JPH03184519A - 浴室用うたせ湯装置およびその運転制御方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、家庭用浴室においてうたせ湯を行なう浴室用
うたせ湯装置およびその運転制御方法に関するものであ
る。

なお、うたせ湯とは、人体より上方に設けた吐出口より
大量の湯を落下または噴出させ、その水流を肩や首など
にあてることでマツサージを行なう入浴方法である。

〔従来の技術〕

家庭の浴室で行われているうたせ湯は、第８図に示すよ
うに、給湯器ａの出湯管を分岐して浴室すに設置した吐
出口Ｃに接続し、多機能シャワーの一つの機能として行
われているので、湯の吐出ブｊ法を変えであるだけで、
基本的にはシャワーと同じである。なお、第８図におい
て、ｄはリモコンである。

〔発明が解決しようとする課題〕

このため、うたせ湯を行なう場合、使用した湯はそのま
ま排水されて大量の湯を使用するだけにその経済的損失
が大きいという問題がある。

また、大型の給湯器を熱源として使用し、多くの場合、
その給湯器は台所用などの他の目的にも使用されるため
、給湯器の同時使用時の湯温変動を受けやすく、使用に
際し不快感を与えることがある。

本発明は、前記の如き従来技術の問題点を改善し、経済
的に、しかも、常に快適なうたせ湯を行なうことができ
る装置およびその制御方法を提供せんとするものである
。

〔課題を解決するための手段〕

本発明は、前記の如き目的を達成せんがため、浴槽にフ
ィルタつきの吸水口を接続し、その吸水口に接続した配
管をポンプを介して上方に起立させると共に浴槽の上部
に向って指向せしめ、その配管の末端に浴槽より高い位
置において浴槽に向って吐出する吐出口を接続し、前記
ポンプで揚水した浴槽水を前記吐出口から吐出させて人
体に当て、そのうたせ湯を浴槽中に回収せしめるように
したことを特徴とする。

また、本発明は、前記うたせ湯配管の起立部および浴槽
上部への指向部に長手方向のスライド調節および回転調
節が可能なジヨイントをそれぞれ備えたことを特徴とす
る。

さらに、本発明は、うたせ湯装置の配管系路中に浴槽内
の水位センサを配設し、運転スイッチをオンすると、前
記水位センサにより浴槽水位を検出し、その検出水位が
設定水位以上かどうかを判断し、設定水位風」二のとき
のみポンプを運転し、そのポンプ運転中も浴槽水位が設
定水位以上かどうかを判断し、設定水位以下のときには
ポンプを自動的に停止させることを特徴とする。

〔作用〕

本発明は、前記の如く、浴槽中の湯を揚水してうたせ湯
を行なうので、給湯器の同時使用などの如き湯温の変動
が生ずるおそれがなく、常に快適温度でうたせ湯を行な
うことができる。また、本発明は、浴槽中においてうた
せ湯を行なうので、一部飛散して損失となる湯があって
も、大部分は浴槽中に回収されて経済的なうたせ湯を行
なうことができる。

また、請求項２のジヨイントを備えた場合には、吐出口
９高さを調節して強さを変え、あるいは角度を調節して
その人の希望または体型に合った最適な個所にうたせ湯
をすることができる。

さらに１本発明の運転制御方法によれば、浴槽中の水位
を水位センサーにより検出し、それが設定水位よりも低
下すれば自動的にうたせ湯装置のポンプを停止させるか
ら、うたせ湯により飛散して浴槽中の湯が減少した場合
の空運転などを確実に防止することができる。

〔実施例〕

以下、第１図ないし第７図について本発明の一実施例を
説明する。

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、浴槽１の一側に腰かけ部１ａを形成し、その腰かけ
部１ａの下方の空間を利用してうたせ揚器具２を配設す
る。そして、前記腰かけ部１ａの下方にはフィルタ３ａ
つきの吸水口３を配設し、その吸水口３とうたせ揚器具
２とを接続すると共に、うたせ揚器具２から管４を起立
させ、その管４の上端から浴槽１の上方に向って指向す
る管５を配設し、管５の末端に前記腰かけ部１ａに向う
吐出口６を配設する。

前記うたせ湯器具２は、第２図に示すように、浴槽内の
水位を検出する水位センサ７と、ポンプ８と、マイコン
制御部９とを具備し、リモコン１０の運転スイッチ（図
示せず）をオンにすると、ポンプ８を駆動して浴槽ｌ中
の湯を吸入して吐出口６から吐出させるようにする。（
ただし、以下述べるように、浴槽中の水位がある設定水
位以下のときにはポンプを停止させる。） 本発明のうたせ湯装置は、前記の如く、浴槽水をポンプ
で揚水し、浴槽より上方に設置した吐出口より吐出させ
て腰かけ部に腰をかけた状態の人の肩や首などレニ湯を
当てるので、安定した湯温のうたせ湯を長時間使用する
ことが可能となり、かつ、うたせ湯に使用した湯の大部
分は浴槽中に回収されるので、経済的に使用することが
できる。

第３図ないし第６図は本発明の第２の実施例を示し、基
本的には前記第１の実施例と同様であって、管４および
管５にジヨイントを設けた点が異なるだけであるので、
第１の実施例と同一部分に同一符号をつけてその説明を
省略し、異なる部分についてのみ説明する。

この実施例においては、第５図に示すように、起立する
管を外管４ａとその外管中に摺動自在に挿入した内管４
ｂとにより構威し、外管４ａに対し内管４ｂを上下動さ
せ、あるいは外管４ａに対し内管４ｂを回転させて相対
的な角度を調節し、任意の長さおよび角度位置において
アウトナツト１１を締付けることによりその長さおよび
角度を維持し得るジヨイントとする。浴槽上部に指向す
る管も、上記と同様に、外管５ａと内管５ｂとにより構
威し、任意の長さおよび角度位置においてアウトナツト
１１を締付けることによりその長さおよび角度を維持し
得るジヨイントとする。ただし、立上り部の内管４ｂと
浴槽上部へ指向する外４ｖ５ａとは同一の管をＬ字形に
折曲げたものである。

前記ジヨイントの具体的構成を第６図について説明する
。第６図において、４ａは前記立上り部の外管、４ｂは
同じく内管であって、外管４ａの上端にスライド筒１２
を固定し、オーリング１３を介して内管４ｂを摺動およ
び回動自在に挿入している。

１４は前記スライド筒１２の上部において内管４ｂに外
嵌しているストップリングであって、円周の１ケ所を切
欠したゴムなどの弾性体からなり、スライド筒１２に螺
合しているアウトナツト１１を弛めると、アウトナツト
１１による締付力が解除されて内管４ｂを任意にスライ
ドまたは回動させることができ、アウトナツト１１を締
付けると、アウトナツトの内偵面に形成しているテーパ
ー面によりストップリング１４が締付けられてその位置
においてスライド筒１２と内管４ｂとが固定されるよう
に構成されている。浴槽に向って指向する外管５ａと内
管５ｂとのジヨイントも上記と同様の構成である。

第２の実施例は、前記のように構成されているので、第
１の実施例と同様の作用効果を奏し得るだけでなく、第
３図および第４図に示すように吐出口６の位置を、上下
９前後９同転９首ふりさせてうたせ湯のポイントを使用
者にとって最も好ましい位置に設定することができる。

すなわち、この実施例においては、前記のジヨイントを
つけることにより、腰かけ部の１ケ所に腰を掛けていて
も、うたせ湯を当てる場所を変え、あるいはその人の好
みや体型に合わせて最適な場所に調節することができる
。

また、吐出口を上下にスライドさせて体に当てるうたせ
湯の強さを調節することができる。

また、本発明においては、浴槽に腰かけ部を形成したの
で、座った状態でうたせ湯を使うことが可能となり、楽
な姿勢で長時間うたせ湯を楽しむことができる。また、
座った状態で第３図の点線で示したように体を前に傾け
るだけで背や腰などにうたせ湯を当てることができる。

第７図は本発明によるうたせ湯の運転制御方法を示すフ
ローチャートである。

運転スイッチをオンさせると、水位センサ７により浴槽
水位を検出し、その検出値が設定水位以上かどうかを判
断し、以上の場合に始めてポンプ８を駆動させる。設定
水位以下の場合にはポンプを駆動しない。

かくしてポンプ８を駆動してうたせ湯を行ないながら、
その間も水位センサ７により浴槽水位を検出し、浴槽水
位が設定水位以下に下がったときには運転スイッチがオ
ンされていてもポンプをオフさせる。

このように、本発明においては、多量の湯を使ううたせ
湯装置において、浴槽水位を検出しながら運転するので
、浴槽水位が低トしすぎて空運転を行なうことを確実に
防止することができる。

〔発明の効果〕

以上述べたように１本発明によれば、給湯器からうたせ
湯を行なう場合のような湯温の変動が生ずるおそれのな
い快適なうたせ湯を経済的に行なうことができる。また
、請求項２に記載の発明によれば、吐出口の高さを変え
、あるいは吐出「１の角度を調節して使用者の体型や希
望する箇所にうたせ湯を行なうことができる。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は本発明の第１の実施例を示すもの
で、第１は使用状態の説明図、第２図は装置全体の構成
図である。第３図ないし第６図は第２の実施例を示すも
ので、第３図および第４図は使用状態の説明図、第５図
は装置全体の構成図、第６図はジヨイントの実施例を示
す断面図である。 第７図は本発明の運転制御方法を示すフローチャートで
ある。第８図は従来例を示す説明図である。 ↓・・・浴槽、１ａ・・・腰かけ部、２・・・器具、３
・・・吸水口、４，５・・・管、６・・・吐出口、７・
・・水位センサ。 ８・・ポンプ、９・・・マイコン制御部、１０・・・リ
モコン。 持許出願人　株式会社　ガ　ス　タ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、浴槽にフィルタつきの吸水口を接続し、その吸水口
   に接続した配管をポンプを介して上方に起立させると共
   に浴槽の上部に向って指向せしめ、その配管の末端に浴
   槽より高い位置において浴槽に向って吐出する吐出口を
   接続し、前記ポンプで揚水した浴槽水を前記吐出口から
   吐出させて人体に当て、そのうたせ湯を浴槽中に回収せ
   しめるようにしたことを特徴とする浴室用うたせ湯装置
   。 ２、浴槽にフィルタを設けた吸水口を接続し、その吸水
   口に接続した配管をポンプを介して上方に起立させると
   共に浴槽の上部に向って指向せしめ、その起立部および
   浴槽上部への指向部に長手方向のスライド調節および回
   転調節が可能なジョイントをそれぞれ備え、その配管の
   末端に浴槽より高い位置において浴槽に向って吐出する
   吐出口を接続し、前記ポンプで揚水した浴槽水を前記吐
   出口から吐出させて各種の高さおよび角度位置から人体
   に当て、そのうたせ湯を浴槽中に回収せしめるようにし
   たことを特徴とする浴室用うたせ湯装置。 ３、吐出口の直下に腰かけ部を形成した請求項１または
   ２に記載のうたせ湯装置用浴槽。 ４、うたせ湯装置の配管系路中に浴槽内の水位センサを
   配設し、うたせ湯装置の運転スイッチをオンすると、前
   記水位センサにより浴槽水位を検出し、その検出水位が
   設定水位以上かどうかを判断し、設定水位以上のときの
   みポンプを運転し、そのポンプ運転中も浴槽水位が設定
   水位以上かどうかを判断し、設定水位以下のときにはポ
   ンプを自動的に停止させることを特徴とする浴室用うた
   せ湯装置の運転制御方法。