JP6807020B2 - 車載用の降圧型dcdcコンバータ - Google Patents

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Description

本発明は、車載用の降圧型DCDCコンバータに関するものである。
車載用のDCDCコンバータなどの電子機器では、例えばグラウンドに接続された端子が外れてしまい、グラウンドに接続されるべき導電路が正常にグラウンドに接続されていない異常状態が発生すると、機器に異常動作が生じたり、故障の原因となったりすることがある。この問題に関し、接地端子が確実に接地されているか否かを検出する技術として、特許文献1のような技術が提案されている。但し、特許文献1の技術は、車載用のDCDCコンバータに関するものではない。
特開2010−108874号公報
スイッチング方式の降圧型DCDCコンバータを車両に搭載する場合、降圧動作を行う電圧変換部の一部の経路を車両内に設けられたグラウンド部に電気的に接続する必要がある。例えば、DCDCコンバータに設けられたグラウンド接続用のグラウンド端子を螺子、ボルト等の連結部材によって外部のグラウンド部に接続することで、DCDCコンバータにおける一部の導電路の電位をグラウンドレベルに固定することができる。
しかし、この種のDCDCコンバータでは、グラウンド部に接続された導電路がグラウンド電位であることを前提として様々な動作を行うため、グラウンド部に接続された導電路の電位がグラウンド電位から変動してしまうと正常に動作しない事態が生じ得る。例えば、グラウンド端子の電位を基準として出力電圧を検出し、この検出結果に基づいて出力を目標電圧に近づけるように降圧制御を行う場合、グラウンド端子がグラウンド部から外れてしまい、グラウンド端子の電位がグラウンド電位に固定されずに浮いた状態となってしまうと、基準の変化によって出力電圧が正常に検出できなくなってしまうため、適正な目標電圧を出力することができなくなる。このような事態が生じても、出力電圧を検出する電圧検出部や電圧変換部を制御する制御部は、検出される出力電圧が誤った値であることを認識できないため、誤った検出結果に基づいて誤った電圧を出力するような降圧制御を継続してしまうことになる。このような問題は、特許文献1の技術では解消し得ない。
本発明は、本発明は上述した事情に基づいてなされたものであり、降圧動作中に電圧変換部と基準導電路との間の接続状態が異常となった場合に、その異常を確実に検出し得る異常検出装置又はDCDCコンバータを実現することを目的とするものである。
第1の発明である車載用の降圧型DCDCコンバータは、
第1導電路に電気的に接続されたスイッチング素子からなる第1素子と、前記第1導電路と前記第1導電路の電位よりも低い所定の基準電位に保たれる基準導電路との間に電気的に接続されたスイッチング素子又はダイオードからなる第2素子と、前記第1素子及び前記第2素子と第2導電路との間に電気的に接続されたインダクタとを備え、前記第1素子のオン動作とオフ動作との切り替えによって前記第1導電路に印加された電圧を降圧して前記第2導電路に出力する降圧動作を行う電圧変換部と、
前記第2素子と前記基準導電路との間の所定位置の電位を基準とし、前記第1導電路及び前記第2導電路のうち、少なくとも前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
前記第1素子に制御信号を与えるとともに前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記第2導電路の出力電圧を前記基準導電路の電圧よりも大きい所定の目標電圧に近づけるように前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御を行い、前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中の所定の停止時期に前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う制御部と、
前記制御部が前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止しているときの前記電圧検出部による検出結果に基づいて、前記電圧変換部と前記基準導電路との間の接続状態が異常であるか否かを判定する判定部と、
を有する。
第2の発明である車載用の降圧型DCDCコンバータは、
第1導電路に電気的に接続されたスイッチング素子からなる第1素子と、前記第1導電路と前記第1導電路の電位よりも低い所定の基準電位に保たれる基準導電路との間に電気的に接続されたスイッチング素子又はダイオードからなる第2素子と、前記第1素子及び前記第2素子と第2導電路との間に電気的に接続されたインダクタとを備え、前記第1素子のオン動作とオフ動作との切り替えによって前記第1導電路に印加された電圧を降圧して前記第2導電路に出力する降圧動作を行う電圧変換部と、
前記第2素子と前記基準導電路との間の所定位置の電位を基準とし、前記第1導電路及び前記第2導電路のうち、少なくとも前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
前記第1素子に制御信号を与えるとともに前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記第2導電路の出力電圧を前記基準導電路の電圧よりも大きい所定の目標電圧に近づけるように前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御を行い、前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中において出力電流が所定の電流閾値以下となった場合又は複数回の所定停止時期に前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う制御部と、
を有する。
第1、第2の発明では、電圧検出部が第2素子と基準導電路との間の所定位置の電位を基準として第2導電路の電圧を検出するため、第2素子と基準導電路とが正常な接続状態であれば、基準導電路の電位に基づいて第2導電路の電圧を検出することになり、第2素子と基準導電路とが電気的に接続されていない異常な接続状態であれば、電圧検出部は、基準導電路の電位から外れた電位を基準として第2導電路の電圧を検出することになる。この場合、第2素子と基準導電路との間が正常に接続された正常状態であれば、電圧検出部が第2導電路の電圧を正常に検出するため、電圧検出部の検出結果に基づいて第2導電路の電圧を目標電圧に制御することが可能となる。しかし、第2素子と基準導電路との間が正常に接続されていない異常状態となってしまうと、電圧検出部が基準とする所定位置が基準導電路の電位に応じた基準電位に固定されずに浮いた状態となる。この場合、電圧検出部の検出値が実際の第2導電路の電圧とは異なる値を示すことになるため、このような検出結果に基づいて降圧動作を制御しても、第2導電路の電圧を目標電圧に制御することができなくなる。しかし、この場合、異常が生じた時点では、電圧検出部の基準が変化したこと、即ち、第2素子と基準導電路との間が電気的に接続されていない異常な接続状態となったことを認識できないという問題がある。
そこで、第1の発明は、制御部が、電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中に電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う。降圧動作を一時的に停止させた場合、上記異常状態が生じているときには電圧検出部が基準とする所定位置(第2素子と基準導電路との間の所定位置)の電位は、第1導電路の電位と第2導電路の電位との間の中間電位になるため、正常状態のときのこの位置の電位(基準導電路の電位に応じた値)から大きく変わっていることになる。従って、この所定位置の電位を基準として得られる電圧検出部の検出結果も、正常状態のときに得られる結果から大きく変わることになる。よって、制御部が電圧変換部の降圧動作を一時的に停止しているときの電圧検出部による検出結果を用い、電圧変換部と基準導電路との間の接続状態が異常であるか否かを判定すれば、異常が生じている場合に正確に判定され易くなる。
第2の発明では、制御部は、電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中において出力電流が所定の電流閾値以下となった場合又は複数回の所定停止時期に電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う。出力電流が所定の電流閾値以下となった場合、電圧変換部と基準導電路との間で電流が流れないことに起因して出力電流が低下している可能性がある。よって、このような場合に、電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行えば、電圧変換部と基準導電路との間で接続異常が生じている懸念のある時期に効率的に異常確認を行うことができ、接続異常が検出される可能性を高めることができる。また、複数回の所定停止時期に電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行えば、複数回の異常検査が可能となり、接続異常が検出される可能性を高めることができる。
図1は、実施例1の車載用の降圧型DCDCコンバータを備えた車載用電源システムを概略的に示す回路図である。 図2は、実施例1の車載用の降圧型DCDCコンバータが基準導電路に正常に接続された状態のときの降圧動作を説明する説明図である。 図3は、実施例1の車載用の降圧型DCDCコンバータが基準導電路に正常に接続されていない異常状態のときの降圧動作を説明する説明図である。 図4は、実施例1の車載用の降圧型DCDCコンバータにおける実際の動作時の入力電流と出力電流との関係等を説明するグラフである。 図5は、実施例1の車載用の降圧型DCDCコンバータにおいて正常状態から異常状態に変化したときの動作点の遷移を概念的に説明するグラフである。
ここで、発明の望ましい例を示す。
第1の発明において、判定部は、電圧検出部によって検出される第1導電路及び第2導電路の少なくともいずれかの電圧値が、制御部が電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部と基準導電路との間の接続状態が異常であると判定するように機能してもよい。
第2素子からの経路が基準導電路と電気的に接続されていない場合、電圧検出部によって検出される第1導電路及び第2導電路の少なくともいずれかの電圧値が、制御部が電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部の降圧動作の一時的な停止中とで大きく変化する可能性が高い。よって、電圧検出部によって検出される第1導電路及び第2導電路の少なくともいずれかの電圧値が、制御部が電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させる前と電圧変換部の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部と基準導電路との間の接続状態が異常であると判定する方法を用いれば、接続状態の異常が検出されやすくなる。
第1及び第2の発明のいずれも、第2導電路を流れる電流の値を検出する電流検出部を有していてもよい。制御部は、電圧変換部に降圧動作を行わせている場合において電流検出部で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった時期を所定の停止時期として電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行うように機能してもよい。
電圧変換部と基準導電路との間が非導通となるような接続状態の異常が発生した場合、電圧変換部から適正な電圧が出力されなくなることに起因して出力電流が大きく低下する可能性がある。従って、電流検出部で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった時期を所定の停止時期として電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行うようにすれば、接続状態の異常が発生した可能性が高まった時期に効率的に検査を行うことができる。
第1及び第2の発明のいずれも、制御部は、電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を複数回繰り返し行うように機能してもよい。
このようにすれば、複数回の異常検査が可能となり、電圧変換部と基準導電路との間の接続状態の異常をより確実に検出しやすくなる。
第1及び第2の発明のいずれも、制御部は、電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を一定周期で定期的に行うように機能してもよい。
このようにすれば、電圧変換部と基準導電路との間の接続状態の異常を定期的に検査することが可能となり、異常が発生した場合には、早期に検出される可能性が高くなる。
第1及び第2の発明のいずれも、第2素子と基準導電路との間で流れる電流の経路として構成されるとともに車両内のグラウンド部として構成される基準導電路に取り付けられるグラウンド端子を有していてもよい。
このようにグラウンド端子が設けられる構成では、グラウンド端子が外れることによりグラウンド部に接続されるべき経路がグラウンド部と非導通状態となってしまう事態が生じる懸念がある。従って、このような構成のDCDCコンバータに対して、本発明の構成を用いれば、端子外れが生じた場合に接続状態の異常を検出することができるため、より有効である。
第1及び第2の発明のいずれも、1つのグラウンド端子のみが基準導電路に連結された構成であってもよい。
このように1つのグラウンド端子のみが基準導電路に連結する構成となっている場合、部品点数の削減や取付スペースの削減を図ることができるが、一方で、端子外れが生じた場合に基準導電路に接続されるべき経路が即座に非導通状態となってしまうという問題がある。このような構成のDCDCコンバータに対して、本発明のように接続状態の異常を検出し得る構成を用いれば、上記問題に対応することができ、より有効である。
<実施例1>
以下、本発明を具体化した実施例1について説明する。
図1で示す車載用の電源システム100は、車載用の電源部として構成される第1電源部91及び第2電源部92と、車載用の降圧型DCDCコンバータ1(以下、DCDCコンバータ1ともいう)とを備え、車両に搭載された負荷94に電力を供給し得るシステムとして構成されている。負荷94は、車載用電気部品であり、その種類や数は限定されない。
第1電源部91は、例えば、リチウムイオン電池、或いは電気二重層キャパシタ等の蓄電手段によって構成され、第1の所定電圧を発生させるものである。例えば、第1電源部91の高電位側の端子は48Vに保たれ、低電位側の端子はグラウンド電位(0V)に保たれている。第1電源部91の高電位側の端子は、車両内に設けられた配線部81に電気的に接続されており、第1電源部91は、配線部81に対して所定電圧を印加する。第1電源部91の低電位側の端子は、車両内のグラウンド部として構成される基準導電路83に電気的に接続されている。配線部81は、DCDCコンバータ1の入力側端子51に接続されており、入力側端子51を介して第1導電路21と導通している。
第2電源部92は、例えば、鉛蓄電池等の蓄電手段によって構成され、第1電源部91で発生する第1の所定電圧よりも低い第2の所定電圧を発生させるものである。例えば、第2電源部92の高電位側の端子は12Vに保たれ、低電位側の端子はグラウンド電位(0V)に保たれている。第2電源部92の高電位側の端子は、車両内に設けられた配線部82に電気的に接続されており、第2電源部92は、配線部82に対して所定電圧を印加する。第2電源部92の低電位側の端子は基準導電路83に電気的に接続されている。配線部82は、DCDCコンバータ1の出力側端子52に接続されており、出力側端子52を介して第2導電路22と導通している。
基準導電路83は、車両のグラウンドとして構成され、一定のグラウンド電位(0V)に保たれている。この基準導電路83には、第1電源部91の低電位側の端子と第2電源部92の低電位側の端子とが導通し、更に、後述する第2素子12のソースが第3導電路23及びグラウンド端子53を介して電気的に接続されている。
DCDCコンバータ1は、車両内に搭載されて使用される車載用の降圧型DCDCコンバータとして構成されており、入力側の導電路(第1導電路21)に印加された直流電圧を降圧して出力側の導電路(第2導電路22)に出力する構成をなすものである。
DCDCコンバータ1は、主として、第1導電路21、第2導電路22、第3導電路23、電圧変換部10、制御部30、電圧検出回路41,42、電流検出部44、入力側端子51、出力側端子52、グラウンド端子53などを備える。
第1導電路21は、相対的に高い電圧が印加される一次側(高圧側)の電源ラインとして構成されている。第1導電路21は、配線部81を介して第1電源部91の高電位側の端子に導通するとともに、第1電源部91から所定の直流電圧が印加される構成をなす。図1の構成では、第1導電路21の端部に入力側端子51が設けられ、この入力側端子51に配線部81が電気的に接続されている。
第2導電路22は、相対的に低い電圧が印加される二次側(低圧側)の電源ラインとして構成されている。第2導電路22は、配線部82を介して第2電源部92の高電位側の端子に導通するとともに、第2電源部92から第1電源部91の出力電圧よりも小さい直流電圧が印加される構成をなす。図1の構成では、第2導電路22の端部に出力側端子52が設けられ、この出力側端子52に配線部82が電気的に接続されている。
電圧変換部10は、第1導電路21と第2導電路22との間に設けられ、第1導電路21に電気的に接続された半導体スイッチング素子として構成されるハイサイド側の第1素子11と、第1導電路21と基準導電路83(第1導電路21の電位よりも低い所定の基準電位に保たれる導電路)との間に電気的に接続された半導体スイッチング素子として構成されるローサイド側の第2素子12と、第1素子11及び第2素子12と第2導電路22との間に電気的に接続されたインダクタ14とを備える。電圧変換部10は、スイッチング方式の降圧型DCDCコンバータの要部をなし、第1素子11のオン動作とオフ動作との切り替えによって第1導電路21に印加された電圧を降圧して第2導電路22に出力する降圧動作を行い得る。なお、図示は省略するが、第1導電路21と第3導電路23との間には図示しない入力側コンデンサが設けられ、第2導電路22と第3導電路24との間には図示しない出力側コンデンサが設けられている。
第1素子11及び第2素子のいずれも、Nチャネル型のMOSFETとして構成され、ハイサイド側の第1素子11のドレインには、第1導電路21の一端が接続されている。第1素子11のドレインは、図示しない入力側コンデンサの一方側の電極に電気的に接続されるとともに第1導電路21及び配線部81を介して第1電源部91の高電位側端子にも電気的に接続され、これらとの間で導通しうる。また、第1素子11のソースには、ローサイド側の第2素子12のドレイン及びインダクタ14の一端が電気的に接続され、これらとの間で導通し得る。第1素子11のゲートには、制御部30に設けられた駆動回路34からの駆動信号及び非駆動信号が入力されるようになっており、制御部30からの信号に応じて第1素子11がオン状態とオフ状態とに切り替わるようになっている。
ローサイド側の第2素子12のソースには、第3導電路23が接続されている。第3導電路23は、第2素子12のソースと後述するグラウンド端子53との間の導電路であり、この第3導電路23には、図示しない入力側コンデンサ及び出力側コンデンサのそれぞれの他方側の電極が電気的に接続されている。ローサイド側の第2素子12のゲートにも、制御部30からの駆動信号及び非駆動信号が入力されるようになっており、制御部30からの信号に応じて第2素子12がオン状態とオフ状態とに切り替わるようになっている。
インダクタ14は、第1素子11と第2素子12との間の接続部に一端が接続され、その一端は第1素子11のソース及び第2素子12のドレインに電気的に接続されている。インダクタ14の他端は、第2導電路22(具体的には、第2導電路22において、電流検出部44よりも電圧変換部10側の部分)に接続されている。
電流検出部44は、抵抗器44A及び差動増幅器44Bを有し、第2導電路22を流れる電流を示す値(具体的には、第2導電路22を流れる電流の値に応じたアナログ電圧)を出力する。電圧変換部10からの出力電流によって抵抗器44Aに生じた電圧降下は、差動増幅器44Bで増幅されて出力電流に応じた検出電圧(アナログ電圧)となり、制御回路32に入力される。そして、この検出電圧(アナログ電圧)は、制御回路32に設けられた図示しないA/D変換器によってデジタル値に変換される。
電圧検出回路41は、第1導電路21に接続されるとともに第1導電路21の電圧に応じた値を制御回路32に入力する構成をなす。電圧検出回路41は、第1導電路21の電圧を示す値を制御回路32に入力し得る公知の電圧検出回路であればよく、例えば、第1導電路21の電圧を分圧して制御回路32に入力するような分圧回路として構成されていている。同様に、電圧検出回路42は、第2導電路22に接続されるとともに第2導電路22の電圧に応じた値を制御回路32に入力する構成をなす。電圧検出回路42は、第2導電路22の電圧を示す値を制御回路32に入力し得る公知の電圧検出回路であればよく、例えば、第2導電路22の電圧を分圧して制御回路32に入力するような分圧回路として構成されている。
本構成では、電圧検出回路41,42及び制御回路32が電圧検出部40として機能する。電圧検出部40は、第2素子12と基準導電路83との間の所定位置(具体的には、第3導電路23)の電位を基準とし、この所定位置の電位と第1導電路21の電位との電位差を第1導電路21の電圧として検出する。また、電圧検出部40は、第2素子12と基準導電路83との間の所定位置(具体的には、第3導電路23)の電位を基準とし、この所定位置の電位と第2導電路22の電位との電位差を第2導電路22の電圧として検出する。
制御部30は、制御回路32と駆動回路34とを備える。制御回路32は、例えば、マイクロコンピュータとして構成され、様々な演算処理を行うCPU、プログラム等の情報を記憶するROM、一時的に発生した情報を記憶するRAM、入力されたアナログ電圧をデジタル値に変換するA/D変換器などを備える。A/D変換器には、電圧検出回路41,42からの各検出信号(検出電圧に対応したアナログ電圧信号)や、電流検出部44からの検出信号(検出電流に対応したアナログ電圧信号)が与えられる。
制御回路32は、電圧変換部10に降圧動作を行わせる場合に、電圧検出部40によって第2導電路22の電圧を検出しながら、第2導電路22に印加される電圧を設定された目標値に近づけるようにフィードバック演算を行い、PWM信号を発生させる。即ち、電圧検出部40によって検出される第2導電路22の電圧が目標値よりも小さければ目標値に近づけるようにフィードバック演算によってデューティを増大させ、電圧検出部40によって検出される第2導電路22の電圧が目標値よりも大きければ目標値に近づけるようにフィードバック演算によってデューティを減少させるようにデューティを調整する。
駆動回路34は、制御回路32から与えられたPWM信号に基づいて、第1素子11及び第2素子12のそれぞれを各制御周期で交互にオンするためのオン信号を、第1素子11及び第2素子12のゲートに印加する。第1素子11のゲートに印加されるオン信号は、第2素子12のゲートに与えられるオン信号に対して位相が略反転しており且つ所謂デッドタイムが確保されたオン信号が与えられる。
このように構成されるDCDCコンバータ1は、同期整流方式の降圧型DCDCコンバータとして機能し、ローサイド側の第2素子12のオン動作とオフ動作との切り替えを、ハイサイド側の第1素子11の動作と同期させて行うことで、第1導電路21に印加された直流電圧を降圧し、第2導電路22に出力する。具体的には、制御部30の制御により、第1素子11をオン状態とし、第2素子12をオフ状態とした第1状態と、第1素子11をオフ状態とし、第2素子12をオン状態とした第2状態とが交互に切り替えられる。第1状態と第2状態との切り替えを繰り返すことで、第1導電路21に印加された直流電圧を降圧し、第2導電路22に出力する。第2導電路22の出力電圧は、第1素子11のゲートに与えるPWM信号のデューティ比に応じて定まる。
本構成のDCDCコンバータ1は、図1のようにグラウンド端子53を備える。グラウンド端子53は、上述した第3導電路23に接続されるとともに第2素子12と基準導電路83との間で流れる電流の経路として構成される。グラウンド端子53は、車両内のグラウンド部として構成される基準導電路83に対して着脱可能に取り付けられる。図1のDCDCコンバータ1では、DCDCコンバータ1に設けられた1つのグラウンド端子53のみが基準導電路83(グラウンド部)に連結されている。
第3導電路23は、例えば電圧変換部10などが実装される配線基板に設けられた配線パターンや金属層として構成されており、一部が電線として構成されていてもよい。グラウンド端子53は、電圧変換部10などが実装される配線基板に直接又は他部材を介して間接的に固定されるとともに第3導電路23に電気的に接続された構成をなす金属端子として構成されていてもよく、第3導電路23の一部が電線として構成されている場合には電線の端部に設けられた金属端子として構成されていてもよい。一方、基準導電路83(グラウンド部)は、例えば、車両内において電位が安定的にグラウンド電位付近に保たれる部分であればよく、例えば車両の金属ボディや金属ボディに電気的に接続された金属体などがこれに該当する。本構成では、1つの金属端子として構成される1つのグラウンド端子53が、基準導電路83(グラウンド部)に接触しつつ螺子、ボルト等の1つの連結部材によって基準導電路83(グラウンド部)に対し1カ所で固定されている。基準導電路83において、グラウンド端子53が接触して固定される部位は、例えば、平坦な板状部分としてもよく、他の形態でもよい。なお、ここで示す接続構造はあくまで一例であり、グラウンド端子53を車両内の基準導電路83(グラウンド部)とを導通可能に電気的に接続し得る構成であればこの例に限定されない。
次に、DCDCコンバータ1で行われる制御について詳述する。
DCDCコンバータ1の制御部30は、所定の開始条件の成立に応じて電圧変換部10を駆動し、電圧変換動作を行わせる。具体的には、イグニッションスイッチがオン状態である場合に外部装置から制御部30に対してイグニッションオン信号が与えられるようになっており、イグニッションスイッチがオフ状態である場合に外部装置から制御部30に対してイグニッションオフ信号が与えられるようになっている。制御部30は、例えばイグニッションスイッチがオフ状態からオン状態に切り替わったことを開始条件として電圧変換部10に制御信号を与え、電圧変換部10に電圧変換動作を行わせる。具体的には、電圧検出部40によって監視される第2導電路22の電圧に基づき、第2導電路22の電圧を所望の目標電圧(基準導電路83の電圧よりも大きい所定電圧値であり、例えば第2電源部92の満充電時の出力電圧よりも少し大きい値)とするように、フィードバック演算を繰り返してPWM信号のデューティを調整しつつ電圧変換部10に降圧動作を行わせる。
但し、制御部30は、このような降圧制御(第2導電路22の電圧を目標電圧値とするように電圧変換部10に降圧動作を行わせる制御)を継続しながら、その制御中の所定の停止時期に電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ、且つ一時的に停止した後、所定時間経過後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行う。「所定の停止時期」は、様々に考えられるが、ここで挙げる一例では、「設定された定期的な検査タイミングが到来した時期」及び「出力電流が閾値以下となった時期」を「所定の停止時期」としている。
具体的には、制御部30は、電圧変換部10の降圧動作の継続時間が一定時間に達する毎に(即ち、定期的に)、電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行う。そして、このような制御(降圧動作を一定時間継続させた後に一旦停止させて再開する制御)を、イグニションスイッチがオン状態になっている間、複数回繰り返し行う。
そして、判定部として機能する制御回路32は、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる毎に、一時的に停止しているときの電圧検出部40による検出結果に基づいて、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であるか否かを判定する。
ここで、グラウンド端子53が基準導電路83(グラウンド部)から外れ、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常となった場合に、どのような変化が生じるのかについて説明する。
図1の構成において、図2のような状態である場合を例に挙げて説明する。図2の例では、第1導電路21に印加される入力電圧V1が24Vであり、降圧制御によって第2導電路22に印加する出力電圧V2が13.5Vとなるように制御を行っていたとする。つまり、目標値が13.5Vであり、電圧検出部40によって検出される第2導電路22の電圧(電圧検出回路42の検出位置P2の検出電圧)が13.5Vとなるように制御を行っていたとする。仮に、第2導電路22において検出位置P2と負荷94の接続位置P4との間の配線抵抗が10mΩであり、第2電源部92の電池電圧が12.5Vであり内部抵抗が2mΩであった場合において、電圧変換部10から負荷94に100Aの電流が流れていたとすると、位置P4の電位は12.5Vとなり、第2電源部92から負荷94への電流の流れ込みは0Aとなる。また、正常状態では、位置P1の電位は24Vであり、位置P2の電位は13.5Vとなるため、電圧検出部40は正常な検出結果を示すことになる。なお、図2のような正常状態である場合、第1導電路21を流れる電流I1と、第2導電路22を流れる電流I2と、基準導電路83に流れ込む電流I3との関係は、I1=I2+I3となる。
図2のような正常状態のときに、図3のようにグラウンド端子53が基準導電路83(グラウンド部)から外れて非接続状態となると、DCDCコンバータ1は降圧動作を継続させながら図3のような異常状態に変化する。この場合、基準導電路83に流れ込む電流I3が0になるため、I1=I2となる。例えば、図3のように第1導電路21を流れる電流が1Aの入力電流である場合、第2導電路22から出力される電流は1Aとなる。この場合に、負荷94に対して100Aの電流I5を流すときには、第2導電路22からの1Aの電流I2と、第2電源部92からの99Aの電流I4とが流れ込むことになる。この場合、位置P4の電位は12.302Vとなり、第2導電路22から出力される実際の出力電圧V2(位置P2の電位)は、12.312Vとなり、外れたグラウンド端子53の電位は−1.188Vとなる。この状態では、位置P2の電位(基準導電路83を基準とする実際の電圧)は12.312Vであるが、電圧検出部40は、グラウンド端子53と略同電位である第3導電路23の位置P3の電位と位置P2の電位との電位差を位置P2の検出電圧として特定するため、電圧検出部40が検出する第2導電路22の検出電圧は、13.5Vのままとなる。つまり、異常発生前後で位置P2の電位(基準導電路83を基準とする実際の電圧)は変化しているのに、電圧検出部40が検出する電圧は13.5Vのままであり、この値だけでは異常を検知できない。このような状態が継続すると、第2電源部92による電流消費の割合が極めて大きくなってしまう。また、位置P1の電位(基準導電路83を基準とする実際の電圧)は24Vであるが、電圧検出部40は、第3導電路23の位置P3の電位と位置P1の電位との電位差を位置P1の検出電圧として特定するため、電圧検出部40が検出する第1導電路21の検出電圧は、25.188Vとなる。つまり、異常発生前後で位置P1の電位(基準導電路83を基準とする実際の電圧)は変化していなくても、電圧検出部40が検出する電圧は24Vから25.188Vに変化する。入力電圧が変化する状況は、DCDCコンバータにとって、有り得る状態であり、その変化に応じて前述したフィードバック制御を行って出力電圧を目標値に維持する動作を行うので、電圧検出部40が検出する電圧値の変化だけでは異常を検知できない。
ここで、グラウンド端子53が浮いた状態でも電圧変換動作が継続するメカニズムを補足する。上述したように、電流I1(Iin)、I2(Iout)、I3(Ignd)の関係は、I1=I2+I3となるが、仮に電圧変換部10での効率が100%(損失0%)であるとすると、VI×I1=V2×I2となり、I1/I2=V2/V1=D<1となる。但し、降圧型であるため、V2/V1<1であり、I1<I2である。つまり、入力電流I1のほうが出力電流I2よりも小さい。実際には、内部損失が存在するため、I1は上述の理想式よりも多めに流入する。つまり、実際の動作点は、図4で示す直線L1上にある。図4で示す直線L1は、I1/I2=Dの式に対応した直線L2よりも内部損失分だけ平行にシフトしている。図4で明らかなように、直線L1は、必ずI1=I2の直線L3と交わる。この交わる交点Aは、I1=I2であるため、I3=0、つまり、基準導電路83(グラウンド)との間で電流が流れない状態である。
仮に、上記交点Aの動作点で降圧動作を行っているときにグラウンド端子53が外れてしまい、グラウンド端子53がオープンになっても、何ら状態は変わらないため、降圧動作が継続することになる。
図5のように、出力電流I2がある値となっている降圧動作中(図5の動作点Bの状態での動作中)にグラウンド端子53が外れてオープンになり、外部接続状態が動作点Bから動作点Aへ遷移するような条件が満たされれば、動作点Aで降圧動作を継続することが可能となるのである。
一方で、図3のような異常状態(グラウンド端子53がグラウンド部から外れた状態)のときに電圧変換部10の動作を一旦停止すると、グラウンド端子53の電位は、位置P1の電位と位置P2の電位の間の中間電位となる。つまり、電圧検出部40が基準とする位置P3の電位は、位置P1の電位と位置P2の電位の間の中間電位となる。例えば、位置P1の電位が24Vであり、位置P2の電位が13.5Vである場合、これらを上限及び下限とする電位範囲のいずれかの値が位置P3の電位となる。以下では、停止状態のときに位置P3の電位が18Vであるとする。
電圧検出部40が検出する第1導電路21の電圧は、位置P1と位置P3の電位差(V1−V3)であるため、位置P3の電位V3が18Vであれば、電圧検出部40が検出する第1導電路21の電圧は6Vとなる。グラウンド端子53が基準導電路83に正常に接続されている場合、位置P3の電位V3は0Vであるため、電圧検出部40が検出する第1導電路21の電圧は24Vである。つまり、グラウンド端子53が外れていない場合には、電圧変換部10の停止前後で第1導電路21の検出電圧に大きな変化は生じないが、グラウンド端子53が外れていると電圧変換部10の停止前後で第1導電路21の検出電圧が大きく変化する。
電圧検出部40が検出する第2導電路22の電圧は、位置P2と位置P3の電位差(V2−V3)であるため、位置P3の電位V3が18Vであれば、電圧検出部40が検出する第2導電路22の電圧は−4.5Vとなる。グラウンド端子53が基準導電路83に正常に接続されている場合、位置P3の電位V3は0Vであるため、電圧検出部40が検出する第2導電路22の電圧は13.5Vである。つまり、グラウンド端子53が外れていない場合には、電圧変換部10の停止前後で第2導電路22の検出電圧に大きな変化は生じないが、グラウンド端子53が外れていると電圧変換部10の停止前後で第2導電路22の検出電圧が大きく変化する。
このように、グラウンド端子53が外れるような異常状態のときには電圧変換部10の停止前後で第1導電路21及び第2導電路22の検出電圧に大きな変化が生じる。本構成では、この現象を利用し、制御回路32(判定部)は、電圧検出部40によって検出される第1導電路21及び第2導電路22の少なくともいずれかの電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定する。
例えば、第1導電路21の検出電圧が正常であるか否かを判定するための第1閾値を設定しておき、制御回路32(判定部)は、電圧検出部40によって検出される第1導電路21の電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで上記第1閾値以上変化する場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定する。このような方法で判定を行えば、制御回路32(判定部)は、少なくともグラウンド端子53と基準導電路83(グラウンド部)とが非導通状態となる端子外れが生じた場合に異常と判定することができる。
別の方法としては、第2導電路22の検出電圧が正常であるか否かを判定するための第2閾値を設定しておき、制御回路32(判定部)は、電圧検出部40によって検出される第2導電路22の電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで上記第2閾値以上変化する場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定してもよい。このような方法で判定を行っても、制御回路32(判定部)は、少なくともグラウンド端子53と基準導電路83とが非導通状態となる端子外れが生じた場合に異常と判定することができる。
また、上述した説明では、制御部30が定期的に電圧変換部10の降圧動作を停止させ、停止させる毎に異常の判定を行う例を説明したが、この方法に加え、出力電流が低下したときにも降圧動作を停止させて検査を行うようにしている。
即ち、制御部30は、上述した降圧制御により電圧変換部10に一定時間継続的に降圧動作を行わせているときに電流検出部44で検出される電流値を監視し、降圧動作中に電流検出部44で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった場合、その直後の時期を所定の停止時期として電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行う。
この場合も、一時的に停止しているときの電圧検出部40による検出結果に基づいて、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であるか否かを判定する。具体的な異常判定方法は、定期的に電圧変換部10を一時停止させる場合と同様であり、電圧検出部40によって検出される第1導電路21及び第2導電路22の少なくともいずれかの電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定する。
また、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させた後、電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行った場合に、電圧変換部10の降圧動作が再開するか否かに基づいて電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であるか否かを判定してもよい。
本構成において、制御部30は、第3導電路23をグラウンドとし、第1導電路21を電源供給元として動作電圧が供給されるように構成し、第3導電路23の電位を基準電位として、第1導電路21の電位が第3導電路23の電位よりも一定値以上大きい場合に動作する構成(一定値未満の場合には動作しない構成)としてもよい。なお、制御部30の動作電圧は、第1導電路21を電源路として公知の様々な回路で生成することができ、動作電圧の値も特に限定されない。
本構成では、上述したようにグラウンド端子53が外れた状態で電圧変換部10を一時的に停止した場合、グラウンド端子53の電位が上昇するため、例えば第1電源部91の電圧変動などに起因して第1導電路21の電位と第3導電路23の電位の電位差が上記一定値未満となった場合、制御部30が動作しなくなる。本来なら、電圧変換部10を一時的に停止させた後、所定時間経過後に電圧変換部10の動作が復帰させるように制御がなされるが、制御部30が動作しなくなると、このような復帰制御ができなくなる。この場合、例えば制御部30の外部に設けられた制御装置を判定部として機能させ、例えば、第2導電路22の出力(出力電流又は出力電圧)を監視するとともに、制御部30による一時的な停止制御によって第2導電路22の出力が停止してから、所定時間経過しても出力が全く復帰しない場合に異常と判定してもよい。或いは、イグニッションスイッチがオン状態である期間に制御部30と継続的に通信を行うように判定部を構成し、制御部30と通信が不能となった場合に異常と判定してもよい。判定部は、DCDCコンバータ1の一部として構成されていてもよく、DCDCコンバータ1の外部装置であってもよい。
また、別例として、制御部30は、第3導電路23をグラウンドとし、第2導電路22を電源供給元として動作電圧が供給されるように構成し、第3導電路23の電位を基準電位として、第2導電路22の電位が第3導電路23の電位よりも一定値以上大きい場合に動作する構成としてもよい。なお、制御部30の動作電圧は、第2導電路22を電源路として公知の様々な回路で生成することができ、動作電圧の値も特に限定されない。
本構成では、上述したようにグラウンド端子53が外れた状態で電圧変換部10を一時的に停止した場合、グラウンド端子53の電位は第2導電路22の電位よりも大きくなる。制御部30は、第3導電路23の電位が第2導電路22の電位よりも大きい場合には動作しない構成をなすため、電圧変換部10を一時的に停止すると、制御部30に正常な動作電圧が供給されなくなるため、制御部30は動作を停止することになる。この場合、例えば制御部30の外部に設けられた制御装置を判定部として機能させ、例えば、第2導電路22の出力を監視するとともに、制御部30の一時的な停止動作によって第2導電路22の出力が停止してから、所定時間経過しても出力が復帰しない場合に異常と判定してもよい。
以下、本構成の効果を例示する。
上述したDCDCコンバータ1では、電圧検出回路41,42及び制御回路32が電圧検出部として機能し、これらのうち、電圧検出回路42及び制御回路32は、第2素子12と基準導電路83との間の所定位置の電位を基準として第2導電路22の電圧を検出する。このため、第2素子12と基準導電路83とが正常な接続状態であれば、電圧検出部は、基準導電路83の電位に基づいて第2導電路22の電圧を検出することになり、第2素子12と基準導電路83とが電気的に接続されていない異常な接続状態であれば、電圧検出部は、基準導電路83の電位から外れた電位を基準として第2導電路22の電圧を検出することになる。この場合、第2素子12と基準導電路83との間が正常に接続された正常状態であれば、電圧検出部が第2導電路22の電圧を正常に検出するため、電圧検出部の検出結果に基づいて第2導電路22の電圧を目標電圧に制御することが可能となる。しかし、第2素子12と基準導電路83との間が正常に接続されていない異常状態となってしまうと、電圧検出部が基準とする所定位置が基準導電路83の電位に応じた基準電位に固定されずに浮いた状態となる。この場合、電圧検出部の検出値が実際の第2導電路22の電圧とは異なる値を示すことになるため、このような検出結果に基づいて降圧動作を制御しても、第2導電路22の電圧を目標電圧に制御することができなくなる。この場合、異常が生じた時点では、電圧検出部の基準が変化したこと、即ち、第2素子12と基準導電路83との間が電気的に接続されていない異常な接続状態となったことを認識できないという問題がある。
そこで、DCDCコンバータ1では、制御部30が、電圧変換部10に降圧動作を行わせる制御中に電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行う。降圧動作を一時的に停止させた場合、上記異常状態が生じているときには電圧検出部が基準とする所定位置(第2素子12と基準導電路83との間の所定位置)の電位は、第1導電路21の電位と第2導電路22の電位との間の中間電位になるため、正常状態のときのこの位置の電位(基準導電路83の電位に応じた値)から大きく変わっていることになる。従って、この所定位置の電位を基準として得られる電圧検出部40の検出結果も、正常状態のときに得られる結果から大きく変わることになる。よって、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止しているときの電圧検出部40による検出結果を用い、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であるか否かを判定すれば、異常が生じている場合に正確に判定され易くなる。
判定部として機能する制御回路32は、電圧検出部40によって検出される第1導電路21及び第2導電路22の少なくともいずれかの電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定する。
第2素子12からの経路が基準導電路83と電気的に接続されていない場合、電圧検出部40によって検出される第1導電路21及び第2導電路22の少なくともいずれかの電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と、電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで大きく変化する可能性が高い。よって、電圧検出部40によって検出される第1導電路21及び第2導電路22の少なくともいずれかの電圧値が、制御部30が電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させる前と電圧変換部10の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であると判定する方法を用いれば、接続状態の異常が検出されやすくなる。
DCDCコンバータ1は、第2導電路22を流れる電流の値を検出する電流検出部44を有する。制御部30は、電圧変換部10に降圧動作を行わせている場合において電流検出部44で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった時期を所定の停止時期として電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行う。
電圧変換部10と基準導電路83との間が非導通となるような接続状態の異常が発生した場合、電圧変換部10から適正な電圧が出力されなくなることに起因して出力電流が大きく低下する可能性がある。従って、電流検出部44で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった時期を所定の停止時期として電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を行うようにすれば、接続状態の異常が発生した可能性が高まった時期に効率的に検査を行うことができる。
制御部30は、電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を複数回繰り返し行うように機能する。
このようにすれば、複数回の異常検査が可能となり、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態の異常をより確実に検出しやすくなる。
制御部30は、電圧変換部10の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に電圧変換部10の降圧動作を再開させる制御を一定周期で定期的に行う。
このようにすれば、電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態の異常を定期的に検査することが可能となり、異常が発生した場合には、早期に検出される可能性が高くなる。
DCDCコンバータ1は、第2素子12と基準導電路83との間で流れる電流の経路として構成されるとともに車両内のグラウンド部として構成される基準導電路83に取り付けられるグラウンド端子53を有する。そして、制御回路32(判定部)は、少なくともグラウンド端子53と基準導電路83とが非導通状態となる端子外れが生じた場合に異常と判定するように機能する。
このようにグラウンド端子53が設けられる構成では、グラウンド端子53が外れることにより基準導電路83に接続されるべき経路が基準導電路83と非導通状態となってしまう事態が生じる懸念がある。従って、このような構成のDCDCコンバータに対して、本発明の構成を用いれば、端子外れが生じた場合に接続状態の異常を検出することができるため、より有効である。
DCDCコンバータ1は、1つのグラウンド端子53のみが基準導電路83に連結される構成をなす。
このように1つのグラウンド端子53のみが基準導電路83(グラウンド部)に連結する構成となっている場合、部品点数の削減や取付スペースの削減を図ることができるが、一方で、端子外れが生じた場合に基準導電路83に接続されるべき経路が即座に非導通状態となってしまうという問題がある。このような構成のDCDCコンバータに対して、本発明のように接続状態の異常を検出し得る構成を用いれば、上記問題に対応することができ、より有効である。
また、降圧動作を一時的に停止させた場合、電圧変換部10が基準とする所定位置(第2素子12と基準導電路83との間の所定位置)の電位が高くなることに起因して、制御部30が正常に動作しない事態が生じる可能性もある。従って、電圧変換部10の降圧動作が再開するか否かに基づいて電圧変換部10と基準導電路83との間の接続状態が異常であるか否かを判定する方法を用いても、異常が生じている場合に正確に検出できる可能性が高まる。
<他の実施例>
本発明は上記記述及び図面によって説明した実施例に限定されるものではなく、例えば次のような実施例も本発明の技術的範囲に含まれる。また、上述した実施例や後述する実施例は矛盾しない範囲で組み合わせることが可能である。
実施例1では、電圧変換部3が1つのみのDCDCコンバータ1を例示したが、第1導電路21と第2導電路22との間に電圧変換部3が複数個並列に接続された多相式のDCDCコンバータとしてもよい。
実施例1では、出力側となる第2導電路22に第2電源部92が電気的に接続された構成を例示したが、第2導電路22に第2電源部92が電気的に接続されていなくてもよい。
実施例1では、第2素子12がスイッチング素子として構成された同期整流方式の降圧型DCDCコンバータを例示したが、第2素子がダイオード(第1素子側にカソードが接続され基準導電路側にアノードが接続されたダイオード)として構成されたダイオード方式の降圧型DCDCコンバータであってもよい。
実施例1では、1つのグラウンド端子53のみが基準導電路83(グラウンド部)に連結された構成であったが、例えば、第3導電路23の端部側を分岐させた構成として複数のグラウンド端子を設け、これらを、グラウンド部として構成される基準導電路83に対して複数位置に連結するような構成であってもよい。
実施例1では、降圧動作の一時的な停止及び再開を定期的に行いつつ出力電流が低下した場合にも行う例を示したが、定期的なタイミングでのみ行ってもよく、出力電流が低下した場合にのみ行うようにしてもよい。
実施例1では、電圧変換部10と基準導電路83とが正常に接続されているか否かの異常判定について、降圧動作の一時的停止の前後での検出電圧の変化に基づいて判定する方法と、一時的な停止後に再開するか否かに基づいて判定する方法とを併用したが、いずれか一方のみであってもよい。
1…車載用の降圧型DCDCコンバータ
10…電圧変換部
11…第1素子
12…第2素子
14…インダクタ
21…第1導電路
22…第2導電路
30…制御部
32…制御回路(判定部)
40…電圧検出部
44…電流検出部
53…グラウンド端子
83…基準導電路

Claims (8)

  1. 第1導電路に電気的に接続されたスイッチング素子からなる第1素子と、前記第1導電路と前記第1導電路の電位よりも低い所定の基準電位に保たれる基準導電路との間に電気的に接続されたスイッチング素子又はダイオードからなる第2素子と、前記第1素子及び前記第2素子と第2導電路との間に電気的に接続されたインダクタとを備え、前記第1素子のオン動作とオフ動作との切り替えによって前記第1導電路に印加された電圧を降圧して前記第2導電路に出力する降圧動作を行う電圧変換部と、
    前記第2素子と前記基準導電路との間の所定位置の電位を基準とし、前記第1導電路及び前記第2導電路のうち、少なくとも前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1素子に制御信号を与えるとともに前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記第2導電路の出力電圧を前記基準導電路の電圧よりも大きい所定の目標電圧に近づけるように前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御を行い、前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中の所定の停止時期に前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う制御部と、
    前記制御部が前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止しているときの前記電圧検出部による検出結果に基づいて、前記電圧変換部と前記基準導電路との間の接続状態が異常であるか否かを判定する判定部と、
    を有する車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  2. 前記判定部は、前記電圧検出部によって検出される前記第1導電路及び前記第2導電路の少なくともいずれかの電圧値が、前記制御部が前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させる前と、前記電圧変換部の降圧動作の一時的な停止中とで所定の変化を示す場合に、前記電圧変換部と前記基準導電路との間の接続状態が異常であると判定する請求項1に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  3. 前記第2導電路を流れる電流の値を検出する電流検出部を有し、
    前記制御部は、前記電圧変換部に降圧動作を行わせている場合において前記電流検出部で検出される電流値が所定の電流閾値以下になった時期を前記所定の停止時期として前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う請求項1又は請求項2に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  4. 前記制御部は、前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を複数回繰り返し行う請求項1又は請求項2に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  5. 前記制御部は、前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を一定周期で定期的に行う請求項4に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  6. 第1導電路に電気的に接続されたスイッチング素子からなる第1素子と、前記第1導電路と前記第1導電路の電位よりも低い所定の基準電位に保たれる基準導電路との間に電気的に接続されたスイッチング素子又はダイオードからなる第2素子と、前記第1素子及び前記第2素子と第2導電路との間に電気的に接続されたインダクタとを備え、前記第1素子のオン動作とオフ動作との切り替えによって前記第1導電路に印加された電圧を降圧して前記第2導電路に出力する降圧動作を行う電圧変換部と、
    前記第2素子と前記基準導電路との間の所定位置の電位を基準とし、前記第1導電路及び前記第2導電路のうち、少なくとも前記第2導電路の電圧を検出する電圧検出部と、
    前記第1素子に制御信号を与えるとともに前記電圧検出部の検出結果に基づいて前記第2導電路の出力電圧を前記基準導電路の電圧よりも大きい所定の目標電圧に近づけるように前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御を行い、前記電圧変換部に降圧動作を行わせる制御中において出力電流が所定の電流閾値以下となった場合又は複数回の所定停止時期に前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を行う制御部と、
    を有し、
    前記制御部は、前記電圧変換部の降圧動作を一時的に停止させ且つ一時的な停止後に前記電圧変換部の降圧動作を再開させる制御を一定周期で定期的に複数回繰り返し行う車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  7. 前記第2素子と前記基準導電路との間で流れる電流の経路として構成されるとともに車両内のグラウンド部として構成される前記基準導電路に取り付けられるグラウンド端子を有する請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
  8. 1つの前記グラウンド端子のみが前記基準導電路に連結されている請求項7に記載の車載用の降圧型DCDCコンバータ。
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