JP2011063372A - エレベータシステム - Google Patents

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垣 淳 稲
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Abstract

【課題】ブレーキ解放部の操作を補助する情報を提供する。
【解決手段】エレベータシステムは、ロープを介しておもりに繋がれたかご2と、ロープを巻き上げる巻上部42と、巻上部42を停止させる巻上部ブレーキと、巻上部ブレーキを解放するブレーキ解放部3と、かご2の荷重を検知する荷重検知部21と、データを記憶可能に構成されたメモリと、荷重検知部21によって検知された荷重とおもりの重さとの差である荷重差を算出し、荷重差をブレーキ解放部用メモリに書き込む荷重差算出部14と、異常時に、メモリに記憶された荷重差に基づいて、ブレーキ解放部42の操作を補助する補助情報を生成する補助情報生成部35と、補助情報生成部35によって生成された補助情報を出力する出力部38と、を備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、エレベータシステムに関し、より詳しくは、異常時にかご内に閉じ込められた利用者を救出するために巻上部のブレーキ(以下、「巻上部ブレーキ」という)を解放するブレーキ解放部を備えたエレベータシステムに関する。
一般的なエレベータシステムは、利用者が乗車するためのかごと、ロープを介してかごと繋がれ、ロープの巻き上げを行う巻上部と、巻上部のブレーキとして機能する巻上部ブレーキと、停電等によってかごが停止するような異常時に巻上部ブレーキを解放するブレーキ解放部と、を備える。巻上部ブレーキが解放されると、かごの荷重とおもりの重さとの差(以下、「荷重差」という)によって、かごは上又は下に移動する。
エレベータシステムの保守点検を行う作業員は、異常時にブレーキ解放部を操作して巻上部ブレーキを解放し、荷重差を利用してかごを近隣の乗り場へ移動させることによって、異常時にかご内に閉じ込められた利用者を救出する。
また、異常時にかご内に閉じ込められた利用者の救出及び保守点検等が安全且つ容易に行えるようにするために、かごの位置を検出し、最寄りの乗り場に関する情報(かごの位置から最寄りの乗り場までの距離等の情報)を表示器に表示するエレベータシステムが知られている(特許文献1を参照)。
特公昭61−11873号公報
しかしながら、このようなエレベータシステムでは、巻上部ブレーキが解放されたときのかごの移動方向は荷重差によって決まるので、巻上部ブレーキを解放したとしてもかごが最寄りの乗り場に向かって移動するとは限らない。例えば、巻上部ブレーキが解放されたときに、最寄りの乗り場が上にあったとしても、かごの荷重がおもりの重さより大きい場合には、かごは下へ移動する。従って、最寄りの乗り場に関する情報は、ブレーキ解放部の操作を補助するものではない。すなわち、特許文献1に開示された技術は、ブレーキ解放部を操作する作業員がかご内に閉じ込められた利用者の救出を安全且つ容易に行うには不十分である。
本発明は、上記の実情に鑑みてなされたものである。本発明の目的は、ブレーキ解放部の操作を補助する情報を提供することである。
本発明に係るエレベータシステムは、
ロープを介しておもりに繋がれたかごと、
前記ロープを巻き上げる巻上部と、
前記巻上部を停止させる巻上部ブレーキと、
前記巻上部ブレーキを解放するブレーキ解放部と、
前記かごの荷重を検知する荷重検知部と、
データを記憶可能に構成されたメモリと、
前記荷重検知部によって検知された荷重と前記おもりの重さとの差である荷重差を算出し、前記荷重差を前記メモリに書き込む荷重差算出部と、
異常時に、前記メモリに記憶された荷重差に基づいて、前記ブレーキ解放部の操作を補助する補助情報を生成する補助情報生成部と、
前記補助情報生成部によって生成された補助情報を出力する出力部と、
を備える。
本発明によれば、
前記補助情報生成部は、前記かごを移動させるべき乗り場を示す補助情報を生成することが好ましい。
本発明によれば、
前記補助情報生成部は、前記荷重差が所定の値より小さい場合には前記かごの停止位置に最も近い下階の乗り場を補助情報として生成し、前記荷重差が所定の値より大きい場合には前記かごの停止位置に最も近い上階の乗り場を前記補助情報として生成することが好ましい。
本発明によれば、
前記巻上部の回転量に基づいて、パルス信号を生成するパルスジェネレータと、
前記パルスジェネレータによって生成されたパルス信号のパルス数をカウントして、前記かごの移動距離に換算するパルスカウンタと、を更に備え、
前記補助情報生成部は、前記パルスカウンタの換算結果に基づいて前記かごの位置を判定して、前記かごを移動させるべき乗り場までの残距離を前記補助情報として生成することが好ましい。
本発明によれば、
前記補助情報生成部は、前記荷重差に基づいて、前記ブレーキ解放部の操作の説明を前記補助情報として生成することが好ましい。
本発明によれば、
前記巻上部の回転量に基づいて、パルス信号を生成するパルスジェネレータと、
前記パルスジェネレータによって生成されたパルス信号のパルス数をカウントするパルスカウンタと、を更に備え、
前記補助情報生成部は、前記パルスカウンタによってカウントされたパルス信号のパルス数に基づいて、前記ブレーキ解放部によって前記巻上部ブレーキが解放された後の前記かごの位置を示す補助情報を更新することが好ましい。
本発明によれば、
前記出力部は、表示部に前記補助情報を出力することが好ましい。
本発明によれば、
前記出力部は、通信回線を介して、携帯端末装置に前記補助情報を出力することが好ましい。
本発明によれば、
前記出力部は、通信回線を介して、前記ブレーキ解放部の遠隔操作を行う遠隔操作装置に前記補助情報を出力することが好ましい。
本発明によれば、ブレーキ解放部の操作を補助する情報を提供することができる。その結果、作業員は、異常時にかご内に閉じ込められた利用者の救出を安全且つ容易に行うことができる。
本発明の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示すブロック図である。 図1に示すかご2の構成を示す概略図である。 図1に示す乗り場6の構成を示す概略図である。 図1に示すエレベータシステムの詳細な構成を示す概略図である。 図1に示す乗り場用操作部65とブレーキ解放部3との位置関係を示す概略図である。 本発明の実施形態に係るエレベータシステムの救出処理の手順を示すフローチャートである。 図1に示すブレーキ解放部用表示部34の画面例を示す概略図である。 図6に示す手動救出運転処理(S605)の手順を示すフローチャートである。 図6に示す自動救出運転処理(S611)の手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して詳細に説明する。
本発明の実施形態に係るエレベータシステムの構成について説明する。図1は、本発明の実施形態に係るエレベータシステムの構成を示すブロック図である。図2は、図1に示すかご2の構成を示す概略図である。図3は、図1に示す乗り場6の構成を示す概略図である。図4は、図1に示すエレベータシステムの詳細な構成を示す概略図である。図5は、図1に示す乗り場用操作部65とブレーキ解放部3との位置関係を示す概略図である。
図1に示すように、本発明の実施形態に係るエレベータシステムは、エレベータシステムの動作を制御するように構成されたエレベータ制御部1と、利用者が乗車するためのかご2と、巻上部ブレーキ42b(後述する)を解放するように構成されたブレーキ解放部3と、エレベータ制御部1の制御に従ってかご2を移動させるように構成されたエレベータ駆動部4と、異常時(例えば、停電などによってエレベータシステムを制御するのに十分な電力を供給できないとき、大地震などの災害によってエレベータシステムの正常な制御を行うことができないとき)にブレーキ解放部3に電源を供給するように構成されたバックアップ電源5と、作業員が携帯するための携帯端末装置7と、利用者が乗降に使用するための乗り場6と、エレベータ制御部1、かご2、ブレーキ解放部3、エレベータ駆動部4、バックアップ電源5、及び乗り場6から離れた場所に設けられた遠隔操作装置8と、を備える。
図1に示すエレベータ制御部1、かご2、ブレーキ解放部3、エレベータ駆動部4、及び乗り場6は、互いに、専用線(図示せず)を介して接続される。バックアップ電源5は、電線を介してブレーキ解放部3に接続される。携帯端末7及び遠隔操作装置8は、有線又は無線の通信回線9を介してブレーキ解放部3に接続される。
図1に示すように、エレベータ制御部1は、パルスカウンタ11と、走行制御部12と、エレベータ制御部用メモリ13と、荷重差算出部14と、着床検知ブザー15と、出力部16と、を備える。
図1に示すパルスカウンタ11は、パルスジェネレータ41(後述する)から送信されるパルス信号のパルス数をカウントして、かご2の移動距離に換算するように構成される。
図1に示す走行制御部12は、巻上部42(後述する)がロープ45(後述する)を巻き上げるときの動作を制御するように構成される。
図1に示すエレベータ制御部用メモリ13は、エレベータシステムの通常運転に必要なデータ及び救出運転に必要なデータ(以下、「救出データ」という)を記憶可能に構成される。例えば、エレベータ制御部用メモリ13に記憶されるデータは、乗り場6の位置を示す乗り場位置情報、かご2の位置を示すかご位置情報、かご2の荷重を示す荷重情報、及び荷重検知部21によって検知されたかご2の荷重とおもり44(後述する)の重さとの差(以下、「荷重差」という)を示す荷重差情報などである。
図1に示す荷重差算出部14は、一定期間毎に荷重差を算出し、エレベータ制御部用メモリ13に書き込むように構成される。
図1に示す着床検知ブザー15は、パルスカウンタ11の換算結果に基づいて、かご2の位置が乗り場用ドア64(後述する)に対応する位置しているか否か(すなわち、戸開可能であるか否か)を判断し、戸開可能である場合に鳴動するように構成される。
図1に示す出力部16は、エレベータシステムに関する情報をかご用表示部23、乗り場用表示部62に出力するように構成される。例えば、エレベータシステムに関する情報は、かご2の現在階及び運転方向である。
図1及び図2に示すように、かご2は、荷重検知部21と、かご用カメラ22と、かご用表示部23と、かご用インターホン24と、かご用操作部25と、かご用ドア26と、を備える。
図1及び図2に示す荷重検知部21は、かご2の内部の荷重を検知し、検知結果を荷重差算出部14へ送信するように構成される。
図1及び図2に示すかご用カメラ22は、かご2の内部の様子を撮影するように構成される。
図1及び図2に示すかご用表示部23は、所定の画像を表示するように構成される。図2に示すように、かご用表示部23は、かご用操作部25に組み込まれる。例えば、かご用表示部23は、通常時にはかご2の現在階及び運転方向を表示し、異常時には乗り場用カメラ61(後述する)によって撮影された画像を表示する。
図1に示すかご用インターホン24は、乗り場用インターホン63(後述する)と音声通信可能に構成される。
図1及び図2に示すかご用操作部25は、利用者の指示を受け付けるように構成される。図2に示すように、かご用操作部25は、異常時に外部へ連絡するための非常呼びボタン25aと、行き先階を指定するための行き先階指定ボタン25bと、かご用ドア26を開閉するための戸開ボタン25c及び戸閉ボタン25dと、を備える。
図2に示すかご用ドア26は、かご2の出入口である。かご用ドア26は、戸開ボタン25c又は戸閉ボタン25dが押下されたときに開閉するように構成される。
図1及び図3に示すように、乗り場6は、乗り場用カメラ61と、乗り場用表示部62と、乗り場用インターホン63と、乗り場用ドア64と、乗り場用操作部65と、を備える。
図1及び図3に示す乗り場用カメラ61は、乗り場6の様子を撮影するように構成される。
図1及び図3に示す乗り場用表示部62は、所定の画像を表示するように構成される。図3に示すように、乗り場用表示部62は、乗り場用操作部65に組み込まれる。例えば、乗り場用表示部62は、通常時にはかご2の現在階及び運転方向を表示し、異常時にはかご用カメラ22によって撮影された画像を表示する。
図1に示す乗り場用インターホン63は、かご用インターホン24と音声通信可能に構成される。
図1及び図3に示す乗り場用ドア64は、乗り場6の出入口である。乗り場用ドア64は、かご用ドア26と連動して開閉するように構成される。
図1及び図3に示す乗り場用操作部65は、利用者及び作業員の指示を受け付けるように構成される。図3に示すように、乗り場用操作部65は、かご2を呼び寄せるためのアップボタン65a及びダウンボタン65bを備える。
図1及び図4に示すように、エレベータ駆動部4は、パルスジェネレータ41と、巻上部42と、そらせシーブ43と、おもり44と、ロープ45と、を備える。図4に示すように、エレベータ制御部1及び巻上部42がエレベータ昇降路の内部に組み込まれる。なお、図4の斜線部は、建屋壁材を示す。
図1及び図4に示すパルスジェネレータ41は、巻上部42の回転量に基づいて、パルス信号を生成するように構成される。また、パルスジェネレータ41は、正常時にはエレベータ制御部1のパルスカウンタ11にパルス信号を出力し、異常時にはブレーキ解放部3のパルスカウンタ36(後述する)にパルス信号を出力するように構成される。図4に示すように、パルスジェネレータ41は、巻上部42に組み込まれる。
図1及び図4に示す巻上部42は、走行制御部12に従って、ロープ45を巻き上げるように構成される。図4に示すように、ロープ45は、巻上部42の巻上部シーブ42aと、かご2とおもり44とのクリアランスを確保するためのそらせシーブ43と、にかかっている。すなわち、かご2は、ロープ45を介しておもり44に繋がれる。巻上部42は、巻上部ブレーキ42bを備える。ブレーキ解放用励磁コイル(図示せず)へ電力が供給されると、巻上部ブレーキ42bは通電状態(オフ状態)となって解放される。一方、ブレーキ解放用励磁コイルへの電力供給が遮断されると、巻上部ブレーキ42bは、無通電状態(オン状態)となって巻上部42を停止させる。
図1に示すように、ブレーキ解放部3は、ブレーキ解放ボタン31aと、相関短絡切替スイッチ31bと、強制停止スイッチ31cと、自動救出運転部32と、ブレーキ解放部用メモリ33と、ブレーキ解放部用表示部34と、補助情報生成部35と、パルスカウンタ36と、着床検知ブザー37と、出力部38と、巻上部ブレーキ42bを解放するための処理を行うプロセッサ39と、を備える。図5に示すように、ブレーキ解放部3は、乗り場用操作部65の背面に設けられた収容部3’に収容される。なお、パルスカウンタ36及び着床検知ブザー37は、エレベータ制御部1のパルスカウンタ11及び着床検知ブザー15と同様に構成される。
図1及び図5に示すブレーキ解放ボタン31aは、巻上部ブレーキ42bを解放するための指示を受け付けるボタンである。
図1及び図5に示す相関短絡切替スイッチ31bは、巻上部42の相関短絡のオン/オフを切り替えるためのスイッチである。
図1及び図5に示す強制停止スイッチ31cは、全ての動力系の電源を遮断して強制的に巻上部ブレーキ42bを閉じるためのスイッチである。
図1に示す自動救出運転部32は、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶されたかご位置情報及び荷重差情報に基づいて、かご2の移動方向にある最寄り階までの残距離を算出しながら、巻上部ブレーキ42bを解放するための自動救出運転を行うように構成される。
図1に示すブレーキ解放部用メモリ33は、エレベータ制御部用メモリ13と同様に救出データを記憶可能に構成される。
図1及び図5に示すブレーキ解放部用表示部34は、かご2の最寄り階を表示するように構成される。
図1に示す補助情報生成部35は、異常時に、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶された救出データに基づいて、ブレーキ解放部3の操作を補助する補助情報を生成するように構成される。補助情報は、かご2の状況、かご2の荷重差、かご2を移動させるべき乗り場6(以下、「目標階」という)、相関短絡の要否、かご2へのおもりの積み込みの要否、ブレーキ解放部3の操作の説明、かご2に閉じ込められた利用者99へ伝えなければならない情報などである。補助情報生成部35は、所定の救出処理プログラムに従って補助情報を生成しても良いし、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶された情報を補助情報として読み出しても良い。例えば、利用者99へ伝えなければならない情報は、「かごへのおもりの積み込みが行われます」、「作業のために揺れることがあります」、「かごを移動させます」、「揺れますのでご注意下さい」、「救出可能な位置へ到着しました」、「ドアを開きますのでドアから離れて下さい」などのメッセージである。
図1に示す出力部38は、補助情報生成部35によって生成された補助情報を出力するように構成される。
図1に示すプロセッサ39は、ブレーキ解放部3の動作を制御する。また、プロセッサ39は、異常時にエレベータ制御部用メモリ13に記憶された救出データを読み出し、ブレーキ解放部用メモリ33に書き込む。
図1に示すバックアップ電源5は、異常時にエレベータシステムへ電力を供給できなくなったときに、一時的にブレーキ解放部3へ電力を供給するように構成される。
図1に示す携帯端末装置7は、出力部38から出力された情報を表示する表示部を備える。本発明の実施形態では、ブレーキ解放部用表示部34及び乗り場用表示部62が使用できないときに、かご2に閉じ込められた利用者99の救出作業を行う作業員98は、携帯端末装置7を使用する。
図1に示す遠隔操作装置8は、本発明の実施形態に係るエレベータシステムの管理センタに設けられる。遠隔操作装置8は、ブレーキ解放部3と同様の構成を備える。本発明の実施形態では、ブレーキ解放部3が使用できないとき又は作業員98がブレーキ解放部3の周辺にいないときに、管理センタのオペレータは、作業員98の代わりに巻上部ブレーキ42bを解放するために遠隔操作装置8を使用する。この場合には、管理センタのオペレータが作業員98を代替し、遠隔操作装置8がブレーキ解放部3を代替する。
異常時にかご2に閉じ込められた利用者99を救出するための救出処理について説明する。図6は、本発明の実施形態に係るエレベータシステムの救出処理の手順を示すフローチャートである。
図4に示すように、本発明の実施形態では、異常時に利用者99がかご2に閉じ込められた場合には、乗り場6にいる作業員98は、ブレーキ解放部3を操作することによって巻上部ブレーキ42bを解放し、かご2とおもり44との重量の不均衡状態(すなわち、荷重差)を利用してかご2を最寄り階へ移動させ、乗り場用ドア64及びかご用ドア26を開けて利用者99を救出しなければならない。
<図6:バックアップ電源供給工程(S601)> 異常が発生すると、バックアップ電源5が、ブレーキ解放部3に電源を供給する。その結果、異常によって停止していたブレーキ解放部3が起動する。このとき、プロセッサ39は、エレベータ制御部用メモリ13に記憶された救出データをブレーキ解放部用メモリ33に転送する。なお、本発明の実施形態では、バックアップ電源5は、プロセッサ電力を節約するために、ブレーキ解放部用メモリ33に救出データが記憶されてから出力工程(S602)が実行されるまでブレーキ解放部3への電源供給を一時的に遮断しても良い。この場合には、バックアップ電源5は、作業員98がブレーキ解放部3を操作したとき(例えば、作業員98が収容箱3’を開けたとき)にブレーキ解放部3へ電源を再供給する。
<図6:出力工程(S602)> 出力部38は、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶された乗り場位置情報、かご位置情報、荷重情報、及び荷重差情報に基づいて、ブレーキ解放部3の操作を補助する情報(以下、「補助情報」という)をブレーキ解放部用表示部34に出力する。その結果、ブレーキ解放部用表示部34には、補助情報が表示される。
ブレーキ解放部用表示部34に表示される補助情報について説明する。図7は、図1に示すブレーキ解放部用表示部34の画面例を示す概略図である。
図7に示すように、補助情報は、救出補助情報341と、かご情報342と、システム情報343と、を含む。救出補助情報341は、かご2の荷重34aと、相関短絡の要否34bと、目標階までの残距離34cと、を示す。かご情報342は、かご2の状況(例えば、かご用カメラ22によって撮影された画像など)34dと、階床34eと、かご2へのおもりの積み込みの要否と、目標階34fと、戸開可能範囲34gと、かご基準位置34hと、かご移動方向34iと、を示す。システム情報343は、バックアップ電源5のバッテリ残量を示す。
例えば、補助情報生成部35は、荷重差が所定の値より小さい場合には、かご位置情報から判定されるかご2の停止位置に最も近い下階の乗り場6(目標階34f)を補助情報として生成し、荷重差が所定の値より大きい場合には、かご2の停止位置に最も近い上階の乗り場6(目標階34f)を補助情報として生成する。また、補助情報生成部35は、パルスカウンタ36の換算結果に基づいて、かご2の位置を判定して、目標階までの残距離34cを補助情報として生成する。また、補助情報生成部35は、荷重差に基づいて、ブレーキ解法部3の操作の説明を補助情報として生成する。
作業員98は、ブレーキ解放部用表示部34に表示された情報を見て、補助情報を確認することができる。従って、ブレーキ解放部3の操作の作業効率が向上する。
なお、本発明の実施形態では、出力部38は、補助情報を乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに出力しても良い。この場合には、乗り場表示部62、携帯端末装置7、又は遠隔操作装置8には、補助情報が表示される。ブレーキ解放部用表示部34を見ることが出来ない作業員98は、乗り場表示部62、携帯端末装置7、又は遠隔操作装置8を見ながらブレーキ解放部3の操作を行うことができる。
また、本発明の実施形態では、出力部38は、ブレーキ解放部用表示部34、乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに加えて、利用者99に見せるために、かご用表示部23に補助情報を出力しても良い。この場合には、出力部38は、かご情報342のみを出力しても良い。
<図6:入力工程(S603)> 作業員98は、乗り場用インターホン63を使用してかご2に閉じ込められた利用者99と連絡を取って、かご2に閉じ込められた利用者99の人数を確認するとともに、救出作業を開始することを利用者99に伝え、プロセッサ39に自動救出運転の指示を与えて、自動救出運転の準備を完了する。例えば、作業員98は、ブレーキ解放部用表示部34に相関短絡が必要であることが表示された場合には、相関短絡切替スイッチ31bを押下し、かご2へのおもりの積み込みが必要であることが表示された場合には、かご2におもりを積み込む。
<図6:S604> プロセッサ39が、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶された荷重差情報に基づいて、自動救出運転が実行可能か否かを判断する。自動救出運転が実行不可能な場合には(S604−NO)、手動救出運転処理(S605)に進み、自動救出運転が実行可能な場合には(S604−YES)、自動救出運転処理(S611)に進む。例えば、荷重差が0である(すなわち、かご2の荷重とおもり44の重さが等しい)場合には、巻上部ブレーキ42bが解放されたとしてもかご2は移動しないので、自動救出運転が実行不可能であると判断される。
<図6:手動救出運転処理(S605)> 自動救出運転が実行不可能な場合には(S604−NO)、手動救出運転処理(S605)が行われる。手動救出運転処理(S605)について説明する。図8は、図6に示す手動救出運転処理(S605)の手順を示すフローチャートである。
<図8:出力工程(S801)> 出力部38が、自動救出運転が実行不可能であることを示すメッセージ及び補助情報をブレーキ解放部用表示部34に出力する。なお、本発明の実施形態では、出力部38は、このメッセージ及び補助情報を乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに出力しても良い。
<図8:ブレーキ・オフ工程(S802)> 作業員98は、ブレーキ解放ボタン31aを押下する。ブレーキ解放ボタン31aが押下されると、巻上部ブレーキ42bがオフ状態となって解放される。その結果、かご2は、荷重差によって上又は下に移動する。具体的には、かご2の荷重がおもり44の重さより大きい場合にはかご2は下に移動し、かご2の荷重がおもり44の重さより小さい場合にはかご2は上に移動する。このとき、作業員98は、ブレーキ解放部用表示部34に表示された補助情報を見ながらブレーキ解放部3の操作を行うので、安全且つ容易にかご2を目標階へ移動させることができる。
<図8:更新工程(S803)> パルスカウンタ36が、かご2の移動距離を換算する。補助情報生成部35が、換算結果に基づいて、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶されたかご位置情報(すなわち、ブレーキ解放部3によって巻上部ブレーキ42bが解放された後のかご2の位置を示す補助情報)を更新する。出力部38は、更新されたかご位置情報をブレーキ解放部用表示部34に出力する。なお、本発明の実施形態では、出力部38は、このかご位置情報を乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに出力しても良い。
<図8:S804> 作業員98は、ブレーキ解放部用表示部34に表示された補助情報を見て、戸開可能か否かを判断する。例えば、作業員98は、かご基準位置34hが戸開可能範囲34gに入ったときに戸開可能と判断する。戸開可能と判断した場合には(S804−YES)、ブレーキ・オン工程(S805)へ進み、戸開不可能と判断した場合には(S804−NO)、巻上部ブレーキ42bをオン状態に維持する。
<図8:ブレーキ・オン工程(S805)> 作業員98は、ブレーキ解放ボタン31aを再び押下する。ブレーキ解放ボタン31aが押下されると、巻上部ブレーキ42bがオン状態となる。その結果、かご2が停止する。
<図8:戸開工程(S806)> 作業員98は、かご2が停止すると、ブレーキ解放部3の戸開ボタン(図示せず)を押下してかご用ドア26を開く。
<図8:出力工程(S807)> 出力部38が、救出作業が完了したことを示すメッセージ(例えば、「ドアを開きますのでドアから離れて下さい」)ブレーキ解放部用表示部34及びかご用表示部23に出力する。なお、本発明の実施形態では、出力部38は、このメッセージを乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに出力しても良い。
以上で、図6に示す手動救出運転処理(S605)が終了する。
<図6:自動救出運転処理(S611)> 自動救出運転が実行可能な場合には(S604−YES)、自動救出運転処理(S611)が行われる。自動救出運転処理(S611)について説明する。図9は、図6に示す自動救出運転処理(S611)の手順を示すフローチャートである。
<図9:ブレーキ・オフ工程(S901)> 自動救出運転部32が、入力工程(S603)において入力された指示に基づいて、巻上部ブレーキ42bをオフ状態にして解放する。その結果、かご2は、荷重差によって上又は下に移動する。具体的には、かご2の荷重がおもり44の重さより大きい場合にはかご2は下に移動し、かご2の荷重がおもり44の重さより小さい場合にはかご2は上に移動する。
<図9:S902> プロセッサ39が、ブレーキ・オフ工程(S901)から一定期間毎に、パルスカウンタ36の換算結果に基づいて戸開可能か否かを判断する。戸開可能である場合には(S902−YES)、ブレーキ・オン工程(S903)に進み、戸開不可能である場合には(S902−NO)、巻上部ブレーキ42bをオフ状態に維持する。
<図9:ブレーキ・オン工程(S903)> 自動救出運転部32が、巻上部ブレーキ42bをオン状態にする。その結果、かご2が停止する。
<図9:戸開工程(S904)> 自動救出運転部32が、かご用ドア26を開く。
<図9:出力工程(S905)> 出力部38が、救出作業が完了したことを示すメッセージ(例えば、「ドアを開きますのでドアから離れて下さい」)ブレーキ解放部用表示部34及びかご用表示部23に出力する。なお、本発明の実施形態では、出力部38は、このメッセージを乗り場用表示部62、携帯端末装置7、及び遠隔操作装置8の少なくとも1つに出力しても良い。
以上で、図6に示す自動救出運転処理(S611)が終了する。
本発明の実施形態によれば、エレベータシステムは以下のように構成される。かご2は、ロープ45を介しておもり44に繋がれる。巻上部42は、ロープ45を巻き上げるように構成される。ブレーキ解放部3は、巻上部42のブレーキを解放するように構成される。荷重検知部21は、かご2の荷重を検知するように構成される。ブレーキ解放部用メモリ33は、データを記憶可能に構成される。荷重差算出部14は、荷重検知部21によって検知された荷重とおもり44の重さとの差を示す荷重差を算出するように構成される。算出された荷重差は、ブレーキ解放部用メモリ33に書き込まれる。補助情報生成部35は、異常時に、ブレーキ解放部用メモリ33に記憶された荷重差に基づいて、ブレーキ解放部3の操作を補助する補助情報を生成するように構成される。出力部38は、補助情報生成部35によって生成された補助情報を出力するように構成される。この場合には、作業者98は、利用者99と連絡を取ってかご2の状況を確認するなどの面倒な作業を行うことなく、手動救出運転に必要な補助情報を容易に得ることができる。その結果、ブレーキ解放部3を操作する作業の効率が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、補助情報生成部35は、目標階、目標階までの残距離、ブレーキ解放部3の操作の説明などを補助情報として生成することが好ましい。この場合には、作業者98は、面倒な作業を行うことなく、これらの情報を確認することができる。その結果、ブレーキ解放部3の操作の効率が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、補助情報生成部35は、かご位置情報を更新することが好ましい。この場合には、作業者98は、かご2の位置をリアルタイムに確認しながらブレーキ解放部3を操作することができる。その結果、ブレーキ解放部3の操作の人為的ミスを低減することができる。
また、本発明の実施形態によれば、出力部38は、ブレーキ解放部用表示部34又は乗り場用表示部62に補助情報を出力することが好ましい。この場合には、作業者98は、ブレーキ解放部用表示部34及び乗り場用表示部62の一方が設けられていない場合又は故障の場合に利用できない状況であっても、他方に出力された補助情報を見ながらブレーキ解放部3の作業を行うことができる。その結果、ブレーキ解放部用表示部34及び乗り場用表示部62の一方が利用できない状況であっても、ブレーキ解放部3の操作の効率が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、出力部38は、携帯端末装置7に補助情報を出力することが好ましい。この場合には、作業者98は、ブレーキ解放部用表示部34及び乗り場用表示部62が使用できない状況であっても、携帯端末装置7に出力された補助情報を見ながらブレーキ解放部3の作業を行うことができる。その結果、ブレーキ解放部用表示部34及び乗り場用表示部62が使用できない状況であっても、ブレーキ解放部3の操作の効率が向上する。
また、本発明の実施形態によれば、出力部38は、遠隔操作装置8に補助情報を出力することが好ましい。この場合には、作業者98がブレーキ解放部3を直接操作できない状況であっても、遠隔センタのオペレータが遠隔操作装置8を使用してブレーキ解放部3の遠隔操作を行うことができる。
本発明の実施形態に係るエレベータシステムの少なくとも一部は、ハードウェアで構成しても良いし、ソフトウェアで構成しても良い。ソフトウェアで構成する場合には、エレベータシステムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムをフレキシブルディスクやCD−ROM等の記録媒体に収納し、コンピュータに読み込ませて実行させても良い。記録媒体は、磁気ディスクや光ディスク等の着脱可能なものに限定されず、ハードディスク装置やメモリなどの固定型の記録媒体でも良い。
また、本発明の実施形態に係るエレベータシステムの少なくとも一部の機能を実現するプログラムを、インターネット等の通信回線(無線通信も含む)を介して頒布しても良い。さらに、同プログラムを暗号化したり、変調をかけたり、圧縮した状態で、インターネット等の有線回線や無線回線を介して、あるいは記録媒体に収納して頒布しても良い。
上述した実施形態は、いずれも一例であって限定的なものではないと考えられるべきである。本発明の技術的範囲は、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
1 エレベータ制御部
11 パルスカウンタ
12 走行制御部
13 エレベータ制御部用メモリ
14 荷重差算出部
15 着床検知ブザー
16 出力部
2 かご
21 荷重検知部
22 かご用カメラ
23 かご用表示部
24 かご用インターホン
25 かご用操作部
25a 非常呼びボタン
25b 行き先階指定ボタン
25c 戸開ボタン
25d 戸閉ボタン
26 かご用ドア
3 ブレーキ解放部
31a ブレーキ解放ボタン
31b 相関短絡切替スイッチ
31c 強制停止スイッチ
32 自動救出運転部
33 ブレーキ解放部用メモリ
34 ブレーキ解放部用表示部
35 補助情報生成部
36 パルスカウンタ
37 着床検知ブザー
38 出力部
39 プロセッサ
4 エレベータ駆動部
41 パルスジェネレータ
42 巻上部
42a 巻上部シーブ
42b 巻上部ブレーキ
43 そらせシーブ
44 おもり
45 ロープ
5 バックアップ電源
6 乗り場
61 乗り場用カメラ
62 乗り場用表示部
63 乗り場用インターホン
64 乗り場用ドア
65 乗り場用操作部
65a アップボタン
65b ダウンボタン
7 携帯端末装置
8 遠隔操作装置
9 通信回線

Claims (9)

  1. ロープを介しておもりに繋がれたかごと、
    前記ロープを巻き上げる巻上部と、
    前記巻上部を停止させる巻上部ブレーキと、
    前記巻上部ブレーキを解放するブレーキ解放部と、
    前記かごの荷重を検知する荷重検知部と、
    データを記憶可能に構成されたメモリと、
    前記荷重検知部によって検知された荷重と前記おもりの重さとの差である荷重差を算出し、前記荷重差を前記メモリに書き込む荷重差算出部と、
    異常時に、前記メモリに記憶された荷重差に基づいて、前記ブレーキ解放部の操作を補助する補助情報を生成する補助情報生成部と、
    前記補助情報生成部によって生成された補助情報を出力する出力部と、
    を備えることを特徴とするエレベータシステム。
  2. 前記補助情報生成部は、前記かごを移動させるべき乗り場を示す補助情報を生成する請求項1に記載のエレベータシステム。
  3. 前記補助情報生成部は、前記荷重差が所定の値より小さい場合には前記かごの停止位置に最も近い下階の乗り場を補助情報として生成し、前記荷重差が所定の値より大きい場合には前記かごの停止位置に最も近い上階の乗り場を前記補助情報として生成する請求項2に記載のエレベータシステム。
  4. 前記巻上部の回転量に基づいて、パルス信号を生成するパルスジェネレータと、
    前記パルスジェネレータによって生成されたパルス信号のパルス数をカウントして、前記かごの移動距離に換算するパルスカウンタと、を更に備え、
    前記補助情報生成部は、前記パルスカウンタの換算結果に基づいて前記かごの位置を判定して、前記かごを移動させるべき乗り場までの残距離を前記補助情報として生成する請求項2又は3に記載のエレベータシステム。
  5. 前記補助情報生成部は、前記荷重差に基づいて、前記ブレーキ解放部の操作の説明を前記補助情報として生成する請求項1乃至4の何れか1項に記載のエレベータシステム。
  6. 前記巻上部の回転量に基づいて、パルス信号を生成するパルスジェネレータと、
    前記パルスジェネレータによって生成されたパルス信号のパルス数をカウントするパルスカウンタと、を更に備え、
    前記補助情報生成部は、前記パルスカウンタによってカウントされたパルス信号のパルス数に基づいて、前記ブレーキ解放部によって前記巻上部ブレーキが解放された後の前記かごの位置を示す補助情報を更新する請求項1乃至5の何れか1項に記載のエレベータシステム。
  7. 前記出力部は、表示部に前記補助情報を出力する請求項1乃至6の何れか1項に記載のエレベータシステム。
  8. 前記出力部は、通信回線を介して、携帯端末装置に前記補助情報を出力する請求項1乃至6の何れか1項に記載のエレベータシステム。
  9. 前記出力部は、通信回線を介して、前記ブレーキ解放部の遠隔操作を行う遠隔操作装置に前記補助情報を出力する請求項1乃至6の何れか1項に記載のエレベータシステム。
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