JP6803878B2 - エレベータの装置 - Google Patents

エレベータの装置 Download PDF

Info

Publication number
JP6803878B2
JP6803878B2 JP2018160763A JP2018160763A JP6803878B2 JP 6803878 B2 JP6803878 B2 JP 6803878B2 JP 2018160763 A JP2018160763 A JP 2018160763A JP 2018160763 A JP2018160763 A JP 2018160763A JP 6803878 B2 JP6803878 B2 JP 6803878B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
display
travel
elevator
count value
signal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2018160763A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2020033143A (ja
Inventor
勇輝 後藤
勇輝 後藤
Original Assignee
三菱日立ホームエレベーター株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 三菱日立ホームエレベーター株式会社 filed Critical 三菱日立ホームエレベーター株式会社
Priority to JP2018160763A priority Critical patent/JP6803878B2/ja
Publication of JP2020033143A publication Critical patent/JP2020033143A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6803878B2 publication Critical patent/JP6803878B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Indicating And Signalling Devices For Elevators (AREA)
  • Maintenance And Inspection Apparatuses For Elevators (AREA)

Description

本発明は、エレベータの装置に関し、特に、小規模建物用、小規模共同住宅を対象にしたエレベータ等(以下、小規模共同住宅用エレベータという)の走行回数管理に関するものである。
エレベータでは、走行回数を収集して、これを部品交換等の目安にすることが行われている。下記特許文献1に記載のように、エレベータの走行回数値をデジタル表示して、走行回数値が所定値を超えるとアラームを表示するものが示されており、これにより、機械系の給油指示や摩耗部品の交換指示をする旨が記載されている。したがって、エレベータの保守の効率化に寄与し得る。
また、下記特許文献2に記載のように、エレベータの度数計が計数したエレベータの走行回数値が保守点検を実施すべき基準値を超えるかを比較器で監視し、また積算時間計が計数したエレベータの稼動積算時間が基準値を超えるかを監視して、監視センタの表示部に表示して、保守点検を効率的にすることが記載されている。これにより、保守点検の効率化を図ることができる。
実開昭55−32380号公報 特開平5−178557号公報
上記特許文献1及び2ともに、エレベータの走行回数を計数することにより、エレベータの使用機器の寿命を適切に管理し、使用機器の交換を円滑にして、保守の合理化を図り得る。
しかしながら、小規模建物用など向け、例えば、定格が停止階5階、定員3名、速度20m/minのエレベータでは、使用機器の寿命などの観点から、一日当たりの走行回数が所定値として例えば、150回を越えないように運用されることが好ましいとされている。これは、エレベータの毎日の走行回数値を適切管理することで、使用機器の寿命を適切に維持するという趣旨のもとに制定されている。
一方、一日当たりの上記走行回数値を余りに厳格に管理し過ぎると、つまり、一日当たり走行回数値が150回を越える場合、運行管理者が一律にエレベータを停止すると、エレベータの利用者には、極めて不都合を生じかねない。発明者は、上記小規模共同住宅用エレベータ等では、運行管理者等の操作に限り、エレベータの走行回数値を既存のかご位置等を表示するインジケータ等の表示手段を用いて簡易に表示することを見出した。
運行管理者等は、インジケータに表示されたかごの走行回数値を確認して、この走行回数値が一日当たり150回を越えても、諸般の事情等も考慮して必要に応じて、かごの走行回数制限を行い得るようにして、エレベータのサービスの低下を防ぎつつ、エレベータの使用機器の寿命を適切に維持できる。
本発明は、上記のような課題を解決するためになされたもので、小規模共同住宅用エレベータ等において、既存のインジケータ等の表示手段を利用して、運行管理者等に限って、簡易にエレベータの走行回数値などを表示し、運行管理者等が適切な判断によりエレベータの走行回数を管理できるエレベータの装置を提供することを目的とする。
第1の発明に係るエレベータの装置は、エレベータのかごの走行回数をカウントして走行回数値を発生するカウント手段と、
前記エレベータのかご内又は乗場に設けられ、前記かごの昇降位置に基づいて第1の表示、前記走行回数値に基づく第2の表示の何れか一つを表示する表示手段と、
前記表示手段の近傍に設けられ、キーにより開放可能な蓋を備えた箱体の内部に設けられると共に、操作すると、切換え信号を発生し、前記操作の解除に基づいて前記切換え信号を消滅する第1のスイッチ手段と、
前記切換え信号発生により、前記第1の表示から前記第2の表示を前記表示手段に表示し、前記切換え信号の消滅に基づいて前記第2の表示から前記第1の表示に前記表示手段に表示する表示制御手段と、を備えたことを特徴とするものである。
このようなエレベータの装置によれば、かごの昇降位置に基づく第1の表示をする表示手段を用いて、運行管理者等がキーを用いて蓋を開放した後、第1のスイッチ手段を動作することにより、エレベータの走行回数値に基づく第2の表示を上記第1の表示から切換えて表示手段に表示することができる。これにより、運行管理者などは、表示手段に表示されたエレベータの各種の走行回数値を確認することにより、必要に応じて、エレベータの走行回数を制限することができるので、小規模共同住宅用エレベータ等の走行回数値を適切に管理することができる。しかも、エレベータの停止によるサービス低下も抑え得る。さらに、かごの昇降位置を表示可能な表示手段を用いて、第1のスイッチ手段を操作すると、エレベータの走行回数値に基づく第2の表示が可能となる。したがって、一つの表示手段により第1及び第2の表示をするので、共用化が可能となる。加えて、第1又は第2の表示を切換えるので、両方の表示をする場合に比較して表示手段が小型化できる。
ここに、表示手段は、乗場に設けられても良いが、かご内に設置されていることが好ましい。かご内の乗客が昇降位置として走行階を認識する必要性が高いので、かご内の表示手段が必須となり、乗場にインジケータ手段が設けられないことがあるからである。
ここで、第2の表示とは、エレベータの一日当たりの走行回数値、エレベータの一周期の予測走行回数値、曜日毎の走行回数値、曜日毎のヒストグラム表示を例示できる。
また、第1のスイッチ手段をモーメンタリ型とすることが好ましい。これは、運行管理者等が第1のスイッチ手段を操作(オン)している時に限り、表示手段に第2の表示をするので、第1のスイッチ手段をオンからオフへの戻し忘れによるかごの昇降位置に基づく第1の表示が表示手段に表示されなくなることを防止できる。
第2の発明に係るエレベータの装置は、前記切換え信号が所定の時間発生していないことを検出して、警告信号を発生するスイッチ検出手段と、
前記表示制御手段は、前記警告信号に基づいて前記表示手段に警告に関する表示をする、ことが好ましい。
これにより、スイッチ検出手段は第1のスイッチ手段が一定時間動作として、例えば、一週間動作していないことを検知して、すなわち、運行管理者などがエレベータの走行回数値を適切に確認していいないと、警告信号を発生して表示手段に警告表示をする。したがって、エレベータの利用者は、運行管理者などが適切に管理していないことを容易に確認できるようになる。
第3の発明に係るエレベータの装置は、前記カウント手段は、一時間当たり積算した第1の走行回数値と、一日毎に積算した第2の走行回数値を発生し、
前記第1及び第2の走行回数値を記憶する走行回数記憶手段と、
前記切換え信号に発生により、前記走行回数記憶手段に記憶された前記第1及び第2の走行回数値に基づいて、一周期における前記切換え信号が発生した時までの実績走行数値と、前記一周期における切換え信号が発生した後の残りの時間に基づく予測した第1の予測走行回数値とを求めて、前記実績走行回数値及び前記第1の予測走行回数値に基づいて前記一周期の走行回数値を予測した第2の予測走行回数値を求める走行回数予測手段と、
前記第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えるか否かを判断して、越えると判断すると超過信号を発生する判断手段とを備え、
前記表示制御手段は、前記切換え信号及び前記超過信号に基づいて、前記第2の予測走行回数値が前記基準走行回数値を越えることを前記表示手段に表示する、ことが好ましい。
このようなエレベータの装置によれば、走行回数予測手段は、切換え信号の発生した時までの実績走行回数値と、一周期の残り時間に基づいて記憶手段に記憶された第1及び第2の走行回数値に基づいて第1の予測走行回数値を求め、実績走行回数値と第1の予測走行回数値とから、一周期の走行回数値を予測して第2の予測走行回数値を求める。そして、判断手段が第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えるか否かを判断して越えると判断すると超過信号を発生し、表示制御手段は超過信号に基づいて、基準走行回数値を越えることを表示手段に表示する。これにより、一周期のエレベータの第2の予測走行回数値が基準走行回数値に達する前に表示手段に表示できるので、運行管理者等は、エレベータの走行回数制限等が行い易くなる。
第4の発明に係るエレベータの装置における前記判断手段は、前記基準走行回数値と前回の前記一周期の積算走行回数値との差分を前記基準走行回数値に足して、新たな基準走行回数値とする、ことが好ましい。
これにより、一周期当たり基準走行回数値を少なくとも前回の一周期の積算走行回数値と基準走行回数値との差分を基準走行回数値に足して、新たな基準走行回数値とする。これにより、前回の一周期の走行回数値が基準走行回数値よりも増加又は減少を今回の基準走行回数値に反映できる。これにより、判断手段が適切な基準走行回数値に基づいて超過信号を発生することになるので、エレベータの走行回数値の制限を適切に管理できる。したがって、エレベータの停止によるサービスが低下を適切に防止できる。一方、エレベータの使用機器の寿命を考慮して基準走行回数値を適切な値にしているので、エレベータの使用機器の寿命も適切に管理できる。
第5の発明に係るエレベータの装置は、前記箱体の内部に設けられ、操作することにより運転制限信号を発生する第2のスイッチ手段と、
前記運転制限信号及び前記超過信号の発生に基づいて前記エレベータの走行回数を制限する走行回数制限手段と、を備えることが好ましい。
これにより、運行管理者等は、表示手段の第2の表示を確認して第2のスイッチ手段を操作すると、走行回数制限手段がエレベータの走行回数を制限する。したがって、運行管理者などにエレベータの走行回数値の制限の判断を委ねて、エレベータの走行回数値を適正に制限に管理できる。なお、走行回数制限手段としては、呼び信号が発生しても、かごを一定時間経過しないと起動しなかったり、かごの走行そのものを停止したりすることを例示できる。
第6の発明に係るエレベータの装置における前記判断手段は、前記一周期の予測走行回数値が前記基準走行回数値以下になると判断すると第1の解除指令信号を発生し、前記走行回数制限手段は、前記第1の解除指令信号に基づいて前記走行回数の制限を解除する、ことが好ましい。
これにより、第1の解除指令信号の発生により走行回数制限手段による走行回数の制限を解除するので、エレベータの走行回数を適切に制限できる。したがって、エレベータのサービスの低下を抑制できる。
第7の発明に係るエレベータの装置は、前記走行回数制限手段による走行回数の制限を解除する第2の解除指令信号を発生する解除手段を備え、
前記走行回数制限手段は、前記第2の解除指令信号に基づいて前記走行回数の制限を解除する、ことが好ましい。
解除手段からの第2の解除指令信号の発生に基づいて、走行回数制限手段の解除するようにしても良い。したがって、病人などの緊急時にエレベータを利用したい場合に対応が可能となる。解除手段とは、各乗場に設けられたカードリーダと、特定のものが所有すると共に、カードリーダの読み取りにより解除指令信号を発生するカードを例示できる。
本発明によれば、小規模共同住宅用エレベータにおいて、既存の表示装置を利用して、簡易にエレベータの走行回数値を表示して、適切に運行管理者がエレベータの走行回数を管理できるエレベータの装置を提供することができる。
本発明の一実施の形態によるエレベータの装置の全体図である。 図1に示すエレベータの装置におけるインジケータ及び操作箱の平面図である。 本発明の一実施の形態によるエレベータ装置における電気系統のブロック図である。 図2による走行回数記憶部の記憶内容を示す模式図(a)、予測走行回数値を求める説明図(b)である。 図1に示すインジケータの表示の通常表示と走行回数表示とを示す模式図である。 図1によるエレベータの装置におけるインジケータ部の表示切換え動作を示すフローチャート(a)、インジケータ部に警告表示の動作を示すフローチャート(b)である。 図1によるエレベータの装置により基準走行回数値を超える動作を示すフローチャートである。 本発明の他の実施の形態による電気系統のブロック図である 他の実施形態によるエレベータの走行回数の一周期を求める曲線図である。
実施の形態1.
本発明の一実施の形態を図1から図5によって説明する。図1は、本発明の一実施の形態によるエレベータの装置の全体正面図である。図1において、個人住宅などに施設されるエレベータ1は、五停止で各階にかご5の乗場を有する五階建ての住宅に設置されており、かご5の一端部5aにロープ9の一端部が連結固定され、昇降路3の上部に設けられた吊り車11を介して、ロープ9の他端部が昇降路3の下部に設けられた巻上機13の巻胴13aに連結固定されている。巻胴13aの軸に回転軸が連結固定されたモータ22を有している。乗場には、各フロアにかご5に走行指令を与える乗場呼び装置31〜35が設けられており、かご5内には、かご5の階床位置とかご5の走行回数値などを表示する表示装置100を有している。なお、各階に設けられた乗場呼び装置31〜35には、カードリーダ51〜55が各階に設けられており、カードの情報を読み取るように形成されている。
図2において、表示装置100は、かご5の位置と、かご5の走行回数に関する表示とを切換えて表示する表示手段としてのインジケータ部101と、スイッチ類が内蔵された管理箱110とを有している。管理箱110は箱状で、蓋111の表面がインジケータ部101と面一に形成され、箱体110hがかご5の内部に埋め込まれている。蓋111は、運行管理者が所有するキーを挿入するキー溝113を備え、ヒンジ115により一端部111aを中心に回動可能に形成されている。管理箱110は、通常時、キーにより施錠されて蓋111により閉鎖されており、キーにより施錠が解除されて蓋111が開放するように形成されている。なお、蓋111には、取っ手110tが設けられている。
管理箱110の内部には、手で押している時のみオンとなって、切換え信号を発生し、離すとオフとなって、切換え信号がオフすると共に、モーメンタリ型である第1のスイッチ手段としての押し釦スイッチ120が設けている。同様に、管理箱110の内部には、オルタネート型で、オンすると運転制限信号を発生する第2のスイッチ手段としての運転制限スイッチ130も設けられている。さらに、インジケータ部101には、運行管理者などが押し釦スイッチ120を所定時間内に操作しないと、警告点滅150を発生するように形成されている。
図3において、電気系統のブロック図は、図1に示す乗場などの呼び装置31〜35からの呼び信号により、モータ22を駆動制御するモータ駆動制御部201を有しており、モータ駆動制御部201からのモータ22の運転信号、すなわち、かご5の走行回数をカウントして走行回数値を発生するカウント部203を有し、カウント部203から発生する走行回数値が走行回数記憶部205に入力される。カウント手段としてのカウント部203では、一時間毎の走行回数値、曜日毎の走行回数値、一周期毎の走行回数値をカウントする。そして、図4(a)において、走行回数記憶手段としての走行回数記憶部205には、カウント部203によりカウントした一時間毎の走行回数値と、一日毎で曜日毎の走行回数値を24時間に分けて、一時間毎の走行回数値と曜日毎の走行回数値とをマトリクス状に記憶している。ここでは、一ヶ月分の走行回数値が記憶されているが、これより多い6カ月分でも良い。6ヶ月間を越えると、記憶が上書きされるように形成されている。
エレベータ1の走行回数の一周期は、特に、休日と平日とでは、休日は一般に会社、学校が休みとなることから、曜日毎の生活スタイルが異なる。これに伴い、エレベータ1の利用形態、すなわち、走行回数も異なる。したがって、エレベータ1の走行回数の一周期を一週間とする。このため、走行回数記憶部205には、月曜日から日曜日までの曜日毎の走行回数値と、その曜日内における一時間当たりの走行回数値を24時間対応で記憶されている。
図3及び図4(b)において、走行回数予測手段としての走行回数予測部207は、エレベータ1の一周期の走行回数値を実績の走行回数値により予測している。いま、水曜日の13時に運行管理者が押し釦スイッチ120を押したとすると、走行回数予測部207は、一周期の開始となる月曜日から水曜日の13時までを実績走行回数値を求める。次に、水曜日の13時から一周期の最後となる日曜日の24時までを予測した第1の予測走行回数値を求める。ここで、第1の予測走行回数値は、走行回数記憶部205に記憶された前週の水曜日の13時間から日曜日の24時までの走行回数値を求めて、この走行回数値を参照して予測する。そして、今回の積算走行回数値と第1の予測走行回数値とを足して一周期の第2の予測走行回数値を求める。
ところで、今回(今週)の走行積算回数値が、前回(前週)の走行積算回数値を越えているようであれば、第1の予測走行回数値もこの傾向が続くものとして求める。つまり、今回の走行回数積算値/前回の走行回数積算値による比を乗算して、第1の予測走行回数値を求める。これにより、第1の予測走行回数値が走行回数実績値を考慮して、より良い予測が可能となり、第2の予測走行回数値の精度も向上し得るからである。
判断手段としての判断部209は、一周期の予測走行回数値が基準走行回数値を除算した値が1を越えるか否かで判断して越えると、超過信号を発生して表示制御部250と走行回数制限部280に入力するようにしている。また、判断部209は、上記1を越えにないと判断すると、解除指令信号を走行回数制限部280に入力されるようにしている。ここで、基準走行回数値は、一日あたり150回として、一周期が一週間であるから、一周期では1050回となる。基準走行回数値は、固定でも良いが、好ましくは、走行回数値の把握がエレベータ1の使用機器の寿命を適切に管理するためであるから、積算の走行回数値が使用機器の寿命に影響する。したがって、前回の一周期の走行回数値が700回であったとすれば、前回は350回の余裕があったことになる。判断部209は、この回数350を基準走行回数値1050回に加えて、新たな基準走行回数値を1400回としても良い。
なお、短時間に走行回数値が増加した場合には、モータ駆動制御部201の一部を成すインバータの温度センサ(図示せず)が温度上昇を検出して、短時間で過度な走行回数値になることを抑制している。
表示制御手段としての表示制御部250は、押し釦スイッチ120が押されると、切換え信号の発生により、図5に示すように走行回数値に基づいて生成された第2の表示を第1の表示に切換えて表示するように形成されている。スイッチ検出手段としての押し釦検出部270は、押し釦スイッチ120が所定の時間押されていないことを切換え信号が発生していないことから検出して、警告信号を表示制御部250に入力され、表示制御部250は、上記警告信号の発生によりインジケータ部101に警告に関する表示として警告灯150を表示するように形成されている。さらに、表示制御部250は、切換え信号及び超過信号に基づいて、一周期の予測走行回数値が基準走行回数値を越えることをインジケータ部101に表示するように形成されている。
なお、位置検出部221は、モータ22の回転角度をエンコーダ24により検出して、かご5の昇降位置を求めて位置検出信号を発生して表示制御部250がインジケータ部101にかご5の階床及びかご5の走行方向を生成して第1の表示をするように形成されている。
インジケータ部101は、切換え信号が発生していいない通常時には、かご5の上昇又は下降の走行方向の矢印と、かご5が位置する階床とを表示している。すなわち、かご5の昇降位置に基づく第1の表示をしている。インジケータ部101は、押し釦スイッチ120が押されて切換え信号が発生すると、本日の走行回数値と、一周期の予測走行回数値と、一周期の予測走行回数値が基準走行回数を越えると、運転制限信号の発生が「有」と表示され、さらに曜日毎の走行回数値をヒストグラム表示するように形成されている。すなわち、エレベータ1の走行回数値に基づく第2の表示をしている。なお、第1の表示、第2の表示は上記例示の一つが表示されていれば足りる。
走行回数制限手段としての走行回数制限部280は、管理箱110の内部に設けられてトグルスイッチ130がオンして運転制限信号を発生している状態で、判断部209からの超過信号が発生すると、かご5が走行して停止した後、所定時間経過しないと、かご5の次の走行を不可とするように形成されている。これにより、エレベータ1の走行回数が制限できる。走行回数が制限されるようになると、第2の予測走行回数値が低下することになる。判断部209は、第2の予測走行回数値が基準走行回数値以下になると判断すると第1の解除指令信号を発生し、走行回数制限部280は、第1の解除指令信号に基づいて走行回数の制限を解除するように形成されている。
なお、走行回数制限部280によりかご5の走行を制限する時間帯を限定しても良い。元々、走行回数値が低い時間帯を除いても良く、例えば、20:00〜5:00までは、走行回数制限を不可としても良い。
また、図1に示すように、小規模住宅エレベータを利用する小規模住宅の住民が所有するカード70を各階の乗場呼び装置31〜35に設けられたカードリーダ51〜55の一つにかざすことにより、カードリーダ51〜55の一つがカード70の情報としの解除情報を読み取り、第2の解除指令信号が発生して走行回数制限部280に入力されると、エレベータ1の走行回数制限が解除されるように形成されている。ここで、カードリーダ51〜55の何れか一つとカード70とにより解除手段を成している。
上記のように構成されたエレベータの装置におけるインジケータ部の表示を第1の表示から第2の表示に切換える動作を図1から図6によって説明する。
<インジケータ部に走行回数値の表示>
特に、図6(a)を参照しつつ説明する。図6(a)は、図1によるエレベータの装置におけるインジケータ部の表示切換え動作を示すフローチャートである。いま、運行管理者がかご5内に乗り込み、図2に示すように、管理箱100の蓋111をキーにより開放し、押し釦スイッチ120を押して(ステップS101)、切換え信号を発生すると、表示制御部250は、図5に示すようにインジケータ部101にかご5の本日の走行回数値と、第2の予測走行回数値としての一周期の予測走行回数値と、第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えるか否かと、エレベータの走行回数を制限する運転制限信号の発生の有無と、さらに、今回の一週間の走行回数値を曜日毎にヒストグラム105hにした第2の表示する(ステップS105)。その後、運行管理者が押し釦スイッチ120を離すと(S101)、切換え信号が消滅して、インジケータ部101は、上記第2の表示から、かご5の昇降位置に基づく第1の表示に切換える(S103)。なお、ステップS101において、押し釦スイッチ120が押されないと、インジケータ部101にはかご位置を表示する第1の表示モードなる(ステップS103)。
<押し釦スイッチが一定時間押されない場合の動作>
特に、図6(b)を参照しつつ説明する。図6(b)は、インジケータ部に警告表示の動作を示すフローチャートである。いま、押し釦検知部270は、運行管理者が押し釦スイッチ120を押したか否かを検知して(ステップS201)、押されない状態が所定時間、例えば、一週間経過するか否かを判断して押されない状態が一週間経過すると、警告信号を発生し(ステップS203)、表示制御部250を介してインジケータ部101に警告表示150を点滅する(ステップS205)。これにより、利用者がエレベータの走行回数の管理が不十分なことに気づき得る。
上記のように構成されたエレベータの装置の動作として、特に第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えた場合の動作を図1から図5、図7によって説明する。図7は、図1によるエレベータの装置により基準走行回数値を超える動作を示すフローチャートである。
<エレベータの運転制限動作>
呼び信号の発生により、モータ駆動制御部201は、モータ22を駆動してかご5を上昇又は下降すると共に、かご5を走行させるため走行信号を発生すると(ステップS301)、カウント部203は、かご5の走行回数をカウントして走行回数値を走行回数記憶部205に入力する。
走行回数記憶部205では、図4(a)に示すように曜日毎で、時間毎の走行回数値をマトリクス状に記憶する(ステップS305)。走行回数予測部207は、走行回数記憶部205から読み出した上記走行回数値とから、所定のタイミングにより、一周期の第2の予測走行回数値を求めて、判断部209に入力する(ステップS307)。判断部209は、第2の予測走行回数値が基準走行回数値を超えるか否かを判断して、越えると判断すると、超過信号を走行回数制限部280に入力する(ステップS309)。この超過信号が発生している状態で、運行管理者が管理箱111内に設けられた運転制限スイッチ130をオンすると(ステップS311)、走行回数制限部280は、呼びが発生しても、モータ駆動制御部201を介して、かご5の起動を一定時間遅らせる走行回数制限運転によりモータ22を駆動制御することで実行する(ステップS313)。
これにより、エレベータ1の走行回数が抑制される。引き続き走行回数予測部207は、所定のタイミングにより、一周期の第2の走行回数値を予測して判断部209に入力すると、判断部209は、第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えなくなり、第1の解除指令信号を走行回数制限部280に入力することにより、走行回数制限運転が終了する。
本実施の形態によれば、かご5内に設けられ、かご位置等の第1の表示するインジケータ部101を用いて、一周期の予測走行回数値等の第2の表示を第1の表示に代えて表示するようにしたので、インジケータ部101に第1又は第2の表示をすることにより、小型化を図ると共に、共用化が可能となる。
実施形態2.
実施形態1では、走行回数の一周期を一週間としたが、本実施形態では、一周期を実際の走行回数値により求めるものである。走行回数の一周期の求め方を、図8及び図9を参照して説明する。図8は、他の実施形態による電気系統のブロック図、図9は、他の実施形態によるエレベータの走行回数の一周期を求める曲線図である。図8において、走行回数記憶部205の出力が一周期スイッチ302を介して、一周期算出部310の入力を開放・閉成するように形成されている。ここに、一周期スイッチ302は、管理箱110内に設けられた第3のスイッチ手段としての一周期切換えスイッチ(図示せず)の切換えに連動して動作するように形成されている。
一周期算出手段としての一周期算出部310は、エレベータ1の曜日毎の積算走行回数値の傾向が変化する変位点と月曜日との間を一周期とみなして求める。一周期算出部310は、走行回数記憶部205に記憶された曜日毎の走行回数値を読み出して、図8に示すように、曜日毎(一日毎)の走行回数値をY軸上にプロットして、X軸上に曜日毎(一日毎)として、得られた走行回数曲線が月曜日を起点として増加した日と、減少して増加した日との境を終点として、起点と終点とを含む日数が一周期としても良い。この例では、月曜日が起点となり、走行回数値が木曜日まで増加して木曜日から金曜日にかけて減少して、金曜日から土曜日にかけて増加する。よって、終点が金曜日となるので、月曜日から金曜日までの4ヶ日間が一周期となる。一周期算出部310は、上記のように走行回数の一周期を求めて、走行回数予測部207に入力することにより、走行回数予測部207は、この一周期を用いて、走行回数値を予測することになる。
本発明は、上記発明の実施の形態の説明に何ら限定されるものではない。特許請求の範囲の記載を逸脱せず、当業者が容易に想到できる範囲で種々の変形態様も本発明に含まれる。
例えば、かご5内のインジケータ部101にかご5の走行回数値などを表示するようにしたが、乗場などに設けられたインジケータ部101に第2の表示をしても良い。また、図8に示す一周期スイッチ302を設けることなく、走行回数記憶部205の出力を一周期算出部310へ入力しても良い。
1 エレベータ、5 かご、13 巻上機、22 モータ、101 インジケータ部、110h 箱体、111 蓋、113 キー溝、120 押し釦スイッチ、130 運転制限スイッチ、203 カウント部、205 走行回数記憶部、207 走行回数予測部、209 判断部、250 表示制御部、270 押し釦検知部、280 走行回数制限部、310 一周期算出部。

Claims (7)

  1. エレベータのかごの走行回数をカウントして走行回数値を発生するカウント手段と、
    前記エレベータのかご内又は乗場に設けられ、前記かごの昇降位置に基づいて第1の表示、前記走行回数値に基づく第2の表示の何れか一つを表示する表示手段と、
    前記表示手段の近傍に設けられ、キーにより開放可能な蓋を備えた箱体の内部に設けられると共に、操作すると、切換え信号を発生し、前記操作の解除に基づいて前記切換え信号を消滅する第1のスイッチ手段と、
    前記切換え信号発生により、前記第1の表示から前記第2の表示を前記表示手段に表示し、前記切換え信号の消滅に基づいて前記第2の表示から前記第1の表示に前記表示手段に表示する表示制御手段と、
    を備えたことを特徴とするエレベータの装置。
  2. 前記切換え信号が所定の時間発生していないことを検出して、警告信号を発生するスイッチ検出手段を備え、
    前記表示制御手段は、前記警告信号に基づいて前記表示手段に警告に関する表示をする、
    ことを特徴とする請求項1に記載のエレベータの装置。
  3. 前記カウント手段は、一時間当たり積算した第1の走行回数値と、一日毎に積算した第2の走行回数値を発生し、
    前記第1及び第2の走行回数値を記憶する走行回数記憶手段と、
    前記切換え信号に発生により、前記走行回数記憶手段に記憶された前記第1及び第2の走行回数値に基づいて、一周期における前記切換え信号が発生した時までの実績走行数値と、前記一周期における切換え信号が発生した後の残りの時間に基づく予測した第1の予測走行回数値とを求めて、前記実績走行回数値及び前記第1の予測走行回数値に基づいて前記一周期の走行回数値を予測した第2の予測走行回数値を求める走行回数予測手段と、
    前記第2の予測走行回数値が基準走行回数値を越えるか否かを判断して、越えると判断すると超過信号を発生する判断手段とを備え、
    前記表示制御手段は、前記切換え信号及び前記超過信号に基づいて、前記第2の予測走行回数値が前記基準走行回数値を越えることを前記表示手段に表示する、
    ことを特徴とする請求項1又は2に記載のエレベータの装置。
  4. 前記判断手段は、前記基準走行回数値と前回の前記一周期の積算走行回数値との差分を前記基準走行回数値に足して、新たな基準走行回数値とする、
    ことを特徴とする請求項3に記載のエレベータの装置。
  5. 前記箱体の内部に設けられ、操作することにより運転制限信号を発生する第2のスイッチ手段と、
    前記運転制限信号及び前記超過信号の発生に基づいて前記エレベータの走行回数を制限する走行回数制限手段と、
    を備えたことを特徴とする請求項3に記載のエレベータの装置。
  6. 前記判断手段は、前記第2の予測走行回数値が前記基準走行回数値以下になると判断すると第1の解除指令信号を発生し、前記走行回数制限手段は、前記第1の解除指令信号に基づいて前記走行回数の制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータの装置。
  7. 前記走行回数制限手段による走行回数の制限を解除する第2の解除指令信号を発生する解除手段を備え、
    前記走行回数制限手段は、前記第2の解除指令信号に基づいて前記走行回数の制限を解除する、
    ことを特徴とする請求項5に記載のエレベータの装置。
JP2018160763A 2018-08-29 2018-08-29 エレベータの装置 Active JP6803878B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160763A JP6803878B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 エレベータの装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2018160763A JP6803878B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 エレベータの装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2020033143A JP2020033143A (ja) 2020-03-05
JP6803878B2 true JP6803878B2 (ja) 2020-12-23

Family

ID=69666942

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2018160763A Active JP6803878B2 (ja) 2018-08-29 2018-08-29 エレベータの装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6803878B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7204794B2 (ja) * 2021-02-22 2023-01-16 三菱日立ホームエレベーター株式会社 巻胴式エレベータの制御装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4115015B2 (ja) * 1998-09-08 2008-07-09 東芝エレベータ株式会社 エレベータ制御装置
JP2003300680A (ja) * 2002-04-10 2003-10-21 Takao Suzuki エレベータシステムおよびその制御方法
JP2006321604A (ja) * 2005-05-18 2006-11-30 Kuma Lift Gijutsu Kenkyusho:Kk 荷物用昇降機
JP2008201557A (ja) * 2007-02-22 2008-09-04 Nippon Otis Elevator Co エレベータの制御装置
JP2014118285A (ja) * 2012-12-18 2014-06-30 Hitachi Ltd 機械室レスエレベータ装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2020033143A (ja) 2020-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
TWI364396B (en) Elevator system
CN101389558B (zh) 用于从建筑物疏散人员的控制电梯的方法和系统
JP5004133B2 (ja) エレベータシステムの群管理制御装置
JP5143425B2 (ja) エレベータ運行制御装置
JP6803878B2 (ja) エレベータの装置
JPWO2011064877A1 (ja) エレベーターの群管理システム
JP4679909B2 (ja) エレベータの火災時運転システム
JP5553810B2 (ja) エレベーター制御装置
JPWO2018034006A1 (ja) エレベーターのかご内操作盤の外付け報知装置
KR102289455B1 (ko) 엘리베이터 비상연락 시스템 및 안전관리 어플리케이션이 설치된 엘리베이터 안전관리 단말
JP6543210B2 (ja) エレベータ制御システム
CN110099862A (zh) 电梯的控制装置
JP5523080B2 (ja) エレベータ電源制御装置、エレベータ電源制御方法及び電源制御プログラム
JP2011063372A (ja) エレベータシステム
JP6750689B2 (ja) エレベーター制御システム
CN111051233B (zh) 电梯系统
WO2011104816A1 (ja) エレベータの制御装置
JP2009202992A (ja) エレベータの押し釦予防保全装置
JP5902040B2 (ja) エレベータの省電力システム
JP2008254886A (ja) エレベータの電力量表示装置
CN113816229A (zh) 电梯控制装置以及电梯系统
CN115427334A (zh) 操作电梯系统的方法和电梯系统
JP2020059600A (ja) エレベータシステム
JP2006062760A (ja) エレベータ制御装置
JP2020196549A (ja) エレベータの制御システム

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190604

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200626

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200811

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200909

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201110

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201201

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6803878

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250