JP6801948B2 - 樹脂フィルム付光学部材の製造方法 - Google Patents
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Description
[1] 長尺状の樹脂フィルム上に粘着剤組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程と、
前記塗工工程後のフィルムを連続搬送しながら乾燥手段に導入して前記塗工層を乾燥させることにより、粘着剤層を有する樹脂フィルムを得る乾燥工程と、
前記粘着剤層を有する樹脂フィルムを連続搬送しながら、その粘着剤層の外面にエネルギー照射を行う第1表面活性化工程と、
前記第1表面活性化工程後のフィルムを引き続き連続搬送しながら、その粘着剤層の外面に長尺の光学部材を積層し、この積層体を上下から押圧する貼合工程と、
を含む、樹脂フィルム付光学部材の製造方法。
[7] 前記樹脂フィルムがセパレートフィルムである、[1]〜[6]のいずれかに記載の製造方法。
長尺状の樹脂フィルム上に粘着剤組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程;
塗工工程後のフィルムを連続搬送しながら乾燥手段に導入して塗工層を乾燥させることにより、粘着剤層を有する樹脂フィルムを得る乾燥工程;
粘着剤層を有する樹脂フィルムを連続搬送しながら、その粘着剤層の外面にエネルギー照射を行う第1表面活性化工程;及び
第1表面活性化処理後のフィルムを引き続き連続搬送しながら、その粘着剤層の外面に長尺の光学部材を積層し、この積層体を上下から押圧する貼合工程;
を含む。本発明に係る樹脂フィルム付光学部材の製造方法は、上記以外の他の工程をさらに含むことができる。以下、図1〜図5を参照しながら各工程について説明する。また、以下では、光学部材に貼合されるフィルム中間体である粘着剤層を有する樹脂フィルムを「粘着剤層付樹脂フィルム」ともいう。
本工程は、樹脂フィルム10上に粘着剤組成物を塗工装置50により塗工することによって塗工層11を形成して、塗工層11を有する樹脂フィルム15を得る工程である(図1及び図2参照)。
樹脂フィルム10は通常、熱可塑性樹脂フィルムであり、好ましくは透光性を有する(より好ましくは光学的に透明な)熱可塑性樹脂フィルムである。熱可塑性樹脂の具体例は、鎖状ポリオレフィン系樹脂(ポリエチレン系樹脂、ポリプロピレン系樹脂等)、環状ポリオレフィン系樹脂(ノルボルネン系樹脂等)のようなポリオレフィン系樹脂;ポリフッ化ビニル、ポリフッ化ビニリデン、ポリフッ化エチレンのようなフッ素化ポリオレフィン系樹脂;ポリエチレンテレフタレート系樹脂、ポリエチレンナフタレート系樹脂のようなポリエステル系樹脂;メタクリル酸メチル系樹脂のような(メタ)アクリル系樹脂;トリアセチルセルロース〔TAC〕、ジアセチルセルロースのような酢酸セルロース系樹脂のようなセルロース系樹脂;ポリカーボネート系樹脂;ポリビニルアルコール系樹脂;ポリ酢酸ビニル系樹脂;ポリアリレート系樹脂;ポリイミド系樹脂;ポリスチレン系樹脂;ポリアミド系樹脂;ポリエーテルスルホン系樹脂;ポリスルホン系樹脂;及びこれらの混合物、共重合物を含む。なお本明細書において、「(メタ)アクリル」とは、アクリル及び/又はメタクリルを意味し、(メタ)アクリレート等というときの「(メタ)」も同様の趣旨である。
樹脂フィルム10に塗工される粘着剤組成物としては、例えば、(メタ)アクリル系粘着剤組成物、ウレタン系粘着剤組成物、シリコーン系粘着剤組成物、ポリエステル系粘着剤組成物、ポリアミド系粘着剤組成物、ポリエーテル系粘着剤組成物、フッ素系粘着剤組成物、ゴム系粘着剤組成物等が挙げられる。中でも、透明性、粘着力、信頼性、リワーク性等の観点から、(メタ)アクリル系樹脂をベースポリマーとする(メタ)アクリル系粘着剤が好ましく用いられる。
(メタ)アクリル系粘着剤組成物のベースポリマーとして好適に用いることができる(メタ)アクリル系樹脂の具体例は、下記式(I):
粘着剤組成物は、架橋剤(B)をさらに含有していてもよい。架橋剤は、(メタ)アクリル系樹脂のようなベースポリマー中の特に極性官能基含有単量体に由来する構造単位と反応し、ベースポリマーを架橋させる化合物である。具体的には、イソシアネート系化合物、エポキシ系化合物、アジリジン系化合物、金属キレート系化合物等が例示される。これらのうち、イソシアネート系化合物、エポキシ系化合物及びアジリジン系化合物は、ベースポリマー中の極性官能基と反応し得る官能基を分子内に少なくとも2個有する。架橋剤(B)は、1種のみを単独で使用してもよいし、2種以上を併用してもよい。
粘着剤組成物は、帯電防止剤としてイオン性化合物(C)をさらに含有することができる。イオン性化合物(C)は、例えば、無機カチオン又は有機カチオンと、無機アニオン又は有機アニオンとを有する化合物である。
N−ヘキシルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−オクチルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−オクチル−4−メチルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−ブチル−4−メチルルピリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
テトラブチルアンモニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−デシルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ドデシルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−テトラデシルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ヘキサデシルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ドデシル−4−メチルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−テトラデシル−4−メチルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ヘキサデシル−4−メチルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ベンジル−2−メチルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
N−ベンジル−4−メチルピリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド
N−ヘキシルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
N−オクチルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
N−オクチル−4−メチルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
N−ブチル−4−メチルルピリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド。
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム ヘキサフルオロホスフェート、
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム p−トルエンスルホネート、
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(フルオロスルホニル)イミド
1−エチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド
1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム メタンスルホネート、
1−ブチル−3−メチルイミダゾリウム ビス(フルオロスルホニル)イミド。
N−ブチル−N−メチルピロリジニウム ヘキサフルオロホスフェート、
N−ブチル−N−メチルピロリジニウム ビス(フルオロスルホニル)イミド
N−ブチル−N−メチルピロリジニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド。
テトラブチルアンモニウム p−トルエンスルホネート、
(2−ヒドロキシエチル)トリメチルアンモニウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
(2−ヒドロキシエチル)トリメチルアンモニウム ジメチルホスフィネート。
リチウム ブロマイド、
リチウム ヨーダイド、
リチウム テトラフルオロボレート、
リチウム ヘキサフルオロホスフェート、
リチウム チオシアネート、
リチウム パークロレート、
リチウム トリフルオロメタンスルホネート、
リチウム ビス(フルオロスルホニル)イミド
リチウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
リチウム ビス(ペンタフルオロエタンスルホニル)イミド、
リチウム トリス(トリフルオロメタンスルホニル)メタニド、
リチウム p−トルエンスルホネート、
ナトリウム ヘキサフルオロホスフェート、
ナトリウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
ナトリウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
ナトリウム p−トルエンスルホネート、
カリウム ヘキサフルオロホスフェート、
カリウム ビス(フルオロスルホニル)イミド、
カリウム ビス(トリフルオロメタンスルホニル)イミド、
カリウム p−トルエンスルホネート。
粘着剤組成物は、粘着剤層付樹脂フィルムの粘着剤層がガラスで構成される光学部材に貼り合わされる場合、粘着剤層とガラスとの密着性を向上させるためにシラン化合物(D)をさらに含有することができる。
3−メルカプトプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メルカプトプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のメルカプトプロピル基含有のコポリマー;
メルカプトメチルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
メルカプトメチルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のメルカプトメチル基含有のコポリマー;
3−グリジドキシプロピルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−グリジドキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等の3−グリジドキシプロピル基含有のコポリマー;
3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−メタクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−メタクリロキシイルオプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のメタクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アクリロイルオキシプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のアクリロイルオキシプロピル基含有のコポリマー;
ビニルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
ビニルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のビニル基含有のコポリマー;
3−アミノプロピルトリメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルトリエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジメトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラメトキシシランコポリマー、
3−アミノプロピルメチルジエトキシシラン−テトラエトキシシランコポリマー
等のアミノ基含有のコポリマーなど。
粘着剤組成物は、架橋触媒、耐候安定剤、タッキファイヤー、可塑剤、軟化剤、染料、顔料、無機フィラー、光散乱性微粒子、粘着付与剤等の添加剤を含有することができる。そのほか、粘着剤組成物に紫外線硬化性化合物を配合し、粘着剤層を形成した後に紫外線を照射して硬化させ、より硬い粘着剤層とすることもできる。
塗工装置50を用いた樹脂フィルム10への粘着剤組成物の塗工方法は特に制限されず、例えば、スロットダイ法、リバースグラビアコート法、マイクログラビア法、ディップ法、ロールコート法、フレキソ印刷法等を用いることができる。粘着剤組成物からなる塗工層11の厚みは、粘着剤層付樹脂フィルム25の粘着剤層13の厚みが後述する範囲となるように調整される。
本工程は、塗工層11を有する樹脂フィルム15の塗工層11を乾燥(溶剤揮発)させて、粘着剤層12を有する樹脂フィルム20を得る工程である(図1及び図3参照)。乾燥工程は、図1を参照して、塗工工程によって得られた塗工層11を有する長尺の樹脂フィルム15を引き続き連続搬送して、乾燥手段70に通す(導入)ことによって実施できる。
本工程は、粘着剤層12を有する樹脂フィルム20の粘着剤層12の外面にエネルギー照射を行うことによって当該面を活性化させる工程である(図1及び図4参照)。本工程を経て、樹脂フィルム付光学部材の中間体である粘着剤層13(エネルギー照射後)を有する粘着剤層付樹脂フィルム25が連続製造される。このエネルギー照射処理により、光学部材に対する粘着剤層13の密着性を改善することができる。本発明の特徴の1つは、塗工層11を乾燥して得られる粘着剤層12を養生する工程に供することなく(粘着剤の硬化反応を十分に進行させることなく)エネルギー照射処理に供する点にある。これによって、より特筆した密着性向上効果を得ることができる。
本工程は、粘着剤層付樹脂フィルム25の粘着剤層13の外面に光学部材30を貼合して、樹脂フィルム付光学部材40を得る工程である(図1及び図5参照)。図5に示されるように、樹脂フィルム付光学部材40は、粘着剤層付樹脂フィルム25をその粘着剤層13を介して光学部材30の表面に積層貼合したものである。本発明によれば、粘着剤層13と光学部材30との密着性が良好な樹脂フィルム付光学部材40を製造することができる。
本発明の製造方法は、光学部材30における粘着剤層13との貼合面にエネルギー照射を行う第2表面活性化工程をさらに含むことができる。この第2表面活性化工程は、貼合工程の前に実施され、粘着剤層13と光学部材30との密着性の観点から、好ましくは、第1表面活性化工程後の樹脂フィルム25が貼合工程に到達するまでの時間と、第2表面活性化工程後の光学部材30が貼合工程に到達するまでの時間とが同じか、又はおよそ同じとなるようなタイミングで実施される。また、粘着剤層13と光学部材30との密着性の観点から、第2表面活性化工程にてエネルギー照射を行ってから、貼合工程にて上記積層体を一対の貼合ロール90等を用いて押圧するまでの時間は、好ましくは5秒以下である。第1表面活性化工程で使用するエネルギー種と第2表面活性化工程で使用するエネルギー種とは同じであってもよいし異なっていてもよいが、粘着剤層13と光学部材30との密着性の観点から、これらは同じであることが好ましい。
Claims (5)
- 長尺状の樹脂フィルム上に粘着剤組成物を塗工して塗工層を形成する塗工工程と、
前記塗工工程後のフィルムを連続搬送しながら乾燥手段に導入して前記塗工層を乾燥させることにより、粘着剤層を有する樹脂フィルムを得る乾燥工程と、
前記粘着剤層を有する樹脂フィルムを連続搬送しながら、その粘着剤層の外面にエネルギー照射を行う第1表面活性化工程と、
前記第1表面活性化工程後のフィルムを引き続き連続搬送しながら、その粘着剤層の外面に長尺の光学部材を積層し、この積層体を上下から押圧する貼合工程と、
を含み、
前記粘着剤組成物は(メタ)アクリル系粘着剤組成物であり、
前記光学部材は、前記粘着剤層の外面に接する表面に環状ポリオレフィン系樹脂フィルムを保護フィルムとして有する偏光板である、樹脂フィルム付光学部材の製造方法。 - 前記貼合工程によって得られる樹脂フィルム付光学部材をロール状に巻き取り、ロール状態で前記粘着剤層の養生を行う養生工程をさらに含む、請求項1に記載の製造方法。
- 第1表面活性化工程において、前記エネルギー照射を複数回に分けて行う、請求項1又は2に記載の製造方法。
- 前記貼合工程の前に、前記光学部材における前記粘着剤層との貼合面にエネルギー照射を行う第2表面活性化工程をさらに含む、請求項1〜3のいずれか1項に記載の製造方法。
- 前記樹脂フィルムがセパレートフィルムである、請求項1〜4のいずれか1項に記載の製造方法。
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