JP6797392B2 - ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品 - Google Patents

ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品 Download PDF

Info

Publication number
JP6797392B2
JP6797392B2 JP2016078402A JP2016078402A JP6797392B2 JP 6797392 B2 JP6797392 B2 JP 6797392B2 JP 2016078402 A JP2016078402 A JP 2016078402A JP 2016078402 A JP2016078402 A JP 2016078402A JP 6797392 B2 JP6797392 B2 JP 6797392B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
styrene
block copolymer
hot melt
melt adhesive
adhesive
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016078402A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017186487A (ja
Inventor
啓司 吉村
啓司 吉村
渓一 工藤
渓一 工藤
佳希 永田
佳希 永田
淳一 本多
淳一 本多
Original Assignee
積水フーラー株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 積水フーラー株式会社 filed Critical 積水フーラー株式会社
Priority to JP2016078402A priority Critical patent/JP6797392B2/ja
Publication of JP2017186487A publication Critical patent/JP2017186487A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6797392B2 publication Critical patent/JP6797392B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Landscapes

  • Adhesive Tapes (AREA)
  • Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)

Description

本発明は、初期接着力、常温及び低温での接着力、並びに、高温保持力に優れるホットメルト接着剤に関し、特に接着剤層を有するテープやラベル製品を製造するために好適に用いられるホットメルト接着剤に関する。
ホットメルト接着剤は溶剤を含有しない点で環境に優しく、冷却硬化させることのみで優れた接着性を発現するという環境面、接着工程及び経済面での利点を備えており、近年、包装、製本、木工等の分野を主体に様々な用途に使用されている。
テープ及びラベル製品に用いられるホットメルト接着剤で一般的なものは、機械適性の向上を意図し、ジブロック含有量の多いスチレン系ブロック共重合体を含んでなるホットメルト接着剤である。例えば、特許文献1には、ジブロックスチレン/ブタジエンコポリマー及びトリブロックスチレン/イソプレンコポリマー及びトリブロックスチレン/ブタジエンコポリマーの混合物などを用いたラベル用接着剤が開示されている。
更に、熱安定性に優れた接着剤として、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加された部分水素添加ブロック共重合体をベースポリマーとする接着剤が知られている(例えば、特許文献2、3等)。これらの文献には、共役ジエン部分が部分的に水素添加された部分水素添加ブロック共重合体をベースポリマーとすることにより、接着特性や加熱安定性が改良されることが示されている。
特許第5442175号公報 特許第4217449号公報 特開平7−157738号公報
テープ及びラベル製品の分野においては、接着力が重要な設計目標となる。特に貼り合せた直後から十分な接着強度を発現することが求められる。この点、初期接着強度が弱い場合には、第三者にラベル製品などが貼り替えられるおそれがあり深刻な問題となる。
しかしながら、特許文献1〜3のような先行文献で開示された発明は、接着性能、特に初期接着強度が十分ではなく、テープやラベル製品の接着剤層に用いた場合に発揮される物性が不十分である。よって、テープ及びラベル製品の用途での要求性能を満たすホットメルト接着剤の開発が急務とされている。
また、テープ及びラベル製品は様々な用途で用いられるために、ホットメルト接着剤として広い温度領域における接着力や保持力が必要とされる。例えば、テープやラベル製品が被着体に貼られた状態で倉庫内に長期保管される場合には、低温〜高温で接着力を発現することが求められる。特にホットメルト接着剤は熱可塑性樹脂であるため、高温環境下になると接着剤が軟化し、接着してあるテープ及びラベル製品がずれてくるおそれがある。また、食品用ラベルなどの用途では、食品に応じた低温環境下での保管が必要となるため、低温接着性が求められる。
更に、テープ及びラベル製品は被着体に接着された後も長期間にわたって保管されることがある。特に一般家庭内では日光が当たる環境下で長期間保管されることもあり、ホットメルト接着剤に耐候性が不足している場合には、時間の経過によってポリマーの分子鎖の切断により接着剤層の接着強度が低下し、剥がれるおそれがある。
また、上記初期接着力が強すぎても問題となることがある。例えば、ラベル製品を貼る位置を間違えた際に、再度貼り直し(リペア)ができることも求められる。リペアする際に接着力が強すぎると、ラベル製品が被着体から剥がれず被着体が材料破壊してしまい、意匠性が悪くなる。また、包装が無駄になると生産性も悪化する。よって、好適には上記初期接着力とリペア性との両立が求められる。
本発明者らは、上記事情に鑑み、第一の課題として、特に初期接着強度、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力に優れるホットメルト接着剤を提供することを目的とする。
更に、第二の課題として、好適には上記接着性能に加えて、耐候性及びリペア性にも優れるホットメルト接着剤を提供することを目的とする。
本発明者らは、上記目的を達成すべく鋭意検討を重ねた結果、第一の形態として、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加されている部分水素添加ブロック共重合体(A1)及びロジンエステル樹脂(B1)を含有するホットメルト接着剤が初期接着強度、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力に優れており、上記第一の課題を解決できることを見出した。
また、更に驚くべきことに、第二の形態として、部分水素添加ブロック共重合体(A1)及びロジンエステル樹脂(B1)に加えてスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)を含有するホットメルト接着剤が初期接着強度、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力に優れるとともに、更に耐候性及びリペア性にも優れており、上記第二の課題を解決できることを見出した。
すなわち、本発明は以下の通りのものである。
1.スチレン系ブロック共重合体(A)及び粘着付与剤(B)を含有するホットメルト接着剤であって、
(1)前記スチレン系ブロック共重合体(A)は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加されている部分水素添加ブロック共重合体(A1)を含有し、
(2)前記粘着付与剤(B)は、ロジンエステル樹脂(B1)を含有する、
ことを特徴とするホットメルト接着剤。
2.前記スチレン系ブロック共重合体(A)は、更にスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)を含有する、上記項1に記載のホットメルト接着剤。
3.更に可塑剤(C)としてナフテン系プロセスオイル(C1)を含有する、上記項1又は2に記載のホットメルト接着剤。
4.前記部分水素添加ブロック共重合体(A1)のスチレン含有量が30〜50重量%である、上記項1〜3のいずれかに記載のホットメルト接着剤。
5.上記項1〜のいずれかに記載のホットメルト接着剤からなる接着剤層を有するテープ又はラベル製品。
本発明のホットメルト接着剤は、初期接着強度、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力に優れる。
本発明のホットメルト接着剤は、必須成分として、スチレン系ブロック共重合体(A)及び粘着付与剤(B)を含有し、
(1)前記スチレン系ブロック共重合体(A)は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加されている部分水素添加ブロック共重合体(A1)を含有し、
(2)前記粘着付与剤(B)は、ロジンエステル樹脂(B1)を含有する、
ことを特徴とする。
以下、本発明のホットメルト接着剤の構成成分について詳細に説明する。
スチレン系ブロック共重合体(A)
本発明で使用するスチレン系ブロック共重合体(A)は、少なくとも主としてスチレン由来の構造単位からなる重合体ブロックと、共役ジエン由来の構造単位からなる重合体ブロックとを有するブロック共重合体である。
主としてスチレン由来の構造単位からなる重合体ブロックには、スチレン以外のスチレン系モノマー由来の構造単位を含んでいてもよい。スチレン以外のスチレン系モノマーとしては、例えば、α−メチルスチレン、o−メチルスチレン、m−メチルスチレン、p−メチルスチレン、p−t−ブチルスチレン、2,4−ジメチルスチレン、ビニルナフタレン、ビニルアントラセン等が挙げられる。
共役ジエン由来の構造単位からなる重合体ブロックにおける共役ジエンとしては、ブタジエン、イソプレン、クロロプレン、2,3−ジメチルブタジエン、1,3−ペンタジエン、1,3−ヘキサジエン等が挙げられ、特にブタジエン、イソプレン等が好ましい。
上記のスチレンモノマー、スチレン以外のスチレン系モノマー及び共役ジエンは、1種単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
(スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加された部分水素添加ブロック共重合体(A1))
本発明においては、スチレン系ブロック共重合体(A)として、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加された部分水素添加ブロック共重合体(A1)が含まれる。以下、部分水素添加ブロック共重合体(A1)又は単に(A1)ともいう。
スチレン−ブタジエンブロック共重合体としては、スチレンブロックとブタジエンブロックとを有するブロック共重合体であれば特に限定はされず、例えば、スチレン−ブタジエン共重合体(SB「後述の(A4)」)、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS)、スチレン−ブタジエン−スチレン−ブタジエン共重合体(SBSB)等が挙げられる。
本発明で用いる(A1)成分はこれらの共重合体の部分水素添加物である。その中でも初期接着強度及び耐候性向上の観点より、スチレン−ブタジエン−スチレンブロック共重合体(SBS)の部分水素添加物である、スチレン−ブタジエン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(SBBS)が特に好ましい。部分水素添加ブロック共重合体(A1)は1種単独でも2種以上を組み合わせて用いてもよい。
本発明で使用する部分水素添加ブロック共重合体(A1)のスチレン含有量は特に制限されないが、5〜50重量%が好ましく、10〜40重量%がより好ましい。当該スチレン含有量が5重量%以上であるとホットメルト接着剤の高温保持力が向上し易い。また、スチレン含有量が50重量%以下であると低温接着性が向上し易い。
なお、本発明においてスチレン系ブロック共重合体(A)中のスチレン含有量とは、部分水素添加ブロック共重合体(A1)中におけるスチレンブロックの総含有割合をいう。
部分水素添加ブロック共重合体(A1)のメルトフローインデックスとしては2〜6g/10分であることが好ましく、2.5〜5.5g/10分であることがより好ましく、3〜5g/10分であることが特に好ましい。当該メルトフローインデックスが2g/10分以上であるとホットメルト接着剤の塗工性が向上し易い。また、当該メルトフローインデックスが6g/10分以下であると高温保持力が向上し易い。
なお、本発明において部分水素添加ブロック共重合体(A1)のメルトインデックスとは、JIS K7210に準拠して、温度190℃、荷重2.16kgの条件にて測定された値を意味する。
部分水素添加ブロック共重合体(A1)の共役ジエン部分の脂肪族二重結合の水素添加率は20〜90%であることが好ましく、30〜80%であることがより好ましい。水素添加率が20%以上であるとホットメルト接着材の耐候性が向上し易い。水素添加率が90%以下であるとホットメルト接着剤の初期接着力並びに常温及び低温での接着力が向上し易い。
ここで、部分水素添加ブロック共重合体(A1)中の共役ジエン部分の脂肪族二重結合の「水素添加率」とは、共役ジエン部分に含まれる全脂肪族二重結合を基準とし、その中で水素添加されて飽和炭化水素結合に転換された二重結合の割合を意味する。「水素添加率」は赤外分光光度計及び核磁器共鳴装置等によって測定される。
部分水素添加ブロック共重合体(A1)は、前記の条件を満たしていれば特に限定されず公知の製造方法で得たもの、又は市販品を用いることができる。
市販品としては、例えば、旭化成ケミカルズ社製の商品名「タフテックP−1500」、旭化成ケミカルズ社製の商品名「タフテックP−1083」等が挙げられる。
第一の形態において、部分水素添加されたブロック共重合体(A1)の含有量は、高温保持力向上及び耐候性向上の観点より、スチレン系ブロック共重合体(A)の総量中、好ましくは80重量%以上、より好ましくは90重量%以上、更に好ましくは95重量%以上である。
(スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2))
本発明の第二の形態においては、スチレン系ブロック共重合体(A)として部分水素添加ブロック共重合体(A1)とともにスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)を併用する。スチレン系ブロック共重合体(A)として(A1)成分と(A2)成分とを併用することにより、初期接着強度、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力に加えて、耐候性とリペア性を向上させることができる。
本発明で使用するスチレン−イソプレン−スチレン共重合体(A2)のスチレン含有量は特に制限されないが、5〜50重量%が好ましく、10〜40重量%がより好ましく、18〜30重量%が最も好ましい。スチレン含有量が5重量%以上であるとホットメルト接着剤の高温保持力が向上し易い。また、スチレン含有量が40重量%以下であるとホットメルト接着剤の低温接着性が向上し易い。
スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(A2)のメルトフローインデックスは5〜40g/10分であることが好ましく、10〜30g/10分であることがより好ましい。当該メルトフローインデックスが5g/10分以上であるとホットメルト接着剤の塗工性が向上し易い。また、当該メルトフローインデックスが40g/10分以下であるとホットメルト接着剤の高温保持力が向上し易い。
なお、本発明において、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体(A2)のメルトインデックスとは、JIS K7210に準拠して、温度200℃、荷重5.0kgの条件にて測定された値を意味する。
第二の形態において、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)の含有量は、スチレン系ブロック共重合体(A)の総量中、20〜80重量%が好ましく、30〜70重量%がより好ましい。スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)の含有量が20〜80重量%であると耐候性及びリペア性が向上し易い。
第二の形態において、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)と、部分水素添加ブロック共重合体(A1)との重量比((A2)/(A1))は、80/20〜20/80の範囲にあることが好ましく、70/30〜30/70の範囲にあることがより好ましい。重量比((A2)/(A1))がかかる範囲内であると耐候性及びリペア性が向上し易い。
スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)としては、市販品を用いることができる。スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)の市販品としては、例えば、日本ゼオン社製の商品名「クインタック3433N」、Kraton社製の商品名「D1161」などが挙げられる。
本発明のスチレン系ブロック共重合体(A)は、第一の形態では部分水素添加ブロック共重合体(A1)を含有し、第二の形態では部分水素添加ブロック共重合体(A1)及びスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)を含有するが、第一の形態及び第二の形態の両方において、本発明の効果を損なわない範囲でこれらのブロック共重合体以外のスチレン系ブロック共重合体(「他のスチレン系ブロック共重合体」と称する)を含有していてもよい。
他のスチレン系ブロック共重合体としては、特に限定されず、例えば、スチレン−ブタジエン−スチレン共重合体(SBS「後述の(A3)」)、スチレン−エチレン/ブチレン−スチレン(SEBS)、スチレン−エチレン/プロピレン−スチレン(SEPS)、スチレン−エチレン−エチレン/プロピレン−スチレン(SEEPS)等が挙げられる。
粘着付与剤(B)
本発明のホットメルト接着剤は、必須成分である粘着付与剤(B)として、ロジンエステル樹脂(B1)を含む。
ロジンエステル樹脂(B1)としては限定されないが、例えば、未変性ロジン(例えば、トールロジン、ガムロジン、ウッドロジン等);重合ロジン;不均化ロジン;水素添加ロジン;マレイン酸変性ロジン、フマール酸変性ロジン等のロジン系化合物をエステル化したものが挙げられる。具体的には、グリセリンエステル、ペンタエリスリトールエステル、メチルエステル、エチルエステル、ブチルエステル、エチレングリコールエステル等が挙げられる。本発明では、水素添加されたロジンエステル樹脂、水素添加されていないロジンエステル樹脂のいずれも使用することができる。
これらのロジンエステル樹脂(B1)は、1種単独又は2種以上で使用できる。
また、ロジンエステル樹脂(B1)としては、水素添加されたロジンエステル樹脂及び水素添加されていないロジンエステルを併用することにより耐候性と初期接着力を両立することができる。水素添加されたロジンエステル樹脂及び水素添加されていないロジンエステル樹脂とを併用する場合の重量比((水素添加されたロジンエステル/水素添加されていないロジンエステル))は、上記効果を得る観点では50/50〜99/1の範囲にあることが好ましく、70/30〜98/2の範囲にあることがより好ましく、80/20〜95/5の範囲にあることが更に好ましい。
ロジンエステル樹脂(B1)の環球式軟化点は、80〜130℃であることが好ましく、95〜120℃であることが好ましい。80℃以上であると高温保持力が向上し易く、130℃以下であると低温接着性が向上し易い。
なお、本発明において、ロジンエステル樹脂(B1)の環球式軟化点温度は、JIS K2207に準拠して測定された温度をいう。
ロジンエステル樹脂(B1)は、前記の条件を満たしていれば特に限定されず、公知の製造方法で得たもの、又は市販品を用いることができる。市販品としては、例えば、水素添加されたロジンエステルとして、GUANGDONG KOMO社製 商品名「KS2100」、「KS2100W」等が挙げられる。また、水素添加されていないロジンエステルとして、GUANGDONG KOMO社製 商品名「KF−399S」、「KF−454S」等が挙げられる。
なお、本発明の効果を損なわない範囲で、粘着付与剤(B)はロジンエステル(B1)以外の粘着付与剤(「他の粘着付与剤」と称する)を含んでいてもよい。
他の粘着付与剤としては、特に限定されず、C5系石油樹脂、C9系石油樹脂、C5C9系石油樹脂、ジシクロペンタジエン系石油樹脂などの石油樹脂(B2)、テルペン樹脂(B3)等が挙げられる。また、上記他の粘着付与剤は一般に23℃で固体であるが、特殊なグレードである23℃で液状の他の粘着付与剤なども使用できる。
ロジンエステル(B1)は、粘着付与剤(B)全体のうち、好ましくは50重量%以上、より好ましくは80重量%以上、さらに好ましくは90重量%以上含むことが好ましい。50重量%以上含むことによりホットメルト接着剤の初期接着力が向上し易い。
ホットメルト接着剤中の粘着付与剤(B)の含有量は、特に制限されないが、スチレン系ブロック共重合体(A)100重量部に対して、30〜200重量部が好ましく、50〜100重量部がより好ましい。粘着付与剤(B)の含有量が30重量部以上であるとホットメルト接着剤の初期接着力並びに常温及び低温での接着力が向上し易い。また、粘着付与剤(B)の含有量が200重量部未満であればホットメルト接着剤の低温接着性が向上し易い。
第一の形態において、部分水素添加ブロック共重合体(A1)とロジンエステル(B1)との重量比((A1)/(B1))は、100/30〜100/200の範囲にあることが好ましく、100/50〜100/100の範囲にあることがより好ましい。部分水素添加ブロック共重合体(A1)と粘着付与剤(B1)との重量比が上記範囲にあることで、常温での接着力と低温での接着力が向上し易い。
第二の形態において、スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)の重量と部分水素添加ブロック共重合体(A1)との重量合計((A2)+(A1))とロジンエステル(B1)の重量比((A1)+(A2))/(B1))は、100/30〜100/200の範囲にあることが好ましく、100/50〜100/100の範囲にあることがより好ましい。当該重量比がかかる範囲にあることで、常温での接着力と低温での接着力に加えて、耐候性及びリペア性が向上し易い。
可塑剤(C)
本発明のホットメルト接着剤は、可塑剤(C)を含んでいてもよい。
可塑剤(C)としては、例えば、ナフテン系プロセスオイル(C1)、パラフィン系プロセスオイル(C2)等が挙げられるが、中でもホットメルト接着剤の熱安定性、常温での接着力及び高温保持力を向上させる観点から、ナフテン系プロセスオイル(C1)が好ましい。可塑剤(C)は、1種単独又は2種以上で使用できる。
ナフテン系プロセスオイル(C1)としては、市販品を用いることができる。ナフテン系プロセスオイルの市販品としては、例えば、出光興産社製の商品名「ダイアナフレシアN28」、商品名「ダイアナフレシアU46」及び商品名「ダイアナプロセスオイルNR」、シェル化学社製の製品名「シェルフレックス371N」、ペトロチャイナ社製「KN4010」等が挙げられる。
ホットメルト接着剤中の可塑剤(C)の含有量は、特に制限されないが、スチレン系ブロック共重合体(A)100重量部に対し25〜200重量部が好ましく、30〜100重量部がより好ましい。可塑剤(C)の含有量が25重量部以上であればホットメルト接着剤の低温接着性が向上し易い。また、可塑剤(C)の含有量が200重量部以下であるとホットメルト接着剤の高温保持力が向上し易い。
本発明のホットメルト接着剤は、その物性を損なわない範囲内において、ワックスを含むことができる。ワックスとしては、特に限定されず、例えば、シュラックワックス、蜜ろうなどの動物系ワックス;カルナバワックス、はぜろうなどの植物系ワックス;パラフィンワックス、マクロクリスタリンワックスなどの鉱物系ワックス;フィッシャートロプシュワックス、エチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)系ワックスを含むポリオレフィン系ワックスなどの合成ワックスなどが挙げられる。
ワックスとしては、市販品を用いることができる。ポリオレフィン系ワックスの市販品としては、例えば、Honeywell社製の製品名「A−C7」、INNOSPEC社製の商品名「VISCOWAX 122」等が挙げられる。また、ポリオレフィン系ワックスの中でエチレン−酢酸ビニル共重合体(EVA)系ワックスの市販品としては、例えば、Honeywell社製の商品名「A−C400」、製品名「A−C405S」、INNOSPEC社製の商品名「VISCOWAX 334」、商品名「VISCOWAX 343」等が挙げられる。
本発明のホットメルト接着剤は、その物性を損なわない範囲内で、酸化防止剤を含んでいることが好ましい。
酸化防止剤としては、例えば、2,6−ジ−t−ブチル−4−メチルフェノール、n−オクタデシル−3−(4'−ヒドロキシ−3',5'−ジ−t−ブチルフェニル)プロピオネート、2,2'−メチレンビス(4−メチル−6−t−ブチルフェノール)、2,2'−メチレンビス(4−エチル−6−t−ブチルフェノール)、2,4−ビス(オクチルチオメチル)−o−クレゾール、2−t−ブチル−6−(3−t−ブチル−2−ヒドロキシ−5−メチルべンジル)−4−メチルフェニルアクリレート、2,4−ジ−t−アミル−6−〔1−(3,5−ジ−t−アミル−2−ヒドロキシフェニル)エチル〕フェニルアクリレート、2−[1−(2−ヒドロキシ−3,5−ジ−tert−ぺンチルフェニル)]アクリレート、テトラキス〔メチレン−3−(3,5−ジ−t−ブチル−4−ヒドロキシフェニル)プロピオネート〕メタンなどのヒンダードフェノール系酸化防止剤;ジラウリルチオジプロピオネート、ラウリルステアリルチオジプロピオネート、ペンタエリスリトールテトラキス(3−ラウリルチオプロピオネート)などのイオウ系酸化防止剤;トリス(ノニルフェニル)ホスファイト、トリス(2,4−ジ−t−ブチルフェニル)ホスファイトなどのリン系酸化防止剤などが挙げられる。酸化防止剤は、1種単独又は2種以上で使用できる。
本発明のホットメルト接着剤は、その物性を損なわない範囲内で、液状ゴムを含んでいてもよい。液状ゴムとしては、例えば、液状ポリブテン、液状ポリブタジエン、液状ポリイソプレン及びこれらの水添樹脂などが挙げられる。なお、本発明における液状ゴムとは、常温(23℃)において流動性を有するゴムを意味する。液状ゴムは、1種単独又は2種以上で使用できる。
また、本発明のホットメルト接着剤には、物性を損なわない範囲内において、例えば、充填剤、増量剤、熱安定剤、光安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、難燃剤、帯電防止剤、糸引き抑制剤などの公知の添加剤が含有されていてもよい。
ホットメルト接着剤の製造方法としては、特に限定されないが、例えば、スチレン系ブロック共重合体(A)、粘着付与剤(B)、及び必要に応じて可塑剤(C)をはじめとする任意の添加剤を、加熱装置を備えた攪拌混練機中に投入し、加熱しながら混練する方法などが挙げられる。
本発明のホットメルト接着剤は、ラベルやテープの用途に好適に用いられ、種々の被着体に接着することができる。被着体に適した材料は特に限定されないが、例えば、ポリエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニル、ポリウレタン、ポリプロピレン、ABS樹脂、ポリメタクリレート、ポリカーボネートなどの合成樹脂;紙、ボード、段ボールなどのセルロース系材料等が挙げられる。
本発明のホットメルト接着剤により接着剤層を形成する際は、接着剤層の厚さは限定的ではないが、1〜200μmが好ましく、1〜100μmがより好ましい。但し、厚さはこれらに限定されず、テープ及びラベル製品の用途に応じて、好ましくは1〜200μmの範囲内から適宜設定することができる。
以下に本発明を実施例により具体的に説明するが、本発明はこれに限定されない。
後記する実施例及び比較例において、ホットメルト接着剤の製造に用いたスチレン系ブロック共重合体(A)、粘着付与剤(B)、可塑剤(C)、及び酸化防止剤のそれぞれについて、以下に詳細な説明を記載する。
〔スチレン系ブロック共重合体(A)〕
(部分水素添加ブロック共重合体(A1))
・スチレン−ブタジエン/ブチレン−スチレンブロック共重合体(A1)(旭化成ケミカルズ社製 製品名「タフテックP1500」、スチレン含有量:30重量%、メルトフローインデックス:4g/10分)
(スチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2))
・スチレン−イソプレン−スチレンブロック(SIS)共重合体(A2−1)(日本ゼオン社製 製品名「クインタック3433N」、スチレン含有量:16重量%、メルトフローインデックス:12g/10分)
・スチレン−イソプレン−スチレンブロック(SIS)共重合体(A2−2)(クレイトンポリマー社製 製品名「クレイトンD1119P」、スチレン含有量:22重量%、メルトフローインデックス:25g/10分)
・スチレン−ブタジエン−スチレンブロック(SBS)共重合体(A3)(旭化成ケミカルズ社製 製品名「アサプレンT−438」、スチレン含有量:35重量%、メルトフローインデックス:25g/10分)
・スチレン−ブタジエン共重合体(SBR)(A4)(旭化成ケミカルズ社製 製品名「アサプレン1205」スチレン含有量:25重量%、)
〔粘着付与剤(B)〕
・水素添加されたロジンエステル樹脂樹脂(B1−1)(GUANGDONG KOMO社製 製品名「KS−2100」、環球式軟化点:104℃)
・水素添加されていないロジンエステル樹脂樹脂(B1−2)(GUANGDONG KOMO社製 製品名「KF−399S」、環球式軟化点:105℃)
・部分水添石油樹脂(B2)(東燃ゼネラル社製 製品名「T−REZ HB103」、ジシクロペンタジエン/芳香族共重合系の石油炭化水素樹脂、環球式軟化点:103℃)
・テルペン樹脂(B3)(ヤスハラケミカル社製 製品名「YSレジンTO−105」、芳香族変性テルペン樹脂、環球式軟化点:105℃)
〔可塑剤(C)〕
・ナフテン系プロセスオイル(C1)(ペトロチャイナ社製 製品名「KN−4010」)
・パラフィン系プロセスオイル(C2)(出光興産社製 製品名「ダイアナプロセスオイルPS−90」)
〔酸化防止剤〕
ヒンダードフェノール系酸化防止剤(BASF社製 製品名「IRGANOX1010」)
実施例1〜8及び比較例1〜8
上述した、スチレン系ブロック共重合体(A)、粘着付与剤(B)、可塑剤(C)、及びヒンダードフェノール系酸化防止剤を、それぞれ表1及び表2に示した配合量で、加熱装置を備えた攪拌混練機中に投入した後、145℃で90分に亘って加熱しながら混練することにより、ホットメルト接着剤を製造した。
(評価)
ホットメルト接着剤について、下記に示す要領に従って、溶融粘度、初期接着強度、常温及び低温での接着力、高温保持力、日光暴露後の接着力、リペア性を測定した。これらの結果を表1及び表2に示した。
(溶融粘度)
日本接着剤工業会規格 JAI−7に準拠して、ブルックフィールドRVF型粘度計及びサーモセルを用いて、No.27スピンドルにて、180℃におけるホットメルト接着剤の溶融粘度(mPa・s)をそれぞれ測定した。
(初期接着強度)
ホットメルト接着剤を180℃に加熱することにより溶融させた後、スロットダイ塗工によって50μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上にホットメルト接着剤を幅25mm、20μm厚で塗布した。しかる後、ポリエチレンテレフタレートフィルムのホットメルト接着剤塗布面上に、表面に離型処理が施された紙を積層して積層体を作製し、23℃雰囲気下にて1日養生した。その後、23℃雰囲気下にて、積層体から離型処理が施された紙を剥離した後、ポリエチレンテレフタレートのホットメルト接着剤塗布面上に、10μm厚のポリエチレンフィルムを積層した後、ポリエチレンフィルム上に500gのローラーを1往復させて試験片を得た。試験片を作成した後、1分後に、引っ張り試験機(島津製作所社製AGS−100NX)を用いて、引張速度300mm/分にてT型剥離試験を23℃の雰囲気下で行うことによって、接着強度(N/25mm)を測定した。
初期接着強度としては、1.0〜1.8N/25mm程度であることが好ましい。
(常温での接着強度)
上述した「初期接着強度」において記載した手順と同様にして試験片を作製し、この試験片を23℃の環境下に20分養生した後、引っ張り試験機(島津製作所社性AGS−100NX)を用いて、引張速度300mm/分にてT型剥離試験を23℃の雰囲気下で行い、破壊状態を目視で確認した。
表1及び2において、「○」、「△」、「×」の評価基準は次の通りである。
○:ポリエチレンフィルムが破断した。
△:ポリエチレンフィルムが部分的に破断もしくは延伸した。
×:ポリエチレンフィルムが破壊されず、界面破壊、凝集破壊、ジッピングで剥離した。
(低温での接着強度)
上述した「初期接着強度」において記載した手順と同様にして試験片を作製し、この試験片を0℃の環境下に20分養生した後、引っ張り試験機(島津製作所社性AGS−100NX)を用いて、引張速度300mm/分にてT型剥離試験を0℃の雰囲気下で行い、破壊状態を目視で確認した。
表1及び2において、「○」、「△」、「×」の評価基準は次の通りである。
○:ポリエチレンフィルムが破断した。
△:ポリエチレンフィルムが部分的に破断もしくは延伸した。
×:ポリエチレンフィルムが破壊されず、界面破壊、凝集破壊、ジッピングで剥離した。
(高温保持力)
接着剤の保持力(JIS Z 0237)を下記手順により行った。ホットメルト接着剤を180℃に加熱することにより溶融させた後、スロットダイ塗工によってポリエチレンテレフタレートフィルム上にホットメルト接着剤を幅25mm、20μm厚で塗布した。
次いで、ポリエチレンテレフタレートフィルムのホットメルト接着剤塗布面上に、表面に離型処理が施された紙を積層して積層体を作製し、23℃雰囲気下にて1日養生した。
次いで、23℃雰囲気下にて、積層体から離型処理が施された紙を剥離した後、ポリエチレンテレフタレートのホットメルト接着剤塗布面を、ステンレス鋼板(SUS304)に積層した後、圧着ローラー(重量2kg)を転動させることにより、ステンレス鋼板に試験片を貼り合わせて積層体を得た(接着面積:25mm幅×25mm長さ)。
次いで、60℃の温度環境下において、試験片の長さ方向における一端部に1kgの錘を取り付けた。そして、錘を取り付けた後、ステンレス鋼板から接着テープが剥がれ落ちるまでの経過時間を測定した。
表1及び2において、「◎」、「○」、「△」、「×」、「××」の評価基準は次の通りである。高温保持力は△以上が許容範囲である。
◎:接着テープが落下しなかった。
○:経過時間が60分以上120分未満であった。
△:経過時間が30分以上60分未満であった。
×:経過時間が30分未満であった。
××:経過時間が5分未満であった。
(日光暴露試験)
ホットメルト接着剤を180℃に加熱することにより溶融させた後、スロットダイ塗工によって厚み50μmのポリエチレンテレフタレートフィルム上にホットメルト接着剤を幅25mm、20μm厚で塗布した。しかる後、ポリエチレンテレフタレートフィルムのホットメルト接着剤塗布面上に、表面に離型処理が施された紙を積層して積層体を作製した。その積層体を良く日の当たる南側の窓に固定し、2週間日光暴露を実施した。
次いで、日光暴露後の積層体を上述した「常温における接着強度」を実施した。
(リペア性試験)
ホットメルト接着剤を180℃に加熱することにより溶融させた後、スロットダイ塗工によって50μm厚のポリエチレンテレフタレートフィルム上にホットメルト接着剤を幅25mm、20μm厚で塗布した。
次いで、ポリエチレンテレフタレートフィルムのホットメルト接着剤塗布面上に、表面に離型処理が施された紙を積層して積層体を作製し、23℃雰囲気下にて1日養生した。その後、23℃雰囲気下にて、積層体から離型処理が施された紙を剥離した後、10μm厚のポリエチレンフィルム上にポリエチレンテレフタレートのホットメルト接着剤塗布面を積層した後、ポリエチレンテレフタレートフィルム上に500gのローラーを1往復させて貼り合わせた後、30秒後に手で90°方向に剥離し5人の官能評価により判断した。
表1及び2において、「◎」、「○」、「△」、「×」の評価基準は次の通りである。リペア性は△以上が許容範囲である。
◎:剥離感が軽く、滑らかに剥離する。
○:剥離が重いと感じる人が2〜3名いた。
△:剥離が重いと感じる人が4〜5名いた。
×:材料破壊した。
Figure 0006797392
Figure 0006797392
表1及び表2の結果に基づく考察
(1)実施例1と比較例5、6、7及び8の対比により、部分水素添加ブロック共重合体(A1)を使用することにより初期接着力、常温及び低温での接着力、並びに高温保持力が向上することが分かる。
(2)実施例1、3と比較例1、2、3及び4との対比により、粘着付与剤(B)としてロジンエステル樹脂を使用することにより初期接着力が向上することが分かる。
(3)実施例1、2と実施例3、5との対比により、部分水素添加ブロック共重合体(A1)とスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)とを併用することにより日光暴露後でも接着強度が維持され、リペア性も良好となることが分かる。
(4)実施例1と実施例2との対比により、粘着付与剤(B)として、水素添加されたロジンエステル(B1−1)と水素添加されていないロジンエステル(B1−2)とを併用することにより初期接着力が更に向上することが分かる。
(5)実施例3と実施例4との対比により、スチレン−イソプレン−スチレン共重合体のスチレン含有量が高いほうが高温保持力が向上することが分かる。
(6)実施例1と実施例8との対比により、ナフテン系プロセスオイル(C1)を用いることにより初期接着力が向上することが分かる。

Claims (5)

  1. スチレン系ブロック共重合体(A)及び粘着付与剤(B)を含有するホットメルト接着剤であって、
    (1)前記スチレン系ブロック共重合体(A)は、スチレン−ブタジエンブロック共重合体の共役ジエン部分が部分的に水素添加されている部分水素添加ブロック共重合体(A1)を含有し、
    (2)前記粘着付与剤(B)は、ロジンエステル樹脂(B1)を含有する、
    ことを特徴とするホットメルト接着剤。
  2. 前記スチレン系ブロック共重合体(A)は、更にスチレン−イソプレン−スチレンブロック共重合体(A2)を含有する、請求項1に記載のホットメルト接着剤。
  3. 更に可塑剤(C)としてナフテン系プロセスオイル(C1)を含有する、請求項1又は2に記載のホットメルト接着剤。
  4. 前記部分水素添加ブロック共重合体(A1)のスチレン含有量が30〜50重量%である、請求項1〜3のいずれかに記載のホットメルト接着剤。
  5. 請求項1〜のいずれかに記載のホットメルト接着剤からなる接着剤層を有するテープ又はラベル製品。
JP2016078402A 2016-04-08 2016-04-08 ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品 Active JP6797392B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078402A JP6797392B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016078402A JP6797392B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017186487A JP2017186487A (ja) 2017-10-12
JP6797392B2 true JP6797392B2 (ja) 2020-12-09

Family

ID=60045602

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016078402A Active JP6797392B2 (ja) 2016-04-08 2016-04-08 ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6797392B2 (ja)

Families Citing this family (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP7126804B2 (ja) * 2016-10-26 2022-08-29 ヘンケルジャパン株式会社 ホットメルト接着剤
JP2019099757A (ja) * 2017-12-07 2019-06-24 積水フーラー株式会社 ホットメルト接着剤及びこれを用いてなるテープ又はラベル製品
DE102018204464A1 (de) * 2018-03-23 2019-09-26 Tesa Se Witterungsbeständige Klebemasse mit gutem Auffließvermögen und darauf basierende Klebebänder
JP6981349B2 (ja) * 2018-04-16 2021-12-15 王子ホールディングス株式会社 情報伝達票を備えた物品
WO2020110921A1 (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 積水フーラー株式会社 ホットメルト組成物
CN114479729A (zh) * 2020-10-26 2022-05-13 昆山太田新材料有限公司 高强度韧性佳耐老化的高分子热熔压敏胶的制备方法
CN113528037A (zh) * 2021-06-22 2021-10-22 广东硕成科技有限公司 一种医用防护服胶带及其制备方法
CN113429910B (zh) * 2021-07-12 2022-06-14 浙江精华科技有限公司 一种酸奶包装杯标签用胶及其生产方法
JP2023077843A (ja) 2021-11-25 2023-06-06 ヘンケルジャパン株式会社 ホットメルト接着剤

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011236379A (ja) * 2010-05-13 2011-11-24 Toyo Adl Corp 感圧式接着剤組成物及びそれを用いた積層体
MY174144A (en) * 2014-01-23 2020-03-11 Asahi Chemical Ind Adhesive composition and adhesive tape
JP6340952B2 (ja) * 2014-06-26 2018-06-13 Dic株式会社 両面粘着テープ、物品及び電子機器

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017186487A (ja) 2017-10-12

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6797392B2 (ja) ホットメルト接着剤並びにこれを用いてなるテープ及びラベル製品
JP6360516B2 (ja) ホットメルト接着剤及びこれを用いてなる使い捨て製品
JP5504949B2 (ja) ホットメルト型粘着組成物及びそれを用いた積層体
JP5155527B2 (ja) 表面保護フィルム
JP5539599B1 (ja) ホットメルト接着剤及びこれを用いてなる使い捨て製品
JP2014214185A (ja) ホットメルト接着剤
TWI553076B (zh) Hot melt adhesive
JP2004137297A (ja) ホットメルト接着剤及びそれを用いた使い捨て製品
JP2001279212A (ja) ホットメルト接着剤組成物
WO2020110921A1 (ja) ホットメルト組成物
JP2019099757A (ja) ホットメルト接着剤及びこれを用いてなるテープ又はラベル製品
JP2005104996A (ja) ホットメルト接着剤
JP6664729B2 (ja) 伸縮性ホットメルト組成物
JP2023181238A (ja) ホットメルト組成物
JP6754263B2 (ja) ホットメルト接着剤組成物
JP6144965B2 (ja) ホットメルト接着剤及び使い捨て製品
JP2020050859A (ja) 電子回路実装基板用ホットメルトコーティング剤
JP2009102538A (ja) ポリフェニレンエーテル系樹脂用接着剤組成物
CN103773295A (zh) 一种用于pe薄膜背涂压敏胶及其制备方法
JP2003064337A (ja) 粘着剤用組成物
JP7433787B2 (ja) ホットメルト接着剤
JP2021161257A (ja) 粘着剤組成物及びそれを用いた粘着テープ
JP2006265508A (ja) 紫外線硬化型ホットメルト組成物
WO2022181690A1 (ja) ホットメルト接着剤
JPH11246837A (ja) 接着剤用添加剤およびホットメルト接着剤組成物

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190402

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20191223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200107

A601 Written request for extension of time

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A601

Effective date: 20200227

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200507

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201111

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6797392

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250