JP6810014B2 - 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 - Google Patents

電界効果型トランジスタおよびその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6810014B2
JP6810014B2 JP2017206822A JP2017206822A JP6810014B2 JP 6810014 B2 JP6810014 B2 JP 6810014B2 JP 2017206822 A JP2017206822 A JP 2017206822A JP 2017206822 A JP2017206822 A JP 2017206822A JP 6810014 B2 JP6810014 B2 JP 6810014B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
layer
gate
insulating layer
recess
opening
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017206822A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2019079975A (ja
Inventor
卓也 堤
卓也 堤
松崎 秀昭
秀昭 松崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Original Assignee
Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Telegraph and Telephone Corp filed Critical Nippon Telegraph and Telephone Corp
Priority to JP2017206822A priority Critical patent/JP6810014B2/ja
Publication of JP2019079975A publication Critical patent/JP2019079975A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6810014B2 publication Critical patent/JP6810014B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Electrodes Of Semiconductors (AREA)
  • Junction Field-Effect Transistors (AREA)

Description

本発明は、良好な高周波特性を有する電界効果型トランジスタおよびその製造方法に関する。
0.3〜3.0THzの電磁波周波数帯であるテラヘルツ波の性質には、数10Gb/sを超える高速無線通信や、3次元イメージングによる非破壊内部検査、電磁波吸収を利用した成分分析など、これまでにはない新たなアプリケーション創出の可能性が秘められている。
テラヘルツ波によるアプリケーションを実現する場合には、これを構成する電子デバイスにもより良好な高周波特性が必要とされる。一般的に、良好な高周波特性を有する電子デバイスとして、物性的に特に高い電子移動度を有する化合物半導体を材料とした電界効果型トランジスタが用いられる。今後テラヘルツ波技術の更なる発展にむけては、より良好な高周波特性を有する電界効果型トランジスタが必要となる。
上述した電界効果型トランジスタは、半導体基板と、半導体基板の上に形成される半導体積層構造と、半導体積層構造の表面に形成されるゲート電極、およびゲート電極の両脇に形成されるソース電極、ドレイン電極から構成される。特に、高周波特性に優れる高電子移動度トランジスタでは、半導体積層構造は、半導体基板の側から、バッファ層、チャネル層、障壁層、キャリア供給層、パッシベーション層、オーミックキャップ層が順次に積層されて構成されている。
この種の電界効果型トランジスタでは、ゲート電極に対して電位を印加すると、印加した電位の強度に応じ、キャリア供給層からチャネル層に対してキャリアが供給されて形成される2次元電子ガスの濃度が変調され、ソース電極、ドレイン電極間に形成された伝導チャネルを通じて電子が移動する。この電子(キャリア)が移動(走行)する伝導チャネルが形成されるチャネル層と電子供給層とは、空間的に分離され、電子供給層における不純物による散乱が抑制される。このため、上述した電界効果型トランジスタでは、電子移動度を向上させることができ、高周波動作を実現することができる。
電界効果型トランジスタの高周波特性を向上させるためには、ドレインコンダクタンス、およびソース抵抗を同時に低減することが重要となる。ドレインコンダクタンスを低減させるためには、短チャネル効果の抑制、あるいはドレイン領域の空乏化が有効である。この空乏化を実現するためには、リセス構造の採用が有効な手段である。リセス構造とは、ゲート電極形成部を含む、当該電極周辺のオーミックキャップ層を、ソース電極ならびにドレイン電極の両方向へ除去した構造をいう。
電界効果型トランジスタのドレインコンダクタンス低減には、非特許文献1,非特許文献2に記載されるような、非対称リセス構造と呼ばれる構造を採用するとよいことが知られている。非対称リセス構造とは、非特許文献2のFig.4に示されているように、リセス領域を形成する際にドレイン電極側リセス領域を大きくし、ドレイン電極側の広い領域にわたってキャリアを空乏化させることでドレインコンダクタンスを低減する。同時に、ソース電極側リセス領域は縮小し、ソース電極側の空乏化を避けることによってソース抵抗の低減を同時に図る。この2つの効果によって、電界効果型トランジスタの高周波特性は向上する。
一方、特許文献1では、非特許文献1では煩雑になる非対称リセス構造の製造方法の簡易化が可能な非対称リセス構造およびその製法について記載されている。特許文献1の図1に示されている非対称リセス構造のリセス領域を形成するウエットエッチングにおいて、特許文献1の段落0031,図5,6に示されているように、多層レジストを用いる点が非特許文献1と異なる。
特許文献1の図5,6に示されているように、非対称リセス構造の形成に多層レジストを用いることで、ウエットエッチング後に蒸着・リフトオフ法を用いてゲート電極を形成することができる。特許文献1に記載されている製造方法によれば、非特許文献1に比較して、絶縁膜を堆積し、この絶縁膜に開口を形成する工程を必要としない点で、製造工程の短縮を実現しながら、非対称リセス構造を作製することができる。
特許第5662547号公報
K. Shinohara et al., "Importance of Gate-Recess Structure to the Cutoff Frequency of Ultra-High-speed InGaAs/InAlAs HEMTs", Proc. of IPRM, B6-4, 2002. K. Shinohara et al., "Novel Asymmetric Gate-Recess Engineering for Sub-Millimeter-Wave InP-based HEMTs", Microwave Symposium Digest, 2001 IEEE MTT-S International, vol. 3, 2001.
しかしながら、上述した従来の技術では、以下に示す点で問題があった。
非対称リセス構造は、ドレインコンダクタンスを低減することで高周波特性を向上させることが可能である一方、短所としてドレイン抵抗の増加を招く。ドレイン抵抗の増加は、ドレイン電極からゲート電極直下のチャネルに至る領域(ドレイン領域)において、電子の熱揺らぎによって発生する熱雑音を増加させる。
電界効果型トランジスタは、ミリ波応用などで重要になる良好な高周波特性が要求される場合もあるが、他方面からの要求として、低雑音性が必要とされるアプリケーションも存在する。例えば、衛星放送や電波観測の受信部では、低ノイズ性がより大きく要求される。従って、非対称リセス幅(リセス量)は、適用されるアプリケーションや設計思想に応じて最適に設計されることが要求され、この要求は様々な機能を1つの集積回路に一体化して高機能化を目指す、モノリシック集積の場面において特に重要になる。
ところが、前述した従来の技術においては、非対称リセスの形状はリセス領域を形成するためのウエットエッチング時間によってのみでしか制御することができない。これは、電界効果型トランジスタの非対称リセス幅の設計自由度を大きく制限する。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、電界効果型トランジスタの非対称リセス構造が、より高い設計自由度で形成できるようにすることを目的とする。
本発明に係る電界効果型トランジスタの製造方法は、半導体基板の上に、バッファ層、チャネル層、障壁層、キャリア供給層、オーミックキャップ層が形成された状態とする第1工程と、リセス形成領域を挟んでオーミックキャップ層の上にソース電極およびドレイン電極を形成する第2工程と、ソース電極およびドレイン電極の間のオーミックキャップ層の上に第1絶縁層を形成する第3工程と、ソース電極との距離よりドレイン電極との距離の方が大きい状態でリセス形成領域内に配置した第1ゲート開口部を第1絶縁層に形成する第4工程と、第1絶縁層のリセス形成領域内で第1ゲート開口部とドレイン電極との間に複数の非対称リセス形成用開口部を形成する第5工程と、第1ゲート開口部および複数の非対称リセス形成用開口部を形成した第1絶縁層をマスクとしてオーミックキャップ層をエッチングし、第1ゲート開口部および複数の非対称リセス形成用開口部の下の領域にリセス領域を形成する第6工程と、第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成する第7工程と、第1絶縁層に形成した第1ゲート開口部に連続する第2ゲート開口部を第2絶縁層に形成して第1ゲート開口部と第2ゲート開口部とによりゲート開口部を形成する第8工程と、第1絶縁層の上に配置されて一部がゲート開口部よりリセス領域に嵌入して障壁層にショットキー接合したゲート電極を形成する第9工程とを備え、第6工程では、複数の非対称リセス形成用開口部の各々の開口寸法および複数の非対称リセス形成用開口部の数により、第1ゲート開口部よりドレイン電極の側におけるオーミックキャップ層のエッチング量を制御する。
上記電界効果型トランジスタの製造方法において、複数の非対称リセス形成用開口部の各々は、ゲート長方向の開口寸法をゲート幅方向の開口寸法より短く形成するようにすればよい。
上記電界効果型トランジスタの製造方法において、複数の非対称リセス形成用開口部を、ゲート幅方向に平行な状態で配列して形成すればよい。
上記電界効果型トランジスタの製造方法において、第6工程では、隣り合う複数の非対称リセス形成用開口部の間のオーミックキャップ層の一部を残す状態にエッチングを実施することで、隣り合う複数の非対称リセス形成用開口部の間に、第1絶縁層を支持する支持柱を形成する
本発明に係る電界効果型トランジスタは、半導体基板の上に形成されたバッファ層、チャネル層、障壁層、キャリア供給層、オーミックキャップ層と、オーミックキャップ層に形成されたリセス領域と、リセス領域を挟んでオーミックキャップ層の上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、オーミックキャップ層の上に形成されてリセス領域の上に架設された第1絶縁層と、第1絶縁層の上に第1絶縁層を覆って形成された第2絶縁層と、ソース電極との距離よりドレイン電極との距離の方が大きい状態でリセス領域内に配置されて第1絶縁層および第2絶縁層に形成されたゲート開口部と、第1絶縁層のリセス領域内に配置されてゲート開口部とドレイン電極との間に形成された複数の非対称リセス形成用開口部と、第2絶縁層の上に形成されて一部がゲート開口部よりリセス領域に嵌入して障壁層にショットキー接合したゲート電極とを備え、複数の非対称リセス形成用開口部の各々は、ゲート長方向の開口寸法がゲート幅方向の開口寸法より短く形成され、複数の非対称リセス形成用開口部は、ゲート幅方向に平行な状態で配列されている。
上記電界効果型トランジスタにおいて、隣り合う複数の非対称リセス形成用開口部の間に形成された第1絶縁層を支持する支持柱を備える。
以上説明したように、本発明によれば、複数の非対称リセス形成用開口部の各々の開口寸法および複数の非対称リセス形成用開口部の数により、ゲート開口部よりドレイン電極の側におけるオーミックキャップ層のエッチング量を制御するようにしたので、電界効果型トランジスタの非対称リセス構造が、より高い設計自由度で形成できるという優れた効果が得られる。
図1Aは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Bは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Cは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Dは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Eは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す平面図である。 図1Fは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Gは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Hは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図1Iは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造における途中工程の状態を示す断面図である。 図2は、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの構成を示す断面図である。 図3Aは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの構成を示す断面図である。 図3Bは、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの一部構成を示す平面図である。
以下、本発明の実施の形態における電界効果型トランジスタの製造方法ついて図1A〜図1Iを参照して説明する。
まず、図1Aに示すように、例えば半絶縁性のInPから構成された半導体基板101の上に、バッファ層102、チャネル層103、障壁層104、キャリア供給層105、オーミックキャップ層106が形成された状態とする(第1工程)。
例えば、半導体基板101の上に、InAlAsからなる層厚100〜300nmのバッファ層102,InGaAsからなる層厚5〜20nmのチャネル層103,InAlAsからなる層厚5〜20nmの障壁層104,Siが1×1019〜2×1019cm-3にドープされたInGaAsからなるオーミックキャップ層106を有機金属気相成長法や分子線エピタキシー法などにより結晶成長することで順次積層する。また、障壁層104には、よく知られたシートドープにより不純物としてSiが1×1019cm-3ドープされたキャリア供給層105が形成されている。ここで、実施の形態では、キャリア供給層105とオーミックキャップ層106との間に、InPからなる層厚2〜5nmのパッシベーション層121を形成する。
次に、図1Bに示すように、リセス領域を形成するリセス形成領域131を挟んでオーミックキャップ層106の上にソース電極107およびドレイン電極108を形成する(第2工程)。例えば、オーミックキャップ層106上に、Ti/Pt/Auを堆積して金属膜を形成し、この金属膜を公知のフォトリソグラフィ技術とエッチング技術とによりパターニングすることで、ソース電極107およびドレイン電極108を形成すればよい。また、公知のリフトオフ法により、ソース電極107およびドレイン電極108を形成してもよい。ソース電極107,ドレイン電極108は、オーミックキャップ層106にオーミック接合する。
次に、図1Cに示すように、ソース電極107およびドレイン電極108の間のオーミックキャップ層106の上に第1絶縁層109を形成する(第3工程)。例えば、よく知られたプラズマCVD法などにより、酸化シリコンまたは窒化シリコンを堆積することで、層厚20〜200nmの第1絶縁層109を形成する。
次に、図1D,図1Eに示すように、ソース電極107との距離よりドレイン電極108との距離の方が大きい状態でリセス形成領域131内に配置した第1ゲート開口部109aを第1絶縁層109に形成する(第4工程)。第1ゲート開口部109aは、図1Dの紙面の法線方向に延在するストライプ状の開口である。また、第1絶縁層109のリセス形成領域131内で第1ゲート開口部109aとドレイン電極108との間に複数の非対称リセス形成用開口部111を形成する(第5工程)。例えば、公知の電子線リソグラフィ技術とエッチング技術とにより、第1ゲート開口部109aおよび非対称リセス形成用開口部111を形成する。
次に、図1Fに示すように、第1ゲート開口部109aおよび複数の非対称リセス形成用開口部111を形成した第1絶縁層109をマスクとしてオーミックキャップ層106をエッチングし、第1ゲート開口部109aおよび複数の非対称リセス形成用開口部111の下の領域にパッシベーション層121もしくは障壁層104の表面が連続して露出したリセス領域112を形成する(第6工程)。
例えば、クエン酸などのエッチング液を用いたウエットエッチングにより、上述した開口の領域よりエッチング液を侵入させ、オーミックキャップ層106を等方的にエッチングする。このエッチングで、エッチング液は、各開口部よりオーミックキャップ層106を浸食し、エッチングの横方向の広がりによって1つのつながった空間であるリセス領域112を形成する。また、InPからなるパッシベーション層121を形成しておけば、InPはクエン酸系のエッチング液ではほとんどエッチングされないので、エッチングストッパーとなり、障壁層104がエッチングされることを防ぐことができる。
このとき、第1ゲート開口部109aを中心にゲート長方向を見ると、非対称リセス形成用開口部111を形成しているため、第1ゲート開口部109aからドレイン側に形成されている空間は、第1ゲート開口部109aからソース側に形成されている空間より広く形成される。このように、複数の非対称リセス形成用開口部111を設けることで、新たな工程を追加することなく、第1ゲート開口部109aを中心にした非対称なリセス領域が形成されることになる。
ここで、上述した工程(第6工程)では、複数の非対称リセス形成用開口部111の各々の開口寸法および複数の非対称リセス形成用開口部111の数により、第1ゲート開口部109aよりドレイン電極108の側におけるオーミックキャップ層106のエッチング量を制御する。これにより、非対称リセスの形状(第1ゲート開口部109aからドレイン側に形成されている空間の広さ)を制御する。なお、以下では、リセス領域112における、後述するゲート開口部110(図1H)からソース・ドレインの各々側のゲート長方向の長さを、「リセス幅」と称する。例えば、「ソース側のリセス幅」は、リセス領域112における、ゲート開口部110からソース側のゲート長方向の長さである。また、「ドレイン側のリセス幅」は、リセス領域112における、ゲート開口部110からドレイン側のゲート長方向の長さである。
次に、図1Gに示すように、第1絶縁層109の上に第2絶縁層113を形成する(第7工程)。例えば、プラズマCVD法などにより、酸化シリコンまたは窒化シリコンを堆積することで、層厚20〜200nmの第2絶縁層113を形成する。
次に、図1Hに示すように、第1絶縁層109に形成した第1ゲート開口部109aに連続する第2ゲート開口部113aを第2絶縁層113に形成し、第1ゲート開口部109aと第2ゲート開口部113aとによりゲート開口部110を形成する(第8工程)。例えば、公知の電子線リソグラフィ技術とエッチング技術とにより、第2ゲート開口部113aを形成する。ここでは、第2ゲート開口部113aを第2絶縁層113に形成すればよく、第2ゲート開口部113aを貫通させる程度のエッチングでよい。このため、微細な第2ゲート開口部113aを形成できる。
次に、図1Iに示すように、第1絶縁層109(第2絶縁層113)の上に配置されて一部がゲート開口部110よりリセス領域112に嵌入して障壁層104にショットキー接合したゲート電極114を形成する(第9工程)。
例えば、第2絶縁層113のゲート開口部110を含む所定領域が開口してこれ以外のソース電極107,ドレイン電極108を含む領域が被覆されたリフトオフマスクを形成する。次いで、このリフトオフマスクの上よりゲート金属材料を堆積して金属膜を形成した後、リフトオフマスクを除去(リフトオフ)する。このリフトオフ法により、ゲート電極114が形成できる。金属膜の形成において、堆積されてゲート開口部110に入り込んだ金属は、極薄いパッシベーション層121を貫通し、ゲート開口部110より望める障壁層104にショットキー接合する。前述したように、微細な第2ゲート開口部113a(ゲート開口部110)が形成できるので、ショットキー接合のゲート長方向の寸法が微細なゲート電極114が実現でき、良好な高周波特性を実現することができる。
障壁層104とショットキー接合を形成しているゲート電極114に印加される電位によって、ショットキー接合の直下のチャネルを変調する機能を備えることになる。ゲート電極114のサイズ(ゲート長)や形状は、各々、ソース電極107、ドレイン電極108と寄生容量が発生せず、かつゲート電極114全体の抵抗が十分低くなるように設計すればよい。
ゲート電極114は、Ni、W、WSiNなど、半導体基板101に対する熱拡散が少なく、かつ仕事関数の大きな金属材料から構成すればよい。また、これらの金属材料は、スパッタリング法や、真空蒸着法、無電解めっき法や電解めっき法などによって堆積すればよい。ゲート電極114と障壁層104の接触面におけるゲート電極114の長さ(ゲート長)は、典型的には10〜100nmである。
また、ゲート電極114と障壁層104の接触面におけるゲート電極114の端からソース電極107の端までの距離は、少なくともソース側のリセス幅と同等かそれ以上であれば良く、ゲート電極114からドレイン電極108の端までの距離は少なくともドレイン側のリセス幅と同等かそれ以上であれば良い。特にトランジスタの出力特性を、より良好なものとするために、ゲート電極114からソース電極107の端までの距離に比べ、ゲート電極114からドレイン電極108の端までの距離を長く設定してもよい。
ここで、前述したように、実施の形態では、複数の非対称リセス形成用開口部111の各々の開口寸法および複数の非対称リセス形成用開口部111の数により、第1ゲート開口部109aからソース側に形成されている空間の広さを制御する。
以下、図1Eおよび図1Iを用いてより詳細に説明する。所望とする、ゲート開口部110よりソース側におけるオーミックキャップ層106のエッチング量(リセス幅rgs)、およびゲート開口部110よりドレイン側におけるオーミックキャップ層106のエッチング量(リセス幅rgd)に対応させ、非対称リセス形成用開口部111の数および複数の非対称リセス形成用開口部111の各々の開口寸法(wr)、また、隣り合う非対称リセス形成用開口部111の間隔gr、列数Nを決定する。
なお、ここでは、非対称リセス形成用開口部111の各々の開口寸法として、ゲート長方向の幅を用いる。また、非対称リセス形成用開口部111の平面視の形状は、1つの辺がゲート長方向に平行な矩形である。例えば、ゲート長方向の開口寸法がゲート幅方向の開口寸法より短く形成されている。また、複数の非対称リセス形成用開口部111は、ゲート幅方向に平行な状態で配列して形成する。また、基本的に、ソース抵抗は低ければ低いほど望ましく、リセスの形成によって空乏化によるソース抵抗の増加が懸念されるため、ソース側に非対称リセス形成用開口部は形成しない。
上述した各パラメータの関係は「rgd−rgs=N(gr+wr)・・・(1)」となる。ただし「2rgs≧gr・・・(2)」の制約条件を満たす必要がある。この条件で、リセス形成に必要なウエットエッチングのエッチングレートやエッチング時間に対して無依存で非対称リセス構造が決定できる。与えられた構造を形成する場合のエッチングレートαとエッチング時間Tは、「rgs=αT・・・(3)」により決定できる。
ソース側リセス領域のエッチング量、およびドレイン側リセス領域のエッチング量は、寄生抵抗の増大効果と、寄生容量やドレインコンダクタンスの低減効果のバランスに基づいて設計される。例えば典型的なリセス幅は、ソース側で20〜200nm、ドレイン側で50〜500nmである。この範囲でリセス領域112を形成することによって、ソース抵抗を十分に低減させながら、かつドレインコンダクタンスをも十分に低減させることが可能となり、高周波特性の向上に最適な構造を実現することができる。
例えば、ソース側のリセス幅rgs=50nm、ドレイン側のリセス幅rgd=200nmに設計する場合を考える。この条件では、(1)の左辺は150nmとなるため、例えばN=3,gr=20nm,wr=30nmの条件で、非対称リセス形成用開口部111を第1絶縁層109に形成すれば良い。非対称リセス形成に必要なウエットエッチング時間に関しては、例えばエッチングレートが50nm/分の場合、式(3)を考慮して60秒のエッチング時間とすれば良い。
上述したように、本発明によれば、非対称リセス形成用開口部111の構造を適宜設定することにより、ソース電極107側のリセス幅とドレイン電極108側のリセス幅とを異なる状態とする、つまり異なるソース抵抗とドレインコンダクタンスを有する電界効果型トランジスタを、短いゲート長を実現しながら高い制御性で作製することができる。この結果、同一集積回路の各機能部に応じ、特性の異なる電界効果型トランジスタを同一の工程や一種類のフォトマスクを適用して実現することができるようになる。
例えば、高周波特性を優先した電界効果型トランジスタA、および低ノイズ性を優先した電界効果型トランジスタBの2つを集積する場合を考える。電界効果型トランジスタAでは、N=3、gr=20nm、wr=30nmに非対称リセス形成用開口部111を形成する。一方、電界効果型トランジスタBでは、N=1、gr=20nm、wr=30nmに非対称リセス形成用開口部111を形成する。
この寸法条件で、リセス領域112の形成におけるエッチング処理条件を、エッチングレートが50nm/分の条件で60秒のエッチング時間とする。これらのことにより、電界効果型トランジスタAでは、ソース側はリセス幅rgs=50nm、ドレイン側はリセス幅rgd=200nmとなる。電界効果型トランジスタBでは、ソース側はリセス幅rgs=50nm、ドレイン側はリセス幅rgd=100nmとなる。このように、同一のウエットエッチング条件を適用するという簡便な製造方法によって、ドレイン側のリセス幅が、各々異なる電界効果型トランジスタを集積できるようになる。これにより、複数の電界効果型トランジスタを同一回路上において形成可能となり、集積回路の設計に対する自由度を飛躍的に高めることができるようになる。
ところで、上述では、非対称リセス形成用開口部111を第1絶縁層109に形成した後で、第2絶縁層113を形成するようにしたが、これに限るものではない。例えば、第1絶縁層109の形成に引き続いて第2絶縁層113を形成し、この後、ゲート開口部110および非対称リセス形成用開口部111を形成してもよい。
例えば、図2に示すように、非対称リセス形成用開口部111は、第2絶縁層113および第1絶縁層109を貫通して形成し、この後で、リセス領域112を形成し、ゲート電極114を形成する。この場合、ゲート電極114の形成において、非対称リセス形成用開口部111に金属層115が形成されるようになる。
また、第1絶縁層109を用いてリセス領域112を形成した後、第2絶縁層113を形成せずに、ゲート電極114を形成してもよい。この場合においても、ゲート電極114の形成において、非対称リセス形成用開口部111に金属層が形成されるようになる。ここで、非対称リセス形成用開口部111の幅wrを、例えば50nm以下で形成し、かつスパッタリング法によってゲート電極114を形成することにより、障壁層104やパッシベーション層121への金属の堆積が抑制できる。
また、上述したように、非対称リセス形成用開口部111から金属が入り込める状態でゲート電極114を形成する場合、非対称リセス形成用開口部111の幅wrを十分に縮小することが難しい場合もある。このような場合、非対称リセス形成用開口部111の幅をあまり小さくせずに形成し、高い歩留まりで良好な非対称リセス構造を形成する。ただし、ゲート電極114の形成時に、堆積した金属の一部が非対称リセス形成用開口部111より入り込み、パッシベーション層121の上に、金属層116が形成される。なお、パッシベーション層121の層厚を、5〜10nm程度に厚く形成することによって、上述したような金属層116の堆積による影響を低減して良好な特性を有する電界効果型トランジスタを実現することができる。
ところで、上述したように、ドレイン側のリセス幅rgdを大きくする場合、第1絶縁層109および第2絶縁層113がリセス領域112の側に撓む可能性がある。これは、デバイスの機械的強度や信頼性の低下、また寄生容量の増大を招く原因となる。これに対し、図3A、図3Bに示すように、第1絶縁層109を支持する支持柱117を備えるようにすれば、第1絶縁層109の撓みが抑制できる。支持柱117は、隣り合う複数の非対称リセス形成用開口部111の間に形成する。
例えば、複数の非対称リセス形成用開口部111を利用し、ウエットエッチングによりリセス領域112を形成するときに、エッチング条件を適宜に設定することで、隣り合う複数の非対称リセス形成用開口部111の間に、オーミックキャップ層106が残るようにすることで、支持柱117を形成する。
ここで図3Bに示すように、新たに、grを、ゲート電極端とゲート電極114に一番近い非対称リセス形成用開口部111の端部との距離と定義し、gr’を、隣り合う非対称リセス形成用開口部111間の距離と定義する。この定義において、非対称リセス形成用開口部111の間に形成される支持柱117の幅をwpとすると、「rgd−rgs=gr+(N−1)gr’+Nwr・・・(4)」および「wp=gr’−2rgs・・・(5)」が成立する。ただし、「gr’≧2rgs≧gr」の制約条件を満たす必要がある。エッチングレートやエッチング時間の関係は先述の式(3)で表現できる。
例えば、ソース電極側はリセス幅rgs=30nmとし、ドレイン電極側はリセス幅rgd=300nmとする設計を考える。式(4)の左辺は270nmとなるため、例えばN=3,gr=20nm,gr’=80nm、wr=30nmの寸法で、非対称リセス形成用開口部111を形成すれば良い。この場合、支持柱117の幅wpは20nmとなる。具体的には、支持柱117の幅wpを5〜30nmと設定することにより、寄生容量を増加させることなく、第1絶縁層109(および第2絶縁層113)を支持し、十分に高い機械的強度および信頼性を確保することが可能となる。
以上に説明したように、本発明によれば、複数の非対称リセス形成用開口部の各々の開口寸法および複数の非対称リセス形成用開口部の数により、ゲート開口部よりドレイン電極の側におけるオーミックキャップ層のエッチング量を制御するようにしたので、電界効果型トランジスタの非対称リセス構造が、より高い設計自由度で形成できるようになる。
なお、本発明は以上に説明した実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想内で、当分野において通常の知識を有する者により、多くの変形および組み合わせが実施可能であることは明白である。例えば、上述では、障壁層には、シートドープによりキャリア供給層を形成したが、これに限るものではなく、バッファ層にキャリア供給層を設けるようにしてもよい。
101…半導体基板、102…バッファ層、103…チャネル層、104…障壁層、105…キャリア供給層、106…オーミックキャップ層、107…ソース電極、108…ドレイン電極、109…第1絶縁層、109a…第1ゲート開口部、110…ゲート開口部、111…非対称リセス形成用開口部、112…リセス領域、113…第2絶縁層、114…ゲート電極、121…パッシベーション層、131…リセス形成領域。

Claims (4)

  1. 半導体基板の上に、バッファ層、チャネル層、障壁層、キャリア供給層、オーミックキャップ層が形成された状態とする第1工程と、
    リセス形成領域を挟んで前記オーミックキャップ層の上にソース電極およびドレイン電極を形成する第2工程と、
    前記ソース電極および前記ドレイン電極の間の前記オーミックキャップ層の上に第1絶縁層を形成する第3工程と、
    前記ソース電極との距離より前記ドレイン電極との距離の方が大きい状態で前記リセス形成領域内に配置した第1ゲート開口部を前記第1絶縁層に形成する第4工程と、
    前記第1絶縁層の前記リセス形成領域内で前記第1ゲート開口部と前記ドレイン電極との間に複数の非対称リセス形成用開口部を形成する第5工程と、
    前記第1ゲート開口部および前記複数の非対称リセス形成用開口部を形成した前記第1絶縁層をマスクとして前記オーミックキャップ層をエッチングし、前記第1ゲート開口部および前記複数の非対称リセス形成用開口部の下の領域にリセス領域を形成する第6工程と、
    前記第1絶縁層の上に第2絶縁層を形成する第7工程と、
    前記第1絶縁層に形成した前記第1ゲート開口部に連続する第2ゲート開口部を前記第2絶縁層に形成して前記第1ゲート開口部と前記第2ゲート開口部とによりゲート開口部を形成する第8工程と、
    前記第1絶縁層の上に配置されて一部が前記ゲート開口部より前記リセス領域に嵌入して前記障壁層にショットキー接合したゲート電極を形成する第9工程と
    を備え、
    前記第6工程では、前記複数の非対称リセス形成用開口部の各々の開口寸法および前記複数の非対称リセス形成用開口部の数により、前記第1ゲート開口部より前記ドレイン電極の側における前記オーミックキャップ層のエッチング量を制御し
    前記第6工程では、隣り合う前記複数の非対称リセス形成用開口部の間の前記オーミックキャップ層の一部を残す状態に前記エッチングを実施することで、隣り合う前記複数の非対称リセス形成用開口部の間に、前記第1絶縁層を支持する支持柱を形成する
    ことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  2. 請求項1記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、
    前記複数の非対称リセス形成用開口部の各々は、ゲート長方向の開口寸法をゲート幅方向の開口寸法より短く形成する
    ことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  3. 請求項1または2記載の電界効果型トランジスタの製造方法において、
    前記複数の非対称リセス形成用開口部を、ゲート幅方向に平行な状態で配列して形成する
    ことを特徴とする電界効果型トランジスタの製造方法。
  4. 半導体基板の上に形成されたバッファ層、チャネル層、障壁層、キャリア供給層、オーミックキャップ層と、
    前記オーミックキャップ層に形成されたリセス領域と、
    前記リセス領域を挟んで前記オーミックキャップ層の上に形成されたソース電極およびドレイン電極と、
    前記オーミックキャップ層の上に形成されて前記リセス領域の上に架設された第1絶縁層と、
    前記第1絶縁層の上に前記第1絶縁層を覆って形成された第2絶縁層と、
    前記ソース電極との距離より前記ドレイン電極との距離の方が大きい状態で前記リセス領域内に配置されて前記第1絶縁層および前記第2絶縁層に形成されたゲート開口部と、
    前記第1絶縁層の前記リセス領域内に配置されて前記ゲート開口部と前記ドレイン電極との間に形成された複数の非対称リセス形成用開口部と、
    前記第2絶縁層の上に形成されて一部が前記ゲート開口部より前記リセス領域に嵌入して前記障壁層にショットキー接合したゲート電極と
    を備え、
    前記複数の非対称リセス形成用開口部の各々は、ゲート長方向の開口寸法がゲート幅方向の開口寸法より短く形成され、
    前記複数の非対称リセス形成用開口部は、ゲート幅方向に平行な状態で配列され
    隣り合う前記複数の非対称リセス形成用開口部の間に形成された前記第1絶縁層を支持する支持柱を備え
    ことを特徴とする電界効果型トランジスタ。
JP2017206822A 2017-10-26 2017-10-26 電界効果型トランジスタおよびその製造方法 Active JP6810014B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206822A JP6810014B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 電界効果型トランジスタおよびその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017206822A JP6810014B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 電界効果型トランジスタおよびその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2019079975A JP2019079975A (ja) 2019-05-23
JP6810014B2 true JP6810014B2 (ja) 2021-01-06

Family

ID=66628174

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017206822A Active JP6810014B2 (ja) 2017-10-26 2017-10-26 電界効果型トランジスタおよびその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6810014B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7197005B2 (ja) * 2019-06-04 2022-12-27 日本電信電話株式会社 電界効果型トランジスタおよびその製造方法

Family Cites Families (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3175666B2 (ja) * 1997-10-24 2001-06-11 日本電気株式会社 半導体装置の製造方法
JP3715557B2 (ja) * 2001-08-08 2005-11-09 日本電信電話株式会社 電界効果トランジスタの製造方法

Also Published As

Publication number Publication date
JP2019079975A (ja) 2019-05-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI415259B (zh) 增進型-耗損型半導體結構及其製造方法
CN111213244B (zh) 具有厚度沿晶体管宽度变化的半导体层的高电子迁移率晶体管
WO2014200753A2 (en) Recessed field plate transistor structures
KR20140023892A (ko) 갈륨 나이트라이드 트랜지스터에 대한 이온주입 및 자기정합형 게이트 구조
US9209289B2 (en) Semiconductor device and fabrication method thereof
US20130341640A1 (en) Semiconductor device and method for manufacturing same
JP6810014B2 (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP2017168530A (ja) 化合物半導体装置及びその製造方法
CN112053954B (zh) 高电子迁移率晶体管及其制造方法
US8558242B2 (en) Vertical GaN-based metal insulator semiconductor FET
JP7197005B2 (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
US11888053B2 (en) Field-effect transistor and manufacturing method therefor
JP5629977B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP5163095B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP2014175339A (ja) 半導体素子および電子機器
JP6713948B2 (ja) 半導体装置
WO2022208592A1 (ja) 電界効果型トランジスタおよびその製造方法
JP5417700B2 (ja) 半導体装置及びその製造方法
JP7456449B2 (ja) 電界効果型トランジスタの製造方法
US20230197798A1 (en) Field effect transistors with dual field plates
EP4350746A1 (en) Semiconductor device
US20240136412A1 (en) Field-Effect Transistor and Manufacturing Method Therefor
KR102185914B1 (ko) 고 전자이동도 트랜지스터
US20230187385A1 (en) Rfldmos device and manufacturing method thereof
JP4606710B2 (ja) 電界効果トランジスタ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191217

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200928

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20201013

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20201113

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201208

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201210

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6810014

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150