JP6794817B2 - 流量制御弁 - Google Patents
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Description
ハウジングは、冷却水が流れる流路、収容空間、および、収容空間と外部とを連通する連通孔を有している。
駆動部は、収容空間に収容され、トルクを出力可能である。
弁体は、流路に設けられ、駆動部が出力するトルクにより駆動し、流路を流れる冷却水の流量を制御可能である。
連通孔遮蔽部は、連通孔を外側から覆うようにして設けられている。
連通孔は、流量制御弁が車両に搭載された状態において、収容空間の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている。
本発明では、流量制御弁は、車両に搭載された状態において、内燃機関への吸気量を制御するスロットルボディよりも車両の前方側に配置される。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態による流量制御弁を図1〜6に示す。
流量制御弁10は、ハウジング20、駆動部30、弁体41、パイプ部51、52、53、連通孔遮蔽部60、連通孔側阻害部70、はき出し孔遮蔽部80、はき出し孔側阻害部90等を備えている。
ハウジング20は、ハウジング本体21、カバー22等を有している。
ハウジング本体21およびカバー22は、例えば樹脂等により形成されている。
ハウジング本体21には、流路200と外部とを接続する流路穴部231、232、233が形成されている。
駆動部30は、モータ31、ギア部32を有している。
パイプ部51に分配された冷却水は、ラジエータ11に導かれ、ラジエータ11を通過することで温度が低下する。ラジエータ11で温度の低下した冷却水は、エンジン2に戻され、エンジン2を冷却する。
パイプ部53に分配された冷却水は、ヒータ13に導かれ、車両1の車室内の温度を上昇させる。ヒータ13を通過した冷却水は、ラジエータ11に導かれる。
このように、弁体41は、駆動部30が出力するトルクにより回転駆動し、流路200を流れる冷却水の流量を制御可能である。
連通孔250は、収容空間210のモータ収容空間211と外部とを連通するようにして形成されている。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている(図4、5参照)。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、水平方向に向かって開口するよう形成されている(図4、5参照)。
連通孔遮蔽部60は、連通孔250の近傍に設けられている。連通孔遮蔽部60は、連通孔遮蔽部61、62を有している(図4、5参照)。
連通孔遮蔽部62は、例えば樹脂等により、パイプ部52と一体に形成されている。連通孔遮蔽部62は、ハウジング本体21と連通孔遮蔽部61とにより形成される開口部240を塞ぐようにして設けられている(図5参照)。
本実施形態では、連通孔遮蔽部62は、ハウジング本体21または連通孔遮蔽部61との間に連通孔側開口部600を有している。ここで、連通孔250は、連通孔側開口部600を経由して外部と連通している。
連通孔側開口部600は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、連通孔250を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている(図5参照)。
連通孔側阻害部70は、連通孔遮蔽部60と連通孔250との間に設けられている。連通孔側阻害部70は、連通孔側阻害部71、72を有している。
なお、本実施形態では、連通孔250の外部側にパイプ部52、連通孔遮蔽部62、連通孔側阻害部72等が設けられているため、外部から連通孔側開口部600を経由して連通孔250を目視することはできない(図5参照)。
はき出し孔270は、収容空間210のモータ収容空間211と外部とを連通するようにして形成されている。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向下側の面に形成されている(図4参照)。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、鉛直方向下側に向かって開口するよう形成されている(図4参照)。
このように、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270の外部側を覆うようにして設けられている。すなわち、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270を外側から覆っている。そのため、はき出し孔270は、はき出し孔遮蔽部80により遮蔽され、外部からの目視は不能である。
本実施形態では、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔側開口部800を有している。ここで、はき出し孔270は、はき出し孔側開口部800を経由して外部と連通している。
はき出し孔側開口部800は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、はき出し孔270を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている(図4参照)。
突出部81は、例えば樹脂等により、はき出し孔遮蔽部80と一体に形成されている。突出部81は、はき出し孔遮蔽部80のはき出し孔側開口部800の近傍から鉛直方向下側へ向かって板状に突出するよう形成されている。
突出部81、82により、特定方向からの水等がはき出し孔側開口部800を経由してはき出し孔遮蔽部80の内側に浸入するのを抑制することができる。
また、本実施形態では、はき出し孔側開口部800は、はき出し孔側開口部800を経由してモータ31の端子311を目視不能な位置に形成されている(図4参照)。
また、本実施形態では、はき出し孔側開口部800と連通孔250とは、流量制御弁10をどの方向から見ても同時に目視不能な位置に形成されている(図4参照)。
ハウジング20は、冷却水が流れる流路200、収容空間210、および、収容空間210と外部とを連通する連通孔250を有している。
駆動部30は、収容空間210に収容され、トルクを出力可能である。
弁体41は、流路200に設けられ、駆動部30が出力するトルクにより駆動し、流路200を流れる冷却水の流量を制御可能である。
連通孔遮蔽部60は、連通孔250を外側から覆うようにして設けられている。
連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている。
また、(4)本実施形態では、連通孔側阻害部70の少なくとも一部(連通孔側阻害部72)は、連通孔遮蔽部62と一体に形成されている。そのため、部材点数を低減することができる。
また、(6)本実施形態は、内側の空間が流路200に連通するパイプ部52をさらに備えている。パイプ部51は、連通孔遮蔽部62と一体に形成されている。そのため、部材点数を低減することができる。
本発明の第2実施形態による流量制御弁を図7、8に示す。
ハウジング20のカバー22の内側には、収容空間210が形成されており、モータ31およびギア部32が収容されている(図7参照)。
図7、8に示すように、ハウジング20のカバー22には、連通孔250が形成されている。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている(図7参照)。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、水平方向に向かって開口するよう形成されている(図7、8参照)。
連通孔遮蔽部60は、連通孔250の外部側を覆うようにして設けられている。すなわち、連通孔遮蔽部60は、連通孔250を外側から覆っている。そのため、連通孔250は、連通孔遮蔽部60により遮蔽され、外部からの目視は不能である。
連通孔遮蔽部62は、連通孔側開口部600を有している。ここで、連通孔250は、連通孔側開口部600を経由して外部と連通している。
はき出し孔270は、収容空間210と外部とを連通するようにして形成されている。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向下側の面に形成されている(図7参照)。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、鉛直方向下側に向かって開口するよう形成されている(図7参照)。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270の外部側を覆うようにして設けられている。すなわち、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270を外側から覆っている。そのため、はき出し孔270は、はき出し孔遮蔽部80により遮蔽され、外部からの目視は不能である。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔側開口部800を有している。ここで、はき出し孔270は、はき出し孔側開口部800を経由して外部と連通している。
はき出し孔側開口部800は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、はき出し孔270を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている(図7参照)。
なお、本実施形態では、はき出し孔側開口部800は、はき出し孔270に対し水平方向に所定距離ずれた位置に形成されている。
本実施形態は、開口遮蔽部63をさらに備えている。開口遮蔽部63は、ハウジング20のカバー22の外壁において連通孔遮蔽部60の近傍から突出するよう形成されている。開口遮蔽部63は、連通孔側開口部600を外側から覆っている。これにより、連通孔側開口部600を経由した連通孔250側への水の浸入を抑制可能である。なお、開口遮蔽部63により、連通孔側開口部600とはき出し孔側開口部800とを同時に目視することはできない。
以上説明した第2実施形態は、部材の配置や構成等が第1実施形態と異なるものの、第1実施形態と実質的に同一の作用を発揮する部位により、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第3実施形態による流量制御弁を図9、10に示す。
ハウジング20のハウジング本体21、カバー22の内側には、収容空間210が形成されており、モータ31およびギア部32が収容されている(図10参照)。
図9、10に示すように、ハウジング20のカバー22には、連通孔250が形成されている。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている(図10参照)。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、水平方向に向かって開口するよう形成されている(図9、10参照)。
連通孔遮蔽部60は、連通孔250の外部側を覆うようにして設けられている。すなわち、連通孔遮蔽部60は、連通孔250を外側から覆っている。そのため、連通孔250は、連通孔遮蔽部60により遮蔽され、外部からの目視は不能である。
連通孔遮蔽部62は、連通孔側開口部600を有している。ここで、連通孔250は、連通孔側開口部600を経由して外部と連通している。
はき出し孔270は、収容空間210と外部とを連通するようにして形成されている。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向下側の面に形成されている(図10参照)。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、鉛直方向下側に向かって開口するよう形成されている(図9、10参照)。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270の開口する方向に設けられている。すなわち、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270に対し鉛直方向下側に設けられている。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔側開口部800を有している。ここで、はき出し孔270は、はき出し孔側開口部800を経由して外部と連通している。
はき出し孔側開口部800は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、はき出し孔270を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている(図9、10参照)。
なお、本実施形態では、はき出し孔側開口部800は、はき出し孔270に対し水平方向に所定距離ずれた位置に形成されている。
本実施形態は、開口遮蔽部63をさらに備えている。開口遮蔽部63は、ハウジング20のハウジング本体21の外壁において連通孔遮蔽部60の近傍から突出するよう形成されている。開口遮蔽部63は、連通孔側開口部600を外側から覆っている。これにより、連通孔側開口部600を経由した連通孔250側への水の浸入を抑制可能である。なお、開口遮蔽部63により、連通孔側開口部600とはき出し孔側開口部800とを同時に目視することはできない。
以上説明した第3実施形態は、部材の配置や構成等が第1実施形態と異なるものの、第1実施形態と実質的に同一の作用を発揮する部位により、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の第4実施形態による流量制御弁を図11、12に示す。
ハウジング20の内側には、収容空間210が形成されており、モータ31およびギア部32が収容されている(図11、12参照)。
図11、12に示すように、ハウジング20のハウジング本体21には、連通孔250が形成されている。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向の最下点よりも上方に形成されている(図11、12参照)。
また、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、水平方向に向かって開口するよう形成されている(図11、12参照)。
連通孔遮蔽部60は、連通孔250の外部側を覆うようにして設けられている。すなわち、連通孔遮蔽部60は、連通孔250を外側から覆っている。そのため、連通孔250は、連通孔遮蔽部60により遮蔽され、外部からの目視は不能である。
連通孔遮蔽部62は、連通孔側開口部600を有している。ここで、連通孔250は、連通孔側開口部600を経由して外部と連通している。
図11、12に示すように、ハウジング20のハウジング本体21には、はき出し孔270が形成されている。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、収容空間210の鉛直方向下側の面に形成されている(図11、12参照)。
また、はき出し孔270は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、鉛直方向下側に向かって開口するよう形成されている(図11、12参照)。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270の開口する方向に設けられている。すなわち、はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔270に対し鉛直方向下側に設けられている。
はき出し孔遮蔽部80は、はき出し孔側開口部800を有している。ここで、はき出し孔270は、はき出し孔側開口部800を経由して外部と連通している。
はき出し孔側開口部800は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、はき出し孔270を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている(図11、12参照)。
なお、本実施形態では、はき出し孔側開口部800は、はき出し孔270に対し水平方向に所定距離ずれた位置に形成されている。
以上説明した第4実施形態は、部材の配置や構成等が第1実施形態と異なるものの、第1実施形態と実質的に同一の作用を発揮する部位により、第1実施形態と同様の効果を奏することができる。
本発明の他の実施形態では、ハウジング20に、はき出し孔270は形成されていなくてもよい。この場合、はき出し孔遮蔽部80、はき出し孔側阻害部90は省略してもよい。
また、本発明の他の実施形態では、連通孔250は、流量制御弁10が車両1に搭載された状態において、水平方向以外の方向に向かって開口するよう形成されていてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、連通孔側阻害部70を備えていなくてもよい。
また、本発明の他の実施形態では、ハウジング20、パイプ部51、52、53は、樹脂に限らず、金属等により形成してもよい。
このように、本発明は、上記実施形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々の形態で実施可能である。
Claims (9)
- 車両(1)の内燃機関(2)を冷却する冷却水の流量を制御可能な流量制御弁(10)であって、
冷却水が流れる流路(200)、収容空間(210)、および、前記収容空間と外部とを連通する連通孔(250)を有するハウジング(20)と、
前記収容空間に収容され、トルクを出力可能な駆動部(30)と、
前記流路に設けられ、前記駆動部が出力するトルクにより駆動し、前記流路を流れる冷却水の流量を制御可能な弁体(41)と、
前記連通孔を外側から覆うようにして設けられた連通孔遮蔽部(60、61、62)と、を備え、
前記連通孔は、前記流量制御弁が前記車両に搭載された状態において、前記収容空間の鉛直方向の最下点よりも上方に形成され、
前記流量制御弁は、前記車両に搭載された状態において、前記内燃機関への吸気量を制御するスロットルボディよりも前記車両の前方側に配置される流量制御弁。 - 前記連通孔遮蔽部は、前記連通孔と外部とを連通する連通孔側開口部(600)を有する請求項1に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔側開口部を外側から覆うよう設けられた開口遮蔽部(63)をさらに備える請求項2に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔遮蔽部と前記連通孔との間に設けられ、前記連通孔へ向かう液体の流れを阻害可能な連通孔側阻害部(70、71、72)をさらに備える請求項2または3に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔側阻害部の少なくとも一部(72)は、前記連通孔遮蔽部(62)と一体に形成されている請求項4に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔側阻害部は、複数の板状の部材(71、72)が所定の間隔で交互に配置されることにより、前記連通孔側開口部と前記連通孔との間において、少なくとも1つの折れ曲がり部を有する迷路状に形成されている請求項4または5に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔側開口部は、前記流量制御弁が前記車両に搭載された状態において、前記連通孔を通る水平面に対し鉛直方向下側に形成されている請求項2〜6のいずれか一項に記載の流量制御弁。
- 前記連通孔は、前記流量制御弁が前記車両に搭載された状態において、水平方向に向かって開口するよう形成されている請求項1〜7のいずれか一項に記載の流量制御弁。
- 内側の空間が前記流路に連通するパイプ部(51、52、53)をさらに備え、
前記パイプ部(52)は、前記連通孔遮蔽部(62)と一体に形成されている請求項1〜8のいずれか一項に記載の流量制御弁。
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