JP6800903B2 - 作物列検知装置およびそれを用いた作物収穫機 - Google Patents
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Description
このような作物収穫機は、トラクタによって牽引され、作物を列状に植え付けた畝に沿って移動させる。このとき、畝に植わった作物を掘取口で掘り取って収穫する。
[012]
[発明の実施の形態]
以下、本発明の実施例を添付の図面に基づいて説明する。
ビート列センサ1は周囲をフレームで囲んだスイッチボックス2を有し、このスイッチボックス2の底板3に一体形成したボス4の通口5に、スイッチカム6と一体のカム回転軸7が回転可能に嵌合されている。
[016]
この種のビート列センサはのスイッチカム6の近傍にスイッチ11を設置し、スイッチ11の接触子とスイッチカム6のカム面との接触・離反によってON−OFF信号が得られるようにしてあるが、本発明では、カム回転軸7の軸廻りに調整プレート12を独立回動可能に設置し、この調整プレート12の面上に前記スイッチ11を取付けてある。
[019]
図の実施例では、スイッチボックス2のフレームに前記調整プレート12の結合ブラケット15に向けてボルト製の支持杆16を固定するとともに、結合ブラケット15に横方向の長孔17を形成し、この長孔17に前記ボルト製支持杆16をナット18で位置調整可能に係着させてある。
この構成により、調整プレート12はナット18の調節でカム回転軸廻りに回動して所望位置で支持杆16に固定することができ、スイッチ11とスイッチカム6のON−OFF位置関係を調節することができる。
[021]
カム回転軸7は、タイン9がビート列に接触して所定の抵抗を受けたときに回動し、抵抗がなくなると原位置に復帰するように弾発支持手段20を介して支持されている。
図の実施例の弾発支持手段20は、偏心位置に支軸21を固定した回動プレート22をカム回転軸7に一体回転可能に結合し、この支軸21とスイッチボックス2のフレーム間にばね部材23(戻しばね)を介装した構成になり、上記のような所定抵抗の回動と復帰機能が得られるようになっている。
[022]
図の実施例のばね部材23は、前記支軸21に係着するプレート24とブロック25の間に左右一組のばね26、26を介装し、スイッチボックス2のフレームの外側から内部に挿入したボルト27を前記ブロック25に螺合し、ボルトと正逆回転によりブロック25を前後に移動させてばね圧を調整することができるようになっている。
[0018]
本第1実施形態の根菜類列検知装置1Aは、図1に示すように、根菜類収穫機2の進行方向において、堀取口22の前方に設けられている。そして、根菜類列検知装置1Aは、図2から図4に示すように、主として、ビート等の根菜類列の左右両側に配置される一対の接触アーム3と、これら接触アーム3を所定の下向傾斜角をもって機体21に支持するY字ブラケット4と、このY字ブラケット4を介して接触アーム3の変位を検知する変位センサ5Aとを有している。
[0021]
Y字ブラケット4は、図2および図4に示すように、略Y字状に形成されており、二股の先端部41,41に接触アーム3を固定するとともに、その基端部42が機体21に対して左右方向に揺動自在に支持されている。また、変位センサ5Aは、ポテンショメータあるいはロータリーエンコーダから構成されており、回転軸51の回転量および回転方向に応じて位相の異なるパルスを出力し、このパルス信号をケーブル52を介して図1に示す方向制御手段15に送信するようになっている。
[0022]
そして、本第1実施形態では、図2および図3に示すように、Y字ブラケット4の基端部42近傍から回動伝達ピン43を突設させるとともに、この回動伝達ピン43と変位センサ5Aの回転軸51とを回動伝達ブラケット53で連結している。この回動伝達ブラケット53を介してY字ブラケット4の回転角度および回転方向が変位センサ5Aの回転軸51に伝達されるようになっている。
[0017]
本実施形態の作物列検知装置1は、図1に示すように、根菜類収穫機3の進行方向において、堀取口14の前方に設けられている。そして、作物列検知装置1は、図2から図4に示すように、主として、根菜類収穫機3に対し上下動自在に支持される上下動支持部材4と、この上下動支持部材4の下端部に設けられる揺動フレーム5と、この揺動フレーム5の一端部に設けられる左右平行リンク6と、この左右平行リンク6に設けられる一対の接触アーム7,7と、これら接触アーム7,7の左右方向の変位を検出する左右変位センサ8とを有している。
[0024]
左右平行リンク6は、図3および図5に示すように、揺動フレーム5の他端部に固定される固定ブラケット61と、この固定ブラケット61の左右端部に垂下されて回動自在に軸支される一対の回動垂下ブラケット62,62と、これら回動垂下ブラケット62,62に軸支されて左右方向に揺動自在に連結される揺動ブラケット63とから構成されている。そして、各回動垂下ブラケット62,62の下端部には、一対の接触アーム7,7の基端部がボルト等によって固定されている。
[0029]
左右変位センサ8は、接触アーム7,7の変位を検出するものであり、アナログセンサやアブソリュート型ロータリーエンコーダ等から構成されている。本実施形態において、左右変位センサ8は、図3および図5に示すように、固定ブラケット61に対する各回動垂下ブラケット62,62の回転軸64のうち、いずれか一方の回転軸64に設けられている。そして、この回転軸64の回転量および回転方向に応じて位相の異なるパルスを発生させ、このパルス信号を後述する制御手段に出力するようになっている。
このように、センサーロッド(タイン9)の回動をスイッチ11の操作に変換するため、スイッチカム6を設けたカム回転軸7を使用する。このようなカム回転軸7は、形状が複雑なうえに高い加工精度が必要で、製作コストが嵩んでしまう。
また、センサーロッド(タイン9)が所定の角度になるとスイッチカム6がスイッチ11を操作するよう、組み立て時にはスイッチカム6やスイッチ11の位置調整をシビアに行って検知感度を調整しなければならない。
また、センサーロッド(タイン9)の回動に対する抵抗を与え、回動を復帰させるため、ばね部材23を使用している。スイッチ11操作に大きな荷重が要求されるため、上記ばね部材23には高荷重の専用引張りばねを2本必要とする。この占領スペースが大きく、センサ全体のサイズが大型化している。
しかも、上述したスイッチカム6やスイッチ11や2本のばね部材23等からなる複雑な構造を、限られたスペースに収めている。このため、上述した位置調整の作業が行いにくく、製造工数も増え、コストアップの要因となっている。
センサの要であるスイッチカム6やスイッチ11は、スイッチボックス2の中に密閉された構造である。これらに破損や狂いが生じた場合、現場での修理が容易でない為、本体センサごと交換することになり、修理費用の増大になっている。
しかしながら、この装置では、接触アーム3の揺動を変位センサ5Aに伝達するためのY字ブラケット4等の伝達構造部が、剥きだしで露出している。このため、土や塵埃の付着によって汚染されると、上記伝達構造部がスムーズに動作しなくなる。そうなると、根菜類列検知の誤検知や誤作動が生じ、根菜の破損や堀残しが起こってしまう。
しかしながら、この装置では、接触アーム7,7の揺動を左右変位センサ8に伝達するための左右平行リンク6等の伝達構造部が、剥きだしで露出している。このため、土や塵埃の付着によって汚染されると、上記伝達構造部がスムーズに動作しなくなる。そうなると、根菜類列検知の誤検知や誤作動が生じ、根菜の破損や堀残しが起こってしまう。
つまり、部品点数が少なく組み立て作業が容易でコストを節減し、誤作動を起こしにくく修理も容易な、作物列検知装置およびそれを用いた作物収穫機を提供する。
畝に植え付けられた作物または当該畝に対して接触することにより変位するセンサーロッドと、
上記センサーロッドの根元側が結合されるシャフトと、
上記シャフトを、上記センサーロッドの変位によって回転しうる状態に収容するケースとを備え、
上記ケースの外側に、上記シャフトの回転変位を検知する回転変位センサが設けられ、
上記シャフトに、
上記シャフトの初期位置設定と、上記シャフトの回転変位の回復とを行うためのカムが設けられ、
上記ケースには、上記カムに当接してシャフトの初期位置を設定する初期位置設定手段が設けられ、
上記初期位置設定手段は、上記ケースの外側において上記初期位置の調節を行いうるように構成されている。
上記ケースには、上記カムに当接してシャフトの回転変位を回復させる回転変位回復手段が設けられ、
上記回転変位回復手段は、上記ケースの外側において上記回転変位の回復強度の調節を行いうるように構成されている。
上記回転変位回復手段は、
上記回転変位を回復させる方向に上記カムを付勢する圧縮バネと、
上記圧縮バネを収容する筒状部と、
上記圧縮バネの一端側で上記カムに当接する当接部材と、
上記圧縮バネの他端側で上記圧縮バネの付勢力を調節する付勢力調節手段とを備えて構成されている。
請求項1〜3のいずれか一項に記載の作物列検知装置と、
畝に植え付けられた作物を収穫する取入口と、
上記作物列検知装置が検知した作物列に従うように上記取入口の左右位置を制御する制御手段とを備えた。
このように、センサーロッドによる作物や畝の検知を、スイッチのON−OFFではなく回転変位センサを利用する。このため、検知感度の調整が電気制御系統のプログラム上で可能になり、従来のような組み立て時のシビアな位置調整が不要になる。また、シャフトの精度も、従来より緩やかな基準を許容できる。このため、大幅なコスト削減となる。また、部品点数が少なく、全体の構造が簡略化するため、必要な機構を省スペースで実現できるため、検知装置自体がコンパクト化する。さらに、上記センサーロッドの変位を回転変位センサに伝達するシャフトがケース内に収容されているため、土や泥の汚れが付着しにくく誤検知や誤作動を起こしにくい。また、回転変位センサはケースの外側にあるため、破損したり狂ったりしても、交換修理が容易である。
このように、使用するバネを、従来の引張りから圧縮にすることで、汎用の高荷重圧縮バネを使用できるようになり、コスト削減に有利である。また、圧縮バネの付勢力を調節するときは、ケースの外側から行えるので、作業性が向上する。
上記作物列検知装置は、センサーロッドによる作物や畝の検知を、スイッチのON−OFFではなく回転変位センサを利用する。このため、検知感度の調整が電気制御系統のプログラム上で可能になり、従来のような組み立て時のシビアな位置調整が不要になる。また、シャフトの精度も、従来より緩やかな基準を許容できる。このため、大幅なコスト削減となる。また、部品点数が少なく、全体の構造が簡略化するため、必要な機構を省スペースで実現できるため、検知装置自体がコンパクト化する。さらに、上記センサーロッドの変位を回転変位センサに伝達するシャフトがケース内に収容されているため、土や泥の汚れが付着しにくく誤検知や誤作動を起こしにくい。また、回転変位センサはケースの外側にあるため、破損したり狂ったりしても、交換修理が容易である。
また、上記シャフトにカムが設けられている。上記カムは、上記シャフトの初期位置設定を行うため、シャフトの初期位置が狂いにくい。また、上記カムは、上記シャフトの回転変位の回復を行うため、回転変位が回復しないトラブルが防止される。上記カムがケース内にあるため、土や泥の汚れが付着しにくく、設定した初期位置が狂いにくく、回転変位の回復の誤作動が防止される。
さらに、上記ケースに初期位置設定手段が設けられている。上記初期位置設定手段は、上記ケースの外側において上記初期位置の調節を行いうるように構成され、上記カムに当接してシャフトの初期位置を設定する。このように、ケースの外側から容易に初期位置が調節できる。上記カムがケース内にあるため、土や泥の汚れが付着しにくく、設定した初期位置が狂いにくい。
図1は、本実施形態の作物収穫機100を示す側面図である。本実施形態は、根菜の一種であるビートを収穫するためのビートハーベスタへの適用例である。
〔概要〕
図2は、本実施形態の作物列検知装置1A,1Bを機体103に取付けた状態を説明する図である。
機体103の下部に配置される支持フレーム105の右と左にそれぞれ、右用の作物列検知装置側1A,左用の作物列検知装置1Bが取り付けられる。
上記作物列検知装置1Aは、センサーロッド10とシャフト30とケース50と、回転変位センサ70を備えている。
上記センサーロッド10は、途中に弾性コイル部11を有し、先端側が後方を向くように折り曲げられた鋼製のロッドである。上記センサーロッド10は、根元部にL字状に屈曲した屈曲部12が設けられている。
上記センサーロッド10は、結合ブロック20を介して上記シャフト30の第1端部に対して結合される。
上記結合ブロック20は、上記センサーロッド10をシャフト30の第1端部に対して結合する際の媒介物となる部材である。上記結合ブロック20はその中央に、上記シャフト30の第1端部が嵌合されて一体回転可能となる嵌合穴21が形成されている。上記嵌合穴21の外側には、センサーロッド10の屈曲部12が嵌め込まれてその位置を規制する規制溝22が形成されている。
本実施形態では、上記シャフト30の第1端部に形成したオス側テーパ面32と、上記嵌合穴21の内面に形成したメス側テーパ面23とを接合させて嵌合させるようになっている。これにより、結合ブロック20の嵌合穴21にシャフト30の第1端部を嵌合するだけで、シャフト30と結合ブロック20が一体回転可能に嵌合される。
上記シャフト30は、上述したように、第1端部にオス側テーパ面32が形成され、結合ブロック20が一体回転可能に嵌合される。
上記回転変位センサ70には、たとえばポテンショメーター等の変位センサを使用することができる。
上記ケース50は、鋼板製の箱体であり、上記シャフト30が、上記センサーロッド10の変位によって軸を中心に回転しうる状態で収容される。
上記ケース50には、上記カム31に当接してシャフト30の初期位置を設定する初期位置設定手段40が設けられている。
上記ケース50には、上記カム31に当接してシャフト30の回転変位を回復させる回転変位回復手段60が設けられている。
反対に、上記付勢力を小さくすると、シャフト30が初期位置から回転するときの抵抗が小さくなる。つまり、上記センサーロッド10が作物や畝に接触した変位により、上記シャフト30が初期位置から軸回転するときの回転抵抗が小さくなる。これとともに、上記センサーロッド10の作物や畝への接触がなくなったときの回転変位の回復力も小さくなる。
上記ケース50の外側には、変位するセンサーロッド10に接触するストッパーピン80が設けられている。上記ストッパーピン80は、センサーロッド10が作物や畝に接触して変位したときに結合ブロック20が接触する。上記ストッパーピン80に対して接触したあと、それ以上センサーロッド10が変位するときは、弾性コイル部11の弾性変形により、それより先端側だけが変位する。つまり、シャフト30はそれ以上回転しない。これにより、センサーロッド10に不測の外力が加わったときに、シャフト30のオーバー回転を防止し、付勢力調節手段64やカム31が破損するのを防止する。
図8は、上記作物列検知装置1Aの作物列検知動作を説明する図である。
この初期位置では、上記初期位置設定手段40は、ボルト42の先端がカム31の第1当接部31aに当接している。また、上記回転変位回復手段60は、上記当接部材63の頭部がカム31の第2当接部31bに当接し、圧縮バネ61の付勢力がシャフト30に作用している。
図1および図2に示すように、作物収穫機100には、左右一対の作物列検知装置1A,1Bが取り付けられる。上記作物収穫機100は、図示しないトラクタに牽引され、機体103の下部に設けられた取入口101を作物列に合わせて走行させる。
左用の作物列検知装置1Bにおいてセンサーロッド10が作物や畝に接触して変位すると、その回転変位を回転変位センサ70が検知し、左右の油圧シリンダ104を伸縮させて機体103の進行を左に変える。
本実施形態の装置は、つぎの作用効果を奏する。
このように、センサーロッド10による作物や畝の検知を、スイッチのON−OFFではなく回転変位センサ70を利用する。このため、検知感度の調整が電気制御系統のプログラム上で可能になり、従来のような組み立て時のシビアな位置調整が不要になる。また、シャフト30の精度も、従来より緩やかな基準を許容できる。このため、大幅なコスト削減となる。また、部品点数が少なく、全体の構造が簡略化するため、必要な機構を省スペースで実現できるため、検知装置自体がコンパクト化する。さらに、上記センサーロッド10の変位を回転変位センサ70に伝達するシャフト30がケース50内に収容されているため、土や泥の汚れが付着しにくく誤検知や誤作動を起こしにくい。また、回転変位センサ70はケース50の外側にあるため、破損したり狂ったりしても、交換修理が容易である。
このように、使用するバネを、従来の引張りから圧縮にすることで、汎用の高荷重圧縮バネを使用できるようになり、コスト削減に有利である。また、圧縮バネ61の付勢力を調節するときは、ケース50の外側から行えるので、作業性が向上する。
上記作物列検知装置1Aは、センサーロッド10による作物や畝の検知を、スイッチのON−OFFではなく回転変位センサ70を利用する。このため、検知感度の調整が電気制御系統のプログラム上で可能になり、従来のような組み立て時のシビアな位置調整が不要になる。また、シャフト30の精度も、従来より緩やかな基準を許容できる。このため、大幅なコスト削減となる。また、部品点数が少なく、全体の構造が簡略化するため、必要な機構を省スペースで実現できるため、検知装置自体がコンパクト化する。さらに、上記センサーロッド10の変位を回転変位センサ70に伝達するシャフト30がケース50内に収容されているため、土や泥の汚れが付着しにくく誤検知や誤作動を起こしにくい。また、回転変位センサ70はケース50の外側にあるため、破損したり狂ったりしても、交換修理が容易である。
また、上記シャフト30にカム31が設けられている。上記カム31は、上記シャフト30の初期位置設定を行うため、シャフト30の初期位置が狂いにくい。また、上記カム31は、上記シャフト30の回転変位の回復を行うため、回転変位が回復しないトラブルが防止される。上記カム31がケース50内にあるため、土や泥の汚れが付着しにくく、設定した初期位置が狂いにくく、回転変位の回復の誤作動が防止される。
さらに、上記ケース50に初期位置設定手段40が設けられている。上記初期位置設定手段40は、上記ケース50の外側において上記初期位置の調節を行いうるように構成され、上記カム31に当接してシャフト30の初期位置を設定する。このように、ケース50の外側から容易に初期位置が調節できる。上記カム31がケース50内にあるため、土や泥の汚れが付着しにくく、設定した初期位置が狂いにくい。
以上は本発明の特に好ましい実施形態について説明したが、本発明は図示した実施形態に限定する趣旨ではなく、各種の態様に変形して実施することができ、本発明は各種の変形例を包含する趣旨である。
1B:作物列検知装置(左用)
10:センサーロッド
11:弾性コイル部
12:屈曲部
20:結合ブロック
21:嵌合穴
22:規制溝
22a:縦溝
22b:横溝
23:メス側テーパ面
30:シャフト
31:カム
31a:第1当接部
31b:第2当接部
32:オス側テーパ面
33:軸穴
33a:ゴムブッシュ
40:初期位置設定手段
41:ねじ穴
42:ボルト
43:緩止ナット
50:ケース
51:第1保持筒
52a:ベアリング
52b:ベアリング
52c:ベアリング
53:開口部
54:蓋部材
55:第2保持筒
56:保護カバー
60:回転変位回復手段
61:圧縮バネ
62:筒状部
63:当接部材
64:付勢力調節手段
70:回転変位センサ
71:回転軸
80:ストッパーピン
100:作物収穫機
101:取入口
102:ヒッチ
103:機体
104:油圧シリンダ
105:支持フレーム
Claims (4)
- 畝に植え付けられた作物または当該畝に対して接触することにより変位するセンサーロッドと、
上記センサーロッドの根元側が結合されるシャフトと、
上記シャフトを、上記センサーロッドの変位によって回転しうる状態に収容するケースとを備え、
上記ケースの外側に、上記シャフトの回転変位を検知する回転変位センサが設けられ、
上記シャフトに、
上記シャフトの初期位置設定と、上記シャフトの回転変位の回復とを行うためのカムが設けられ、
上記ケースには、上記カムに当接してシャフトの初期位置を設定する初期位置設定手段が設けられ、
上記初期位置設定手段は、上記ケースの外側において上記初期位置の調節を行いうるように構成されている
ことを特徴とする作物列検知装置。 - 上記ケースには、上記カムに当接してシャフトの回転変位を回復させる回転変位回復手段が設けられ、
上記回転変位回復手段は、上記ケースの外側において上記回転変位の回復強度の調節を行いうるように構成されている
請求項1記載の作物列検知装置。 - 上記回転変位回復手段は、
上記回転変位を回復させる方向に上記カムを付勢する圧縮バネと、
上記圧縮バネを収容する筒状部と、
上記圧縮バネの一端側で上記カムに当接する当接部材と、
上記圧縮バネの他端側で上記圧縮バネの付勢力を調節する付勢力調節手段とを備えて構成されている
請求項2記載の作物列検知装置。 - 請求項1〜3のいずれか一項に記載の作物列検知装置と、
畝に植え付けられた作物を収穫する取入口と、
上記作物列検知装置が検知した作物列に従うように上記取入口の左右位置を制御する制御手段とを備えた
ことを特徴とする作物収穫機。
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