JP2018004367A - 無人飛行体 - Google Patents

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Abstract

【課題】無人飛行体の飛行中に、計測装置或いは計測装置を備えた測量ユニットの動作状態を確認できるようにすることを提供する。【解決手段】無人飛行体は、飛行ユニットと、飛行ユニットに着脱可能に取り付けられた測量ユニットとを備えている。測量ユニットは、飛行ユニットとともに飛行中の測量ユニットの動作状態を示す動作情報を出力する第2制御部315を有する。モニタ62は、第2制御部315から出力された動作情報を無線通信によって受信して表示する。【選択図】図6

Description

本発明は、無人飛行体に関するものである。
従来より、垂直離着陸可能な無人飛行体として、垂直軸回りに回転駆動されるロータやプロペラを複数個備えた無人飛行体が知られている(例えば、特許文献1参照)。
この種の無人飛行体は、マルチコプターやドローンと呼ばれており、例えば、カメラを搭載して遠隔操縦可能とすることで、人が立ち入れないエリアを空撮して情報を得るのに利用される。
また、最近では、レーザースキャナ等のレーザーを用いた測量用の計測装置が搭載された無人飛行体も知られている(例えば、特許文献2参照)。
特開2014−240242号公報 特開2009−248853号公報
ところで、無人飛行体は、自律航行指示が出された後、予め設定されたルートに沿って飛行しながらレーザー測量を行うが、飛行中の計測装置の動作に何らかの不具合が生じていたとしても、作業者はその不具合を飛行中に認識することができない。
例えば、計測装置の動作不良の一例として、計測装置の電子コンパスの方位情報と、作業現場における方位情報とが整合していないことが挙げられる。また、別の例としては、前記方位情報が一致していても、計測装置が何らかの原因で正常に動作していないこともあり得る。例えば、レーザースキャナが正常に回転しているか、実際に計測している位置や計測値が正しいか等が考えられる。
前者の例に対しては、キャリブレーション動作を行うことによって、位置や姿勢情報を制御するGNSS(Global Navigation Satellite System)やIMU(Inertial Measurement Unit)の初期化を行うことで対応可能である。
また、後者の例に対しては、一般的には、無人飛行体の飛行が終わって地上に降ろしてから、計測装置の計測情報を確認しており、飛行中に、計測装置の動作状態を確認することは行われていない。なお、デジタルカメラで現場写真を撮るタイプの飛行体では、飛行中のカメラの映像をモニタ画面で確認することも可能であるが、この場合には、デジタルカメラで撮影した現場の映像を、そのままモニタに表示すれば良いので、その映像を見て、カメラの映像状態や撮影現場の状況を確認することができる。
しかし、レーザースキャナ等のレーザーを用いた計測装置では、一般的には、レーザーで得られる情報は、レーザーを発射してから測定対象物に反射し帰ってくるまでの時間を計測して距離を算出するものであり、現場の映像が映し出されるのではない。そのために、レーザーで得られる生情報では、レーザー計測装置が正しい動作状態で計測しているか否かを認識できない。
本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、無人飛行体の飛行中に、計測装置或いは計測装置を備えた測量ユニットの動作状態を確認できるようにすることにある。
本発明は、複数のロータユニットが設けられた飛行ユニットと、該飛行ユニットに着脱可能に取り付けられた測量ユニットとを備えた無人飛行体を対象とし、次のような解決手段を講じた。
すなわち、第1の発明は、前記測量ユニットは、前記飛行ユニットとともに飛行中の該測量ユニットの動作状態を示す動作情報を出力する制御部を有し、
前記制御部から出力された前記動作情報を無線通信によって受信して該動作情報を表示するモニタを備えたことを特徴とするものである。
第1の発明では、飛行中の測量ユニットの動作状態を示す情報が、無線通信によってモニタに表示されるので、作業者がこの情報を確認することで、測量ユニットが正常に動作しているかを、無人飛行体の飛行中に確認することができる。そして、作業者は、測量ユニットの動作状態に応じた適切な処置を迅速に行うことができる。
第2の発明は、第1の発明において、
前記測量ユニットは、レーザー測量用の計測装置と、該計測装置の位置情報を取得するためのGPS受信機とを有し、
前記モニタに表示される前記動作情報は、前記計測装置で計測された計測ポイントを示す情報であって、前記GPS受信機からの位置情報に基づいて、実際に計測された計測ポイントを示す情報が前記制御部から無線発信されて、該モニタの同一画面上に所定間隔毎に連続して表示されることを特徴とするものである。
第2の発明では、計測装置で計測された計測ポイントを示す情報がモニタに表示されるので、計測ポイントを目視することで、無人飛行体の飛行中に、計測ポイントが正常範囲内であることを確認して、計測装置が正常に動作していると判断することができる。なお、計測ポイントを目視する代わりに、判定結果を表示ランプ等で表示するようにしてもよい。或いは両方を使用しても良い。
第3の発明は、第2の発明において、
前記モニタの画面上で、前記計測ポイントが、間隔が密集して密な状態でプロットされているか、又は間隔をあけて粗な状態でプロットされているかを判別して、この粗密状態に基づいて、前記計測装置の動作が正常か否かを判定する動作判定部を備えたことを特徴とするものである。
第3の発明では、実際に計測装置でレーザー計測した計測値(例えば、レーザーを発射してから測定対象物に反射し帰ってくるまでの時間やこの時間を計測して得られた距離)ではなく、実際に計測したポイント(地点)をモニタに示している。このポイントが密な状態であれば計測ポイントが接近していることを示し、粗な状態であれば計測ポイントが離れていることを示すものであり、この粗密状態を判断基準としている。これは、計測装置でレーザー計測すれば、連続する計測ポイントがかなり接近して密な状態になることを活用して、この情報を計測装置の動作不良の判断に利用するものであり、計測装置の動作確認を簡便に行うことができる。
第4の発明は、第3の発明において、
前記無人飛行体には、予め飛行経路が設定されており、
前記動作判定部は、前記モニタの画面上で、前記計測ポイントが、該飛行経路に沿って粗な状態か密な状態かを判別して、この粗密状態に基づいて、所定の密状態であれば前記計測装置の動作が正常であると判定することを特徴とするものである。
第4の発明では、計測ポイントの粗な状態か密な状態かを飛行経路に沿った所定範囲で判別することで、飛行経路に沿って計測できているかが分かる。
これによって、計測装置が、飛行経路に沿って、正常に動作しているか否かを確実に判定できる。
第5の発明は、第3又は第4の発明において、
前記モニタには、前記動作判定部の判定結果に基づいて、該モニタの画面上の計測ポイントが粗な状態と密な状態とで、発光色又は発光パターンが異なる発光部が表示されることを特徴とするものである。
第5の発明では、発光色又は発光パターンが異なる発光部が表示されるので、粗な状態と密な状態を視認し易い。
これにより、発光部を目視することで、飛行中に動作不良が見つかった場合に、無人飛行体の飛行を直ちに中断して、計測装置の動作が不良な状態での計測が継続することを防止できる。
第6の発明は、第2乃至第5の発明のうち何れか1つにおいて、
前記飛行ユニットには、該飛行ユニットの位置情報を取得するための第1GPS受信機が設けられ、
前記測量ユニットに設けられた第2GPS受信機としての前記GPS受信機は、前記第1GPS受信機よりも高精度であることを特徴とするものである。
第6の発明では、第1GPS受信機で、飛行ユニットの位置情報を取得して、飛行ユニットの飛行を制御するようにし、第2GPS受信機で、計測装置の位置情報を取得して、その位置情報をデータとして残すようにしている。したがって、第2GPS受信機が、第1GPS受信機より精度の高い位置情報を検出することで、レーザー式の計測装置の位置情報をより高精度で得ることができ、計測ポイントを正確に把握できる。
第7の発明は、第6の発明において、
前記第1GPS受信機からの位置情報に基づいて、前記制御部から無線発信された前記飛行ユニットの飛行情報を受信して表示画面に表示するパソコンを備え、
前記モニタには、前記第2GPS受信機からの位置情報に基づいて、前記制御部から無線発信された前記測量ユニットの動作情報が表示されることを特徴とするものである。
第7の発明では、飛行ユニットの飛行情報をパソコンの表示画面に表示し、測量ユニットの動作情報をモニタに表示することで、無人飛行体の飛行状態の確認と、飛行中のレーザーによる計測装置の動作確認とを、確実に行うことができる。
第8の発明は、第1乃至第7の発明のうち何れか1つにおいて、
前記測量ユニットは、地磁気に基づいて該測量ユニットの方位を算出して方位情報を出力する電子コンパスと、該電子コンパスの方位情報が補正されたかを判定する補正判定部とを有し、
前記モニタに表示される前記動作情報は、前記補正判定部の判定結果を示す情報であることを特徴とするものである。
第8の発明では、測量ユニットの電子コンパスの方位情報が補正されたかを示す情報がモニタに表示されるので、無人飛行体の飛行中に、飛行ユニットが飛行ルートから大きく外れることを防止できる。また、無人飛行体の電子コンパスの方位情報が補正されないまま、無人飛行体の自律航行が行われるのを防止することができる。
第9の発明は、第8の発明において、
前記モニタには、前記電子コンパスの方位情報が補正された状態と未補正の状態とで、発光色又は発光パターンが異なる発光部が表示されることを特徴とするものである。
第9の発明では、電子コンパスが補正された状態と未補正の状態とで、モニタに表示される発光部の発光色又は発光パターンが異なるので、発光部を目視することで、飛行中にキャリブレーション動作が完了したかを判断することができる。例えば、電子コンパスが補正された状態の発光色を緑色、未補正の状態を赤色に設定したり、未補正の状態の発光パターンを点滅状態とすればよい。
本発明によれば、飛行中の測量ユニットの動作状態を示す情報が、無線通信によってモニタに表示されるので、作業者がこの情報を確認することで、測量ユニットが正常に動作しているかを、無人飛行体の飛行中に確認することができる。
本実施形態に係る無人飛行体の構成を示す正面図である。 図1のA矢視図である。 飛行ユニットと測量ユニットとを分離させた状態を示す正面図である。 飛行側ブラケットと測量側ブラケットとを当接させる前の状態を示す斜視図である。 飛行側ブラケットと測量側ブラケットとを当接させた状態を示す斜視図である。 無人飛行体の構成を示すブロック図である。 測量ユニットの動作状態を示す情報をモニタに表示したときの図である。 パソコン側で行う作業手順を示すフローチャート図である。 無人飛行体側で行う作業手順を示すフローチャート図である。 コントローラ側で行う作業手順を示すフローチャート図である。 レーザースキャナで計測した計測ポイントを示す情報をモニタに表示したときの図である。 レーザースキャナに不具合が生じているときの計測ポイントを示す情報をモニタに表示したときの図である。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて説明する。なお、以下の好ましい実施形態の説明は、本質的に例示に過ぎず、本発明、その適用物或いはその用途を制限することを意図するものではない。
図1に示すように、無人飛行体10は、飛行ユニット20と、飛行ユニット20に着脱可能に取り付けられた測量ユニット30とを備えている。飛行ユニット20は、機体21と、機体21に揚力及び推力を発生させる複数のロータユニット25とを有する。
機体21には、径方向外方に向かって放射状に延びる4本のパイプ状のロータアーム22が設けられている(図1では2本のみ図示)。ロータアーム22の先端部には、ロータユニット25が取り付けられている。ロータユニット25は、プロペラ26と、プロペラ26を回転させるロータモータ27とを有する。ロータユニット25は、4本のロータアーム22の先端部において上下方向に離れて2つずつ、合計8つ設けられている(図1では4つのみ図示)。
8つのロータユニット25は、ロータモータ27の回転数を略同一とすることで、無人飛行体10を上昇させる揚力を発生させ、機体21を水平姿勢に維持することができる。また、8つのロータユニット25のうち前後又は左右のロータモータ27の回転数を変えて機体21を傾けることで、機体21を前後又は左右に移動する推力を発生させることができる。
なお、本実施形態では、4本のロータアーム22の先端部に8つのロータユニット25を取り付けた構成について説明したが、ロータアーム22の本数及びロータユニット25の個数については、特に限定するものではない。例えば、6本のロータアーム22の先端部に6つのロータユニット25を取り付けた構成であってもよい。ロータアーム22には、第1GPS受信機104が取り付けられている。第1GPS受信機104は、GPS衛星から位置情報を受信して、第1制御部305に送信する。
機体21の上部には、飛行ユニット20用のバッテリー105が搭載されている。機体21の下部には、図1で左右方向に間隔をあけて一対の下部フレーム23が設けられている。下部フレーム23は、図1で紙面奥行方向に延びるパイプ状の部材で構成されている。
一対の下部フレーム23の両端部には、下方に延びる4本の飛行側支持脚28がそれぞれ取り付けられている。飛行側支持脚28は、機体21を所定の高さ位置に支持しており、無人飛行体10が地上で待機しているときに機体21が地面に触れないようにしている。
また、一対の下部フレーム23の両端側で且つ飛行側支持脚28よりも内側には、4つの飛行側ブラケット45が設けられている。飛行側ブラケット45は、測量ユニット30の後述する測量側ブラケット46に対して着脱可能に連結される。なお、飛行側ブラケット45の詳細については後述する。
図2にも示すように、測量ユニット30は、レーザー式計測装置である測量用のレーザースキャナ212(計測装置)と、レーザースキャナ212を支持する一対の支持フレーム32と、一対の支持フレーム32同士を連結する一対の連結フレーム33とを有する。
レーザースキャナ212は、地上に向かってレーザー光を照射することで、地形の三次元データをレーザー計測するものである。レーザースキャナ212には、加速度センサ218や第2電子コンパス217を有する慣性計測装置314(IMU)が取り付けられている。
また、測量ユニット30には、測量ユニット30用の第2GPS受信機114が設けられている。第2GPS受信機114は、一対の支持フレーム32の上部に跨がって取り付けられた載置板114aから立設する支柱114bによって、飛行ユニット20よりも上方位置に支持されている。載置板114aは、後述する第1プレート41と同じ剛性を有するカーボン繊維強化プラスチック(CFRP)で構成されている。
このように、レーザースキャナ212、慣性計測装置314、及び第2GPS受信機114を測量ユニット30に搭載させたことで、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離させた場合でも、その位置関係が変わることはない。つまり、飛行ユニット20と測量ユニット30とを着脱させるたびに、レーザースキャナ212、慣性計測装置314、及び第2GPS受信機114の位置調整を行う必要が無い。
特に、レーザースキャナ212で測定した測定情報を、第2GPS受信機114で入手した位置情報と関連付けたデータとして残し、第1GPS受信機104では、無人飛行体10の位置情報を入手して、無人飛行体10の位置を補正するようにする。このように、第1GPS受信機104と第2GPS受信機114との位置情報を使い分けている。使い分けている理由は以下の通りである。
第2GPS受信機114では、精度が高いほど、レーザースキャナ212で測定した測定情報の位置を高精度に示すことができるので、高精度にすることが好ましい。そして、この第2GPS受信機114の高精度の位置情報に基づいて、微々たる位置の差異を補正すると、無人飛行体10の位置が安定せずに微細な動きを繰り返し、その結果、振動や誤作動を引き起こす可能性が高くなる。そのために、第2GPS受信機114の位置情報に基づいては、無人飛行体10の位置を補正しないで、第1GPS受信機104の位置情報に基づいて、位置補正をするようになっている。この場合に、無人飛行体10の第1GPS受信機104の位置情報は、第2GPS受信機114の位置情報よりも、測定精度を低くして微細な補正をしないで済むようにしている。その結果、第2GPS受信機114が、第1GPS受信機104に比較して高精度の位置情報を検出するようになっている。
レーザースキャナ212の側部には、2つのカメラ300が取り付けられている。カメラ300は、斜め下方を撮影可能な姿勢で、レーザースキャナ212に取り付けられている。
一対の支持フレーム32は、パイプ状の部材で構成され、図2で左右方向に間隔をあけて配設されている。一対の支持フレーム32の下部には、繊維強化樹脂材(FRP)で構成された第1プレート41が配設されている。具体的には、第1プレート41には、カーボン繊維が含まれているFRP、すなわち、カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)が用いられている。特に、CFRPは、軽量で高剛性であり、且つ振動減衰性が高いので、第1プレート41として、好適な複合材である。
第1プレート41は、支持フレーム32を挟み込むクランプ部材43を介して、支持フレーム32に取り付けられている。第1プレート41の下面には、レーザースキャナ212が取り付けられている。これにより、レーザースキャナ212と支持フレーム32との間に、防振部材としての第1プレート41が介在された状態となる。
一対の支持フレーム32には、下方に延びる4本の測量側支持脚38がそれぞれ取り付けられている。測量側支持脚38は、レーザースキャナ212を所定の高さ位置に支持しており、測量ユニット30が飛行ユニット20から取り外されて地上に置かれた場合でも、レーザースキャナ212が地面に触れないようにしている。
ここで、飛行側支持脚28の下端部と測量側支持脚38の下端部とは、飛行ユニット20に測量ユニット30が取り付けられた状態で同一平面上に位置している。つまり、無人飛行体10を地面に置いたときに、4本の飛行側支持脚28と、4本の測量側支持脚38とが、全て地面に設置されることとなる。
これにより、無人飛行体10を地上で待機させている間に、飛行側支持脚28及び測量側支持脚38で無人飛行体10の荷重を分散して支持するとともに、無人飛行体10の姿勢を安定させることができる。
また、後述するように、レーザースキャナ212や第2パソコン400が、飛行側支持脚28及び測量側支持脚38で囲まれているので、不慮の事故等で比較的大きな障害物に衝突した場合でも、これらの飛行側支持脚28及び測量側支持脚38が折れ曲がったりすることで、レーザースキャナ212や第2パソコン400への衝突時の衝撃を緩和することができる。
一対の支持フレーム32の上部には、測量ユニット30用のコントロールボックス12と、バッテリー105とが搭載されている。一対の支持フレーム32の下部には、レーザースキャナ212に並んで第2パソコン400が配設されている。コントロールボックス12は、レーザースキャナ212やカメラ300の動作制御を行う。
コントロールボックス12は、上側に飛行ユニット20の機体21が配置され、下側に測量ユニット30のレーザースキャナ212が配置され、側方には、測量ユニット30の支持フレーム32や連結フレーム33、飛行ユニット20の下部フレーム23が配置されることで、外部からの損傷を受けないように保護される位置に配置されている。
第2パソコン400は、レーザースキャナ212やカメラ300で取得したデータを記録して処理する。なお、レーザースキャナ212で得られる情報量が多いので、一旦、第2パソコン400のメモリー(図示せず)に記憶させて、後から取り出すようにしているが、多量な情報でも、無線で送信できるようになれば、第2パソコン400に蓄積せずに、直接送るようにしても良い。
一対の連結フレーム33は、一対の支持フレーム32の両端側に配設されるとともに、一対の支持フレーム32に跨がるように、図2で左右方向に延びている。連結フレーム33と支持フレーム32との間には、繊維強化樹脂材(FRP)で構成された第2プレート42が配設されている。具体的には、第2プレート42には、カーボン繊維が含まれているFRP、すなわち、カーボン繊維強化プラスチック(CFRP)が用いられている。特に、CFRPは、軽量で高剛性であり、且つ振動減衰性が高いので、第2プレート42として、好適な複合材である。
第2プレート42は、支持フレーム32を挟み込むクランプ部材43を介して支持フレーム32に取り付けられる一方、連結フレーム33を挟み込むクランプ部材43を介して連結フレーム33に取り付けられている。これにより、支持フレーム32と連結フレーム33との間に、防振部材としての第2プレート42が介在された状態となる。
ここで、第1プレート41と第2プレート42とは、互いに剛性が異なり、固有振動数が異なる繊維強化樹脂材で構成されている。具体的に、第1プレート41と第2プレート42とは、封入する繊維の量や、繊維の編み込みパターンを変えることによって、互いに振動特性が異なるように、剛性が異なるものとすることができる。
第1プレート41と第2プレートとは、振動特性が異なるように剛性を変えているので、飛行ユニット20からレーザースキャナ212に向かう振動は、第1プレート41と第2プレート42とで減衰されて、お互いが共振して振動が増幅するのを抑えて、レーザースキャナ212の振動が抑制でき、計測データの精度を向上させることができる。
本実施形態では、第2プレート42の方を、第1プレート41よりも剛性が高くなるように設定している。つまり、第2プレート42の方が、第1プレート41よりも固有振動数が高くなっている。なお、曲げ強度については、第1プレート41と第2プレート42とで略同等とするために、第1プレート41の板厚を第2プレート42の板厚よりも厚くしている。
また、封入する繊維の量や、繊維の編み込みパターンを変えることによって、振動特性の周波数領域を任意に設定できるので、レーザースキャナ212の振動特性や装置全体の振動特性に応じて、第1プレート41及び第2プレート42の振動特性を選定することができ、レーザースキャナ212の振動を抑制できる。
一対の連結フレーム33の両端部には、4つの測量側ブラケット46が設けられている。飛行ユニット20と測量ユニット30とは、飛行側ブラケット45と測量側ブラケット46とを着脱可能に連結することで、互いに連結されている。以下、飛行側ブラケット45及び測量側ブラケット46の構成について説明する。
図3及び図4に示すように、無人飛行体10は、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離可能な構成となっている。これにより、無人飛行体10を測量現場に搬送する際に分離して持ち運びやすく、また、レーザースキャナ212が故障した場合でも、測量ユニット30のみをメンテナンスできるようになっている。
測量ユニット30の連結フレーム33には、垂直方向に対して所定角度傾斜した当接面を有する測量側ブラケット46が設けられている。飛行ユニット20の下部フレーム23には、測量側ブラケット46の当接面に対応する当接面を有する飛行側ブラケット45が設けられている。
測量側ブラケット46は、垂直方向に対して所定角度傾斜した姿勢で連結フレーム33に取り付けられた傾斜板46aと、傾斜板46aの上面に積層されて当接面を形成する当接板46bとを有する。測量側ブラケット46には、板厚方向に貫通する貫通孔46cが形成されている。
傾斜板46a及び当接板46bは、測量ユニット30の内方側に向かって斜め下方に傾斜している。傾斜板46aは、連結フレーム33を挟み込むクランプ部材43を介して、連結フレーム33に取り付けられている。
傾斜板46a及び当接板46bは、互いに剛性が異なり、固有振動数が異なる繊維強化樹脂材で構成されている。傾斜板46a及び当接板46bは、図示しない締結ボルト及び締結ナットで共締めしたり、接着剤で接着することにより、積層された状態で固定されている。
飛行側ブラケット45も同様に、垂直方向に対して所定角度傾斜した姿勢で下部フレーム23に取り付けられた傾斜板45aと、傾斜板45aの下面に積層されて測量側ブラケット46の当接面に対応する当接面を形成する当接板45bとを有する。傾斜板45a及び当接板45bは、飛行ユニット20の内方側に向かって斜め下方に傾斜している。
飛行側ブラケット45には、板厚方向に貫通する貫通孔45cが形成されている。傾斜板45aは、下部フレーム23を挟み込むクランプ部材43を介して、下部フレーム23に取り付けられている。
傾斜板45a及び当接板45bは、互いに剛性が異なり、固有振動数が異なる繊維強化樹脂材で構成されている。傾斜板45a及び当接板45bは、図示しない締結ボルト及び締結ナットで共締めしたり、接着剤で接着することにより、積層された状態で固定されている。
そして、図5に示すように、測量側ブラケット46と飛行側ブラケット45とは、互いの当接面同士を当接させた状態で、締結ボルト47の軸部を測量側ブラケット46の貫通孔46c及び飛行側ブラケット45の貫通孔45cに挿通させ、締結ボルト47及び締結ナット48で共締めすることにより、互いに着脱可能に連結されている。
なお、測量側ブラケット46又は飛行側ブラケット45のどちらか一方のみを、剛性の異なる傾斜板と当接板とを積層させた構成としてもよい。
このようにすれば、複数のロータユニット25の駆動によって飛行ユニット20側で生じた振動が、測量ユニット30のレーザースキャナ212に向かう際に、まず、第2プレート42で減衰された後、剛性の異なる第1プレート41においても減衰されることとなる。これにより、レーザースキャナ212が共振するのを抑えて、計測データの精度を向上させることができる。
すなわち、第1プレート41と第2プレート42とで、振動特性が異なるように剛性を変えているので、飛行ユニット20からレーザースキャナ212に向かう振動は、第1プレート41と第2プレート42との高い減衰能で減衰され、且つ共振による振動増幅が抑制されて、レーザースキャナ212への振動伝達が抑制でき、計測データの精度を向上させることができる。
次に、図6に基づいて、無人飛行体10の構成を説明する。
図6に示すように、飛行ユニット20の機体21には、第1アンテナ205が設けられている。第1アンテナ205は、地上に設置された第1パソコン60のアンテナ60a及びコントローラ65のアンテナ65aとの間で信号を無線通信するためのものである。第1パソコン60には表示画面61が接続されている。第1アンテナ205は、第1パソコン60のアンテナ60aやコントローラ65のアンテナ65aから出力される制御信号を受信して通信部206に送信する。通信部206は、第1制御部305に接続されている。第1制御部305は、通信部206で受信した制御信号に基づいて、ロータモータ27を駆動させる等の各種制御を行う。
第1制御部305には、コネクタ106によりバッテリー105が接続されている。また、第1制御部305には、第1GPS受信機104、地磁気に基づいて機体21の方位を算出して方位情報を出力する第1電子コンパス207、ジャイロセンサ208、動作確認用のLEDの第1表示ランプ307等が接続されている。
第1制御部305には、無人飛行体10を自立航行させる前に、飛行ユニット20単体で、第1電子コンパス207の方位情報が補正されたか否かを判定する第1補正判定部306を備える。第1制御部305の第1補正判定部306は、機体21に対してキャリブレーション動作が行われることで、第1電子コンパス207が補正されたかを判定する。
第1表示ランプ307は、第1制御部305からの信号によって、第1補正判定部306において第1電子コンパス207が補正されたと判定されるまでの間と補正された後とで、表示を変えるようにしている。また、後で詳細に説明するが、第2制御部315には、飛行ユニット20に測量ユニット30を組み付けた状態で、無人飛行体10を自立航行させる前に、無人飛行体10の第2電子コンパス217の方位情報が補正されたか否かを判定する第2補正判定部316を備える。
具体的に、第1補正判定部306は、飛行ユニット20の第1電子コンパス207からの第1方位情報を受信する。第2補正判定部316は、測量ユニット30の第2電子コンパス217からの第2方位情報を受信する。
さらに、第1補正判定部306において第1電子コンパス207が補正されたと判定されるまでの間、作業者に対して所定の表示動作を行うようにしている。例えば、表示動作を行う表示部として、第1パソコン60の表示画面61を利用して、表示画面61にキャリブレーション動作を促す警報メッセージを表示させるようにすればよい。
また、その他の表示部として、第1表示ランプ307を利用して、例えば、第1電子コンパス207が補正された状態の発光色を緑色、未補正の状態を赤色に設定したり、未補正の状態の発光パターンを点滅状態とすればよい。
これにより、作業者は、機体21に対してキャリブレーション動作を行う必要があることを、上述した表示動作によって認識することができる。そのため、飛行ユニット20の方位情報と作業現場の方位情報とが不一致な状態のまま、無人飛行体10が遠隔操縦されるのを防止することができる。
また、図6に基づいて、測量ユニット30側の構成を説明する。測量ユニット30の機体211には、第2アンテナ215が設けられている。第2アンテナ215は、モニタ62のアンテナ62aとの間で信号を無線通信するためのものである。なお、地上に設置された第1パソコン60のアンテナ60a及びコントローラ65のアンテナ65aとの間でも信号を無線通信するようにして、第1パソコン60のアンテナ60aやコントローラ65のアンテナ65aから出力される制御信号を受信して通信部216に送信するようしても良い。それによって、測量ユニット30のカメラ300で撮影した映像をアンテナ60aを介して第1パソコン60の表示画面61に送信して表示するようにしても良い。
また、測量ユニット30のカメラ300で撮影した映像をアンテナ62aを介してモニタ62に送信して表示する。通信部216は、第2制御部315に接続されている。第2制御部315は、通信部216で受信した制御信号に基づいて、レーザースキャナ212を駆動させる等の各種制御を行う。
第2制御部315には、コネクタ116によりバッテリー105が接続されている。また、第2制御部315には、第2GPS受信機114、慣性計測装置314、動作確認用のLEDの第2表示ランプ317、レーザースキャナ212、カメラ300、第2パソコン400等が接続されている。慣性計測装置314には、地磁気に基づいて機体211の方位を算出して方位情報を出力する第2電子コンパス217及び加速度センサ218が接続されている。
モニタ62は、無人飛行体10の飛行中は、測量ユニット30の任意の情報を第2アンテナ215からアンテナ62aに送信して、表示する。それとともに、モニタ62は、測量ユニット30を飛行ユニット20に組み付ける前に、測量ユニット30の初期設定を行うためにも使用する。
具体的には、第2パソコン400の配線を第2制御部315から外して、モニタ62のコネクタ401に直接接続する。そして、キーボード等の操作部62bで、飛行ユニット20の飛行情報の中で、レーザースキャナ212に必要な情報を第2パソコン400に入力する。
例えば、無人飛行体10の飛行高度、レーザースキャナ212の回転速度等を操作部62bで入力して、モニタ62に飛行高度、レーザースキャナ212の回転速度を表示して、第2パソコン400に送信する。それによって、第2パソコン400で、レーザースキャナ212による計測ポイントの間隔(計測密度)が算出されて、計測密度がモニタ62に表示される。その表示データから計測密度を補正する必要があれば、回転速度を変更して、計測密度を所定値に修正する。このように、レーザースキャナ212で設定する必要のある情報を、モニタ62及び第2パソコン400を利用して行う。
また、第2パソコン400は、レーザースキャナ212で撮影した映像情報を記憶するメモリ(図示省略)を内蔵しており、撮影終了後にも、再度、第2パソコン400をモニタ62に直接配線で接続して、第2パソコン400のメモリ内の映像情報をモニタ62側に映すことも行う。
また、カメラ300で撮影した映像は、例えば、カメラ300内のメモリに保存しておき、レーザースキャナ212の白黒映像とカメラ300のカラー映像を重ね合わせて、レーザースキャナ212の白黒映像をカラー映像化するようにする。
次に、測量ユニット30のキャリブレーションについて、説明する。本実施形態では、無人飛行体10が自立航行する前に、測量ユニット30のキャリブレーション動作が確実に行われるようにしている。飛行ユニット20に測量ユニット30を組み付けた無人飛行体10に対して、無人飛行体10をキャリブレーション用に予備飛行することで、第2電子コンパス217の方位情報を補正する。すなわち、コントローラ65の操作部65bを操作して、作業者がリモートコントロールで、無人飛行体10を目視しながら、無人飛行体10を左右、前後、上下に回転して、第2電子コンパスの方位情報を補正する。つまり、予備飛行は、作業者が、無人飛行体10を手に持ってキャリブレーションしているのと同様の飛行を行うものである。
なお、測量ユニット30を実際に手に持って、作業者が左右、前後、上下に回転して、キャリブレーションしても良いが、レーザースキャナ212が高重量で高価であり、作業者が手に持って持ち上げて行うことは重労働である。さらに、仮に、測量ユニット30を落下させてしまった場合には、レーザースキャナ212が損傷する可能性が高いので、予備飛行で測量ユニット30のキャリブレーションを行うようにしている。
第2制御部315には、飛行ユニット20に測量ユニット30が組み付けられた無人飛行体10に対してキャリブレーション動作が行われることで、第2電子コンパス217が補正されたかを判定する第2補正判定部316が設けられている。第2制御部315は、第2補正判定部316において第2電子コンパス217が補正されたと判定されるまでの間と、補正された後とで第2表示ランプ317の表示を変えるように制御する。
具体的には、コントローラ65を手動操作することによって、無人飛行体10を遠隔操作して、所定高さで左右、前後、上下方向に傾けたり、回転させて、予備飛行させる。これによって、第2表示ランプ317が、赤色から緑色に変化すると、地磁気に基づいて第2電子コンパス217の方位情報が補正されたと判断する。この操作を行うことにより、測量ユニット30の方位情報と作業現場の方位情報とが不一致な状態のまま、無人飛行体10が自立航行されるのを防止することができる。
また、第2補正判定部316において第2電子コンパス217が補正されたと判定されるまでの間、作業者に対して所定の表示動作を行うようにしても良い。例えば、表示動作を行う表示部として、モニタ62を利用して、モニタ62にキャリブレーション動作を促す警報メッセージを表示させるようにしても良い。また、その他の表示部として、第2表示ランプ317を利用して、例えば、第2電子コンパス217が補正された状態の発光色を緑色、未補正の状態を赤色に設定したり、未補正の状態の発光パターンを点滅状態とするようにしても良い。
これにより、作業者は、レーザースキャナ212を備える測量ユニット30のキャリブレーション動作を行う必要があることを、上述した第2表示ランプ317の表示やその他の表示動作によって認識することができる。
本実施形態では、測量ユニット30の動作状態の良否及び測量ユニット30のキャリブレーションが完了したことを作業者が地上から認識できるようにしている。具体的に、図7に示すように、無人飛行体10の飛行中、モニタ62には、測量ユニット30の動作状態を示す情報が表示窓70に表示されている。ここでは、発光部71の発光色によって、測量ユニット30の動作状態が安定しているかを判断できるようになっている。
発光部71は、上下に4つ並んで表示されており、上から順に、測量ユニット30の位置、速度、姿勢、仰角を示している。
ここで、飛行中には、測量ユニット30の位置、速度、姿勢、仰角を示す情報が第2制御部315に送信され、第2制御部315において、測量ユニット30の動作状態が正常か否かが判定される。動作判定部としての第2制御部315において、測量ユニット30の動作状態、すなわち、レーザースキャナ212が正常に動作していると判定された場合には、発光部71は、例えば、青色に発光している(図7の下側の図ではハッチング無しで表現している)。しかし、レーザースキャナ212が正常に動作していない状態になると、発光部71は、例えば、赤色に発光している(図7の上側の図ではハッチングで表現している)。
また、測量ユニット30のキャリブレーションが完了しているか否かについても、上述した判定と同様に測量ユニット30の位置、速度、姿勢、仰角を示す情報で判定しても良い。又は、その情報の一部、例えば、測量ユニット30の位置情報だけで判定しても良い。
以下、本実施形態に係る無人飛行体10を遠隔操縦するための作業手順について説明する。
まず、第1パソコン60側で行う作業手順について、図8のフローチャート図を用いて説明する。図8に示すように、ステップS101では、第1パソコン60を起動して、ステップS102に進む。
ステップS102では、インターネット回線経由で作業現場周辺の地図情報を入手したり、第1パソコン60の操作部60bを操作して、第1パソコン60に予め記憶された地図情報を読み込むことで、作業現場周辺の地図を表示画面61に表示して、ステップS103に進む。
ステップS103では、作業者が、作業現場における写真の撮影エリアを目視で確認して、ステップS104に進む。
ステップS104では、作業者が、撮影エリアに存在する障害物の高さ、例えば、樹木や鉄塔等の高さを目視で確認して、ステップS105に進む。
ステップS105では、作業者が、撮影エリアから所定範囲外の電波障害物や地形を目視で確認して、ステップS106に進む。
ステップS106では、作業者が目視で確認した作業現場周辺の障害物等の情報に基づいて、無人飛行体10のルート、高さ、速度等を設定し、ステップS107に進む。なお、障害物が存在しないことが明らかな環境下では、上述したステップS103〜ステップS105の手順の一部を省略することができる。
ステップS107では、無人飛行体10の離着陸位置を第1パソコン60の表示画面61上で確認し、ステップS108に進む。
ステップS108では、無人飛行体10の電源がオン状態であるかを判定する。ステップS108での判定が「YES」の場合には、ステップS109に分岐する。ステップS108での判定が「NO」の場合には、無人飛行体10の電源がオン状態となるまで待機する。
ステップS109では、飛行ユニット20の第1電子コンパス207のキャリブレーションが完了したか否かを判定する。ステップS109での判定が「YES」の場合には、ステップS110に分岐する。ステップS109での判定が「NO」の場合には、飛行ユニット20の第1電子コンパス207のキャリブレーションが完了した状態となるまで待機する。
ステップS110では、測量ユニット30の第2電子コンパス217のキャリブレーションが完了したか否かを判定する。ステップS110での判定が「YES」の場合には、ステップS111に分岐する。ステップS110での判定が「NO」の場合には、測量ユニット30の第2電子コンパス217のキャリブレーションが完了した状態となるまで待機する。
ステップS111では、設定したルート、高さ、速度等に基づく無人飛行体10の自律航行指示を行い、処理を終了する。
次に、無人飛行体10側で行う作業手順について、図9のフローチャート図に基づいて説明する。まず、飛行ユニット20に、測量ユニット30が組み付けられてない状態で、飛行ユニット20側で行う作業手順について説明する。
図9に示すように、ステップS201では、コントローラ65の電源を入れた後、飛行ユニット20のバッテリー105のコネクタ106を第1制御部305に接続して、ステップS202に進む。ステップS201で、バッテリー105のコネクタ106を第1制御部305に接続することで、飛行ユニット20は、電源がONされた状態となる。
ステップS202では、第1パソコン60と飛行ユニット20との通信状態を確認し、ステップS203に進む。
ステップS203では、飛行ユニット20だけの状態(すなわち、測量ユニット30が組み付けられてない状態)での飛行ユニット20のキャリブレーション動作を促す表示動作、例えば、第1パソコン60上に警報メッセージを表示したり、第1表示ランプ307の発光色を赤色にしたり、第1表示ランプ307を点滅させる等を行い、ステップS204に進む。
ステップS204では、作業者が飛行ユニット20を持ち上げて、前後、左右、上下に360°回転させることでキャリブレーション動作を行い、ステップS205に進む。
ステップS205では、第1電子コンパス207が補正されたかを第1補正判定部306で判定する。ステップS205で、第1電子コンパス207が正しく補正された場合(YES)には、ステップS206に分岐する。ステップS205において、電子コンパス・エラーが発生した場合(NO)には、ステップS204に分岐して、周辺状況を再度確認した上で、改めてキャリブレーション動作を行う。
ステップS206では、一旦、飛行ユニット20の電源をOFFにして、飛行ユニット20を待機状態にする。
次に、飛行ユニット20に測量ユニット30が組み付けられてない状態で、測量ユニット30側で行う作業手順について説明する。
ステップS211では、まず、測量ユニット30のバッテリー115のコネクタ116を第2制御部315に接続して、ステップS212に進む。ステップS211で、バッテリー115と第2制御部315を接続することで、レーザースキャナ212や第2表示ランプ317が電源ONされた状態となる。
ステップS212では、第2パソコン400の配線を第2制御部315から外して、その配線をモニタ62のコネクタ401に接続し、ステップ213に進む。これにより、測量ユニット30の第2パソコン400がモニタ62で操作できる状態となる。
ステップS213では、モニタ62のキーボード等の操作部62bを使用して、レーザースキャナ212の初期設定を行い、ステップ214に進む。初期設定の作業としては、例えば、飛行ユニット20で設定した航行高度を設定し、レーザースキャナ212の回転数を設定する。それによって、レーザースキャナ212の測定ポイント間の間隔が算出されるので、測定精度の確認ができる。そこで、測定精度の修正が必要であれば、入力した設定値を変更する。或いは、無人飛行体10の航行速度、航行方向を入力して、レーザースキャナ212の測定ポイント間の間隔を確認、調整する。また、レーザースキャナ212を回転して、レーザースキャナ212が正常に回転すると、第2表示ランプ317の色が赤色から緑色に変わる。
ステップ214では、レーザースキャナ212の初期設定が完了したかを判定する。ステップS214で、初期設定が完了した場合(YES)には、ステップS215に分岐する。ステップS214において、初期設定が完了してない場合(NO)には、ステップS214に分岐して、初期設定が完了した状態となるまで待機する。
ステップ215では、モニタ62のコネクタ401に接続した第2パソコン400の配線を取り外し、再び、第2制御部315に接続して、ステップ216に進む。
ステップ216では、測量ユニット30を飛行ユニット20に組み付けて、測量ユニット30を待機状態にする。
次に、飛行ユニット20に測量ユニット30を組み付けた後での、無人飛行体10側で行う作業手順について説明する。
ステップ221では、飛行ユニット20に測量ユニット30を組み付けた後で、飛行ユニット20の電源をONして、ステップ222に進む。
ステップ222では、第1パソコン60、コントローラ65、表示画面61との通信状態を確認し、ステップS223に進む。
ステップS223では、測量ユニット30のレーザースキャナ212、カメラ300等が稼働状態にあることを確認して、ステップ224に進む。
ステップ224では、飛行ユニット20に測量ユニット30を組み付けた状態の無人飛行体10のロータモータ27の駆動を許可して、ステップ225に進む。
ステップ225では、作業者がコントローラ65を操作して、無人飛行体10を予備飛行(すなわち、キャリブレーション動作)させる。具体的には、コントローラ65の手動操作で、無人飛行体10を所定の高さまで上昇させて、この高さで無人飛行体10を、前後、左右、上下に360°回転させることでキャリブレーション動作を行い、ステップS226に進む。
ステップS226では、第2電子コンパス217が補正されたかを第2補正判定部316で判定する。ステップS226で、第2電子コンパス217が正しく補正された場合(YES)には、ステップS227に分岐する。ステップS226において、第2電子コンパス・エラーが発生した場合(NO)には、ステップS225に分岐して、キャリブレーションが完了するまで待機する。
ステップS227では、第1パソコン60から自律航行指示が出力されたかを判定する。ステップS227での判定が正常の場合(YES)には、ステップS228に分岐する。ステップS227でエラーが発生した場合(NO)には、設定状況を再度確認し、改めて自律航行の指示を送る。
ステップS228では、自律航行指示に基づいて、設定されたルート、高さ、速度、及び撮影インターバルで、無人飛行体10の自律航行を行い、処理を終了する。
次に、コントローラ65側で行う作業手順について、図10のフローチャート図に基づいて説明する。図10に示すように、ステップS301では、コントローラ65の電源をON状態にして、ステップS302に進む。
ステップS302では、飛行ユニット20のみの状態で、第1電子コンパス207の補正が完了しているかを判定する。ステップS302において、第1電子コンパス207が補正済みの場合(YES)には、ステップS303に分岐する。ステップS302において、第1電子コンパス207が未補正の場合(NO)には、第1電子コンパス207の補正が完了するまで待機する。
ステップS303では、飛行ユニット20に測量ユニット30が組み付けられた状態で、ロータモータ27の駆動指示を出力し、ステップS304に進む。
ステップS304では、コントローラ65を手動操作して、無人飛行体10を予備飛行(キャリブレーション作動)させて、ステップ305に進む。
ステップS305では、第2制御部315の第2補正判定部316で、測量ユニット30のキャリブレーション動作が完了したかが判定される。ステップS305での判定が「YES」の場合には、第2表示ランプ317の表示が、例えば、赤色から緑色に変わって、ステップS306に分岐する。ステップS305での判定が「NO」の場合には、動作確認が完了するまでキャリブレーション動作を継続する。
ステップ306では、無人飛行体10の自立航行指示が出されたことを確認して、処理を終了する。
ところで、従来、レーザースキャナ212で計測された計測ポイントを示す情報は、測量ユニット30の第2パソコン400に記録されており、飛行中にこの情報を確認することができなかった。
そのため、レーザースキャナ212に動作不良等の不具合が発生しており、例えば、計測ポイントの取得サンプル数が想定していたものよりも少ない、又は全く取得できていない等、レーザー計測が正常に行われていなかった場合には、無人飛行体10が自立航行を終了して作業者の元に戻ってきて初めて不具合に気付くこととなる。この場合には、レーザースキャナ212の不具合を修正した後、再度、無人飛行体10の自律航行をやり直さなければならず、測量作業が完了するまでに要する時間が余計にかかってしまう。
そこで、本実施形態では、飛行中の測量ユニット30のレーザースキャナ212が正常に動作しているかを、作業者が地上から判断できるように、レーザースキャナ212で計測した計測ポイントを示す情報を無線通信によって受信してモニタ62の同一の表示窓70に連続して表示させるようにしている。
具体的に、レーザースキャナ212が正常に動作している場合には、自律航行中の飛行ルートに沿って計測ポイントの間隔、つまり、計測密度が高くなり、飛行ルートから外れるほど計測密度が低くなるようなサンプリングデータが得られる。このサンプリングデータは、第2制御部315に送信され、第2パソコン400に保存される。このとき、第2制御部315は、サンプリングデータの一部を、通信部216及び第2アンテナ215を介して、モニタ62のアンテナ62aに送信する。なお、サンプリングデータの一部を送信しているのは、通信データ容量の節約のためであり、高速通信が可能であれば、サンプリングデータの全てを送信しても構わない。
図11に示すように、モニタ62の表示窓70には、図11に矢印で示す飛行ルートRに沿って計測密度が高くなり、飛行ルートRから外れるほど計測密度が低くなるような計測ポイント72のサンプリングデータが表示される。作業者は、このサンプリングデータを目視して確認することで、レーザースキャナ212が正常に動作していると判断することができる。
一方、レーザースキャナ212に動作不良等の不具合が発生している場合には、図12に示すように、モニタ62に表示される計測ポイント72のサンプリングデータは、図11に示すサンプリングデータよりも少ないか、又は全く表示されないこととなる。この場合には、作業者は、レーザースキャナ212に不具合が発生していると判断して、無人飛行体10の自立航行を直ちに中断して無人飛行体10を呼び戻す。
そして、直ぐに修正対策を取れる場合には、修正後、再飛行させて計測する。これによって、最後まで飛行させてから再飛行させる場合と比較して、飛行途中で修正してから再飛行させることができるので、測量作業が完了するまでに要する時間を短縮することができる。また、直ぐに修正ができない場合には、無駄な飛行を途中で中断できるので、無駄を省くことができる。
なお、本実施形態では、モニタ62に表示された計測ポイント72のサンプリングデータを作業者が目視することで、レーザースキャナ212が正常に動作しているかを判断するようにしたが、この形態に限定するものではない。例えば、計測ポイント72が密な状態か粗な状態かを、動作判定部としての第2制御部315において判別して、この粗密状態に基づいて、所定の密状態であればレーザースキャナ212の動作が正常であると判定するようにしても良い。このとき、動作判定部の判定結果に基づいて、モニタ62の画面上の計測ポイント72が粗な状態と密な状態とで、発光色又は発光パターンが異なる発光部を表示するようにしても良い。また、モニタ62側に動作判定部を設けるようにしても構わない。
以上のように、本実施形態に係る無人飛行体10によれば、飛行中の測量ユニット30の動作状態を示す情報が、無線通信によってモニタ62に表示されるので、作業者がこの情報を確認することで、測量ユニット30が正常に動作しているかを、無人飛行体10の飛行中に確認することができる。そして、作業者は、測量ユニット30の動作状態に応じた適切な処置を迅速に行うことができる。
また、無人飛行体10の飛行ユニット20及び測量ユニット30の両方の方位情報と作業現場の方位情報とが不一致な状態のまま、無人飛行体10が遠隔操縦されるのを防止することができる。特に、飛行ユニット20の第1電子コンパス207及び測量ユニット30の第2電子コンパス217を確実に補正できる。
また、飛行ユニット20と測量ユニット30とを連結させるのにあたって、飛行ユニット20を持ち上げた後、測量側ブラケット46の当接面の傾斜に沿って、飛行側ブラケット45の当接面を移動させて測量側ブラケット46に載置させるだけで、飛行ユニット20と測量ユニット30との横方向の位置決めを容易に行うことができる。
また、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離する場合には、締結ボルト47及び締結ナット48の螺合を解除して、締結ボルト47及び締結ナット48を外すことで、飛行ユニット20と測量ユニット30とを分離できる状態になる。このときに、締結ボルト47及び締結ナット48を外しても、測量側ブラケット46の当接面と飛行側ブラケット45の当接面同士が当接させた状態であり、且つ飛行ユニット20が飛行側支持脚28で、測量ユニット30が測量側支持脚38で支えられているので、飛行ユニット20と測量ユニット30とを別途支える必要は無く、分離作業が簡単に行える。すなわち、この状態で、飛行ユニット20を持ち上げれば、お互いを分離できるので、作業が容易である。また、この時に、測量ユニット30を持って動かさなくても良いので、レーザースキャナ212の損傷、位置情報の誤差も生じにくい。
また、複数のロータユニット25の駆動によって飛行ユニット20側で生じた振動が、測量ユニット30のレーザースキャナ212に向かう際に、まず、第2プレート42で減衰された後、剛性の異なる第1プレート41においても減衰されることとなる。これにより、レーザースキャナ212が共振するのを抑えて、計測データの精度を向上させることができる。
すなわち、第1プレート41と第2プレート42とで、振動特性が異なるように剛性を変えているので、無人飛行体10の振動は、第1プレート41と第2プレート42との高い減衰能で減衰され、且つ共振による振動増幅が抑制されて、レーザースキャナ212への振動伝達が抑制でき、計測データの精度を向上させることができる。
また、飛行側ブラケット45を、剛性の異なる傾斜板45a及び当接板45bを積層させた構成とするとともに、測量側ブラケット46を、剛性の異なる傾斜板46a及び当接板46bを積層させた構成とすることで、飛行ユニット20から測量ユニット30に向かう振動を、繊維強化樹脂製の傾斜板45a,46a及び当接板45b,46bにおいても減衰させることができる。
また、飛行ユニット20から測量ユニット30に向かう振動を、飛行側ブラケット45及び測量側ブラケット46の当接面の傾斜方向に分散させることができ、振動を抑えることができる。
なお、本実施形態では、測量側ブラケット46の傾斜板46a及び当接板46bを測量ユニット30の内方側に向かって斜め下方に傾斜させ、飛行側ブラケット45の傾斜板45a及び当接板45bを飛行ユニット20の内方側に向かって斜め下方に傾斜させているが、この形態に限定するものではない。例えば、測量側ブラケット46の傾斜板46a及び当接板46bを測量ユニット30の外方側に向かって斜め下方に傾斜させ、飛行側ブラケット45の傾斜板45a及び当接板45bを飛行ユニット20の外方側に向かって斜め下方に傾斜させた構成であってもよい。
以上説明したように、本発明は、無人飛行体の飛行中に、測量ユニットの動作状態を確認できるという実用性の高い効果が得られることから、きわめて有用で産業上の利用可能性は高い。
10 無人飛行体
20 飛行ユニット
25 ロータユニット
30 測量ユニット
60 第1パソコン
61 表示画面
62 モニタ
71 発光部
72 計測ポイント
104 第1GPS受信機
114 第2GPS受信機
212 レーザースキャナ(計測装置)
217 第2電子コンパス
315 第2制御部(動作判定部)
316 第2補正判定部

Claims (9)

  1. 複数のロータユニットが設けられた飛行ユニットと、該飛行ユニットに着脱可能に取り付けられた測量ユニットとを備えた無人飛行体であって、
    前記測量ユニットは、前記飛行ユニットとともに飛行中の該測量ユニットの動作状態を示す動作情報を出力する制御部を有し、
    前記制御部から出力された前記動作情報を無線通信によって受信して該動作情報を表示するモニタを備えたことを特徴とする無人飛行体。
  2. 請求項1において、
    前記測量ユニットは、レーザー測量用の計測装置と、該計測装置の位置情報を取得するためのGPS受信機とを有し、
    前記モニタに表示される前記動作情報は、前記計測装置で計測された計測ポイントを示す情報であって、前記GPS受信機からの位置情報に基づいて、実際に計測された計測ポイントを示す情報が前記制御部から無線発信されて、該モニタの同一画面上に所定間隔毎に連続して表示されることを特徴とする無人飛行体。
  3. 請求項2において、
    前記モニタの画面上で、前記計測ポイントが、間隔が密集して密な状態でプロットされているか、又は間隔をあけて粗な状態でプロットされているかを判別して、この粗密状態に基づいて、前記計測装置の動作が正常か否かを判定する動作判定部を備えたことを特徴とする無人飛行体。
  4. 請求項3において、
    前記無人飛行体には、予め飛行経路が設定されており、
    前記動作判定部は、前記モニタの画面上で、前記計測ポイントが、該飛行経路に沿って粗な状態か密な状態かを判別して、この粗密状態に基づいて、所定の密状態であれば前記計測装置の動作が正常であると判定することを特徴とする無人飛行体。
  5. 請求項3又は4において、
    前記モニタには、前記動作判定部の判定結果に基づいて、該モニタの画面上の計測ポイントが粗な状態と密な状態とで、発光色又は発光パターンが異なる発光部が表示されることを特徴とする無人飛行体。
  6. 請求項2乃至5のうち何れか1つにおいて、
    前記飛行ユニットには、該飛行ユニットの位置情報を取得するための第1GPS受信機が設けられ、
    前記測量ユニットに設けられた第2GPS受信機としての前記GPS受信機は、前記第1GPS受信機よりも高精度であることを特徴とする無人飛行体。
  7. 請求項6において、
    前記第1GPS受信機からの位置情報に基づいて、前記制御部から無線発信された前記飛行ユニットの飛行情報を受信して表示画面に表示するパソコンを備え、
    前記モニタには、前記第2GPS受信機からの位置情報に基づいて、前記制御部から無線発信された前記測量ユニットの動作情報が表示されることを特徴とする無人飛行体。
  8. 請求項1乃至7のうち何れか1つにおいて、
    前記測量ユニットは、地磁気に基づいて該測量ユニットの方位を算出して方位情報を出力する電子コンパスと、該電子コンパスの方位情報が補正されたかを判定する補正判定部とを有し、
    前記モニタに表示される前記動作情報は、前記補正判定部の判定結果を示す情報であることを特徴とする無人飛行体。
  9. 請求項8において、
    前記モニタには、前記電子コンパスの方位情報が補正された状態と未補正の状態とで、発光色又は発光パターンが異なる発光部が表示されることを特徴とする無人飛行体。
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