JP6800761B2 - 画像形成装置 - Google Patents
画像形成装置 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6800761B2 JP6800761B2 JP2017007606A JP2017007606A JP6800761B2 JP 6800761 B2 JP6800761 B2 JP 6800761B2 JP 2017007606 A JP2017007606 A JP 2017007606A JP 2017007606 A JP2017007606 A JP 2017007606A JP 6800761 B2 JP6800761 B2 JP 6800761B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- print rate
- power
- image forming
- heater
- forming apparatus
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Control Or Security For Electrophotography (AREA)
- Fixing For Electrophotography (AREA)
Description
図1は電子写真プロセスを用いたタンデム方式のカラー画像形成装置の断面図である。図1を用い、画像形成装置90の構成と画像形成動作を説明する。タンデム方式のカラー画像形成装置は、イエロー(Y)、マゼンタ(M)、シアン(C)、ブラック(K)の4色のトナーを重ねあわせることでフルカラー画像を出力できるように構成されている。以下、色を表す符号の末尾の記号Y、M、C、Kは、必要な場合を除き省略する。
定着器30の構成を図2を用いて説明する。図2は、定着器30の断面図である。定着器30は、例えばエンドレスフィルム(筒状フィルム)を用いた、加圧ローラを駆動してフィルムを従動回転させるタイプのフィルム加熱方式の加熱装置である。定着器30は、ヒータ100、ヒータホルダ101、耐熱フィルム(以下、定着フィルムという)102、加圧ローラ103、保護素子104、サーミスタ54(図3参照)を備えている。ヒータ100はセラミック製の基板上に発熱体111を印刷したセラミックヒータである。ヒータホルダ101は、ヒータ100の発熱体111が印刷された面と接するようにヒータ100を保持している。その材質はPPS(Polyphenylenesulfide)であり耐熱性及び剛性が優れている。定着フィルム102は、ヒータ100を取付けたヒータホルダ101にルーズに外嵌されている。加圧ローラ103は、定着フィルム102を挟んでヒータ100と相互に圧接して定着ニップ部Nを形成している。本例の保護素子104はサーモスイッチであり、ヒータ100の面上にサーモスイッチの感熱面が当接する。温度検出素子であるサーミスタ54は、ヒータ100の長手方向(図2の紙面に直交する方向)において、保護素子104と同一直線上に並んで配置されている。
続いて、実施例1に関わる主な回路構成を図3の回路図を用いて説明する。画像形成装置90は商用の交流電源50に接続されている。交流電源50は、ACフィルタ51を介してスイッチング電源(以下、電源とする)64と定着器30のヒータ100とに接続されている。CPU32は、ヒータ100の駆動制御をはじめとした、画像形成装置90の各制御を実行する制御手段であり、各入出力ポートとROM32a及びRAM32b等から構成される。更に、交流電源50はACフィルタ51を介してゼロクロス信号を生成する生成回路52に接続されている。生成回路52は、交流電源50の電圧が、0V近辺にある閾値電圧未満又は閾値電圧以上で、出力信号であるゼロクロス信号が反転する構成になっている。ゼロクロス信号はヒータ100の駆動のタイミングの制御に利用される。生成回路52の出力信号は、CPU32のPA1ポートに入力される。ヒータ100は、双方向サイリスタ(以下、トライアックという)71とトライアックカプラ72を中心に構成されたヒータ100の駆動回路70によって、ゼロクロスタイミングを基準として駆動される。駆動回路70は、ヒータ100に供給する電力を制御する。
次に、プリンタのシステム構成及びインタフェイスについて説明する。図4は、図1に示すプリンタ周辺のシステム構成を示すブロック図である。エンジン制御部302の動作は、CPU32内部のROM32aに予め書き込まれたプログラムに基づいて実現される。
続いて、実施例1の具体的な制御に関して、図5及び図7、図8のフローチャートを用いて説明する。なお、フローチャートに示す制御処理は、予めROM32aに格納されたプログラムに従って、エンジン制御部302が有するCPU32により実行される。実施例1の制御は、大きく次の3つにわかれる。
(1)ヒータに電力供給が可能か否か(以下、電力供給可否という)の判断処理
(2)省電力モードの選択処理
(3)印刷開始後にスループットの変更が必要か否か(以下、変更要否という)の判断処理
以降、各処理について、詳細に説明する。
CPU32は、印刷ジョブが送信されてくると、供給可能電力算出部309により定着器30のヒータ100に供給可能な電力を算出し、必要電力算出部319により印刷ジョブの初期にヒータ100に必要と想定される電力を算出する。CPU32は、算出したヒータ100に供給可能な電力とヒータ100が必要とする電力とを比較する。CPU32は、比較結果に基づいて、ヒータ100に電力を供給することが可能か否かを判断する。そして、CPU32は、通常の画像形成を実行するか、消費電力を削減する省電力モードで画像形成を実行するかを判断する。図5のフローチャートを用いて、電力供給可否の判断処理について説明する。
Ppsu=Pe+Pfeed+Pdeliv+Pis・・・(1)
ここで、電力Peは、ヒータ100で消費される電力を除いた画像形成装置90の負荷電力であり、電圧検知回路66及び電流検知回路67により検知された結果から求められた電力が用いられる。電力Peが取得されるタイミングは、ヒータ100に電力が投入されていないタイミングが望ましい。例えば、前回の画像形成終了時にヒータ100への電力の投入が終了した後のタイミング等で取得される。そのようなタイミングで取得され算出された電力Peは、例えばRAM32bに格納され、次の印刷ジョブ時の電力Ppsuを算出する際に使用される。電力Pfeedは、給紙ユニット91で消費される電力、電力Pdelivは、排出ユニット92で消費される電力、更に電力Pisは、イメージスキャナ93で消費される電力である。
Plimit=Ilimit×Vin×Kpf−Ppsu・・・(2)
ここで、電圧Vinは電圧検知回路66により検知された入力電圧値である。Kpfは装置全体で想定される力率である。力率は、例えば実施例1では、90(%)という固定値とする。これは、電源64の電流波形と駆動回路70の位相制御によるヒータ100に供給される電流波形とによって、おおむね決定されるものであり、設計時に求められた最悪値である。電流Ilimitは、供給源に対して制限しなければならない実効電流値である。例えば、100V〜127Vの地域向けの製品では、電流Ilimitとして12Armsが初期の設定値として予めROM32aに格納されている。220V〜240Vの地域向けの製品では、電流Ilimitとして6Armsが初期の設定値としてとして予めROM32aに格納されている。更に、電流Ilimitは、ユーザが画像形成装置90が有する操作部(不図示)を用いて設定することも可能である。例えば、20Aブレーカに対応しているユーザや、個別の都合により低い電流に制限しなければならないユーザに対しても、適切に対応することが可能なものとなっている。CPU32は、ROM32aに格納された上述したパラメータ等を用いてヒータ100に供給可能な電力Plimitを算出する。
・現在の環境温度
温度センサ40により検知される。
・定着器30の暖気レベル
定着器30の蓄熱の度合いを算出する暖気状態算出部315により決定される。
・印刷初期の平均印字率情報
印字率取得部316により取得され、印字率平均部317により平均の印字率が求められる。
表1の横軸にある環境温度レベル(11℃〜15℃等)は外気の温度である。温度センサ40は、外気の温度と略等しい温度を検知することができるような、画像形成装置90の中の位置に配置されている。S103でCPU32は、温度センサ40により検知した温度を環境温度レベルとして検知する。
表1の縦軸にある定着器30の暖気レベルDxは、暖気状態算出部315により、加圧ローラ103の予測される温度(以下、予測温度という)Dと印刷開始時のサーミスタ54により検知されたヒータの温度とから算出される。まず、加圧ローラ103の予測温度Dは、以下の式(3)により算出される。
D=D0+画像形成の準備動作中の回転回数×Δm−連続印刷済枚数×Δtp
−印刷停止時間×Δtw・・・(3)
ここで、D0は加圧ローラ103の初期温度であり、加圧ローラ103が冷えた状態から印刷動作を開始する場合には、加圧ローラ103の初期温度は、略室温となる。また、加圧ローラ103が温かい状態で印刷動作を開始する場合には、印刷動作を開始する時点で算出された加圧ローラ103の予測温度Dが用いられる。Δmは、画像形成の準備動作中において、加圧ローラ103が1回転するごとに加圧ローラ103が上昇する温度(以下、上昇温度という)である。Δtpは、加圧ローラ103が1枚印刷するごとに用紙21に奪われる温度である。Δtwは、印刷停止時の加圧ローラ103が単位時間当たりに冷却される温度(以下、冷却温度という)である。
25℃+3回×40℃−(3枚×3回)×5℃−(5秒×2回)×1℃=90℃
と算出される。
Δm、Δtp、Δtwは、固定値に限られるものではない。例えば、より精度を必要とする場合には、環境温度やサーミスタ温度、暖気状態、連続して搬送される枚数(以下、通紙枚数という)等によって可変としてもよい。
図6は、用紙の印字率について説明する図である。サーミスタ54が配置されている位置に対応する用紙21上の仮想の位置psを中心として幅方向に所定の幅を有し、搬送方向については用紙21の先端から後端までの長さを有する領域を、領域Rとする。なお、幅方向とは、搬送方向に直交する方向である。表1の横軸にある印字率の情報は、用紙21の領域Rに転写されるトナー像の印字率である。具体的には、図6に示す画像部分の1枚中の平均印字率の情報である。ここでいう平均印字率とは、各色の濃度パーセンテージの合計値である。例えば、図6で示す領域Rが、マゼンタ色が100%、シアン色が100%の画像(以下、2次色べた画像という)である場合には、平均印字率は200%(=100%+100%)ということになる。例えば、その2次色べた画像が領域Rの半分にある場合には、平均印字率は100%(=200%÷2)となる。1枚中の領域Rにおける平均印字率の情報(以下、平均印字率情報ともいう)は、印字率取得部316による印字率情報の取得、及び印字率平均部317による印字率の平均化によって算出される。
以上のように、ヒータ100に必要と想定される電力Pfsrを求めるために必要な3つのパラメータ、即ち、環境温度レベル、暖気レベルDx、及び印字率情報が求められる。
ΔPini=Plimit−Pfsr・・・(4)
続いて、図5の判断処理で、省電力モードで印刷を実行すると判断された場合に、図5のS112で算出した差分電力ΔPiniに基づいて、どの省電力モードで印刷を開始するかを確定する。実施例1における画像形成装置90は、ヒータ100に必要な電力を低減させる第1〜第3の制御を有している。第1の制御は、1枚目の画像形成開始を遅延させ(印刷開始前のヒータの発熱期間を延長する)、定着処理を実行する前に定着器全体をより温める制御である。実施例1では、画像形成の準備動作の時間を延長することにより1枚目の画像形成の開始を遅延させる。熱容量の大きい加圧ローラ103に予め多くの熱を蓄えることにより、用紙が定着ニップ部Nを通過している期間で必要となる電力を低減させる効果がある。しかしながら、1枚目の用紙21の排出が完了するまでのファーストプリントアウトタイム(以下、FPOTとする)が長くなってしまうという課題がある。以降、第1の制御をFPOT延長制御ともいう。
図5のS115で省電力モードで印刷が実行される場合の制御を図7のフローチャートを用いて説明する。図5のS113の判断の結果、S115で省電力モードによる印刷が選択された場合、S120以降の処理が実行される。S120でCPU32は、差分電力ΔPiniが−100W以上であるか否かを判断する。S120でCPU32は、差分電力Piniが−100W以上であると判断した場合、S122でFPOTの延長を行うと判断し、その後、通常の印刷動作(延長時間(紙間)0s、印刷速度は通常速度)が実行される。S123でCPU32は、差分電力Piniと表3とに基づいて、FPOTの延長、即ち画像形成の準備動作の延長時間を決定し、S127で省電力モードによる印刷を開始する。
続いて、紙間を延長した省電力モードで印刷を開始した場合(図7のS125、S127)のその後の動作を説明する。差分電力ΔPini及び表3に基づいて、初期の判断で決定した紙間延長時間(s)で印刷を開始した場合、印刷中も継続して次の紙間延長時間を決定する制御が行われる。その制御を図8のフローチャートを用いて説明する。紙間を延長する省電力モードでの印刷が開始されると、S140以下の処理が実行される。S140で印刷枚数をカウントするための変数Nを1とする。S141でCPU32は、印刷枚数の変数Nが3未満か否かを判断する。S141でCPU32は、印刷枚数の変数Nが3未満であると判断した場合、S142の処理に進む。S142でCPU32は、印刷動作を実行し、S143でN枚目の印刷動作で実際に消費された電力(以下、消費電力という)を、電力測定部308により測定する。電力測定部308は、電圧検知回路66により検知された交流電源50の入力電圧と、電流検知回路68により検知されたヒータ100に流れる電流と、に基づいて、N枚目の印刷動作で実際にヒータ100が消費した電力を測定する。なお、CPU32は、測定した消費電力を例えばRAM32bに記憶しておく。CPU32は、印刷枚数Nが3枚となるまで印刷動作を継続しつつ、それぞれの1枚の印刷動作でヒータ100が消費した実際の消費電力を測定する。なお、S141で3枚を判断の基準としているが、上述したように、この値は個々の画像形成装置90に応じて決定される値である。
PNEXT={(PN+PN−1+PN−2)+PH−L×(3−M)}/3・・・(5)
ここで、Mは前述した過去3枚の中の高印字率である用紙の枚数である。また、PH−Lは、高印字率時と低印字率時の電力差であり、実施例1においては検討によって予め得られている固定値、例えば80Wが用いられる。このように、CPU32は、過去の所定の枚数分の用紙21を定着処理した際に実測した所定枚数分の電力の平均値と、これから印刷される所定の枚数分のトナー像の印字率と、に基づいて、これからヒータ100に必要と想定されるPNEXTを算出する。
PNEXT={(PN+PN−1+PN−2)−PH−L×M}/3・・・(6)
ここで、M、PH−Lは式(5)と同様であり、説明を省略する。
予測必要電力PNEXTの算出の具体例を図9を用いて説明する。図9はPの時点が現在であり、N−2枚目が3枚前の用紙21、N−1枚目が2枚前の用紙21、N枚目が1枚前の用紙21を表している。各用紙21には、印字率情報(一枚平均)(低印字率、高印字率等)と、電力測定部308により測定された消費電力(一枚平均)が記載されている。また、N+1枚目〜N+3枚目には、今後印刷される予定である3枚の印字率情報が記載されている。
PNEXT={(980+990+1000)+80×(3−0)}/3=1070(W)
PNEXT={(960+1025+1040)−80×2}/3=955(W)
PNEXT=(PN+PN−1+PN−2)/3+PINK×{(IN+IN−1+IN−2)
−(IN+1+IN+2+IN+3)}/3・・・(7)
ここで、PINKは印字率情報が1%変化したときの電力差である。
ΔPN+1=Plimit−PNEXT・・・(8)
前述の説明においては、紙間を延長した省電力モードで印刷を開始した場合のその後の動作を説明した。続いて、低速での省電力モード(図7のS126、S127)で印刷を開始した場合のその後の動作に関して図10のフローチャートを用いて説明する。図10において図8と同じ処理には同じステップ番号を付し、説明を省略する。図8と異なるS160〜S164の処理を説明する。電力を算出する過程は紙間を延長した省電力モード時と同じである。低速での省電力モードの場合は、印刷の途中で電力が十分に足りると判断したときに、印刷ジョブの紙間で画像形成装置90の駆動を一旦停止し、再度、今よりも速い印刷速度で画像形成を再開させることとなる。これにはある程度の時間が必要となり、この処理を頻繁に実行すると生産性を低下させてしまう結果となる。そのため、低速の省電力モードから通常速度の省電力モード、又は通常モードへ移行させる場合には、十分に電力に余裕があると判断した場合に高速での印刷に切り替える判断を行うことが重要となる。
表5は、用紙21の坪量に応じて、温度制御時の温度の増減と定着器30の必要電力の増減を表した表である。ここで、用紙21の坪量は、単位面積当たりの用紙21の質量(g/m2)である。
表6は、複数枚の用紙21に印刷を行う際に、初期の3枚分の最大印字率情報に応じて、温度制御時の温度の増減とヒータ100に必要と想定される電力の増減を表した表である。
画像形成装置の構成及び、(2)省電力モードの選択処理と(3)プリント開始後のスループットの変更要否の判断処理は、実施例1と同様であり、説明を省略する。実施例2が実施例1と異なる(1)電力供給可否の判断処理を図11のフローチャートを用いて説明する。
Pfsr=Pfsr0+Ppa+Pmax・・・(9)
S112〜S115の処理は図5で説明したため、説明を省略する。
32 CPU
40 温度センサ
100 ヒータ
315 暖気状態算出部
316 印字率取得部
319 必要電力算出部
Claims (15)
- 記録材に未定着のトナー像を形成する画像形成手段と、
ヒータを有し、前記画像形成手段により形成された未定着のトナー像を前記ヒータの熱によって記録材に定着させる定着手段と、
装置内の温度を検知する第1の検知手段と、
前記定着手段における蓄熱の度合いを算出する暖気状態取得手段と、
画像情報に基づいて記録材の1面に印刷されるトナー像の平均印字率を取得する平均印字率取得手段と、
前記第1の検知手段により検知された前記装置内の温度と、前記暖気状態取得手段により算出された前記定着手段における蓄熱の度合いと、前記平均印字率取得手段により取得された前記平均印字率と、に基づいて、未定着のトナー像を記録材に定着させるために前記ヒータに必要と想定される必要電力を取得する必要電力取得手段と、
を備えることを特徴とする画像形成装置。 - 前記平均印字率取得手段は、印刷ジョブ中の初期の所定の枚数の記録材の印字率をそれぞれ取得し、取得された前記所定の枚数分のそれぞれの印字率について前記平均印字率を求めることを特徴とする請求項1に記載の画像形成装置。
- 前記定着手段は、前記ヒータが取付けられたホルダと、前記ホルダに外嵌された定着フィルムと、前記定着フィルムを挟んで前記ヒータと圧接しニップ部を形成する加圧ローラと、前記ヒータの温度を検知するサーミスタと、を有し、
前記平均印字率は、前記サーミスタが配置されている位置に対応する記録材上の仮想の位置を中心として、記録材の搬送方向に直交する方向に所定の幅を有し、前記搬送方向については記録材の先端から後端までの長さを有する領域における印字率であることを特徴とする請求項2に記載の画像形成装置。 - 前記暖気状態取得手段は、前記加圧ローラの温度と印刷開始時における前記サーミスタの検知結果とに基づいて、前記定着手段の蓄熱の度合いを算出することを特徴とする請求項3に記載の画像形成装置。
- 前記暖気状態取得手段は、画像形成の準備動作中に前記加圧ローラが回転する回数と、連続して印刷された記録材の枚数と、印刷が停止されていた時間と、に基づいて、前記加圧ローラの温度を算出することを特徴とする請求項4に記載の画像形成装置。
- 前記装置は更に、
記録材の紙種に関する情報を検知する第2の検知手段と、
前記第2の検知手段により検知した記録材の紙種に関する情報に基づいて、前記必要電力を補正する第1の補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置は更に、
ユーザにより設定された記録材の紙種に関する情報を取得する紙種取得手段と、
前記紙種取得手段により取得した記録材の紙種に関する情報に基づいて、前記必要電力を補正する第1の補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置は更に、
印刷ジョブ中の初期の所定の枚数の記録材のそれぞれのブロック印字率の中から最大の印字率を取得し、前記所定の枚数の中で最も前記最大の印字率が高い高印字率を取得する高印字率取得手段と、
前記高印字率取得手段により取得された前記高印字率に基づいて、前記必要電力を補正する第2の補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置は更に、
記録材の紙種に関する情報を検知する第2の検知手段と、
印刷ジョブ中の初期の所定の枚数の記録材のそれぞれのブロック印字率の中から最大の印字率を取得し、前記所定の枚数の中で最も前記最大の印字率が高い高印字率を取得する高印字率取得手段と、
前記第2の検知手段により検知した記録材の紙種に関する情報と、前記高印字率取得手段により取得された前記高印字率と、に基づいて、前記必要電力を補正する第3の補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置は更に、
ユーザにより設定された記録材の紙種に関する情報を取得する紙種取得手段と、
印刷ジョブ中の初期の所定の枚数の記録材のそれぞれのブロック印字率の中から最大の印字率を取得し、前記所定の枚数の中で最も前記最大の印字率が高い高印字率を取得する高印字率取得手段と、
前記紙種取得手段により取得した記録材の紙種に関する情報と、前記高印字率取得手段により取得された前記高印字率と、に基づいて、前記必要電力を補正する第3の補正手段と、
を備えることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記高印字率取得手段は、トナー像を単位面積を有するブロックに分割し、分割したブロックのそれぞれの印字率を前記ブロック印字率として求め、求めた前記ブロック印字率の中で最も印字率が高いブロックの印字率を、前記最大の印字率として取得することを特徴とする請求項8から請求項10のいずれか1項に記載の画像形成装置。
- 前記装置は更に、
前記ヒータに供給可能な供給可能電力を取得する供給可能電力取得手段と、
前記必要電力と前記供給可能電力の差分に基づいて、第1のモードで印刷を開始するか、前記第1のモードよりも前記ヒータに供給される電力を低減させた第2のモードで印刷を開始するかを選択する選択手段を備えることを特徴とする請求項1から請求項11のいずれか1項に記載の画像形成装置。 - 前記装置は更に、
交流電源の電圧を検知する第3の検知手段と、
前記交流電源の電流を検知する第4の検知手段と、
を備え、
前記供給可能電力取得手段は、前記第3の検知手段により検知された電圧と、前記第4の検知手段により検知された電流と、に基づいて、前記供給可能電力を算出することを特徴とする請求項12に記載の画像形成装置。 - 前記選択手段は、前記供給可能電力と前記必要電力との差分に基づいて、前記画像形成の準備動作を延長させる第1の制御、先行して搬送される記録材の後端と続いて搬送される記録材の先端との間である紙間を広げる第2の制御、及び画像形成速度を前記第1のモードのときの画像形成速度よりも遅くする第3の制御、のいずれかを実行する、又は組み合わせて実行することを特徴とする請求項12又は請求項13に記載の画像形成装置。
- 前記装置は更に、
前記ヒータに流れる電流を検知する第5の検知手段を備え、
前記選択手段により、前記第2のモードとして前記第2の制御が選択された場合に、過去の所定の枚数分の記録材に前記定着手段による定着処理が行われたときに前記第5の検知手段の検知結果に基づき測定された前記所定の枚数分の電力の平均値と、これから印刷される前記所定の枚数分のトナー像の前記平均印字率と、に基づいて、これから前記ヒータに必要と想定される必要電力を算出し、算出した必要電力に基づいて、前記紙間を短くするか否かを判断する判断手段を備えることを特徴とする請求項14に記載の画像形成装置。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017007606A JP6800761B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 画像形成装置 |
US15/873,134 US11156949B2 (en) | 2017-01-19 | 2018-01-17 | Image forming apparatus |
US17/481,522 US11720040B2 (en) | 2017-01-19 | 2021-09-22 | Image forming apparatus |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2017007606A JP6800761B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 画像形成装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2018116187A JP2018116187A (ja) | 2018-07-26 |
JP6800761B2 true JP6800761B2 (ja) | 2020-12-16 |
Family
ID=62985444
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017007606A Active JP6800761B2 (ja) | 2017-01-19 | 2017-01-19 | 画像形成装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6800761B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2020134862A (ja) * | 2019-02-25 | 2020-08-31 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2002352936A (ja) * | 2001-05-29 | 2002-12-06 | Canon Inc | 加熱装置及び画像形成装置 |
JP4116950B2 (ja) * | 2003-07-30 | 2008-07-09 | 京セラミタ株式会社 | 制御装置、画像形成装置 |
US7412181B2 (en) * | 2005-12-21 | 2008-08-12 | Xerox Corporation | Multivariate predictive control of fuser temperatures |
JP5697630B2 (ja) * | 2012-05-31 | 2015-04-08 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
JP2014032236A (ja) * | 2012-08-01 | 2014-02-20 | Canon Inc | 画像形成装置 |
JP2015036695A (ja) * | 2013-08-12 | 2015-02-23 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置、制御方法およびコンピュータプログラム |
JP6188552B2 (ja) * | 2013-11-18 | 2017-08-30 | キヤノン株式会社 | 画像形成装置 |
-
2017
- 2017-01-19 JP JP2017007606A patent/JP6800761B2/ja active Active
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2018116187A (ja) | 2018-07-26 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US20220382189A1 (en) | Image forming apparatus and image heating apparatus | |
JP5458594B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6188552B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US10289040B2 (en) | Image forming apparatus, method of controlling image forming apparatus, and program | |
US10394173B2 (en) | Image forming apparatus | |
US20200264547A1 (en) | Image forming apparatus | |
JP6800761B2 (ja) | 画像形成装置 | |
US11720040B2 (en) | Image forming apparatus | |
JP2008139505A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP6991715B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2006039027A (ja) | 画像形成装置 | |
JP6800762B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2017026739A (ja) | 画像形成装置、制御方法、および制御プログラム | |
JP6004929B2 (ja) | 画像加熱制御装置 | |
JP5822592B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP6028753B2 (ja) | 画像形成装置 | |
JP2019200403A (ja) | 画像形成装置 | |
JP2019128476A (ja) | 画像形成装置および画像加熱装置 | |
JP4878547B2 (ja) | 定着方法、定着装置、画像形成装置 | |
JP2006208509A (ja) | 定着装置及び画像形成装置 | |
JP2012230146A (ja) | 冷却機構、及び、当該冷却機構を搭載する冷却機構搭載装置 | |
US20190271932A1 (en) | Image forming device | |
JP4615320B2 (ja) | 画像形成装置および制御方法 | |
JP2020126168A (ja) | 定着装置、画像形成装置、定着装置の制御方法、およびコンピュータプログラム | |
US11675296B2 (en) | Image forming apparatus |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
RD04 | Notification of resignation of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424 Effective date: 20171201 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20200115 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20201021 |
|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201027 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201125 |
|
R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6800761 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |