JP2014118285A - 機械室レスエレベータ装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】昇降路を大型化することなく、大型のエレベータ制御装置を設置可能な機械室レスエレベータ装置を提供する。
【解決手段】昇降路周囲壁1aに開口10を形成し、該開口10内にエレベータ制御装置9を設置する。開口10は、乗場側を除く他の三面のいずれかであって、例えば建物内の通路等に面している壁面に形成する。開口10の大きさは、エレベータ制御装置9を設置するのに必要かつ十分な大きさとする。
【選択図】図1
【解決手段】昇降路周囲壁1aに開口10を形成し、該開口10内にエレベータ制御装置9を設置する。開口10は、乗場側を除く他の三面のいずれかであって、例えば建物内の通路等に面している壁面に形成する。開口10の大きさは、エレベータ制御装置9を設置するのに必要かつ十分な大きさとする。
【選択図】図1
Description
本発明は、機械室レスエレベータ装置に係り、特に、エレベータ制御装置の収納構造に関する。
近年、巻上機やエレベータ制御装置を昇降路の上部に設けられた機械室に設置するのではなく昇降路内に設置する機械室レスエレベータ装置が普及しつつある。機械室レスエレベータ装置は、昇降路の上部に機械室を突出させる必要がないので、建物の屋上をフラットにできる利点がある。
しかしながら、従来の機械室レスエレベータ装置は、エレベータ制御装置を昇降路内に設置するので、昇降路が大型になり、相対的に建物の居住空間が圧迫されるという問題がある。また、エレベータ制御装置が昇降路内に設置されていることから、従来の機械室レスエレベータ装置は、保守点検時に作業者が昇降路内に入ってエレベータ装置の保守点検を行わざると得ない。つまり、作業者が、エレベータ制御装置の設置位置に応じて、昇降路のピット内に入り、あるいはかご室の上部に上がり、エレベータ制御装置を操作しながらエレベータ装置の保守点検作業を実施することになる。このため、機械室レスエレベータ装置は、機械室を有するエレベータ装置に比べて、エレベータ装置の点検保守時における作業効率が低下するという問題もある。
このような問題を解消するために、従来、エレベータの扉の乗場側の戸当たり枠を中空構造にすると共に、戸当たり枠に戸当たり面を含んで開口を形成し、戸当たり枠の内部にエレベータ制御装置を組込むと共に、開口に乗場側から開閉できる蓋を付設して成る機械室レスエレベータ装置が提案されている(例えば、特許文献1参照。)。この特許文献1に記載の機械室レスエレベータ装置によれば、作業者が昇降路内に入ることなく、乗場側からエレベータ装置の保守点検を行えるので、保守点検時の作業効率を向上することができる。
しかしながら、特許文献1に記載の機械室レスエレベータ装置は、エレベータ制御装置をエレベータの扉の乗場側の戸当たり枠内に収納する構成であるので、積載量や速度が大きい機械室レスエレベータ装置には適用することが難しいという問題がある。即ち、エレベータ制御装置は、エレベータ装置の積載量や速度が大きくなるほど大型化するのに対して、エレベータの扉の乗場側の戸当たり枠は、エレベータ装置の積載量や速度によらずほぼ一定である。このため、積載量や速度が大きい機械室レスエレベータ装置については、エレベータ制御装置をエレベータの扉の戸当たり枠内に収納することが、著しく困難であるか、不可能になる。
本発明は、このような従来技術の実情に鑑みてなされたもので、昇降路を大型化することなく、大型のエレベータ制御装置を設置可能な機械室レスエレベータ装置を提供することを目的とする。
このような課題を解決するため、本発明は、エレベータ制御装置を昇降路外に配置してなる機械室レスエレベータ装置において、前記エレベータ制御装置を、乗場側を除く昇降路周囲壁の壁面に設けられた開口内に設置したことを特徴とする。
本発明によれば、エレベータ制御装置を、乗場側を除く昇降路周囲壁の壁面に設けられた開口内に設置するので、大型のエレベータ制御装置を設置可能なスペースを確保することができる。
以下、本発明に係る機械室レスエレベータ装置の実施の形態を、図を参照しながら説明する。
図1において、1は建物内に構築された昇降路、1aは昇降路周囲壁、2は昇降路1内を昇降するかご室、3は昇降路周囲壁1aの内面に設置された一対のかご室用ガイドレール3、4は昇降路1内に昇降自在に設置された釣合おもり、5は昇降路周囲壁1aの内面に設置された一対の釣合おもり用ガイドレール、6は乗場出入口を構成する三方枠、7は乗場ドア、8はかご室2に取付けられたかごドアを示している。
図1に示すように、本実施形態に係る機械室レスエレベータ装置は、昇降路周囲壁1aのうち、乗場側を除くいずれかの面(図1の例では、乗場から見て左側の面)に設けられた開口10内に、エレベータ制御装置9が設置されている。開口10は、例えば建物内の通路等に面している昇降路周囲壁1aの壁面に開設することが望まれる。また、開口10の大きさは、エレベータ制御装置9を設置するのに必要かつ十分な大きさとする。
開口10の内側は、化粧パネル11で覆い、該化粧パネル11には、エレベータ制御装置9の温度を安定動作温度に保つための給排気用ファン12を設置する。給排気用ファン12は、図示しないコントローラによって駆動が制御され、開口10内の温度をエレベータ制御装置9の安定動作温度に維持する。一方、昇降路1側から見て開口10の外側には、エレベータ制御装置9の点検用扉13を備える。点検用扉13は、自閉式の防火戸になっており、エレベータ制御装置9の保守点検時以外は施錠されている。本例の機械室レスエレベータ装置は、開口10の内側を化粧パネル11で覆うので、点検用扉13を開いたときにも、外部から昇降路1内が目視されず、美観性を高めることができる。
点検用扉13には、その開閉状態を検知するための検出スイッチ14を取り付ける。該検出スイッチ14は、エレベータ制御装置9と電気的に接続されており、エレベータ制御装置9は、検出スイッチ14から点検用扉開放検出信号が出力されたとき、かご室2の運転を自動的に停止する。これに対して、エレベータ制御装置9には、点検用扉13を開くことにより自動的に停止されたかご室2の運転停止状態を解除し、かご室2の運転再開を可能にするための運転再開スイッチ(図示省略)を取り付ける。したがって、点検用扉13を開くと、自動的にエレベータの運転が停止されるので、機械室レスエレベータ装置の保守点検作業を安全に行うことができると共に、点検用扉13を開いた後においても、運転再開スイッチを切換操作することによって随時エレベータ2の運転を再開できるので、機械室レスエレベータ装置の保守点検作業を高能率に行うことができる。
即ち、機械室レスエレベータ装置の保守点検に際しては、作業者が点検用扉13に設けられた錠を開錠し、点検用扉13を開ける。この時、検出スイッチ14が点検用扉13の開放を検出し、エレベータ制御装置9がエレベータの運転を停止する。作業者は、必要に応じてエレベータ制御装置9に取り付けられた運転再開スイッチを操作し、エレベータの運転停止を解除する。これにより、作業者が昇降路1外からエレベータ制御装置8を操作できるようになるので、作業者がエレベータ制御装置9を操作して、保守点検作業を実施する。エレベータ制御装置9の保守点検作業が終了した後は、作業者が点検用扉13を閉じて、点検用扉13に設けられた錠を施錠する。
実施形態に係る機械室レスエレベータ装置は、エレベータ制御装置9を昇降路周囲壁1aに開設された開口10内に設置するので、大型のエレベータ制御装置9の設置が可能になり、昇降路1を大型化することなく、積載量及び速度が大きいエレベータの設置が可能になる。よって、積載量及び速度が大きい機械室レスエレベータ装置を狭い設置面積に設置することができて、建屋コストの低減及び居住空間の有効利用を図ることができる。
また、実施形態に係る機械室レスエレベータ装置は、化粧パネル11に開口10内の空気を給排気する給排気ファン12を設けたので、エレベータ制御装置9の温度を安定動作温度に保つことができ、エレベータ制御装置9の耐用命数を延長することができる。
さらに、実施形態に係る機械室レスエレベータ装置は、昇降路周囲壁1aのうちの乗場側を除くいずれかの壁面に開口10を設け、該開口10の外側に点検用扉13を設けたので、点検用扉13を開けることにより、エレベータ制御装置9を昇降路1外から操作することができて、エレベータ装置の保守点検作業を容易に行うことができる。
加えて、実施形態に係る機械室レスエレベータ装置は、点検用扉13に検出スイッチ14を取り付け、点検用扉13が開放されると、自動的にエレベータの運転を停止するようにしたので、点検用扉13がいたずらや事故などによって開放状態になった場合にも、乗客の安全を確保することができる。
本発明は、機械室レスエレベータ装置などのエレベータ装置に利用することができる。
1 昇降路
1a 昇降路周囲壁
2 かご室
3 かご室用ガイドレール
4 釣合おもり
5 釣合おもり用ガイドレール
6 三方枠
7 乗場ドア
8 かごドア
9 エレベータ制御装置
10 開口
11 化粧パネル
12 給排気用ファン
13 点検用扉
14 検出スイッチ
1a 昇降路周囲壁
2 かご室
3 かご室用ガイドレール
4 釣合おもり
5 釣合おもり用ガイドレール
6 三方枠
7 乗場ドア
8 かごドア
9 エレベータ制御装置
10 開口
11 化粧パネル
12 給排気用ファン
13 点検用扉
14 検出スイッチ
Claims (4)
- エレベータ制御装置を昇降路外に配置してなる機械室レスエレベータ装置において、
前記エレベータ制御装置を、乗場側を除く昇降路周囲壁の壁面に設けられた開口内に設置したことを特徴とする機械室レスエレベータ装置。 - 前記昇降路側から見て前記開口の外側に点検用扉を設け、該点検用扉を開くことにより、昇降路外から前記エレベータ制御装置の保守点検を行えるようにしたことを特徴とする請求項1に記載の機械室レスエレベータ装置。
- 前記開口に給排気用のファンを設置し、該ファンの駆動を制御することで、前記開口内の温度を、前記エレベータ制御装置の安定動作温度を保つことを特徴とする請求項1に記載の機械室レスエレベータ装置。
- 前記点検用扉の開閉状態を検出する検出スイッチを設け、前記エレベータ制御装置は、前記検出スイッチから点検用扉開放検出信号が出力されたとき、エレベータの運転を自動的に停止することを特徴とする請求項2に記載の機械室レスエレベータ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012275940A JP2014118285A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 機械室レスエレベータ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2012275940A JP2014118285A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 機械室レスエレベータ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2014118285A true JP2014118285A (ja) | 2014-06-30 |
Family
ID=51173461
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2012275940A Pending JP2014118285A (ja) | 2012-12-18 | 2012-12-18 | 機械室レスエレベータ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2014118285A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020033143A (ja) * | 2018-08-29 | 2020-03-05 | 三菱日立ホームエレベーター株式会社 | エレベータの装置 |
-
2012
- 2012-12-18 JP JP2012275940A patent/JP2014118285A/ja active Pending
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