情報の送受信を行うことによって、互いに連携して機器本体2の営業を実施する。
機器本体2および管理サーバ3は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図7に示すように、ステップST911~923の機器本体の営業処理を実行する。
なお、本実施形態では、機器本体2の動作、および管理サーバ3の動作をまとめて無人移動型サービス機器の管理システム1の動作とし、これを共通のフローチャートを用いて説明する。
ここで、実施設定部262は、予約者判定部261にて予約者であると判定した場合、換言すれば、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けた場合に、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させる。
これに対して、ステップST911にてサービスの提供が実施されたと判定した場合には、正常サービス実施判定部272は、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けることによって、サービス実施手段21が正常にサービスを実施しているか否かを判定する(ステップST912)。
これに対して、ステップST912にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合には、正常サービス実施判定部272は、記憶部280から予約情報を取得する(ステップST913)。
これに対して、ステップST914にて予約開始時刻以降であると判定した場合、すなわち予約開始時刻以降に正常サービス実施判定部272にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合には、接客実行部273は、タッチパネル23による接客を実行する(ステップST915:接客実行処理)。具体的には、接客実行部273は、サービスのセールスポイントをタッチパネル23の表示画面に表示し、予約者への説明を開始する。
なお、ステップST916の行動パターン判定処理、およびステップST917の延長報知処理については、後に詳細に説明する。
これに対して、ステップST918にてサービスの提供を終了させたと判定した場合には、機器側制御手段25は、タッチパネル23によるサービスの決済を実行し、サーバ側制御手段31は、タッチパネル41によるサービスの決済を実行する(ステップST919:サービス決済処理)。
また、このステップST919のサービス決済処理では、サーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量を端末装置4のタッチパネル41に表示させる。そして、サーバ側決済受付部315は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、端末装置4のタッチパネル41を介して受け付ける。
ステップST920にて決済を受け付けたと判定した場合には、機器本体2および管理サーバ3は、ステップST921以降の処理を実行することなく、機器本体の営業処理を終了する。
これに対して、ステップST920にて決済を受け付けていないと判定した場合には、機器側制御手段25は、現在の時刻が予約終了時刻以降であるか否かを判定する(ステップST921)。
ステップST921にて予約終了時刻以降でないと判定した場合には、機器側制御手段25は、前述したステップST919以降の処理を繰り返し実行する。
これに対して、ステップST921にて予約終了時刻以降であると判定した場合には、機器側制御手段25は、ステップST922の警報処理を実行する。その後、機器本体2および管理サーバ3は、機器本体の営業処理を終了する。
なお、ステップST922の警報処理については、後に詳細に説明する。
そして、管理サーバ3の異常報知部317は、異常通知部271にて機器本体2の異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する。具体的には、異常報知部317は、管理サーバ3に接続された表示装置(図示略)を介して管理者に機器本体2の異常を報知する。
図8は、行動パターン判定処理を示すフローチャートである。
機器側制御手段25は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図8に示すように、ステップST931~933の行動パターン判定処理を実行する。
行動パターン判定処理では、行動パターン取得部274は、撮像手段24にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する(ステップST931)。
ステップST932にて相違しないと判定した場合には、機器側制御手段25は、行動パターン判定処理を終了する。
これに対して、ステップST932にて相違すると判定した場合には、機器側制御手段25は、ステップST933の行動異常通知処理を実行する。換言すれば、機器側制御手段25は、機器本体2に発生した異常を検知した場合に、ステップST933の行動異常通知処理を実行する。
そして、管理サーバ3の異常報知部317は、異常通知部271にて機器本体2の異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する。具体的には、異常報知部317は、管理サーバ3に接続された表示装置(図示略)を介して管理者に機器本体2の異常を報知する。
図9は、延長報知処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図9に示すように、ステップST941~949の延長報知処理を実行する。
延長報知処理では、サーバ側制御手段31は、予約終了時刻よりも所定時間i分(管理者の設定した時間であり、例えば10分)だけ前の時刻を経過したか否かを判定する(ステップST941)。
記憶部323から予約情報を取得した後、サーバ側制御手段31は、この予約情報に基づいて、予約終了時刻以降に所定時間(例えば、30分)以上の空きがあるか否かを調べ、予約時間を延長できるか否かを判定する(ステップST943)。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に延長指令を送信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した延長指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約時間を延長することができます」、「最大2時間まで延長することができます」、および「延長する場合には画面から延長申請してください」という情報を表示させて予約者に報知する(ステップST945)。
ステップST946にて予約者による延長申請の入力を受け付けたと判定した場合には、申請送信部278は、予約者による予約時間の延長を申請する延長申請を管理サーバ3に送信する。換言すれば、申請送信部278は、タッチパネル23を介して予約者による延長申請の入力を受け付けた場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に延長申請を送信する。したがって、本実施形態では、タッチパネル23は、予約者による延長申請の入力を受け付ける延長受付手段として機能している。
申請送信部278にて延長申請を送信した場合には、管理サーバ3の申請受信部321は、機器本体2の申請送信部278から送信された延長申請を受信する。そして、予約管理部318は、申請受信部321にて受信した延長申請に基づいて、予約終了時刻を変更して予約情報を更新する(ステップST947)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、延長報知処理を終了する。
申請送信部278にて非延長申請を送信した場合には、管理サーバ3の申請受信部321は、機器本体2の申請送信部278から送信された非延長申請を受信する。そして、指令生成部319は、予約情報に基づいて、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約終了時刻を報知する報知指令を生成する(ステップST948)。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に報知指令を送信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した報知指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約終了時刻まで残りi分です」という情報を表示させて予約者に予約終了時刻を報知する(ステップST949)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、延長報知処理を終了する。
なお、予約者に予約終了時刻を報知する手段としては、タッチパネル23の表示画面に表示させて報知する他、例えば、アラームを鳴動させて報知してもよく、機器本体2の照明を徐々に暗くして報知してもよい。
図10は、警告処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図10に示すように、ステップST951~955の警告処理を実行する。
警告処理では、機器本体2の存在通知部279は、撮像手段24にて予約者の存在を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に予約者の存在を通知する(ステップST951)。
そして、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、記憶部323に記憶された存在情報に基づいて、予約終了時刻以降に機器本体2に予約者が存在しているか否かを判定する(ステップST952)。
これに対して、ステップST952にて予約終了時刻以降に機器本体2に予約者が存在していると判定した場合には、指令生成部319は、予約情報に基づいて、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約者に対して警告を報知する警告指令を生成する(ステップST953)。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に警告指令を送信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した警告指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約終了時刻を終了しています」という情報を表示させて予約者に予約終了時刻を終了したことを報知する(ステップST954)。また、指令実行部277は、撮像手段24にて機器本体2の近傍の画像を撮像し、記憶部280に記憶させる(ステップST955)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、警告処理を終了する。
機器本体2の営業を実施した後、換言すれば、機器本体の営業処理を終了した後、機器本体2の実施判定部263は、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定する(ステップST232)。
ステップST232にてサービス実施手段21にサービスの提供を実施させていると判定した場合には、実施判定部263は、サービスの提供を自動的に終了する(ステップST233)。
サーバ側制御手段31は、機器側制御手段25にて機器本体2の営業完了を通知された場合に、機器本体2の営業完了の設定を実行する(ステップST332)。具体的には、サーバ側制御手段31は、記憶部323に記憶された稼働情報を待機状態に更新する。これによって、サーバ側制御手段31は、機器本体2を待機状態とする。
(1)機器本体2は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段21を備えている。また、管理サーバ3は、予約場所に関する予約情報を記憶部280に記憶させて設定する予約情報設定部311と、予約情報設定部311にて設定された予約情報に基づいて、移動手段22に予約場所まで機器本体2を移動させる移動制御部312とを備えている。したがって、機器本体2は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、機器本体2のサービス実施手段21にて実施されるサービスの提供を受けることができる。
(3)サービス実施手段21は、端末装置4から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施するので、利用者は、端末装置4を操作してサービス実施手段21にサービスを実施させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、利用者の利便性を向上させることができる。
(4)サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させるので、利用者は、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を確認することができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、利用者の利便性を向上させることができる。
(6)サーバ側制御手段31は、機器本体2の移動状況を予約者に報知する移動状況報知部313を備えているので、予約者は、機器本体2の移動状況を容易に把握することができ、機器本体2の現在位置や、予約場所への到着予測時刻などを確認することができる。
(9)サーバ側制御手段31は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量をタッチパネル41に表示させるサーバ側表示制御部314と、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、タッチパネル41を介して受け付けるサーバ側決済受付部315とを備えているので、予約者は、タッチパネル41を介してサービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を実行することができる。
(11)サーバ側制御手段31は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部316を備えているので、例えば、駐車場などを予約場所とする場合であっても自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行することができる。
(13)サーバ側制御手段31は、サービス実施手段21にて実施するサービスをタッチパネル41に表示させるサーバ側表示制御部314を備えているので、予約者は、機器本体2のサービス実施手段21にて実施するサービスを予約前に確認することができる。
(16)機器側制御手段25は、正常サービス実施判定部272にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合に、タッチパネル23による接客を実行する接客実行部273を備えているので、サービスの提供を正常に受けることができる予約者、すなわち管理者に許可された予約者に対し、タッチパネル23による接客を実行することができる。
(21)サーバ側制御手段31は、申請送信部278から送信された延長申請を受信する申請受信部321を備え、予約管理部318は、申請受信部321にて受信した延長申請に基づいて、予約終了時刻を変更して予約情報を更新するので、予約者の延長申請に基づいて、延長処理を実行できる。
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図である。
前記第1実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、機器本体2と、管理サーバ3と、端末装置4と、予約サイト5とを備えていた。
これに対して、本実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、図11に示すように、機器本体2A、および管理サーバ3A等の他、前記第1実施形態における整備所と同様の機能を有するとともに、機器本体2Aのメンテナンスを実行するために所定の場所に設置された整備所7と、インターネット6を介して接続された外部の警備システム8とを更に備えている。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
また、本実施形態では、錠装置72は、所定の識別信号を送受信して機器本体2Aを認識することによって、開閉扉71を開放可能としている。したがって、機器本体2Aは、整備所7の開閉扉71を開閉して整備所7に入ることができる。
なお、本実施形態では、検知手段は、整備所7に設置されたセンサ機器213を採用しているが、機器本体2の撮像手段24を採用してもよい。
なお、メンテナンス機器は、機器本体2Aのメンテナンスを実行するための機器であればよく、前述した各機器とは異なる機器であってもよく、例えば、ウイルスなどの除菌、抗菌、殺菌、滅菌、および消毒などを行う機器であってもよい。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、図12に示すように、前記第1実施形態における管理サーバ3と同様の機能構成(各部311~323)を有している他、機器管理部331と、空き時間取得部332と、状態判定部333と、管理モード切替部334と、メンテナンス判定部335と、警備モード切替部336と、警備異常検知部337と、警備異常報知部338と、警備指令送信部339を備えている。
空き時間取得部332は、予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する。具体的には、空き時間取得部332は、機器本体2Aの営業完了の設定後、移動手段22に予約日時に予約場所まで機器本体2Aを移動させるために移動指令を機器本体2Aに送信しなければならない時刻までの時間を機器本体2Aの空き時間として取得する。
管理モード切替部334は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替える。このメンテナンスモードは、各メンテナンス機器211,212にて機器本体2Aのメンテナンスを実行するモードである。
これに対して、例えば、状態判定部は、空き時間取得部の取得結果のみに基づいて、機器本体の空き時間であるか否かを判定し、管理モード切替部は、状態判定部にて機器本体の空き時間であると判定した場合に、機器本体の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えるように構成してもよい。このように構成した場合には、無人移動型サービス機器の管理システムは、検知手段を備えていなくてもよい。
そして、機器管理部331は、メンテナンス判定部335にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、機器本体2Aのメンテナンスを実行するためのメンテナンス指令を設定し、このメンテナンス指令を各メンテナンス機器211,212に送信することによって、各メンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させる。
具体的には、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211は、メンテナンス指令を受信すると、予め設定された動作手順に基づいて機器本体2Aを清掃し、清掃が完了したら完了通知を管理サーバ3Aに送信する。また、消臭機器であるメンテナンス機器212は、メンテナンス指令を受信すると、予め設定された動作手順に基づいて機器本体2Aの消臭を実行する。
なお、警備異常検知部337は、各メンテナンス機器211,212の動作を機器本体2Aの異常として検知しない不検知機能を備えているが、メンテナンス機器として動体を備えていない場合は、この不検知機能は省略してもよい。
なお、本実施形態では、警備異常報知部338は、管理者に機器本体2Aの異常を報知しているが、外部の警備システム8に機器本体2Aの異常を報知するようにしてもよい。
図13は、機器本体の管理モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図13に示すように、ステップST341~351の管理モードの切り替え処理を実行する。
そして、空き時間取得部332は、ステップST341にて取得した予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する(ステップST342)。
そして、サーバ側制御手段31は、不使用状態であると判定した場合には、ステップST345以降の処理を実行し、不使用状態でないと判定した場合には、ステップST341以降の処理を繰り返し実行する(ステップST344)。
ステップST345にて機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えた後、メンテナンス判定部335は、空き時間取得部332にて取得された空き時間と、各メンテナンス機器211,212の所要時間とに基づいて、機器本体2Aのメンテナンスを実行できるか否かを判定する(ステップST346)。
ここで、全メンテナンス処理とは、各メンテナンス機器211,212のそれぞれに設定された所定のメンテナンス動作であって、例えば、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211に機器本体2Aの全範囲の清掃を実行させるメンテナンスである。
ここで、分割メンテナンス処理とは、空き時間以内に実行可能な程度のメンテナンス動作であって、例えば、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211に機器本体2Aの半分の範囲の清掃を実行させる、または優先度が高い部分の清掃を実行させるメンテナンスである。このような空き時間以内に実行可能な程度のメンテナンス動作は、メンテナンス機器211,212ごとに適宜に設定されている。
ステップST350にて機器本体2Aのメンテナンスを終了した後、管理モード切替部334は、機器本体2Aの管理モードをメンテナンスモードから通常モードに切り替える(ステップST351)。
その後、サーバ側制御手段31は、管理モードの切り替え処理を終了する。
図14は、機器本体の警備モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図14に示すように、ステップST361~369の警備モードの切り替え処理を実行する。
そして、空き時間取得部332は、ステップST361にて取得した予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する(ステップST362)。
そして、サーバ側制御手段31は、不使用状態であると判定した場合には、ステップST365以降の処理を実行し、不使用状態でないと判定した場合には、ステップST361以降の処理を繰り返し実行する(ステップST364)。
そして、ステップST366にて機器本体2Aの異常を検知したと判定した場合には、警備異常報知部338は、管理者に機器本体2Aの異常を報知する(ステップST367)。
ここで、サーバ側制御手段31は、移動手段22に予約日時に予約場所まで機器本体2Aを移動させるために移動指令を機器本体2Aに送信しなければならない時刻となった場合には、セキュリティモードを終了すると判定し、この時刻となっていない場合には、セキュリティモードを終了しないと判定する。
これに対して、ステップST368にてセキュリティモードを終了すると判定した場合には、警備モード切替部336は、機器本体2Aの警備モードをセキュリティモードから通常モードに切り替える(ステップST369)。
その後、サーバ側制御手段31は、警備モードの切り替え処理を終了する。
(22)サーバ側制御手段31は、予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する空き時間取得部332と、空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であるか否かを判定する状態判定部333と、状態判定部333にて機器本体2Aの空き時間であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンス機器211,212にて機器本体2Aのメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部334とを備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前に機器本体2Aのメンテナンスを実行することができる。したがって、機器本体2Aの空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システム1の運用コストを抑制することができる。
(27)警備異常検知部337は、メンテナンス機器211,212の動作を機器本体2Aの異常として検知しないので、サーバ側制御手段31は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合であってもメンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させることができる。
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図15は、本発明の第3実施形態に係る機器本体の機能を示す概略構成図である。
前記第1実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、機器本体2と、管理サーバ3とを備え、機器本体2は、サービス実施手段21と、移動手段22と、タッチパネル23と、撮像手段24と、機器側制御手段25とを備えていた。
これに対して、本実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、図15に示すように、機器本体2Bと、管理サーバ3Bとを備え、機器本体2Bは、サービス実施手段21、タッチパネル23、および撮像手段24を備えたブース81と、ブース81を移動させる移動手段22を備えたキャリア82とを備えている。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
ブース側制御手段811は、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267を除く、その他(予約者判定部261~機器側決済受付部265,異常通知部271~記憶部280)の機能を備えている。
キャリア側制御手段821は、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267の機能を備えている。ここで、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267は、キャリア82だけでなく、ブース81にもエネルギを供給できるように構成されている。
なお、本発明では、ブースおよびキャリアは、1組であってもよく、複数組であってもよい。また、本発明では、ブースおよびキャリアの個数は、同じ個数でなくてもよく、機器本体は、少なくとも1つのブースと、複数のキャリアとを備えていればよい。
管理サーバ3Bのサーバ側制御手段31は、図16に示すように、前記第1実施形態における管理サーバ3と同様の機能構成(各部311~323)を有している他、分離制御部341と、回収制御部342とを備えている。
回収制御部342は、所定の条件の成立に基づいて、ブース81の存在する場所までキャリア82を移動させた後、ブース81およびキャリア82を結合することによって、ブース81を回収する。なお、本実施形態では、決済を受け付けたこと、または予約終了時刻となったことを所定の条件として設定しているが、これ以外の条件を所定の条件として設定してもよい。
(29)機器本体2Bは、サービス実施手段21を備えたブース81と、ブース81を移動させる移動手段22を備えたキャリア82とを備え、ブース81およびキャリア82は、着脱自在に構成されるので、予約情報に基づいて、移動制御部312にて移動手段22に予約場所まで機器本体2Bを移動させた後、ブース81およびキャリア82を分離することによって、キャリア82を独立して移動自在とすることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、ブース81およびキャリア82を個別に制御して効率よく運用することができる。
(31)サーバ側制御手段31は、所定の条件の成立に基づいて、ブース81の存在する場所までキャリア82を移動させた後、ブース81およびキャリア82を結合することによって、ブース81を回収する回収制御部342を備えているので、例えば、予約者によるサービスの利用を終えたことを所定の条件としてブース81をキャリア82に回収させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、ブース81およびキャリア82を個別に制御して効率よく運用することができる。
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1の各種機能は、機器本体2,2A,2B、および管理サーバ3,3A,3Bに振り分けて実装されていたが、どの機能を機器本体2,2A,2B、および管理サーバ3,3A,3Bのどちらに振り分けて実装してもよく、振り分けることなく一体的に実装してもよく、無人移動型サービス機器の管理システム1の各種機能を実現することができれば適宜設計してよい。例えば、前記各実施形態では、サービス実施手段21は、機器本体2,2A,2Bに実装されていたが、管理サーバ3,3A,3Bにインターネット6を介して接続されていてもよい。
また、前記各実施形態では、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5は、別個に設けられるとともに、互いにインターネット6を介して接続されていたが、これに限らず、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5は、単一のサイトに設けられていてもよいし、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5の機能は、インターネット6上に分散された複数の機器によって構成されていてもよい。
これに対して、予約情報設定部は、予約者入力手段を介して機器本体の予約を受け付けることによって、予約場所のみに関する予約情報を記憶部に記憶させて設定してもよい。
これに対して、行動パターン記憶部は、予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶し、行動パターン判定部は、行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知するようにしてもよい。
なお、指令生成部は、予約情報に基づいて、予約終了時刻となった場合にサービス実施手段にサービスの提供を終了させる終了指令を生成し、指令実行部は、終了指令に基づいて、サービス実施手段にサービスの提供を終了させるようになっていてもよい。
このような構成によれば、指令実行部は、終了指令に基づいて、サービス実施手段にサービスの提供を終了させるので、サービス機器は、予約終了時刻となった場合に自動的にサービスの提供を終了することができる。
2,2A,2B 機器本体(サービス機器)
3,3A,3B 管理サーバ
4 端末装置(予約者入力手段)
5 予約サイト
6 インターネット(通信回線)
7 整備所
8 警備システム
21 サービス実施手段
22 移動手段
23 タッチパネル(機器側表示手段,機器側入力手段)
24 撮像手段
25 機器側制御手段
31 サーバ側制御手段
41 タッチパネル(予約側表示手段,予約側入力手段)
81 ブース
82 キャリア
211,212 メンテナンス機器
213 センサ機器(検知手段)
261 予約者判定部
262 実施設定部
263 実施判定部
264 機器側表示制御部
265 機器側決済受付部
266 エネルギ判定部
267 エネルギ補充実行部
271 異常通知部
272 正常サービス実施判定部
273 接客実行部
274 行動パターン取得部
275 行動パターン判定部
276 指令受信部
277 指令実行部
278 申請送信部
279 存在通知部
280 記憶部(行動パターン記憶部)
311 予約情報設定部
312 移動制御部
313 移動状況報知部
314 サーバ側表示制御部
315 サーバ側決済受付部
316 場所確保実行部
317 異常報知部
318 予約管理部
319 指令生成部
320 指令送信部
321 申請受信部
322 存在管理部
323 記憶部
331 機器管理部
332 空き時間取得部
333 状態判定部
334 管理モード切替部
335 メンテナンス判定部
336 警備モード切替部
337 警備異常検知部
338 警備異常報知部
339 警備指令送信部
341 分離制御部
342 回収制御部
811 ブース側制御手段
821 キャリア側制御手段
Claims (16)
- サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記機器側制御手段は、
前記サービス機器のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部と、
前記エネルギ判定部にてエネルギが不足していると判定された場合に、前記サービス機器のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部とを備え、
前記エネルギ補充実行部は、他のサービス機器からエネルギの供給を受けて前記サービス機器のエネルギの補充を実行することを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記機器側制御手段は、
前記サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して前記管理サーバに前記サービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記異常通知部にて前記サービス機器の異常を通知された場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する異常報知部を備え、
前記サービス機器は、
画像を撮像する撮像手段を備え、
前記機器側制御手段は、
予約者の正常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、
前記撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
前記行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、前記行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記機器側制御手段は、
前記サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して前記管理サーバに前記サービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記異常通知部にて前記サービス機器の異常を通知された場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する異常報知部を備え、
前記サービス機器は、
画像を撮像する撮像手段を備え、
前記機器側制御手段は、
予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、
前記撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
前記行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、前記行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項3または請求項4に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記機器側制御手段は、前記サービス実施手段が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する正常サービス実施判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項5に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サービス機器は、
予約者に接客する接客手段を備え、
前記機器側制御手段は、
前記正常サービス実施判定部にて前記サービス実施手段が正常にサービスを実施していると判定した場合に、前記接客手段による接客を実行する接客実行部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記サービス機器のメンテナンスを実行するためのメンテナンス機器を備え、
前記サーバ側制御手段は、
予約開始時刻および予約終了時刻を含む前記予約情報を管理する予約管理部と、
前記予約情報に基づいて、前記サービス機器の空き時間を取得する空き時間取得部と、
前記空き時間取得部の取得結果に基づいて、前記サービス機器の空き時間であるか否かを判定する状態判定部と、
前記状態判定部にて前記サービス機器の空き時間であると判定した場合に、前記サービス機器の管理モードを通常モードから前記メンテナンス機器にて前記サービス機器のメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項7に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サーバ側制御手段は、
前記メンテナンス機器によるメンテナンスの実行にかかる所要時間を管理する機器管理部と、
前記管理モード切替部にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、前記空き時間取得部にて取得された空き時間と、前記メンテナンス機器の所要時間とに基づいて、メンテナンスを実行できるか否かを判定するメンテナンス判定部とを備え、
前記機器管理部は、前記メンテナンス判定部にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、前記メンテナンス機器にメンテナンスを実行させることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項7または請求項8に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サービス機器の近傍における動体の有無を検知する検知手段を備え、
前記状態判定部は、前記検知手段の検知結果および前記空き時間取得部の取得結果に基づいて、前記サービス機器の空き時間であり、当該サービス機器の近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、
前記管理モード切替部は、前記状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、前記サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項9に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サーバ側制御手段は、
前記状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、警備モードを通常モードから前記サービス機器の警備を実行するセキュリティモードに切り替える警備モード切替部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項10に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サーバ側制御手段は、
前記警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記サービス機器の異常を検知する警備異常検知部と、
前記警備異常検知部にて前記サービス機器の異常を検知した場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する警備異常報知部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項11に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記警備異常検知部は、前記メンテナンス機器の動作を前記サービス機器の異常として検知しないことを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項10に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サーバ側制御手段は、
前記警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システムに対して通信回線を介して前記サービス機器の警備を実行するための指令を送信する警備指令送信部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - サービスを実施するためのサービス機器と、
前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
前記サービス機器は、
利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
当該サービス機器を移動させる移動手段と、
当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
前記管理サーバは、
当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
前記サービス実施手段は、
前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
前記サービス機器は、
前記サービス実施手段を備えたブースと、
前記ブースを移動させる前記移動手段を備えたキャリアとを備え、
前記機器側制御手段は、
前記ブースを制御するブース側制御手段と、
前記キャリアを制御するキャリア側制御手段とを備え、
前記ブースおよび前記キャリアは、着脱自在に構成されることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項14に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サービス機器は、
少なくとも1つの前記ブースと、
複数の前記キャリアとを備え、
前記ブースおよび前記キャリアのそれぞれは、着脱自在に構成されることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。 - 請求項14または請求項15に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
前記サーバ側制御手段は、
前記予約情報に基づいて、前記移動制御部にて前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させた後、前記ブースおよび前記キャリアを分離することによって、前記キャリアを独立して移動自在とする分離制御部と、
所定の条件の成立に基づいて、前記ブースの存在する場所まで前記キャリアを移動させた後、前記ブースおよび前記キャリアを結合することによって、前記ブースを回収する回収制御部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
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