JP6799640B1 - 流体流れ検知装置及び流体流れ検知方法 - Google Patents
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Abstract
Description
トレーサ粒子を含む流体の流れ場に、光源からの光照射による照射領域を形成する照射手段と、
前記照射領域を流れる前記トレーサ粒子が発する散乱光の流れを撮像する撮像手段と、
前記散乱光の流れから流体流れを検知する検知手段とを備え、
前記照射領域は、
(A)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、発散角の2分の1(ω1)が0°≦ω1≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、又は、
(B)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、集束角の2分の1(ω2)が0°≦ω2≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、
であることを特徴とする流体流れ検知装置。
第1の態様に加え、
前記光軸方向と前記撮像手段の受光軸方向とでなす角度θが、0°<θ<90°、又は120°≦θ≦180°である、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
前記所定の面積を形成する面形状は、三角形状〜八角形状のいずれかの多角形状、角丸三角形状〜角丸八角形状のいずれかの角丸多角形状、楕円形状、のうちのいずれか1つの形状である、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
前記光源は、LED光源又はレーザ光源である、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
前記照射領域における、光軸に対する垂直方向の面部の光強度が、この面部内でほぼ均一である、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
前記撮像手段は、前記照射領域における受光軸の前後方向5mm以上の範囲にある前記散乱光の流れを受光するものである、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
前記トレーサ粒子の径が0.l〜5μmである、
態様を挙げることができる。
第1の態様に加え、
連続して又は所定の間隔を空けて前記光源が複数配置されて、光源群をなす、
態様を挙げることができる。
トレーサ粒子を含む流体の流れ場に、光源からの光照射による照射領域を形成し、
前記照射領域を流れる前記トレーサ粒子が発する散乱光の流れを撮像し、
前記散乱光の流れから流体流れを検知し、
前記照射領域は、
(A)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、発散角の2分の1(ω1)が0°≦ω1≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、又は、
(B)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、集束角の2分の1(ω2)が0°≦ω2≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、
であることを特徴とする流体流れ検知方法。
照射手段は光源20を備える。そして、光源20には公知の光源を適宜使用できるが、例えば、LED光源、レーザ光源、水銀ランプ、メタルハライドランプ、キセノンランプ、重水素ランプ、エキシマランプ、カドミウムランプ、無電極放電ランプ、及び蛍光ランプ等その他の光源を用いることができる。光源の強度は、1W/m2以上とするとよい。この範囲より小さいと散乱光の輝度が小さく、散乱光の撮像が明瞭になされない。特に光源の波長域が限定されるLED光源やレーザ光源を用いると、光源の波長を含む、特定の波長域のみ透過する光学フィルタを撮像手段の受光部に設けることで、同波長域以外の光、すなわち環境光の影響を低減できる。
光源の素子にLEDを使用した場合、光軸31aに対して垂直方向に所定の面積を有する照射光を光源20から照射させる手法の一例は、次記のとおりとなる。光源20は、ケーシングを備える。ケーシング内には、LED素子22とLED素子22を冷却するヒートシンク23と、LED素子22から出射された照射光を屈折させるための、レンズや光学素子を1つ以上備えてなる光学系21とが設けられている。ここで、光軸方向をz軸方向とし、光軸31aに対して垂直方向に拡がる面をxy面とすることもできる。
光源にレーザを使用した場合、光軸31aに対して垂直方向に所定の面積を有する照射光を光源20から照射させる手法の一例は、次記のとおりとなる。光源20から出射された照射光は、例えば、凹レンズ25と凸レンズ24とを順に透過されて、光軸31aに対して垂直方向に所定の面積に拡げられる。
照射手段により、光軸31aに対して垂直方向に所定の面積で照射光が照射されて照射領域31が形成される。照射光が光軸方向に進むに従い、照射領域31が光軸方向に対して垂直方向に拡げられてもよいし、狭められてもよい。例えば、照射領域31における側縁31hの照射方向31iと光軸31aと、のなす角度、すなわち、発散角の2分の1(ω1)や集束角の2分の1(ω2)が0°≦ω1,ω2≦60°、好ましくは0°≦ω1,ω2≦30°、より好ましくは0°≦ω1,ω2≦10°、さらに好ましくは0°≦ω1,ω2≦5°、特に好ましくは0°≦ω1,ω2≦2°の範囲で照射領域31が拡げられ、又は狭められて照射される形態、一定の面積で照射される形態とするとよい。この範囲を逸脱すると、照射光の指向性がよくなく、散乱光の明瞭な撮像がなされないおそれがある。また、照射領域は、光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で光照射され、光軸方向に沿ってこの面積が狭められ、その後拡げられるように形成される(すなわち、光軸方向の前方で照射領域が括れるように形成される)、ものであってもよい。この場合、撮像手段を、照射領域のうちの、面積が最も狭められた領域を撮像するものとすることで、散乱光をより明瞭に撮像できる。ここで、照射領域31における側縁31hとは、照射領域31における、光軸を中心軸とした場合の外周部、ということもできる。
(面積率(%))=(0.5Imax以上領域の面積)÷(有効照射領域の面積)×100・・・式(D)
(面積率(%))=(0.7Imax以上領域の面積)÷(有効照射領域の面積)×100・・・式(E)
本実施形態はnmオーダー〜μmオーダー、あるいはそれ以上の径に至る粒子を可視化する装置及び方法に関するものである。例えば、径50〜100μmのトレーサ粒子の検知(可視化)はもちろんのこと、径0.1〜0.5μmや径0.1〜1μm、径0.1〜5μmの検知も可能である。一方、従来、散乱光を撮像するために使用されるトレーサ粒子としては、ラスキンノズルによる径1μm程度のオイル粒子が用いられることが多かった。
VTS=(ρpd2gCc)÷(18η)・・・式(F)
ここで、ρpはトレーサ粒子の密度、dはトレーサ粒子の直径、gは重力加速度、CcはCunninghamのすべり補正係数、ηは粘性係数である。
散乱光とは光をトレーサ粒子に入射させた際、このトレーサ粒子により様々な方向に放出される光をいう。
撮像手段51は、照射光の光照射を受けたトレーサ粒子59が発する散乱光60を受光して、散乱光60の流れを撮像するものである。撮像手段51に、公知のカメラを適宜用いることができる。また、高電界下のアモルファスセレン光電膜内で起きる電荷のアバランシェ増倍現象を利用した撮像素子を備えた撮像管カメラや、撮像管カメラによる撮影画像信号をアナログ微分処理するアナログ微分処理装置を備え、このアナログ微分装置による微分処理画像に基づいて粒子を検知するように構成された撮像手段51も好ましい。さらにはAPImagerカメラ(浜松ホトニクス)や近年高精細化が進むCCDカメラ、CMOSカメラ、写真機を撮像手段51としてもよい。
検知手段50は、散乱光の流れから流体流れを検知するものである。換言すると、散乱光の流れのうちの、撮像する範囲と照射領域とが重なる領域54(図21に示すハッチング部)で発した散乱光の流れから流体流れを検知する手段を検知手段とすることもできる。検知手段は、公知の手段を適宜適用するとよい。例えば、流体流れに対して追従性のよいトレーサ粒子59を使用する場合は、散乱光の流れを流体流れとして検知する検知手段50を用いることができる。また、流体流れに対してそれほどよい追従性を示さないトレーサ粒子59を使用する場合は、散乱光の流れと流体流れのズレを補正する手段を備えた検知手段50を用いるとよい。さらに、被写界深度の範囲内に流れるトレーサ粒子59が発する散乱光の流れを流体流れとする検知手段としてもよい。加えて、撮像された散乱光のうちの、所定の輝度値以上の散乱光を選択的に検知する手段や演算装置を備える形態も好ましい。
[数1]
Z=Tf+Tr ・・・式(1)
ここで、Tfは前方被写界深度、Trは後方被写界深度であり、TfとTrは、次式(2)、(3)で表される。
[数2]
Tf=σFL2/(f2+σFL) ・・・式(2)
[数3]
Tr=σFL2/(f2−σFL) ・・・式(3)
ここで、σは許容錯乱円径、Fは絞り値、Lは被写体距離(レンズから被写体までの距離)、fはレンズの焦点距離である。また、許容錯乱円径σは画素ピッチ及びエアリーディスク径DAiryのいずれか大きい方の数値である。画素ピッチ及びエアリーディスク径DAiryのどちらが大きいかはF値に依存する。また、エアリーディスク径DAiryは次式(4)で表される。
[数4]
DAiry=2.44λFe ・・・式(4)
ここで、λは波長(μm)、Feは、Fe=(1+M)・Fで表される実効F値であり、Mは倍率である。
トレーサ粒子には平均径が0.5μmであるPSL粒子を用いた。この粒子を流速0.1m/sで流れる流体に一様に分散させた。
光源20からの照射光によって、一様に分散されたトレーサ粒子が含まれる流体の流れ場を照射した。
撮像手段にズームレンズを備えたCMOSカメラを用いた。撮像手段の受光部と、撮像手段で撮像される範囲と照射領域とが重なる領域の中心と、の距離を920mmとした。また、撮像手段のフレームレートを30FPS(コマ/秒)に設定した。
検知手段に、CMOSカメラが撮像した散乱光の流れからトレーサ粒子の流れを検知する検知装置を用いた。
トレーサ粒子が含まれる流体の直進的な流れを遮るための遮り板70を、同流体の流れ場のうちの、照射光が照射される領域に設けた。遮り板70は面状の無孔板であり、トレーサ粒子及び流体が透過されないものである。遮り板70は、光軸と受光軸とを有する平面上に設けられ、かつ、トレーサ粒子が分散された流体の射出方向に交差して設けられた。
(設定条件)
光源にグリーンLED光源(Parallel Eye M/新日本空調株式会社)を用いた。
光源の出力強度を0.5Wとした。
光源波長は、後述する比較例で使用するレーザ光の波長に近い530nm程度とした。
LED素子から出射された出射光が、レンズや光学素子を1つ以上備えてなる光学系を透過し、光源20から出射され、光軸に対して垂直方向に所定の面積を有する四角形状で直進して、照射領域が形成された。照射領域の形状は四角錐台形状とした。この四角錐台形状は、例えば、光源の光照射面を底面とすると、4つの側面のうちの隣接する側面相互が接する辺(照射領域における側縁ともいう。)31g、31f、31d、31eをそれぞれ有することになる(図1参照)。
また、観察箇所における同四角形状の長辺が135mm(光強度約49W/m2)になるように調節した。
撮像手段の受光軸方向と照射光における光軸方向とでなす角度θを15°とした。
トレーサ粒子が分散された流体を、照射光の光軸と受光軸とが有する平面(光軸に平行で、かつ、受光軸に平行である平面ということもできる。すなわち、yz平面)に交差させて射出させた。
図9、図10、図17を参照しつつ説明すると、遮り板70の下端縁は、照射領域内に位置させるとよく、換言すると四角錐台形状の照射領域の辺31fと辺31dとを有する側面よりも下方に延出させないものとするとよい。例えば、観察箇所に射出された流体に分散されたトレーサ粒子59のうち、遮り板70の下端縁よりも上方で、かつx軸方向に遮り板70に向かって進むトレーサ粒子59は、射出方向にある遮り板70を迂回して、x軸方向(61)に進むことになる。一方で遮り板70の下端縁よりも下方でx軸方向(61)に射出される流体に分散されたトレーサ粒子59は、この流体の射出方向に遮り板70がないので遮り板70を迂回せずに、遮り板70の下方を通過する。
実施例1の結果を図11〜図13を参照しつつ説明する。図11〜図13の各図は、露光時間10m秒、カメラゲイン20dBの条件で、照射領域31のうちの遮り板70付近を撮像したものである。なお、図示例に遮り板70の輪郭を白破線70で表している。撮像時の時間は、図11、図12、図13の順に経過した。図11〜図13の各図には、散乱光が撮像されているが、そのうち散乱光60a、60b、60cを例示して説明する。散乱光60a、60b、60cの全てが、図11〜図13の各図に撮像された。散乱光60aの動きを示すと、平面視で散乱光60aが、図11では基準線63の上方に位置し、図12では基準線63上に位置し、図13では基準線63の下方に位置している。このことから図11〜図13にかけて、散乱光60aが下方に向かって流れていることがわかる。散乱光60b、60cも同様に下方に向かって流れていることがわかる。
(設定条件)
光源にレーザ光源(Parallel Eye H/新日本空調株式会社)を用いた。
光源の出力強度を0.5Wとした。
光源波長は、532nmとした。
レーザ光源から出射された出射光131が、レーザラインジェネレータレンズ(5°)を透過し、光源120から出射され直進するに従い、光軸131aに対して垂直方向に次第に拡がり、照射領域が形成された。斜視図で見ると図22に示すように、照射領域の形状は、このレーザラインジェネレータレンズを頂点、光軸を高さとした三角形状とした。同三角形状の照射領域はx軸(−x軸)方向にわずかな厚みを有し、yz平面に平行になるように配置された。
同三角形状をこの三角形状の底辺に平行な線で切断したと仮定した場合に、仮定切断線の長さが135mmになるときの、この仮定切断線を含む領域を撮像手段151で撮像して、検知手段150でトレーサ粒子159の流れを検知した。
撮像手段の受光軸方向は、三角形状の照射領域の面に対して直交する方向とした。
図3、図18、図22を参照しつつ説明すると、遮り板70は、照射領域に直交方向に交差させて配置した。撮像手段151の受光軸151aが遮り板面に平行になるように、撮像手段151を配置した。
トレーサ粒子159が分散された流体を、照射光の光軸と受光軸とが有する平面(光軸に平行で、かつ、受光軸151aに平行である平面ということもできる。すなわち、zx平面)に交差させて射出させた。換言するとトレーサ粒子159が分散された流体を−y方向へ射出させた。
流体の射出先に遮り板70があると、トレーサ粒子159は遮り板70を避け、迂回して−y方向(161)に進むことになる。一方で、流体の射出先に遮り板70がなければ、トレーサ粒子159は直進することになる。
比較例2の結果を図14〜図16を参照しつつ説明する。図14〜図16の各図は、露光時間10m秒、カメラゲイン32dBの条件で、照射領域31のうちの遮り板70付近を撮像したものである。なお、図示例に遮り板70の輪郭を白破線70で表している。撮像時の時間は、図14、図15、図16の順に経過した。図14〜図16の各図には、散乱光が撮像されているが、そのうち散乱光62a、62b、62c、62d、62eを例示して説明する。散乱光62aは、図14及び図15には明瞭に撮像されているが、図16には明瞭に撮像されているとは言い難い。散乱光62bは、図15にのみ明瞭に撮像されている。散乱光62c、62d、62eは図14には明瞭に撮像されているとは言い難いが、図15及び図16には明瞭に撮像されている。
(設定条件)
実施例3は実施例1と次の相違点を除き同様の設定条件にした。相違点は実施例1では遮り板70を設けたが、実施例3では設けていない点である。
照射領域31を撮像した結果を図19を参照しつつ説明する。図19には散乱光60が無数に撮像された。代表的な散乱光を2点鎖線の円内に示した。
比較例4は比較例2と次の2つの相違点を除き同様の設定条件にした。1つ目の相違点は、比較例2では遮り板70を設けたが、比較例4では設けていない点である。2つ目の相違点は、カメラゲインが比較例2では32dB、比較例4では20dBであった点である。なお、比較例4のカメラゲインは実施例3のカメラゲインと同じ20dBとした。
照射領域31を撮像した結果を図20を参照しつつ説明する。比較例4のカメラゲインが比較例2と比較して低かったため、図20には散乱光60が撮像されなかった。
・「光軸」とは、光源から照射された照射光が直進する際の中心軸をいう。「光軸方向」とは、光軸上において照射光が直進する方向をいう。「受光軸方向」とは、受光軸上における、撮像手段に光が入射する方向をいう。受光軸に対して上下方向とは、受光軸上のある点(第1点)から受光軸上の別の点(第2点)を見た場合における上下の方向をいう。受光軸に対して左右方向とは、受光軸上の同第1点から受光軸上の同第2点を見た場合における左右の方向をいい、同上下方向に直交する方向をいう。受光軸に対して前後方向とは、同第1点から受光軸上の同第2点を見た場合における前方及び後方の方向をいう。
・光源20から出射された出射光が光軸31aに沿って直進する方向をz方向、その反対方向を−z方向という。−zからz方向に見て、水平方向のうち左方向をx方向、右方向を−x方向という。また、−zからz方向に見て、垂直方向のうち上方向をy方向、下方向を−y方向という。
本実施形態のトレーサ粒子径は、TEM(透過型電子顕微鏡)やDMA(微分型電気移動度測定装置)、JIS Z8825:2013で測定されるものである。TEM法の基準器はEdmund Scientific社の回折格子が使用され、このトレーサ粒子径はAIST((独)産業技術総合研究所)、NIST(米国立標準技術研究所)に対して、トレーサビリティーを有している(参考文献1:日方他,ポリスチレン系標準粒子の製造とその応用,エアロゾル研究,Vоl.22,No.4,(2007年),pp.282−288、参考文献2:http://www.jsrlifesciences.co.jp/pd/ivd_lsr/ssp/jsr_size_std_ptcl/pdf/pd_ivd_StaDyno_Jp.pdf )。
31 照射領域
50 検知手段
51a 受光軸
59 トレーサ粒子
60 散乱光
Claims (7)
- トレーサ粒子を含む流体の流れ場に、光源からの光照射による照射領域を形成する照射手段と、
前記照射領域を流れる前記トレーサ粒子が発する散乱光の流れを撮像する撮像手段と、
前記散乱光の流れから流体流れを検知する検知手段とを備え、
前記照射領域は、
(A)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、発散角の2分の1(ω1)が0°≦ω1≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、又は、
(B)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、集束角の2分の1(ω2)が0°≦ω2≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、であり、
光軸方向と前記撮像手段の受光軸方向とでなす角度θが、0°<θ≦45°、又は135°≦θ≦180°であり、
前記照射領域における、光軸に対する垂直方向の面部の光強度が、この面部内でほぼ均一である、
ことを特徴とする流体流れ検知装置。 - 前記所定の面積を形成する面形状は、三角形状〜八角形状のいずれかの多角形状、角丸三角形状〜角丸八角形状のいずれかの角丸多角形状、楕円形状、のうちのいずれか1つの形状である、
請求項1に記載の流体流れ検知装置。 - 前記光源は、LED光源又はレーザ光源である、
請求項1に記載の流体流れ検知装置。 - 前記撮像手段は、前記照射領域における受光軸の前後方向5mm以上の範囲にある前記散乱光の流れを受光するものである、
請求項1に記載の流体流れ検知装置。 - 前記トレーサ粒子の径が0.l〜5μmである、
請求項1に記載の流体流れ検知装置。 - 連続して又は所定の間隔を空けて前記光源が複数配置されて、光源群をなす、
請求項1に記載の流体流れ検知装置。 - トレーサ粒子を含む流体の流れ場に、光源からの光照射による照射領域を形成し、
前記照射領域を流れる前記トレーサ粒子が発する散乱光の流れを撮像手段で撮像し、
前記散乱光の流れから流体流れを検知し、
前記照射領域は、
(A)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、発散角の2分の1(ω1)が0°≦ω1≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、又は、
(B)前記光源の光軸に対して垂直方向に所定の面積で、かつ、集束角の2分の1(ω2)が0°≦ω2≦30°の範囲で、光照射されて形成されるもの、であり、
光軸方向と前記撮像手段の受光軸方向とでなす角度θが、0°<θ≦45°、又は135°≦θ≦180°であり、
前記照射領域における、光軸に対する垂直方向の面部の光強度が、この面部内でほぼ均一である、
ることを特徴とする流体流れ検知方法。
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