JP6808223B2 - レーザー測量用ターゲット板 - Google Patents
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Description
このレーザースキャナによる測量は、スキャナ装置から多数のレーザパルスを対象範囲ならびに対象物に照射し,そのレーザパルスが地形・地物に反射し機器に戻ってくるレーザを認識して詳細な3次元データを得ることが可能となっている。
そして、レーザースキャナによる測量に際しては、対象範囲に予め複数のターゲット板を設置し、それらのターゲット板の位置を基準として計測の精度を高めるシステムが採用されている。
このようなターゲット板に関連する技術として特許文献1、2の技術が提案されている。
また、盤面を水平方向に回転可能に支える支持部と、盤面を鉛直方向に回転可能に支える支持部を備えているので、レーザースキャンの方向に対して、ターゲット板の方向を適切に調整可能である。
つまり、水平方向に回転可能に支える支持部を回転させてターゲット板の対面方向を調整することが可能であり、鉛直方向の支持部を回転させて、仰角・俯角を調整可能である。
前記アーム3、基部2及び盤面4は金属によって構成されており、金属の一例としては、鉄、アルミ、ニッケル、チタン、タングステン、銅等が挙げられる。
使用時には整準台1の円筒形の穴6に密接した状態で嵌り込み、穴6に嵌り込んだ状態で左右方向に摺動自在に保持される。そして、盤面4をレーザースキャンに対面させる方向に位置決めされネジ留め固定される。
接続片7は盤面4の左右端の拡幅面を一部挟み込んだ状態でネジ止め固定されており、その盤面4を固定した接続片7がアーム3に水平ネジ8によって取り付けられている。そのため、水平ネジ8を介して、盤面4がアーム3に対して回転自在とされている。
この水平ネジ8の取り付け部位は、盤面4を任意の角度で保持する機能を有しており、手動により所定の角度に回転させた後は、盤面4の自重、あるいは多少の風圧程度では傾かない状態に保持される。
盤面4の左右両端は回転自在に支持されているために、仰角・俯角の調整が可能である。また、盤面4は基部2が水平方向に回転自在とされているので、レーザースキャンに対して方向調整が可能である。
直交した直径のラインにより中心が示され、同時に白色と黒色の塗り分けによって中心が明確に表されている。
また、盤面4の他面側(裏側)には、黒色の背景に、盤面表側と中心を同一とする直径数cmの小さな白色円が描かれている。
レーザースキャンを設置し、対象域にレーザー測量用ターゲット板を設置する。
レーザー測量用ターゲット板の設置に際しては、レーザー測量用ターゲット板を整準台1を介して三脚上に取り付け、この三脚上に取り付けたレーザー測量用ターゲット板を、測量地の面積、形状等の状況に応じて複数の場所に設置する。
また、レーザー測量用ターゲット板は、レーザースキャンの位置・方向に合わせて盤面4の水平方向及び垂直方向の回転部を回転させて位置を調整する。
レーザースキャンを作動し、ターゲット板と共に対象域をスキャンする。
対象物に照射されたレーザーは白色に反射し、黒色は透過する性質を有しているので、白色と黒色の模様を有するターゲット板が認識される。
ここで、本実施例ではターゲット板は、金属によって構成されているのでレーザーの反射効率に優れており、ターゲット板の模様及び中心が明確に認識される。
また、本実施例では、盤面が表裏異なる模様に設定されているので、レーザースキャンの性質に応じて、盤面を回転させて、レーザースキャンに対して認識効率の高い面を使用することができる。
前記第1実施例の測量用ターゲットは基部2、アーム3及び盤面4を金属製としたが、本実施例に係る測量用ターゲットは、盤面4を樹脂製として、白色模様に相当する部位を金属製としたものである。
盤面4の白色部位を金属製とする方法としては、樹脂製の盤面に白色の金属板を貼付する方法、あるいは、貼付した金属板に白色塗料を塗布する方法、若しくは、樹脂製の盤面に金属粉末によるコーティングを施す方法等による。
レーザーの光波を測定対象物に照射すると、対象物の性質により一部は反射し、一部は透過する。金属は樹脂に比較してレーザーの反射効率に優れており、白色の金属が光波を反射させるので、ターゲット板が明確に認識される。
盤面4の模様は第1実施例に係るレーザー測量用ターゲット板と同一であり、盤面4の表裏には異なる模様の金属が配置されることになるが、盤面は表裏共に同一の中心位置を有するものであり、レーザースキャンは正確に盤面及びその中心位置を認識する。
本実施例のその他の作用については前記第1実施例と同様である。
たとえば、盤面4の大きさについては、使用するレーザースキャン、測定対象域等に応じて適宜設定することができる。
また、本実施例では、盤面4を円形としたが、その他の形状に適用する場合であっても本発明に含まれる。
また、本実施例で説明した盤面4の円形模様については、同心円とする場合であっても本発明に含まれる。
2 基部
3 アーム
4 盤面
5 台座
6 穴
7 接続片
8 水平ネジ
Claims (4)
- 中心部を明示する配色を備えた盤面と、
前記盤面を水平方向に回転可能に支える支持部と、
前記盤面を鉛直方向に回転可能に支える支持部を備えたことを特徴とするレーザー測量用ターゲット板であって、
前記盤面は白色と黒色を交互に配した市松模様の面と、黒色背面に白色の円形模様を配した面を備えていることを特徴とするレーザー測量用ターゲット板。 - 前記白色の円形模様は同心円模様とされていることを特徴とする請求項1記載のレーザー測量用ターゲット板。
- 前記盤面は金属製とされていることを特徴とする請求項1または2記載のレーザー測量用ターゲット板。
- 白色の配色部分のみを金属製としたことを特徴とする請求項1または2記載のレーザー測量用ターゲット板。
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JP2016241829A JP6808223B2 (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | レーザー測量用ターゲット板 |
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JP2016241829A JP6808223B2 (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | レーザー測量用ターゲット板 |
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Family Applications (1)
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JP2016241829A Active JP6808223B2 (ja) | 2016-12-14 | 2016-12-14 | レーザー測量用ターゲット板 |
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