JP6809320B2 - 情報処理装置、プログラム、通信システム、通信方法 - Google Patents

情報処理装置、プログラム、通信システム、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、プログラム、通信システム、及び通信方法に関する。
文書データをインターネット上のクラウドサーバに携帯端末等から送信しておき、ユーザが任意の複合機からクラウドサーバの文書データを印刷するプルプリントサービスが知られている。ユーザは出張先などの複合機から文書データを印刷できる。
このような操作を携帯端末から複合機を操作して実行できれば便利であるが、携帯端末は複合機と通信できるとは限らない。そこで、複合機と通信するための通信情報を複合機から近距離無線通信等で携帯端末が取得する技術が知られている(例えば、特許文献1参照。)。特許文献1には、近距離無線装置で通信情報を取得した携帯端末が、通信情報を使ってネットワーク経由で複合機に印刷要求する画像処理システムが開示されている。
ところで、複合機に印刷させるのでなく、複合機がスキャナで読み取った画像データを携帯端末に取り込みたいというニーズもある。この場合、ユーザは複合機に原稿を読み取らせ、携帯端末と複合機を通信させて、携帯端末で画像データを複合機から受信することが考えられる。
しかしながら、携帯端末が3GやLTEなどの交換回線型の第二の通信手段と、無線LANやWi−Fiなどの第一の通信手段を有する場合、一般に携帯端末は第二の通信手段を使用するように設定されている。一方、携帯端末と複合機は第一の通信手段で通信することが一般的である。このため、携帯端末が画像データを複合機から受信するためには、ユーザは第二の通信手段から第一の通信手段への切り替え操作が必要になるという問題がある。
また、ユーザの携帯端末が、複合機が接続されたネットワークに第一の通信手段で接続することは、セキュリティ的にも好ましくないという問題もある。
切り替え操作を行わないために、携帯端末が第二の通信手段と第一の通信手段を並行して使用することは技術的に不可能ではないが、この場合の手順は、携帯端末が第二の通信手段により複合機と通信を試みた後、通信できなった場合に第一の通信手段による通信を開始する手順になる場合が考えられる。第二の通信手段により通信できないと判断されるまで(タイムアウトになるまで)は一定の時間が必要なので、使い勝手の悪いものになってしまう。
本発明は、上記課題に鑑み、第二の通信手段から第一の通信手段への切り替えが不要な情報処理装置を提供することを目的とする。
本発明は、電子データを生成する電子機器と通信する情報処理装置であって、前記電子機器がネットワーク上の記憶装置に電子データを保存するための保存方法を前記電子機器に送信する第一の通信手段と、前記電子機器が前記保存方法で前記記憶装置に保存した電子データを、ネットワークを介して前記記憶装置から取得する第二の通信手段と、を有する。
電子データの取得に際し通信手段の切り替えが不要な情報処理装置を提供することができる。
本実施形態の通信システムの概略的な動作を説明する図の一例である。 通信システムのシステム構成図の一例である。 携帯端末の一例のハードウェア構成図である。 複合機の一例のハードウェア構成図である。 クラウドストレージのハードウェア構成図の一例である。 通信システムが有する携帯端末、複合機、及び、クラウドストレージの機能ブロック図の一例である。 携帯端末がクラウドストレージアクセス情報を受け付ける手順を示すシーケンス図の一例である。 携帯端末の表示装置に表示されるアクセス情報入力画面の一例である。 携帯端末が複合機にクラウドストレージアクセス情報を送信し、複合機がクラウドストレージに画像データを送信し、携帯端末がクラウドストレージから画像データを取得する手順を説明するシーケンス図の一例である。 携帯端末が複合機にクラウドストレージアクセス情報を送信し、複合機がクラウドストレージに画像データを送信し、携帯端末がクラウドストレージから画像データを取得する手順を説明するシーケンス図の一例である。 携帯端末がファイルを受信する手順を説明するフローチャート図の一例である。 携帯端末が画像データの受信の有無を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。 複合機がクラウドストレージに画像データを保存する手順を示すフローチャート図の一例である。 管理者がクラウドストレージへの画像データの保存方法を条件で制限する設定を行う手順を示すシーケンス図の一例である。 保存方法の条件を入力するための画面の一例を示す図である。 保存方法の条件に合致しない場合に複合機が行う処理を示すシーケンス図の一例である。
以下、本発明を実施するための形態について図面を参照しながら説明する。
<概略的な動作の説明>
図1は本実施形態の通信システム100の概略的な動作を説明する図の一例である。ユーザは携帯端末10を携帯しており、携帯端末10は携帯電話網などの回線交換型の通信網に接続するためのSIM(Subscriber Identity Module Card)を有している。
(1)携帯端末10はBluetooth(登録商標。以下、省略する。)やNFC(Near Filed Communication)などの近距離無線通信によって、複合機30と通信することができる。携帯端末10は、近距離無線通信を使用して複合機30に画像データの保存方法を送信する。保存方法は例えばURL(Uniform Resource Locator等)とクラウドストレージ50がユーザを認証するための情報である。
(2)ユーザは原稿を複合機30のコンタクトガラスに配置し読み取らせる。複合機30は原稿を読み取って画像データを生成する。
(3)複合機30は保存方法に従ってクラウドストレージ50と通信し、画像データをクラウドストレージ50に保存する。
(4)複合機30が読み取っている間、携帯端末10は接続方法を使ってクラウドストレージ50と通信し、画像データの取得を試みる。
(5)クラウドストレージ50に画像データが登録された場合、携帯端末10は画像データをクラウドストレージ50から取得する。
従って、ユーザは複合機30が読み取った原稿の画像データを簡単な操作(読み取り開始などの限られた操作)で受信することができる。ユーザは交換回線型の通信から無線LANへの通信に切り替える必要がない。また、携帯端末10が、複合機30が接続された無線LAN等のネットワークに接続する必要もない。
<用語について>
特許請求の範囲の電子データとはネットワークを介して送受信されるデータであればよい。本実施形態では例えば画像データである。この他、複合機30が何らかの加工を行ったデータでもよい。例えば、画像データが文字認識処理されたテキストデータ、顔認識の結果を含む画像データ等でもよい。音声データが音声認識されたテキストデータなどでもよいし、翻訳された文書データでもよい。元になるデータは複合機30が保持していてもよいし、携帯端末10から送信されてもよい。
保存方法とは、電子データをどのように保存すべきかに関する情報である。少なくとも、インターネット上のリソースを指定する保存場所を含む。この他、複合機30がクラウドストレージ50に画像データを保存するための手だてや手段を含んでよく、通信方法(通信プロトコルやWeb API)が含まれてもよい。
また、保存場所情報は、電子データが保存されている場所を示す情報である。アドレス情報とも言える。本実施形態ではURLという用語で説明する。
<システム構成例>
図2は、本実施形態の通信システム100のシステム構成図の一例である。通信システム100は携帯端末10、クラウドストレージ50、及び、複合機30を有している。
携帯端末10とクラウドストレージ50は、ネットワークN1を介して通信する。本実施形態のネットワークN1は、3G,4G、LTEなどの回線交換型の公衆回線を利用したネットワークである。回線交換型の公衆回線とは、拠点間を結ぶ通信回線において、不特定のユーザが物理的に同じ回線を共有して利用する回線である。例えば、携帯電話網、PHS通信網が挙げられる。なお、携帯端末10は、Wi-Fiなどの無線LANでアクセスポイントに接続し、インターネットを介してクラウドストレージ50と通信することも可能である。
携帯端末10と複合機30はネットワークN2を介して通信する。本実施形態のネットワークN2は、NFC、Bluetooth、Bluetooth Low Energyなどの近距離無線通信を利用したネットワークである。この他、赤外線通信、可視光通信など、公衆回線の通信と同時に使用できるネットワークであればよい。
複合機30とクラウドストレージ50はネットワークN3を介して通信する。本実施形態のネットワークN3は、複合機30が設置されている施設などに構築されているLAN、LANをインターネットに接続するプロバイダのプロバイダネットワーク、及び、回線事業者が提供する回線等により構築されている。ネットワークN3が複数のLANを有する場合、ネットワークN3はWANやインターネットと呼ばれる。ネットワークN3は有線又は無線のどちらで構築されてもよく、また、有線と無線が組み合わされていてもよい。また、複合機30が直接、公衆回線網に接続する場合は、LANを介さずにプロバイダネットワークに接続することができる。
携帯端末10は情報処理装置としての機能を有し、後述するアプリケーションソフト(以下、単にアプリという)が動作している。アプリは、画像データをクラウドストレージ50から取得する(ダウンロードする)機能を有している。また、携帯端末10はクラウドストレージ50に蓄積されている文書データを複合機30に印刷させる機能を有していてもよい。携帯端末10は、具体的には、スマートフォン、携帯電話、タブレット端末、ゲーム機、PDA(Personal Digital Assistant)、デジタルカメラ、ウェアラブルPC(Personal Computer)、ノートPC、などであるがこれらには限られない。
クラウドストレージ50は、インターネット上の記憶装置である。またインターネット上のディスクスペースをユーザに提供するサービスで使用される記憶装置ということもできる。「クラウドストレージ」の他、「オンラインストレージ」と呼ばれる場合もある。クラウドストレージ50は、一般ユーザも企業も利用することができる。企業の場合、自社でファイルサーバ環境を構築する必要がなく、必要な分だけ容量を増減することができる。また、複合機30はインターネットを介してクラウドストレージ50上に画像データを登録でき、携帯端末10はインターネットを介してクラウドストレージ50上の画像データを取り出すことができる。
クラウドストレージ50は大容量のストレージを有するが、ストレージ機能だけでなく情報処理装置としての機能を有することが一般的である。また、クラウドとはクラウドコンピューティングの略であり、特定ハードウェア資源が意識されずにネットワーク上のリソースが利用される利用形態をいう。クラウドストレージ50は、1つの筐体に収納されていたりひとまとまりの装置として備えられていたりする必要はなく、負荷に応じてハード的なリソースが動的に接続・切断されることで構成される。また、一台の情報処理装置の中の仮想化環境に構築されていたり、複数台の情報処理装置に跨って構築されたりしてもよい。
複合機30は、画像形成装置、画像処理装置、又はプリンタなどと呼ばれる電子機器であるが、本実施形態ではスキャナ機能を有していればよい。複合機30はクラウドストレージ50に送信する電子データを生成する。しかし、ファクス機能、プリント機能又はコピー機能の1つ以上を有していてもよい。また、複合機30は、MFP(Multi-Function Peripheral)、複写機、コピー機、オフィス機器などと呼ばれていてもよい。また、複合機30はOCR機能などの各種の画像処理機能を有していてもよい。
複合機30はスキャナ機能などのように画像データを作成する機能を有していればよい。この意味では、デジタルカメラなどのように撮像機能を有する機器も本実施形態の電子機器となる。撮像機能を有する電子機器は、作成した画像データをクラウドストレージ50に送信する。
<ハードウェア構成>
≪携帯端末10のハードウェアについて≫
本実施例に係る携帯端末10は、例えば図3に示すようなハードウェア構成により実現される。図3は、本実施例に係る携帯端末10の一例のハードウェア構成図である。図3に示す携帯端末10は、入力装置101、表示装置102、外部I/F103、RAM(Random Access Memory)104、ROM(Read Only Memory)105、CPU(Central Processing Unit)106、通信I/F107、SSD(Solid State Drive)108、及び近距離無線通信装置109などを備え、それぞれがバスBで相互に接続されている。
入力装置101は、例えば、タッチパネルであり、携帯端末10に各操作信号を入力するのに用いられる。なお、入力装置101は、キーボードやマウスなどであってもよい。表示装置102は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)などであり、携帯端末10による処理結果を表示する。
外部I/F103は、外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体103aなどがある。また、外部I/F103にはUSBケーブルや記録媒体103a等が接続される。記録媒体103aには、本実施形態の表示方法を実現するプログラムが格納され得る。携帯端末10は外部I/F103を介して、記録媒体103aの読み取り及び/又は書き込みを行うことができる。
記録媒体103aは、例えば、SDメモリカード(SD Memory card)などの記録媒体である。記録媒体103aは、USBメモリ(Universal Serial Bus memory)、DVD(Digital Versatile Disk)、CD(Compact Disk)、フレキシブルディスクなどの記録媒体であってもよい。
RAM104は、プログラムやデータを一時保持する揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105は、電源を切ってもプログラムやデータを保持することができる不揮発性の半導体メモリ(記憶装置)である。ROM105には、携帯端末10の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)、OS設定、及びネットワーク設定などのプログラムやデータが格納されている。
CPU106は、ROM105やSSD108などの記憶装置からプログラムやデータをRAM104上に読み出し、処理を実行することで、携帯端末10全体の制御や機能を実現する演算装置である。
通信I/F107は、ネットワークNを介した通信を行うためのインタフェースである。例えば、通信I/F107は、ネットワークN1を介して携帯端末10がクラウドストレージ50に接続するためのインタフェースである。すなわち、通信I/F107は、公衆回線網を介してインターネットに接続するためのインタフェースである。一方、通信I/F107は、無線LANやWi−Fiに接続する機能も有している。
SSD108は、プログラム108pやデータを格納している不揮発性の記憶装置である。格納されるプログラム108pやデータには、例えば携帯端末10全体を制御する基本ソフトウェアであるOS(Operating System)や、OS上において各種機能を提供するアプリなどがある。SSD108は格納しているプログラムやデータを所定のファイルシステム及び/又はDB(データベース)により管理している。なお、携帯端末10は、SSD108の代わりに又はSSD108と併せて、HDD(Hard Disk Drive)等を備えていてもよい。
近距離無線通信装置109は、例えば、NFCやBluetoothの通信規格にしたがった通信装置である。例えば、NFCの場合、リーダ・ライタなどと呼ばれる場合がある。これらにより、携帯端末10は、近距離無線通信装置109を介して複合機30とデータ通信を行うことができる。
本実施例に係る携帯端末10は、上記したハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
<<複合機30のハードウェアについて>>
本実施例に係る複合機30は、例えば図4に示すようなハードウェア構成により実現される。図4は、本実施例に係る複合機30の一例のハードウェア構成図である。図4に示す複合機30は、コントローラ201、操作パネル202、外部I/F203、通信I/F204、プリンタ205、スキャナ206及び近距離無線通信装置207などを有している。
コントローラ201はCPU211、RAM212、ROM213と、NVRAM214、HDD215を有する。ROM213は、各種プログラムやデータが格納されている。RAM212はプログラムやデータを一時保持する。NVRAM214は、例えば設定情報等が格納されている。また、HDD215は各種のプログラム215pやデータが格納されている。
CPU211は、ROM213やNVRAM214、HDD215などからプログラム215pやデータ、設定情報等をRAM212上に読み出し、処理を実行することで、複合機30全体の制御や機能を実現する。
操作パネル202はユーザからの入力を受け付ける入力部と、表示を行う表示部(タッチパネルを備えている)とを有する。外部I/F203は外部装置とのインタフェースである。外部装置には、記録媒体203a等がある。なお、記録媒体203aには、フレキシブルディスク、CD、DVD、SDメモリカード、USBメモリなどがある。
通信I/F204は、ネットワークNを介した通信を行うためのインタフェースである。本実施形態では、ネットワークN3を介してクラウドストレージ50と接続する。
プリンタ205は、印刷対象データを印刷して出力するための印刷装置である。スキャナ206は原稿を光学的に読み取って電子データに変換する読み取り装置である。
近距離無線通信装置207は、例えば、NFCやBluetoothの通信規格にしたがった通信装置である。例えば、NFCの場合はリーダ・ライタなどと呼ばれる場合がある。これらにより、複合機30は、近距離無線通信装置207を介して携帯端末10とデータ通信を行うことができる。
本実施例に係る複合機30は、上記したハードウェア構成により後述するような各種処理を実現できる。
<<クラウドストレージ50のハードウェアについて>>
図5はクラウドストレージ50のハードウェア構成図の一例である。クラウドストレージ50は、CPU301、ROM302、RAM303及び補助記憶装置304を備える。更に、クラウドストレージ50は、入力部305、ディスプレイI/F306、ネットワークI/F307及び外部機器I/F308を備える。なお、クラウドストレージ50の各部は、バスBを介して相互に接続されている。従って、クラウドストレージ50は情報処理装置としての機能を有する。
CPU301は、補助記憶装置304に格納された各種のプログラム304p、OS(Operating System)等を実行する。ROM302は不揮発性メモリである。ROM302は、システムローダーやデータ等を格納する。
RAM303は、DRAM(Dynamic Random Access Memory)やSRAM(Static Random Access Memory)等の主記憶装置である。CPU301によって実行される際に補助記憶装置304に格納されたプログラム304pがRAM303に展開され、RAM303はCPU301の作業領域となる。
補助記憶装置304は、CPU301により実行されるプログラム304p及びプログラム304pがCPU301により実行される際に利用される各種データベースを記憶する。補助記憶装置304は例えばHDD(Hard Disk Drive)やSSD(Solid State Drive)などの不揮発性メモリである。
入力部305は、オペレータがクラウドストレージ50に各種指示を入力するためのインタフェースである。例えば、キーボード、マウス、タッチパネル、音声入力装置などである。ただし、入力部305は必要に応じて接続されてよい。
ディスプレイI/F306は、CPU301からの要求により、クラウドストレージ50が有する各種情報をカーソル、メニュー、ウィンドウ、文字、又は画像などの形態でディスプレイ310に表示する。ディスプレイI/F306は、例えばグラフィックチップやディスプレイI/Fである。ただし、ディスプレイI/F306は必要に応じて接続されてよい。
ネットワークI/F307は、ネットワークを介して、携帯端末10や複合機30と通信を行う通信装置である。ネットワークI/F307は例えばイーサネット(登録商標)カードであるがこれに限られない。ネットワークI/F307は例えばネットワークN1,N3に接続する。
外部機器I/F308は、USBケーブル、又は、USBメモリ等の各種の記憶媒体320などを接続するためのインタフェースである。
<通信システム100の機能について>
図6は、通信システム100が有する携帯端末10、複合機30、及び、クラウドストレージ50の機能ブロック図の一例である。
<<携帯端末10の機能について>>
携帯端末10は公衆回線通信部11、近距離無線通信部12、データ保存部13、ユーザ操作受付部14、及び無線LAN通信部18を有する。携帯端末10が有するこれら各機能部は、図3に示された各構成要素のいずれかが、SSD108からRAM104に展開されたプログラム108pに従ったCPU106からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。このプログラム108pには通信システム100に対応したアプリが含まれている。
公衆回線通信部11は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び通信I/F107を制御すること等により実現され、交換回線型の公衆回線(3G/4G/LTEなど)に接続し、クラウドストレージ50と通信を行う。公衆回線通信部11と近距離無線通信部12は同時又は並行に通信できる。
無線LAN通信部18は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び通信I/F107を制御すること等により実現され、無線LANに接続して複合機30と通信する。公衆回線通信部11と無線LAN通信部18は同時又は並行に通信できない。
近距離無線通信部12は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び近距離無線通信装置109を制御すること等により実現され、近距離無線(NFC/Bluetooth/Bluetooth LEなど)で複合機30と通信を行う。
ユーザ操作受付部14は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び入力装置101を制御すること等により実現され、後述するクラウドストレージアクセス情報の入力、クラウドストレージ50の選択、読み取りの開始などの指示をユーザから受け付ける。
また、ユーザ操作受付部14は表示制御部15、データ操作部16及び画像データ取得部17を有する。表示制御部15は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること及び表示装置102を制御することなどにより実現され、UI(ユーザインタフェース)となる画面の生成及び表示を行う。
データ操作部16は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行することなどにより実現され、ユーザ操作受付部14で受け取ったユーザの指示に従い、ユーザ操作受付部14が受け付けた操作に基づいてクラウドストレージアクセス情報を解析しクラウドストレージ50にアクセスするための情報を生成する。また、クラウドストレージアクセス情報13aや認証情報13bをデータ保存部13に保存する。
画像データ取得部17は、クラウドストレージアクセス情報13aを用いて、クラウドストレージ50に最新の画像データのファイルを問い合わせ、画像データが格納されたファイルを取得する。
データ保存部13は、図3に示したCPU106がプログラム108pを実行すること、及び、RAM104又はSSD108等により実現され、クラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b及び画像データ13cを記憶している。このうち画像データ13cは、クラウドストレージ50から携帯端末10がダウンロードした画像データである。また、認証情報13bは、ユーザが複合機30にログインするための情報であり後述するようにユーザ名(又はユーザID)とパスワードである。複合機30がログインを要求しない場合、認証情報13bはなくてもよい。クラウドストレージアクセス情報13aの一例を表1に示す。
Figure 0006809320
表1はクラウドストレージアクセス情報13aの一例をテーブル状に示す。クラウドストレージアクセス情報13aは、携帯端末10又は複合機30がクラウドストレージ50にアクセスするための情報である。一例として、クラウドストレージID、URL、ユーザ名及びパスワードを有する。クラウドストレージIDは、クラウドストレージ50を特定するための情報である。IDはIdentificationの略であり識別子や識別情報という意味である。IDは複数の対象から、ある特定の対象を一意的に区別するために用いられる名称、符号、文字列、数値又はこれらのうち1つ以上の組み合わせをいう。
URLは、ネットワーク上でアクセス可能なファイルやサービスなどの資源の場所と通信方式を表す情報である。本実施形態のURLはファイル名を含む場合と含まない場合がある。URLは、資源の場所を示す保存場所やアドレス情報となって、画像データがある場所を示す。ユーザ名とパスワードはユーザがクラウドストレージ50から認証を受けるための情報である。なお、クラウドストレージアクセス情報13aは複数あってもよい。
<<複合機30の機能について>>
続いて、複合機30は、LAN通信部31、近距離データ通信部32、データ解析部33、読取部34、データ記憶部35、及びユーザI/F部36を有する。複合機30が有するこれら各機能部は、図4に示された各構成要素のいずれかが、HDD215からRAM212に展開されたプログラムに従ったCPU211からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
LAN通信部31は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び通信I/F204を制御すること等により実現され、LAN(有線又は無線のどちらでもよい)に接続し、クラウドストレージ50と通信を行う。すなわち、インターネットへ接続する。LAN通信部31は、画像データ送信部37を有する。画像データ送信部37は読取部34が原稿を読み取って作成した画像データを、データ解析部33が解析して取得したURL等を用いてクラウドストレージ50に送信する。
近距離データ通信部32は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び近距離無線通信装置207を制御すること等により実現され、近距離無線(NFC/Bluetooth/Bluetooth LEなど)により通信する。すなわち、携帯端末10と通信してクラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名が決まっている場合)を取得する。
データ解析部33は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること等により実現され、近距離データ通信部32が受信したクラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名が決まっている場合)を抽出する。そして、それぞれを用いた処理を行う。
読取部34は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及びスキャナ206を制御すること等により実現され、ユーザが配置した原稿を読み取って画像データを生成する。
ユーザI/F部36は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及び操作パネル202を制御すること等により実現され、ユーザとのインタフェースを提供したり、ユーザからの操作を受け付けたりする。ユーザI/F部36は表示制御部38を有する。表示制御部38は、画像データをクラウドストレージ50に送信できなかった旨を表示する。
データ記憶部35は、図4に示したCPU211がプログラム215pを実行すること及びRAM212、ROM213、HDD215等により実現され、クラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名が決まっている場合)及び画像データ等を記憶する。
<<クラウドストレージ50の機能について>>
クラウドストレージ50は、通信部51、ファイル処理部52、及びファイル記憶部53を有する。クラウドストレージ50が有するこれら各機能部は、図5に示された各構成要素のいずれかが、補助記憶装置304からRAM303に展開されたプログラムに従ったCPU301からの命令により動作することで実現される機能又は手段である。
通信部51は、図5に示したCPU301がプログラムを実行すること及びネットワークI/F307を制御すること等により実現され、携帯端末10及び複合機30と各種データの送受信を行う。通信部51はLANなどに接続されているので、携帯端末10と通信する際も公衆回線に接続する必要はない。
ファイル処理部52は、図5に示したCPU301がプログラムを実行すること等により実現され、複合機30から受信した画像データをファイル記憶部53に記憶させ、携帯端末10から要求されたファイルをファイル記憶部53から読み出す。
ファイル記憶部53は、図5に示したRAM303及び補助記憶装置304等により実現され、画像データを含む各種のファイルを保存している。
<クラウドストレージ50へのクラウドストレージアクセス情報13aの登録手順>
図7,8を参照して、携帯端末10によるクラウドストレージアクセス情報13aの受け付け方法を説明する。図7は、携帯端末10がクラウドストレージアクセス情報13aを受け付ける手順を示すシーケンス図の一例である。図8は、携帯端末10の表示装置102に表示されるアクセス情報入力画面の一例を示す。
S1:ユーザは携帯端末10を操作して、携帯端末10上のプログラム108p(アプリ)を起動する。
S1.1:起動したアプリのユーザ操作受付部14はデータ保存部13に対して、複合機30がユーザを認証するための認証情報13bが登録されているか否かを問い合わせる。初回起動時は認証情報13bが携帯端末10に登録されていないため、ユーザ操作受付部14は未登録と判断する。
S1.2:認証情報13bが未登録であるため、ユーザ操作受付部14の表示制御部15は認証情報13bを入力するための画面を表示装置102に表示する。ユーザはこの画面の指示に従って、ユーザ名及びパスワードなどを入力する。
S1.3:ユーザからの入力が完了すると、ユーザ操作受付部14は入力された認証情報をデータ保存部13に登録する。これにより、データ保存部13に認証情報13bが記憶される。
S1.4:次に、ユーザ操作受付部14はデータ保存部13に対して、登録されているクラウドストレージアクセス情報13aの取得を要求する。初回起動時はクラウドストレージアクセス情報13aが登録されていないため、ユーザ操作受付部14は未登録と判断する。
S1.5:クラウドストレージアクセス情報13aが未登録であるため、ユーザ操作受付部14の表示制御部15はクラウドストレージアクセス情報13aをユーザが入力するためのアクセス情報入力画面501を表示装置102に表示する。ユーザはアクセス情報入力画面501の指示に従って、クラウドストレージID、URL、ユーザ名及びパスワードなどを入力する。
S1.6:ユーザ操作受付部14はクラウドストレージアクセス情報13aを受け付けて、データ操作部16がクラウドストレージ50へのアクセス方法を解析する。例えば、「種類」から通信方法(主に通信プロトコル)を確認し、「URL」を取得し、またこのURLにファイル名が含まれているか否かを判断し、含まれている場合はファイル名を取得する。
S1.7:ユーザ操作受付部14はユーザが入力したクラウドストレージアクセス情報13aを使って、実際にクラウドストレージ50へ接続ができるか否かを確認する。すなわち、公衆回線通信部11が通信方法と「URL」を用いてクラウドストレージ50アクセスと通信する。ここでは、接続が成功したものとする。
S1.8:接続が成功した場合、ユーザ操作受付部14のデータ操作部16はクラウドストレージアクセス情報13aをデータ保存部13に登録する。このように、実際に接続できるかどうかを確認してからクラウドストレージアクセス情報13aを登録できる。
なお、ステップS1.7で接続が成功しない場合、ユーザ操作受付部14はユーザにクラウドストレージアクセス情報13aの再度の入力を促す。
<<アクセス情報入力画面について>>
図8に示すアクセス情報入力画面501では、ユーザがクラウドストレージ50の選択時に使う登録名(自分が判別できる名前)502、クラウドストレージ50の種類503、保存場所を示すURL504、クラウドストレージ50へアクセスする際に必要となるユーザ名の入力欄505、パスワードの入力欄506が表示される。以下、各クラウドストレージ50ごとに設定内容を説明する。
・FTP(File Transfer Protocol)サーバ
クラウドストレージ50の一例としてはFTPサーバが知られている。FTPサーバとはFTPという通信プロトコルでクライアントと通信するサーバである。この場合の設定内容は以下のようになる。
登録名: ABC FTPサイト(ファイル)
種類: FTP
URL: ftp://ftp.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16は「種類」からFTPで通信すると解析でき、URLが指定するリソースがファイル(mydata.dat)であるので、このファイルに画像データを保存すると判断する。この場合、複合機30がクラウドストレージ50に送信するファイル名は指定したファイル名(mydata.dat)となる。このようにURLにファイル名まで含まれている場合、複合機30はファイル名を作成する必要がない。
これに対し、URLが以下のように登録された場合はフォルダが画像データの登録先となる。
URL: ftp://ftp.ricoh.co.jp/public/printdata/
この場合は、URLが指定するリソースがフォルダなので、携帯端末10又は複合機30が各画像データにユニークなファイル名を付与する。ファイル名は携帯端末10又は複合機30のどちらが付与してもよい。携帯端末10はファイル名を知らなくてもクラウドストレージ50からファイルを取得できるためである。複合機30は指定されたフォルダをクラウドストレージ50として使用すると共に、付与されたファイル名で画像データを保存する。このファイル名はユニークなファイル名なので、複合機30は複数のファイルを同時に扱うことができる。複数のファイルを扱う(同時に複数のファイル(1つ以上の画像データ)を複合機30が送信する処理)処理としては、原稿をページ単位でファイルに格納してクラウドストレージ50に送信する処理が考えられる。
・WebDAV(Web-based Distributed Authoring and Versioning)サーバ
クラウドストレージ50の一例としてWebDAVサーバが知られている。WebDAVサーバとはWebDAVという通信プロトコルでクライアントと通信するサーバである。この場合の設定内容は以下のようになる。
登録名: ABC WebDAVサイト
種類: WebDAV
URL: http://webDAV.ABC.co.jp/public/printdata/mydata.dat
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16及びデータ解析部33は「種類」からWebDAVを利用していることが分かるので、WebDAVのプロトコルでクラウドストレージ50にアクセスする。また、URLからストレージとなるファイルの場所もわかるため、携帯端末10と複合機30はこれをクラウドストレージ50として利用する。この場合も、mydata.datがファイル名である。
・Google(登録商標。以下省略する)のストレージサービス
Google社が提供するストレージサービスである。このストレージサービスは、一般のユーザが自分又はグループのファイルを保存できるサービスとして知られている。
登録名: Google Drive user01
種類: Google Drive
URL: https://drive.google.com/drive/folders/01234abcde
ユーザ名: user01
パスワード: password01
この場合、データ操作部16及びデータ解析部33は「種類」からGoogle Driveであることが分かる。また、URLの内容からGoogle Driveの特定のフォルダを使用するとデータ操作部16が判断する。「01234abcde」はフォルダなので、ファイル名が必要になるが、Google Driveのファイル名はファイルの登録時に決定される。詳しくは図9で説明する。
また、データ操作部16及びデータ解析部33は「種類」がGoogle Driveであるので、REST I/FなどのWeb APIでこのクラウドストレージ50にアクセスすると判断する。すなわち、データ操作部16はGoogle Driveなどのクラウドストレージ50のサービスと、Web APIの対応をテーブルなどに保持している。Web APIとは、インターネットを経由して何らかのプログラムを呼び出すための手順や規則である。また、REST(REpresentational State Transfer)は、サーバなどに対しデータを要求する呼び出しインタフェースをいう。一般に、HTTPのメソッド(POST/GETなど)でアクセスするとXMLで記述されたメッセージが送信される。RESTを使用するのはGoogle Driveが推奨しているためであり、クラウドストレージ50にRESTは必須ではない。
・保存先の間接指定
携帯端末10はクラウドストレージアクセス情報13aにおいてファイル名を間接的に指定することができる。携帯端末10が保存方法を間接的に指定する場合、保存方法が記載されたファイルを間接指定ファイルという。間接指定ファイルはネットワーク上の画像データの保存場所を指定する。
携帯端末10はファイル名を任意のユニークなものを使用するよう指定する。ユーザがファイル名を指定する場合、他のユーザが同じファイル名を使用する可能性もあるので、指定しない方が安全と言える。ユニークなファイル名は携帯端末10の機種と製造番号や電話番号などの一意に識別可能なものを利用して生成することが好ましい。以下は、間接指定ファイルが使用される場合のクラウドストレージアクセス情報13aの一例である。
登録名: FTP(間接指定ファイルが使用される場合)
種類: FTP.indirect
URL: ftp://ftp.ricoh.co.jp/public/data/mydata.xml
ユーザ名: user01
パスワード: password01
このURLではファイル名にmydata.xmlが指定されているが、mydata.xmlが間接指定ファイルである。複合機30はこのファイルに画像データを保存するのではない。複合機30はmydata.xmlが指定するURLに画像データを保存する。複合機30が画像データの保存を完了させてファイル名を決定したら、複合機30がファイル名を間接指定ファイルに書き込む。
以上のように、ユーザが入力したクラウドストレージアクセス情報13aにより携帯端末10はクラウドストレージ50へのアクセス方法を決定できる。すなわち、データ操作部16は、クラウドストレージアクセス情報13aの種類で通信プロトコルやWeb API等の通信方法を決定し、URLで通信先を決定する。また、ファイル名を指定することもしないこともできる。FTPやWebDAVのような一般的なものや、GoogleDrive/Evernote/Dropboxなどの独自のWeb APIを要するものがあるが、以上のように判断することで複合機30はクラウドストレージ50にアクセスできる。
なお、クラウドストレージアクセス情報13aは上記に限定さない。上記以外にも、BOX.net、YahooBox(登録商標)などのクラウドストレージ50が知られている。また、電子メールを送信することでデータを蓄積できるクラウドストレージ50もあり、このようなメール形式に適した入力画面がアプリにより用意されてもよい。
<画像データの登録時の動作手順>
次に、図9を用いて、ユーザが複合機30に原稿を読み取らせ画像データを携帯端末10が取得する際の通信システム100の動作を説明する。図9は、携帯端末10が複合機30にクラウドストレージアクセス情報13aを送信し、複合機30がクラウドストレージ50に画像データを送信し、携帯端末10がクラウドストレージ50から画像データを取得する手順を説明するシーケンス図の一例である。
S1:ユーザが携帯端末10でアプリを起動させる。
S1.1:ユーザ操作受付部14はデータ保存部13に認証情報13bが登録されていることを確認する。ここでは登録されているものとする。
S1.2:次に、ユーザ操作受付部14は、データ保存部13にクラウドストレージアクセス情報13aが登録されているか否かを確認する。ここでは登録されているものとする。
S1.3:ユーザ操作受付部14の表示制御部15は、データ保存部13から取得したクラウドストレージアクセス情報13aの一覧を表示装置102に表示する。これにより、ユーザはどのクラウドストレージ50を使用するか判断できる。ユーザは1つのクラウドストレージアクセス情報13aを選択する。ユーザ操作受付部14はユーザの選択を受け付ける。
S1.4:携帯端末10の表示制御部15は読み取り開始の入力を求めるダイアログや画面を表示装置102に表示する。読み取り開始のボタンを表示するだけでなく、読み取り設定(カラー/モノクロ、解像度、保存ファイル種類など)をユーザが入力する画面を表示することができる。読み取り設定の設定値が初期設定されていれば、ユーザは読み取り開始のボタンを押下すればよい。なお、読み取り開始の入力を求める前に「原稿を複合機30に配置して下さい」等のメッセージを表示することが好ましい。
S1.4.1:ユーザ操作受付部14はユーザの操作が入力されるまで待機する。
S2:ユーザは必要であれば読み取り設定を入力し、読み取り開始を入力する。ユーザ操作受付部14はユーザの読み取り開始の入力を受け付ける。
S2.1:ユーザ操作受付部14はデータ保存部13に保存方法の作成を要求する。データ保存部13は、ユーザが選択したクラウドストレージアクセス情報13aを元に原稿の画像データのファイル名を作成する。
例えば、FTPのクラウドストレージアクセス情報13aが選択された場合、ステップS1.3で選択されたたURLの末尾のファイル名がそのまま採用される。FTPのクラウドストレージアクセス情報13aにおいて、フォルダがクラウドストレージ50として指定されていた場合は、FTPで指定されたURLに、データ操作部16が加えた任意のファイル名(例えば、001.dat)が追加される(<FTPフォルダURL>/001.dat)。このファイル名は重複しないように作成される。WebDAVの場合も同様である。
GoogleDriveの場合、データ操作部16はURLに含まれるフォルダに対し任意のファイル名を決定する。ファイル名は重複しない任意の名称であればよい。携帯端末10はクラウドストレージアクセス情報13aに基づいてクラウドストレージ50と通信できるため重複しないファイル名を特定できる。
間接指定ファイルの場合も、データ操作部16はクラウドストレージアクセス情報13aをそのまま取得すればよい。あるいは、クラウドストレージアクセス情報13aを参照して間接指定ファイル(xmlファイル)を取得してもよい(複合機30に送信する)。
間接指定ファイルには、実際に画像データが保存されるクラウドストレージ50のURLとファイル名をユーザが入力しておく。例えば、WebDAVに対しては、間接指定ファイルに下記のように設定する。
<name>Ricoh WebDAVサイト</name>
<type>WebDAV</type>
<url>http://webDAV.ricoh.co.jp</url>
<path>/public/data/</path>
<user>user01</user>
<password>password01</password>
この例では、WebDAVの<path>タグで指定されるフォルダ(/public/data/)に保存することが指定されている。つまりファイル名は指定されない。ただし、ユーザがファイル名を指定することも可能である。
S2.2:表示制御部15は携帯端末10を複合機30に近づける旨を携帯端末10の表示装置に表示する。
S2.3:また、ユーザ操作受付部14は近距離無線通信部12に接続要求する。接続要求しておくことで、複合機30に近づいた携帯端末10と早期に接続することができる。
S3:ユーザは指示に従い、携帯端末10を複合機30に近づける。近距離無線通信部12は複合機30の近距離データ通信部32に近づいたことを検知し、近距離無線の接続を行う。接続後、携帯端末10の近距離無線通信装置109と複合機30の近距離無線通信装置207が通信可能な組み合わせであるか否かが確認される。これは、近距離無線通信装置109と近距離無線通信装置207がNFCに準拠している場合は通信できるが、非接触型カードの通信規格によっては通信できないためである。
S3.1〜S3.1.1:通信可能であれば、近距離無線通信部12は、複合機30の近距離データ通信部32と接続する。
S3.2:接続に成功すると、ユーザ操作受付部14はスキャン情報としてクラウドストレージアクセス情報13a、複合機30の認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名が決まっている場合)を送信するよう近距離無線通信部12に要求する。携帯端末10の表示装置102に、これらがエンコードされたQRコード(登録商標)を表示して、複合機30の撮像装置で読み取らせてもよい。
S3.2.1:近距離無線通信部12は、クラウドストレージアクセス情報13a、複合機30の認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名が決まっている場合)を近距離データ通信部32に送信する。送信される情報はこれらに限定されるものではない。例えば、近距離無線の通信速度が非常に遅い場合には読み取り設定の個々を送信せずに初期値との差分を送信したり、ユーザごとに予め登録した設定を使用したりすることなどで通信容量を削減できる。
S3.2.1.1:近距離データ通信部32はこれらのデータを受信すると、データ解析部33に送出する。データ解析部33はこれらデータをデータ記憶部35に記憶させ成功通知を携帯端末10の近距離無線通信部12に送信する。
S3.3:表示制御部15は成功通知に対し、送信が成功した旨を表示装置に表示する。携帯端末10は必要な情報を複合機30に送信したので、ユーザは携帯端末10を複合機30から離すことができる。しかし、近距離データ通信部32は携帯端末10に作業状況を随時、送信することもできる。
S3.3.1:ユーザ操作受付部14は画像データの取得開始の操作を受け付ける。なお、この操作なしに画像データの取得が開始されてもよい。
S4:複合機30のデータ解析部33は取得した認証情報13bで複合機30にログイン可能かどうかを判断する。
S4.1:データ解析部33は、認証結果をユーザI/F部36に通知する。
S4.1.1:表示制御部38は認証結果を操作パネル202に表示する。認証エラーの場合は処理が中断される。
S5:データ解析部33は読み取り設定と共に読み取り要求を読取部34に送出する。
S5.1:複合機30の読取部34は読み取り設定を用いて原稿を読み取る。
S6:データ解析部33は読み取り結果をユーザI/F部36に送出する。
S6.1:表示制御部38は読み取り結果を操作パネル202に表示する。
S8:読み取りが成功すると、複合機30のデータ解析部33はクラウドストレージアクセス情報13aからURLとユーザ名とパスワードを取得し、接続要求をLAN通信部31に送出する。
S8.1:LAN通信部31はURLに基づいてクラウドストレージ50に接続する。そして、ユーザ名とパスワードを用いてログインする。
S9:LAN通信部31がクラウドストレージ50にログインすると、データ解析部33は、携帯端末10から取得したファイル名がある場合はファイル名と共に画像データの送信をLAN通信部31に要求する。クラウドストレージアクセス情報13aにファイル名がない場合にファイル名を作成することをデータ解析部33が行ってもよいし、クラウドストレージ50が重複しないようにファイル名を付与してもよい。
S9.1:画像データ送信部37は読取部34が生成した画像データをクラウドストレージ50に保存する(送信する)。LAN通信部31はクラウドストレージ50からレスポンスを取得する。レスポンスと保存時のファイル名について説明する。
・例えば、ファイル名が指定された状態でFTPによりクラウドストレージ50に画像データが送信される場合、図8のURLがファイルの保存場所となり、URLの末尾のファイル名がそのままファイル名となる。レスポンスはこのファイル名を含むURLである。
・フォルダ名が指定された状態(ファイル名無し)でFTPによりクラウドストレージ50に画像データが送信される場合は、上記のようにデータ操作部16(又はデータ解析部33若しくはクラウドストレージ50)が任意のファイル名(例えば、001.dat)を付与して複合機30に送信するのでこのファイル名を使用する。クラウドストレージ50はレスポンスとしてこのファイル名を含むURLを返す。
・Google Driveの場合も、携帯端末10がクラウドストレージアクセス情報13aのURLとファイル名を複合機30に送信しているので、複合機30の画像データ送信部37はクラウドストレージ50のフォルダへアクセスし、そこにファイル名を指定して画像データを保存する。
・間接指定ファイルの場合は、データ解析部33はクラウドストレージアクセス情報13aを参照して間接指定ファイルを開き、その内容から保存先を決定する。上記の間接指定ファイルでは、ファイル名までは指定されていない。この場合、ファイルが保存されるまでファイル名は決まらない。間接指定ファイルにはクラウドストレージ50のへのアクセス方法とpathが指定されているので、画像データ送信部37はpathのフォルダにファイルを保存する。クラウドストレージ50はそのレスポンスとして、保存成功の旨と保存されたファイルのファイル名を複合機30に返す。画像データ送信部37は、ファイル名を間接指定ファイルに記載する(追加する)。また、画像データ送信部37は画像データの保存が完了したことを示すステータスも記載する。間接指定ファイルに追加して記載される内容は以下のようになる。
<filename>20160821083539.jpg</filename>
<status>complete</status>
携帯端末10はクラウドストレージアクセス情報13aを参照してxmlファイルにアクセスできるので、ファイル名が携帯端末10から指定されなくても複合機30が画像データを保存したファイル名を携帯端末10が取得できる。
また、画像データ送信部37が指定されたフォルダにファイルを保存できない場合も生じうる。間接指定ファイルの場合、画像データ送信部37は保存できる別の場所(間接指定ファイルで指定されている場所ではない場所)に保存し、その結果を間接指定ファイルに記載することができる。間接指定ファイルで指定されている場所ではない場所は、複合機30に予め設定されているか、別のクラウドストレージアクセス情報13aにより指定されているものとする。
例えば、指定されたWebDAVのクラウドストレージ50の容量にファイルを保存するための空き容量がない場合、画像データ送信部37は保存できないので、例えばFTPのクラウドストレージ50にファイルを保存する。このような対応をした場合、画像データ送信部37は間接指定ファイルに次のように記載する。
<name>ABC FTP サイト</name>
<type>FTP</type>
<url>ftp://ftp.ABC.co.jp/public/data/mydata.jpg</url>
<user>user01</user>
<password>password01</password>
<status>complete</status>
これらのうちmydata.jpgがファイル名である。これらは予め設定されているか又は別のクラウドストレージアクセス情報13aに設定されているため、画像データ送信部37は間接指定ファイルを書き換える(更新する)ことができる。
携帯端末10が送信したクラウドストレージアクセス情報13aの内容を複合機30が書き換えることで、クラウドストレージアクセス情報13aで指定されたクラウドストレージ50が使えない場合でも、複合機30及び携帯端末10は他のクラウドストレージ50を代替場所(代替手段)として使うことができる。
携帯端末10は間接指定ファイルにアクセスできるが、携帯端末10の近距離無線通信部12が複合機30から間接指定ファイルを受信してもよい。
S7〜S7.1:携帯端末10は近距離無線での通信が成功した後、画像データ取得部17がクラウドストレージ50にアクセスし、画像データの取得を試みる。複合機30が保存していない段階では取得できないので、取得できるまで繰り返す。
・クラウドストレージアクセス情報13aにファイル名が指定されている場合又は携帯端末10にとってファイル名が既知の場合、画像データ取得部17はこのファイル名のファイルがクラウドストレージ50に存在しなければ読み取り及び送信が完了していないと判断する。クラウドストレージアクセス情報13aのファイル名のファイルがクラウドストレージ50に存在する場合、画像データ取得部17はこのファイルを取得する。
・クラウドストレージアクセス情報13aでフォルダのみが指定されている場合であって、携帯端末10にとってファイル名が不明な場合、ステップS3.2でクラウドストレージアクセス情報13a等を送信した後以降のタイムスタンプのファイル(画像データ)を取得する。この処理を図10(a)にて説明する。あるいは、ステップS3.2でクラウドストレージアクセス情報13a等を送信した際に、ファイルのリストを保存しておき、リストにないファイルを取得する。
・間接ファイル指定の場合、画像データ取得部17はクラウドストレージアクセス情報13aを参照して間接指定ファイルを取得し、ステータスの記載を確認することで原稿の読み取りと画像データの送信を確認する。間接指定ファイルが使用される場合、保存先のフォルダが送信したクラウドストレージアクセス情報13aで指定されたフォルダと異なる場合があるので、画像データ取得部17は、間接指定ファイルを参照し、間接指定ファイルに記載されたURL(フォルダとファイル名)に従ってファイルを取り出す。この処理を図10(b)にて説明する。
S10:画像データ取得部17は画像データの取得を公衆回線通信部11に要求する。
S10.1:公衆回線通信部11はクラウドストレージ50から画像データを取得する。画像データの取得に成功した場合、取得成功とレスポンスが取得される。このレスポンスにファイルが含まれる。
S11:画像データ取得部17が画像データの取得に成功した場合、画像データをデータ保存部13に保存する。
S12:表示制御部15は画像データの取得完了を表示装置に表示する。
S12.1:ユーザはこれを見て画像データを取得できたことを把握できる。
S13:また、画像データ取得部17は公衆回線通信部11に対し取得したファイルの削除を要求する。これは、秘匿性がある画像データが長時間、クラウドストレージ50に保持されないようにするためである。
S13.1:公衆回線通信部11は取得したファイルの削除をクラウドストレージ50に要求する。すでにフォルダとファイル名が分かっているので画像データ取得部17はこれらを指定して削除する。この場合のレスポンスは削除したファイル名などである。
S14、S14.1:このファイルの削除を複合機30が行ってもよい。複合機30は、携帯端末10によりファイルが削除されない限り画像データが取得されたか否か不明なので、ファイルの送信後、一定時間が経過しても画像データが残っている場合、クラウドストレージ50の画像データを削除する。これにより、いつまでも画像データがクラウドストレージ50に存在することを抑制できる。
この場合、複合機30はファイルがダウンロードされなかった旨のエラーをデータ記憶部35等に記憶しておくことが好ましい。ユーザが複合機30に戻った際にエラーを操作パネル202に表示させることで、原稿の画像データがクラウドストレージ50に送信されたが、携帯端末10が取得しなかったことを確認できる。
以上のようにして、複合機30が読み取った画像データを携帯端末10が取得できる。ユーザとしては携帯端末10を複合機30に近づければ、携帯端末10に画像データが送信されるため、ユーザは交換回線型の通信から無線LANへの通信に切り替える必要がない。
なお、図9の手順は一例であって、処理の手順は図9の流れに限定されるものではない。例えば、ステップS1.1とS1.3の順番は逆でもよい。また、同時に行ってもよい。また、一般的な読み取り設定(カラー・白黒等)をステップS1.4の前に行うことも可能である。
また、携帯端末10と複合機30のクラウドストレージ50への接続は回線交換型の公衆回線を用いると説明したが、近距離無線と同時に使用できる通信方式であれば、クラウドストレージ50とどのように通信してもよい。
<携帯端末10の動作>
図10を用いて、携帯端末10がファイルを受信する手順を説明する。図10(a)はクラウドストレージアクセス情報13aでファイル名が指定されていない場合の手順であり、図10(b)は間接指定ファイルが使用される場合の手順である。
まず、近距離無線通信部12はクラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b、読み取り設定及びファイル名がある場合はファイル名を送信した際の送信時刻を保存しておく(S10)。
画像データ取得部17が画像データの取得を開始すると、クラウドストレージ50のフォルダのファイルリストを取得する(S20)。フォルダはクラウドストレージアクセス情報13aに記載されている。
画像データ取得部17は各ファイルのタイムスタンプの時刻が保存した送信時刻より新しいファイルがあるか否かを判断する(S30)。
ステップS30の判段がNoの場合は、周期的にファイルリストの取得と判断を繰り返す。
ステップS30の判段がYesの場合は、画像データ取得部17は、タイムスタンプの時刻が保存した送信時刻より新しいファイルをクラウドストレージ50から取得する(S40)。
このように携帯端末10がファイル名を含むクラウドストレージアクセス情報13aを複合機30に送信しなくても(ファイル名が不明でも)、携帯端末10は画像データを取得できる。クラウドストレージアクセス情報13aにファイル名が設定されている場合、ファイル名を指定して画像データを取得してもよい。
図10(b)について説明する。まず、画像データ取得部17はクラウドストレージアクセス情報13aを参照して間接指定ファイルを取得する(S10)。
画像データ取得部17は間接指定ファイルのステータスが完了(complete)であるが否かを判断する(S20)。完了でない場合、画像データがクラウドストレージ50に保存されていないので、待機する。
ステップS20の判断がYesの場合、画像データ取得部17は間接指定ファイルからフォルダの場所とファイル名を取得する(S30)。
そして、このファイルをクラウドストレージ50から取得する。このように間接指定ファイルを使用することで、クラウドストレージアクセス情報13aに記載されているフォルダでないフォルダに画像データが保存されても、携帯端末10がファイルを取得できる。
<携帯端末10が画像データを取得できない場合>
次に、携帯端末10が画像データを取得できない場合について説明する。ユーザは携帯端末10を近づけた後、特に操作する必要もないので画像データを受信できたか否かを確認できることが好ましい。そこで、以下のように、携帯端末10は画像データの受信の有無をユーザに通知する。
図11は、携帯端末10が画像データの受信の有無を表示する手順を示すフローチャート図の一例である。図11の処理は、例えば図9のステップS7の後に実行される。
まず、携帯端末10の画像データ取得部17は、画像データの取得をクラウドストレージ50に要求して画像データを受信できたか否かを判断する(S10)。
ステップS10の判断がYesの場合、画像データ取得部17は完了通知を表示する(S20)。
ステップS10の判断がNoの場合、画像データ取得部17はタイムアウトしたか否かを判断する(S30)。タイムアウトとは、クラウドストレージ50に画像データの取得を要求しても一定時間内に取得できないことをいう。例えば、回線交換の通信状況が悪い場合、クラウドストレージ50が応答しない場合等である。複合機30が画像データを送信できない場合もタイムアウトとなる。一定時間は例えば15分〜60分程度であるが、ユーザが適宜、設定できる。
タイムアウトした場合(S30のYes)、処理はステップS50に進む。タイムアウトしていない場合(S30のNo)、画像データ取得部17は無線LANによる通信への切り替え操作が行われたか否かを判断する(S40)。携帯端末10は回線交換型の通信網に接続していると考えられるので、何らかの理由で無線LANに切り替える場合がある。切り替えてしまうと、画像データ取得部17はクラウドストレージ50から画像データを取得できなくなる。この場合、クラウドストレージ50の画像データは一定時間の経過で削除されるので、画像データ取得部17が画像データを取得する前に画像データが削除されるおそれがある。なお、通信への切り替えは例えばOSが制御するので、無線LANによる通信への切り替え操作の有無はOSに問い合わせることで判断する。
ステップS40の判断がYesの場合、表示制御部15は、例えば「画像データのダウンロードが完了していませんが、無線LANに切り替えますか?」などのメッセージを表示装置102に表示する(S50)。これにより、ユーザは画像データの受信を優先させるか無線LANへの切り替えを行うかを判断できる。
<複合機の動作>
次に、図12を用いて複合機30の動作について説明する。図12は、複合機30がクラウドストレージ50に画像データを保存する手順を示すフローチャート図の一例である。図12は、例えば複合機30が原稿を読み取って画像データを生成するとスタートする。
まず、複合機30の画像データ送信部37は携帯端末10からファイル名を取得したか否かを判断する(S10)。
ファイル名を取得した場合(S10のYes)、このファイル名で画像データを保存すればよいので、画像データ送信部37はクラウドストレージアクセス情報13aのURLに指定されたファイル名で画像データを保存する(S20)。
ファイル名を取得していない場合(S10のNo)、画像データ送信部37は間接指定ファイルが使用されているか否かを判断する(S30)。クラウドストレージアクセス情報13aを参照して種類が「***.indirect」となっているかどうか、又はクラウドストレージアクセス情報13aのURLが例えばxmlファイルを指定するどうかを判断する。
ステップS30の判断がNoの場合、画像データ送信部37が任意に重複しないファイル名を付与する(S40)。
そして、クラウドストレージアクセス情報13aのURLに付与したファイル名で画像データを保存する(S50)。
ステップS30の判断がYesの場合、間接指定ファイルが使用されているので、画像データ送信部37はクラウドストレージアクセス情報13aを参照して間接指定ファイルを取得する(S60)。
そして、間接指定ファイルのURLが指定する保存先に画像データを保存できるか否かを判断する(S70)。例えば、複合機30に割り当てられた容量の残りと画像データのサイズを比較し、画像データのサイズの方が大きい場合、保存できないと判断する。
ステップS70の判断がYesの場合、画像データ送信部37は間接指定ファイルが指定するURLに重複しない任意のファイル名を付与して画像データを保存する(S80)。
そして、画像データ送信部37は間接指定ファイルにファイル名を追記する(S90)。
ステップS70の判断がNoの場合、画像データ送信部37は予め定められたURLに重複しない任意のファイル名を付与して画像データを保存する(S100)。
そして、画像データ送信部37は間接指定ファイルのURLを更新し、ファイル名を追記する(S110)
このように、複合機30は携帯端末10から送信されたクラウドストレージアクセス情報13a等によって画像データをクラウドストレージ50に保存できる。
<セキュリティについて>
以上のように、クラウドストレージ50に送信された画像データを携帯端末10が取得することができる。しかし、本実施形態のようにユーザが任意のクラウドストレージ50を選択できる場合、クラウドストレージ50にウィルス等が進入していたり、複合機30にウィルス等が送信されたりするおそれがある。
例えば、悪意を持ったサイトに複合機30がアクセスしただけでウィルスに感染する場合があるし、保存した画像データが改ざんされるおそれもある。こうしたクラウドストレージ50をユーザが使ってしまった場合、複合機30がウィルスに感染したり、改ざんされた画像データを携帯端末10が取得したりする可能性がある。
そこで、本実施形態では以下のようにして任意のクラウドストレージ50が使用されることによるセキュリティ上の課題を解決する。
<アクセス先のクラウドストレージ50の制限>
複合機30がアクセスするクラウドストレージ50が制限されていれば、セキュリティの低下を抑制できる。そこで、管理者は以下のように、複合機30がアクセスするクラウドストレージ50を制限する。なお、管理者とは複合機30の使用を管理・運営・保守等する者である。
図13は、管理者がクラウドストレージ50の画像データの送信方法を条件で制限する設定を行う手順を示すシーケンス図の一例である。適宜、図14の保存方法の条件を設定する画面511を参照して説明する。
S1:管理者は複合機30を操作して、保存方法の条件を設定する画面511を表示させる。複合機30の設定メニューなどから行うことが一般的で、特にセキュリティを考えて管理者のみが設定できることが推奨される。従って、管理者は管理者権限でログインしている。
S1.1:ユーザI/F部36は管理者の操作を受け付け、データ保存部13に保存方法の条件が保存されているか否かを確認する。初回時には登録された保存方法の条件がないためユーザI/F部36は未登録であると判断する。
S1.2:ユーザI/F部36の表示制御部38は管理者に保存方法の条件を入力させるための画面511を操作パネル202に表示する。これに対し、管理者は保存方法の条件を入力する。画面511の一例を図14に示す。
S1.3:ユーザI/F部36は管理者による保存方法の条件の入力を受け付け、データ保存部13に保存方法の条件を記憶させる。ユーザI/F部36の表示制御部38は登録完了を操作パネル202に表示する。
図14は、保存方法の条件を入力するための画面511の一例を示す図である。この画面511は、複合機30がアクセスするクラウドストレージ50を管理者が制限するための画面である。図14では、ラジオボタン512と共に「a.次で始まるアドレスのみ使う」、ラジオボタン513と共に「b.次で始まるアドレスは使わない」というメッセージが表示される。また、アドレス入力欄514を有している。
例えば、管理者がラジオボタン512を選択し、アドレス入力欄514に「*.storage.*」を入力した場合、複合機30は「.storage.」を含むアドレス(URL)のクラウドストレージ50にのみアクセスする。つまり、このアドレスを有さないクラウドストレージ50にはアクセスしない。設定されたアドレスだけが許可される場合、このようなアドレスをホワイトリストという。
また、例えば、管理者がラジオボタン513を選択し、アドレス入力欄514に「*.free.*」を入力した場合、複合機30は「.free.」を含むアドレスのクラウドストレージ50にはアクセスしない。つまり、このアドレスを有するクラウドストレージ50にはアクセスしない。設定されたアドレスが許可されない場合、このようなアドレスをブラックリストという。
これにより、携帯端末10から信頼性が不明なクラウドストレージ50のURLが送信されても、ホワイトリストのアドレス以外は使用せず、また、ブラックリストのアドレスは使用しないため、セキュリティが低下することを抑制できる。
なお、この例ではアドレスによる保存方法の条件のみを説明したが、保存方法の条件はアドレスに限定されるものではない。例えば、画像データのサイズ又は内容でもアクセス制限は可能である。例えば、一定上のサイズの画像データの保存は不可、又は、特定の言葉(例えば、社外秘等)が入った画像データの保存は不可などのように、複合機30が送信する画像データを制限できる。例えば、ユーザが誤って大量のページ数の原稿を読み取らせ、非常に多いページ数の画像データをクラウドストレージ50に送信しても、複合機30がクラウドストレージ50に保存することを防止できる。
また、「社外秘」と書かれた画像データを複合機30が保存できないという規則をユーザが把握することで、クラウドストレージ50に不用意に社外秘の画像データが登録されることを防ぐことができる。なお、「社外秘」などの特定の文字はOCRにより検出可能である。
また、携帯端末10のユーザ名(例えば認証情報13bのユーザ名)を条件にしたり、クラウドストレージアクセス情報13aのユーザ名で制限したりしてもよい。例えば、複合機30が社内にあれば社員のうち所定のユーザのみが複合機30をクラウドストレージ50にアクセスさせることができる。このように、近距離無線通信で複合機30が取得した情報であれば、複合機30はそれを使ってアクセス制限できる。
また、複合機30ではユーザの認証が行われているので、複合機30で認証が成立したユーザ名(認証情報13bのユーザ名)とクラウドストレージアクセス情報13aのユーザ名とが一致しないと、複合機30がクラウドストレージ50にアクセスしないという制限も考えられる。
また、携帯端末10と複合機30が近距離無線通信で通信した時刻に基づいて、特定の時間帯にのみクラウドストレージ50へのアクセスを許可するというアクセス制限も可能である。更に、特定のユーザにのみアクセスを許可するなど、ユーザと時間を組み合わせてもよい。
更に、複合機30が設置されている会社が支給した携帯端末10のみがクラウドストレージ50経由の画像データの取得を許可されてもよい。会社指定の携帯端末10なので認証情報13bのユーザ名は会社が固定したユーザ名である。従って、クラウドストレージ50を使用するユーザを会社が指定することができる。
図15は、保存方法の条件に合致しない場合に複合機30が行う処理を示すシーケンス図の一例を示す。
S2:複合機30のデータ解析部33は上記のように、携帯端末10から、クラウドストレージアクセス情報13a、認証情報13b、読み取り設定、及び、ファイル名(ファイル名がある場合)を取得し、ユーザの認証が完了している。データ解析部33はデータ保存部13に保存方法の条件を要求する。
S3:データ解析部33はデータ保存部13に保存されている保存方法の条件を取得すると、保存方法の条件と認証情報13b、保存方法の条件とクラウドストレージアクセス情報13a、又は、保存方法の条件と認証情報13b及びクラウドストレージアクセス情報13aを比較して、クラウドストレージ50に画像データを保存してよいか否かを判断する。画像データを保存できる場合、図9のステップS2以降が実施される。
S4:データ解析部33がアクセス不可と判断した場合、データ解析部33はユーザI/F部36にエラーの表示を要求する。
S4.1:ユーザI/F部36の表示制御部38はアクセス不可である旨を操作パネル202に表示する。これにより、ユーザはクラウドストレージ50にアクセスして画像データを保存できないことを把握できる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態の通信システム100は、複合機30が携帯端末10から保存方法を取得して、回線交換型の公衆回線を通じてインターネット上のユーザが任意に使用できるクラウドストレージ50に画像データを保存する。また、携帯端末10はクラウドストレージ50から画像データを取得する。回線交換型の公衆回線を介してインターネットに接続するために携帯端末10が使用する装置(通信I/F107)と、複合機30との接続に使用する近距離無線通信装置109は別の装置なので、保存方法をクラウドストレージ50に送信した後、ユーザは無線LANとの接続に切り替える必要がない。
<その他の適用例>
以上、本発明を実施するための最良の形態について実施例を用いて説明したが、本発明はこうした実施例に何等限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、クラウドストレージ50はインターネット上にあると説明したが、クラウドストレージ50は携帯端末10がアクセス可能なネットワーク上にあればよい。
また、本実施形態では複合機30が原稿を読み取って生成した画像データをクラウドストレージ50に送信した。しかし、複合機30が何らかのデータをサーバ等に送信し、サーバから取得した加工データをクラウドストレージ50に送信してもよい。サーバは例えばOCR、翻訳、顔認識、等を行う。
例えば、携帯端末10がインターネットへ接続する際は交換回線型の公衆回線を利用すると記載したが、3G/4G/LTEなどの公衆回線以外にも近距離無線通信装置と同時に使用できるインターネット接続であれば、これに限定されるものではない。例えば、WiMAXが知られている。
また、図6などの構成例は、携帯端末10、複合機30、及びクラウドストレージ50による処理の理解を容易にするために、主な機能に応じて分割したものである。処理単位の分割の仕方や名称によって本願発明が制限されることはない。携帯端末10、複合機30、及びクラウドストレージ50の処理は、処理内容に応じて更に多くの処理単位に分割することもできる。また、1つの処理単位が更に多くの処理を含むように分割することもできる。
なお、公衆回線通信部11は第二の通信手段の一例であり、近距離無線通信部12は第三の通信手段の一例であり、無線LAN通信部18は第一の通信手段の一例であり、表示制御部15は表示制御手段の一例であり、近距離データ通信部32は保存方法受信手段の一例であり、読取部34は電子データ取得手段の一例であり、画像データ送信部37保存手段の一例である。
10 携帯端末
11 公衆回線通信部
12 近距離無線通信部
14 ユーザ操作受付部
30 複合機
31 LAN通信部
32 近距離データ通信部
33 データ解析部
34 読取部
50 クラウドストレージ
100 通信システム
特開2015−159533号公報

Claims (12)

  1. 電子データを生成する電子機器と通信する情報処理装置であって、
    前記電子機器がネットワーク上の記憶装置に電子データを保存するための保存方法を前記電子機器に送信する第三の通信手段と、
    前記電子機器が前記保存方法で前記記憶装置に保存した電子データを、ネットワークを介して前記記憶装置から取得する第二の通信手段と、
    を有する情報処理装置。
  2. 前記第三の通信手段と前記第二の通信手段は前記情報処理装置が同時又は並行して利用できる通信手段である請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記保存方法は、ネットワーク上の前記電子データの保存場所情報を含む請求項1又は2に記載の情報処理装置。
  4. 前記保存場所情報にはファイル名が含まれており、
    前記電子機器により前記ファイル名を付与され前記保存場所情報が指定する前記記憶装置の保存場所に保存された前記電子データを、
    前記第二の通信手段は、前記保存場所情報と前記ファイル名で指定して前記記憶装置から取得する請求項3に記載の情報処理装置。
  5. 前記保存場所情報にはフォルダが含まれており、
    前記第二の通信手段は、前記第三の通信手段が前記保存方法を前記電子機器に送信した際の送信時刻よりも新しい時刻に作成された前記電子データを、前記フォルダから取得する請求項3に記載の情報処理装置。
  6. 前記保存場所情報はネットワーク上の保存場所を指定する間接指定ファイルの場所を示し、
    前記間接指定ファイルにより指定される前記場所に前記電子機器により付与されたファイル名の前記電子データが保存され、前記電子機器により前記間接指定ファイルに追記された前記ファイル名の前記電子データを、前記第二の通信手段は前記保存場所情報に基づいて前記場所から取得する請求項3に記載の情報処理装置。
  7. 前記保存場所情報はネットワーク上の保存場所を指定する間接指定ファイルの場所を示し、
    前記間接指定ファイルにより指定される前記場所でない代替場所に前記電子機器が付与したファイル名で前記電子データを保存し、前記電子機器が前記間接指定ファイルに記載した前記代替場所と前記ファイル名を前記保存場所情報に基づいて前記第二の通信手段が取得し、
    前記第二の通信手段は、前記代替場所にある前記ファイル名の前記電子データを取得する請求項6に記載の情報処理装置。
  8. 前記第二の通信手段は、前記記憶装置から前記電子データを取得した場合、取得した前記記憶装置の前記電子データを削除する請求項1〜7のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  9. ネットワーク上の前記記憶装置と無線で通信する第一の通信手段を更に有し、
    前記第二の通信手段が前記記憶装置から前記電子データを取得する前に前記第二の通信手段から前記第一の通信手段への切り替え操作が検出された場合、
    前記電子データが受信されていない旨を表示装置に表示する表示制御手段を有する請求項1〜8のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  10. 電子データを生成する電子機器と通信する情報処理装置を、
    前記電子機器がネットワーク上の記憶装置に電子データを保存するための保存方法を前記電子機器に送信する第三の通信手段と、
    前記電子機器が前記保存方法で前記記憶装置に保存した電子データを、ネットワークを介して前記記憶装置から取得する第二の通信手段、
    として機能させるためのプログラム。
  11. 情報処理装置が電子機器と通信し、前記電子機器がネットワーク上の記憶装置と通信し、前記情報処理装置が前記記憶装置と通信する通信システムであって、
    前記情報処理装置は、
    前記電子機器がネットワーク上の記憶装置に電子データを保存するための保存方法を前記電子機器に送信する第三の通信手段と、
    前記電子機器が前記保存方法で前記記憶装置に保存した電子データを、ネットワークを介して前記記憶装置から取得する第二の通信手段と、を有し、
    前記電子機器は、
    前記保存方法を受信する保存方法受信手段と、
    前記電子データを取得する電子データ取得手段と、
    前記保存方法で前記記憶装置に前記電子データを保存する保存手段と、
    を有する通信システム。
  12. 情報処理装置が電子機器と通信し、前記電子機器がネットワーク上の記憶装置と通信し、前記情報処理装置が前記記憶装置と通信する通信システムが行う通信方法であって、
    前記情報処理装置によって行われる、
    第三の通信手段が、前記電子機器がネットワーク上の記憶装置に電子データを保存するための保存方法を前記電子機器に送信するステップと、
    第二の通信手段が、前記電子機器が前記保存方法で前記記憶装置に保存した電子データを、ネットワークを介して前記記憶装置から取得するステップと、
    前記電子機器によって行われる、
    保存方法受信手段が前記保存方法を受信するステップと、
    電子データ取得手段が前記電子データを取得するステップと、
    保存手段が、前記保存方法で前記記憶装置に前記電子データを保存するステップと、
    を有する通信方法。
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