JP7483219B2 - 無人移動型サービス機器の管理システム - Google Patents

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Description

本発明は、無人移動型サービス機器の管理システムに関する。
従来、物品や、サービスを実施するための機器等の商材を収納する収納手段、および自己を移動させる移動手段を備えた店舗本体と、この店舗本体を管理する管理サーバとを備えた店舗本体の管理システムが知られている。
例えば、特許文献1は、金融機関の移動店舗や、飲食業の移動販売車や、公共機関の移動図書館などの店舗本体の立ち寄り地点のスケジュールを作成するスケジューリング装置を開示している。この特許文献1に記載された発明では、店舗本体には、バスや、トラックや、小型の特別車両などの車両を採用しており、この車両の運転手は、スケジューリング装置にて作成されたスケジュールに基づいて、複数の立ち寄り地点を巡回することになる。
ところで、近年では、自動運転車や、ドローンなどのように、無人にて所定の場所まで移動できる移動体の研究開発が進んでいる。このような移動体を店舗本体として採用すれば、店舗本体は、無人にて所定の場所まで移動できるので、人件費の削減や、営業の効率化を図ることができると考えられる。
特開2017-102502号公報
しかしながら、特許文献1に記載された店舗本体は、金融機関の利用者や、飲食店の利用者や、図書館の利用者などを店舗内に受け入れてサービスを提供するものであり、このような移動体を店舗本体として採用した場合には、店舗本体は、無人にて所定の場所まで移動できるものの、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することはできないという問題がある。
本発明の目的は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる無人移動型サービス機器の管理システムを提供することである。
本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部を備えることを特徴とする
このような構成によれば、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段を備えている。また、管理サーバは、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報設定部にて設定された予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備えている。したがって、サービス機器は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を受けることができる。ここで、サービス実施手段は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。なお、サービス実施手段は、各種装置を格納する格納庫を備え、この格納庫から各種装置を外部に展開させてサービスを実施するようにしてもよい。また、サービス実施手段は、複数種のサービスを実施できるようになっていてもよい。この場合には、サービス実施手段は、複数種のサービスを組み合わせて提供可能となっていてもよく、利用者の要求に応じてサービスの種類を切り替え可能となっていてもよい。
また、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部を備えているので、例えば、駐車場などを予約場所とする場合であっても自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行することができる。
本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、機器側制御手段は、サービス機器のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部と、エネルギ判定部にてエネルギが不足していると判定された場合に、サービス機器のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部とを備え、エネルギ補充実行部は、他のサービス機器からエネルギの供給を受けてサービス機器のエネルギの補充を実行することを特徴とする。
このような構成によれば、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段を備えている。また、管理サーバは、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報設定部にて設定された予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備えている。したがって、サービス機器は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を受けることができる。ここで、サービス実施手段は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。なお、サービス実施手段は、各種装置を格納する格納庫を備え、この格納庫から各種装置を外部に展開させてサービスを実施するようにしてもよい。また、サービス実施手段は、複数種のサービスを実施できるようになっていてもよい。この場合には、サービス実施手段は、複数種のサービスを組み合わせて提供可能となっていてもよく、利用者の要求に応じてサービスの種類を切り替え可能となっていてもよい。
また、機器側制御手段は、サービス機器のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部と、エネルギ判定部にてエネルギが不足していると判定された場合に、サービス機器のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部とを備えているので、サービス機器のエネルギの補充を自動的に実行することができる。
さらに、エネルギ補充実行部は、他のサービス機器からエネルギの供給を受けてサービス機器のエネルギの補充を実行するので、所定の場所まで移動することなく、自己の近くを移動している他のサービス機器からエネルギの供給を受けることができる。
本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、機器側制御手段は、サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して管理サーバにサービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、サーバ側制御手段は、異常通知部にてサービス機器の異常を通知された場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する異常報知部を備え、サービス機器は、画像を撮像する撮像手段を備え、機器側制御手段は、予約者の正常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする。
また、本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、機器側制御手段は、サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して管理サーバにサービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、サーバ側制御手段は、異常通知部にてサービス機器の異常を通知された場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する異常報知部を備え、サービス機器は、画像を撮像する撮像手段を備え、機器側制御手段は、予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする。
このような構成によれば、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段を備えている。また、管理サーバは、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報設定部にて設定された予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備えている。したがって、サービス機器は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を受けることができる。ここで、サービス実施手段は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。なお、サービス実施手段は、各種装置を格納する格納庫を備え、この格納庫から各種装置を外部に展開させてサービスを実施するようにしてもよい。また、サービス実施手段は、複数種のサービスを実施できるようになっていてもよい。この場合には、サービス実施手段は、複数種のサービスを組み合わせて提供可能となっていてもよく、利用者の要求に応じてサービスの種類を切り替え可能となっていてもよい。
また、サーバ側制御手段は、異常通知部にてサービス機器の異常を通知された場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する異常報知部を備えているので、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる無人移動型サービス機器であっても、管理者は、サービス機器の破損や、サービス機器の無断利用などの異常を容易に把握することができる。
また、機器側制御手段は、サービス機器の予約者の正常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えているので、例えば、サービス機器を操作するなどの通常の予約者に即した行動パターンを正常な行動パターンとして行動パターン記憶部に記憶しておくことによって、サービス機器を分解するなどの挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
さらに、機器側制御手段は、サービス機器の予約者の異常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えているので、例えば、サービス機器を分解するなどの挙動不審な行動パターンを異常な行動パターンとして行動パターン記憶部に記憶しておくことによって、挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
ここで、異常検知部は、サービスを実施している状態だけでなく、サービスを実施していない状態や、移動している状態などの様々な状態において、サービス機器に発生した異常を検知するようになっていてもよい。
また、異常報知部は、管理者にサービス機器の異常を報知するだけでなく、サービス機器を修理する技術者や修理用ロボットにサービス機器の異常を報知して出動要請するようになっていてもよく、サービス機器を警備する警備員や警備用ロボットにサービス機器の異常を報知して出動要請するようになっていてもよい。
本発明では、機器側制御手段は、サービス実施手段が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する正常サービス実施判定部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、機器側制御手段は、サービス実施手段が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する正常サービス実施判定部を備えているので、例えば、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を正常に受けることができる予約者、すなわち管理者に許可された予約者とは異なり、不正な手段を用いた利用者によるサービスの利用を正常サービス実施判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
本発明では、サービス機器は、予約者に接客する接客手段を備え、機器側制御手段は、正常サービス実施判定部にてサービス実施手段が正常にサービスを実施していると判定した場合に、接客手段による接客を実行する接客実行部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、機器側制御手段は、正常サービス実施判定部にてサービス実施手段が正常にサービスを実施していると判定した場合に、接客手段による接客を実行する接客実行部を備えているので、サービスの提供を正常に受けることができる予約者、すなわち管理者に許可された予約者に対し、接客手段による接客を実行することができる。ここで、接客手段による接客の内容としては、例えば、サービスのセールスポイントを予約者に説明すること等を採用できる。また、接客手段による接客の内容としては、例えば、予約者の過去の利用履歴などの情報に基づいて、予約者の好みのサービスを割り出し、この予約者の好みのサービスを勧めるようにしてもよい。
本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、サービス機器のメンテナンスを実行するためのメンテナンス機器を備え、サーバ側制御手段は、予約開始時刻および予約終了時刻を含む予約情報を管理する予約管理部と、予約情報に基づいて、サービス機器の空き時間を取得する空き時間取得部と、空き時間取得部の取得結果に基づいて、サービス機器の空き時間であるか否かを判定する状態判定部と、状態判定部にてサービス機器の空き時間であると判定した場合に、サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンス機器にてサービス機器のメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部とを備えることを特徴とする
このような構成によれば、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段を備えている。また、管理サーバは、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報設定部にて設定された予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備えている。したがって、サービス機器は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を受けることができる。ここで、サービス実施手段は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。なお、サービス実施手段は、各種装置を格納する格納庫を備え、この格納庫から各種装置を外部に展開させてサービスを実施するようにしてもよい。また、サービス実施手段は、複数種のサービスを実施できるようになっていてもよい。この場合には、サービス実施手段は、複数種のサービスを組み合わせて提供可能となっていてもよく、利用者の要求に応じてサービスの種類を切り替え可能となっていてもよい。
また、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、サービス機器の空き時間を取得する空き時間取得部と、空き時間取得部の取得結果に基づいて、サービス機器の空き時間であるか否かを判定する状態判定部と、状態判定部にてサービス機器の空き時間であると判定した場合に、サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンス機器にてサービス機器のメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部とを備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前にサービス機器のメンテナンスを実行することができる。したがって、サービス機器の空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システムの運用コストを抑制することができる。
本発明では、サーバ側制御手段は、メンテナンス機器によるメンテナンスの実行にかかる所要時間を管理する機器管理部と、管理モード切替部にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、空き時間取得部にて取得された空き時間と、メンテナンス機器の所要時間とに基づいて、メンテナンスを実行できるか否かを判定するメンテナンス判定部とを備え、機器管理部は、メンテナンス判定部にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、メンテナンス機器にメンテナンスを実行させることが好ましい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、管理モード切替部にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、空き時間取得部にて取得された空き時間と、メンテナンス機器の所要時間とに基づいて、メンテナンスを実行できるか否かを判定するメンテナンス判定部を備え、機器管理部は、メンテナンス判定部にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、メンテナンス機器にメンテナンスを実行させるので、無人移動型サービス機器の管理システムは、次の予約者の予約開始時刻の前に確実にメンテナンスを終了することができる。
本発明では、サービス機器の近傍における動体の有無を検知する検知手段を備え、状態判定部は、検知手段の検知結果および空き時間取得部の取得結果に基づいて、サービス機器の空き時間であり、このサービス機器の近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、管理モード切替部は、状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えることが好ましい。
このような構成によれば、状態判定部は、検知手段の検知結果および空き時間取得部の取得結果に基づいて、サービス機器の空き時間であり、このサービス機器の近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、管理モード切替部は、状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えるので、サービス機器の近傍に動体の無い不使用状態であることを確認した上、次の予約者の予約開始時刻の前にサービス機器のメンテナンスを実行することができる。したがって、サービス機器の空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システムの運用コストを抑制することができる。
本発明では、サーバ側制御手段は、状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、警備モードを通常モードからサービス機器の警備を実行するセキュリティモードに切り替える警備モード切替部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、警備モードを通常モードからサービス機器の警備を実行するセキュリティモードに切り替える警備モード切替部を備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前にサービス機器の警備を実行することができる。
本発明では、サーバ側制御手段は、警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、検知手段の検知結果に基づいて、サービス機器の異常を検知する警備異常検知部と、警備異常検知部にてサービス機器の異常を検知した場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する警備異常報知部とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、検知手段の検知結果に基づいて、サービス機器の異常を検知する警備異常検知部と、警備異常検知部にてサービス機器の異常を検知した場合に、管理者にサービス機器の異常を報知する警備異常報知部とを備えているので、管理者は、サービス機器の異常を容易に把握することができる。
本発明では、警備異常検知部は、メンテナンス機器の動作をサービス機器の異常として検知しないことが好ましい。
このような構成によれば、警備異常検知部は、メンテナンス機器の動作をサービス機器の異常として検知しないので、サーバ側制御手段は、警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合であってもメンテナンス機器にメンテナンスを実行させることができる。
本発明では、サーバ側制御手段は、警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システムに対して通信回線を介してサービス機器の警備を実行するための指令を送信する警備指令送信部を備えることが好ましい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システムに対して通信回線を介してサービス機器の警備を実行するための指令を送信する警備指令送信部を備えているので、サービス機器は、サービス機器の警備を実行する装置を備えていなくてもよく、サービス機器の構成を簡素にすることができ、無人移動型サービス機器の管理システムの運用コストをさらに抑制することができる。
本発明の無人移動型サービス機器の管理システムは、サービスを実施するためのサービス機器と、サービス機器に通信回線を介して接続され、サービス機器を管理する管理サーバと、管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、このサービス機器を移動させる移動手段と、このサービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、管理サーバは、この管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、サーバ側制御手段は、予約者入力手段を介してサービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備え、サービス実施手段は、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、サービス機器は、サービス実施手段を備えたブースと、ブースを移動させる移動手段を備えたキャリアとを備え、機器側制御手段は、ブースを制御するブース側制御手段と、キャリアを制御するキャリア側制御手段とを備え、ブースおよびキャリアは、着脱自在に構成されることを特徴とする
このような構成によれば、サービス機器は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段を備えている。また、管理サーバは、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、予約情報設定部にて設定された予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器を移動させる移動制御部とを備えている。したがって、サービス機器は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を受けることができる。ここで、サービス実施手段は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。なお、サービス実施手段は、各種装置を格納する格納庫を備え、この格納庫から各種装置を外部に展開させてサービスを実施するようにしてもよい。また、サービス実施手段は、複数種のサービスを実施できるようになっていてもよい。この場合には、サービス実施手段は、複数種のサービスを組み合わせて提供可能となっていてもよく、利用者の要求に応じてサービスの種類を切り替え可能となっていてもよい。
また、サービス機器は、サービス実施手段を備えたブースと、ブースを移動させる移動手段を備えたキャリアとを備え、ブースおよびキャリアは、着脱自在に構成されるので、予約情報に基づいて、移動制御部にて移動手段に予約場所までサービス機器を移動させた後、ブースおよびキャリアを分離することによって、キャリアを独立して移動自在とすることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システムは、ブースおよびキャリアを個別に制御して効率よく運用することができる。
本発明では、サービス機器は、少なくとも1つのブースと、複数のキャリアとを備え、ブースおよびキャリアのそれぞれは、着脱自在に構成されることが好ましい。
このような構成によれば、サービス機器は、少なくとも1つのブースと、複数のキャリアとを備え、ブースおよびキャリアのそれぞれは、着脱自在に構成されるので、例えば、あるキャリアに予約場所までブースを移動させた後、このブースを他のキャリアに回収させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システムは、ブースおよびキャリアを個別に制御して効率よく運用することができる。
本発明では、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、移動制御部にて移動手段に予約場所までサービス機器を移動させた後、ブースおよびキャリアを分離することによって、キャリアを独立して移動自在とする分離制御部と、所定の条件の成立に基づいて、ブースの存在する場所までキャリアを移動させた後、ブースおよびキャリアを結合することによって、ブースを回収する回収制御部とを備えることが好ましい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、所定の条件の成立に基づいて、ブースの存在する場所までキャリアを移動させた後、ブースおよびキャリアを結合することによって、ブースを回収する回収制御部を備えているので、例えば、予約者によるサービスの利用を終えたことを所定の条件としてブースをキャリアに回収させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システムは、ブースおよびキャリアを個別に制御して効率よく運用することができる。
本発明の第1実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図 機器本体の機能を示す概略構成図 管理サーバおよび端末装置の機能を示す概略構成図 機器本体の予約を受け付けた場合における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャート 機器本体の待機状態における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャート 機器本体の到着後における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャート 機器本体の営業を実施する動作を示すフローチャート 行動パターン判定処理を示すフローチャート 延長報知処理を示すフローチャート 警告処理を示すフローチャート 本発明の第2実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図 管理サーバの機能を示す概略構成図 機器本体の管理モードの切り替え処理を示すフローチャート 機器本体の警備モードの切り替え処理を示すフローチャート 本発明の第3実施形態に係る機器本体の機能を示す概略構成図 管理サーバの機能を示す概略構成図
〔第1実施形態〕
以下、本発明の第1実施形態を図面に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図である。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、図1に示すように、サービスを実施するためのサービス機器としての機器本体2と、機器本体2を管理する管理サーバ3と、機器本体2の予約を希望する予約者の所持する携帯電話、スマートフォン、およびパーソナルコンピュータ等の端末装置4と、機器本体2の予約をするための予約サイト5とを備えている。機器本体2、管理サーバ3、端末装置4、および予約サイト5は、通信回線としての公衆ネットワークであるインターネット6を介して相互に通信可能に接続されている。
予約者は、端末装置4を用いてインターネット6を介して管理サーバ3または予約サイト5にアクセスし、利用時間を指定して機器本体2の予約を実行することができる。予約サイト5は、予約者からの予約を受け付けると、予約者、予約日時、および予約場所に関する予約情報を管理サーバ3に送信する。
図2は、機器本体の機能を示す概略構成図である。
機器本体2は、図2に示すように、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段21と、この機器本体2を移動させる移動手段22と、情報を表示するとともに、操作入力を受け付けるタッチパネル23と、機器本体2の近傍の画像を撮像する撮像手段24と、この機器本体2を制御する機器側制御手段25とを備えている。
サービス実施手段21は、管理サーバ3から予約者の端末装置4に発行される暗証番号や、バーコードおよびQRコード(登録商標)などの光学コード等の認証キーを受け付けることによって、サービスの提供を実施する。この認証キーは、利用するたびにランダムに変更され、その時間に予約をした予約者は、固有の認証キーを用いてサービスの提供を受けることができるようになっている。ここで、サービス実施手段21は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するものであればよく、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスを採用できる。
なお、本実施形態では、認証キーは、暗証番号や、バーコードおよびQRコード(登録商標)などの光学コード等を採用しているが、例えば、顔認証や、指紋認証や、網膜認証などの生体認証を採用してもよく、予約者を認証することができれば、どのようなものであってもよい。
また、本実施形態では、サービス実施手段21は、管理サーバ3から予約者の端末装置4に発行される認証キー(識別情報)を受け付けることによって、サービスの提供を実施可能になっている。この認証キーは、管理サーバから予約者入力手段に送信されるように構成されていてもよく、予約者入力手段を操作することによって、閲覧可能に構成されていてもよい。また、サービス実施手段は、例えば、予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスの提供を実施可能になっていてもよく、実施可能になっていてもよい。
移動手段22は、無人にて機器本体2を予約場所まで移動させることができれば、どのようなものを採用してもよい。例えば、移動手段22は、自動運転車や、ドローンなどを採用することができる。
タッチパネル23は、予約者の操作に応じて情報の入力を受け付けるとともに、予約者に対して画像にて所定の情報を提供する。換言すれば、タッチパネル23は、機器側表示手段および機器側入力手段として機能する。
なお、本実施形態では、機器側表示手段および機器側入力手段は、タッチパネル23にて一体的に機器本体2に実装されているが、それぞれ個別に実装されていてもよく、タッチパネル23とは異なる表示装置や、入力装置を採用してもよい。要するに、機器側表示手段は、情報を表示することができればよく、機器側入力手段は、操作入力を受け付けることができればよい。また、機器側表示手段は、情報を表示する機能に代えて、音声、ホログラム、VR(Virtual Reality)、およびAR(Augmented Reality)などを利用して予約者に情報を伝達するようにしてもよく、機器側入力手段は、操作入力を受け付ける機能に代えて、音声、ホログラム、VR(Virtual Reality)、およびAR(Augmented Reality)などを利用して予約者からの情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
撮像手段24は、機器本体2や、その周辺(近傍)の画像を主に撮像する。また、撮像手段24は、予約者(人間)の存在を検知する。この撮像手段24としては、例えば、CCD(Charge Coupled Device)カメラ等を採用できる。なお、本実施形態では、予約者の存在を検知するために撮像手段24を採用しているが、LiDAR(Light Detection And Ranging)や、Novel View Synthesisや、人感センサ等を採用してもよい。
機器側制御手段25は、CPU(Central Processing Unit)や、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。この機器側制御手段25は、予約者判定部261と、実施設定部262と、実施判定部263と、機器側表示制御部264と、機器側決済受付部265と、エネルギ判定部266と、エネルギ補充実行部267とを備えている。また、機器側制御手段25は、異常通知部271と、正常サービス実施判定部272と、接客実行部273と、行動パターン取得部274と、行動パターン判定部275と、指令受信部276と、指令実行部277と、申請送信部278と、存在通知部279と、記憶部280とを備えている。
予約者判定部261は、前述した予約情報に基づいて、予約者であるか否かを判定する。具体的には、予約者判定部261は、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けた場合には、予約者であると判定し、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けなかった場合には、予約者でないと判定する。
なお、予約情報は、前述した予約者、予約日時、および予約場所に関する情報の他、認証キーに関する情報を有し、記憶部280に記憶されている。
機器側制御手段25は、記憶部280に記憶された予約情報に含まれている予約開始時刻となったとき、または予約開始時刻の少し前(例えば、予約開始時刻の10分前)に、この予約情報と対応する認証キーをサービス実施手段21に設定する。これによって、予約者は、管理サーバ3から送信された認証キーを使用して機器本体2のサービス実施手段21にサービスの提供を実施させることができる。
そして、機器側制御手段25は、記憶部280に記憶された予約情報に含まれている予約終了時刻を経過したとき、または予約終了時刻の少し後(例えば、予約終了時刻の10分後)に、この予約情報と対応する認証キーとは異なる認証キーをサービス実施手段21に設定する。これによって、予約者は、機器本体2のサービス実施手段21にサービスの提供を実施させることができないようになる。
実施設定部262は、予約者判定部261にて予約者であると判定した場合に、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させる。具体的には、実施設定部262は、例えば、花火の打ち上げや、プロジェクションマッピングによる映画などの上映や、ドローンの飛行による演出や、ロボットの動作による演出や、音響装置による音楽の演奏や、香りを発生する装置による香りの提供などの多様なサービスの提供を実施させる。
また、実施設定部262は、タッチパネル23を介してサービスの提供を終了する操作入力を受け付けた後、または予約終了時刻となったときにサービス実施手段21にサービスの提供を終了させる。
実施判定部263は、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定する。ここで、実施判定部263は、タッチパネル23を介してサービスの提供を終了する操作入力を受け付けた後、または予約終了時刻となったときにサービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定する。具体的には、実施判定部263は、機器本体2の画像を撮像手段24に撮像させることによって、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定する。
なお、本実施形態では、実施判定部263は、機器本体2の画像を撮像手段24に撮像させることによって、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定しているが、例えば、センサを利用してサービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定してもよい。要するに、実施判定部は、サービス実施手段にサービスの提供を実施させているか否かを判定することができればよい。
また、本実施形態では、実施設定部262は、実施判定部263にてサービス実施手段21にサービスの提供を実施させていないと判定された場合には、サービスの提供を自動的に終了するようになっているが、例えば、サービスの提供を終了するように、予約者に促すようになっていてもよい。
機器側表示制御部264は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)をタッチパネル23に表示させる。
機器側決済受付部265は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)に応じた決済を、タッチパネル23を介して受け付ける。
本実施形態では、サービスの提供を自動的に終了した後、または実施判定部263にてサービスの提供を終了していると判定した場合には、機器側制御手段25は、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の営業完了を通知する。その後、機器側制御手段25は、機器本体2を待機状態とする。
エネルギ判定部266は、機器本体2のエネルギ(燃料や、電力など)が不足しているか否かを判定する。
エネルギ補充実行部267は、エネルギ判定部266にてエネルギが不足していると判定された場合に、機器本体2のエネルギの補充を実行する。本実施形態では、エネルギ補充実行部267は、所定の場所に設置された機器本体2の整備所(図示略)まで移動手段22に機器本体2を移動させた後、この整備所に配置されたエネルギを補充するためのロボット(図示略)と協調することによって、エネルギの補充を自動的に実行する。なお、エネルギ補充実行部267は、補充すべきエネルギを作業者に通知することによって、人手にてエネルギの補充を実行するようにしてもよい。
ここで、エネルギ補充実行部は、例えば、他の機器本体からエネルギの供給を受けて機器本体のエネルギの補充を実行するようにしてもよい。このようにエネルギ補充実行部を構成した場合には、エネルギ補充実行部は、他の機器本体からエネルギの供給を受けて機器本体のエネルギの補充を実行するので、整備所などの所定の場所まで移動することなく、自己の近くを移動している他の機器本体からエネルギの供給を受けることができる。
なお、本実施形態では、エネルギ補充実行部267は、所定の場所に設置された機器本体2の整備所まで移動手段22に機器本体2を移動させることによって、エネルギの補充を実行しているが、逆に機器本体2の整備所を機器本体2まで移動させることによって、エネルギの補充を実行してもよい。
異常通知部271は、機器本体2に発生した異常を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の異常を通知する。
正常サービス実施判定部272は、サービス実施手段21が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する。
接客実行部273は、正常サービス実施判定部272にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合に、タッチパネル23による接客を実行する。具体的には、接客実行部273は、サービスのセールスポイントをタッチパネル23の表示画面に表示し、予約者への説明を開始する。
このように、タッチパネル23は、予約者に接客する接客手段として機能している。
なお、本実施形態では、接客手段は、タッチパネル23を採用していたが、例えば、機器本体の周辺を自由に移動可能なロボットを採用し、予約者を誘導してサービスを見せて回ってもよく、機器本体に搭載された各種の装置に通信回線を介して接続し、自動的に各種の装置を稼働させるようにしてもよい。要するに、接客手段は、予約者に接客することができれば、どのようなものを採用してもよい。
また、本実施形態では、接客手段は、タッチパネル23を採用していたが、タッチパネル23とは異なる技術を利用して接客手段を構成するようにしてもよい。要するに、接客手段は、音声、ホログラム、VR、およびARなどを利用して予約者に情報を伝達するようにしてもよく、予約者からの情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
行動パターン取得部274は、撮像手段24にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する。
行動パターン判定部275は、記憶部280に記憶された行動パターンの複数のサンプルと、行動パターン取得部274にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する。
ここで、記憶部280は、予約者の正常な行動パターンの複数のサンプルを予め記憶している。具体的には、記憶部280は、例えば、機器本体2を操作するなどの通常の予約に即した行動パターンを正常な行動パターンとして記憶している。このように、本実施形態では、記憶部280は、行動パターン記憶部として機能している。
なお、本実施形態では、記憶部280は、機器側制御手段25のメモリにて構成されているが、HDD(Hard Disk Drive)や、NAS(Network Attached Storage)等によって構成されてもよく、クラウドサービスによって構成されてもよい。
また、機器側制御手段25の各機能は、記憶部280に記憶されたプログラムに従って実行されているが、それぞれ独立した機器にて構成してもよく、クラウドコンピューティングによって構成してもよい。
このように、本実施形態では、異常通知部271は、正常サービス実施判定部272にて機器本体2に発生した異常を検知した場合、および行動パターン判定部275にて機器本体2に発生した異常を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の異常を通知する。
これに対して、例えば、マイク等の集音手段にて機器本体2の音を集音し、この集音した音に基づいて、機器本体2の破損などが生じたか否かを判定し、機器本体2の破損などが生じたと判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知するようにしてもよい。要するに、異常通知部は、機器本体に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して管理サーバに機器本体の異常を通知できればよい。
また、例えば、騒音センサにて機器本体の近傍の騒音を検知したか否かを判定し、機器本体の近傍の騒音を検知したと判定した場合に、機器本体に発生した異常を検知するようにしてもよく、室内にてサービスを実施する際には、二酸化炭素センサにて機器本体の近傍の二酸化炭素濃度の上昇を検知したか否かを判定し、機器本体の近傍の二酸化炭素濃度の上昇を検知した場合に、機器本体に発生した異常を検知するようにしてもよい。このような場合(機器本体にて営業する際に好ましくない異常を検知した場合)には、接客手段による接客の一種として、機器本体の近傍の騒音を検知したことを予約者に報知するように構成してもよく、機器本体の近傍の二酸化炭素濃度の上昇を検知したことに基づいて、自動的に機器本体にて空気清浄を実行するようにしてもよい。
指令受信部276は、管理サーバ3からの指令を受信する。
指令実行部277は、指令受信部276にて受信した指令に基づいて、所定の動作を実行する。この所定の動作については、後に詳細に説明する。
申請送信部278は、予約者による予約時間の延長を申請する延長申請を管理サーバ3に送信する。具体的には、申請送信部278は、タッチパネル23を介して予約者による延長申請の入力を受け付けた場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に延長申請を送信する。本実施形態では、タッチパネル23は、予約者による延長申請の入力を受け付ける延長受付手段として機能している。
存在通知部279は、撮像手段24にて予約者などの人間の存在を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に予約者などの人間の存在を通知する。
図3は、管理サーバおよび端末装置の機能を示す概略構成図である。
端末装置4は、図3に示すように、タッチパネル41を備えている。このタッチパネル41は、予約者の操作に応じて情報の入力を受け付けるとともに、予約者に対して画像にて所定の情報を提供する。換言すれば、タッチパネル41は、予約側表示手段および予約側入力手段として機能する。
なお、本実施形態では、予約側表示手段および予約側入力手段は、タッチパネル41にて一体的に端末装置4に実装されているが、それぞれ個別に実装されていてもよく、タッチパネル41とは異なる表示装置や、入力装置を採用してもよい。要するに、予約側表示手段は、情報を表示することができればよく、予約側入力手段は、操作入力を受け付けることができればよい。また、予約側表示手段は、情報を表示する機能に代えて、音声、ホログラム、VR、およびARなどを利用して予約者に情報を伝達するようにしてもよく、予約側入力手段は、操作入力を受け付ける機能に代えて、音声、ホログラム、VR、およびARなどを利用して予約者からの情報の入力を受け付けるようにしてもよい。
管理サーバ3は、サーバ側制御手段31を備えている。
サーバ側制御手段31は、CPUや、メモリなどによって構成され、このメモリに記憶された所定のプログラムに従って情報処理を実行する。このサーバ側制御手段31は、予約情報設定部311と、移動制御部312と、移動状況報知部313と、サーバ側表示制御部314と、サーバ側決済受付部315と、場所確保実行部316と、異常報知部317と、予約管理部318と、指令生成部319と、指令送信部320と、申請受信部321と、存在管理部322と、記憶部323とを備えている。
予約情報設定部311は、端末装置4を介して機器本体2の予約を受け付けることによって、予約者、予約場所、および予約日時(予約開始時刻および予約終了時刻)に関する予約情報を記憶部323に記憶させて設定する。
ここで、サーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にて実施するサービスを端末装置4のタッチパネル41に表示させる。また、サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させる。
なお、本実施形態では、サーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にて実施するサービスを端末装置4のタッチパネル41に表示させているが、サービス実施手段21にて実施するサービスを端末装置4のタッチパネル41に表示させなくてもよい。
また、本実施形態では、サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させているが、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間のいずれか一方を端末装置4のタッチパネル41に表示させてもよく、これらを端末装置4のタッチパネル41に表示させなくてもよい。
移動制御部312は、予約情報に基づいて、移動手段22に予約日時(予約開始時刻)に予約場所まで機器本体2を移動させる。
ここで、移動制御部312は、予約者の許可を得ることによって、移動可能となる領域を機器本体2に移動させる場合に、予約者に対して許可を申請するように構成されていてもよい。
このような構成によれば、移動制御部312は、予約者の許可を得ることによって、移動可能となる領域を機器本体2に移動させる場合に、予約者に対して許可を申請するので、例えば、電子錠にて施錠された室内などの移動不能となっている領域をサービス機器に移動させる場合に、予約者に対して電子錠を施解錠するための認証キーの取得(許可)を申請することができ、電子錠を解錠して室内などに入室することができる。
移動状況報知部313は、機器本体2の移動状況を予約者に報知する。具体的には、移動状況報知部313は、機器本体2の現在位置や、予約場所への到着予測時刻などの移動状況を予約者に報知する。
また、前述したサーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)を端末装置4のタッチパネル41に表示させる。
サーバ側決済受付部315は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供時間(提供量)に応じた決済を、端末装置4のタッチパネル41を介して受け付ける。
場所確保実行部316は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する。具体的には、場所確保実行部316は、駐車場などを予約場所とする場合には、自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行する。
異常報知部317は、機器本体2の異常通知部271にて異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する。具体的には、異常報知部317は、管理サーバ3に接続された表示装置(図示略)を介して管理者に機器本体2の異常を報知する。
予約管理部318は、予約情報設定部311にて設定された予約開始時刻および予約終了時刻を含む予約情報を管理する。
指令生成部319は、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約終了時刻を報知する報知指令や、予約状況に応じた予約時間の延長の可否を報知する延長指令や、予約終了時刻以降も予約者が存在した場合に、その予約者に対して警告を報知する警告指令などの各種の指令を生成する。
指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に指令を送信する。
申請受信部321は、機器本体2の申請送信部278から送信された延長申請を受信する。そして、予約管理部318は、申請受信部321にて受信した延長申請に基づいて、予約終了時刻を変更して予約情報を更新する。
存在管理部322は、存在通知部279にて通知された予約者などの人間の存在情報を記憶部323に記憶させて管理する。
なお、記憶部323は、サーバ側制御手段31のメモリにて構成されているが、HDD(Hard Disk Drive)や、NAS(Network Attached Storage)等によって構成されてもよく、クラウドサービスによって構成されてもよい。
また、サーバ側制御手段31の各機能は、記憶部323に記憶されたプログラムに従って実行されているが、それぞれ独立した機器にて構成してもよく、クラウドコンピューティングによって構成してもよい。
図4は、機器本体の予約を受け付けた場合における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャートである。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図4に示すように、ステップST211,212,311~313の処理を実行する。
前述したように、予約者は、端末装置4を用いてインターネット6を介して管理サーバ3または予約サイト5にアクセスし、利用時間を指定して機器本体2の予約を実行することができる。
なお、本実施形態では、予約者は、端末装置4を用いてインターネット6を介して管理サーバ3または予約サイト5にアクセスし、利用時間を指定して機器本体2の予約を実行することができるように構成されているが、管理サーバ3および予約サイト5のいずれか一方のみにアクセスし、機器本体2の予約を実行することができるように構成してもよい。
管理サーバ3の予約情報設定部311は、端末装置4を介して機器本体2の予約を受け付けることによって、予約者、予約場所、および予約日時(予約開始時刻および予約終了時刻)に関する予約情報を記憶部323に記憶させて設定する(ステップST311)。また、予約情報設定部311は、ステップST311において、記憶部323に記憶させた予約情報を機器本体2に送信する。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST311にて管理サーバ3から送信された予約情報を受信した場合には、この予約情報を記憶部280に記憶させて設定する(ステップST211)。
ステップST311を実行した後、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、この予約情報にかかる機器本体2のサービス実施手段21に対応した認証キーを発行し、この認証キーを予約情報に関連付けて機器本体2および予約者の端末装置4に送信する(ステップST312)。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST312にて管理サーバ3から送信された認証キーを含む予約情報を受信した場合には、この予約情報を記憶部280に記憶させて設定する(ステップST212)。
ステップST312を実行した後、管理サーバ3の場所確保実行部316は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する(ステップST313)。具体的には、場所確保実行部316は、駐車場などを予約場所とする場合には、自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行する。
その後、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、機器本体2の予約を受け付けた場合における機器本体2および管理サーバ3の処理を終了する。
図5は、機器本体の待機状態における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャートである。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図5に示すように、ステップST221~225,321~323の処理を実行する。
機器本体2の待機状態では、管理サーバ3の移動制御部312は、予約情報に基づいて、移動手段22に予約日時(予約開始時刻)に予約場所まで機器本体2を移動させるための移動指令を生成し、この移動指令を機器本体2に送信する(ステップST321)。
ここで、サーバ側制御手段31は、機器本体2の稼働状況を示す稼働情報を参照することによって、機器本体2が待機状態であるか否かを判定している。この稼働情報は、機器本体2と関連付けて記憶部323に記憶されている。そして、ステップST321にて移動指令を機器本体2に送信した場合には、サーバ側制御手段31は、記憶部323に記憶された稼働情報を営業状態に更新する。これによって、サーバ側制御手段31は、機器本体2を営業状態とする。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST321にて管理サーバ3から送信された移動指令を受信した場合には、予約情報に基づいて、次の予約開始時刻までの間に空き時間があるか否かを判定する(ステップST221)。具体的には、機器側制御手段25は、次の予約開始時刻までの間に、エネルギの補充を実行する時間がある場合には、空き時間があると判定し、これらを実行する時間がない場合には、空き時間がないと判定する。
機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST221にて空き時間がないと判定した場合には、ステップST223以降の処理を実行する。
これに対して、機器本体2の機器側制御手段25は、ステップST221にて空き時間があると判定した場合には、ステップST222の補充処理を実行する。
ステップST222の補充処理では、機器本体2のエネルギ判定部266は、機器本体2のエネルギ(燃料や、電力など)が不足しているか否かを判定する。そして、エネルギ判定部266にてエネルギが不足していると判定された場合に、エネルギ補充実行部267は、機器本体2のエネルギの補充を実行する。
ステップST222の補充処理を実行した後、またはステップST221にて空き時間がないと判定した場合には、機器本体2の機器側制御手段25は、予約日時(予約開始時刻)に予約場所まで機器本体2の移動を実行する(ステップST223)。
ステップST223の処理を実行した後、機器本体2の機器側制御手段25は、機器本体2の移動状況を管理サーバ3に送信する(ステップST224)。なお、機器本体2の移動中において、機器側制御手段25は、機器本体2の移動状況を周期的に通知する。
管理サーバ3の移動状況報知部313は、ステップST224にて機器本体2から送信された移動状況を受信した場合には、機器本体2の移動状況を予約者に報知する(ステップST322)。具体的には、移動状況報知部313は、機器本体2の現在位置や、予約場所への到着予測時刻などの移動状況を予約者に報知する。
ステップST224の処理を実行した後、機器本体2が予約場所に到着した場合には、機器本体2の機器側制御手段25は、機器本体2の到着状況を管理サーバ3に送信する(ステップST225)。
管理サーバ3の移動状況報知部313は、ステップST225にて機器本体2から送信された到着状況を受信した場合には、機器本体2の到着状況を予約者に報知する(ステップST323)。
その後、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、機器本体の待機状態における機器本体2および管理サーバ3の処理を終了する。
図6は、機器本体の到着後における機器本体および管理サーバの動作を示すフローチャートである。
無人移動型サービス機器の管理システム1は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図6に示すように、ステップST231~234,331,332の処理を実行する。
機器本体2の到着後、機器本体2の機器側制御手段25は、機器本体2の営業を実施する(ステップST231)。また、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、機器本体2の営業を実施する(ステップST331)。
具体的には、機器本体2の機器側制御手段25、および管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、互いに情報の送受信を行うことによって、互いに連携して機器本体2の営業を実施する。
図7は、機器本体の営業を実施する動作を示すフローチャートである。
機器本体2および管理サーバ3は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図7に示すように、ステップST911~923の機器本体の営業処理を実行する。
なお、本実施形態では、機器本体2の動作、および管理サーバ3の動作をまとめて無人移動型サービス機器の管理システム1の動作とし、これを共通のフローチャートを用いて説明する。
まず、機器本体2の機器側制御手段25は、サービスの提供が実施されたか否かを判定する(ステップST911)。
ここで、実施設定部262は、予約者判定部261にて予約者であると判定した場合、換言すれば、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けた場合に、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させる。
ステップST911にてサービスの提供が実施されていないと判定した場合には、機器側制御手段25は、繰り返しステップST911の処理を実行する。
これに対して、ステップST911にてサービスの提供が実施されたと判定した場合には、正常サービス実施判定部272は、タッチパネル23を介して認証キーの入力を正常に受け付けることによって、サービス実施手段21が正常にサービスを実施しているか否かを判定する(ステップST912)。
ステップST912にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していないと判定した場合には、機器側制御手段25は、後述するステップST923の実施異常通知処理を実行する。このステップST923の実施異常通知処理については、後に詳細に説明する。
これに対して、ステップST912にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合には、正常サービス実施判定部272は、記憶部280から予約情報を取得する(ステップST913)。
記憶部280から予約情報を取得した後、正常サービス実施判定部272は、この予約情報に基づいて、サービス実施手段21が正常にサービスを実施した時刻が予約開始時刻以降であるか否かを判定する(ステップST914)。
ステップST914にて予約開始時刻以降でないと判定した場合には、機器側制御手段25は、後述するステップST923の実施異常通知処理を実行する。このステップST923の実施異常通知処理については、後に詳細に説明する。
これに対して、ステップST914にて予約開始時刻以降であると判定した場合、すなわち予約開始時刻以降に正常サービス実施判定部272にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合には、接客実行部273は、タッチパネル23による接客を実行する(ステップST915:接客実行処理)。具体的には、接客実行部273は、サービスのセールスポイントをタッチパネル23の表示画面に表示し、予約者への説明を開始する。
ステップST915の接客実行処理を実行した後、機器側制御手段25は、ステップST916の行動パターン判定処理を実行し、ステップST917の延長報知処理を実行する。
なお、ステップST916の行動パターン判定処理、およびステップST917の延長報知処理については、後に詳細に説明する。
ステップST917の延長報知処理を実行した後、実施設定部262は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させたか否かを判定する(ステップST918:サービス終了判定処理)。ここで、実施設定部262は、タッチパネル23を介してサービスの提供を終了する操作入力を受け付けた後、または予約終了時刻となったときにサービス実施手段21にサービスの提供を終了させる。
ステップST918にてサービスの提供を終了させていないと判定した場合には、機器側制御手段25は、前述したステップST915以降の処理を繰り返し実行する。
これに対して、ステップST918にてサービスの提供を終了させたと判定した場合には、機器側制御手段25は、タッチパネル23によるサービスの決済を実行し、サーバ側制御手段31は、タッチパネル41によるサービスの決済を実行する(ステップST919:サービス決済処理)。
具体的には、ステップST919のサービス決済処理では、機器側表示制御部264は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量をタッチパネル23に表示させる。そして、機器側決済受付部265は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、タッチパネル23を介して受け付ける。
また、このステップST919のサービス決済処理では、サーバ側表示制御部314は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量を端末装置4のタッチパネル41に表示させる。そして、サーバ側決済受付部315は、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、端末装置4のタッチパネル41を介して受け付ける。
ステップST919のサービス決済処理を実行した後、機器側制御手段25は、予約者に提供したサービスの提供量に応じた決済を受け付けたか否かを判定する(ステップST920)。
ステップST920にて決済を受け付けたと判定した場合には、機器本体2および管理サーバ3は、ステップST921以降の処理を実行することなく、機器本体の営業処理を終了する。
これに対して、ステップST920にて決済を受け付けていないと判定した場合には、機器側制御手段25は、現在の時刻が予約終了時刻以降であるか否かを判定する(ステップST921)。
ステップST921にて予約終了時刻以降でないと判定した場合には、機器側制御手段25は、前述したステップST919以降の処理を繰り返し実行する。
これに対して、ステップST921にて予約終了時刻以降であると判定した場合には、機器側制御手段25は、ステップST922の警報処理を実行する。その後、機器本体2および管理サーバ3は、機器本体の営業処理を終了する。
なお、ステップST922の警報処理については、後に詳細に説明する。
また、ステップST912にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していないと判定した場合、およびステップST914にて予約開始時刻以降でないと判定した場合には、前述したように、機器側制御手段25は、ステップST923の実施異常通知処理を実行する。換言すれば、機器側制御手段25は、機器本体2に発生した異常を検知した場合に、ステップST923の実施異常通知処理を実行する。
ステップST923の実施異常通知処理では、機器本体2の異常通知部271は、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の異常を通知する。
そして、管理サーバ3の異常報知部317は、異常通知部271にて機器本体2の異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する。具体的には、異常報知部317は、管理サーバ3に接続された表示装置(図示略)を介して管理者に機器本体2の異常を報知する。
<行動パターン判定処理>
図8は、行動パターン判定処理を示すフローチャートである。
機器側制御手段25は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図8に示すように、ステップST931~933の行動パターン判定処理を実行する。
行動パターン判定処理では、行動パターン取得部274は、撮像手段24にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する(ステップST931)。
ステップST931にて予約者の行動パターンを取得した後、行動パターン判定部275は、記憶部280に記憶された行動パターンの複数のサンプルと、行動パターン取得部274にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定する(ステップST932)。
ステップST932にて相違しないと判定した場合には、機器側制御手段25は、行動パターン判定処理を終了する。
これに対して、ステップST932にて相違すると判定した場合には、機器側制御手段25は、ステップST933の行動異常通知処理を実行する。換言すれば、機器側制御手段25は、機器本体2に発生した異常を検知した場合に、ステップST933の行動異常通知処理を実行する。
ステップST933の行動異常通知処理では、機器本体2の異常通知部271は、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の異常を通知する。
そして、管理サーバ3の異常報知部317は、異常通知部271にて機器本体2の異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する。具体的には、異常報知部317は、管理サーバ3に接続された表示装置(図示略)を介して管理者に機器本体2の異常を報知する。
<延長報知処理>
図9は、延長報知処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図9に示すように、ステップST941~949の延長報知処理を実行する。
延長報知処理では、サーバ側制御手段31は、予約終了時刻よりも所定時間i分(管理者の設定した時間であり、例えば10分)だけ前の時刻を経過したか否かを判定する(ステップST941)。
ステップST941にて時刻を経過したと判定した場合には、サーバ側制御手段31は、記憶部323から予約情報を取得する(ステップST942)。
記憶部323から予約情報を取得した後、サーバ側制御手段31は、この予約情報に基づいて、予約終了時刻以降に所定時間(例えば、30分)以上の空きがあるか否かを調べ、予約時間を延長できるか否かを判定する(ステップST943)。
ステップST943にて予約時間を延長できると判定した場合には、指令生成部319は、予約情報に基づいて、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約状況に応じた予約時間の延長の可否を報知する延長指令を生成する(ステップST944)。本実施形態では、指令生成部319は、予約時間を延長できることの情報として「予約時間を延長することができます」という可否情報と、延長できる時間として「最大2時間まで延長することができます」という延長時間情報とを延長指令として生成する。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に延長指令を送信する。
その後、機器本体2の指令受信部276は、管理サーバ3からの延長指令を受信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した延長指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約時間を延長することができます」、「最大2時間まで延長することができます」、および「延長する場合には画面から延長申請してください」という情報を表示させて予約者に報知する(ステップST945)。
予約者に予約時間を延長できることを報知した後、機器側制御手段25は、タッチパネル23を介して予約者による延長申請の入力を受け付けたか否かを判定する(ステップST946)。
ステップST946にて予約者による延長申請の入力を受け付けたと判定した場合には、申請送信部278は、予約者による予約時間の延長を申請する延長申請を管理サーバ3に送信する。換言すれば、申請送信部278は、タッチパネル23を介して予約者による延長申請の入力を受け付けた場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に延長申請を送信する。したがって、本実施形態では、タッチパネル23は、予約者による延長申請の入力を受け付ける延長受付手段として機能している。
申請送信部278にて延長申請を送信した場合には、管理サーバ3の申請受信部321は、機器本体2の申請送信部278から送信された延長申請を受信する。そして、予約管理部318は、申請受信部321にて受信した延長申請に基づいて、予約終了時刻を変更して予約情報を更新する(ステップST947)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、延長報知処理を終了する。
これに対して、ステップST946にて予約者による延長申請の入力を受け付けていないと判定した場合(予約者が予約時間を延長しない選択をした場合や、所定時間の間にタッチパネル23の操作を検出しなかった場合など)には、申請送信部278は、予約者による予約時間の延長を申請する延長申請に代えて非延長申請を管理サーバ3に送信する。
申請送信部278にて非延長申請を送信した場合には、管理サーバ3の申請受信部321は、機器本体2の申請送信部278から送信された非延長申請を受信する。そして、指令生成部319は、予約情報に基づいて、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約終了時刻を報知する報知指令を生成する(ステップST948)。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に報知指令を送信する。
その後、機器本体2の指令受信部276は、管理サーバ3からの報知指令を受信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した報知指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約終了時刻まで残りi分です」という情報を表示させて予約者に予約終了時刻を報知する(ステップST949)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、延長報知処理を終了する。
なお、予約者に予約終了時刻を報知する手段としては、タッチパネル23の表示画面に表示させて報知する他、例えば、アラームを鳴動させて報知してもよく、機器本体2の照明を徐々に暗くして報知してもよい。
<警告処理>
図10は、警告処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図10に示すように、ステップST951~955の警告処理を実行する。
警告処理では、機器本体2の存在通知部279は、撮像手段24にて予約者の存在を検知した場合に、インターネット6を介して管理サーバ3に予約者の存在を通知する(ステップST951)。
ステップST951にてインターネット6を介して管理サーバ3に予約者の存在を通知された場合には、管理サーバ3の存在管理部322は、存在通知部279にて通知された予約者の存在情報を記憶部323に記憶させて管理する。
そして、管理サーバ3のサーバ側制御手段31は、記憶部323に記憶された存在情報に基づいて、予約終了時刻以降に機器本体2に予約者が存在しているか否かを判定する(ステップST952)。
ステップST952にて予約終了時刻以降に機器本体2に予約者が存在していないと判定した場合には、機器本体2および管理サーバ3は、ステップST953以降の処理を実行することなく、警告処理を終了する。
これに対して、ステップST952にて予約終了時刻以降に機器本体2に予約者が存在していると判定した場合には、指令生成部319は、予約情報に基づいて、機器本体2に対する指令を生成する。具体的には、指令生成部319は、予約者に対して警告を報知する警告指令を生成する(ステップST953)。
そして、指令送信部320は、インターネット6を介して機器本体2に警告指令を送信する。
その後、機器本体2の指令受信部276は、管理サーバ3からの警告指令を受信する。
そして、指令実行部277は、指令受信部276にて受信した警告指令に基づいて、所定の動作を実行する。具体的には、指令実行部277は、タッチパネル23の表示画面に「予約終了時刻を終了しています」という情報を表示させて予約者に予約終了時刻を終了したことを報知する(ステップST954)。また、指令実行部277は、撮像手段24にて機器本体2の近傍の画像を撮像し、記憶部280に記憶させる(ステップST955)。その後、機器本体2および管理サーバ3は、警告処理を終了する。
図6に戻り、機器本体の到着後における機器本体および管理サーバの動作について更に説明する。
機器本体2の営業を実施した後、換言すれば、機器本体の営業処理を終了した後、機器本体2の実施判定部263は、サービス実施手段21にサービスの提供を実施させているか否かを判定する(ステップST232)。
ステップST232にてサービス実施手段21にサービスの提供を実施させていると判定した場合には、実施判定部263は、サービスの提供を自動的に終了する(ステップST233)。
ステップST233の処理を実行した後、またはステップST232にてサービス実施手段21にサービスの提供を実施させていないと判定した場合には、機器側制御手段25は、インターネット6を介して管理サーバ3に機器本体2の営業完了を通知する(ステップST234)。その後、機器側制御手段25は、機器本体2を待機状態とする。
サーバ側制御手段31は、機器側制御手段25にて機器本体2の営業完了を通知された場合に、機器本体2の営業完了の設定を実行する(ステップST332)。具体的には、サーバ側制御手段31は、記憶部323に記憶された稼働情報を待機状態に更新する。これによって、サーバ側制御手段31は、機器本体2を待機状態とする。
このような本実施形態によれば、以下の作用・効果を奏することができる。
(1)機器本体2は、利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段21を備えている。また、管理サーバ3は、予約場所に関する予約情報を記憶部280に記憶させて設定する予約情報設定部311と、予約情報設定部311にて設定された予約情報に基づいて、移動手段22に予約場所まで機器本体2を移動させる移動制御部312とを備えている。したがって、機器本体2は、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、機器本体2のサービス実施手段21にて実施されるサービスの提供を受けることができる。
(2)サービス実施手段21は、管理サーバ3から端末装置4に発行された認証キーを受け付けることによって、サービスを実施するので、利用者から認証キーを受け付けた場合にサービスを実施することができ、利用者は、所望のタイミングにてサービス実施手段21にサービスを実施させることができる。
(3)サービス実施手段21は、端末装置4から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施するので、利用者は、端末装置4を操作してサービス実施手段21にサービスを実施させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、利用者の利便性を向上させることができる。
(4)サーバ側表示制御部314は、予約情報に基づいて、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を端末装置4のタッチパネル41に表示させるので、利用者は、機器本体2の空き状況および予約場所への所要時間を確認することができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、利用者の利便性を向上させることができる。
(5)移動制御部312は、予約情報に基づいて、移動手段22に予約日時に予約場所まで機器本体2を移動させるので、機器本体2は、無人にて所定の時間に所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる。また、予約者は、予約日時に予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、機器本体2のサービス実施手段21にて実施されるサービスの提供を受けることができる。
(6)サーバ側制御手段31は、機器本体2の移動状況を予約者に報知する移動状況報知部313を備えているので、予約者は、機器本体2の移動状況を容易に把握することができ、機器本体2の現在位置や、予約場所への到着予測時刻などを確認することができる。
(7)機器側制御手段25は、予約情報に基づいて、予約者であるか否かを判定する予約者判定部261と、予約者判定部261にて予約者であると判定した場合に、サービス実施手段21にサービスを実施させる実施設定部262とを備えているので、予約者は、予約者判定部261による予約者であるか否かの判定を経て機器本体2のサービス実施手段21にて実施されるサービスの提供を受けることができる。
(8)機器側制御手段25は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量をタッチパネル23に表示させる機器側表示制御部264と、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、タッチパネル23を介して受け付ける機器側決済受付部265とを備えているので、予約者は、タッチパネル23を介してサービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を実行することができる。
(9)サーバ側制御手段31は、サービス実施手段21にサービスの提供を終了させた後、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量をタッチパネル41に表示させるサーバ側表示制御部314と、サービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を、タッチパネル41を介して受け付けるサーバ側決済受付部315とを備えているので、予約者は、タッチパネル41を介してサービス実施手段21にて実施されたサービスの提供量に応じた決済を実行することができる。
(10)機器側制御手段25は、サービス実施手段21にサービスを実施させているか否かを判定する実施判定部263を備えているので、例えば、予約終了時刻にサービス実施手段にサービスを実施させているか否かを判定し、サービスを実施させていると判定した場合には、サービスを自動的に終了することができる。
(11)サーバ側制御手段31は、予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部316を備えているので、例えば、駐車場などを予約場所とする場合であっても自動的に予約場所の確保や、駐車料金の支払いを実行することができる。
(12)機器側制御手段25は、機器本体2のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部266と、エネルギ判定部266にてエネルギが不足していると判定された場合に、機器本体2のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部267とを備えているので、機器本体2のエネルギの補充を自動的に実行することができる。
(13)サーバ側制御手段31は、サービス実施手段21にて実施するサービスをタッチパネル41に表示させるサーバ側表示制御部314を備えているので、予約者は、機器本体2のサービス実施手段21にて実施するサービスを予約前に確認することができる。
(14)サーバ側制御手段31は、異常通知部271にて機器本体2の異常を通知された場合に、管理者に機器本体2の異常を報知する異常報知部317を備えているので、無人にて所定の場所まで移動でき、利用者に対して能動的にサービスの提供を実施することができる無人移動型サービス機器であっても、管理者は、機器本体2の破損や、機器本体2の無断利用などの異常を容易に把握することができる。
(15)機器側制御手段25は、サービス実施手段21が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する正常サービス実施判定部272を備えているので、例えば、機器本体2のサービス実施手段21にて実施されるサービスの提供を正常に受けることができる予約者、すなわち管理者に許可された予約者とは異なり、不正な手段を用いた利用者によるサービスの利用を正常サービス実施判定部272にて異常として検知することができ、機器本体2の安全性を向上させることができる。
(16)機器側制御手段25は、正常サービス実施判定部272にてサービス実施手段21が正常にサービスを実施していると判定した場合に、タッチパネル23による接客を実行する接客実行部273を備えているので、サービスの提供を正常に受けることができる予約者、すなわち管理者に許可された予約者に対し、タッチパネル23による接客を実行することができる。
(17)機器側制御手段25は、機器本体2の予約者の正常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部274にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知する行動パターン判定部275を備えているので、例えば、機器本体2を操作するなどの通常の予約者に即した行動パターンを正常な行動パターンとして記憶部280に記憶しておくことによって、機器本体2を分解するなどの挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部275にて異常として検知することができ、機器本体2の安全性を向上させることができる。
(18)機器側制御手段25は、指令送信部320からの指令を受信する指令受信部276と、指令受信部276にて受信した指令に基づいて、所定の動作を実行する指令実行部277とを備えているので、適宜な指令に基づく動作の実行によって、機器本体2を利用している予約者に対して働きかけを行うことができる。したがって、例えば、機器側制御手段25は、予約者に予約終了時刻を報知することによって、時間超過を抑制することができ、次の予約者の予約までの空き時間を短く設定することができ、機器本体2の稼働率を高めることができる。
(19)指令実行部277は、報知指令に基づいて、予約者に予約終了時刻を報知するので、機器側制御手段25は、予約者に予約終了時刻を報知することによって、時間超過を抑制することができ、次の予約者の予約までの空き時間を短く設定することができ、機器本体2の稼働率を高めることができる。
(20)指令実行部277は、延長指令に基づいて、延長の可否を予約者に報知するので、予約終了時刻以降に機器本体2の空き時間がある場合には、延長可能であることを予約者に報知することができる。また、予約終了時刻以降に機器本体2の空き時間がない場合には、延長不能であることを予約者に報知することができる。
(21)サーバ側制御手段31は、申請送信部278から送信された延長申請を受信する申請受信部321を備え、予約管理部318は、申請受信部321にて受信した延長申請に基づいて、予約終了時刻を変更して予約情報を更新するので、予約者の延長申請に基づいて、延長処理を実行できる。
〔第2実施形態〕
以下、本発明の第2実施形態を図面に基づいて説明する。
図11は、本発明の第2実施形態に係る無人移動型サービス機器の管理システムの概略構成図である。
前記第1実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、機器本体2と、管理サーバ3と、端末装置4と、予約サイト5とを備えていた。
これに対して、本実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、図11に示すように、機器本体2A、および管理サーバ3A等の他、前記第1実施形態における整備所と同様の機能を有するとともに、機器本体2Aのメンテナンスを実行するために所定の場所に設置された整備所7と、インターネット6を介して接続された外部の警備システム8とを更に備えている。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
ここで、本実施形態では、整備所7は、この整備所7を開閉するための開閉扉71と、バーコードおよびQRコード(登録商標)などの光学コード等の認証キーによって、開閉扉71を開放可能とする錠装置72とを採用している。したがって、管理者は、この認証キーにて整備所7の開閉扉71を開閉して整備所7に入ることができる。
また、本実施形態では、錠装置72は、所定の識別信号を送受信して機器本体2Aを認識することによって、開閉扉71を開放可能としている。したがって、機器本体2Aは、整備所7の開閉扉71を開閉して整備所7に入ることができる。
整備所7は、機器本体2Aのメンテナンスを実行するためのメンテナンス機器211,212と、検知手段として機器本体2Aの近傍の動体の有無を検知するセンサ機器213とを備えている。
なお、本実施形態では、検知手段は、整備所7に設置されたセンサ機器213を採用しているが、機器本体2の撮像手段24を採用してもよい。
各機器211~213は、いわゆるIoT(Internet of Things)機器であり、インターネット6に接続されている。各機器211~213は、インターネット6を介して無人移動型サービス機器の管理システム1を含む外部の機器との間で様々な情報を互いに伝達しあうとともに、管理サーバ3Aや、警備システム8によって各機器211~213の動作を適宜に制御したり、各機器211~213から管理サーバ3Aや、警備システム8に対して適宜な情報を送出したりすることができるようになっている。
具体的には、メンテナンス機器211は、機器本体2Aを清掃するロボット掃除機である。メンテナンス機器212は、機器本体2Aの消臭を行う消臭機器である。センサ機器213は、機器本体2Aの近傍の動体の有無を検知する赤外線センサである。
なお、メンテナンス機器は、機器本体2Aのメンテナンスを実行するための機器であればよく、前述した各機器とは異なる機器であってもよく、例えば、ウイルスなどの除菌、抗菌、殺菌、滅菌、および消毒などを行う機器であってもよい。
図12は、管理サーバの機能を示す概略構成図である。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、図12に示すように、前記第1実施形態における管理サーバ3と同様の機能構成(各部311~323)を有している他、機器管理部331と、空き時間取得部332と、状態判定部333と、管理モード切替部334と、メンテナンス判定部335と、警備モード切替部336と、警備異常検知部337と、警備異常報知部338と、警備指令送信部339を備えている。
機器管理部331は、各機器211~213を管理するとともに、各機器211~213への指令を設定する。また、機器管理部331は、各メンテナンス機器211,212によるメンテナンスの実行にかかる所要時間を管理している。ここで、所要時間は、機器本体2Aの大きさなどの情報や、各メンテナンス機器211,212の性能などの情報に基づいて算出してもよく、所定の所要時間としておいてもよい。
空き時間取得部332は、予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する。具体的には、空き時間取得部332は、機器本体2Aの営業完了の設定後、移動手段22に予約日時に予約場所まで機器本体2Aを移動させるために移動指令を機器本体2Aに送信しなければならない時刻までの時間を機器本体2Aの空き時間として取得する。
状態判定部333は、センサ機器213の検知結果および空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であり、この機器本体2Aの近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定する。
管理モード切替部334は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替える。このメンテナンスモードは、各メンテナンス機器211,212にて機器本体2Aのメンテナンスを実行するモードである。
なお、本実施形態では、状態判定部333は、センサ機器213の検知結果に基づいて、機器本体2Aの近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、管理モード切替部334は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えている。
これに対して、例えば、状態判定部は、空き時間取得部の取得結果のみに基づいて、機器本体の空き時間であるか否かを判定し、管理モード切替部は、状態判定部にて機器本体の空き時間であると判定した場合に、機器本体の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えるように構成してもよい。このように構成した場合には、無人移動型サービス機器の管理システムは、検知手段を備えていなくてもよい。
メンテナンス判定部335は、管理モード切替部334にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、空き時間取得部332にて取得された空き時間と、各メンテナンス機器211,212の所要時間とに基づいて、機器本体2Aのメンテナンスを実行できるか否かを判定する。
そして、機器管理部331は、メンテナンス判定部335にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、機器本体2Aのメンテナンスを実行するためのメンテナンス指令を設定し、このメンテナンス指令を各メンテナンス機器211,212に送信することによって、各メンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させる。
各メンテナンス機器211,212は、メンテナンス指令を受信すると、このメンテナンス指令に基づいて所定の動作を実行するとともに、自らの動作状態を管理サーバ3Aに対して送信する。
具体的には、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211は、メンテナンス指令を受信すると、予め設定された動作手順に基づいて機器本体2Aを清掃し、清掃が完了したら完了通知を管理サーバ3Aに送信する。また、消臭機器であるメンテナンス機器212は、メンテナンス指令を受信すると、予め設定された動作手順に基づいて機器本体2Aの消臭を実行する。
警備モード切替部336は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの警備モードを通常モードからセキュリティモードに切り替える。このセキュリティモードは、管理サーバ3Aや、警備システム8にて機器本体2Aの警備を実行するモードである。
警備異常検知部337は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合に、機器本体2Aの異常を検知するための異常検知指令を設定し、この異常検知指令をセンサ機器213に送信することによって、センサ機器213に機器本体2Aの異常を検知させる。そして、警備異常検知部337は、センサ機器213の検知結果に基づいて、機器本体2Aの異常を検知する。ここで、警備異常検知部337は、各メンテナンス機器211,212の動作を機器本体2Aの異常として検知しないようになっている。
具体的には、赤外線センサであるセンサ機器213は、異常検知指令を受信すると、機器本体2Aの近傍の動体の有無を検知する。センサ機器213は、動体を検知した場合には、この検知結果を管理サーバ3Aに送信する。ここで、動体としては、機器本体2Aの近傍を移動する人間や、移動体や、部分的に可動する可動物などであり、センサ機器213は、このような動体の動きを検知する。そして、警備異常検知部337は、センサ機器213の検知結果に基づいて、機器本体2Aの異常を検知する。
なお、警備異常検知部337は、各メンテナンス機器211,212の動作を機器本体2Aの異常として検知しない不検知機能を備えているが、メンテナンス機器として動体を備えていない場合は、この不検知機能は省略してもよい。
警備異常報知部338は、警備異常検知部337にて機器本体2Aの異常を検知した場合に、管理者に機器本体2Aの異常を報知する。
なお、本実施形態では、警備異常報知部338は、管理者に機器本体2Aの異常を報知しているが、外部の警備システム8に機器本体2Aの異常を報知するようにしてもよい。
警備指令送信部339は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システム8に対してインターネット6を介して機器本体2Aの警備を実行するための指令を送信する。警備システム8は、この指令を受信することによって、機器本体2Aの警備を開始するようになっている。
なお、本実施形態では、管理サーバ3Aは、警備異常検知部337および警備異常報知部338と、警備指令送信部339との双方を備え、センサ機器213および警備システム8の双方にて機器本体2Aの警備を実施しているが、いずれか一方のみを備え、いずれか一方にて機器本体2の警備を実施するようにしてもよい。
<管理モードの切り替え処理>
図13は、機器本体の管理モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図13に示すように、ステップST341~351の管理モードの切り替え処理を実行する。
管理モードの切り替え処理では、予約情報設定部311にて記憶部323に記憶された予約情報を取得する(ステップST341)。
そして、空き時間取得部332は、ステップST341にて取得した予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する(ステップST342)。
ステップST342にて機器本体2Aの空き時間を取得した後、状態判定部333は、センサ機器213の検知結果および空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であり、この機器本体2A内に動体の無い不使用状態であるか否かを判定する(ステップST343)。
そして、サーバ側制御手段31は、不使用状態であると判定した場合には、ステップST345以降の処理を実行し、不使用状態でないと判定した場合には、ステップST341以降の処理を繰り返し実行する(ステップST344)。
ステップST345では、管理モード切替部334は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替える。
ステップST345にて機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えた後、メンテナンス判定部335は、空き時間取得部332にて取得された空き時間と、各メンテナンス機器211,212の所要時間とに基づいて、機器本体2Aのメンテナンスを実行できるか否かを判定する(ステップST346)。
具体的には、メンテナンス判定部335は、空き時間取得部332にて取得された空き時間と、機器管理部331にて管理された各メンテナンス機器211,212によるメンテナンスの実行にかかる所要時間とを比較する(ステップST347)。
そして、機器管理部331は、所要時間が空き時間よりも少ない場合には、機器本体2Aのメンテナンスを実行するためのメンテナンス指令を設定し、このメンテナンス指令を各メンテナンス機器211,212に送信することによって、各メンテナンス機器211,212に全メンテナンス処理を実行させる(ステップST348)。
ここで、全メンテナンス処理とは、各メンテナンス機器211,212のそれぞれに設定された所定のメンテナンス動作であって、例えば、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211に機器本体2Aの全範囲の清掃を実行させるメンテナンスである。
これに対して、機器管理部331は、所要時間が空き時間よりも大きい場合には、機器本体2Aのメンテナンスを実行させないか、あるいは、機器本体2Aのメンテナンスを実行するためのメンテナンス指令を設定し、このメンテナンス指令を各メンテナンス機器211,212に送信することによって、各メンテナンス機器211,212に分割メンテナンス処理を実行させる(ステップST349)。
ここで、分割メンテナンス処理とは、空き時間以内に実行可能な程度のメンテナンス動作であって、例えば、ロボット掃除機であるメンテナンス機器211に機器本体2Aの半分の範囲の清掃を実行させる、または優先度が高い部分の清掃を実行させるメンテナンスである。このような空き時間以内に実行可能な程度のメンテナンス動作は、メンテナンス機器211,212ごとに適宜に設定されている。
ステップST348の全メンテナンス処理、またはステップST349の分割メンテナンス処理を実行した後、機器管理部331は、機器本体2Aのメンテナンスを終了する(ステップST350)。
ステップST350にて機器本体2Aのメンテナンスを終了した後、管理モード切替部334は、機器本体2Aの管理モードをメンテナンスモードから通常モードに切り替える(ステップST351)。
その後、サーバ側制御手段31は、管理モードの切り替え処理を終了する。
<警備モードの切り替え処理>
図14は、機器本体の警備モードの切り替え処理を示すフローチャートである。
管理サーバ3Aのサーバ側制御手段31は、メモリに記憶された所定のプログラムに従って、図14に示すように、ステップST361~369の警備モードの切り替え処理を実行する。
警備モードの切り替え処理では、予約情報設定部311にて記憶部323に記憶された予約情報を取得する(ステップST361)。
そして、空き時間取得部332は、ステップST361にて取得した予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する(ステップST362)。
ステップST362にて機器本体2Aの空き時間を取得した後、状態判定部333は、センサ機器213の検知結果および空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であり、この機器本体2Aの近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定する(ステップST363)。
そして、サーバ側制御手段31は、不使用状態であると判定した場合には、ステップST365以降の処理を実行し、不使用状態でないと判定した場合には、ステップST361以降の処理を繰り返し実行する(ステップST364)。
ステップST365では、警備モード切替部336は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの警備モードを通常モードからセキュリティモードに切り替える。
ステップST365にて機器本体2Aの警備モードを通常モードからセキュリティモードに切り替えた後、警備異常検知部337は、機器本体2Aの異常を検知するための異常検知指令を設定し、この異常検知指令をセンサ機器213に送信することによって、センサ機器213に機器本体2Aの異常を検知させる(ステップST366)。
そして、ステップST366にて機器本体2Aの異常を検知したと判定した場合には、警備異常報知部338は、管理者に機器本体2Aの異常を報知する(ステップST367)。
ステップST367の処理を実行した後、またはステップST366にて機器本体2Aの異常を検知していないと判定した場合には、サーバ側制御手段31は、セキュリティモードを終了するか否かを判定する(ステップST368)。
ここで、サーバ側制御手段31は、移動手段22に予約日時に予約場所まで機器本体2Aを移動させるために移動指令を機器本体2Aに送信しなければならない時刻となった場合には、セキュリティモードを終了すると判定し、この時刻となっていない場合には、セキュリティモードを終了しないと判定する。
ステップST368にてセキュリティモードを終了しないと判定した場合には、サーバ側制御手段31は、再びステップST366の処理を実行する。
これに対して、ステップST368にてセキュリティモードを終了すると判定した場合には、警備モード切替部336は、機器本体2Aの警備モードをセキュリティモードから通常モードに切り替える(ステップST369)。
その後、サーバ側制御手段31は、警備モードの切り替え処理を終了する。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏することができる他、以下の作用・効果を奏することができる。
(22)サーバ側制御手段31は、予約情報に基づいて、機器本体2Aの空き時間を取得する空き時間取得部332と、空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であるか否かを判定する状態判定部333と、状態判定部333にて機器本体2Aの空き時間であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンス機器211,212にて機器本体2Aのメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部334とを備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前に機器本体2Aのメンテナンスを実行することができる。したがって、機器本体2Aの空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システム1の運用コストを抑制することができる。
(23)サーバ側制御手段31は、管理モード切替部334にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、空き時間取得部332にて取得された空き時間と、メンテナンス機器211,212の所要時間とに基づいて、メンテナンスを実行できるか否かを判定するメンテナンス判定部335とを備え、機器管理部331は、メンテナンス判定部335にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、メンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させるので、無人移動型サービス機器の管理システム1は、次の予約者の予約開始時刻の前に確実にメンテナンスを終了することができる。
(24)状態判定部333は、センサ機器213の検知結果および空き時間取得部332の取得結果に基づいて、機器本体2Aの空き時間であり、この機器本体2A内に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、管理モード切替部334は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、機器本体2Aの管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えるので、機器本体2A内に動体の無い不使用状態であることを確認した上、次の予約者の予約開始時刻の前に機器本体2Aのメンテナンスを実行することができる。したがって、機器本体2Aの空き時間を効率よく利用してメンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させることができ、人手によるメンテナンス作業を削減することができ、無人移動型サービス機器の管理システム1の運用コストを抑制することができる。
(25)サーバ側制御手段31は、状態判定部333にて不使用状態であると判定した場合に、警備モードを通常モードから機器本体2Aの警備を実行するセキュリティモードに切り替える警備モード切替部336を備えているので、次の予約者の予約開始時刻の前に機器本体2Aの警備を実行することができる。
(26)サーバ側制御手段31は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合に、センサ機器213の検知結果に基づいて、機器本体2Aの異常を検知する警備異常検知部337と、警備異常検知部337にて機器本体2Aの異常を検知した場合に、管理者に機器本体2Aの異常を報知する警備異常報知部338とを備えているので、管理者は、機器本体2Aの異常を容易に把握することができる。
(27)警備異常検知部337は、メンテナンス機器211,212の動作を機器本体2Aの異常として検知しないので、サーバ側制御手段31は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合であってもメンテナンス機器211,212にメンテナンスを実行させることができる。
(28)サーバ側制御手段31は、警備モード切替部336にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システム8に対してインターネット6を介して機器本体2Aの警備を実行するための指令を送信する警備指令送信部339を備えているので、機器本体2Aは、機器本体2Aの警備を実行する装置を備えていなくてもよく、機器本体2Aの構成を簡素にすることができ、無人移動型サービス機器の管理システム1の運用コストをさらに抑制することができる。
〔第3実施形態〕
以下、本発明の第3実施形態を図面に基づいて説明する。
図15は、本発明の第3実施形態に係る機器本体の機能を示す概略構成図である。
前記第1実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、機器本体2と、管理サーバ3とを備え、機器本体2は、サービス実施手段21と、移動手段22と、タッチパネル23と、撮像手段24と、機器側制御手段25とを備えていた。
これに対して、本実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、図15に示すように、機器本体2Bと、管理サーバ3Bとを備え、機器本体2Bは、サービス実施手段21、タッチパネル23、および撮像手段24を備えたブース81と、ブース81を移動させる移動手段22を備えたキャリア82とを備えている。
なお、以下の説明では、既に説明した部分については、同一符号を付してその説明を省略する。
機器側制御手段25は、ブース81に設けられるとともに、このブース81を制御するブース側制御手段811と、キャリア82に設けられるとともに、このキャリア82を制御するキャリア側制御手段821とを備えている。
ブース側制御手段811は、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267を除く、その他(予約者判定部261~機器側決済受付部265,異常通知部271~記憶部280)の機能を備えている。
キャリア側制御手段821は、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267の機能を備えている。ここで、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267は、キャリア82だけでなく、ブース81にもエネルギを供給できるように構成されている。
なお、本実施形態では、キャリア側制御手段821は、エネルギ判定部266、およびエネルギ補充実行部267の機能を備え、ブース側制御手段811は、エネルギ判定部およびエネルギ補充実行部の機能を備えていないが、エネルギをブースに供給する必要がある場合には、ブース側制御手段およびキャリア側制御手段は、エネルギ判定部およびエネルギ補充実行部の機能を共に備えていてもよい。
ここで、本実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1は、複数の機器本体2Bを備えている。そして、各機器本体2Bにおけるブース81およびキャリア82のそれぞれは、着脱自在に構成されている。
なお、本発明では、ブースおよびキャリアは、1組であってもよく、複数組であってもよい。また、本発明では、ブースおよびキャリアの個数は、同じ個数でなくてもよく、機器本体は、少なくとも1つのブースと、複数のキャリアとを備えていればよい。
図16は、管理サーバの機能を示す概略構成図である。
管理サーバ3Bのサーバ側制御手段31は、図16に示すように、前記第1実施形態における管理サーバ3と同様の機能構成(各部311~323)を有している他、分離制御部341と、回収制御部342とを備えている。
分離制御部341は、予約情報に基づいて、移動制御部312にて移動手段22に予約場所まで機器本体2Bを移動させた後、ブース81およびキャリア82を分離することによって、キャリア82を独立して移動自在とする。
回収制御部342は、所定の条件の成立に基づいて、ブース81の存在する場所までキャリア82を移動させた後、ブース81およびキャリア82を結合することによって、ブース81を回収する。なお、本実施形態では、決済を受け付けたこと、または予約終了時刻となったことを所定の条件として設定しているが、これ以外の条件を所定の条件として設定してもよい。
なお、本実施形態では、回収制御部342は、所定の条件の成立に基づいて、ブース81の存在する場所までキャリア82を移動させた後、ブース81およびキャリア82を結合することによって、ブース81を回収していた。これに対して、ブースは、キャリアに回収させなくてもよく、例えば、事業者などに回収させてもよい。要するに、本発明では、ブースおよびキャリアは、着脱自在に構成されていればよい。
このような本実施形態によれば、前記第1実施形態と同様の作用・効果を奏することができる他、以下の作用・効果を奏することができる。
(29)機器本体2Bは、サービス実施手段21を備えたブース81と、ブース81を移動させる移動手段22を備えたキャリア82とを備え、ブース81およびキャリア82は、着脱自在に構成されるので、予約情報に基づいて、移動制御部312にて移動手段22に予約場所まで機器本体2Bを移動させた後、ブース81およびキャリア82を分離することによって、キャリア82を独立して移動自在とすることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、ブース81およびキャリア82を個別に制御して効率よく運用することができる。
(30)機器本体2Bは、少なくとも1つのブース81と、複数のキャリア82とを備え、ブース81およびキャリア82のそれぞれは、着脱自在に構成されるので、例えば、あるキャリア82に予約場所までブース81を移動させた後、このブース81を他のキャリア82に回収させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、ブース81およびキャリア82を個別に制御して効率よく運用することができる。
(31)サーバ側制御手段31は、所定の条件の成立に基づいて、ブース81の存在する場所までキャリア82を移動させた後、ブース81およびキャリア82を結合することによって、ブース81を回収する回収制御部342を備えているので、例えば、予約者によるサービスの利用を終えたことを所定の条件としてブース81をキャリア82に回収させることができる。したがって、無人移動型サービス機器の管理システム1は、ブース81およびキャリア82を個別に制御して効率よく運用することができる。
〔実施形態の変形〕
なお、本発明は、前記各実施形態に限定されるものではなく、本発明の目的を達成できる範囲での変形、改良等は本発明に含まれるものである。
例えば、前記各実施形態では、無人移動型サービス機器の管理システム1の各種機能は、機器本体2,2A,2B、および管理サーバ3,3A,3Bに振り分けて実装されていたが、どの機能を機器本体2,2A,2B、および管理サーバ3,3A,3Bのどちらに振り分けて実装してもよく、振り分けることなく一体的に実装してもよく、無人移動型サービス機器の管理システム1の各種機能を実現することができれば適宜設計してよい。例えば、前記各実施形態では、サービス実施手段21は、機器本体2,2A,2Bに実装されていたが、管理サーバ3,3A,3Bにインターネット6を介して接続されていてもよい。
前記各実施形態では、機器本体2,2A,2Bおよび管理サーバ3,3A,3Bは、集中管理型のサーバ装置によって構成されていてもよく、分散管理型のものであってもよく、例えば、ブロックチェーンに代表される分散型取引台帳を利用したものなどが利用可能であり、予約情報を管理するとともに、各種の情報を送受信して処理できるものであればよい。
また、前記各実施形態では、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5は、別個に設けられるとともに、互いにインターネット6を介して接続されていたが、これに限らず、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5は、単一のサイトに設けられていてもよいし、管理サーバ3,3A,3Bおよび予約サイト5の機能は、インターネット6上に分散された複数の機器によって構成されていてもよい。
前記各実施形態では、予約情報設定部311は、端末装置4を介して機器本体2の予約を受け付けることによって、予約者、予約場所、および予約日時(予約開始時刻および予約終了時刻)に関する予約情報を記憶部323に記憶させて設定していた。
これに対して、予約情報設定部は、予約者入力手段を介して機器本体の予約を受け付けることによって、予約場所のみに関する予約情報を記憶部に記憶させて設定してもよい。
前記各実施形態では、記憶部280は、予約者の正常な行動パターンの複数のサンプルを予め記憶し、行動パターン判定部275は、記憶部280に記憶された行動パターンの複数のサンプルと、行動パターン取得部274にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、機器本体2に発生した異常を検知していた。
これに対して、行動パターン記憶部は、予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶し、行動パターン判定部は、行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知するようにしてもよい。
このような構成によれば、機器側制御手段は、サービス機器の予約者の異常な行動パターンのサンプルと、行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えているので、例えば、サービス機器を分解するなどの挙動不審な行動パターンを異常な行動パターンとして行動パターン記憶部に記憶しておくことによって、挙動不審な行動パターンの侵入者を行動パターン判定部にて異常として検知することができ、サービス機器の安全性を向上させることができる。
前記各実施形態では、指令生成部319は、機器本体2,2A,2Bの予約状況に応じた予約時間の延長の可否を報知する延長指令を生成し、機器本体2,2A,2Bの指令実行部277は、延長の可否を予約者に報知していたが、このような延長の可否を報知する機能は省略可能である。また、前記各実施形態では、機器本体2,2A,2Bは、予約者からの延長申請の入力を受け付けるタッチパネル23と、管理サーバ3,3A,3Bに延長申請を送信する申請送信部278とを備え、管理サーバ3,3A,3Bは、延長申請を受信する申請受信部321を備えていたが、このような延長の申請を入力し送受信する機能は省略可能である。さらに、これらの延長の報知、申請に係る機能は、予約サイト5を介して予約者の端末装置4を用いて実行されてもよい。
前記各実施形態では、指令生成部319は、予約終了時刻以降も予約者が存在した場合に、予約者に対して警告を報知するための警告指令を生成し、機器本体2,2A,2Bの指令実行部277は、予約終了時刻を過ぎていることを予約者に報知したが、このような時間超過を報知する機能は省略可能である。また、時間超過を報知する機能は、予約サイト5を介して予約者の端末装置4を用いて実行されてもよい。
なお、指令生成部は、予約情報に基づいて、予約終了時刻となった場合にサービス実施手段にサービスの提供を終了させる終了指令を生成し、指令実行部は、終了指令に基づいて、サービス実施手段にサービスの提供を終了させるようになっていてもよい。
このような構成によれば、指令実行部は、終了指令に基づいて、サービス実施手段にサービスの提供を終了させるので、サービス機器は、予約終了時刻となった場合に自動的にサービスの提供を終了することができる。
また、前記各実施形態における無人移動型サービス機器の管理システム1において、第1の機器本体と、第1のサービス機器とは異なる第2のサービス機器とを備え、予約情報設定部は、予約者の希望するサービスに関する予約情報を記憶部に記憶させ、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、予約者の希望するサービスを含むサービス機器として第1のサービス機器、および第2のサービス機器の少なくともいずれか一方を選択するサービス機器選択部を備え、移動制御部は、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器選択部にて選択されたサービス機器を移動させるようにしてもよい。
このような構成によれば、サーバ側制御手段は、予約情報に基づいて、予約者の希望するサービスを含むサービス機器として第1のサービス機器、および第2のサービス機器の少なくともいずれか一方を選択するサービス機器選択部を備え、移動制御部は、予約情報に基づいて、移動手段に予約場所までサービス機器選択部にて選択されたサービス機器を移動させるので、予約者は、予約場所まで行く、または予約場所にて待つことによって、サービス機器のサービス実施手段にて実施されるサービスの提供を確実に受けることができる。
以上のように、本発明は、無人移動型サービス機器の管理システムに好適に利用できる。
1 無人移動型サービス機器の管理システム
2,2A,2B 機器本体(サービス機器)
3,3A,3B 管理サーバ
4 端末装置(予約者入力手段)
5 予約サイト
6 インターネット(通信回線)
7 整備所
8 警備システム
21 サービス実施手段
22 移動手段
23 タッチパネル(機器側表示手段,機器側入力手段)
24 撮像手段
25 機器側制御手段
31 サーバ側制御手段
41 タッチパネル(予約側表示手段,予約側入力手段)
81 ブース
82 キャリア
211,212 メンテナンス機器
213 センサ機器(検知手段)
261 予約者判定部
262 実施設定部
263 実施判定部
264 機器側表示制御部
265 機器側決済受付部
266 エネルギ判定部
267 エネルギ補充実行部
271 異常通知部
272 正常サービス実施判定部
273 接客実行部
274 行動パターン取得部
275 行動パターン判定部
276 指令受信部
277 指令実行部
278 申請送信部
279 存在通知部
280 記憶部(行動パターン記憶部)
311 予約情報設定部
312 移動制御部
313 移動状況報知部
314 サーバ側表示制御部
315 サーバ側決済受付部
316 場所確保実行部
317 異常報知部
318 予約管理部
319 指令生成部
320 指令送信部
321 申請受信部
322 存在管理部
323 記憶部
331 機器管理部
332 空き時間取得部
333 状態判定部
334 管理モード切替部
335 メンテナンス判定部
336 警備モード切替部
337 警備異常検知部
338 警備異常報知部
339 警備指令送信部
341 分離制御部
342 回収制御部
811 ブース側制御手段
821 キャリア側制御手段

Claims (16)

  1. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約情報に基づいて、予約場所の確保を実行する場所確保実行部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  2. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記機器側制御手段は、
    前記サービス機器のエネルギが不足しているか否かを判定するエネルギ判定部と、
    前記エネルギ判定部にてエネルギが不足していると判定された場合に、前記サービス機器のエネルギの補充を実行するエネルギ補充実行部とを備え
    前記エネルギ補充実行部は、他のサービス機器からエネルギの供給を受けて前記サービス機器のエネルギの補充を実行することを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  3. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記機器側制御手段は、
    前記サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して前記管理サーバに前記サービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記異常通知部にて前記サービス機器の異常を通知された場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する異常報知部を備え
    前記サービス機器は、
    画像を撮像する撮像手段を備え、
    前記機器側制御手段は、
    予約者の正常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、
    前記撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
    前記行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、前記行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して相違するか否かを判定し、相違すると判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  4. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記機器側制御手段は、
    前記サービス機器に発生した異常を検知した場合に、通信回線を介して前記管理サーバに前記サービス機器の異常を通知する異常通知部を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記異常通知部にて前記サービス機器の異常を通知された場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する異常報知部を備え
    前記サービス機器は、
    画像を撮像する撮像手段を備え、
    前記機器側制御手段は、
    予約者の異常な行動パターンのサンプルを記憶する行動パターン記憶部と、
    前記撮像手段にて撮像された画像に基づいて、予約者の行動パターンを取得する行動パターン取得部と、
    前記行動パターン記憶部に記憶された行動パターンのサンプルと、前記行動パターン取得部にて取得された行動パターンとを比較して一致するか否かを判定し、一致すると判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する行動パターン判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  5. 請求項3または請求項4に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記機器側制御手段は、前記サービス実施手段が正常にサービスを実施しているか否かを判定し、正常にサービスを実施していないと判定した場合に、前記サービス機器に発生した異常を検知する正常サービス実施判定部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  6. 請求項5に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サービス機器は、
    予約者に接客する接客手段を備え、
    前記機器側制御手段は、
    前記正常サービス実施判定部にて前記サービス実施手段が正常にサービスを実施していると判定した場合に、前記接客手段による接客を実行する接客実行部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  7. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記サービス機器のメンテナンスを実行するためのメンテナンス機器を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    予約開始時刻および予約終了時刻を含む前記予約情報を管理する予約管理部と、
    前記予約情報に基づいて、前記サービス機器の空き時間を取得する空き時間取得部と、
    前記空き時間取得部の取得結果に基づいて、前記サービス機器の空き時間であるか否かを判定する状態判定部と、
    前記状態判定部にて前記サービス機器の空き時間であると判定した場合に、前記サービス機器の管理モードを通常モードから前記メンテナンス機器にて前記サービス機器のメンテナンスを実行するメンテナンスモードに切り替える管理モード切替部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  8. 請求項7に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記メンテナンス機器によるメンテナンスの実行にかかる所要時間を管理する機器管理部と、
    前記管理モード切替部にてメンテナンスモードに切り替えた場合に、前記空き時間取得部にて取得された空き時間と、前記メンテナンス機器の所要時間とに基づいて、メンテナンスを実行できるか否かを判定するメンテナンス判定部とを備え、
    前記機器管理部は、前記メンテナンス判定部にてメンテナンスを実行できると判定した場合に、前記メンテナンス機器にメンテナンスを実行させることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  9. 請求項7または請求項8に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サービス機器の近傍における動体の有無を検知する検知手段を備え、
    前記状態判定部は、前記検知手段の検知結果および前記空き時間取得部の取得結果に基づいて、前記サービス機器の空き時間であり、当該サービス機器の近傍に動体の無い不使用状態であるか否かを判定し、
    前記管理モード切替部は、前記状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、前記サービス機器の管理モードを通常モードからメンテナンスモードに切り替えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  10. 請求項9に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記状態判定部にて不使用状態であると判定した場合に、警備モードを通常モードから前記サービス機器の警備を実行するセキュリティモードに切り替える警備モード切替部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  11. 請求項10に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、前記検知手段の検知結果に基づいて、前記サービス機器の異常を検知する警備異常検知部と、
    前記警備異常検知部にて前記サービス機器の異常を検知した場合に、管理者に前記サービス機器の異常を報知する警備異常報知部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  12. 請求項11に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記警備異常検知部は、前記メンテナンス機器の動作を前記サービス機器の異常として検知しないことを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  13. 請求項10に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記警備モード切替部にてセキュリティモードに切り替えた場合に、外部の警備システムに対して通信回線を介して前記サービス機器の警備を実行するための指令を送信する警備指令送信部を備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  14. サービスを実施するためのサービス機器と、
    前記サービス機器に通信回線を介して接続され、前記サービス機器を管理する管理サーバと、
    前記管理サーバに通信回線を介して接続され、予約者の操作入力を受け付ける予約者入力手段とを備え、
    前記サービス機器は、
    利用者を内部に受け入れることなくサービスを実施するサービス実施手段と、
    当該サービス機器を移動させる移動手段と、
    当該サービス機器を制御する機器側制御手段とを備え、
    前記管理サーバは、
    当該管理サーバを制御するサーバ側制御手段を備え、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約者入力手段を介して前記サービス機器の予約を受け付けることによって、予約場所に関する予約情報を記憶部に記憶させて設定する予約情報設定部と、
    前記予約情報に基づいて、前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させる移動制御部とを備え、
    前記サービス実施手段は、
    前記予約者入力手段から送信された操作入力を受け付けることによって、サービスを実施し、
    前記サービス機器は、
    前記サービス実施手段を備えたブースと、
    前記ブースを移動させる前記移動手段を備えたキャリアとを備え、
    前記機器側制御手段は、
    前記ブースを制御するブース側制御手段と、
    前記キャリアを制御するキャリア側制御手段とを備え、
    前記ブースおよび前記キャリアは、着脱自在に構成されることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  15. 請求項14に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サービス機器は、
    少なくとも1つの前記ブースと、
    複数の前記キャリアとを備え、
    前記ブースおよび前記キャリアのそれぞれは、着脱自在に構成されることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
  16. 請求項14または請求項15に記載された無人移動型サービス機器の管理システムにおいて、
    前記サーバ側制御手段は、
    前記予約情報に基づいて、前記移動制御部にて前記移動手段に予約場所まで前記サービス機器を移動させた後、前記ブースおよび前記キャリアを分離することによって、前記キャリアを独立して移動自在とする分離制御部と、
    所定の条件の成立に基づいて、前記ブースの存在する場所まで前記キャリアを移動させた後、前記ブースおよび前記キャリアを結合することによって、前記ブースを回収する回収制御部とを備えることを特徴とする無人移動型サービス機器の管理システム。
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