JP6801625B2 - 車両前部構造 - Google Patents

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Description

本明細書は、フロントバンパと、ラジエータと、フロントバンパおよびラジエータの間に延びるエアガイドと、を備えた車両前部構造を開示する。
一般に、車両の前部には、フロントバンパが設けられており、このフロントバンパには、パワーユニット室(いわゆるエンジンルーム)内に外気を取り込むためのグリル部が設けられている。パワーユニット室内であって、グリル部の後方には、ラジエータが配置されている。このラジエータに外気を適切に導くため、あるいは、エンジン等から生じた熱風がラジエータに回り込むことを防止するために、ラジエータとフロントバンパとの間には、エアガイドと呼ばれる部材を配置することがある。
例えば、特許文献1には、バンパー開口(グリル部)を車幅方向から挟むようにバンパーフェイス(フロントバンパ)の裏面に取り付けられた一対のエアガイドが開示されている。このエアガイドの後面は切欠が形成されており、この切欠内には、車幅方向に延びたバンパーレインフォースが設けられている。特許文献1では、エアガイドの切欠のうちバンパーレインフォースに対向する面には、部品寸法のバラツキを吸収するリブを設けており、これにより、シール性を向上させている。
特開2005−125945号公報
ここで、一部では、エアガイドを、容易に撓みやすい、低剛性とすることが提案されている。これは、エアガイドと他部材との干渉を防止するためである。例えば、車両の前部には、ランプ(LED等)を保持するためのランプハウジングが配置されている。このランプハウジングは、エアガイドを車両に組み付けた後に、エアガイドの近傍に組み付けられる。このとき、エアガイドの剛性が高いと、ランプハウジングとエアガイドが干渉し、ランプハウジングが適切に組み付けられない恐れがある。そこで、従来、エアガイドを撓み易い、低剛性のパネル部材とすることが一部で提案されている。
しかし、エアガイドを低剛性とした場合、ランプハウジングの組み付け性が向上する一方で、フロントバンパの組み付け性が低下する恐れがあった。すなわち、フロントバンパは、エアガイドおよびランプハウジングが車両に組み付けられた後に、車両に組み付けられる。このとき、エアガイドが撓みやすいと、フロントバンパの組み付けの過程で、当該エアガイドの一部が意に反して撓んでしまい、エアガイドの前端が、本来意図した範囲と異なる範囲においてフロントバンパに密着することがあった。この場合、エアガイドのシール性が低下し、ラジエータに導かれる外気の流量が低下したり、エンジン等から生じた熱風がラジエータに回り込んだりする。
そこで、本明細書では、フロントバンパの組み付け性を向上できる車両前部構造を開示する。
本明細書で開示する車両前部構造は、外気の流入を許容するグリル部と、前記グリル部の幅方向両端近傍から車両後方に突出するバンパ側ピンと、を有するフロントバンパと、前記グリル部の車両後方に配されたラジエータと、前記ラジエータから前記フロントバンパの背面まで延びるエアガイドと、を備え、前記エアガイドは、前記バンパ側ピンよりも車両幅方向外側に位置して、空気の流れをガイドする本体部と、前記本体部の前端に設けられ、前記フロントバンパの背面と気密に当接するシール部と、前記本体部から車両幅方向外側に突出するガイド側凸部と、を備え、前記ガイド側凸部は、前記バンパ側ピンと少なくとも部分的に重複する高さ範囲、かつ、前記バンパ側ピンの後端よりも車両前方となる位置に設けられている、ことを特徴とする。
かかる構成とすることで、エアガイドのうちガイド側凸部周辺は、局所的に剛性が向上し、撓みにくくなる。その結果、フロントバンパの組み付けの過程で、エアガイドが、バンパ側ピンよりも車両幅方向内側に入り込みにくくなる。また、エアガイドが、バンパ側ピンよりも車両幅方向内側に入り込んだとしても、バンパ側ピンがガイド側凸部に干渉するため、フロントバンパの誤組み付けが効果的に防止される。結果として、フロントバンパの組み付け性を向上できる。
さらに、前記グリル部よりも車両幅方向外側に設けられ、その一部が、前記フロントバンパと前後に重なるランプハウジングを備えており、前記エアガイドは、一部の高さ範囲において、前記ランプハウジングの周縁に近接または接触しており、前記ガイド側凸部は、前記一部の高さ範囲以外の高さ範囲に形成されてもよい。
かかる構成とした場合、エアガイドのうち、ランプハウジングの周縁に近接または接触する高さ範囲は、剛性が低く、撓みやすい。結果として、エアガイドは、ランプハウジングの形状に応じて容易に撓むため、ランプハウジングの組み付け性が向上する。
また、前記ガイド側凸部は、前記本体部から車幅方向外側に突出する立壁と、前記立壁の背面と前記本体部の幅方向外側面とを連結して前記立壁の後方への倒れを防止する支持体と、を含んでもよい。
かかる構成とすることで、バンパ側ピンが立壁に当接しても、当該立壁が後方に倒れにくいため、フロントバンパの誤組み付けがより確実に防止される。
本明細書で開示する車両前部構造によれば、エアガイドのうちガイド側凸部周辺は、局所的に剛性が向上し、撓みにくくなる。その結果、フロントバンパの組み付けの過程で、エアガイドが、バンパ側ピンよりも車両幅方向内側に入り込みにくくなる。また、エアガイドが、バンパ側ピンよりも車両幅方向内側に入り込んだとしても、バンパ側ピンがガイド側凸部に干渉するため、フロントバンパの誤組み付けが効果的に防止される。結果として、フロントバンパの組み付け性を向上できる。
車両前部の概略構成図である。 エアガイドの斜視図である。 当接可能エリア周辺の正面図である。 図3の高さ位置Aにおける、フロントバンパ組み付け前の断面図である。 図3の高さ位置Bにおける断面図である。 従来の車両前部構造における当接可能エリア周辺の断面図である。
以下、車両前部構造について図面を参照して説明する。図1は、車両前部の概略構成図である。車両の前部には、フロントバンパ12が設けられており、このフロントバンパ12の後方空間が、パワーユニット室10となる。パワーユニット室10は、従来、エンジンルームやエンジンコンパートメントと呼ばれる空間である。このパワーユニット室10には、エンジンや走行用モータ等の動力源(パワーユニット、いずれも図示せず)に加え、後述するラジエータ14等も収容される。
フロントバンパ12は、当該フロントバンパ12の本体であるパネル部20を有しており、当該パネル部20は、平面視線では、車両幅方向外側に近づくにつれて車両後方に進むように湾曲している。このパネル部20の車両幅方向中央には、グリル部22が組み込まれている。グリル部22は、車外の空気をパワーユニット室10へ導く部位であり、複数の開口が略格子状または網状に形成されている。
パネル部20のうち、グリル部22を挟んで、車両幅方向両側には、ランプアセンブリ18を配置するための切り欠きまたは孔であるランプ用開口28が形成されている。ランプアセンブリ18は、ランプ本体(LED等)の他、当該ランプ本体が取り付けられるランプハウジング40や、ランプレンズ等を有している。ランプハウジング40の周縁は、ランプ用開口28の周縁よりも外側に張り出している。したがって、ランプハウジング40の少なくとも一部は、パネル部20と前後方向に重なっており、ランプハウジング40の周縁は車外から見えないようになっている。
グリル部22の後方には、エンジンの冷却液を冷却するラジエータ14が配置されている。このラジエータ14は、エンジンから排出された冷却液が流れるラジエータコアや、当該ラジエータコアに空気を送り出すラジエータファン等を備えている。さらに、このラジエータ14の後方には、エンジン等の発熱体が配置されている。
ここで、ラジエータ14は、ラジエータコアを外気と接触させることで冷却液の冷却を図っている。そのため、ラジエータ14に流れる外気の流量が低下したり、エンジン周辺で生じた熱風が、ラジエータ14の前面に回り込んだりすると、ラジエータ14による冷却効率が低下する。そこで、ラジエータ14に外気を導くとともに、パワーユニット室10内で発生した熱風がラジエータ14の前面に回り込むことを防止するために、エアガイド16が設けられている。
エアガイド16は、ラジエータ14から延びてパネル部20の背面に密着することで、外気の流路を形成する部材で、ラジエータ14の車両幅方向両端に一つずつ、合計二つ設けられている。図2は、エアガイド16の概略斜視図である。エアガイド16は、ラジエータ14の前面から延びるパネル状部材である本体部30と、本体部30の前端に設けられシールリップ32と、本体部30から車両幅方向外側に突出するガイド側凸部34と、を備えている。シールリップ32は、薄肉で、柔らかく、容易に変形する。このシールリップ32が、パネル部20の背面に当接した際、当該背面の形状に合わせて変形することでパネル部20に気密に密着する。ここで、グリル部22から流入する外気をラジエータ14に確実に導くためには、シールリップ32は、グリル部22よりも車両幅方向外側位置においてパネル部20に当接する必要がある。また、パネル部20に密着してシール性能を発揮するためには、シールリップ32は、ランプ用開口28の周縁よりも車両幅方向内側位置において、パネル部20に当接させなければならない。つまり、シールリップ32が当接できる範囲は、グリル部22の周縁からランプ用開口28の周縁までの間隙に限定される。以下では、この間隙を「当接可能エリア」と呼ぶ。
ガイド側凸部34は、車両幅方向外側に突出する立壁36と、当該立壁36の背面と本体部30とを接続して、立壁36の後方への倒れを防止する支持体38と、を有している。このガイド側凸部34は、後述するバンパ側ピン24と少なくとも部分的に重複する高さ範囲、かつ、バンパ側ピン24の後端よりも車両前方となる位置に設けられている。
このようなガイド側凸部34を設ける理由について図3〜図5を参照して説明する。図3は、当接可能エリア周辺の正面図である。また、図4は、図3の高さ位置Aにおける断面図である。図5は、図3の高さ位置Bにおける断面図である。ただし、図4は、フロントバンパ12を組み付ける前の状態での断面図である。
既述した通り、また、図3に示す通り、フロントバンパ12のパネル部20には、グリル部22が組み込まれている。また、パネル部20のうちグリル部22の車両幅方向両側には、ランプアセンブリ18を配置するための切り欠きであるランプ用開口28が形成されている。ランプハウジング40の周縁は、このランプ用開口28の周縁よりも外側に張り出しており、ランプハウジング40の一部は、パネル部20と前後方向に重なっている。図3において、グレーハッチングを施した範囲は、ランプハウジング40とパネル部20との重複範囲を示している。
また、エアガイド16の前端であるシールリップ32は、グリル部22の周縁からランプ用開口28の周縁までの当接可能エリアにおいて、パネル部20に当接している。図3における太破線は、このシールリップ32とパネル部20との当接位置を示している。
ここで、近年、意匠性向上のために、ランプとグリル部22とを近づけるデザインが一部で提案されている。かかるデザインを採用した場合、当然ながら、グリル部22の周縁からランプ用開口28の周縁までの幅W、すなわち、当接可能エリアの幅Wは、狭くなる。また、かかるデザインを採用した場合、ランプハウジング40の周縁がグリル部22の周縁に近づく。この場合、ランプアセンブリ18の組み付けの際に、ランプハウジング40の周縁がエアガイド16に当接することがあった。このようにランプハウジング40がエアガイド16に当接した場合でも、ランプハウジング40の組み付けを阻害しないように、エアガイド16は、容易に撓むような低剛性に設計されている。
すなわち、ランプハウジング40およびフロントバンパ12は、エアガイド16を車両に組み付けた後に、車両に組み付けられる。具体的には、車両を製造組み立てする際には、ラジエータ14を車両に搭載し、その後、エアガイド16を、ラジエータ14(車両)に組み付ける。続いて、ランプアセンブリ18を車両に組み付け、最後に、フロントバンパ12を車両に組み付ける。
つまり、ランプアセンブリ18を車両に組み付ける際、エアガイド16は、既に、車両に組み付けられている。このエアガイド16が、高剛性で殆ど変形しない場合、ランプハウジング40とエアガイド16とが干渉し、ランプハウジング40を適切に組み付けられない。そこで、エアガイド16は、薄くて撓みやすい低剛性部材となっている。
エアガイド16を低剛性とすれば、図4に示すように、ランプハウジング40とエアガイド16が干渉しても、エアガイド16が、ランプハウジング40に合わせて容易に撓んで変形するため、ランプハウジング40を適切な位置に組み付けることができる。なお、図4において、二点鎖線は、無負荷状態におけるエアガイド16の形状を示している。ランプハウジング40を組み付ける際には、当該ランプハウジング40が所定の位置に組み付けられるように、必要に応じて、エアガイド16を撓ませて変形させればよい。
ところで、このようにエアガイド16を低剛性とした場合、ランプハウジング40の組み付け不良が防止できる一方で、エアガイド16に対するフロントバンパ12の位置がずれる誤組み付けが生じることがあった。すなわち、図5に示す通り、グリル部22の車両幅方向端部には、パネル部20を貫通して、車両後方に突出するバンパ側ピン24が設けられている。エアガイド16の前端、すなわち、シールリップ32は、このバンパ側ピン24よりも車両幅方向外側位置である当接可能エリアにおいて、パネル部20の背面に密着しなければならない。
しかし、既述した通り、フロントバンパ12は、エアガイド16およびランプアセンブリ18を車両に組み付けた後、車両に組み付けられる。作業者は、フロントバンパ12を、車両の前方から後方へ動かして、車両に組み付ける。このフロントバンパ12の組み付けの際、エアガイド16は、当該フロントバンパ12の死角となって見えにくい。
また、上述した通り、エアガイド16は、ランプアセンブリ18の組み付けを考慮して低剛性となっており撓みやすい。その結果、従来では、図6に示すように、エアガイド16が、バンパ側ピン24より車両幅方向内側に入り込んだ状態でフロントバンパ12が組み付けられることがあった。こうした誤組み付けは、一度車両に組み付けたフロントバンパ12を、何らかの事情で車両から取り外した後、再度、車両に組み付ける再組み付けのときに、特に生じやすい。これは、一度フロントバンパ12が組み付けられると、エアガイド16のシールリップ32は、図5に示すように、車両幅方向内側に湾曲するためである。このシールリップ32の湾曲は、フロントバンパ12を取り外した後も、クセとして残る。フロントバンパ12の再組み付けの際に、バンパ側ピン24がこの湾曲部分に当たると、当該湾曲部分は、より車両幅方向内側へ進むように湾曲する。結果として、エアガイド16が、バンパ側ピン24よりも車両幅方向内側に入り込み易くなる。
こうした誤組み付けを防止するために、既述した通り、エアガイド16の外側面に車両幅方向外側に突出するガイド側凸部34を設けている。このガイド側凸部34の高さ範囲は、バンパ側ピン24の高さ範囲と少なくとも部分的に重複している。また、ガイド側凸部34は、図5に示す通り、バンパ側ピン24の後端より前方に位置している。
かかるガイド側凸部34を設けることで、エアガイド16のうち当該ガイド側凸部34周辺の剛性は、局所的に向上し、撓みにくくなる。その結果、フロントバンパ12を組み付ける際、エアガイド16がバンパ側ピン24より車両幅方向内側に湾曲しにくくなり、誤組み付けが効果的に防止される。また、エアガイド16が、バンパ側ピン24より車両幅方向内側に入り込んだとしても、フロントバンパ12を後方に押し込む過程で、バンパ側ピン24は、図5において二点鎖線で図示するように、ガイド側凸部34に当接する。その結果、フロントバンパ12をより後方に押し込むことができず、フロントバンパ12を車両に組み付けできない。つまり、ガイド側凸部34を設けることで、フロントバンパ12の誤組み付けを効果的に防止できる。なお、このとき、バンパ側ピン24は、立壁36の前面に当接するが、この立壁36は、一対の支持体38により後方から支えられているため、後側に倒れにくくなっている。その結果、フロントバンパ12の誤組み付けがより効果的に防止される。
ここで、このガイド側凸部34は、エアガイド16の中でも、上端付近にある一部の高さ範囲にのみ設けられている。図3におけるC部は、ガイド側凸部34の設置高さ範囲を示している。図3の太破線(エアガイド16とパネル部20との当接位置)で示す通り、エアガイド16の上端は、ランプハウジング40の周縁と離間しているが、下方に進むにつれ、徐々にランプハウジング40の周縁に近づいてき、高さ位置A付近では、エアガイド16は、ランプハウジング40の周縁に完全に当接している。ガイド側凸部34は、このエアガイド16の上端近傍であって、ランプハウジング40の周縁と離間している高さ範囲Cにのみ設けられている。
かかる高さ範囲Cにのみガイド側凸部34を設けるのは、既述した通り、ランプハウジング40の組み付けを阻害しないためである。すなわち、エアガイド16とランプハウジング40の周縁とが当接または近接する領域では、エアガイド16は、ランプハウジング40に合わせて容易に撓むことができるように低剛性である必要がある。かかる部位には、ガイド側凸部34を設けないことが望ましい。一方、エアガイド16とランプハウジング40の周縁とが離間している領域においては、エアガイド16は、誤組み付けを防止するために、撓みにくく、高剛性であることが望ましい。こうした二つの要望を両立するために、本例では、エアガイド16とランプハウジング40の周縁とが離間している高さ範囲Cにのみガイド側凸部34を設け、エアガイド16とランプハウジング40の周縁と近接または当接している領域には、ガイド側凸部34を設けていない。そして、これにより、ランプ組み付け性とフロントバンパの組み付け性の双方を向上させることができる。
なお、これまで説明した構成は、一例であり、バンパ側ピン24と少なくとも部分的に重複する高さ範囲、かつ、バンパ側ピン24の後端よりも車両前方となる位置にガイド側凸部34を設けるのであれば、その他の構成は、適宜変更されてもよい。例えば、上述の例では、ガイド側凸部34を、立壁36と、支持体38とで構成しているが、ガイド側凸部34は、誤組み付け時にバンパ側ピン24と干渉できるのであれば、他の形態、例えば、ピン状、ビード状等でもよい。また、上述の例では、ガイド側凸部34は、エアガイド16の上端近傍に一つだけ設けられているが、ガイド側凸部34は、別の箇所に設けられてもよいし、複数設けられてもよい。いずれにしても、バンパ側ピン24と少なくとも部分的に重複する高さ範囲、かつ、バンパ側ピン24の後端よりも車両前方となる位置にガイド側凸部34を設けることで、エアガイドの性能を確保しつつフロントバンパの組み付け性を向上できる。
10 パワーユニット室、12 フロントバンパ、14 ラジエータ、16 エアガイド、18 ランプアセンブリ、20 パネル部、22 グリル部、24 バンパ側ピン、28 ランプ用開口、30 本体部、32 シールリップ、34 ガイド側凸部、36 立壁、38 支持体、40 ランプハウジング。

Claims (1)

  1. 外気の流入を許容するグリル部と、前記グリル部の幅方向両端近傍から車両後方に突出するバンパ側ピンと、を有するフロントバンパと、
    前記グリル部の車両後方に配されたラジエータと、
    前記ラジエータから前記フロントバンパの背面まで延びるエアガイドと、
    を備え、前記エアガイドは、
    前記バンパ側ピンよりも車両幅方向外側に位置して、空気の流れをガイドする本体部と、
    前記本体部の前端に設けられ、前記フロントバンパの背面と気密に当接するシール部と、
    前記本体部から車両幅方向外側に突出するガイド側凸部と、
    を備え、
    前記ガイド側凸部は、前記バンパ側ピンと少なくとも部分的に重複する高さ範囲、かつ、前記バンパ側ピンの後端よりも車両前方となる位置に設けられている、
    ことを特徴とする車両前部構造。
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