JP6795494B2 - 保存性の良好な容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズの製造方法 - Google Patents
保存性の良好な容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズの製造方法 Download PDFInfo
- Publication number
- JP6795494B2 JP6795494B2 JP2017517873A JP2017517873A JP6795494B2 JP 6795494 B2 JP6795494 B2 JP 6795494B2 JP 2017517873 A JP2017517873 A JP 2017517873A JP 2017517873 A JP2017517873 A JP 2017517873A JP 6795494 B2 JP6795494 B2 JP 6795494B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cheese
- weight
- mozzarella
- raw material
- curd
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Classifications
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23C—DAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
- A23C19/00—Cheese; Cheese preparations; Making thereof
- A23C19/06—Treating cheese curd after whey separation; Products obtained thereby
- A23C19/068—Particular types of cheese
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A23—FOODS OR FOODSTUFFS; TREATMENT THEREOF, NOT COVERED BY OTHER CLASSES
- A23C—DAIRY PRODUCTS, e.g. MILK, BUTTER OR CHEESE; MILK OR CHEESE SUBSTITUTES; MAKING THEREOF
- A23C19/00—Cheese; Cheese preparations; Making thereof
- A23C19/06—Treating cheese curd after whey separation; Products obtained thereby
- A23C19/068—Particular types of cheese
- A23C19/076—Soft unripened cheese, e.g. cottage or cream cheese
Landscapes
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Polymers & Plastics (AREA)
- Dairy Products (AREA)
Description
[1]原料ミックスを凝乳させ、ホエイを排出して得たチーズカードを加熱しながら混練した後に、0.1〜2.0重量%の塩化ナトリウムを含有する加熱した保存液に浸漬して容器詰めし、その状態でホットパック処理をした後に冷却してなる、ナチュラルチーズの製造方法。
[2]保存液が50〜100℃である、前記[1]に記載の方法。
[3]チーズカードの加熱が、チーズカードの温度を50〜100℃とするものである、前記[1]または[2]に記載の方法。
[4]ホットパック処理が、チーズカードの温度を50〜100℃に1〜300秒間保持して行われる、前記[1]〜[3]のいずれか一項に記載の方法。
[5]凝乳が、原料ミックスを、pH4〜7で凝乳酵素により凝固させることである、前記[1]〜[4]のいずれか一項に記載の方法。
[7]弾力性のあるナチュラルチーズが、パスタフィラータチーズである、前記[1]〜[6]のいずれか一項に記載の方法。
[8]保存液が、さらに、塩化カルシウム2水和物換算で0.05〜0.25重量%の塩化カルシウム、塩化マグネシウム2水和物換算で0.05〜0.35重量%の塩化マグネシウム、硬水およびホエイからなる群から選ばれる1種または2種以上を含む、前記[1]〜[7]のいずれか一項に記載の方法。
[9]前記[1]〜[8]のいずれか一項に記載の方法で製造された、容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズ。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.5重量%の塩化ナトリウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.5重量%の塩化ナトリウムと0.12重量%の塩化カルシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.5重量%の塩化ナトリウムと0.17重量%の塩化マグネシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃ら57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.5重量%の塩化ナトリウムを硬水(商品名「コントレックス」)で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して32℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を32℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.7重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、1.0重量%の塩化ナトリウムを前の工程で排出したホエイで調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を65℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、60℃300秒間で保持したが、チーズカードが溶けることはなかった。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して30℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を30℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.5重量%の塩化ナトリウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を88℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、85℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して32℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を32℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が1.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、1.5重量%の塩化ナトリウムと0.12重量%の塩化カルシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃300秒間で保持したが、チーズカードが溶けることはなかった。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.7重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.8重量%の塩化ナトリウムと0.17重量%の塩化マグネシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して31℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を31℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.3重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、0.3重量%の塩化ナトリウムを硬水(商品名「コントレックス」)で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を80℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、75℃120秒間で保持したが、チーズカードが溶けることはなかった。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、イオン交換水を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して33℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、冷却し品温10℃以下にした後に、0.5重量%の塩化ナトリウムと0.12重量%の塩化カルシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を10℃以下まで冷却したもの200mLに浸漬し、当該ソフトバッグを密封した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して32℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を33℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、イオン交換水を70℃まで加温したもの200mLに耐熱性のあるソフトバッグ中に浸漬し、当該ソフトバッグを密封した後に、2回転し、65℃10秒間で保持した。ホットパック処理後の容器詰めのモッツァレラチーズを氷水中で冷却し、1時間後にモッツァレラチーズの品温が10℃以下となったことを確認した。
一般的なナチュラルチーズの製造方法に準じて、殺菌して32℃まで冷却した原料ミックスに乳酸(10%乳酸)を添加してpH5.5まで調整し、その後に調整した原料ミックスにレンネット(RENCO社製)を46ppmとなるよう添加した。レンネットを添加した原料ミックスを40分間静置してチーズカードを形成させ、チーズカードを7mmの立方体にカッティングしてから再び30分間の静置をした。その後、ホエイを排出し、チーズカードを得た。得られたチーズカードの温度を32℃から57℃まで昇温させ、一般的なモッツァレラチーズの製法で採用されている混練処理をし、モッツァレラチーズを調製した。混練したモッツァレラチーズに、塩分濃度が0.6重量%となるように乾塩を混ぜ込み、100gの丸型に成形した。成形されたモッツァレラチーズ(品温57℃)を、冷却し品温10℃以下にした後に、0.5重量%の塩化ナトリウムと0.12重量%の塩化カルシウムをイオン交換水で調製(溶解)した保存液(乳酸でpH5.2に調整)を10℃以下まで冷却したもの200mLに浸漬し、当該ソフトバッグを密封した。
Claims (7)
- 原料ミックスを凝乳させ、ホエイを排出して得たチーズカードを加熱しながら混練した後に、0.1〜2.0重量%の塩化ナトリウムを含有する50〜100℃に加熱した保存液に浸漬して容器詰めし、その状態でホットパック処理をした後に冷却してなる、パスタフィラータチーズの製造方法。
- チーズカードの加熱が、チーズカードの温度を50〜100℃とするものである、請求項1に記載の方法。
- ホットパック処理が、チーズカードの温度を50〜100℃に1〜300秒間保持して行われる、請求項1または2に記載の方法。
- 凝乳が、原料ミックスを、pH4〜7で凝乳酵素により凝固させることである、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
- 保存液が、予めpH4〜7に調整されている、請求項1〜4のいずれか一項に記載の方法。
- 保存液が、さらに、塩化カルシウム2水和物換算で0.05〜0.25重量%の塩化カルシウム、塩化マグネシウム2水和物換算で0.05〜0.35重量%の塩化マグネシウム、硬水およびホエイからなる群から選ばれる1種または2種以上を含む、請求項1〜5のいずれか一項に記載の方法。
- 請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法で製造された、容器詰めのパスタフィラータチーズ。
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015096066 | 2015-05-08 | ||
JP2015096066 | 2015-05-08 | ||
PCT/JP2016/063083 WO2016181830A1 (ja) | 2015-05-08 | 2016-04-26 | 保存性の良好な容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズの製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPWO2016181830A1 JPWO2016181830A1 (ja) | 2018-02-22 |
JP6795494B2 true JP6795494B2 (ja) | 2020-12-02 |
Family
ID=57248854
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2017517873A Active JP6795494B2 (ja) | 2015-05-08 | 2016-04-26 | 保存性の良好な容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズの製造方法 |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP6795494B2 (ja) |
WO (1) | WO2016181830A1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7098380B2 (ja) * | 2018-03-29 | 2022-07-11 | 森永乳業株式会社 | チーズ類製品の製造方法及びチーズ類製品 |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH0659182B2 (ja) * | 1986-04-30 | 1994-08-10 | ソシエテ デ プロデユイ ネツスル ソシエテ アノニム | 液体相を含む水和パスタ製品の製造法 |
JPS6352863A (ja) * | 1986-08-20 | 1988-03-07 | San Ei Chem Ind Ltd | 飲料に繊維質を均質に分散させる方法 |
US6440481B1 (en) * | 2000-03-06 | 2002-08-27 | Bongards' Creameries, Inc. | Method of making pasta filata cheese |
JP3766054B2 (ja) * | 2002-04-08 | 2006-04-12 | 雪印乳業株式会社 | 軟質ナチュラルチーズ及びその製造方法 |
EP2016832B1 (en) * | 2007-06-11 | 2017-04-12 | Egidio Galbani S.r.l. | Method for producing a dairy product and system for packaging the same |
JP5226820B2 (ja) * | 2010-03-31 | 2013-07-03 | 森永乳業株式会社 | モッツァレラチーズの製造方法 |
JP5905909B2 (ja) * | 2011-03-03 | 2016-04-20 | 高梨乳業株式会社 | 殺菌タイプフレッシュチーズの製造方法 |
-
2016
- 2016-04-26 JP JP2017517873A patent/JP6795494B2/ja active Active
- 2016-04-26 WO PCT/JP2016/063083 patent/WO2016181830A1/ja active Application Filing
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPWO2016181830A1 (ja) | 2018-02-22 |
WO2016181830A1 (ja) | 2016-11-17 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
US6120809A (en) | System and method for making enhanced cheese | |
US6475538B2 (en) | Process for mozzarella cheese | |
US6780445B1 (en) | System and method for making enhanced cheese | |
JP2016052321A (ja) | チーズおよびその製造方法 | |
CN101623035A (zh) | 一种再制奶酪及其制备方法 | |
JP4580138B2 (ja) | 殺菌済み軟質ナチュラルチーズ及びその製造方法 | |
AU2014244900B2 (en) | Method for producing processed cheese | |
CN103392819B (zh) | 凝乳及其制备方法 | |
Abdalla et al. | Effect of storage period on chemical composition and sensory characteristics of vacuum packaged white soft cheese | |
Memiši et al. | Storage temperature: A factor of shelf life of dairy products | |
RU2604195C1 (ru) | Творог и способ его получения, сыр творожный и способ его получения | |
JP6795494B2 (ja) | 保存性の良好な容器詰めの弾力性のあるナチュラルチーズの製造方法 | |
JP5354560B2 (ja) | 発酵乳ペーストおよびその製造方法 | |
RU2491825C1 (ru) | Способ производства мягкого сыра и сывороточного напитка | |
US11712043B2 (en) | Aspergillus oryzae aged cheese and preparation method thereof | |
US20160227804A1 (en) | Reduced sodium cheeses and methods for making same | |
JP7114472B2 (ja) | 風味豊かな発酵乳及びその製造方法 | |
KR101441273B1 (ko) | 완제품 치즈의 즉석 제조를 위한 반제품 생치즈의 제조방법 | |
JP6677990B2 (ja) | 風味が良い包餡型ナチュラルチーズおよびその製造方法 | |
JP5979930B2 (ja) | 白カビ系チーズ及びその製造方法 | |
WO2015198359A1 (en) | The introduction of high pressure treatment, hpp, in the production process of buffalo milk mozzarella. | |
Early | Raw material selection: dairy ingredients | |
JP2011109984A (ja) | ナチュラルチーズ | |
Guya et al. | Current Status of Camel Dairy Processing and Technologies: A Review | |
Early | Raw material selection: dairy ingredients R. Early, Harper Adams University College |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190401 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200513 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200708 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20200804 |
|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200930 |
|
TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20201015 |
|
A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20201112 |
|
R150 | Certificate of patent or registration of utility model |
Ref document number: 6795494 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150 |