JP2002300297A - データ管理システムおよびこれに用いる第1装置、第2装置および携帯端末、データ管理方法、ならびにデータ管理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 - Google Patents

データ管理システムおよびこれに用いる第1装置、第2装置および携帯端末、データ管理方法、ならびにデータ管理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体

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JP2002300297A
JP2002300297A JP2001095560A JP2001095560A JP2002300297A JP 2002300297 A JP2002300297 A JP 2002300297A JP 2001095560 A JP2001095560 A JP 2001095560A JP 2001095560 A JP2001095560 A JP 2001095560A JP 2002300297 A JP2002300297 A JP 2002300297A
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communicating
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JP2001095560A
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Osao Katsuta
長生 勝田
Takenori Izuhara
武典 出原
Masato Sakka
真人 屬
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Minolta Co Ltd
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Minolta Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 記憶させた画像データが容易に取り出せるデ
ータ管理システムを提供する。 【解決手段】 携帯端末30は、スキャナ20と無線通
信し、スキャナ20で原稿を読み取って得られた画像デ
ータに、当該携帯端末で入力された任意のファイル名を
付して任意のファイルサーバ40Bに送信および記憶さ
せる。ファイルサーバ40Bは、画像データを記憶した
記憶領域の情報を管理情報としてスキャナを介して携帯
端末30に送信する。携帯端末30は、ファイル名と管
理情報とを関連付けて記憶する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、データ管理システ
ムおよびこれに用いる第1装置、第2装置および携帯端
末、データ管理方法、ならびにデータ管理プログラム、
およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録
媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、パーソナルコンピュータで作
成したファイル、あるいは画像読取装置やデジタルカメ
ラから得られた画像データ等を様々な場所から利用でき
るように、Web上のファイルサーバ等の記憶装置に記
憶させる技術が存在していた。
【0003】また、無線通信にて携帯端末を記憶装置に
接続し、記憶装置内に記憶されている画像データを印刷
装置に転送させ、印刷させる技術が存在する(特開平1
1−120205号公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、画像読
取装置、あるいは、デジタルカメラ等からファイルサー
バへ記憶する時点で画像データにファイル名が付される
が、記憶装置に記憶されている画像データを携帯端末か
らの指示によって印刷装置に印刷させるためには、携帯
端末のユーザが画像データに付されたファイル名を憶え
ていなければ、所望の画像データの出力を得ることがで
きない。特にファイルサーバが多数のユーザによって共
有されている場合には画像データも多量であり、ファイ
ル名を憶えていたとしても、ファイル名の入力及び検索
などを行わなければ所望の画像データの出力を得ること
ができない。
【0005】本発明は、上記従来技術の問題点に鑑みて
なされたものであり、画像データのファイル名をユーザ
が意識的に憶えておかなくても、所望の画像データの出
力を得ることができる、データ管理システムおよびこれ
に用いる第1装置、第2装置および携帯端末、データ管
理方法、ならびにデータ管理プログラム、およびこれを
記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体の提供を
目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明の上記目的は、下
記の手段によって達成される。
【0007】(1)本発明に係るデータ管理システム
は、通信機能を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信
可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能な第2装置
とからなるデータ管理システムであって、前記第1装置
は、前記第2装置に対して所定の名称が付されたデータ
を送信する第1送信手段と、送信したデータの前記第2
装置における記憶領域の場所を示す情報を受信する第1
受信手段と、前記携帯端末に対して、データの名称と第
2装置における記憶場所を示す情報を送信する第2送信
手段とを有し、前記第2装置は、前記第1装置から所定
の名称が付されたデータを受信する第2受信手段と、受
信したデータを記憶する第1記憶手段と、第1装置に対
して、記憶手段における受信データの記憶領域の場所を
送信する第3送信手段とを有し、前記携帯端末は、当該
データの名称を記憶保持する第2記憶手段と、前記第1
装置からデータの名称と前記第2装置における記憶場所
を示す情報を受信する第3受信手段とを有し、当該携帯
端末にデータの名称とデータの記憶場所を関連付けて記
憶させることを特徴とする。
【0008】(2)携帯端末は、さらに、データの名称
を入力する名称入力手段と、前記第1装置に対しデータ
の名称を送信する第4送信手段と、を有する。
【0009】(3)第1装置は、さらに、データの名称
を入力する名称入力手段と、前記携帯端末に対し、デー
タの名称を送信する第4送信手段と、を有する。
【0010】(4)第1装置は、さらにデータを生成す
るデータ生成手段を有する。
【0011】(5)本発明に係る第1装置は、通信機能
を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第1装
置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用いてデ
ータ管理を行うための第1装置であって、前記第2装置
に対して所定の名称が付されたデータを送信する第1送
信手段と、送信したデータの前記第2装置における記憶
領域の場所を示す情報を受信する受信手段と、前記携帯
端末に対して、第2装置における記憶場所を示す情報を
送信する第2送信手段と、を有することを特徴とする。
【0012】(6)本発明に係る第2装置は、通信機能
を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第1装
置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用いてデ
ータ管理を行うための第2装置であって、前記第1装置
から所定の名称が付されたデータを受信する受信手段
と、受信したデータを記憶する記憶手段と、第1装置に
対して、記憶手段における受信データの記憶領域の場所
を送信する送信手段と、を有することを特徴とする。
【0013】(7)本発明に係る携帯端末は、通信機能
を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第1装
置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用いてデ
ータ管理を行うための携帯端末であって、データの名称
を記憶保持する記憶手段と、前記第1装置から前記第2
装置における記憶場所を示す情報を受信する受信手段と
を有し、データの名称とデータの記憶場所とを関連付け
て記憶することを特徴とする。
【0014】(8)本発明に係るデータ管理方法は、通
信機能を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な
第1装置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用
いたデータ管理方法であって、所定の名称が付されたデ
ータを、前記第1装置が送信し、前記第2装置が受信す
るステップと、受信した前記データを、前記第2装置が
記憶するステップと、前記第2装置における記憶場所を
示す情報を、前記第2装置が送信し、前記第1装置が受
信するステップと、前記第2装置における記憶領域の場
所を示す情報を、前記第1装置が送信し、前記携帯端末
が受信するステップと、データに付された名称と前記第
2装置における記憶領域の場所とを、前記携帯端末が関
連付けて記憶するステップと、を有することを特徴とす
る。
【0015】(9)本発明に係るプログラムは、通信機
能を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第1
装置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用いて
データ管理を行うための第1装置を制御するプログラム
であって、前記第2装置に対して所定の名称が付された
データを送信するステップと、送信したデータの前記第
2装置における記憶領域の場所を示す情報を受信するス
テップと、前記携帯端末に対して、データの名称と第2
装置における記憶場所を示す情報を送信するステップ
と、を第1装置に実行させることを特徴とする。
【0016】(10)本発明に係るプログラムは、通信
機能を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第
1装置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用い
てデータ管理を行うための第2装置を制御するプログラ
ムであって、前記第1装置から所定の名称が付されたデ
ータを受信するステップと、受信したデータを記憶手段
に記憶するステップと、前記第1装置に対して、記憶手
段における受信データの記憶領域の場所を送信するステ
ップと、を第2装置に実行させることを特徴とする。
【0017】(11)本発明に係るプログラムは、通信
機能を有する携帯端末と、前記携帯端末と通信可能な第
1装置と、前記第1装置と通信可能な第2装置とを用い
てデータ管理を行うための携帯端末を制御するプログラ
ムであって、データの名称を記憶保持するステップと、
前記第1装置から前記第2装置における記憶場所を示す
情報を受信するステップと、データの名称とデータの記
憶場所とを関連付けて記憶するステップと、を携帯端末
に実行させることを特徴とする。
【0018】(12)本発明に係るコンピュータ読み取
り可能な記録媒体は、(9)〜(11)のいずれかに記
載のプログラムを記録している。
【0019】
【発明の実施の形態】(第1の実施の形態)以下、図面
を参照して、本発明の実施の形態を説明する。
【0020】図1は本発明の第1の実施の形態に係るデ
ータ管理システムの概略構成を示すブロック図である。
【0021】図1のデータ管理システムは、スキャナ2
0で読み取って得られた画像データをネットワーク10
A、10B、インターネット150等を介して記憶装置
であるサーバ40Aあるいは40B(以下、任意のファ
イルサーバをファイルサーバ40という)に保存し、ユ
ーザの所有する携帯端末30からの指示により、ファイ
ルサーバ40内に記憶されている画像データを出力装置
であるプリンタ50、ファクシミリ70、複写機90等
に出力させるものである。スキャナ20、プリンタ5
0、ファクシミリ70、複写機90、コンピュータ11
0は、それぞれ携帯端末30と無線通信を行うためのロ
ーカルインタフェース207、507、707、90
7、1107をそれぞれ有しており、携帯端末30との
通信による様々なデータの送受信が可能である。
【0022】ネットワーク10A、10Bは例えば、イ
ーサネット(登録商標)、トークンリング、FDDI
(fiber distributed data i
nterface)などのLAN、あるいは、幾つかの
LAN同士を接続したWANなどである。
【0023】携帯端末30は、携帯電話、PDA、ノー
ト型コンピュータ、または電子手帳などの持ち運び可能
な任意の端末である。携帯端末30はスキャナ20、プ
リンタ50、ファクシミリ70、複写機90、コンピュ
ータ110と各々近距離通信する機能を有する。本明細
書において、近距離通信とは、無線通信と有線通信との
双方を含み、ネットワーク10A、10Bを介さない近
距離での通信をいう。特に近距離通信として、通信可能
距離が好ましくは100m以内、より好ましくは10m
以内の近距離無線通信を用いることが望ましい。具体的
には、近距離無線通信は、Bluetooth(ブルー
トゥース)、IEEE802.11、HomeRF、ま
たはIrDAなどの通信規格に対応している。
【0024】図2はスキャナ20の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0025】スキャナ20は、CPU201、ROM2
02、記憶部203、操作パネル部204、画像読取部
205、ネットワークインタフェース206、ローカル
インタフェース207を有する。
【0026】CPU201は制御と演算の処理を行う。
ROM202は制御プログラムを記憶する。記憶部20
3は、例えば、メモリとハードディスクから構成され
る。記憶部203は、操作パネル部204から入力され
た読取条件、読み取って得られた画像データを記憶する
領域を有する。操作パネル部204は、スキャナ20に
対して動作を指示するための操作部と、各種の表示を行
うための表示部とから構成される。例えば、表示部はス
キャナ20と近距離通信可能な複数の携帯端末30のリ
スト(以下「通信可能先リスト」という)を表示する。
操作部は、通信可能先リストにリストアップされた携帯
端末30の中から、実際にスキャナ20と近距離通信す
る携帯端末30を指定するために用いられる。
【0027】画像読取部205はCCDラインセンサを
原稿面に沿って走査させることによって原稿の画像デー
タを得るものである。ネットワークインタフェース20
6は、スキャナ20がネットワーク10Aを介してコン
ピュータ110などの他の機器と通信するためのインタ
フェースである。ローカルインタフェース207は、携
帯端末30のローカルインタフェース308と近距離通
信するためのインタフェースである。好ましくは、ロー
カルインタフェース207は、2GHzよりも高い周波
数のもとでデータを伝送するBluetooth規格に
対応している。
【0028】図3は携帯端末30の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0029】携帯端末30はCPU301、ROM30
2、記憶部303、入力キー304、マイク305、デ
ィスプレイ306、スピーカ307、ローカルインタフ
ェース308、及び無線装置309を有する。
【0030】CPU301は制御と演算を行う。ROM
302は制御プログラムを記憶する。記憶部303はス
キャナ20から受信する各種情報を記憶する。各種情報
にはスキャナ20からファイルサーバ40に画像データ
を転送した際のファイルサーバ40における画像データ
の保存場所(URL)が含まれる(詳細後述)。
【0031】入力キー304は、各種の入力および操作
の指示を行うために使用される。マイク305は、音声
を入力するために使用される。ディスプレイ306は、
各種の表示を行う。スピーカ307は、各種の音声を出
力する。無線装置309は、移動通信ネットワーク(図
示していない)を介して外部と信号の送受信を行う。
【0032】ローカルインタフェース308は、スキャ
ナ20のローカルインタフェース207およびコンピュ
ータ110のローカルインタフェースと近距離通信する
ためのインタフェースである。好ましくは、ローカルイ
ンタフェース308は、2GHzよりも高い周波数のも
とでデータを伝送するBluetooth規格に対応し
ている。
【0033】図4はファイルサーバ40の概略構成を示
すブロック図である。ファイルサーバ40はCPU40
1、ROM402、記憶部403、操作パネル部40
4、ネットワークインタフェース405を有するコンピ
ュータである。
【0034】CPU401は、制御と演算の処理を行
う。ROM402は制御プログラムを記憶する。記憶部
403は、例えば、メモリとハードディスクから構成さ
れる。記憶部403は、ネットワーク10等を介して入
力されるスキャナ20等からの画像データを記憶する。
【0035】操作パネル部404は、ファイルサーバ4
0に対して動作を指示するための操作部と、各種の表示
を行うための表示部とから構成される。ネットワークイ
ンタフェース405は、ファイルサーバ40がネットワ
ーク10Bおよびインターネット150等を介してコン
ピュータ110などの他の機器と通信するためのインタ
フェースである。
【0036】図5はプリンタ50の概略構成を示すブロ
ック図である。
【0037】プリンタ50はCPU501、ROM50
2、記憶部503、操作パネル部504、印刷部50
5、ネットワークインタフェース506、ローカルイン
タフェース507を有する。
【0038】CPU501は、制御と演算の処理を行
う。ROM502は制御プログラムを記憶する。記憶部
503は、例えば、メモリとハードディスクから構成さ
れる。記憶部503は、操作パネル部504から入力さ
れた印刷条件、画像データなどを記憶する領域を有す
る。操作パネル部504は、プリンタ50に対して動作
を指示するための操作部と、各種の表示を行うための表
示部とから構成される。例えば、表示部はプリンタ50
と近距離通信可能な複数の携帯端末30のリスト(以下
「通信可能先リスト」という)を表示する。操作部は、
通信可能先リストにリストアップされた携帯端末30の
中から、実際にプリンタ50と近距離通信する携帯端末
30を指定するために用いられる。
【0039】印刷部505はネットワークインタフェー
ス506を介して入力された画像データを印刷出力す
る。ネットワークインタフェース506は、プリンタ5
0がネットワーク10A等を介してコンピュータ110
などの他の機器と通信するためのインタフェースであ
る。ローカルインタフェース507は、携帯端末30の
ローカルインタフェース308と近距離通信するための
インタフェースである。好ましくは、ローカルインタフ
ェース507は、2GHzよりも高い周波数のもとでデ
ータを伝送するBluetooth規格に対応してい
る。
【0040】複写機90とファクシミリ70とで本実施
例に係る部分はプリンタ50と同様であるので構成の説
明を省略する。
【0041】以上のように構成されたデータ管理システ
ムの処理内容を以下に説明する。
【0042】図6はスキャナ20で読み取って得られた
画像データをインターネット150を介してファイルサ
ーバ40Bに記憶させる動作を示すフローチャートであ
る。
【0043】まず、携帯端末30を所持するユーザはス
キャナ20との無線通信接続を確立させる(S10
1)。具体的には、スキャナ20の操作パネル部204
の表示部に表示された通信可能先リストから所望の携帯
端末を選択することにより、携帯端末30とスキャナ2
0との無線通信接続を確立する。確立方法の別法として
は、携帯端末30側の表示部に無線通信可能な機器群の
リストを表示させ、その中から所望の機器を選択するよ
うにしてもよい。
【0044】無線通信接続が確立された後、ユーザは携
帯端末30の入力キー304を用いて、スキャナ20で
読み取って得られる画像データの名称(以下ファイル
名)を入力する(S102)。ファイル名の入力は無線
通信接続前に行ってもよい。また、ファイル名の入力
は、スキャナ20で行ってもよい。次に画像データの保
存先であるファイルサーバ40を指定する場合には携帯
端末30からスキャナ20に対してファイルサーバ40
Bのアドレス、アクセスパスワード等をサーバ指定情報
として送信する(S103)。サーバ指定情報として
は、携帯端末30にユーザが通常利用しているファイル
サーバ40の情報を用いてもよいし、新たにファイルサ
ーバ40のアドレス等の情報をスキャナ20の操作パネ
ル部204で入力したものでもよい。
【0045】ファイルサーバ40の指定情報とともに、
携帯端末30にて入力されたファイル名をスキャナ20
に対して送信する(S104)。次にスキャナ20は携
帯端末30から入力されたファイル名とサーバ指定情報
とを所望のファイルサーバ40Bに送信するとともに、
ファイルサーバ40Bに対して画像データの記憶指示情
報を送信する(S105、106)。画像データ記憶指
示情報を受信したファイルサーバ40Bは画像データを
記憶するための領域を記憶部403内に作成し、記憶準
備完了したことをスキャナ20に対して通知する(S1
07)。
【0046】次に、携帯端末30から、スキャナ20に
対して原稿読取指示を送信すると(S108)、スキャ
ナ20は読み取り動作を開始し、スキャナ20で得られ
た画像データは携帯端末30から入力されたファイル名
のファイルとしてファイルサーバ40Bの所定の記憶領
域に送信され(S110)、ファイルサーバ40Bはフ
ァイルが記憶された領域の場所を示す情報(URL)を
作成し管理情報としてスキャナ20に対して送信する
(S111)。スキャナ20は受信した管理情報を携帯
端末30に転送する(S112)。携帯端末30は受信
した管理情報と入力されたファイル名とを関連付けて記
憶し(S113)、無線通信接続を解除する(S11
4)。
【0047】以上説明したように携帯端末30内には、
ファイル自体は存在しないがファイル名とファイルが記
憶されている場所を示す管理情報とが関連付けられて記
憶される。具体的には、たとえば、図12に示すよう
な、ファイル名と管理情報との対応関係を示すテーブル
が作成されて記憶される。図12では、ファイル名Aに
対応する管理情報は、サーバA内において、スキャナA
からの画像データを記憶する領域内の、2001年3月
16日用の領域内の、13時30分用の領域内にファイ
ル名Aで記憶されていることを示す。このように管理情
報が日時の情報を含むことによって、仮に重複したファ
イル名のデータが同一のファイルサーバ40に記憶され
ても、ファイルをそれぞれ識別可能となり、検索が容易
となる。
【0048】次に携帯端末30の指示に基づいてファイ
ルサーバ40Bから画像データをプリンタ50に転送さ
せ印刷出力させる動作を図7のフローチャートに基づい
て説明する。
【0049】まず、携帯端末30を所持するユーザはプ
リンタ50との無線通信接続を確立させる(S20
1)。具体的には、プリンタ50の操作パネル部504
の表示部に表示された通信可能先リストから携帯端末の
アイコン等を選択することにより、携帯端末30とプリ
ンタ50との無線通信接続を確立する。無線通信の確立
方法は、携帯端末30側の表示部に無線通信可能な機器
群のリスト等を表示させ、その中から所望の機器を選択
するようにしてもよい。
【0050】また、さらに、無線通信の確立方法とし
て、ネットワークに接続された各OA機器の機能(カラ
ー印刷可能、ソータ可能、はがきサイズ印刷可能など)
を任意のOA機器から検索することができるOA機器間
の検索システムを使用して、所望の画像データの印刷出
力が可能なプリンタ50を検索し、検索された機器群の
リスト等を携帯端末30に表示させ、その中から所望の
機器を選択することにより、携帯端末30と機器との無
線通信接続を確立してもよい。ここで、OA機器間の検
索システムとは、たとえば、JetSend(登録商
標)や、Salutation(登録商標)などの周辺
機器間通信技術を使用したシステムのことである。ま
た、上記ファイルサーバ40Bにおいて管理情報が作成
される際に、画像データに設定された書式(たとえば、
カラーA4サイズ)、識別子、データサイズの情報など
を管理情報に予め加えておくことによって、画像データ
を印刷出力させることができるOA機器の選択が容易に
なる。
【0051】次に携帯端末30においてプリントの対象
となるファイル名を選択する(S202)。ファイルサ
ーバ40Bにアクセスするためにパスワード等が必要な
場合には携帯端末30からプリンタ50に対してファイ
ルサーバ40Bのアドレス、アクセスパスワード等を指
定情報として送信する(S203)。サーバ指定情報と
しては、携帯端末30にユーザが通常利用しているファ
イルサーバ40の情報を用いてもよいし、新たにファイ
ルサーバ40のアドレス等の情報をプリンタ50の操作
パネル部504で入力したものでもよい。
【0052】次にプリンタ50に対して携帯端末30で
選択したファイル名とファイルが記憶された領域の場所
を示す情報(URL)を含む管理情報とを送信する(S
204)。次にプリンタ50は携帯端末30から入力さ
れたサーバ指定情報とファイル名および管理情報とをフ
ァイルサーバ40Bに送信し、ファイル転送指示を行う
(S205、206)。ファイルサーバ40Bはファイ
ル名に基づいて転送するファイルを検索し、プリンタ5
0に対して当該ファイルの送信を行う(S207)。フ
ァイルを受信したプリンタはファイル形式に基づいて、
印刷データに変換し、印刷出力を行う(S208)。印
刷処理終了後、携帯端末30とプリンタ50との無線通
信を解除する(S209)。
【0053】以上のように、携帯端末30と通信できる
OA機器があれば、サーバ40Bに記憶されている画像
データを好きな場所で印刷することができる。また、以
上の説明では、サーバ40Bに記憶させた画像データを
取り出して、任意の場所にある機器で印刷する場合を説
明したが、取り出した画像データを任意のコンピュータ
で使用することもできる。
【0054】次に図6、図7の動作を実現するための各
機器における動作を図8〜11に基づいて説明する。
【0055】図8は携帯端末30の動作に係るフローチ
ャートである。
【0056】このフローチャートの示される処理手順は
携帯端末30の記憶部303にプログラムとして記憶さ
れており、CPU301によって実行される。
【0057】まず、ローカルインタフェース308を通
じて他の機器との無線通信接続が確立したか否かを判断
する(S301)。無線通信接続が確立された機器の種
類がスキャナであるか否かを判断する(S302)。も
しスキャナであれば(S302、YES)、ユーザによ
るファイル名の入力を受け付け、入力されたファイル名
を記憶部303に保存する(S303)。次に画像デー
タの記憶先として指定するファイルサーバ40Bの情報
(サーバ指定情報)と入力されたファイル名とをスキャ
ナ20に対して送信する(S304、S305)。
【0058】そして、ユーザによりスキャナ20の操作
パネル部204においてファイルサーバ40Bの記憶準
備完了が確認された後に読取開始指示が入力され、読取
開始指示をスキャナ20に対して送信する(S30
6)。スキャナ20からファイルサーバ40Bにファイ
ルの送信が完了した場合に、ファイルサーバ40Bから
のファイルの保存場所の情報等を含む管理情報を受信し
たか否かを判断する(S307)。管理情報を受信した
場合には、既に記憶部303に記憶されているファイル
名と受信した管理情報とを関連付けて記憶した後(S3
08)、無線通信接続を解除する(S309)。
【0059】S302に戻り、無線通信接続を確立した
機器がスキャナでない場合は(S302、NO)、無線
通信接続を確立した機器がプリンタ50であるか否かを
判断する(S310)。もしプリンタ50でなければ
(S310、NO)、その他の機器に関する処理を行い
(S314)、無線通信接続を解除する(S309)。
もし、プリンタ50であれば(S310、YES)、印
刷出力するファイルのファイル名を選択する(S31
1)。ファイル名の選択方法は、携帯端末30のディス
プレイ306にファイル名リストを表示させ、その中か
らユーザによって指定されたファイル名を選択する。次
に画像データの記憶先であるファイルサーバ40Bを指
定するための情報と選択されたファイル名とをプリンタ
50に対して送信し(S312、S313)、無線通信
接続を解除する(S309)。
【0060】以上が携帯端末30に係る動作の説明であ
る。
【0061】図9はスキャナ20の動作に係るフローチ
ャートである。
【0062】このフローチャートの示される処理手順は
スキャナ20の記憶部203にプログラムとして記憶さ
れており、CPU201によって実行される。
【0063】まず、ローカルインタフェース207を通
じて携帯端末30との無線通信接続が確立したか否かを
判断する(S401)。無線通信接続が確立されていれ
ば(S401、YES)、画像データの記憶先として指
定されるファイルサーバ40Bの情報(サーバ指定情
報)とファイル名とを携帯端末30から受信したか否か
を判断し、受信していれば(S402、YES)、サー
バ指定情報に基づいてサーバ指定情報に含まれるアクセ
スパスワード等の情報とファイル名とをファイルサーバ
40Bに対して転送する(S403、S404)。ファ
イルサーバ40Bからファイル記憶準備完了情報を受信
したか否か判断し(S405)、受信していれば(S4
05、YES)、携帯端末30からの読取指示を受信し
たか否かを判断する(S406)。読取指示を受信した
場合には(S406、YES)、原稿の読み取りを開始
し、読み取りによって得られた画像データに基づいてフ
ァイルを作成し(S407)、ファイルをファイルサー
バ40Bに対して送信する(S408)。次にファイル
サーバ40Bからのファイルの保存場所の情報等を含む
管理情報を受信したか否かを判断する(S409)。受
信していれば(S409、YES)、管理情報を携帯端
末30に対して転送し(S410)、携帯端末30との
無線通信接続を解除する(S411)。
【0064】以上がスキャナ20に係る動作の説明であ
る。
【0065】図10はファイルサーバ40Bの動作に係
るフローチャートである。
【0066】このフローチャートの示される処理手順は
ファイルサーバ40Bの記憶部403にプログラムとし
て記憶されており、CPU401によって実行される。
【0067】まず、前述のサーバ指定情報、ファイル
名、及び、ファイルの管理情報を受信したか否かを判断
する(S501、S502、S503)。もし管理情報
を受信していない場合は(S503、NO)、スキャナ
20からファイルが送られてくると判断し、送信されて
くるファイルの記憶準備を行う(S504)。記憶準備
が完了したらその旨をスキャナ20に対して送信する
(S505)。スキャナ20から送られてくるファイル
の受信が完了したか否かを判断し(S506)、受信が
完了していれば(S506、YES)、ファイルが記憶
された領域の場所を示す情報(URL)を含む管理情報
を作成して、スキャナ20に送信する(S507、S5
08)。S503に戻り、管理情報を受信している場合
は(S503、YES)、プリンタへのファイル送信で
あると判断し、ファイル名および管理情報に基づいてフ
ァイルの検索を行い(S509)、検索により見つかっ
たファイルをプリンタ50に対して送信する(S51
0)。
【0068】以上がファイルサーバ40Bに係る動作の
説明である。
【0069】図11はプリンタ50の動作に係るフロー
チャートである。
【0070】このフローチャートの示される処理手順は
プリンタ50の記憶部503にプログラムとして記憶さ
れており、CPU501によって実行される。
【0071】まず、ローカルインタフェース507を通
じて携帯端末30との無線通信接続が確立したか否かを
判断する(S601)。無線通信接続が確立されていれ
ば(S601、YES)、画像データの記憶先として指
定されるファイルサーバ40Bの情報(サーバ指定情
報)とファイル名および管理情報とを携帯端末30から
受信したか否かを判断し(S602、S603)、受信
していれば(S402、YES)、サーバ指定情報に基
づいてサーバ指定情報に含まれるアクセスパスワード等
の情報とファイル名と管理情報とをファイルサーバ40
Bに対して転送する(S604、S605)。ファイル
サーバ40Bからファイル名および管理情報に基づいて
検索されたファイルを受信したか否か判断し(S60
6)、受信していれば(S606、YES)、受信した
ファイルに基づいて印刷処理を行い(S607)、携帯
端末30との無線通信接続を解除する(S608)。
【0072】以上がプリンタ50に係る動作の説明であ
る。
【0073】上記第1の実施の形態では、ユーザで入力
した適当なタイトル名とスキャナ30で取得した画像デ
ータの管理情報とを関連付けて携帯端末30に記憶する
ので、サーバ40Bに記憶したファイルのタイトル名を
意識的に憶えておく必要がなく、ファイルの管理が容易
である。また、第1の実施の形態では、携帯端末30に
ファイルを記憶させる必要がないので、記憶容量を大幅
に節約できる。
【0074】(第2の実施の形態)第2の実施の形態に
おいても、データ管理システムとしての構成は第1の実
施の形態と同じである。したがって、データ管理システ
ムとしての動作は図1を参照して説明する。なお、コン
ピュータ110の構成はまだ説明していないので、ここ
でその構成を説明する。
【0075】図13は、コンピュータ110の概略構成
を示すブロック図である。
【0076】コンピュータ110はCPU1101、R
OM1102、記憶部1103、入力部1104、表示
部1105、ネットワークインタフェース1106、ロ
ーカルインタフェース1107を有する。
【0077】CPU1101は、制御と演算の処理を行
う。ROM1102は制御プログラムを記憶する。記憶
部1103は、例えば、メモリとハードディスクから構
成される。記憶部1103は、画像データ、文書デー
タ、音声データなど各種データにタイトルを付したデー
タファイルを記憶する領域を有する。入力部1104
は、マウスや、キーボードなどの機器から構成され、コ
ンピュータ110に対して動作を指示するために使用さ
れる。表示部1105は、CRTまたはLCDにより各
種の画面を表示し、たとえば、記憶部1103に記憶さ
れているファイルのリストや、コンピュータ110と近
距離通信可能な複数の携帯端末30のリスト(以下「通
信可能先リスト」という)を表示する。入力部1104
によって、表示部1105上の通信可能先リストにリス
トアップされた携帯端末30の中から、実際にコンピュ
ータ110と近距離通信する携帯端末30を指定するこ
とができる。
【0078】ネットワークインタフェース1106は、
コンピュータ110がネットワーク10A等を介してフ
ァイルサーバ40Aなどの他の機器と通信するためのイ
ンタフェースである。ローカルインタフェース1107
は、携帯端末30のローカルインタフェース308と近
距離通信するためのインタフェースである。好ましく
は、ローカルインタフェース1107は、2GHzより
も高い周波数のもとでデータを伝送するBluetoo
th規格に対応している。
【0079】以上のように構成されたデータ管理システ
ムの処理内容を以下に説明する。
【0080】図14はコンピュータ110に記憶されて
いるファイルをインターネット150を介してファイル
サーバ40Bに記憶させる動作を示すフローチャートで
ある。
【0081】まず、携帯端末30を所持するユーザはコ
ンピュータ110との無線通信接続を確立させる(S7
01)。具体的には、コンピュータ110の表示部11
05に表示された通信可能先リストから所望の携帯端末
を選択することにより、携帯端末30とコンピュータ1
10との無線通信接続を確立する。確立方法の別法とし
ては、携帯端末30側の表示部に無線通信可能な機器群
のリストを表示させ、その中から所望の機器を選択する
ようにしてもよい。
【0082】次に画像データの保存先であるファイルサ
ーバ40を指定する場合には携帯端末30からスキャナ
20に対してファイルサーバ40Bのアドレス、アクセ
スパスワード等をサーバ指定情報として送信する(S7
02)。サーバ指定情報としては、携帯端末30にユー
ザが通常利用しているファイルサーバ40の情報を用い
てもよいし、新たにファイルサーバ40のアドレス等の
情報をコンピュータ110の入力部1104で入力した
ものでもよい。
【0083】コンピュータ110は、ファイルサーバの
指定情報をファイルサーバ40Bに対して送信するとと
もに、ファイルサーバ40Bに対して画像データの記憶
指示情報を送信する(S703)。画像データの記憶指
示情報を受信したファイルサーバ40Bは画像データを
記憶するための領域を記憶部403内に作成し、記憶準
備完了したことをコンピュータ110に対して通知する
(S704)。
【0084】この通知を見たユーザによって、コンピュ
ータ110の表示部1105に表示されたファイルのリ
ストから所望のファイルが入力部1104で選択される
(S705)。そして、コンピュータ110は、選択さ
れたファイルのファイル名のみを携帯端末30に送信す
る(S706)。さらに、コンピュータ110は、選択
されたファイルを、ファイルサーバ40Bに送信する
(S707)。ファイルサーバ40Bは、受信したファ
イルをファイルサーバ40Bの所定の記憶領域に記憶
し、記憶された領域の場所を示す情報(URL)を作成
し管理情報としてコンピュータ110に対して送信する
(S708)。コンピュータ110は受信した管理情報
を携帯端末30に転送する(S709)。携帯端末30
は受信した管理情報と受信したファイル名とを関連付け
て記憶し(S710)、無線通信接続を解除する(S7
11)。
【0085】なお、ファイルサーバ40Bに記憶された
ファイルは、第1の実施の形態で図7に示すフローチャ
ートの手順で、同様に、ファイルサーバ40Bから取り
出して、使用することができる。
【0086】次に図14の動作を実現するための各機器
における動作を図15および16に基づいて説明する。
なお、なお、サーバ40Bは、図10に示したフローチ
ャートと同様の動作をするのでその説明は省略する。
【0087】図15は携帯端末30の動作に係るフロー
チャートである。
【0088】このフローチャートの示される処理手順は
携帯端末30の記憶部303にプログラムとして記憶さ
れており、CPU301によって実行される。
【0089】まず、ローカルインタフェース308を通
じて他の機器との無線通信接続が確立したか否かを判断
する(S801)。無線通信接続が確立された機器の種
類がコンピュータ110であるか否かを判断する(S8
02)。もしコンピュータ110でなければ(S80
2、NO)、その他の機器に関する処理を行い(S80
8)、無線通信接続を解除する(S807)。もしコン
ピュータ110であれば(S802、YES)、画像デ
ータの記憶先として指定するファイルサーバ40Bの情
報(サーバ指定情報)の入力を受け付け、入力されたサ
ーバ指定情報をコンピュータ110に対して送信する
(S803)。
【0090】そして、コンピュータ110においてユー
ザにより選択されたファイルのファイル名を受信したか
否かを判断する(S804)。ファイル名を受信した場
合に、ファイルサーバ40Bからのファイルの保存場所
の情報等を含む管理情報を受信したか否かを判断する
(S805)。管理情報を受信した場合には、受信した
ファイル名および管理情報とを関連付けて記憶した後
(S806)、無線通信接続を解除する(S807)。
【0091】以上が携帯端末30に係る動作の説明であ
る。
【0092】図16はコンピュータ110の動作に係る
フローチャートである。
【0093】このフローチャートの示される処理手順は
コンピュータ110の記憶部1103にプログラムとし
て記憶されており、CPU1101によって実行され
る。
【0094】まず、ローカルインタフェース1107を
通じて携帯端末30との無線通信接続が確立したか否か
を判断する(S901)。無線通信接続が確立されてい
れば(S901、YES)、画像データの記憶先として
指定されるファイルサーバ40Bの情報(サーバ指定情
報)を携帯端末30から受信したか否かを判断し、受信
していれば(S902、YES)、サーバ指定情報に基
づいてサーバ指定情報に含まれるアクセスパスワード等
の情報とをファイルサーバ40Bに対して転送する(S
903)。
【0095】ファイルサーバ40Bからファイル記憶準
備完了情報を受信したか否か判断し(S904)、受信
していれば(S904、YES)、入力部1104およ
び表示部1105によって、ファイルが選択されたか否
かを判断し(S905)、ファイルが選択された場合に
は(S905、YES)、選択されたファイルのファイ
ル名のみを携帯端末30に対して送信する(S90
6)。
【0096】また、選択されたファイルの全てをファイ
ルサーバ40Bに対して送信し(S907)、ファイル
サーバ40Bからファイルの保存場所の情報等を含む管
理情報を受信したか否かを判断する(S908)。管理
情報を受信していれば(S908、YES)、管理情報
を携帯端末30に対して転送し(S909)、携帯端末
30との無線通信接続を解除する(S910)。
【0097】以上がコンピュータ110に係る動作の説
明である。
【0098】以上説明したように、第2の実施の形態で
は、ファイルのファイル名に、管理情報を関連付けて携
帯端末30に記憶させているので、ユーザはファイルサ
ーバ40Bに記憶したファイルのタイトル名を意識的に
憶えておかなくても、ファイルサーバに記憶されている
ファイルを任意のコンピュータから容易に引き出し、使
用することができる。また、携帯端末30にはファイル
自体を記憶させておく必要がないので、携帯端末30の
記憶容量を大幅に節約できる。
【0099】なお、上記各実施の形態において、ファイ
ルの管理の処理は、図8または図15に示された処理手
順を記述した所定のプログラムをCPU301が実行
し、図9に示された処理手順を記述した所定のプログラ
ムをCPU201が実行し、図10に示された処理手順
を記述した所定のプログラムをCPU401が実行し、
図11に示された処理手順を記述した所定のプログラム
をCPU501が実行し、図16に示された処理手順を
記述した所定のプログラムをCPU1101が実行する
ことによって行われるものである。このためこれら所定
のプログラムはコンピュータ読取可能な記録媒体(たと
えば、フロッピー(登録商標)ディスクやCD−ROM
など)に記録されたアプリケーションソフトウェアとし
て提供されてもよい。
【0100】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
携帯端末は、データのタイトル名と管理情報とを関連付
けて記憶するので、ユーザは、第2装置に記憶させたデ
ータのタイトル名を意識的に憶えておく必要がなく、デ
ータの管理が容易になる。
【0101】本発明によれば、ユーザは、選択した管理
情報を携帯端末から出力するだけで、取り出したいデー
タを簡単に取り出すことができる。
【0102】本発明によれば、携帯端末にデータ自体を
記憶させていないので、携帯端末の記憶容量を節約でき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の第1の実施の形態に係るデータ管理
システムの概略構成を示すブロック図である。
【図2】 スキャナの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図3】 携帯端末の概略構成を示すブロック図であ
る。
【図4】 ファイルサーバの概略構成を示すブロック図
である。
【図5】 プリンタの概略構成を示すブロック図であ
る。
【図6】 スキャナで読み取って得られた画像データを
インターネットを介してファイルサーバに記憶させる動
作を示すフローチャートである。
【図7】 携帯端末の指示に基づいてファイルサーバか
ら画像データをプリンタに転送させ印刷出力させる動作
を示すフローチャートである。
【図8】 携帯端末の動作に係るフローチャートであ
る。
【図9】 スキャナの動作に係るフローチャートであ
る。
【図10】 ファイルサーバの動作に係るフローチャー
トである。
【図11】 プリンタの動作に係るフローチャートであ
る。
【図12】 ファイル名と管理情報との対応関係を示す
テーブルを示す図である。
【図13】 コンピュータの概略構成を示すブロック図
である。
【図14】 コンピュータに記憶されているファイルを
インターネットを介してファイルサーバに記憶させる動
作を示すフローチャートである。
【図15】 携帯端末の動作に係るフローチャートであ
る。
【図16】 コンピュータの動作に係るフローチャート
である。
【符号の説明】
10A、10B…ネットワーク、 20…スキャナ、 30…携帯端末、 40(40A、40B)…ファイルサーバ、 50…プリンタ、 110…コンピュータ、 207、507、707、907、1107…ローカル
インタフェース、 150…インターネット。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 屬 真人 大阪市中央区安土町二丁目3番13号 大阪 国際ビル ミノルタ株式会社内 Fターム(参考) 5K030 GA17 HA06 HB02 HC01 HC09 JL01 KA01 KA06 KA13 LD11 MB18 5K101 LL12 NN06 NN18 NN21 PP03

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とからなるデータ管理システムであって、 前記第1装置は、 前記第2装置に対して所定の名称が付されたデータを送
    信する第1送信手段と、 送信したデータの前記第2装置における記憶領域の場所
    を示す情報を受信する第1受信手段と、 前記携帯端末に対して、データの名称と第2装置におけ
    る記憶場所を示す情報を送信する第2送信手段とを有
    し、 前記第2装置は、 前記第1装置から所定の名称が付されたデータを受信す
    る第2受信手段と、 受信したデータを記憶する第1記憶手段と、 第1装置に対して、記憶手段における受信データの記憶
    領域の場所を送信する第3送信手段とを有し、 前記携帯端末は、 当該データの名称を記憶保持する第2記憶手段と、 前記第1装置からデータの名称と前記第2装置における
    記憶場所を示す情報を受信する第3受信手段とを有し、 当該携帯端末にデータの名称とデータの記憶場所を関連
    付けて記憶させることを特徴とするデータ管理システ
    ム。
  2. 【請求項2】 携帯端末は、さらに、 データの名称を入力する名称入力手段と、 前記第1装置に対しデータの名称を送信する第4送信手
    段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のデータ管理シ
    ステム。
  3. 【請求項3】 第1装置は、さらに、 データの名称を入力する名称入力手段と、 前記携帯端末に対し、データの名称を送信する第4送信
    手段と、 を有することを特徴とする請求項1記載のデータ管理シ
    ステム。
  4. 【請求項4】 第1装置は、さらにデータを生成するデ
    ータ生成手段を有することを特徴とする請求項1記載の
    データ管理システム。
  5. 【請求項5】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とを用いてデータ管理を行うための第1装置
    であって、 前記第2装置に対して所定の名称が付されたデータを送
    信する第1送信手段と、 送信したデータの前記第2装置における記憶領域の場所
    を示す情報を受信する受信手段と、 前記携帯端末に対して、第2装置における記憶場所を示
    す情報を送信する第2送信手段と、 を有することを特徴とする第1装置。
  6. 【請求項6】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とを用いてデータ管理を行うための第2装置
    であって、 前記第1装置から所定の名称が付されたデータを受信す
    る受信手段と、 受信したデータを記憶する記憶手段と、 第1装置に対して、記憶手段における受信データの記憶
    領域の場所を送信する送信手段と、 を有することを特徴とする第2装置。
  7. 【請求項7】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とを用いてデータ管理を行うための携帯端末
    であって、 データの名称を記憶保持する記憶手段と、 前記第1装置から前記第2装置における記憶場所を示す
    情報を受信する受信手段とを有し、 データの名称とデータの記憶場所とを関連付けて記憶す
    ることを特徴とする携帯端末。
  8. 【請求項8】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とを用いたデータ管理方法であって、 所定の名称が付されたデータを、前記第1装置が送信
    し、前記第2装置が受信するステップと、 受信した前記データを、前記第2装置が記憶するステッ
    プと、 前記第2装置における記憶場所を示す情報を、前記第2
    装置が送信し、前記第1装置が受信するステップと、 前記第2装置における記憶領域の場所を示す情報を、前
    記第1装置が送信し、前記携帯端末が受信するステップ
    と、 データに付された名称と前記第2装置における記憶領域
    の場所とを、前記携帯端末が関連付けて記憶するステッ
    プと、 を有することを特徴とするデータ管理方法。
  9. 【請求項9】 通信機能を有する携帯端末と、前記携帯
    端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可能
    な第2装置とを用いてデータ管理を行うための第1装置
    を制御するプログラムであって、 前記第2装置に対して所定の名称が付されたデータを送
    信するステップと、 送信したデータの前記第2装置における記憶領域の場所
    を示す情報を受信するステップと、 前記携帯端末に対して、データの名称と第2装置におけ
    る記憶場所を示す情報を送信するステップと、 を第1装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  10. 【請求項10】 通信機能を有する携帯端末と、前記携
    帯端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可
    能な第2装置とを用いてデータ管理を行うための第2装
    置を制御するプログラムであって、 前記第1装置から所定の名称が付されたデータを受信す
    るステップと、 受信したデータを記憶手段に記憶するステップと、 前記第1装置に対して、記憶手段における受信データの
    記憶領域の場所を送信するステップと、 を第2装置に実行させることを特徴とするプログラム。
  11. 【請求項11】 通信機能を有する携帯端末と、前記携
    帯端末と通信可能な第1装置と、前記第1装置と通信可
    能な第2装置とを用いてデータ管理を行うための携帯端
    末を制御するプログラムであって、 データの名称を記憶保持するステップと、 前記第1装置から前記第2装置における記憶場所を示す
    情報を受信するステップと、 データの名称とデータの記憶場所とを関連付けて記憶す
    るステップと、 を携帯端末に実行させることを特徴とするプログラム。
  12. 【請求項12】 請求項9〜請求項11のいずれか一項
    に記載のプログラムを記録したコンピュータ読み取り可
    能な記録媒体。
JP2001095560A 2001-03-29 2001-03-29 データ管理システムおよびこれに用いる第1装置、第2装置および携帯端末、データ管理方法、ならびにデータ管理プログラム、およびこれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体 Pending JP2002300297A (ja)

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