JP6802366B2

JP6802366B2 - 水密最適化構造が適用された立面分割建具

Info

Publication number: JP6802366B2
Application number: JP2019513992A
Authority: JP
Inventors: ウン・チュン・チョン
Original assignee: LG Hausys Ltd
Current assignee: LX Hausys Ltd
Priority date: 2016-09-22
Filing date: 2017-09-13
Publication date: 2020-12-16
Anticipated expiration: 2037-09-13
Also published as: WO2018056627A1; KR101896771B1; JP2019526729A; KR20180032448A

Description

本発明は、立面分割建具に関し、より詳細には、窓枠フレームの開口を上下に区画する横バーの組立強度及び湛水性能を向上させることができ、窓枠フレームの下部に自然排水の容易な排水構造を適用した水密最適化構造が適用された立面分割建具に関する。

近年、マンションや住商複合建物などの建築物が高層化していく傾向にあり、これによって、建築物に設けられた建具には、かなり大きな外風圧が作用するようになる。したがって、高層建築物には、外風圧に耐えられる程度の強度はもとより、水密性能に優れた建具が要求されている。

前記建具は、構造的な安定性を付与するために、横バー（ｔｒａｎｓｏｍ）及び縦バー（ｍｕｌｌｉｏｎ）からなる立面分割構造が適用されることもある。

このような立面分割構造の建具について従来に大韓民国公開特許第１０−２０１４−００５４５７１号（公開日：２０１４．０５．０９）として先出願されている。

具体的には、図１に示されたように、立面分割建具１は横バー３が使用される。横バー３と窓枠２とが結合される部位は、高い程度の水密性能が要求される。

この場合、前記横バー３と窓枠２とが結合される部位は一般に溶接を行うことになるが、この場合、湛水性能を十分に確保できないため、水密性が問題となり得る。

これを防止すると共に、横バー３の堅固な組立が可能なように、両端に

形状の組立具４を媒介として窓枠２に結合する構造が提案されている。

しかし、前記のような組立具４は、その構造が単純であり、特に、窓枠フレームの構造上、組立具４が横バー３の一部分に偏って適用されることによって組立強度が低下するという問題がある。

一方、海岸用建具の場合には、台風又は雨天時に、雨水又は荒波によって飛散する海水などが窓枠２内に流入する場合が時々発生することによって、水密性が要求される。

このような水密性能を向上させるための構造として、従来の窓枠２には排水孔が備えられる。この排水孔は、通常、窓枠２の下部に水平方向に開孔したものがほとんどである。

しかし、前記のような構造からなる窓枠２は、外部から流入する水が少量の場合、前記排水孔を介して前記水を外部に排出させることができるが、ある程度以上の水が一時に押し寄せる場合には、前記排水孔の排水能力のみでは耐えるのが難しい。したがって、室外側に排水できなかった水が室内側のレール間の隙間を介して室内に流入するなどの問題がある。

本発明は、上述した問題点を解決するために案出されたもので、窓枠フレームの開口を上下に区画する横バーの組立強度及び湛水性能を向上させることができ、窓枠フレームの下部に階段式の排水構造を適用することで自然排水を容易にした水密最適化構造が適用された立面分割建具を提供することにその目的がある。

上述したような目的を具現するための本発明に係る水密最適化構造が適用された立面分割建具は、窓枠フレーム；前記窓枠フレームの室外側開口を上側開口と下側開口とに区画できるように、前記窓枠フレームの内部対向面に組立具を媒介として結合される横バー；前記窓枠フレームの室内側開口にスライド開閉可能に結合される少なくとも一対の室内側障子；及び前記上側開口及び下側開口にそれぞれ結合される室外側障子；を含む。

以上のような構成による本発明は、窓枠フレームの室外側開口を上下に区画する横バーを、高強度の一体型組立具を媒介として結合することによって、組立強度を高めることができる。

また、前記横バーの上面に湛水空間を設ける湛水壁を形成し、かつ室内側壁を室外側壁に比べて高く形成することによって、湛水空間に収納された水が室内側に溢れることを防止することができ、これによって湛水性能を向上させることができる。

また、窓枠フレームの下部に階段式の排水構造を適用することによって自然排水を容易にすることができる利点がある。

従来の立面分割建具の横バーの結合構造を示す要部分解斜視図である。本発明に係る水密最適化構造が適用された立面分割建具の室内側立面図である。図２のＩ−Ｉ線に沿う断面図である。本発明に係る窓枠フレームの側断面図である。本発明に係る横バーの側断面図である。本発明に係る組立具の斜視図である。本発明に係る組立具の結合状態を示す分解斜視図である。本発明に係る組立具が横バーの端部に結合された状態を示す図である。

以下、添付の図面を参照して、本発明の好ましい実施例に対する構成及び作用を詳細に説明すると、次の通りである。

ここで、各図面の構成要素に対して参照符号を付加するにおいて、同一の構成要素に限っては、たとえ他の図面上に表示されても、可能な限り同一の符号で表記されたことに留意しなければならない。

図２は、本発明に係る水密最適化構造が適用された立面分割建具の室内側立面図であり、図３は、図２のＩ−Ｉ線に沿う断面図であり、図４は、本発明に係る窓枠フレームの側断面図であり、図５は、本発明に係る横バーの側断面図である。

図２及び図３を参照すると、本発明の好ましい一実施例に係る水密最適化構造が適用された立面分割建具は、窓枠フレーム１００と、窓枠フレーム１００の室外側開口を上側開口Ｓ１と下側開口Ｓ２とに区画できるように、窓枠フレーム１００の内部対向面に組立具１２０を媒介として結合される横バー１１０と、窓枠フレーム１００の室内側開口にスライド開閉可能に結合される少なくとも一対の室内側障子２１０と、前記上側開口Ｓ１及び下側開口Ｓ２にそれぞれ結合される室外側障子２２０とを含む。

このような本発明の構成について具体的に説明すると、次の通りである。

まず、窓枠フレーム１００は、下部内周面が室外側に下向きに傾斜するように形成されると共に、室外側が室内側に比べて低く形成されることによって、階段式の排水構造が適用される。

言い換えると、図４に示されたように、窓枠フレーム１００が階段式の排水構造で形成されることによって、外部から窓枠フレーム１００内に流入した水が室内側に流入することを防止することができる。流入した水は、室内側レール１０１と室外側レール１０３に貫通された複数の排水孔（図示せず）を介して外部に自然排水される。

なお、前記窓枠フレーム１００の室内側レール１０１と室外側レール１０３との間の湛水空間には、排水遅延による水溜まりの状況を隠蔽することができるようにカバープロファイル１３０が結合され得る。

この場合、カバープロファイル１３０は、下方が開口された‘コ’字状に形成され、湛水空間に溜まった水が外部に排水され得るように、下部に複数の排水孔（図示せず）が形成され得る。

また、前記カバープロファイル１３０は、湛水空間内に両側がスナップフィット（ｓｎａｐ−ｆｉｔ）構造で嵌め込み固定され得るように係止段部１３１が備えられ、これによって、カバープロファイル１３０が任意に取り外されることを防止することができる。

再び図３を参照すると、室外側障子２２０は、上側開口Ｓ１にスライド開閉可能に結合される少なくとも一対の第１障子２２１と、下側開口Ｓ２に固定結合される第２障子２２３とから構成される。勿論、これに限定されず、ユーザの好みに応じてスライド窓と固定窓を任意に変更適用することができる。

図５を参照すると、横バー１１０の上面には、前記第１障子２２１がスライド開閉可能に結合され得るように備えられるレール１１１と、レール１１１を挟んで室内／外側に離隔形成されて、それらの間に湛水空間を設ける湛水壁１１３とが備えられる。

前記湛水壁１１３は、室内側壁１１３ａが室外側壁１１３ｂに比べて高く形成される。すなわち、レール１１１及び湛水壁１１３の高さを従来に比べて高めることによって、横バー１１０の湛水能力を向上させることができ、これによって、湛水空間に収納された水が室内側に溢れることを防止することができる。具体的には、前記室内側壁１１３ａの高さ（ｈ）は、横バー１１０の上面から３８〜４２ｍｍ、好ましくは４０ｍｍ（従来には、通常、３５ｍｍで形成される）で形成され得る。

図６乃至図８を参照すると、前記のような構造の横バー１１０は、組立具１２０を媒介として窓枠フレーム１００に結合固定される。このような組立具１２０は金属材質で形成することができる。

具体的には、前記組立具１２０は、窓枠フレーム１００の内周面に締結部材を媒介として固定される第１固定部１２１と、第１固定部１２１の一面に水平方向に突出形成され、横バー１１０の端部において上面及び底面に嵌合されると共に、締結部材を媒介として固定される第２固定部１２３とから構成される。

この場合、前記第１固定部１２１には、窓枠フレーム１００に備えられた突起部１０５（図７参照）が装着され得るように第１結合溝１２１ａが備えられる。すなわち、組立具１２０を、突起部１０５が備えられた窓枠フレーム１００の対向面に容易に設置できるようにすることによって、従来に比べて組立具１２０の堅固な結合が可能であり、これによって、横バー１１０の組立強度を向上させることができる。

そして、前記第２固定部１２３にも、前記第１固定部１２１と同様に、横バー１１０の上面のレール１１１及び横バー１１０の底面の構造物（図８参照）の間々に嵌合され得るように、第２結合溝１２３ａが対応する形状に備えられる。これによって、第２固定部１２３も堅固な結合が可能である。

以上のような構成の本発明に係る水密最適化構造が適用された立面分割建具は、窓枠フレーム１００の室外側開口を上下に区画する横バー１１０を高強度の一体型組立具１２０を媒介として結合することによって、組立強度を高めることができる。

また、横バー１１０の上面に湛水空間を設ける湛水壁１１３を形成し、室内側壁１１３ａを室外側壁１１３ｂに比べて高く形成することによって、湛水空間に収納された水が室内側に溢れることを防止することができ、これによって湛水性能を向上させることができる。

また、窓枠フレーム１００の下部に階段式の排水構造を適用することによって、自然排水を容易にすることができる。

以上では、本発明を特定の好ましい実施例を挙げて図示し、説明したが、本発明は、前記の実施例に限定されず、本発明の技術思想を逸脱しない範囲内で様々な変更及び修正が可能であることは勿論である。

１００窓枠フレーム
１０１室内側レール
１０３室外側レール
１０５突起部
１１０横バー
１１１レール
１１３湛水壁
１１３ａ室内側壁
１１３ｂ室外側壁
１２０組立具
１２１第１固定部
１２１ａ第１結合溝
１２３第２固定部
１２３ａ第２結合溝
１３０カバープロファイル
１３１係止段部
２１０室内側障子
２２０室外側障子
２２１第１障子
２２３第２障子

Claims

窓枠フレーム（１００）と、
前記窓枠フレーム（１００）の室外側開口を上側開口（Ｓ１）と下側開口（Ｓ２）とに区画できるように、前記窓枠フレーム（１００）の内部対向面に組立具（１２０）を媒介として結合される横バー（１１０）と、
前記窓枠フレーム（１００）の室内側開口にスライド開閉可能に結合される少なくとも一対の室内側障子（２１０）と、
前記上側開口（Ｓ１）及び下側開口（Ｓ２）にそれぞれ結合される室外側障子（２２０）と、
を含み、
前記組立具（１２０）は、
前記窓枠フレーム（１００）の内周面に締結部材を媒介として固定されていると共に前記窓枠フレーム（１００）に備えられた突起部（１０５）が装着され得るように第１結合溝（１２１ａ）が備えられた第１固定部（１２１）と、
前記第１固定部（１２１）の一面に水平方向に突出形成され、前記横バー（１１０）の端部の上面及び底面に嵌合されると共に、締結部材を媒介として固定され、且つ前記横バー（１１０）の上面のレール（１１１）及び横バー（１１０）の底面の構造物の間々に嵌合され得るように第２結合溝（１２３ａ）が備えられた第２固定部（１２３）とを含む、立面分割建具。
前記窓枠フレーム（１００）は、
下部内周面が室外側に下向きに傾斜するように形成されると共に、室外側が室内側に比べて低く形成されることによって、階段式の排水構造が適用されたことをさらに含む、請求項１に記載の立面分割建具。
前記窓枠フレーム（１００）の室内側レール（１０１）と室外側レール（１０３）との間の湛水空間には、
排水遅延による水溜まりの状況を隠蔽できるように、下方が開口された‘コ’字状のカバープロファイル（１３０）が結合されたことをさらに含む、請求項１に記載の立面分割建具。
前記カバープロファイル（１３０）は、
前記湛水空間内に両側がスナップフィット（ｓｎａｐ−ｆｉｔ）構造で嵌め込み固定され得るように係止段部（１３１）が備えられたことをさらに含む、請求項３に記載の立面分割建具。
前記室外側障子（２２０）は、
前記上側開口（Ｓ１）にスライド開閉可能に結合される少なくとも一対の第１障子（２２１）と、
前記下側開口（Ｓ２）に固定結合される第２障子（２２３）とから構成されたことを特徴とする、請求項１に記載の立面分割建具。
前記横バー（１１０）の上面には、
前記第１障子（２２１）がスライド開閉可能に結合され得るように備えられるレール（１１１）と、
前記レール（１１１）を挟んで室内／外側に離隔形成されて、それらの間に湛水空間を設ける湛水壁（１１３）と、が備えられたことをさらに含む、請求項５に記載の立面分割建具。
前記湛水壁（１１３）は、
室内側壁（１１３ａ）が室外側壁（１１３ｂ）に比べて高く形成されたことを特徴とする、請求項６に記載の立面分割建具。