JP6794841B2 - 電力変換装置、及びその製造方法 - Google Patents

電力変換装置、及びその製造方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6794841B2
JP6794841B2 JP2017004407A JP2017004407A JP6794841B2 JP 6794841 B2 JP6794841 B2 JP 6794841B2 JP 2017004407 A JP2017004407 A JP 2017004407A JP 2017004407 A JP2017004407 A JP 2017004407A JP 6794841 B2 JP6794841 B2 JP 6794841B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
semiconductor element
semiconductor
terminal
control
reference terminal
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017004407A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2018113828A (ja
Inventor
美羽子 齊藤
美羽子 齊藤
貴幸 神田
貴幸 神田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Denso Corp
Original Assignee
Denso Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Denso Corp filed Critical Denso Corp
Priority to JP2017004407A priority Critical patent/JP6794841B2/ja
Publication of JP2018113828A publication Critical patent/JP2018113828A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6794841B2 publication Critical patent/JP6794841B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、複数の半導体素子と、該半導体素子のスイッチング動作を制御する制御回路部とを備える電力変換装置、及びその製造方法に関する。
IGBT等の半導体素子と、該半導体素子のスイッチング動作を制御する制御回路部とを備えた電力変換装置が知られている(下記特許文献1参照)。半導体素子は、制御回路部から電圧を加えられる制御電極(例えばゲート)と、該制御電極に対する電位の基準になると共に被制御電流が流れる基準電極(例えばエミッタ)とを備える。
上記半導体素子は、半導体モジュールに内蔵されている。半導体モジュールは、それぞれ上記基準電極に接続した、制御基準端子と主基準端子とを備える。上記制御基準端子を介して、半導体素子の基準電極と上記制御回路部とを電気接続してある。制御回路部は、基準電極(エミッタ)の電位を基準にして、制御電極(ゲート)に電圧を加える。これにより、半導体素子をオンしている。半導体素子がオンすると、被制御電流が流れる。この被制御電流を、上記主基準端子から取り出すよう構成されている。
近年、より大きな被制御電流を取り出せる電力変換装置の開発が進められている。この開発の一環として、複数の半導体素子を並列接続し、これら複数の半導体素子を、上記制御回路部によって同時にスイッチング動作させることが検討されている。このようにすると、個々の半導体素子に流れる被制御電流は少なくても、電力変換装置全体としては大きな被制御電流を流すことが可能になる。
特開2015−139299号公報
しかしながら、複数の半導体素子を互いに並列に接続して同時にスイッチング動作させると、個々の半導体素子の制御電極に加わる電圧がばらつきやすくなる。すなわち、複数の半導体素子を並列接続する場合、複数の上記制御基準端子が、制御回路部を介して互いに電気接続される。また、複数の主基準端子が、バスバーを介して互いに電気接続される。そのため、後述するように、半導体素子をスイッチング動作させたときに、バスバーに寄生するインダクタンス等が原因となって、バスバーに誘導電圧V(図17参照)が発生する。そして、この誘導電圧Vが原因となって、2個の半導体素子のうち一方の半導体素子の基準電極から、他方の半導体素子の基準電極へ、制御基準端子を介して誘導電流iが流れる。
制御基準端子にもインダクタンスLKEが寄生しているため、誘導電流iが流れると、制御基準端子に新たに誘導起電力ΔV(=LKEdi/dt)が発生する。そのため、一方の半導体素子の基準電極の電位(以下、基準電位とも記す)は、制御回路部に対してΔVだけ高くなり、他方の半導体素子の基準電位は、制御回路部に対してΔVだけ低くなる。したがって、基準電位が低い半導体素子の制御電極には、制御回路部から発生した制御電圧VGと、誘導起電力ΔVとの和(VG+ΔV)が加わる。そのため、制御電極に高い電圧が加わり、この半導体素子が劣化しやすくなる可能性が考えられる。
また、基準電位が高い半導体素子の制御電極には、VG−ΔVしか電圧が加わらない。そのため、この半導体素子が十分にオンせず、電流が流れにくい。
本発明は、かかる課題に鑑みてなされたものであり、複数の半導体素子を同時にスイッチング動作でき、かつ個々の半導体素子の制御電極に加わる電圧のばらつきを低減できる電力変換装置と、該電力変換装置の製造方法を提供しようとするものである。
本発明の第一の態様は、半導体素子(2)と、
該半導体素子のスイッチング動作を制御する制御回路部(4)とを備え、
複数の上記半導体素子を互いに並列に接続して半導体素子群(20)を構成してあり、該半導体素子群に含まれる上記複数の半導体素子を上記制御回路部によって同時にスイッチング動作させるよう構成され、
上記半導体素子は、上記制御回路部から電圧を加えられる制御電極(21)と、該制御電極に対する電位の基準になると共に被制御電流(I)が流れる基準電極(22)とを有し、
上記半導体素子は半導体モジュール(3)に内蔵され、該半導体モジュールは、上記基準電極と上記制御回路部とを繋ぐ制御基準端子(32KE)と、上記基準電極に電気接続し上記被制御電流が流れる主基準端子(33)と、上記基準電極に電気接続した補助端子(34)とを備え、
上記半導体素子群を構成する上記複数の半導体素子の上記基準電極は、上記制御基準端子と上記制御回路部とを介して互いに電気接続されると共に、上記主基準端子と、該主基準端子間を繋ぐバスバー(5)とを介して互いに電気接続され、さらに、上記補助端子同士を介して互いに電気接続され、
上記半導体素子群を構成する2個の上記半導体素子間における、上記補助端子を通る電流経路(PS)のインピーダンス(ZS)は、上記制御基準端子を通る電流経路(PKE)のインピーダンス(ZKE)よりも低い、電力変換装置(1)にある。
また、本発明の第2の態様は、上記電力変換装置を製造する方法であって、上記半導体モジュールを製造するモジュール製造工程と、複数の上記半導体モジュールにそれぞれ形成された上記補助端子を互いに接続する補助端子接続工程とを行い、
上記モジュール製造工程において、
一枚の金属板からなり、上記半導体素子を搭載する搭載部と、上記主基準端子と、上記制御基準端子と、これらに接続した枠部(37)とを備えるリードフレーム(38)を製造するリードフレーム製造工程と、
上記搭載部に上記半導体素子を搭載し、上記搭載部と上記半導体素子とを封止して本体部を形成する封止工程と、
上記枠部の一部を上記本体部から突出した状態で残しつつ、上記枠部を切断する切断工程とを行い、
上記補助端子接続工程において、
上記本体部から突出した上記枠部の切れ端であって、上記本体部内において上記半導体素子の上記基準電極に電気接続したリード端(34L)を上記補助端子とし、複数の上記半導体モジュールにそれぞれ形成された上記リード端同士を互いに接続する、電力変換装置の製造方法にある。
上記電力変換装置においては、半導体モジュールに上記補助端子を形成してある。そして、この補助端子同士を電気接続することにより、上記半導体素子群を構成する複数の半導体素子の基準電極を、互いに電気接続してある。また、半導体素子群を構成する2個の半導体素子間における、補助端子を通る電流経路のインピーダンスを、上記制御基準端子を通る電流経路のインピーダンスよりも低くしてある。
そのため、半導体素子をスイッチング動作させ、上記バスバーに寄生するインダクタンスが原因となって誘導電圧が発生したとき、誘導電流を、インピーダンスが低い、補助端子を含む電流経路に流すことができ、インピーダンスが高い、制御基準端子を含む電流経路に誘導電流が流れることを抑制できる。したがって、制御基準端子に誘導電流iが流れて新たに誘導電圧ΔV(=LKEdi/dt)が発生する問題が生じにくくなる。そのため、2個の半導体素子の基準電位を殆ど等しくすることができ、各半導体素子の制御電圧に加わる電圧を均等にすることができる。したがって、一部の半導体素子に大きな制御電圧が加わって、この半導体素子が劣化しやすくなったり、他の半導体素子に充分に制御電圧が加わらず、この半導体素子を流れる被制御電流の量が低下したりする問題を抑制できる。
また、上記電力変換装置の製造方法においては、上記半導体モジュールの本体部から突出した、リードフレームの枠部の切れ端(リード端)を上記補助端子としている。そのため、半導体モジュールに専用の補助端子を形成する必要がなくなり、半導体モジュールの構造を簡素にすることができる。
以上のごとく、上記態様によれば、複数の半導体素子を同時にスイッチング動作でき、かつ個々の半導体素子の制御電極に加わる電圧のばらつきを低減できる電力変換装置と、該電力変換装置の製造方法を提供することができる。
なお、特許請求の範囲及び課題を解決する手段に記載した括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであり、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態1における、電力変換装置の回路図。 実施形態1における、電力変換装置の一部の回路図。 実施形態1における、互いに並列に接続された2個の半導体素子をオンしたときの、電流の経路を説明するための図。 実施形態1における、電力変換装置の断面図であって、図5のIV-IV断面図。 図4のV-V断面図。 図4の要部拡大図。 図6のVII-VII断面図。 実施形態1における、半導体モジュール及び制御回路部の、より詳細な回路図。 実施形態1における、上アーム半導体素子の基準電極のみ補助端子を接続した電力変換装置の回路図。 実施形態1における、下アーム半導体素子の基準電極のみ補助端子を接続した電力変換装置の回路図。 実施形態2における、電力変換装置の製造工程説明図。 図11に続く図。 図12に続く図。 図13のXIV-XIV断面図。 実施形態3における、電力変換装置の一部の回路図。 実施形態4における、電力変換装置の回路図。 比較形態1における、互いに並列に接続された2個の半導体素子を同時にオンしたときの、電力変換装置の回路図の一部。
上記電力変換装置は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置とすることができる。
(実施形態1)
上記電力変換装置に係る実施形態について、図1〜図10を参照して説明する。図1、図2に示すごとく、本形態の電力変換装置1は、半導体素子2と、該半導体素子2のスイッチング動作を制御する制御回路部4とを備える。複数の半導体素子2を互いに並列に接続して、半導体素子群20を構成してある。この半導体素子群20に含まれる複数の半導体素子2を、制御回路部4によって同時にスイッチング動作させている。本形態では、半導体素子2として、IGBTを用いている。
図2に示すごとく、半導体素子2は、制御電極21(ゲート)と、基準電極22(エミッタ)とを備える。制御電極21は、制御回路部4から電圧を加えられる電極である。基準電極22は、制御電極21に対する電位の基準になると共に、被制御電流I(図3参照)が流れる電極である。
図2、図3に示すごとく、半導体素子2は半導体モジュール3に内蔵されている。半導体モジュール3は、制御基準端子32KEと、主基準端子33と、補助端子34とを備える。これら制御基準端子32KEと主基準端子33と補助端子34とは、基準電極22に接続している。制御基準端子32KEを介して、基準電極22と制御回路部4とを電気接続してある。上記被制御電流Iは、主基準端子33を流れる。
半導体素子群20を構成する複数の半導体素子2の基準電極22は、制御基準端子32KEと制御回路部4とを介して互いに電気接続されると共に、主基準端子33と、該主基準端子33間を繋ぐバスバー5とを介して互いに電気接続され、さらに、補助端子34同士を介して互いに電気接続されている。
半導体素子群20を構成する2個の半導体素子2間における、補助端子34を通る電流経路PSのインピーダンスZSは、制御基準端子32KEを通る電流経路PKEのインピーダンスZKEよりも低くされている。
本形態の電力変換装置1は、電気自動車やハイブリッド車等の車両に搭載するための、車載用電力変換装置である。図1に示すごとく、本形態では、複数の半導体素子2を用いて、インバータ回路100を構成してある。また、電力変換装置1は、インバータ回路100に加わる直流電圧を平滑化するための、コンデンサ6を備える。半導体素子2には、上アームに配された上アーム半導体素子2Hと、下アームに配された下アーム半導体素子2Lとがある。複数の上アーム半導体素子2Hを並列接続して、上アーム半導体素子群20Hを構成してある。また、複数の下アーム半導体素子2Lを並列接続して、下アーム半導体素子群20Lを構成してある。各半導体素子2H,2Lには、フリーホイールダイオード29が逆並列接続されている。
上述したように、本形態では、制御回路部4を用いて、半導体素子2をスイッチング動作させている。これにより、直流電源81から供給される直流電力を交流電力に変換し、交流負荷82(三相交流モータ)を駆動している。これによって、上記車両を走行させている。
また、上述したように、本形態では、半導体素子群20を構成する複数の半導体素子2を同時にスイッチング動作させている。これによって、個々の半導体素子2に流れる被制御電流Iは少なくても、電力変換装置1全体として大きな電流を出力できるようにしてある。
図2に示すごとく、本形態では、1個の半導体モジュール3内に、上アーム半導体素子2Hと下アーム半導体素子2Lとの、2個の半導体素子2(2H,2L)を設けてある。図2、図5に示すごとく、半導体モジュール3は、主基準端子33として、上アーム半導体素子2Hの基準電極22Hに接続した上アーム主基準端子33Oと、下アーム半導体素子2Lの基準電極22Lに接続した下アーム主基準端子33Nとを備える。また、上記バスバー5には、上アーム主基準端子33Oに接続した交流バスバー5Oと、下アーム主基準端子33Nに接続した負極バスバー5Nとがある。交流バスバー5Oは、交流負荷82(図1参照)に接続される。負極バスバー5Nは、コンデンサ6の負電極64に接続されている。
また、半導体モジュール3は、補助端子34として、上アーム半導体素子群20Hを構成する複数の半導体素子2(2H)の基準電極22Hを互いに接続する上アーム補助端子34Oと、下アーム半導体素子群20Lを構成する複数の半導体素子2(2L)の基準電極22Lを互いに接続する下アーム補助端子34Nとを備える。
図2に示すごとく、制御回路部4には、駆動回路41と、導電部40とが形成されている。導電部40は配線等からなり、この導電部40に、制御基準端子32KEが接続している。これら導電部40と制御基準端子32KEとを介して、複数の半導体素子2の基準電極22を互いに電気接続してある。駆動回路41は、導電部40との接続点49を基準にして、各半導体素子2の制御電極21に制御電圧VGを加える。これにより、半導体素子2をオンするよう構成されている。
上述したように、2個の半導体素子2間における、補助端子34を通る電流経路PSのインピーダンスZSは、制御基準端子32KEを通る電流経路PKEのインピーダンスZKEよりも低い。各電流経路P(PS,PKE)には、抵抗成分R(図示しない)とインダクタンス成分Lとが寄生している。電流経路Pを流れる電流の周波数をfとしたとき、インピーダンスZは、
Z=R+2πfL
と表すことができる。本形態では、補助端子34を通る電流経路PSの抵抗成分を、制御基準端子32KEを通る電流経路PKEの抵抗成分よりも小さくしてある。また、補助端子34を通る電流経路PSのインダクタンス成分LSを、制御基準端子32KEを通る電流経路PKEのインダクタンス成分よりも小さくしてある。
また、図3に示すごとく、交流バスバー5Oは、交流負荷82(図1参照)と接続するための接続部53を備える。2個の半導体素子2HA,2HBのうち一方の半導体素子2HAの主基準端子33OAと、接続部53との間に、第1インダクタンスL51が寄生している。また、他方の半導体素子2HBの主基準端子33OBと接続部53との間に、第2インダクタンスL52が寄生している。これらのインダクタンスL51,L52の大きさは均等ではなく、第1インダクタンスL51の方が第2インダクタンスL52よりも大きい。
図3に示すごとく、2個の半導体素子2HA,2HBを同時にオンすると、各半導体素子2HA,2HBに被制御電流Iが流れる。被制御電流Iは、主基準端子33、バスバー5を通り、バスバー5の上記接続部53から交流負荷82へ流れる。このとき、各インダクタンスL51,L52が原因となって、誘導電圧V51(=L51dI/dt)、V52(=L52dI/dt)が発生する。上述したように、2つのインダクタンスL51,L52の大きさは均等でないため、バスバー5には、これらのインダクタンスL51,L52の差(L51−L52)に起因した誘導電圧(L51−L52)dI/dtが発生する。この誘導電圧が原因となって、誘導電流iが流れる。
上述したように、本形態では、2個の半導体素子2HA,2HBの基準電極22A,22B間を、補助端子34によって接続してある。また、この補助端子34を含む電流経路PSのインピーダンスZSを、制御基準端子32KEを含む電流経路PKEのインピーダンスZKEよりも低くしてある。そのため、上記誘導電流iは主に、インピーダンスがより低い、補助端子34を含む電流経路PSへ流れ、制御基準端子32KEを含む電流経路PKEには殆ど流れない。
ここで仮に、図17に示すごとく、補助端子34を設けなかったとすると、誘導電流iが、制御基準端子32KEを含む電流経路PKEに流れてしまう。したがって、制御基準端子32KEに寄生するインダクタンスLKEが原因となって、各制御基準端子32KEに誘導電圧ΔV(=LKEdi/dt)が発生する。そのため、一方の半導体素子2HAの基準電極22Aの電位(基準電位)は、接続点49よりもΔVだけ高くなり、他方の半導体素子2HBの基準電位は、接続点49よりもΔVだけ低くなる。また、上述したように、駆動回路41は、接続点49の電位を基準にして、制御電極21に制御電圧VGを加える。したがって、基準電位が低い半導体素子2HBには、制御電極21Bに、上記誘導電圧ΔVと制御電圧VGとの和(VG+ΔV)が加わることになる。そのため、制御電極21Bに高い電圧が加わり、この半導体素子2HBが劣化しやすくなるおそれが考えられる。
また、基準電位が高い半導体素子2HAの制御電極21Aには、制御電圧VGと誘導電圧ΔVとの差(VG−ΔV)しか加わらない。そのため、制御電極21Aに充分に電圧が加わらず、半導体素子2HAに充分な量の被制御電流Iが流れなくなるおそれが考えられる。
これに対して、図3に示すごとく、本形態のように、補助端子34を設ければ、誘導電流iは、補助端子34に主に流れ、制御基準端子32KEには殆ど流れなくなる。そのため、制御基準端子32KEに誘導電圧ΔVが殆ど発生しなくなる。したがって、2個の半導体素子2HA,2HBの制御電極21A,21Bに加わる電圧を殆ど等しくすることができ、一部の半導体素子2HBの制御電極21Bに高い電圧が加わって低寿命化したり、他の半導体素子2HAの制御電極21Aに充分に電圧が加わらず、被制御電流Iを充分に流せなくなったりする問題を抑制できる。
なお、図1、図2に示すごとく、本形態では、下アーム半導体素子2Lにも補助端子34(34N)を設けてある。各下アーム半導体素子2Lに接続した負極バスバー5Nも、交流バスバー5Oと同様に、寄生するインダクタンスが完全に均一ではない。そのため、下アーム半導体素子2Lをスイッチング動作させたときに、負極バスバー5Nに寄生したインダクタンスが原因となって、誘導電圧V及び誘導電流iが発生する。本形態では、この誘導電流iを、下アーム補助端子34Nに流すよう構成してある。これにより、誘導電流iが下アーム半導体素子2Lの制御基準端子32KEに流れることを抑制し、半導体素子群20を構成する複数の下アーム半導体素子2Lの制御電極21に加わる電圧がばらつくことを抑制している。
次に、電力変換装置1の立体的な構造について説明する。図4に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール3と冷却管14とを積層して、積層体10を構成してある。積層体10は、コンデンサ6と共にケース13に収容されている。ケース13には、加圧部材15(板ばね)が配されている。この加圧部材15を用いて、積層体10を、ケース13の壁部131に向けて加圧している。これにより、積層体10をケース13内に固定すると共に、半導体モジュール3と冷却管14との接触圧を確保している。
また、積層体10の積層方向(X方向)に隣り合う2個の冷却管14は、連結管18(図5参照)によって連結されている。複数の冷却管14のうち、X方向における一端に位置する端部冷却管14Aには、冷媒19を導入するための導入管16と、冷媒19を導出するための導出管17とが接続している。冷媒19を導入管16から導入すると、冷媒19は、連結管18を通って全ての冷却管14を流れ、導出管17から導出される。これにより、半導体モジュール3を冷却している。
図5に示すごとく、コンデンサ6は、コンデンサ素子61と、該コンデンサ素子61を封止する封止部材62とを備える。コンデンサ素子61の正電極63に、正極バスバー11が接続している。この正極バスバー11を介して、正電極63と、上アーム半導体素子2Hのコレクタ電極25(図1参照)とを電気接続している。また、コンデンサ素子61の負電極64に、負極バスバー5Nが接続している。上述したように、この負極バスバー5Nを介して、コンデンサ素子61の負電極64と、下アーム半導体素子2Lの基準電極22Lとを電気接続している。
また、半導体モジュール3は、上アーム半導体素子2H及び下アーム半導体素子2Lを内蔵した本体部31を備える。この本体部31から、正極端子35、上アーム主基準端子33O、下アーム主基準端子33N、上アーム補助端子34O、下アーム補助端子34N、制御基準端子32KE等の端子が突出している。
上アーム主基準端子33Oには、交流バスバー5Oが接続している。この交流バスバー5Oを介して、上アーム主基準端子33Oを交流負荷82(図1参照)に電気接続してある。交流バスバー5Oには、被制御電流Iを測定するための電流センサ83が取り付けられている。
図6、図7に示すごとく、X方向に隣り合う2個の補助端子34を、接続部材12を用いて電気接続してある。これにより、半導体素子群20を構成する2個の半導体素子2の基準電極22を、互いに電気接続してある。
また、図6に示すごとく、交流バスバー5Oは、上アーム主基準端子33Oに接続した2つの端子接続部51と、これらの間を繋ぐ連結部52と、該連結部52から突出し交流負荷82に電気接続される接続部53とを備える。2つの主基準端子33OA,33OBのうち一方の主基準端子33OAと接続部53との間の電流経路長は、他方の主基準端子33OBと接続部53との間の電流経路長よりも長い。そのため、一方の主基準端子33OAと接続部53との間に寄生するインダクタンスL51(図3参照)の方が、他方の主基準端子33OBと接続部53との間に寄生するインダクタンスL52よりも大きい。
また、図5に示すごとく、半導体モジュール3は、制御基準端子32KE以外にも、複数の制御端子32(32K,32A,32G,32SE)を備える。これらの制御端子32は、制御回路部4に接続している。
図8に、半導体モジュール3及び制御回路部4の、より詳細な回路図を示す。同図に示すごとく、半導体モジュール3は、温度測定用の感温ダイオード39を備える。感温ダイオード39のアノードA及びカソードKは、それぞれダイオード用制御端子32A,32Kを介して、制御回路部4の温度検出回路490に接続している。感温ダイオード39のカソードKは、半導体素子2の基準電極22に接続している。また、半導体素子2には、被制御電流Iの一部を取り出すためのセンスエミッタSEを形成してある。このセンスエミッタSEを、センス用制御端子32SEを介して、制御回路部4の過電流保護回路48に接続してある。過電流保護回路48は、センスエミッタSEを流れる電流を測定する。そして、その測定値が予め定められた値を超えた場合は、半導体素子2を強制的にオフする。これにより、半導体素子2を過電流から保護している。また、半導体素子2の制御電極21と駆動回路41とは、ゲート用制御端子32Gを介して、電気接続されている。
次に、本形態の作用効果について説明する。図1、図3に示すごとく、本形態では、半導体モジュール3に補助端子34を形成してある。そして、この補助端子34同士を電気接続することにより、半導体素子群20を構成する複数の半導体素子2の基準電極22を、互いに電気接続してある。また、半導体素子群20を構成する2個の半導体素子2間における、補助端子34を通る電流経路PSのインピーダンスZSを、制御基準端子32KEを通る電流経路PKEのインピーダンスZKEよりも低くしてある。
そのため、半導体素子2をスイッチング動作させ、バスバー5に寄生するインダクタンスL51,L52が原因となって誘導電圧Vが発生したとき、誘導電流iを、インピーダンスが低い、補助端子34を含む電流経路PSに流すことができ、インピーダンスが高い、制御基準端子32KEを含む電流経路PKEに誘導電流iが流れることを抑制できる。したがって、制御基準端子32KEに誘導電流iが流れて新たに誘導電圧ΔV(=LKEdi/dt)が発生する問題が生じにくくなる。そのため、2個の半導体素子2の基準電極22の電位を殆ど等しくすることができ、各半導体素子2の制御電圧21に加わる電圧を均等にすることができる。したがって、一部の半導体素子2HBに大きな制御電圧が加わって、この半導体素子2HBが劣化しやすくなったり、他の半導体素子2HAに充分に制御電圧が加わらず、この半導体素子HAを流れる被制御電流Iの量が低下したりする問題を抑制できる。
また、図1に示すごとく、本形態では、複数の半導体素子2を用いて、インバータ回路100を構成してある。
この場合には、本発明の効果を特に顕著に発揮させることができる。すなわち、インバータ回路100は、特に大きな電流が流れやすい。そのため、バスバー5に大きな被制御電流Iが流れ、大きな誘導電圧Vが発生して、大きな誘導電流iが流れやすい。したがって、本形態のように、半導体素子群20を構成する複数の基準電極22間を補助端子34によって電気接続し、誘導電流iが制御基準端子32KEへ流れることを抑制したことによる効果は大きい。
また、図5に示すごとく、本形態では、主基準端子33と補助端子34とは、半導体モジュール3の本体部31から、それぞれ同一方向に突出している。制御基準端子32KEは、本体部31から、主基準端子33及び補助端子34の突出側とは反対側に突出している。
このようにすると、本体部31から主基準端子33と補助端子34とが同じ方向に突出しているため、これらの端子33,34を接近させやすい。そのため、主基準端子33に接続したバスバー5から補助端子34までの、電流経路の長さを短くしやすい。したがって、補助端子34に誘導電流iが流れやすくなり、制御基準端子32KEに誘導電流iが流れることを、より効果的に抑制することができる。
また、図5に示すごとく、本形態では、補助端子34を金属板により形成してあり、制御基準端子32KEを金属線により形成してある。そのため、補助端子34に寄生する抵抗成分およびインダクタンス成分を、制御基準端子32KEに寄生する抵抗成分およびインダクタンス成分よりも小さくすることができる。したがって、補助端子34を含む電流経路PS(図3参照)のインピーダンスZSを、制御基準端子32KEを含む電流経路PKEのインピーダンスZKEよりも低くしやすい。
また、図4に示すごとく、本形態では、複数の半導体モジュール3と冷却管14とを積層して積層体10を構成してある。
そのため、半導体素子群20を構成する複数の半導体素子2を、X方向において互いに隣り合う位置に配置することができる。したがって、補助端子34間の距離を短くすることができ、接続部材12のX方向長さを短くすることができる。そのため、補助端子34を含む電流経路PS(図3参照)に寄生するインダクタンスLSを小さくすることができ、この電流経路PSのインピーダンスZSをより低減することができる。
また、図1に示すごとく、本形態では、半導体モジュール群20を構成する複数の上アーム半導体素子2H同士、および複数の下アーム半導体素子2L同士を、それぞれ補助端子34によって電気接続してある。
そのため、上アーム半導体素子2Hと下アーム半導体素子2Lとの双方について、制御電極21に加わる電圧のばらつきを抑制することができる。
以上のごとく、本形態によれば、複数の半導体素子を同時にスイッチング動作でき、かつ個々の半導体素子の制御電極に加わる電圧のばらつきを低減できる電力変換装置を提供することができる。
なお、本形態では、図1に示すごとく、半導体モジュール群20を構成する複数の上アーム半導体素子2H同士、および複数の下アーム半導体素子2L同士を、それぞれ補助端子34によって電気接続してあるが、本発明はこれに限るものではない。すなわち、図9に示すごとく、上アーム半導体素子2Hのみを補助端子34によって互いに電気接続してもよく、図10に示すごとく、下アーム半導体素子2Lのみを補助端子34によって互いに電気接続してもよい。
また、本形態では、半導体素子2としてIGBTを用いたが、本発明はこれに限るものではなく、パワーMOSFET等を用いても良い。
以下の実施形態においては、図面に用いた符号のうち、実施形態1において用いた符号と同一のものは、特に示さない限り、実施形態1と同様の構成要素等を表す。
(実施形態2)
本形態は、半導体モジュール3を製造する過程で形成されたリード端34Lを、補助端子34として利用した例である。本形態の電力変換装置1の製造方法について説明する。本形態では、半導体モジュール3を製造するモジュール製造工程(図11、図12参照)と、複数の半導体モジュールにそれぞれ形成された補助端子34を互いに接続する補助端子接続工程(図13、図14参照)とを行う。
モジュール製造工程では、リードフレーム製造工程と、封止工程(図11参照)と、切断工程(図12)とを行う。リードフレーム製造工程では、一枚の金属板からなるリードフレーム38(図11参照)を製造する。リードフレーム38は、半導体素子2が搭載される搭載部(図示しない)と、主基準端子33(33O,33N)と、制御基準端子33KEと、これらに接続した枠部37とを備える。リードフレーム38は、例えば、金属板を打ち抜き加工することにより形成される。
枠部37は、複数の制御端子32を取り囲むよう形成されている。また、枠部37の一部は、2本の主基準端子33O,33N間や、主基準端子33Nと正極端子35との間を繋いでいる。
リードフレーム38を形成した後、上記封止工程を行う。封止工程では、リードフレーム38の上記搭載部に半導体素子2等を搭載し、はんだ付けする。
次いで、図11に示すごとく、半導体素子2を封止部材310によって封止し、半導体モジュール3の本体部31を形成する。
封止工程を行った後、切断工程を行う。図12に示すごとく、切断工程では、枠部37の一部(リード端34L)を本体部31から突出した状態で残しつつ、枠部37を切断する。また、枠部37を切断することにより、主基準端子33O,33N、正極端子35を分離する。さらに、複数の制御端子32を互いに分離させる。
リード端34Lは、本体部31内において、上アーム半導体素子2Hの基準電極22(エミッタ)に電気接続している。本形態では、後述するように、このリード端34Lを補助端子34として利用する。
以上説明した工程を行って製造した半導体モジュール3を用いて、電力変換装置1を組み立てる。すなわち、図13に示すごとく、複数の半導体モジュール3と冷却管14とを積層して積層体10を構成する。また、正極端子35及び下アーム主基準端子33Nを、コンデンサ6に接続する。さらに、上アーム主基準端子33Oに交流バスバー5Oを接続する。
また、図13、図14に示すごとく、複数の半導体モジュール3の補助端子34、すなわちリード端34Lを互いに接続する。これにより、半導体素子群20を構成する複数の半導体素子2(2H)の基準電極22同士を、補助端子34(リード端34L)を介して互いに電気接続する。以上の工程を行うことにより、電力変換装置1を製造する。
本形態の作用効果について説明する。本形態では、半導体モジュール3を製造する際に形成されるリード端34Lを、補助端子34として利用している。そのため、実施形態1のように、半導体モジュール3に専用の補助端子34を形成する場合と比べて、半導体モジュール3の構造を簡素にすることができる。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態3)
本形態は、半導体モジュール3内の半導体素子2の個数を変更した例である。図15に示すごとく、本形態では、1個の半導体モジュール3に1個の半導体素子2のみ設けてある。そして、2個の上アーム半導体素子2Hを互いに並列に接続し、2個の下アーム半導体素子2Lを互いに並列に接続してある。上アーム半導体素子2Hの基準電極22と、下アーム半導体素子2Lのコレクタ電極25とは、交流バスバー5Oを介して互いに電気接続されている。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
(実施形態4)
本形態は、電力変換装置1の回路構成を変更した例である。図16に示すごとく、本形態では、半導体素子2を用いて昇圧回路101を構成してある。電力変換装置1は、半導体素子2を内蔵した2個の半導体モジュール3と、リアクトル84と、ダイオード85と、コンデンサ6と、制御回路部4とを備える。2個の半導体素子2を互いに並列接続して半導体素子群20を構成してある。2個の半導体素子2の基準電極22は、制御基準端子32KE及び制御回路部4を介して互いに電気接続されると共に、主基準端子33及びバスバー5を介して互いに電気接続され、さらに、2個の補助端子34を介して互いに電気接続されている。本形態では、制御回路部4によって、半導体素子群20を構成する2個の半導体素子2を同時にスイッチング動作させている。これにより、直流電源81の電圧を昇圧している。
その他、実施形態1と同様の構成および作用効果を備える。
1 電力変換装置
2 半導体素子
3 半導体モジュール
32KE 制御基準端子
33 主基準端子
34 補助端子
4 制御回路部
5 バスバー

Claims (4)

  1. 半導体素子(2)と、
    該半導体素子のスイッチング動作を制御する制御回路部(4)とを備え、
    複数の上記半導体素子を互いに並列に接続して半導体素子群(20)を構成してあり、該半導体素子群に含まれる上記複数の半導体素子を上記制御回路部によって同時にスイッチング動作させるよう構成され、
    上記半導体素子は、上記制御回路部から電圧を加えられる制御電極(21)と、該制御電極に対する電位の基準になると共に被制御電流(I)が流れる基準電極(22)とを有し、
    上記半導体素子は半導体モジュール(3)に内蔵され、該半導体モジュールは、上記基準電極と上記制御回路部とを繋ぐ制御基準端子(32KE)と、上記基準電極に電気接続し上記被制御電流が流れる主基準端子(33)と、上記基準電極に電気接続した補助端子(34)とを備え、
    上記半導体素子群を構成する上記複数の半導体素子の上記基準電極は、上記制御基準端子と上記制御回路部とを介して互いに電気接続されると共に、上記主基準端子と、該主基準端子間を繋ぐバスバー(5)とを介して互いに電気接続され、さらに、上記補助端子同士を介して互いに電気接続され、
    上記半導体素子群を構成する2個の上記半導体素子間における、上記補助端子を通る電流経路(PS)のインピーダンス(ZS)は、上記制御基準端子を通る電流経路(PKE)のインピーダンス(ZKE)よりも低い、電力変換装置(1)。
  2. 上記複数の半導体素子によってインバータ回路(100)を構成してあり、該インバータ回路に加わる直流電圧を平滑化するコンデンサ(6)が設けられ、上記半導体素子には、上アームに配された上アーム半導体素子(2H)と、下アームに配された下アーム半導体素子(2L)とがあり、上記上アーム半導体素子の上記基準電極は交流負荷(82)に電気接続され、上記下アーム半導体素子の上記基準電極は上記コンデンサの負電極(64)に電気接続されている、請求項1に記載の電力変換装置。
  3. 上記半導体モジュールは、上記半導体素子を内蔵する本体部(31)を備え、上記主基準端子及び上記補助端子は、上記本体部から互いに同じ方向に突出しており、上記制御基準端子は上記本体部から、上記主基準端子及び上記補助端子とは反対側に突出している、請求項1又は請求項2に記載の電力変換装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか一項に記載の電力変換装置を製造する方法であって、上記半導体モジュールを製造するモジュール製造工程と、複数の上記半導体モジュールにそれぞれ形成された上記補助端子を互いに接続する補助端子接続工程とを行い、
    上記モジュール製造工程において、
    一枚の金属板からなり、上記半導体素子を搭載する搭載部と、上記主基準端子と、上記制御基準端子と、これらに接続した枠部(37)とを備えるリードフレーム(38)を製造するリードフレーム製造工程と、
    上記搭載部に上記半導体素子を搭載し、上記搭載部と上記半導体素子とを封止して本体部を形成する封止工程と、
    上記枠部の一部を上記本体部から突出した状態で残しつつ、上記枠部を切断する切断工程とを行い、
    上記補助端子接続工程において、
    上記本体部から突出した上記枠部の切れ端であって、上記本体部内において上記半導体素子の上記基準電極に電気接続したリード端(34L)を上記補助端子とし、複数の上記半導体モジュールにそれぞれ形成された上記リード端同士を互いに接続する、電力変換装置の製造方法。
JP2017004407A 2017-01-13 2017-01-13 電力変換装置、及びその製造方法 Active JP6794841B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004407A JP6794841B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 電力変換装置、及びその製造方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2017004407A JP6794841B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 電力変換装置、及びその製造方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2018113828A JP2018113828A (ja) 2018-07-19
JP6794841B2 true JP6794841B2 (ja) 2020-12-02

Family

ID=62912598

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017004407A Active JP6794841B2 (ja) 2017-01-13 2017-01-13 電力変換装置、及びその製造方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6794841B2 (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN112187020B (zh) * 2020-09-27 2022-08-19 申彦峰 开关半导体器件并联电路及其控制方法

Family Cites Families (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08126349A (ja) * 1994-10-26 1996-05-17 Nippondenso Co Ltd インバータ装置
JP5768839B2 (ja) * 2013-06-18 2015-08-26 株式会社デンソー 電力変換装置
JP6413523B2 (ja) * 2014-09-09 2018-10-31 富士電機株式会社 半導体装置

Also Published As

Publication number Publication date
JP2018113828A (ja) 2018-07-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US8754511B2 (en) Heat sink for electrical power converter
JP6261769B2 (ja) 電力変換装置および電力用半導体モジュール
US10932397B2 (en) Power conversion device
CN109121461B (zh) 电力转换装置
JP6634270B2 (ja) 電力変換装置
JP2016066974A (ja) 半導体パワーモジュール及び半導体駆動装置
JP2012239251A (ja) 電力変換装置
JP2015032984A (ja) 半導体素子の駆動装置およびそれを用いた電力変換装置
US20160072401A1 (en) Power conversion device
JP6690478B2 (ja) 電力変換装置
JP2020025464A (ja) 電力変換装置
US10291149B2 (en) Power converter for reducing a difference between reference potentials of semiconductor devices that are simultaneously turned on and off
JP2012105382A (ja) 半導体装置
JP2015033149A (ja) 半導体素子の駆動装置及びそれを用いた電力変換装置
JP2015033222A (ja) 半導体素子の駆動装置およびそれを用いる電力変換装置
JP6794841B2 (ja) 電力変換装置、及びその製造方法
CN108684213B (zh) 半导体模块、在半导体模块中使用的开关元件的选定方法以及开关元件的芯片设计方法
CN112534720B (zh) 驱动电路
CN114846599A (zh) 功率模块、电力转换装置及功率模块的制造方法
JP2009273272A (ja) インバータモジュール
JP2013140889A (ja) パワーモジュール
KR101904682B1 (ko) 전류 차단 장치
US11848245B2 (en) Power semiconductor apparatus
WO2017169660A1 (ja) 電力変換装置
JP6601311B2 (ja) 電力変換装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20191218

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200930

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20201013

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20201026

R151 Written notification of patent or utility model registration

Ref document number: 6794841

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250