JP4852520B2 - 建具枠及び建具 - Google Patents
建具枠及び建具 Download PDFInfo
- Publication number
- JP4852520B2 JP4852520B2 JP2007315954A JP2007315954A JP4852520B2 JP 4852520 B2 JP4852520 B2 JP 4852520B2 JP 2007315954 A JP2007315954 A JP 2007315954A JP 2007315954 A JP2007315954 A JP 2007315954A JP 4852520 B2 JP4852520 B2 JP 4852520B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sealer
- frame
- lower frame
- receiving portion
- joinery
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Specific Sealing Or Ventilating Devices For Doors And Windows (AREA)
Description
これらの建具枠は建物躯体の開口部に取付けられるが、その建具枠の室内側面に生じた結露水などの水が下枠まで流れ落ち、その下枠から建物躯体に流れて建物躯体を傷めることがある。
例えば、特許文献1に開示されたように、下枠の室内側立上り片に水返し片を設けて水受け部とし、この水受け部に溜まった結露水などの水が室内側の孔を通して下枠内部に流れ、室外側の孔から下枠の室外側に排水されるようにした建具枠が知られている。
前記下枠は、その室内側縦板に水受け部を有すると共に、その水受け部に溜まった水を下枠内部を通して室外側に排水する排水経路を有し、
前記シーラーは、前記下枠の長手方向端面と前記縦枠の下枠連結部分との間に介在する本体シーラーと、前記下枠の室内側縦板よりも室内側に張り出した張り出しシーラーを有し、
前記水受け部の長手方向端部を、前記張り出しシーラーで閉塞したことを特徴とする建具枠である。
このようにすれば、縦枠の下枠連結部の見込み寸法が小さく、縦枠の材料費を削減できる。
前記張り出しシーラーの下部分を水受け部の底部に貼着して上部分で長手方向端部を閉塞しているようにできる。
このようにすれば、張り出しシーラーの下部分を持ち上げて水受け部の底部に貼着することで、その水受け部の長手方向端部を張り出しシーラーの上部分で確実に閉塞できるし、その作業が容易である。
このようにすれば、水受け部に溜まった水の水圧で張り出しシーラーが倒れることがなく、水受け部に多量の水が溜まった場合でも長手方向端部から流れ落ちることを防止できる。
このようにすれば、特別な部品を必要としないから部品点数を少なくできる。
このようにすれば、水受け部を加工せずにシーラー受け部を形成することができる。
しかも、縦枠の下枠連結部と下枠の長手方向端面との間を水密するシーラーを利用して水受け部の長手方向端部を閉塞しているので、そのために部品点数が増加することがない。
前記窓枠1は、上枠10と下枠11と左右の縦枠12を方形状に連結してある。例えば、左右の縦枠12の上部、下部に上枠10、下枠11の長手方向端面を後述するシーラーを介して突き当て、ビスで連結してある。
前記窓枠1が本発明の建具枠で、内障子2、外障子3が本発明の建具体で、前記引き違い窓が本発明の建具である。
なお、建具としては前述の引き違い窓に限ることはなく、種々のものとすることができる。例えば、片引き窓、開き窓などとすることができる。
前記シーラー30は縦枠12の下枠連結部分12aと下枠11の長手方向端面11bとの間に介在する本体シーラー32と、この本体シーラー32の室内側端面32a(下枠11の室内側縦板13)よりも室内側に張り出している張り出しシーラー33を有している。
そして、前記張り出しシーラー33で前記水受け部20の長手方向端部を閉塞して、この水受け部20に溜まった結露水などの水が長手方向端部から流れ落ちないようにしている。
この水受け部20に溜まった水は、その水受け部20の長手方向端部から流れ落ちることなく、流入孔14、空洞部11a、排水孔16を通って下枠11の室外側に確実に排水される。
したがって、水受け部20に溜まった結露水などの水が建物躯体に流れることがない。
すなわち、縦枠12の下枠連結部分21aを下枠11の室内側縦板13よりも室内側に突出し、その突出した部分で水受け部20の長手方向端部を閉塞することが可能であるが、このようにすると縦枠12の下枠連結部分の見込み寸法が大きくなるので、縦枠12の材料費が高くなる。
図4に示すように、シーラー30の本体シーラー32は下枠11の室内側縦板13から室外寄り部分の長手方向端面のほぼ全面が接する形状である。
例えば、下枠11は、室内側縦板13と室外側縦板15が上横板17a、下横板17bで一体的に連結されて空洞部11aを有し、その上横板17aに内・外障子2,3用のレール18a,18bが上向きに一体的に設けてあると共に、下横板17bに躯体取付片19が一体的に設けてある。
前記本体シーラー32は、室内側縦板13、上横板17a、室外側縦板15、下横板17b、躯体取付片19の各端面に亘って接するようにしてある。
例えば、張り出しシーラー33の見込み寸法L1、高さ寸法H1は水受け部20の見込み寸法L2、高さ寸法H2と比べてL1>L2、H1>H2の関係で、上端面33aが水受け部20の上端部20aとほぼ同一高さ位置となっている。
そして、シーラー30の張り出しシーラー33の上端面33aは縦向片22の上端面(水受け部20の上端部20a)と略同一高さで、下端部33bは横板21(水受け部20の底部)よりも下方に位置して縦向片22の下端面と略同一高さで、室内側端面33eは縦向片22よりも室内側に突出するようにしてある。
これによって、シーラー30の張り出しシーラー33は縦枠12の下枠連結部分12aの室内側端部12b、下枠11の室内側縦板13よりも室内側に張り出す。
この状態で、縦枠12の孔12cからビス31をシーラー30の孔30bを挿通して下枠11のビスホール11cに螺合して縦枠12の下枠連結部分12aに下枠11の長手方向端面11bをシーラー30の本体シーラー32を介して突き当てて縦枠12と下枠11を連結する。
この状態で、シーラー30の張り出しシーラー33の下部分33cを水受け部20の底部(横片21)よりも上まで持ち上げ、その下部分33cを図6に示すように水受け部20の内側面、例えば横向片21の上面と縦向片22の室外側面に貼着し、その張り出しシーラ33の上部分33dを縦向きの姿勢とし、その上部分33dで水受け部20の長手方向端部を閉塞して水受け部20に溜まった結露水などの水が長手方向端部から流れ落ちて建物躯体4に流れないようにする。
図2に示すように、上枠10は上向きの躯体取付片10aと室内側に向かう取付片10bを有し、下枠11の室内側縦板13の上端部が室内側に向けて折曲して取付片13aとしてある。
前記縦枠12は外向きの躯体取付片12dと室内側に向かう取付片12eを有している。
前記各躯体取付片10a,19,12dよりも室内側部分が建物躯体4の開口部5内に挿入され、その各躯体取付片10a,19,12dを建物躯体4の室外側面に固着して取付けられる。
前記各取付片10b,13a,12eには額縁6がそれぞれ固着してある。
特に、浴室用建具の場合には、結露水のみならずに湯水などが取付片13aと額縁6との間から浸入することがあるので、水受け部20に多量の結露水、湯水などが溜まり、本発明のように水受け部20の長手方向端部が閉塞されていないと、その長手方向端部から結露水、湯水などが流れ落ち易くなる。
前述のように水受け部20に多量の結露水、湯水などの水が溜まると、その水の水圧でシーラー30の張り出しシーラー33(上部分33d)が押されて倒れ、水が水受け部20の長手方向端部から流れ落ちる恐れがある。
そこで、この実施の形態では水受け部20の底部における長手方向端部分に斜めのシーラー受け部を設け、このシーラー受部に張り出しシーラー33の下部分33cを貼着して水圧で倒れないようにした。前記の斜めとは、水平に対して長手方向端部寄りが中央寄りよりも高く傾斜していることである。
そして、張り出しシーラー33の下部分33cをシーラー受け部23に貼着して水圧で倒れないようにする。
この場合には、張り出しシーラー33の下部分33cの高さ寸法を大きく、上部分33dの高さ寸法は小さくして本体シーラー32と連続している部分の高さを小さくする。
Claims (7)
- 上枠と下枠と左右の縦枠を有し、前記下枠の長手方向端面をシーラーを介して縦枠の前記下枠連結部分に突き当てて連結した建具枠であって、
前記下枠は、その室内側縦板に水受け部を有すると共に、その水受け部に溜まった水を下枠内部を通して室外側に排水する排水経路を有し、
前記シーラーは、前記下枠の長手方向端面と前記縦枠の下枠連結部分との間に介在する本体シーラーと、前記下枠の室内側縦板よりも室内側に張り出した張り出しシーラーを有し、
前記水受け部の長手方向端部を、前記張り出しシーラーで閉塞したことを特徴とする建具枠。 - 縦枠の下枠連結部の室内側端部は、下枠の室内側縦板と室内側外側方向にほぼ同一位置で、この室内側端部よりも室内側寄りに水受け部が位置している請求項1記載の建具枠。
- シーラーは、その張り出しシーラーの下部分が本体シーラーと分離し、前記張り出しシーラーの上部分が本体シーラーと連続し、
前記張り出しシーラーの下部分を水受け部の底部に貼着して上部分で長手方向端部を閉塞している請求項1又2記載の建具枠。 - 水受け部の底部における長手方向端部分に斜めのシーラー受け部を設け、このシーラー受け部に張り出しシーラーの下部分を貼着して長手方向端部を閉塞した請求項3記載の建具枠。
- 水受け部の底部における長手方向端部分を斜め上向きに切り起して斜めのシーラー受けとした請求項4記載の建具枠。
- 水受け部の底部における長手方向端部分に受け台を取付け、その受け台の斜面をシーラー受け部とした請求項4に記載の建具枠。
- 請求項1〜6のいずれか1項に記載の建具枠に建具体を装着したことを特徴とする建具。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315954A JP4852520B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 建具枠及び建具 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2007315954A JP4852520B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 建具枠及び建具 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2009138427A JP2009138427A (ja) | 2009-06-25 |
JP4852520B2 true JP4852520B2 (ja) | 2012-01-11 |
Family
ID=40869322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2007315954A Active JP4852520B2 (ja) | 2007-12-06 | 2007-12-06 | 建具枠及び建具 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP4852520B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6908490B2 (ja) * | 2017-10-06 | 2021-07-28 | Ykk Ap株式会社 | 建具 |
Family Cites Families (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
GB8401868D0 (en) * | 1984-01-25 | 1984-02-29 | Beecham Group Plc | Compounds |
JPH0667943B2 (ja) * | 1986-10-14 | 1994-08-31 | 旭化成工業株式会社 | 新規な環状アミド化合物 |
JP2811416B2 (ja) * | 1994-10-13 | 1998-10-15 | トステム株式会社 | 建具枠 |
JP3227558B2 (ja) * | 1995-12-26 | 2001-11-12 | ワイケイケイアーキテクチュラルプロダクツ株式会社 | 持ち出し式サッシにおける縦枠と下枠の連結構造 |
-
2007
- 2007-12-06 JP JP2007315954A patent/JP4852520B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2009138427A (ja) | 2009-06-25 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JPWO2002044506A1 (ja) | 下枠上面がフラットの屋外用サッシ構造 | |
KR101896771B1 (ko) | 수밀 최적화 구조가 적용된 입면 분할 창호 | |
JP2007218008A (ja) | 連段窓 | |
JP4852520B2 (ja) | 建具枠及び建具 | |
JP2005105566A (ja) | 複合サッシの下枠 | |
JP4928371B2 (ja) | 建具周囲の排水構造 | |
KR20100103273A (ko) | 외동창형 창호프레임 | |
JP3233921B1 (ja) | 屋外用バリアフリーサッシの高水密装置(排水機構) | |
JP2007291661A (ja) | 多角形窓 | |
JP2007120245A (ja) | 改装サッシ | |
KR200377454Y1 (ko) | 창틀용 배수구 | |
JP3420755B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシ引違い戸の排水装置 | |
JP2018150702A (ja) | 建具 | |
JP3964376B2 (ja) | サッシ窓 | |
JP3355520B2 (ja) | 引き違い窓の水密構造 | |
JP4483092B2 (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの高水密装置 | |
JP3694891B2 (ja) | 屋外用バリアフリーサッシ(垂下片内外側)の高水密装置 | |
KR102132265B1 (ko) | 배수와 스토퍼 기능을 갖는 사출물을 사용하여 기밀성과 방풍성을 향상시킨 창틀프레임의 배수구조 | |
JP5432865B2 (ja) | 建具 | |
JP2009068269A (ja) | コーナー庇 | |
JP4158977B2 (ja) | スライディングサッシ | |
KR200436203Y1 (ko) | 샤시 프레임의 결합구조 | |
JP2016148207A (ja) | サッシ | |
JP2002227550A (ja) | 屋外用下枠フラットサッシの高水密装置(ウォーターバリア) | |
JP2004250866A (ja) | 外部開口用下枠フラットサッシの防虫装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20100218 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20100315 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20110830 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20111005 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20111024 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 4852520 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |
|
FPAY | Renewal fee payment (event date is renewal date of database) |
Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141028 Year of fee payment: 3 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |