JP6795431B2 - 回転機械 - Google Patents

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Description

本発明は、減速機やモータ等の回転機械に関する。
従来より、減速機やモータ等の回転機械のケーシングを冷却するため、回転機械の回転軸に冷却ファンを取り付ける場合がある。冷却ファンを用いる場合、冷却ファンを覆うファンカバーをケーシングに取り付けることがある(たとえば、特許文献1参照)。
特開2011−21755号公報
回転機械を据え付けるにあたり、ワイヤー等を用いて回転機械を吊り上げる場合がある。回転機械のケーシングには、通常、その吊り上げに用いるアイボルト等の吊り上げ具を取り付けるための取付部が設けられる。
このケーシングの取付部は、ファンの大型化やケーシングの小型化に伴い、ファンカバーにより覆われる場合が生じ得る。この場合、ケーシングの取付部に吊り上げ具を取り付けるにあたり、ファンカバーを取り外す必要があり、作業性の低下を招いてしまう。
本発明のある態様は、こうした状況に鑑みてなされ、その目的の1つは、ファンカバーにより吊り上げ具用の取付部が覆われる場合に、吊り上げ具の取り付け作業で良好な作業性を得られる技術を提供することにある。
本発明のある態様は回転機械に関し、ケーシングと、前記ケーシングから突出する回転軸と、前記回転軸と一体的に回転する冷却ファンと、前記冷却ファンを覆うファンカバーと、を備える回転機械であって、前記ケーシングは、前記ケーシングの吊り上げに用いる吊り上げ具を取り付けるための取付部を有し、前記ファンカバーは、開口部が設けられたファンカバー本体と、前記開口部を開閉可能な蓋部材と、を有し、前記蓋部材が閉状態にあるとき、前記ファンカバーにより前記取付部が覆われ、前記蓋部材が開状態にあるとき、前記吊り上げ具を取り付け可能に前記取付部が露出する回転機械。
本発明によれば、ファンカバーにより吊り上げ具用の取付部が覆われる場合に、吊り上げ具の取り付け作業で良好な作業性を得られる。
第1実施形態の回転機械を示す上面図である。 図1の矢視Paから回転機械の一部を見た部分断面図である。 図1の矢視Paからケーシングを見た側面図である。 第1実施形態の蓋部材を開状態にした回転機械を示す上面図である。 第1実施形態のファンカバー本体と蓋部材の拡大図である。 第2実施形態の回転機械の一部を図5と同じ視点から見た図である。
以下、実施形態、変形例では、同一の構成要素に同一の符号を付し、重複する説明を省略する。また、各図面では、説明の便宜のため、構成要素の一部を適宜省略したり、構成要素の寸法を適宜拡大、縮小して示す。また、共通点のある別々の構成要素には、名称の冒頭に「第1、第2」等と付し、符号の末尾に「−A、−B」等と付すことで区別し、総称するときはこれらを省略する。
(第1の実施の形態)
図1は、第1実施形態の回転機械10を示す上面図である。図2は、図1の矢視Paから回転機械10の一部を見た部分断面図である。回転機械10は、主に、ケーシング12と、回転軸14と、冷却ファン16と、ファンカバー18と、を備える。第1実施形態の回転機械10は減速機である。図1では、冷却ファン16に関して、その回転時に外周端が通る箇所のみを一点鎖線で示す。以下、各構成要素の位置関係に関して、回転軸14の軸方向Xを用いて説明する。本例では、便宜的に、軸方向Xを上下方向、軸方向Xと直交する二方向のうちの一方の方向を前後方向Y(第1軸直交方向)、他方の方向を左右方向Z(第2軸直交方向)として説明する。
ケーシング12は、中空構造をなしており、その内側に減速機構(不図示)が収納される。減速機構は、入力軸の回転を減速して出力軸(不図示)に伝達するためのものである。本実施形態では回転軸14が入力軸として機能する。本実施形態の減速機構は平行軸歯車減速機構である。
本実施形態のケーシング12は、六方に臨む側面部を有する直方体状、つまり、箱状をなす。ケーシング12は、回転軸14が突出する上側面部20(第1側面部)と、上側面部20が臨む側とは軸方向Xの反対側に臨む下側面部22(第2側面部)と、を有する。本実施形態の上側面部20と下側面部22は、回転軸14の軸方向Xから見て、前後方向Yを長手方向とする矩形状をなす。
上側面部20は、回転軸14の軸方向から見て、上側面部20がなす矩形の四隅に設けられる角部24を有する。角部24には、前後方向Yの一方側(図1中右側。以下、便宜的に前側という)の二つの角部24のうち、左右方向Zの一方側(図1中上側。以下、便宜的に左側という)にある第1角部24−Aと、左右方向Zの他方側(図1中下側。以下、便宜的に右側という)にある第2角部24−Bとが含まれる。
図3は、図1の矢視Paからケーシング12を見た側面図である。本図では、ケーシング12に後述する吊り上げ具26を取り付けた状態を示す。図1、図3に示すように、上側面部20は、ケーシング12の吊り上げに用いる吊り上げ具26を取り付けるための取付部28を有する。本実施形態の吊り上げ具26は、雄ねじが形成された軸部26aと、リング状のワイヤー挿通部26bとを有するアイボルトである。本実施形態の取付部28は、上側面部20の四隅の角部24に対応して個別に設けられる。取付部28には、第1角部24−Aに対応する第1取付部28−Aと、第2角部24−Bに対応する第2取付部28−Bとが含まれる。第1取付部28−Aは、第1角部24−Aの近傍であって、第1角部24−Aより前後方向Yの他方側(図1中左側。以下、便宜的に後側という)寄りの位置に設けられる。第2取付部28−Bは、第2角部24−Bの近傍であって、第2角部24−Bより後側寄りの位置に設けられる。
本実施形態の取付部28は軸方向Xを板厚方向とする板状をなしており、取付部28には軸方向Xに貫通する第1挿通孔28aが形成される。取付部28の第1挿通孔28aには、上側面部20の軸方向Xの外側(図3の上側)から反対側(図3の下側)に向かって吊り上げ具26の軸部26aが挿通される。吊り上げ具26は、その軸部26aの先端側部分へのナット30の締め付けにより、ケーシング12の取付部28に取り付けられる。
下側面部22は、外部部材32に据え付けるための据付部34を有する。ここでの外部部材32は、ケーシング12の外部に配置され、ケーシング12を支持する役割を持つ。外部部材32は、たとえば、ケーシング12の周囲の構造物の床面、壁面等である。
本実施形態の据付部34は、図示はしないが、下側面部22の四隅の角部に対応して個別に設けられる。本実施形態の据付部34は軸方向Xを板厚方向とする板状をなしており、軸方向Xに貫通する第2挿通孔34aが形成される。据付部34の第2挿通孔34aには、下側面部22の軸方向Xの外側とは反対側(図3の上側)から外側(図3の下側)に向かって据付ボルト36の軸部が挿通される。ケーシング12の据付部34は、外部部材32に据付部34の当接させた状態で、外部部材32に設けられた雌ねじ孔に据付ボルト36の軸部を締め付けることにより、外部部材32に据え付けられる。
図2を参照する。本実施形態の回転軸14は、モータの回転が入力される入力軸である。回転軸14は、ケーシング12の上側面部20を貫通して上側面部20から突出する。回転軸14は、ケーシング12に不図示の軸受を介して回転自在に支持される。回転軸14は、ケーシング12の上側面部20から外部に突出する突出部14aを有する。
冷却ファン16は、キー、ボルト等を用いて、回転軸14の突出部14aに装着される。冷却ファン16は、回転軸14と一体的に回転可能に設けられ、その回転により空気流を発生させる。本実施形態の冷却ファン16はラジアルファンであり、回転軸14のいずれの方向に回転しても、回転軸14の径方向外側に向かう空気流を発生させるように構成される。
図1、図2に示すように、ファンカバー18は、主として、冷却ファン16を覆う。ファンカバー18は、冷却ファン16を覆うカバー部18aと、冷却ファン16が発生させた空気流を誘導するための風路38を形成する風路形成部18bとを有する。
カバー部18aは、有底筒状をなしており、冷却ファン16を径方向外側から覆う筒状の外周壁部18cと、冷却ファン16を回転軸14の突出端側から覆う底壁部18dとを有する。底壁部18dには、回転軸14が貫通する貫通孔18eが形成される。なお、底壁部18dには、図示しない複数の吸気孔が貫通孔18e周りに形成される。
風路形成部18bの一部は、カバー部18aの外周壁部18cの一部から回転軸14の突出方向とは軸方向Xの逆側(図2の下側)に向けて延びている。風路形成部18bは、ケーシング12の上側面部20と隣り合う他の側面部40(第3側面部)を覆っている。この他の側面部40は、本実施形態において、ケーシング12の前側に臨む前側面部40である。風路形成部18bは、ケーシング12の前側面部40との間に風路38を形成している。この風路38は、ファンカバー18のカバー部18a内で発生した空気流を、ケーシング12の前側面部40の外面に誘導してから、下側面部22の外面に誘導するように形成される(矢印Pb参照)。
ファンカバー18は、ケーシング12の上側面部20に固定される第1固定部18fと、ケーシング12の前側面部40に固定される第2固定部18gとを有する。第1固定部18fは、ファンカバー18のカバー部18aに設けられ、第2固定部18gは、ファンカバー18の風路形成部18bに設けられる。第1固定部18fは、カバー部18aの外周壁部18cから径方向外側に張り出す板状をなし、ボルトにより着脱可能にケーシング12の上側面部20に固定される。第2固定部18gは、風路形成部18bのケーシング12の前側面部40と対向する。第2固定部18gは、ケーシング12の前側面部40に固定されるスペーサ42に第2固定部18gを貫通するボルトを締結することで、スペーサ42を介して前側面部40に固定される。
ここで、ファンカバー18は、開口部44が設けられたファンカバー本体46と、ファンカバー本体46の開口部44を開閉可能な蓋部材48とを有する。図4は、蓋部材48を開状態にした回転機械10を示す上面図である。本図では、ケーシング12の取付部28に吊り上げ具26を取り付けた状態を示す。図1、図4に示すように、ファンカバー本体46は、前述した第1固定部18fや第2固定部18gを有しており、ケーシング12に固定されている。蓋部材48は、ファンカバー18のカバー部18aの一部分を構成し、ファンカバー本体46は、カバー部18aの他の部分を構成する。ここでのカバー部18aの一部分には、カバー部18aの外周壁部18cの一部分18hや底壁部18dの一部分18iが含まれる。なお、ファンカバー18の風路形成部18bは、ファンカバー本体46が構成する。
本実施形態のファンカバー本体46の開口部44には、ケーシング12の第1取付部28−Aに対応する第1開口部44−Aと、第2取付部28−Bに対応する第2開口部44−Bとが含まれる。本実施形態の蓋部材48には、第1開口部44−Aを開閉可能な第1蓋部材48−Aと、第2開口部44−Bを開閉可能な第2蓋部材48−Bとが含まれる。第1蓋部材48−Aはケーシング12の第1取付部28−Aに対応し、第2蓋部材48−Bはケーシング12の第2取付部28−Bに対応することになる。
第1開口部44−Aは、カバー部18aの左側(図1中上側)の側部に形成され、第2開口部44−Bは、カバー部18aの右側(図1中下側)の側部に形成される。第1開口部44−Aと第2開口部44−Bは、回転軸14の軸方向Xから見て、回転軸14を挟んだ左右方向Zの両側の側部にてファンカバー本体46に形成されることになる。第1開口部44−Aは、第1蓋部材48−Aが第1開口部44−Aを開く開状態にあるとき、左側に向かって開放している。第2開口部44−Bは、第2蓋部材48−Bが開状態にあるとき、右側に向かって開放している。第1開口部44−Aと第2開口部44−Bは、回転軸14の軸方向Xから見て、回転軸14を挟んだ左右方向Zの両外側に向かって開放することになる。
ケーシング12の取付部28は、その取付部28と対応する蓋部材48が開口部44を閉じる閉状態にあるとき、ファンカバー18により覆われる。本実施形態では、ケーシング12の取付部28は、その取付部28と対応する蓋部材48により覆われる。また、ケーシング12の取付部28は、その取付部28と対応する蓋部材48が開状態にあるとき、外部空間から吊り上げ具26を取り付け可能に露出する。ここでの外部空間とは、蓋部材48が閉状態にあるときに、その蓋部材48の外部にある空間をいう。ファンカバー本体46は、蓋部材48が開状態にあるとき、回転軸14の軸方向Xから見て、その蓋部材48と対応する取付部28を露出させる形状であるとも捉えられる。
図5は、ファンカバー本体46と蓋部材48の拡大図である。図5(a)は、蓋部材48が閉状態にあり、図5(b)は、蓋部材48が開状態にある。蓋部材48は、ファンカバー本体46に連結機構50を介して開閉可能に連結される。これにより、蓋部材48は、閉状態及び開状態のいずれにあるときも、ファンカバー本体46に連結機構50を介して保持される。本実施形態の連結機構50はヒンジ機構、詳しくは蝶番である。
連結機構50は、ファンカバー本体46に固定される本体側ベース部材50aと、蓋部材48に固定される蓋側ベース部材50bと、本体側ベース部材50a及び蓋側ベース部材50bのそれぞれに回転自在に支持されるヒンジ軸50cとを有する。本体側ベース部材50aは、ボルト等を用いて、ファンカバー18の外周壁部18cを形成するファンカバー本体46の外周面に固定される。蓋側ベース部材50bは、ボルト等を用いて、ファンカバー18の外周壁部18cを形成する蓋部材48の外周面に固定される。蓋側ベース部材50bは、蓋部材48の前側の端部に固定される。連結機構50は、蓋部材48の前側の端部とファンカバー本体46を連結することになる。蓋部材48は、ファンカバー本体46にヒンジ軸50cを介して回動可能に連結され、その回動動作によって開状態と閉状態が切り替えられる。
図2,図5に示すように、回転機械10は、更に、蓋部材48を閉状態にロックするロック部材52を備える。本実施形態のロック部材52はロックボルト54を有する。ロックボルト54の軸部54aは、ファンカバー本体46と蓋部材48のそれぞれを貫通している。ファンカバー本体46には、ロックボルト54の軸部54aがねじ込まれる雌ねじ部56が設けられる。本実施形態の雌ねじ部56は、ファンカバー本体46に溶接等により固定されるナットに設けられるが、ファンカバー本体46にタップ加工等により形成してもよい。
ロックボルト54は、ファンカバー本体46の雌ねじ部56に軸部をねじ込んだ状態で締め付けることにより、ファンカバー本体46と蓋部材48を締結する。これにより、蓋部材48とファンカバー本体46がロック部材52により接続され、蓋部材48の開閉動作が規制され、蓋部材48が閉状態にロックされる。なお、ロックボルト54の頭部と蓋部材48の間には座金を介装してもよい。
ファンカバー本体46と蓋部材48のそれぞれは、ロック部材52により接続される本体側オーバーラップ部46aと蓋側オーバーラップ部48aを有する。本実施形態では本体側オーバーラップ部46aの外側に蓋側オーバーラップ部48aが配置される。本体側オーバーラップ部46aと蓋側オーバーラップ部48aは平板状をなしており、互いに軸方向Xに重ね合わせられる。蓋側オーバーラップ部48aは、本実施形態において、蓋部材48の後側の端部に設けられる。ここでの蓋部材48の後側の端部は、前述した連結機構50による蓋部材48の連結箇所となる前側の端部とは前後方向Yの反対側の端部となる。
蓋部材48を閉状態から開状態に切り替える場合、本実施形態では、ロックボルト54の締め付けを緩め、ファンカバー本体46の雌ねじ部56からロックボルト54を抜き出す。これにより、ロックボルト54による蓋部材48のロックが解除され、蓋部材48の開閉動作が許容される。
以上の回転機械10を用いたケーシング12の吊り上げ作業を説明する。ここでは、ケーシング12の上側面部20を上向きにした状態で吊り上げる場合を例にする。まず、ロック部材52による蓋部材48のロックを解除し、蓋部材48を開閉可能な状態にする。この後、閉状態にある蓋部材48を開くことで開状態にする。これにより、蓋部材48に対応する取付部28が吊り上げ具26を取り付け可能に露出するので、その露出した取付部28に吊り上げ具26を取り付ける。本実施形態では、ケーシング12の上側面部20の四隅の角部24に対応する取付部28のそれぞれに吊り上げ具26を取り付ける(図3、図4参照)。この後、吊り上げ具26のワイヤー挿通部26bにワイヤーを挿通し、そのワイヤーを介してケーシング12を吊り上げ、ケーシング12を所定の運搬先に運搬する。ケーシング12を運搬先まで運搬したら、ケーシング12の据付部34を外部部材32に据え付ける。この後、吊り上げ具26からワイヤーを取り外し、ケーシング12の取付部28から吊り上げ具26を取り外し、開状態にある蓋部材48を閉じることで閉状態にする。蓋部材48を閉状態にしたら、ロック部材52を用いて蓋部材48を閉状態にロックする。
以上の回転機械10の効果を説明する。
蓋部材48が閉状態にあるとき、ファンカバー18により吊り上げ具26用の取付部28が覆われ、蓋部材48が開状態にあるとき、吊り上げ具26を取り付け可能に取付部28が露出する。よって、ファンカバー18全体をケーシング12から取り外さなくとも、蓋部材48を開く作業をするのみで、ケーシング12の取付部28に吊り上げ具26を取り付けられるようになる。このため、ファンカバー18により吊り上げ具26用の取付部28が覆われている場合でも、吊り上げ具26の取り付け作業で良好な作業性を得られる。
蓋部材48が閉状態にあるとき、ファンカバー本体46の開口部44が蓋部材48により閉じられる。よって、冷却ファン16の回転により発生させた空気流のファンカバー18の開口部44からの漏れを防止でき、冷却ファン16による冷却効率の低下を防止できる。
蓋部材48は、開状態及び閉状態のいずれにあるときも、ファンカバー本体46に保持される。よって、蓋部材48を開状態にしたとき、ファンカバー本体46から蓋部材48が分離することに伴う蓋部材48の紛失を防止できる。
蓋部材48は、ヒンジ機構を介してファンカバー本体46に保持される。よって、蓋部材48の紛失の防止を簡易に実現できる。また、蓋部材48は、閉状態にあるとき、ロックボルト54の他にヒンジ機構によりファンカバー本体46に固定される。よって、ロックボルト54を強固に締め付けなくとも十分な固定度で両者を固定し易くなる。これに伴い、そのロックボルト54の締め付け箇所に要求される強度を低減でき、ファンカバー18の薄肉化を通じて軽量化を図れる。
蓋部材48には、ケーシング12の第1取付部28−Aに対応する第1蓋部材48−Aと、ケーシング12の第2取付部28−Bに対応する第2蓋部材48−Bとが含まれる。よって、複数の取付部28をファンカバー18により覆う場合でも、ファンカバー18全体をケーシング12から取り外さずに、第1蓋部材48−A及び第2蓋部材48−Bを開く作業をするのみで、複数の取付部28に吊り上げ具26を取り付けられるようになる。
(第2の実施の形態)
図6は、第2実施形態の回転機械10の一部を図5と同じ視点から見た図である。図6(a)は、蓋部材48が閉状態にあり、図6(b)は、蓋部材48が開状態にある。本実施形態の回転機械10は、第1実施形態と比べて、ロック部材52の周辺構造がなる。ロック部材52のロックボルト54は、第1実施形態において、蓋部材48を開状態にするとき、ファンカバー本体46の雌ねじ部56(図示せず)から抜き出す例を説明した。本実施形態のロックボルト54は、蓋部材48が開状態及び閉状態のいずれにあるときも、ファンカバー本体46に保持される。これを実現するため、本実施形態の回転機械10は次の構成を採用している。
本実施形態の蓋部材48は、ロックボルト54の軸部54aが挿通される挿通孔としてスリット58を有している。スリット58は、直線状に延びており、その長手方向の一端部58aが開放している。ファンカバー本体46の雌ねじ部56(ナット)に対するロックボルト54の締め付けを緩め、ロックボルト54を雌ねじ部56から抜き出さずに、その雌ねじ部56に保持させた状態を考える。本実施形態では、ファンカバー本体46のナットに対するロックボルト54の締め付けを緩めることで、ロックボルト54の頭部とナットの間の間隔が広げられる。この状態で蓋部材48を開閉させるとき、ロックボルト54の軸部54aは、スリット58に対してスリット58の一端部58aを通して出入可能である。
たとえば、開口部44を開く開方向Pcに蓋部材48を移動させたとき、ロックボルト54の軸部54aは、スリット58の一端部58aを通してスリット58から抜き出される。また、開口部44を閉じる閉方向Pdに蓋部材48を移動させたとき、ロックボルト54の軸部54aは、スリット58の一端部58aを通してスリット58に入り込む。本例での開方向Pcは、ヒンジ軸50c周りの回動方向のうちの一方の方向であり、閉方向Pdは、ヒンジ軸50c周りの回動方向のうち、その開方向Pcとは反対側の方向である。
これにより、ロックボルト54を含むロック部材52の全体をファンカバー本体46から分離させることなく、蓋部材48を開閉可能になる。よって、蓋部材48を開閉するうえで、ファンカバー本体46からロック部材52を分離することに伴うロック部材52の紛失を防止できる。また、ロックボルト54の軸部54aが挿通される挿通孔をスリット58にするといった簡易な構成により、ロック部材52の紛失を防止できる利点もある。
なお、この他にも、ロック部材52は、蓋部材48が開状態にあるとき、ファンカバー本体46ではなく蓋部材48に保持されていてもよい。これにより、上述と同様、ロック部材52を蓋部材48から分離させることなく、蓋部材48を開閉可能になる。
これを実現するうえで、たとえば、次の構成を採用してもよい。この構成では、ロックボルト54の軸部54aが挿通されるファンカバー本体46の挿通孔を、一端部58aが開放したスリット58にする。また、ロックボルト54は、ロックボルト54の締め付けを緩めたとき、その軸部54aが挿通される蓋部材48の挿通孔から軸部54aを抜き出さず、蓋部材48に保持させた状態にする。また、この状態で蓋部材48を開閉させるとき、ロックボルト54の軸部54aは、ファンカバー本体46のスリット58に対して、そのスリット58の一端部58aを通して出入可能にする。これにより、上述と同様、簡易な構成により、ロック部材52の紛失を防止できる。
以上を言い換えると、ファンカバー本体46及び蓋部材48のうちの一方を第1部材とし、他方を第2部材としたとき、ロック部材52は、蓋部材48が開状態及び閉状態のいずれにあるときも、第1部材に保持される構成としてもよい。さらに、ロックボルト54の軸部54aを第2部材に設けたスリット58に挿通し、ロックボルト54を緩めて第1部材にロックボルト54を保持させた状態で蓋部材48を開閉させるとき、ロックボルト54の軸部54aは、スリット58に対して一端部58aを通して出入可能にしてもよい。
また、ロック部材52はロックボルト54を有する例を説明したが、その具体的な構造は特に限定されない。たとえば、ロック部材52は、かんぬき等でもよい。
以上、本発明の実施形態の例について詳細に説明した。前述した実施形態は、いずれも本発明を実施するにあたっての具体例を示したものにすぎない。実施形態の内容は、本発明の技術的範囲を限定するものではなく、請求の範囲に規定された発明の思想を逸脱しない範囲において、構成要素の変更、追加、削除等の多くの設計変更が可能である。前述の実施形態では、このような設計変更が可能な内容に関して、「実施形態の」「実施形態では」等との表記を付して説明しているが、そのような表記のない内容に設計変更が許容されないわけではない。また、図面の断面に付したハッチングは、ハッチングを付した対象の材質を限定するものではない。
回転機械10は減速機を例に説明したが、回転軸14を備えるものであれば、その具体例は特に限定されない。たとえば、モータ等でもよいし、それ以外の回転機械であってもよい。
減速機構は平行軸歯車減速機構を例に説明したが、その種類は特に限定されない。たとえば、偏心揺動型減速機、遊星歯車機構、直交軸歯車機構等の何れかでもよい。
ケーシング12は、六方に臨む側面部を有する直方体状をなす例を説明したが、その具体的な形状は特に限定されない。たとえば、上側面部20や下側面部22は、回転軸14の軸方向Xから見て、矩形状以外の他の形状をなしてもよいし、上側面部20及び下側面部22と隣り合う他の側面部を筒状にしてもよい。
冷却ファン16はラジアルファンを例に説明したが、その種類は特に限定されず、たとえば、アキシャルファン等が用いられてもよい。
吊り上げ具26は、アイボルトを例に説明したが、これに限定されない。たとえば、他の吊り上げ具が用いられてもよい。
蓋部材48は、ファンカバー本体46の開口部44を開閉可能であれば、その具体的構造は特に限定されない。たとえば、蓋部材48は、開状態にあるときも、ファンカバー本体46に保持される例を説明したが、開状態にあるときにファンカバー本体46から分離してもよい。また、蓋部材48は、スライド機構を介してスライド可能にファンカバー本体46に連結され、そのスライド動作により開口部44を開閉可能にしてもよい。この場合も、ロック部材52を用いて蓋部材48を閉状態にロックしてもよい。
また、蓋部材48は、開状態にあるとき、ファンカバー本体46に保持されるために、ファンカバー本体46に連結機構50を介して連結され、その連結機構50がヒンジ機構である例を説明した。この連結機構の具体例は特に限定されるものではない。たとえば、前述のスライド機構を用いて、蓋部材48が開状態にあるときに、ファンカバー本体46と蓋部材48がスライド機構を介して保持されるようにしてもよい。
また、蓋部材48は第1蓋部材48−Aと第2蓋部材48−Bを含む例を説明したが、その個数は特に限定されない。たとえば、第1蓋部材48−Aまたは第2蓋部材48−Bのいずれか一方のみを含んでもよいし、さらに他の蓋部材を含んでもよい。
また、本体側オーバーラップ部46aの外側に蓋側オーバーラップ部48aが配置される例を説明したが、本体側オーバーラップ部46aの内側に蓋側オーバーラップ部48aが配置されてもよい。
第1実施形態では、ケーシング12の上側面部20を上向きにした状態でケーシング12を吊り上げる例を説明した。この他にも、ケーシング12の上側面部20に隣り合うとともに左右方向Zに臨む他の側面部60(図3参照)を上向きにした状態でケーシング12を吊り上げてもよい。この場合、上側面部20の取付部28のうち横側面部60寄りの位置にある二つの取付部28と、下側面部22の据付部34のうち横側面部60寄りの位置にある二つの据付部34に吊り上げ具26を取り付け、その吊り上げ具26を用いてケーシング12を吊り上げてもよい。
10…回転機械、12…ケーシング、14…回転軸、16…冷却ファン、18…ファンカバー、24…第1角部、24…第2角部、24…角部、26…具、26a…軸部、28…取付部、28…第1取付部、28…第2取付部、44…開口部、46…ファンカバー本体、48…第1蓋部材、48…第2蓋部材、48…蓋部材、52…ロック部材、54…ロックボルト、54a…軸部、58…スリット、58a…一端部。

Claims (6)

  1. ケーシングと、
    前記ケーシングから突出する回転軸と、
    前記回転軸と一体的に回転する冷却ファンと、
    前記冷却ファンを覆うファンカバーと、を備える回転機械であって、
    前記ケーシングは、前記ケーシングの吊り上げに用いる吊り上げ具を取り付けるための取付部を有し、
    前記ファンカバーは、
    開口部が設けられたファンカバー本体と、
    前記開口部を開閉可能な蓋部材と、を有し、
    前記蓋部材が閉状態にあるとき、前記ファンカバーにより前記取付部が覆われ、
    前記蓋部材が開状態にあるとき、前記吊り上げ具を取り付け可能に前記取付部が露出する回転機械。
  2. 前記蓋部材は、閉状態及び開状態のいずれにあるときも、前記ファンカバー本体に保持される請求項1に記載の回転機械。
  3. 前記蓋部材は、ヒンジ機構を介して前記ファンカバー本体に保持される請求項2に記載の回転機械。
  4. 前記ファンカバー本体及び前記蓋部材のうちの一方を第1部材としたとき、
    前記蓋部材を閉状態にロックするロック部材を備え、
    前記ロック部材は、前記蓋部材が閉状態及び開状態のいずれにあるときも、前記第1部材に保持される請求項1から3のいずれかに記載の回転機械。
  5. 前記ファンカバー本体及び前記蓋部材のうちの他方を第2部材としたとき、
    前記第2部材は、一端部が開放したスリットを有し、
    前記ロック部材は、前記スリットに軸部が挿通され、前記第2部材と前記第1部材を締結可能なロックボルトを有し、
    前記ロックボルトの軸部は、前記ロックボルトを緩めた状態で前記蓋部材を開閉させるとき、前記スリットに対して前記一端部を通して出入可能である請求項4に記載の回転機械。
  6. 前記ケーシングは、第1角部と第2角部を有し、
    前記取付部には、前記第1角部に対応する第1取付部と、前記第2角部に対応する第2取付部とが含まれ、
    前記蓋部材には、前記第1取付部に対応する第1蓋部材と、前記第2取付部に対応する第2蓋部材とが含まれる請求項1から5のいずれかに記載の回転機械。
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