JP6808226B2 - 無人飛行体 - Google Patents

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Description

本発明は、無人飛行体に関するものである。
従来より、土木用の地形調査や土砂災害の危険性の把握等のために、ヘリコプターに測量用の計測装置を搭載して、地形をレーザー測量することが行われている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1には、ラジオコントロールの無人ヘリコプターの機体にレーザースキャナを着脱自在に取り付ける機体連結フレームに、縦方向の振動を吸収・減衰するインシュレータを設置し、インシュレータを上方から圧縮する方向となるように搭載物支持フレームを取り付けた構成が開示されている。
特開2009−248853号公報
このように、特許文献1のようなシングルロータの無人ラジコンヘリや、マルチコプターと呼ばれる複数のロータを有する無人飛行体などにレーザースキャナを搭載して、計測することが知られている。
ところで、特許文献1の発明では、レーザースキャナのメンテナンス作業を行う際に、無人ラジコンヘリからレーザースキャナを取り外す必要がある。そして、メンテナンス作業が完了した後、再び無人ラジコンヘリに取り付けるようにしている。
具体的に、特許文献1の発明では、機体連結フレームの略テーパー状の挿入部を、無人ラジコンヘリの機体側の取付枠に形成されている係止孔に挿入することによって、防振懸架装置全体を取付枠に対して位置決めしている。そして、この状態を保持しながら、蝶ネジのネジを、取付枠のネジ孔にねじ込んだ後、さらに機体連結フレームの横側のネジ孔にネジ留めしている。
しかしながら、特許文献1の発明の構成では、機体連結フレームの挿入部を取付枠の係止孔に挿入した後、防振懸架装置全体を作業者が水平姿勢に保持した状態で、蝶ネジのねじ込み作業を行う必要がある。特に、マルチコプターでは、高精度で高重量のレーザー機器を搭載することがある。このような場合には、取り付け及び取り外し作業に手間取ったり、作業者一人で防振懸架装置を支え切れないため、複数の作業者で取り付け及び取り外し作業を行うことも必要になるという問題がある。
また、特許文献1の発明では、レーザー機器等の計測装置を防振懸架装置の取付プレートに取り付け、取り外しする場合にも、作業者が水平姿勢に保持した状態で、ネジのねじ込み作業を行う必要があり、作業工数がかかってしまうという問題がある。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、飛行ユニットと測量ユニットとを着脱させる際の作業性を向上させることにある。
本発明は、複数のロータユニットが設けられた飛行ユニットと、該飛行ユニットに着脱可能に取り付けられた測量ユニットとを備えた無人飛行体を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記測量ユニットは、測量用のレーザースキャナと、該レーザースキャナを支持する支持部材とを有し、
前記飛行ユニットには、該飛行ユニットに取り付けられた前記レーザースキャナを所定の高さ位置に支持する支持脚が設けられ、
前記レーザースキャナの周囲を覆うように前記支持部材に着脱可能に取り付けられ、該支持部材とともに該飛行ユニットから取り外された該レーザースキャナを所定の高さ位置に支持するスキャナケースを備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、レーザースキャナの周囲を覆うようにスキャナケースを取り付けている。これにより、レーザースキャナのメンテナンス作業や運搬時に、飛行ユニットから測量ユニットを分離させた場合でも、レーザースキャナがスキャナケースによって保護されているので、レーザースキャナが地面に直接触れることがない。
また、スキャナケースを地面に置いた状態では、レーザースキャナが所定の高さ位置に支持される。このような構成とすれば、メンテナンス作業等が完了して、再度、飛行ユニットに測量ユニットを取り付けるのにあたって、飛行ユニットを持ち上げて測量ユニットの真上から降ろすだけで、飛行ユニットに対するレーザースキャナの高さ方向の位置合わせを容易に行うことができる。これにより、飛行ユニットと測量ユニットとを締結部材によって締結させる際に、作業者が測量ユニットを持ち上げて水平姿勢に保持した状態で作業を行う必要が無く、作業性が向上する。
第2の発明は、第1の発明において、
前記スキャナケースは、
前記レーザースキャナを収容する収容空間を有するように上方が開口した箱状に形成され且つ側壁の一部に該レーザースキャナを通過可能な開口部が形成されたケース本体部と、
前記ケース本体部の開口部を開閉可能に塞ぐケース開閉部とを有することを特徴とするものである。
第2の発明では、スキャナケースのケース開閉部を開いて、ケース本体部の開口部からレーザースキャナを通過させるだけで、スキャナケースの収容空間内にレーザースキャナを収容することができる。
つまり、測量ユニットにスキャナケースを着脱させるのにあたって、無人飛行体を着陸させた状態で、レーザースキャナに対して横方向からスキャナケースを出し入れすることができるので、飛行ユニット及び測量ユニットを持ち上げる必要が無く、作業負担を軽減することができる。
第3の発明は、第2の発明において、
前記支持部材は、上方が開口する箱状に形成されてその下面に前記レーザースキャナが支持されたレーザーマウントで構成され、
前記スキャナケースの側壁の上端部は、前記レーザーマウントの側壁に着脱可能に取り付けられていることを特徴とするものである。
第3の発明では、レーザーマウントの下面にレーザースキャナが支持され、スキャナケースの側壁の上端部をレーザーマウントの側壁に取り付けるようにしている。これにより、レーザースキャナがスキャナケースに収容されるとともに、レーザーマウントの下面によってスキャナケースの上方の開口が塞がれた状態となり、レーザースキャナの全方向を保護することができる。
第4の発明は、第3の発明において、
前記スキャナケースの側壁には、該スキャナケースを貫通して延びるとともに周方向に回転可能な係合部材が取り付けられ、
前記レーザーマウントの側壁には、前記係合部材が挿通される係合孔が形成され、
前記レーザーマウントの側壁の内面側における前記係合孔の近傍には、前記係合部材を該係合孔に挿通させ且つ周方向に回転させたときに該係合部材と係合する非係合部材が設けられていることを特徴とするものである。
第4の発明では、スキャナケースの側壁をレーザーマウントの側壁に重ね合わせ、係合部材を係合孔に挿通させた後で周方向に回転させるだけで、係合部材と非係合部材とを係合させることができる。これにより、スキャナケースの着脱作業を容易に行うことができる。
本発明によれば、飛行ユニットと測量ユニットとを着脱させる際の作業性を向上させることができる。
本実施形態に係る無人飛行体の構成を示す正面図である。 無人飛行体の構成を示す側面図である。 飛行ユニットと測量ユニットとを分離させた状態を示す正面図である。 スキャナケースの構成を示す斜視図である。 クイックファスナの構成を示す斜視図である。 スプリングワイヤの構成を示す斜視図である。 クイックファスナをスプリングワイヤに係合させた状態を示す斜視図である。 測量ユニットにスキャナケースを取り付ける手順を説明する正面図である。 測量ユニットにスキャナケースを取り付けた状態を示す正面図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1〜図3に示すように、無人飛行体10は、飛行ユニット20と、飛行ユニット20に着脱可能に取り付けられた測量ユニット30とを備えている。飛行ユニット20は、機体21と、機体21に揚力及び推力を発生させる複数のロータユニット25とを有する。
機体21は、下方が開口する箱状に形成された上側箱体21aと、上方が開口する箱状に形成された下側箱体21bとを有する。機体21は、上側箱体21aの開口部に下側箱体21bの開口部を重ね合わせた状態で、クイックファスナや締結ネジ等の締結部材40により締結させて一体に取り付けることで、閉断面形状に形成されている。締結部材40による上側箱体21aと下側箱体21bとの締結箇所は、機体21の周方向に間隔をあけて複数設けられている。
機体21には、径方向外方に向かって放射状に延びる4本の角筒状のロータアーム22が設けられている(図1では2本のみ図示)。ロータアーム22の先端部には、ロータユニット25が取り付けられている。
ロータアーム22の基端部は、機体21の内部に差し込まれている。そして、ロータアーム22の基端部の上面は、締結部材40によって上側箱体21aに取り付けられている。一方、ロータアーム22の基端部の下面は、締結部材40によって下側箱体21bに取り付けられている(図3参照)。
このように、閉断面形状の機体21と角筒状のロータアーム22とが一体に取り付けられることで、飛行ユニット20は、モノコック構造体を構成している。これにより、ロータアーム22を機体21に取り付けるための骨組みが必要無く、飛行ユニット20の軽量化を図るとともに剛性を確保することができる。
ロータアーム22の筒壁は、カーボン繊維やケブラー繊維(登録商標:以下、アラミド繊維という)が編み込まれた繊維強化樹脂シートを複数積層させた積層構造体で構成されている。繊維強化樹脂シートは、封入する繊維の量や、繊維の編み込みパターンを変えることによって、剛性を高めることができる。
ロータユニット25は、プロペラ26と、プロペラ26を回転させるロータモータ27とを有する。ロータユニット25は、4本のロータアーム22の先端部において上下方向に離れて2つずつ、合計8つ設けられている(図1では4つのみ図示)。
8つのロータユニット25は、ロータモータ27の回転数を略同一とすることで、無人飛行体10を上昇させる揚力を発生させ、機体21を水平姿勢に維持することができる。また、8つのロータユニット25のうち前後又は左右のロータモータ27の回転数を変えて機体21を傾けることで、機体21を前後又は左右に移動する推力を発生させることができる。
なお、本実施形態では、4本のロータアーム22の先端部に8つのロータユニット25を取り付けた構成について説明したが、ロータアーム22の本数及びロータユニット25の個数については、特に限定するものではない。例えば、6本のロータアーム22の先端部に6つのロータユニット25を取り付けた構成であってもよい。
機体21の上部には、飛行ユニット20用のバッテリー11が搭載されている。また、機体21には、機体21の上部から立設する第1支柱23の上端部に、第1GPS受信機24が取り付けられている。第1GPS受信機24は、GPS衛星から位置情報を受信して、第1コントロールボックス12に送信する。第1コントロールボックス12は、機体21の内部に配設されている。
第1コントロールボックス12は、電子コンパスやジャイロセンサ等の各種センサからの出力に基づいてロータユニット25の動作を制御する。また、第1コントロールボックス12は、第1GPS受信機24で得られた位置情報に基づいて、無人飛行体10の飛行位置を補正する。
ロータアーム22の基端側には、下方に延びる4本の筒状の支持脚28がそれぞれ取り付けられている。具体的に、支持脚28の上端部には、ロータアーム22の側面に当接する側面ブラケット28aと、機体21の下面に当接する下面ブラケット28bとが一体形成されている(図3参照)。側面ブラケット28aは、締結部材40によってロータアーム22の側面に締結されている。下面ブラケット28bは、締結部材40によって機体21の下面に締結されている。これにより、飛行ユニット20は、機体21、ロータアーム22、及び支持脚28が一体に取り付けられたモノコック構造体を構成している。
支持脚28は、機体21を所定の高さ位置に支持しており、無人飛行体10が地上で待機しているときに機体21や測量ユニット30が地面に触れないようにしている。
測量ユニット30は、レーザー式計測装置である測量用のレーザースキャナ31と、上方が開口する箱状に形成されてその下面にレーザースキャナ31が支持されたレーザーマウント32(支持部材)とを有する。
レーザーマウント32の開口部には、上方に突出して機体21の側面に当接する取付部32aが一体形成されている。取付部32aは、機体21の上側箱体21a及び下側箱体21bを締結する締結部材40によって共締めされている。レーザーマウント32は、機体21の下側に一体に取り付けられることで、モノコック構造体の一部を構成している。このように、剛性が高められたレーザーマウント32によって、重量物であるレーザースキャナ31を安定して支持することができる。
ここで、レーザーマウント32の取付部32aは、上側箱体21aの開口部に下側箱体21bの開口部を重ね合わせた部分に共締めされているので、この部分は、繊維強化樹脂シート3枚分の厚みを有している。そのため、機体21とレーザーマウント32との締結部分の強度を確保することができる。
また、上側箱体21aと下側箱体21bとは、機体21の周方向に間隔をあけて配置された複数の締結部材40によって締結されている。そのため、機体21からレーザーマウント32を取り外す際に、共締めされている締結部材40を取り外したとしても、上側箱体21aと下側箱体21bとは、別の締結部材40によって締結されたままであるため、特に影響は無い。
レーザースキャナ31は、地上に向かってレーザー光を照射することで、地形の三次元データをレーザー計測するものである。レーザースキャナ31には、加速度センサや電子コンパスを有する慣性計測装置33(IMU)が取り付けられている。
また、レーザーマウント32には、上方に延びる円筒状の第2支柱34と、第2支柱34の上端部に設けられた台座部35と、台座部35に載置された測量ユニット30用の第2GPS受信機36とが設けられている。第2支柱34の筒内には、第2GPS受信機36の電気配線が配索されている。
台座部35は、第2支柱34の上端部から上方に向かって径方向外方に広がるラッパ形状に形成されている。また、台座部35は、アラミド繊維が編み込まれた繊維強化樹脂シートを複数積層させることで構成されている。
なお、アラミド繊維は、カーボン繊維に比べて高価であるため、本実施形態では、第2GPS受信機36を載置する台座部35にのみ、アラミド繊維強化樹脂シートの積層構造体を用いているが、第1支柱23や第2支柱34についても、アラミド繊維強化樹脂シートの積層構造体で構成するようにしても構わない。
レーザーマウント32の内部には、レーザースキャナ31用のバッテリー13と、第2コントロールボックス14と、パーソナルコンピュータ15とが設けられている。
第2コントロールボックス14は、レーザースキャナ31の動作を制御する。パーソナルコンピュータ15は、レーザースキャナ31で取得したスキャンデータ、慣性計測装置33の計測データ、及び第2GPS受信機36のGPSデータ等を記録して処理する。
なお、レーザースキャナ31で得られる情報量が多いので、一旦、パーソナルコンピュータ15のメモリ(図示せず)に記憶させて、後から取り出すようにしているが、多量な情報でも、無線で送信できるようになれば、パーソナルコンピュータ15に蓄積せずに、直接送るようにしても良い。
本実施形態では、無人飛行体10は、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離可能な構成となっている。これにより、無人飛行体10を測量現場に搬送する際に分離して持ち運びやすく、また、レーザースキャナ31が故障した場合でも、測量ユニット30のみをメンテナンスできるようになっている。
そして、レーザースキャナ31、慣性計測装置33、及び第2GPS受信機36を測量ユニット30に搭載させたことで、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離させた場合でも、その位置関係が変わることはない。つまり、飛行ユニット20と測量ユニット30とを着脱させるたびに、レーザースキャナ31、慣性計測装置33、及び第2GPS受信機36の位置調整を行う必要が無い。
特に、レーザースキャナ31で測定した測定情報を、第2GPS受信機36で入手した位置情報と関連付けたデータとして残し、第1GPS受信機24では、無人飛行体10の位置情報を入手して、無人飛行体10の位置を補正するようにする。このように、第1GPS受信機24と第2GPS受信機36との位置情報を使い分けている。使い分けている理由は以下の通りである。
第2GPS受信機36では、精度が高いほど、レーザースキャナ31で測定した測定情報の位置を高精度に示すことができるので、高精度にすることが好ましい。
そして、この第2GPS受信機36の高精度の位置情報に基づいて、微々たる位置の差異を補正すると、無人飛行体10の位置が安定せずに微細な動きを繰り返し、その結果、振動や誤作動を引き起こす可能性が高くなる。
そのために、第2GPS受信機36の位置情報に基づいては、無人飛行体10の位置を補正しないで、第1GPS受信機24の位置情報に基づいて、位置補正をするようになっている。
この場合に、無人飛行体10の第1GPS受信機24の位置情報は、第2GPS受信機36の位置情報よりも、測定精度を緩和して微細な補正をしないで済むようにしている。その結果、第2GPS受信機36が、第1GPS受信機24に比較して高精度の位置情報を検出するようになっている。
ところで、飛行ユニット20から測量ユニット30を取り外す際には、レーザースキャナ31が落下しないように、作業者が測量ユニット30を支えながら締結部材40を緩める作業を行う必要があった。また、飛行ユニット20に測量ユニット30を取り付ける際には、作業者がレーザースキャナ31を水平姿勢に保持した状態で、締結部材40を締結させる作業を行う必要があった。
そこで、本実施形態では、飛行ユニット20と測量ユニット30とを着脱させる際の作業性を向上させるために、スキャナケース50を用いてレーザースキャナ31の周囲を覆うようにしている。
図3及び図4に示すように、スキャナケース50は、レーザースキャナ31を収容する収容空間を有するように上方が開口した箱状の部材で構成されている。具体的に、スキャナケース50は、側壁の一部にレーザースキャナ31を通過可能な開口部51aが形成されたケース本体部51と、ケース本体部51の開口部51aを開閉可能に塞ぐケース開閉部52とを有する。
ケース本体部51には、図3で左右両側に、レーザースキャナ31を通過可能な大きさの開口部51aが形成されている。ケース開閉部52は、ケース本体部51の開口部51aに対応して、図3で左右両側に設けられている。
スキャナケース50には、ケース本体部51の下面とケース開閉部52の下面とに跨がって蝶番53が取り付けられている。これにより、ケース開閉部52は、蝶番53の軸を中心にケース本体部51に対して開閉可能となっている。
ケース本体部51の側壁とケース開閉部52の側壁とは、スナップファスナ54によって閉じた状態でロックされている。スナップファスナ54のロックを解除することで、ケース開閉部52が開閉可能となる(図8も参照)。
ケース開閉部52の底部には、下方に延びる4つのケース脚部55が設けられている。ケース脚部55は、スキャナケース50の四隅にそれぞれ設けられている。ケース脚部55は、ケース開閉部52内に進退可能に取り付けられることで、長さ調整が可能となっている。ケース脚部55の長さは、レーザーマウント32とともに飛行ユニット20から取り外されたレーザースキャナ31が所定の高さ位置に支持されるように設定されている。
ここで、所定の高さ位置とは、飛行ユニット20に測量ユニット30が取り付けられた状態で、支持脚28によってレーザースキャナ31が支持されている高さ位置と略同じ高さである。
スキャナケース50の側壁の上端部は、係合部材としてのクイックファスナ45によってレーザーマウント32の側壁に着脱可能に取り付けられている。
図5に示すように、スキャナケース50の側壁の上端部には、厚み方向に貫通する貫通孔51bが形成されている。貫通孔51bには、クイックファスナ45が嵌め込まれている。
クイックファスナ45は、スキャナケース50の外面側に位置するヘッド部46と、ヘッド部46に取り付けられて作業者が把持するための把持部47と、ヘッド部46からスキャナケース50の貫通孔51bを貫通して延びる係合軸部48とを有する。クイックファスナ45は、周方向に回転可能となっている。
係合軸部48の先端部には、後述する非係合部材としてのスプリングワイヤ37に対応して開口する開口溝48aと、開口溝48aの溝底側に連続して周方向に切り欠かれた係合溝48bとが形成されている。
係合軸部48には、圧縮バネ49が嵌め込まれている。圧縮バネ49は、クイックファスナ45のヘッド部46とスキャナケース50の側壁との間に挟み込まれており、ヘッド部46をスキャナケース50の外方に向かって付勢している。
これにより、係合軸部48の先端部は、スキャナケース50の側壁の内面側から引っ込むように付勢される一方、作業者が圧縮バネ49の付勢力に抗してヘッド部46を押し込むことで、係合軸部48の先端部がスキャナケース50の内方に突出するようになっている。
図6に示すように、レーザーマウント32の側壁には、クイックファスナ45の係合軸部48が挿通される係合孔32bが形成されている。レーザーマウント32の側壁の内面側における係合孔32bの近傍には、スプリングワイヤ37が設けられている。
レーザーマウント32の側壁の内面側には、係合孔32bを挟んで一対の取付ピン38が設けられている。スプリングワイヤ37の両端部は、一対の取付ピン38にそれぞれ巻き掛けられている。スプリングワイヤ37は、係合孔32bを横切るように張られている。
そして、図7に示すように、係合孔32bにクイックファスナ45の係合軸部48を挿通させ、係合軸部48の先端部に形成された開口溝48aをスプリングワイヤ37に嵌め込ませた後で、係合軸部48を周方向に回転させる。これにより、係合軸部48の係合溝48bに沿ってスプリングワイヤ37が嵌め込まれ、クイックファスナ45とスプリングワイヤ37とが係合してロックされるようになっている。
このとき、圧縮バネ49によってクイックファスナ45の係合軸部48が引っ込むように付勢されているため、クイックファスナ45とスプリングワイヤ37との係合状態が維持される。そして、クイックファスナ45とスプリングワイヤ37との係合状態を解除するためには、係合軸部48を逆方向に回転させるようにすればよい。
なお、本実施形態では、作業者が工具を使用することなく、スキャナケース50の着脱作業を容易に行うために、クイックファスナ45を用いるようにしているが、あくまでも一例であり、締結ネジ等のその他の手段によって締結固定してもよい。
以下、飛行ユニット20から測量ユニット30を取り外す手順について説明する。図8に示すように、スナップファスナ54のロックを解除して、ケース開閉部52の上端部を外側に向かって倒すことで、蝶番53の軸を中心にケース開閉部52を回動させる。これにより、ケース本体部51の開口部51aを開放させる。なお、図8に示す例では、図8で左側のケース開閉部52のみを開いているが、左右両側のケース開閉部52を開くようにしてもよい。
そして、レーザースキャナ31に対して横方向からスキャナケース50を差し込んでいき、ケース本体部51の開口部51aからレーザースキャナ31を通過させる。これにより、飛行ユニット20及び測量ユニット30を持ち上げることなく、レーザースキャナ31をケース本体部51内に収容できる。
そして、図9に示すように、レーザースキャナ31をスキャナケース50内に収容した後で、ケース開閉部52を持ち上げて開口部51aを閉じるとともに、スナップファスナ54をロックする。
これにより、レーザースキャナ31がスキャナケース50内に収容されるとともに、レーザーマウント32の下面によってスキャナケース50の上方の開口が塞がれた状態となり、レーザースキャナ31の全方向を保護することができる。
このとき、ケース脚部55が地面に触れた状態となっている。そのため、飛行ユニット20とレーザーマウント32とを締結している締結部材40を緩めてレーザーマウント32を取り外し、飛行ユニット20から測量ユニット30を分離させた場合でも、測量ユニット30が意図せずに落下することはない。このように、作業者が測量ユニット30を持ち上げながらレーザーマウント32の取り外し作業を行う必要が無く、作業負担を軽減することができる。
また、スキャナケース50内でレーザースキャナ31が吊り下げられた状態で支持されているため、レーザースキャナ31が地面に直接触れることはない。
次に、飛行ユニット20に測量ユニット30を取り付ける手順について説明する。図3に示すように、飛行ユニット20から分離された測量ユニット30は、スキャナケース50によって所定の高さ位置に支持されている。
そして、レーザースキャナ31のメンテナンス作業等が完了して、再度、飛行ユニット20に測量ユニット30を取り付ける際には、飛行ユニット20を持ち上げて測量ユニット30の真上から降ろすようにする。
このとき、機体21側に設けられている共締め用の締結部材40の高さ位置と、レーザーマウント32の取付部32aの高さ位置とは、略一致しているので、飛行ユニット20に対するレーザースキャナ31の高さ方向の位置合わせを容易に行うことができる。
これにより、飛行ユニット20と測量ユニット30とを締結部材40によって締結させる際に、作業者が測量ユニット30を持ち上げて水平姿勢に保持した状態で作業を行う必要が無く、作業性が向上する。
以上説明したように、本発明は、飛行ユニットと測量ユニットとを着脱させる際の作業性を向上させることができるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 無人飛行体
20 飛行ユニット
25 ロータユニット
28 支持脚
30 測量ユニット
31 レーザースキャナ
32 レーザーマウント(支持部材)
32b 係合孔
37 スプリングワイヤ(非係合部材)
45 クイックファスナ(係合部材)
50 スキャナケース
51 ケース本体部
51a 開口部
52 ケース開閉部

Claims (4)

  1. 複数のロータユニットが設けられた飛行ユニットと、該飛行ユニットに着脱可能に取り付けられた測量ユニットとを備えた無人飛行体であって、
    前記測量ユニットは、測量用のレーザースキャナと、該レーザースキャナを支持する支持部材とを有し、
    前記飛行ユニットには、該飛行ユニットに取り付けられた前記レーザースキャナを所定の高さ位置に支持する支持脚が設けられ、
    前記レーザースキャナの周囲を覆うように前記支持部材に着脱可能に取り付けられ、該支持部材とともに該飛行ユニットから取り外された該レーザースキャナを所定の高さ位置に支持するスキャナケースを備えたことを特徴とする無人飛行体。
  2. 請求項1において、
    前記スキャナケースは、
    前記レーザースキャナを収容する収容空間を有するように上方が開口した箱状に形成され且つ側壁の一部に該レーザースキャナを通過可能な開口部が形成されたケース本体部と、
    前記ケース本体部の開口部を開閉可能に塞ぐケース開閉部とを有することを特徴とする無人飛行体。
  3. 請求項2において、
    前記支持部材は、上方が開口する箱状に形成されてその下面に前記レーザースキャナが支持されたレーザーマウントで構成され、
    前記スキャナケースの側壁の上端部は、前記レーザーマウントの側壁に着脱可能に取り付けられていることを特徴とする無人飛行体。
  4. 請求項3において、
    前記スキャナケースの側壁には、該スキャナケースを貫通して延びるとともに周方向に回転可能な係合部材が取り付けられ、
    前記レーザーマウントの側壁には、前記係合部材が挿通される係合孔が形成され、
    前記レーザーマウントの側壁の内面側における前記係合孔の近傍には、前記係合部材を該係合孔に挿通させ且つ周方向に回転させたときに該係合部材と係合する非係合部材が設けられていることを特徴とする無人飛行体。
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