JP2009094754A - スキャナー装置およびスキャンデータ処理方法 - Google Patents

Abstract

【課題】 スキャン実行者のみに適用可能な適切なアクセス権の設定が可能で、安全にスキャンデータを保存できるようにする。
【解決手段】 スキャナー部１は原稿をスキャンしてスキャンデータを作成する。記憶部３はスキャンデータを記憶する。通信部９はネットワーク１３に接続されたディレクトリサービスサーバ１５から当該ユーザ情報を取得する。表示部５はアクセス権のアクセス権設定画面を表示する。入力部５はログイン情報およびアクセス権設定画面への設定項目の入力を受け付ける。制御部１１は、ログイン情報に基づきユーザ情報の取得を制御し、取得されたユーザ情報をアクセス権設定画面に反映して表示制御し、アクセス権を設定制御するとともに、スキャンデータをネットワーク１３から外部機器１７、１９に出力制御する。
【選択図】 図１

Description

本発明はスキャナー装置およびスキャンデータ処理方法に係り、例えば複合機（ＭＦＰ：Multi Function Peripheral）等に搭載して好適するスキャナー装置およびスキャンデータ処理方法の改良に関する。

従来、複合機等においては、原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成し、複合機からネットワークを介してこれに接続された外部記憶装置、例えばホストコンピュータにそのスキャンデータを記憶制御する、いわゆる「ＳｃａｎＴｏＰＣ」機能を搭載した構成が提供されている。

このような機能では、スキャンデータのデータ量が大きくなり易いから、スキャンデータの確実な記憶および読出しを確保するために、種々の工夫が必要である。

例えば特開２００１−１１１９３１号公報（特許文献１）はこの種のデータ蓄積装置を提供するものである。

すなわち、特許文献１は、データの記憶と記憶したデータのランダムな読み出しが可能な大容量記憶手段と、外部から入力されたデータをその大容量記憶手段へ書込み又はその大容量記憶手段から読み出したデータを外部に出力する第１および第２のデータ入出力手段とを有し、その第１のデータ入力手段は外部からのリファレンスクロックに同期してデータの入出力を制御し、その第２のデータ入出力手段は所定のデータ転送プロトコルに従ってデータの入出力を制御することにより、ネットワークに接続された端末からのファイルアクセスを可能にしたものである。
特開２００１−１１１９３１号公報

しかしながら、上述した特許文献１では、外部記憶手段に書き込まれたスキャンデータに適切なアクセス権を設定する構成となっておらず、秘匿性が高く重要なスキャンデータをスキャンして書込むには、更に、特別な改善が必要であった。

他方、アクセス権を設定する場合には、種々のユーザ情報やパスワードを入力する必要があるが、秘匿性を確保すべく、その都度、ユーザ情報を変更設定すると、却って読出しの際に正確なユーザ情報の入力が困難となり易いうえ、入力操作も面倒になり易い難点があり、この観点からも改善の余地がある。

そこで、本発明者は種々の検討を加えたところ、Ｗｉｎｄｏｗｓ（登録商標）ｓｅｒｖｅｒ等において、ネットワーク上の資源やその情報をまとめ、これらを管理、検索するためのサービス、いわゆるディレクトリ（ＡｃｔｉｖｅＤｉｒｅｃｔｏｒｙ：アクティブディレクトリ）サービスが提供されており、これには予め登録されたユーザ情報等を要求に応じて応答する機能のある点に着目し、本発明を完成させた。

本発明はそのような課題を解決するためになされたもので、スキャン実行者のみに適用可能な適切なアクセス権の設定が可能で、安全にスキャンデータを保存することが容易なスキャナー装置およびスキャンデータ処理方法の提供を目的とする。

そのような課題を解決するために本発明に係るスキャナー装置は、原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成するスキャナー部と、そのスキャンデータを記憶する記憶部と、ネットワークに接続された通信部であってそのネットワークに接続され予めユーザ情報が登録されたディレクトリサービスサーバから当該ユーザ情報を取得する通信部と、少なくともアクセス権を設定するアクセス権設定画面を表示する表示部と、それらログイン情報の入力およびアクセス権設定画面の設定項目への入力を受け付ける入力部と、入力されたログイン情報に基づきその通信部を介して当該ログイン情報に対応したそのユーザ情報を取得制御し、記憶されたスキャンデータに対するアクセス権設定画面にそのユーザ情報を反映して表示制御し、その入力部からの入力を受けてアクセス権を設定制御するとともに、記憶されたスキャンデータおよび設定されたアクセス権をそのネットワークに接続された外部機器にその通信部から指定出力制御する制御部とを具備している。

本発明のスキャナー装置では、入力されたそのログイン情報の適否を認証するログイン認証部を有し、上記制御部が当該ログイン認証部でそのログイン情報を認証したときユーザ情報を取得制御する構成も可能である。

本発明のスキャナー装置では、上記制御部が、その通信部を介してユーザ情報の属するグループ情報を取得制御し、当該グループ情報をそのアクセス権設定画面に反映して表示制御する構成も可能である。

本発明のスキャナー装置では、上記表示部がレベルの異なるアクセスレベルに係る設定項目を有するそのアクセス権設定画面を表示し、上記入力部がそのアクセスレベルの設定項目の入力を受け付ける構成も可能である。

そして、本発明に係るスキャンデータ処理方法は、入力部からログイン情報を入力するログイン情報入力処理と、ネットワークに接続された通信部を介して当該ネットワークに接続されたディレクトリサービスサーバから、これに予め登録されたユーザ情報をその入力ログイン情報に基づく要求に応じて取得するユーザ情報取得処理と、原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成して記憶部に記憶するスキャン処理と、そのスキャンデータに対するアクセス権を設定するアクセス権設定画面を取得ユーザ情報を反映して表示部に表示する表示処理と、表示されたアクセス権設定画面によってアクセス権を設定する設定処理と、記憶されたスキャンデータおよび設定されたアクセス権をそのネットワークに接続された外部機器にその通信部から指定出力制御する出力制御処理とを具備している。

このような本発明に係るスキャナー装置およびスキャンデータ処理方法では、スキャナー部が原稿を光学的にスキャンし、電子的なスキャンデータを作成して記憶部に記憶し、入力部からログイン情報を入力すると、通信部にてネットワークを介してディレクトリサービスサーバから、制御部がその入力ログイン情報に基づき当該ログイン情報に対応したユーザ情報を取得し、その制御部が、そのスキャンデータに対するアクセス権を設定するアクセス権設定画面に取得ユーザ情報を反映して表示部に表示制御するとともに、表示されたアクセス権設定画面によってアクセス権を設定し、記憶されたスキャンデータおよび設定されたアクセス権をそのネットワークに接続された外部機器にその通信部から指定出力制御するから、スキャン実行者のみに適用可能な適切なアクセス権の設定が可能で、安全にスキャンデータを保存することが可能となる。

本発明において、入力されたそのログイン情報の適否を認証し、そのログイン情報を認証したときユーザ情報を取得制御する構成では、そのログイン情報を認証してからユーザ情報を取得するから、ログイン情報に基づくユーザ情報をアクセス権に設定しても、十分実用的な秘匿性の確保が可能である。

本発明において、ユーザ情報の属するグループ情報を取得し、当該グループ情報をそのアクセス権設定画面に反映して表示する構成では、当該グループ情報によってもアクセス権の設定が可能であり、利用範囲が拡大される。

本発明において、レベルの異なるアクセスレベルに係る設定項目を有するアクセス権設定画面を表示し、そのアクセスレベルの設定項目の入力を受け付ける構成では、レベルの異なる種々のアクセス権の設定も可能であり、利用範囲が拡大される。

以下、本発明に係る実施の形態を図面を参照して説明する。

図１は本発明に係るスキャナー装置の実施の形態を示すブロック図である。なお、本発明に係るスキャンデータ処理方法はそのスキャナー装置を説明する過程で説明する。

図１において、本発明のスキャナー装置Ａは、スキャナー部１、記憶部３、操作表示部５、ログイン認証部７、通信部９および制御部１１を有して構成されている。なお、スキャナー装置Ａが他の構成要素例えば印刷部等を有して例えば複合機を構成する場合もあるが、本発明の要部ではないので、説明および図示を省略する。

スキャナー部１は、制御部１１の制御の下、印刷された複数頁の原稿から画像を光学的に読み込み、フィルタ処理等をして電子的画像データとしてのスキャンデータを生成する公知の画像読取部であり、各頁毎のスキャンデータを記憶部３に記憶するものである。

記憶部３は、制御部１１の制御の下、スキャナー部１からの読取りスキャンデータを記憶したり、後述する設定ログイン情報、未設定や設定済みのアクセス権設定画面を記憶する他、制御部１１等の動作プログラムを記憶した読み書き可能な例えばハードディスクである。

操作表示部５は、例えば装置の本体ケース（図示せず。）の上部に配置され装置の動作に係る画像が表示される公知の液晶表示パネルからなる表示部と、これに重ねられ、例えばタッチ操作入力によって操作や設定を受付けるタッチスイッチからなる入力部を兼ねる機能を有している。

操作表示部５は、例えば、ウェブ（Ｗｅｂ）ブラウザを使用し、図２に示すように、ユーザに関する情報「Ｏｗｎｅｒ ｉｎｆｏｒｍａｔｉｏｎ」としてのユーザ情報（ユーザ名）「Ｏｗｎｅｒ」およびユーザの所属するグループ情報（グループ名）「Ｇｒｏｕｐ」の設定や、スキャンデータに関するアクセスレベル「Ｆｉｌｅ

ａｃｃｅｓｓ ｌｅｖｅｌ」の設定が可能な、上述した未設定のアクセス権設定画面の表示が可能になっている。

アクセス権設定画面において、制御部１１の制御の下、「Ｏｗｎｅｒ」および「Ｇｒｏｕｐ」のボックスには、例えばユーザ名として「ＳａｍｐｌｅＵｓｅｒ」やグループ名「ＳａｍｐｌｅＧｒｏｕｐ」が自動的に反映表示され、「Ｆｉｌｅ ａｃｃｅｓｓ ｌｅｖｅｌ」の「Ｏｗｎｅｒ」、「Ｇｒｏｕｐ」、「Ｏｔｈｅｒ」には、読出しのみのアクセス権である「Ｒｅａｄ」、書込のアクセス権である「Ｗｒｉｔｅ」、実行のアクセス権である「Ｅｘｅｃｕｔｅ」についてボックスチェックに操作表示部５から入力設定が可能になっている。

図１に戻って、操作表示部５は、使用に際してのユーザの識別符号（ＩＤ）であるログイン情報の入力を受付け、制御部１１の制御の下、ログイン認証部７に出力する機能を有している。

ログイン認証部７は、その入力ログイン情報を受けたとき、記憶部３に予め設定記憶された複数の設定ログイン情報中を検索し、該当する入力ログイン情報が設定ログイン情報中に存在すると入力ログイン情報を認証し、このような認証がされると、認証情報を制御部１１に出力する機能を有している。

通信部９は、ネットワーク１３を介してこれに接続されたディレクトリサービスサーバ１５および外部機器としてのホストコンピュータ１７、１９に接続されており、種々のデータを所定のデータ転送プロトコルに従って送受信するインターフェースである。

データ転送プロトコルとしては、ＳＭＢ（Ｓｅｒｖｅｒ Ｍｅｓｓａｇｅ Ｂｌｏｃｋ）、ＮＦＳ（Ｎｅｔｗｏｒｋ Ｆｉｌｅ Ｓｙｓｔｅｍ）、Ｔｅｌｎｅｔ（Ｔｅｌｅｃｏｍｍｕｎｉｃａｔｉｏｎ Ｎｅｔｗｏｒｋ）、ＦＴＰ（Ｆｉｌｅ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）又はＨＴＴＰ（Ｈｙｐｅｒ Ｔｅｘｔ Ｔｒａｎｓｆｅｒ Ｐｒｏｔｏｃｏｌ）その他の使用が可能である。

なお、通信部９は、ネットワーク１３に接続されたとき、ディレクトリサービスサーバ１５およびホストコンピュータ１７、１９との間で自動的に接続が構築され、例えばホストコンピュータ１７又は１９が選択されたとき、公知のネットワークアドレス等によって相手先を指定して情報を送受信する機能を有している。

制御部１１は、ＣＰＵ、このＣＰＵの起動プログラムを記憶したＲＯＭその他を有して記憶部３の動作プログラムによって動作し、スキャナー部１、記憶部３、操作表示部５、ログイン認証部７および通信部９を制御するとともに、以下の機能を有している。

すなわち、制御部１１は、操作表示部５から入力されたログイン情報をログイン認証部７が認証したとき、通信部９を介して当該ログイン情報に対応したユーザ情報をディレクトリサービスサーバ１５から取得制御し、操作表示部５に対し、記憶されたスキャンデータに対するアクセス権設定画面にその取得ユーザ情報を反映させて表示制御し、操作表示部５からの入力を受けてアクセス権を設定制御するとともに、通信部９の制御を介してスキャンデータおよび設定されたアクセス権をホストコンピュータ１７又は１９に出力制御する機能を有する。

詳しくは、制御部１１は、操作表示部５で受付けたログイン情報をログイン認証部７に渡し、ログイン認証部７から認証情報を受けたとき、通信部９を制御してディレクトリサービスサーバ１５にアクセスさせ、認証されたログイン情報に対応したユーザ情報（ユーザ名）およびこのユーザが所属するグループ情報（グループ名）をディレクトリサービスサーバ１５から取得要求する制御機能を有している。

さらに、制御部１１は、スキャンデータに対するアクセス権設定画面であって、記憶部３に記憶され操作表示部５に表示されたアクセス権設定画面について、図２に示すように、ディレクトリサービスサーバ１５から取得したユーザ名およびグループ名を「Ｏｗｎｅｒ」および「Ｇｒｏｕｐ」のボックス中に、上述したように例えば「ＳａｍｐｌｅＵｓｅｒ」や「ＳａｍｐｌｅＧｒｏｕｐ」を自動的に反映して表示制御し、「Ｆｉｌｅ ａｃｃｅｓｓ ｌｅｖｅｌ」の「Ｏｗｎｅｒ」、「Ｇｒｏｕｐ」、「Ｏｔｈｅｒ」欄において、アクセス権レベルである「Ｒｅａｄ」、「Ｗｒｉｔｅ」、「Ｅｘｅｃｕｔｅ」についてボックスチェックへのチョック入力を制御する機能を有し、アクセス権を設定制御する機能を有している。

また、制御部１１は、アクセス権が設置されると、操作表示部５からホストコンピュータ１７又は１９の指定、例えば「ＳｃａｎＴｏＰＣ」に基づき、通信部９からネットワーク１３を介してホストコンピュータ１７、１９に対し、記憶部３に記憶されたスキャンデータおよび設定されたアクセス権を記憶要求するよう通信部９を制御する機能を有している。

ディレクトリサービスサーバ１５は、ネットワーク１３上に存在するフォルダ、プリンタ、更にはこれらを使用するユーザ名、ユーザのグループ名等を登録して一元管理するサーバコンピュータであり、これに予め登録されたユーザ情報（ユーザ名）およびグループ情報（グループ名）を、例えば入力ログイン情報に添えたユーザ情報取得要求に対してそれらを出力する機能を有している。

ホストコンピュータ１７、１９は、一般的な情報処理機能やデータの記憶機能を有する従来公知の情報処理機器であり、ネットワーク１３を介して指定されて受信されたスキャンデータおよびアクセス権を内蔵する図示しない記憶部に記憶する機能を有している。

ホストコンピュータ１７、１９は、アクセス権に係る情報が入力されたとき、記憶部に記憶されたスキャンデータを読出して表示したり出力可能になっている。

次に、本発明に係るスキャナー装置の動作を図３のフローチャートを参照して簡単に説明する。なお、図３のフローチャートはスキャナー装置の動作プログラムの一部である。

所定の動作プログラムの途中でステップＳ１に移ると、操作表示部５からログイン情報の入力処理を実行する。

続く、ステップＳ２にて、制御部１１が通信部９を制御してネットワーク１３に接続されたディレクトリサービスサーバ１５に対して入力ログイン情報に添えてユーザ情報取得要求するとともに、ディレクトリサービスサーバ１５からその入力ログイン情報に対応したユーザ情報およびグループ情報を取得するユーザ情報取得処理を実行する。

ステップＳ３では、制御部１１が、アクセス権を設定するアクセス権設定画面について、それらユーザ情報およびグループ情報を反映したアクセス権設定画面を操作表示部５に表示処理を実行するとともに、操作表示部５からの入力指示を受けてアクセス権設定画面への設定項目を入力設定し、スキャンするデータに対するアクセス権を設定する設定処理を実行する。

次いで、ステップＳ４にて、スキャナー部１にて原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成して記憶部３に記憶取得し、ステップＳ５にて制御部１１がスキャンデータを通信部９を介してホストコンピュータ１７又は１９の何れかを指定して記憶させる出力制御処理を実行する。

さらに、ステップＳ６にて、スキャンデータに対応するアクセス権を当該ホストコンピュータ１７又は１９の何れかを指定して記憶させる出力制御処理を実行し、図示しないステップに移る。

これらの手順が本発明に係るスキャンデータ処理方法に対応する。

このように、本発明に係るスキャナー装置では、原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成するスキャナー部１と、そのスキャンデータを記憶する記憶部３と、ネットワーク１３に接続された通信部９であってそのネットワーク１３に接続され予めユーザ情報が登録されたディレクトリサービスサーバ１５から当該ユーザ情報を取得する通信部９と、少なくともアクセス権を設定するアクセス権設定画面を表示する操作表示部（表示部）５と、それらログイン情報の入力およびアクセス権設定画面の設定項目への入力を受け付ける操作表示部（入力部）５と、入力されたログイン情報に基づきその通信部９を介して当該ログイン情報に対応したそのユーザ情報を取得制御し、記憶されたスキャンデータに対するそのアクセス権設定画面にユーザ情報を反映して表示制御し、操作表示部（入力部）５からの入力を受けてアクセス権を設定制御するとともに、記憶されたスキャンデータおよび設定されたアクセス権をそのネットワーク１３に接続されたホストコンピュータ（外部機器）１７、１９に通信部９から指定出力制御する制御部１１とを具備している。

そのため、アクセス権を設定する場合には、その都度、ユーザ情報を変更設定して入力設定する必要がなくなり、簡単な操作により、原稿のスキャン実行者のみに適用可能な適切なアクセス権を設定可能で、スキャンデータの秘匿も可能となる。

しかも、ログイン認証部７でログイン情報を認証したとき、そのログイン情報を認証してからユーザ情報を取得するから、ログイン情報に基づくユーザ情報をアクセス権に設定しても、十分実用的な秘匿性の確保が可能である。

さらに、ユーザ情報（ユーザ名）の属するグループ情報（グループ名）を取得してこれをアクセス権設定画面に反映表示するから、当該グループに対してもアクセス権の設定が可能であり、当該グループに属する他のユーザに対しても柔軟なアクセス権の付与が可能となって利用範囲が拡大される。

さらにまた、レベルの異なるアクセスレベルに係る設定項目を有するアクセス権設定画面を表示し、そのアクセスレベルの設定項目の入力を受け付けるから、レベルの異なる種々のアクセス権の設定も可能であり、詳細なレベルのアクセス権の付与が可能となって利用範囲が拡大される。

なお、本発明に係るスキャンデータ処理方法においても、上述した本発明のスキャン装置と同様な効果を有する。

本発明に係るスキャナー装置の実施の一形態を示すブロック図である。 本発明に係るスキャナー装置のアクセス権設定画面の例を示す図である。 図１のスキャナー装置に係る動作を説明するフローチャートである。

符号の説明

１ スキャナー部
３ 記憶部
５ 操作表示部（表示部、入力部）
７ ログイン認証部
９ 通信部
１１ 制御部
１３ ネットワーク
１５ ディレクトリサービスサーバ
１７、１９ ホストコンピュータ（外部機器）
Ａ スキャナー装置

Claims (5)

1. 原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成するスキャナー部と、
   前記スキャンデータを記憶する記憶部と、
   ネットワークに接続された通信部であって、前記ネットワークに接続され予めユーザ情報が登録されたディレクトリサービスサーバから当該ユーザ情報を取得する通信部と、
   少なくともアクセス権を設定するアクセス権設定画面を表示する表示部と、
   ログイン情報の入力および前記アクセス権設定画面の設定項目への入力を受け付ける入力部と、
   入力された前記ログイン情報に基づき前記通信部を介して当該ログイン情報に対応した前記ユーザ情報を取得制御し、記憶された前記スキャンデータに対する前記アクセス権設定画面に前記ユーザ情報を反映して表示制御し、前記入力部からの入力を受けてアクセス権を設定制御するとともに、記憶された前記スキャンデータおよび設定された前記アクセス権を前記ネットワークに接続された外部機器に前記通信部から指定出力制御する制御部と、
   を具備することを特徴とするスキャナー装置。
2. 入力された前記ログイン情報の適否を認証するログイン認証部を有し、前記制御部は、前記ログイン認証部が前記ログイン情報を認証したとき前記ユーザ情報を取得制御する請求項１記載のスキャナー装置。
3. 前記制御部は、前記通信部を介して前記ユーザ情報の属するグループ情報を取得制御し、当該グループ情報を前記アクセス権設定画面に反映して表示制御する請求項１又は２記載のスキャナー装置。
4. 前記表示部はレベルの異なるアクセスレベルに係る前記設定項目を有する前記アクセス権設定画面を表示し、前記入力部は前記アクセスレベルの設定項目の入力を受け付ける請求項１〜３いずれか１記載のスキャナー装置。
5. 入力部からログイン情報を入力するログイン情報入力処理と、
   ネットワークに接続された通信部を介して当該ネットワークに接続されたディレクトリサービスサーバから、これに予め登録されたユーザ情報を前記入力ログイン情報に基づく要求に応じて取得するユーザ情報取得処理と、
   原稿を光学的にスキャンして電子的なスキャンデータを作成して記憶部に記憶するスキャン処理と、
   前記スキャンデータに対するアクセス権を設定するアクセス権設定画面を前記取得ユーザ情報を反映して表示部に表示する表示処理と、
   表示された前記アクセス権設定画面によってアクセス権を設定する設定処理と、
   記憶された前記スキャンデータおよび設定された前記アクセス権を前記ネットワークに接続された外部機器に前記通信部から指定出力制御する出力制御処理と、
   を具備することを特徴とするスキャンデータ処理方法。

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