JP6794619B2 - ブッシング及びガラス繊維の製造方法 - Google Patents
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Description
しかしながら、特許文献1のブッシングにおいては、冷却フィンやマニーホールドが随伴気流(側方気流)の流れ込みを抑制する効果が高いため、成形ノズルの侵食を抑制することは可能であるが、随伴気流によるブッシングの冷却効果が得られにくい。そのため、ブッシング底面の温度が上昇して、所望の外径寸法のガラス繊維が得られにくい。
この構成において、遮蔽部材は中実部材であるため、気流による侵食に長く耐えられて、ブッシングの長寿命化が図れる。
この構成において、遮蔽部材は成形ノズルと同一外径であるため、随伴気流(側方気流)が、成形ノズルに衝突することが抑制されるとともに、通過した気流によりブッシングは十分に冷却される。さらに、ブッシング本体に対する成形ノズルと遮蔽部材との取付構造を同じとすることができ、ブッシングの製造を複雑化しない。
この構成によれば、遮蔽部材は、成形ノズルを中実形状とした風除けノズルとすることで、耐食性を高く、しかもブッシング本体への取付性も良好とすることが可能となる。また、成形ノズルと遮蔽部材とがほぼ同一形状のため、成形ノズルの遮蔽(侵食抑制)を考慮しつつも、ブッシングの冷却態様の検討が行いやすい。
この構成によれば、成形ノズルの列間に配置される冷却用部材にて成形ノズルの冷却が行われ、また気流の侵入抑制や気流の整流が可能となる。そのため、随伴気流(側方気流)が成形ノズルの側方に衝突することが抑制される。
この方法によれば、上記ブッシングを用いることで、成形ノズルの保護及びブッシングの適度な冷却を行いつつガラス繊維の製造が行えるため、ガラス繊維の品質向上を図ることができる。
図1に示すように、ガラス繊維の製造装置10は、ガラス繊維(ガラスフィラメント)GFを成形するブッシング11と、成形されたガラス繊維GFに集束剤等を塗布するアプリケータ21と、集束剤等が塗布されたガラス繊維GFを集束してガラスストランドGSにするギャザリングシュー31と、ガラスストランドGSを巻き取るコレット41とを備える。コレット41によって筒状に巻き取られたガラスストランドGSは、ケーキCとなる。
(1)成形ノズル13は、その配列方向の外側に配置される遮蔽部材として機能する風除けノズル15にて同方向視でその少なくとも一部が隠蔽される。そのため、成形ノズル13からガラス繊維GFを成形する際に生じる随伴気流α(側方気流α2)は、風除けノズル15に衝突するため、成形ノズル13への衝突が抑制され、気流による成形ノズル13の侵食を抑制することができる。また、隣接の風除けノズル15は、成形ノズル13の列の間を遮蔽しないように、すなわち、所定の間隔を置いて配置されているため、風除けノズル15の間より気流が通過することになる。そのため、通過した気流によりブッシング11を適度に冷却することができる。つまり、成形ノズル13の侵食の抑制とブッシング11の冷却との両立を図ることができ、ガラス繊維GF、ガラスストランドGSの品質向上を図ることができる。
・成形ノズル13を中実とした風除けノズル15を遮蔽部材として用いたが、形状や配置、数等は上記実施形態に限定されるものではない。
Claims (9)
- 複数列に複数個整列配置されてなる中空筒状の成形ノズルから溶融ガラスを流出させてガラス繊維を成形するブッシングであって、
最外位置の成形ノズルより外側に配置され、前記列の配列方向視で前記成形ノズルを隠蔽する遮蔽板を備え、
前記成形ノズルの列間に冷却用部材が配置され、
前記遮蔽板は、前記列の配列方向と直交する方向において前記成形ノズルに対応して分断された複数から構成され、各遮蔽板は、前記成形ノズルの外径寸法よりも大きい幅寸法を有することを特徴とするブッシング。 - 最外位置の前記成形ノズルより外側に配置され、前記列の配列方向の直交方向視で前記成形ノズルを隠蔽する風除け板をさらに備えることを特徴とする請求項1に記載のブッシング。
- 通電加熱を行うためのターミナルをブッシング本体の長手方向両端に備え、
前記遮蔽板は、前記長手方向に配列される前記成形ノズルの外側に配置されていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のブッシング。 - 前記ガラス繊維を集束してなるガラスストランドを複数生成するために、前記成形ノズルが前記ガラスストランド毎に区画されたノズル群を有するブッシングであって、
前記ノズル群間に配置され、前記ノズル群間での前記列の配列方向視で前記成形ノズルを隠蔽する遮蔽部材をさらに備えることを特徴とする請求項1から請求項3のいずれか一項に記載のブッシング。 - 前記遮蔽部材は、前記成形ノズルを中実形状とした風除けノズルであることを特徴とする請求項4に記載のブッシング。
- 複数列に複数個整列配置されてなる中空筒状の成形ノズルにより構成されたノズル群を複数有し、前記成形ノズルから溶融ガラスを流出させてガラス繊維を成形するブッシングであって、
前記ノズル群間に配置され、前記ノズル群間での前記列の配列方向視で前記成形ノズルを隠蔽する第1の遮蔽部材と、
最外位置の前記成形ノズルより外側に配置され、前記列の配列方向の直交方向視で前記成形ノズルを隠蔽する第2の遮蔽部材と、を備え、
前記第1の遮蔽部材は、前記列の配列方向と直交する方向において分断された複数から構成され、
前記第2の遮蔽部材は、前記列の配列方向の直交方向視で前記第1の遮蔽部材を遮蔽することを特徴とするブッシング。 - 前記第1の遮蔽部材は、前記成形ノズルを中実形状とした風除けノズルであり、前記第2の遮蔽部材は、前記列の配列方向に沿って設けられる風除け板であることを特徴とする請求項6に記載のブッシング。
- 請求項6または請求項7に記載のブッシングを用いてガラス繊維を製造するガラス繊維の製造方法であって、
前記ブッシングの各ノズル群から1つのガラスストランドを成形することを特徴とするガラス繊維の製造方法。 - 請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のブッシングを用いてガラス繊維を製造することを特徴とするガラス繊維の製造方法。
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