JP6805548B2 - 浴槽装置 - Google Patents
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Description
このような吐水装置においては、浴槽水が給水口から給水路とポンプを経由して共通導水路に導かれ、この共通導水路が上部導水路と下部導水路に分岐されている。
このように構成された本発明においては、ジェットポンプユニットの噴射部から噴射された浴槽水がジェットポンプ作用により上記浴槽連通部内の浴槽水を引き込みながら上記吐水部に供給される。従って、吐水部からの吐水開始時において、仮に、ポンプと吐水部との間の流路内に比較的冷たい前回使用時の残水があったとしても、今回浴槽に貯留されている温かい浴槽水と混ざりながら吐水部に供給されることになるため、使用者に冷たい水の感覚を感じさせることを抑制することができる。従って、ポンプの使用開始直後から吐水部からの吐水をすることができ、浴槽装置の始動性を向上させることができ、浴槽装置の使い方の自由度を向上させことができる。
また、残水が完全に発生しないように残水を強制的に排出させるような特別な流路構成を形成する必要がなくなり、さらに、吐水部からの吐水開始時において、吐水部からの吐水開始時における流路内の残水を使用者の身体に直接吐水しないように他の吐水部から吐水を行なう等の残水排出モードを設ける必要もなくなるため、流路設計の自由度と吐水開始時の吐水制御の自由度とを高くすることができる。
さらに、ジェットポンプユニットを介して浴槽水を吐水するため、ポンプの大きさを抑制したまま、吐水流量を増大させることができる。従って、ポンプの大型化を抑制することにより、ポンプの配置の自由度を向上させることができ、さらに、ポンプの大型化に伴う、騒音や振動の問題を低減することができる。
このように構成された本発明においては、噴射部から噴射される浴槽水に低温の浴槽水が混じっている場合においても、噴射された浴槽水が噴射部から噴射される浴槽水の流量よりも多い流量の浴槽連通部内の浴槽水を引き込みながら吐水部に供給されるので、吐水部から吐水される浴槽水中において、浴槽連通部から引き込まれる浴槽内の湯水の温度に近い比較的暖かい湯水の割合が支配的となる。従って、使用者に冷たさを感じさせることをより確実に抑制することができ、ポンプの使用開始直後から吐水部からの吐水を使用することができ、浴槽装置の始動性を向上させることができる。
このように構成された本発明においては、浴槽の縦壁に形成された浴槽連通口部から、縦壁の裏側の近傍領域に配置されている浴槽連通部までの流路の長さを比較的短く形成することができ、浴槽連通部に貯水される浴槽水の温度が、浴槽内の浴槽水の温度から低下されにくくすることができ、吐水部から吐水される浴槽水の温度が、浴槽内の浴槽水の温度から低下されにくくすることができる。
このように構成された本発明においては、浴槽連通部は、浴槽連通口部よりも高い位置に配置されているので、比較的熱い湯水は浴槽連通口部よりも高い位置の浴槽連通部に移動しやすく、浴槽連通部内の湯水の温度を冷えにくくすることができ、且つ浴槽連通口部を浴槽連通部よりも低い位置に配置することにより浴槽連通口部からの空気の流入を防ぎやすくすることができ、浴槽連通部内に空気が流入することによって浴槽連通部内の湯水の温度が冷えることを防ぐことができ、よって、吐水部から吐水される浴槽水を比較的暖かい温度に維持しやすくすることができる。
このように構成された本発明においては、制御部は、浴槽内の水位が浴槽連通口部から空気が導入される可能性がある所定水位以下である場合には、ポンプを作動させないように制御することにより、浴槽連通口部からの空気の流入を防ぐことができ、浴槽連通部内に空気が流入することによって浴槽連通部内の湯水の温度が冷えることを防ぎ、吐水部から比較的冷たい水が吐水されることをより確実に防止することができる。
図1は本発明の一実施形態による浴槽装置を示す概略斜視図であり、図2は本発明の一実施形態による浴槽装置を示す平面図であり、図3は本発明の一実施形態による浴槽装置の浴槽内に使用者が座っている状態で、図2のIII−III線に沿って見た浴槽装置の内部構造を概略的に示す概略断面図であり、図4は本発明の一実施形態による浴槽装置のジェットポンプユニット及び吐水部の吐水口を示す斜視図であり、図5は図2のIII−III線に沿って見たジェットポンプユニット及び吐水部の吐水口の断面図である。
本発明の一実施形態による浴槽装置1は、湯水(浴槽水)を貯留する浴槽2に設けられる浴槽装置1である。
本発明の一実施形態による浴槽装置1は、浴槽2内の湯水を吸引し且つ下流側に供給するポンプ4と、ポンプ4から供給された湯水を浴槽2の上端近傍から浴槽2内に吐水する吐水部6(第2吐水部)と、ポンプ4を制御する制御部8と、ポンプ4と吐水部6との間の噴射部側流路32上に設けられるジェットポンプユニット10と、浴槽2の縦壁に形成された浴槽連通口部12から吐水部6又は後述するブロー吐水部16に至る循環流路14と、ポンプ4から供給された湯水を浴槽2の上下方向の中央近傍から浴槽2内にブロー吐水するブロー吐水部16(第1吐水部)と、循環流路14においてポンプ4の下流側の流路をジェットポンプユニット10側の流路と、ブロー吐水部16側の流路とに切替える切替弁18と、を備えている。なお、浴槽装置1は、湯水(浴槽水)を貯留する浴槽2を備えていてもよい。
ここで、浴槽2に貯水される湯水は、浴槽2に貯水される浴槽水であり、本発明において使用する用語「湯水」は、浴槽装置の給水装置又は外部施設の給水装置等において温度調節されて湯と水が混合された湯水のみならず、外部水道からすでに温度調節されて給水された給水、給水源からの水を適温まで加熱し且つ新たに水を混合することによって温度を調節していない湯も含む意味で使用されている。「湯水」は、温度の異なる「水」として表現されることもできる。例えば、湯水は、使用者が操作部38において設定した40度等の温度を有する温水である。
浴槽2は、入浴している使用者の臀部又は足部が接する底部2aと、入浴している使用者の背中が接することが多い縦壁2bと、縦壁2bの上部と接続され且つ浴槽2の上面を形成する上端部2cとを備えている。
上端部2cは、入浴している使用者(入浴者)Hの上半身、例えば頭部、首部、又は肩部に比較的近い高さ位置に形成される。例えば、上端部2cは、入浴している使用者Hが底部2a上に臀部をつけて座っている状態で使用者Hの後頭部を上端部2c上に載せてリラックスした状態で座ることができるような高さ位置に形成されている。上端部2cは、ほぼ平坦な面として形成されていてもよく、又は、頭部や首部の曲り形状に合わせやすいように湾曲面として形成されていてもよい。
また、制御部8が、浴槽2内の水位がブロー吐水部16の高さの水位WL3以下の水位であると判断する場合には、ブロー吐水部16からの高速のブロー吐水は水中で行うものであるため、ポンプ4を作動させないように制御する(図8参照)。
ブロー吐水部16は、その内部の流路の径を、ブロー吐水部16の上流側のブロー吐水部側流路36の径よりも絞るように形成されている。ブロー吐水部16は、浴槽2の縦壁2bにおいて、横向き(例えば水平に近い横向き)に取付けられており、ブロー吐水部16から横向きに高速のブロー吐水を吐水するようになっている。ブロー吐水部16は、ポンプ4の下流側のブロー吐水部側流路36に接続され、ポンプ4から圧送された水流を直接噴出するようになっている。従って、ブロー吐水部16は、ポンプの圧送する送出水量に応じた比較的小流量且つ高速の吐水流を形成する。
図6は本発明の一実施形態による浴槽装置のジェットポンプユニットにおけるジェットポンプ作用を説明する図であり、図13は本発明の一実施形態による浴槽装置におけるポンプの設置位置を示す上面図であり、図14は本発明の一実施形態による浴槽装置におけるポンプの設置位置を示す側面図である。
ジェットポンプユニット10は、大流量を吐水部6に供給しようとする場合にも、比較的簡易な構成且つ比較的小型の構造物により形成することができるため、浴室内のケーシングと浴槽2との間の制約された小空間において、配置することができる。
このようにジェットポンプユニット10は、浴槽2の左右方向の中央の下部に配置されるが、図13に示すように、ポンプ4は、浴槽2の吐水部6が配置される側の左右方向の中央よりも外側の側方側端部近傍に配置されることができる。図14に示すように、ポンプ4は、浴槽2の側方側の下部且つケーシング20の内側に配置されている。このようにポンプ4は浴槽2の側方側等に配置することができ、浴槽連通口部12からポンプ上流側流路28に流入した湯水が浴槽2の側方側に配置されたポンプ4に導かれ、ポンプ4から圧送された湯水が、ポンプ下流側流路30を通って中央に配置されたジェットポンプユニット10又は中央近傍のブロー吐水部側流路36に流れるようになっている。
ジェットポンプユニット10は、湯水を流路径の絞られたジェットノズル44から噴射して浴槽連通部42を通して浴槽水導入部46に流入させるため、所定の大きさの圧力損失を生じている。この圧力損失の大きさは、湯水をブロー吐水部16から吐水させる際の圧力損失の大きさと比較的近い大きさとすることができ、ジェットポンプユニット10を通る流路の抵抗と、ブロー吐水部16に至る流路の抵抗とを比較的近づけることにより、湯水を両方の流路に同時に流すようにしながら流量及び流速を調整することが可能となっている。
図10は図2のIII−III線に沿って見た浴槽の断面図であり、図11は本発明の一実施形態による浴槽装置のジェットポンプユニットの開度調整機構が連通流路入口部の近傍に設けられ且つ開度調整機構が連通流路入口部を開く開状態に調整されている状態を示す概略断面図であり、図12は本発明の一実施形態による浴槽装置のジェットポンプユニットの開度調整機構が連通流路入口部の一部を覆うように設けられ且つ開度調整機構が連通流路入口部の一部を覆うような閉状態に調整されている状態を示す概略断面図である。
本実施形態においては、開度調整機構54は、連通流路入口部50の開状態と、閉状態とを2段階で調整できるようになっているが、開度調整機構54は、連通流路入口部50の開度(開口の開閉割合)を、例えば3段階や5段階等の複数の段階に応じて調整できるようにしてもよい。
図7は本発明の一実施形態による浴槽装置の浴槽内に使用者が座っている状態で、吐水部のみからの吐水動作が行われる様子を示す斜視図である。
浴槽装置1による吐水部6からの吐水動作が開始される前において、使用者Hが入浴できる温度の湯水が例えば給水水位WL0まで浴槽2内に給水され且つ貯水されている。このとき、浴槽2と浴槽連通部42とが入口流路24及び連通流路26を介して連通されているので、浴槽2とほぼ同じ温度の湯水が浴槽連通部42内にも貯水された状態となっている。
制御部8が、浴槽2内の水位が浴槽連通口部12から空気が導入される可能性がある所定水位WL2以下であると判断する場合には、ポンプ4を作動させないように制御する。この所定水位は、例えば、浴槽連通口部12の上端の高さの水位WL2とされている。よって、制御部8が、浴槽2内の水位が浴槽連通口部12から空気が導入される可能性がある所定水位(例えばWL2)より高い水位であると判断する場合には、ポンプ4を作動させるように制御する。
制御部8は、ポンプ4から供給される浴槽水を、上記第1吐水部から吐水される浴槽水の流速は上記第2吐水部から吐水される浴槽水の流速よりも高く且つ上記第2吐水部から吐水される浴槽水の流量は上記第1吐水部から吐水される浴槽水の流量よりも大きくなるように、後述する吐水部6及びブロー吐水部16から同時(同時期)に行われる吐水動作を実行させる同時吐水モードを備えている。また、制御部8は、空気導入切替弁58のオン/オフを自動で定期的に或いは他の条件により交互に切り換える脈動モードを備えていてもよい。これにより、吐水部6からの吐水中の空気の混入量を変化させ、吐水が使用者Hに与える刺激に変化を付与することができるため、肩湯の吐水刺激効果をより強くすることができる。さらに、制御部8は、吐水部6からの吐水とブロー吐水部16(攪拌吐水部)からの吐水とを同時(同時期)に行う吐水動作を実行させる攪拌吐水モードを備えている。攪拌吐水モードによれば吐水部6から比較的温度の低い湯水が吐水されないように、吐水部6からの吐水中にブロー吐水部16からの吐水を行って浴槽2内の湯水を攪拌することができる。
図5及び図6に示すように、ジェットノズル44から高速で噴射された湯水は、矢印F4に示すように、噴流(ジェット流)を形成し、ジェットノズル44の開口の向きに高速且つ強力な推進力を有する流れを形成する。このとき、この噴射された湯水の流れが、ジェットポンプ作用、すなわちエジェクタ効果により、周囲の湯水を引き込む作用を生じる。本実施形態においては、矢印F4に示すような直線的な噴流に対し、浴槽連通部42内の湯水が、矢印F5及びF6に示すように、引き込まれ(他の表現によれば巻き込まれ)る。このとき、ジェットノズル44から噴射された湯水の流量q1に、浴槽連通部42内から引き込まれる湯水の流量q2が加算され、より大流量の浴槽水導入部46内の湯水の流量q3となる(矢印F4’参照)。このような流量の関係はq1+q2=q3の式により示すことができる。このように、ジェットポンプユニット10は、ジェットポンプ作用を用いて、ジェットノズル44の下流側の浴槽連通部42内の湯水を巻き込んで吐水流量を増幅させる技術を実現することができる。
また、浴槽連通部42内から引き込まれる湯水の流量q2は、ジェットノズル44から噴射された湯水の流量q1よりも多い流量に設定されている。このように、q2>q1の流量の関係を有しているので、ジェットノズル44から噴射される湯水に低温の湯水(前回使用時の低温の残水や、浴槽2への湯水の供給後の時間経過によりポンプ4等の流路内の湯水の温度が低下した場合の低温の湯水等)が混じっている場合においても、噴射された湯水がジェットノズル44から噴射される湯水の流量q1よりも多い流量q2の浴槽連通部42内の湯水を引き込みながら吐水部6に供給されるので、浴槽水導入部46の湯水中において、浴槽連通部42から引き込まれる湯水内の湯水の温度に近い比較的暖かい湯水の割合が支配的となる。従って、使用者Hに冷たさを感じさせることをより確実に抑制することができ、ポンプの使用開始直後から吐水部6からの吐水を使用することができ、浴槽装置1の始動性を向上させることができる。
これに対し、本実施形態においては、安易にポンプの大きさを大型化できない環境において、ジェットポンプユニット10を用いることにより大流量の吐水を実現することができる。吐水部6から大流量の吐水が行えることにより、浴槽2内に貯水する湯水の量(使用者Hが浸かっている湯水の量)を比較的少なくした場合においても、使用者Hの体が冷えないようにより効率的に温めることができる。また、浴槽2内に貯水する湯水の量(使用者Hが浸かっている湯水の量)を比較的少なくできるので、節水効果を実現することができる。吐水部6から大流量の吐水が行えることにより、使用者Hの体の温め効果及びマッサージ効果を増大させることができ、使用者Hのリラックス効果及びくつろぎ効果を増大させることができる。
図8は本発明の一実施形態による浴槽装置の浴槽内に使用者が座っている状態で、図2のIII−III線に沿って見た浴槽装置の内部構造を概略的に示し、ブロー吐水部のみからの吐水動作が行われる様子を説明する概略断面図である。
図9は本発明の一実施形態による浴槽装置の浴槽内に使用者が座っている状態で、図2のIII−III線に沿って見た浴槽装置の内部構造を概略的に示し、吐水部及びブロー吐水部から同時に行われる吐水動作が行われる様子を説明する概略断面図である。
吐水部6及びブロー吐水部16から同時(同時期)に行われる吐水動作とは、吐水部6から行われる吐水動作と、ブロー吐水部16から行われる吐水動作とがある時点において同時に行われている場合の吐水動作をいう。従って、吐水部6から行われる吐水動作と、ブロー吐水部16から行われる吐水動作とが同時期に開始される場合のみならず、吐水部6から行われる吐水動作と、ブロー吐水部16から行われる吐水動作とがそれぞれ異なる時点で開始され両者の吐水動作が並行して行われている場合を含む。
制御部8は、上述のように浴槽2内の水位が浴槽連通口部12から空気が導入される可能性がある所定水位WL2より高い水位であると判断し且つ浴槽2内の水位がブロー吐水部16の高さの水位WL3より高い水位であると判断する場合に、ポンプ4を作動させるように制御する。
ジェットノズル44から噴射される湯水に低温の湯水(前回使用時の残水等)が混じっている場合においても、浴槽連通部42内の湯水を引き込みながら吐水部6に供給されるので、浴槽2内の湯水の温度に比較的近い温度の湯水を吐水部6から吐水させることができる。また、ジェットポンプユニット10を用いることにより吐水部6から大流量の吐水を行うことができる。
図3及び図5において、矢印F4に示すように、湯水が、ジェットノズル44から浴槽連通部42及び浴槽水導入部46の内方に向けて高速且つ直線的に噴射される。このとき、浴槽連通部42においてジェットノズル44から噴射された湯水がジェットポンプ作用により空気導入口部45内の空気を引き込みながら浴槽水導入部46に流れる。このとき、空気導入口部45が噴射部の下流側の近傍に配置されているので、ジェットノズル44から噴射された湯水が、噴射された直後に空気を湯水中に引き込む。ジェットノズル44から噴射される湯水の流れの流量は、比較的少量である。このとき、ジェットノズル44から噴射される湯水の流れの流量が噴射された直後の比較的少ない状態(ジェットノズル44から噴射される湯水の流量とほぼ同じ流量)であるので、噴射される湯水の流量に応じて引き込まれる空気の導入量を比較的少なく抑制することができる。ジェットノズル44から噴射された湯水は、空気導入口部45より下流側の浴槽連通部42及び浴槽水導入部46を通過するにつれて、ジェットポンプ作用により浴槽連通部42内の湯水を引き込みながらその流量が増大される。このように、主に空気導入口部45より下流側において、流量が増幅されるので、空気導入口部45付近を通過する流れの流量の増大が抑制され、空気導入口部45から湯水中に引き込まれる空気の流量が過度に増大されることを抑制することができる。
このような流れによれば、空気を混入した流れが使用者に当たる場合にリラックス効果やマッサージ効果を与えるのみならず、微細な気泡を混入した流れが使用者に当たる場合の吐水刺激(使用者に与える感覚)が乱れることが抑制され、さらに、水跳ね等も抑制され、使用者が肩湯として使用する場合に、効果的なリラックス効果を与えることができる。
また、ブロー吐水部16が浴槽水連通流路部47の連通流路26が接続される浴槽2の縦壁2bにおいて配置され、ブロー吐水部16と、浴槽連通口部12とが、同一の縦壁2bに沿って比較的近くに配置されることとなるから、浴槽水連通流路部47の連通流路26に流入する湯水をブロー吐水部16によってより効率よく攪拌することができる。従って、ジェットポンプユニット10から吐水部6に比較的温度の低い湯水が供給され、吐水部6から比較的温度の低い湯水が使用者Hに吐水されることをより確実に抑制することができる。
また、残水が完全に発生しないように残水を強制的に排出させるような特別な流路構成を形成する必要がなくなり、さらに、吐水部6からの吐水開始時において、吐水部からの吐水開始時における流路内の残水を使用者の身体に直接吐水しないように他の吐水部から吐水を行なう等の残水排出モードを設ける必要もなくなるため、流路設計の自由度と吐水開始時の吐水制御の自由度とを高くすることができる。
さらに、ジェットポンプユニット10を介して湯水を吐水するため、ポンプ4の大きさを抑制したまま、吐水流量を増大させることができる。従って、ポンプ4の大型化を抑制することにより、ポンプ4の配置の自由度を向上させることができ、さらに、ポンプ4の大型化に伴う、騒音や振動の問題を低減することができる。
2 浴槽
2a 底部
2b 縦壁
2c 上端部
4 ポンプ
6 吐水部
6a 吐水部上面
8 制御部
10 ジェットポンプユニット
12 浴槽連通口部
14 循環流路
16 ブロー吐水部
18 切替弁
20 ケーシング
22 吐水口
22a 吐水部内流路底面
24 入口流路
26 連通流路
28 ポンプ上流側流路
30 ポンプ下流側流路
32 噴射部側流路
34 浴槽水導入流路
36 ブロー吐水部側流路
38 操作部
40 圧力センサ
41 ジェットポンプ水貯留部
42 浴槽連通部
42a 底面
42b 上面
44 ジェットノズル
44a 先端
45 空気導入部
45a 先端開口部
46 浴槽水導入部
46a 入口部
47 浴槽水連通流路部
48 展開部
50 連通流路入口部
52 ポンプ流路入口部
54 開度調整機構
56 空気管
58 空気導入切替弁
H 使用者
q1 流量
q2 流量
q3 流量
W 壁面
WL0 給水水位
WL1 満水水位
WL2 水位
WL3 水位
Claims (5)
- 浴槽水を貯留する浴槽に設けられる浴槽装置であって、
上記浴槽内の浴槽水を吸引し且つ下流側に供給するポンプと、
上記ポンプから供給された浴槽水を、上記浴槽内の水面より上方の上記浴槽の上端近傍の位置から上記浴槽内に座って入浴する使用者の肩付近の空間に向けて吐水する吐水部と、
上記ポンプを制御する制御部と、
上記ポンプと上記吐水部との間の流路上に設けられるジェットポンプユニットであって、上記ジェットポンプユニットは、上記浴槽と連通され且つ上記浴槽の浴槽水が流入する浴槽連通部と、上記ポンプの下流側に配置され且つ上記ポンプから供給された浴槽水を上記浴槽連通部を通るように噴射する噴射部と、を備える、上記ジェットポンプユニットと、
上記浴槽の上端より下方に配置された上記浴槽連通部から上方向きに延びる浴槽水導入流路であって、上記浴槽水導入流路の下流側は上記吐水部に接続される、上記浴槽水導入流路と、を備え、
上記ジェットポンプユニットは、この噴射部から噴射された浴槽水がジェットポンプ作用により上記浴槽連通部内の浴槽水を引き込みながら上記吐水部に供給されるように構成されていることを特徴とする浴槽装置。 - 上記ジェットポンプユニットは、上記噴射部から噴射された浴槽水が、上記噴射部から噴射される浴槽水の流量よりも多い流量の上記浴槽連通部内の浴槽水を引き込みながら上記吐水部に供給されるように構成されていることを特徴とする請求項1記載の浴槽装置。
- 上記浴槽連通部は、上記浴槽の縦壁に形成された浴槽連通口部の奥側且つ上記縦壁の裏側の近傍領域に配置されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の浴槽装置。
- 上記浴槽連通部は、上記浴槽の縦壁に形成された浴槽連通口部よりも高い位置に配置されていることを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の浴槽装置。
- 上記制御部は、上記浴槽内の水位が上記浴槽の縦壁に形成された浴槽連通口部から空気が導入される可能性がある所定水位以下である場合には、上記ポンプを作動させないように制御することを特徴とする請求項1乃至4の何れか1項に記載の浴槽装置。
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