JP6794135B2 - 車両搬送ケージの保持装置、これを備えた垂直循環式駐車装置 - Google Patents

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Description

本発明は、垂直循環式駐車装置において、車両搬送ケージを搬送する搬送用チェーンに車両搬送ケージを保持させる車両搬送ケージの保持装置と、これを備えた垂直循環式駐車装置に関するものである。
タワー状の駐車塔内に複数の車両を格納できるようにした垂直循環式駐車装置の一例として、例えば特許文献1に開示されているものがある。このような垂直循環式の駐車装置は、周知のように、鉛直方向に離間して設けられた駆動スプロケットおよび従動スプロケットと、これら上下のスプロケット間に巻装された無端状の搬送チェーンと、この搬送チェーンにアーム状のアタッチメントを介して所定の間隔で取り付けられた車両搬送ケージとを具備している。
搬送チェーンは車両搬送ケージの前後に2組設けられており、一方の搬送チェーンに設けられたアタッチメントと、他方の搬送チェーンに設けられたアタッチメントとの間に水平な中掛棒が架け渡され、この中掛棒に各車両搬送ケージが吊設されている。中掛棒は車両搬送ケージに固定されている。アタッチメントは搬送チェーンの所定のリンクに一体的に設けられており、アタッチメントの先端に設けられた軸受ブッシュに中掛棒の端部が回転自在に軸支される。駆動スプロケットが回転して搬送チェーンが繰り出されると、各アタッチメント先端の軸受ブッシュ内部で車両搬送ケージの中掛棒が回転することにより、車両搬送ケージは常に重力にしたがって吊り下げられた姿勢(搭載車両が水平になる姿勢)に保たれる。
特開2003−138775号公報
従来、アタッチメント先端の軸受ブッシュは、アタッチメントに溶接されて一体的に固定されていた。その理由は、垂直循環式駐車装置の商品化および建設がなされた当時における車両の平均重量が比較的軽量であったことから軸受ブッシュの摩耗が起こりにくく、定期的な注油を行うことにより軸受ブッシュは半永久的に使用できるものと想定されていたことによる。
しかし、近年になり、大型の車体を持つハイルーフ車や、重いバッテリーを搭載したハイブリッド車等が普及したことにより、以前よりも車両の平均重量が重くなり、垂直循環式駐車装置におけるアタッチメント先端の軸受ブッシュに掛かる負担が増え、軸受ブッシュを交換する必要性が生じてきた。
ところが、前述のように軸受ブッシュはアタッチメントに対して一体的に固定されており、アタッチメントは搬送チェーンの所定のリンクに一体化されていたため、軸受ブッシュの交換は、即ち搬送チェーン全体の交換となり、非常に高額な費用と長い工期とを要するメンテナンス工事とならざるを得なかった。
本発明は、上記の課題を解決するべくなされたものであり、搬送チェーンに設けられたアタッチメント先端の軸受ブッシュを容易に交換可能にし、垂直循環式駐車装置のメンテナンスに関わる費用を安くするとともに、メンテナンス工期を短縮することができる車両搬送ケージの保持装置、およびこれを備えた垂直循環式駐車装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明は、以下の手段を採用する。
即ち、本発明の第1態様に係る車両搬送ケージの保持装置は、鉛直方向に離間して設けられた駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に巻装された搬送用チェーンに所定の間隔で複数設けられて車両搬送ケージを保持する保持装置であって、前記搬送用チェーンのチェーンラインに対し法線方向に突出するアーム状のアタッチメントと、前記アタッチメントの先端に設けられた軸受ブッシュ穴と、前記軸受ブッシュ穴に着脱可能に挿入される筒状の軸受ブッシュと、前記軸受ブッシュ穴に対する前記軸受ブッシュの抜脱を規制する分解可能なブッシュ固定構造部と、を具備したものである。
上記構成によれば、ブッシュ固定構造部を分解することにより、アタッチメントの先端に設けられた軸受ブッシュ穴から軸受ブッシュを抜き取ることができる。このため、古い軸受ブッシュのみを容易に新しいものに交換することができ、搬送チェーンおよびアタッチメントは交換する必要がなくなる。したがって、垂直循環式駐車装置のメンテナンス費用を従来よりも格段に安くし、工期も短縮することができる。
前記構成の車両搬送ケージの保持装置において、前記軸受ブッシュは、その両端が前記アタッチメントの両側面から突出し、前記ブッシュ固定構造部は、前記軸受ブッシュの突出部の外周面に凹設された固定凹部と、前記アタッチメントの両側面に固定ボルトで固定されるとともに前記固定凹部に嵌合する固定部材と、を備えた構成としてもよい。
上記構成によれば、アタッチメントの軸受ブッシュ穴に挿入されてその両端がアタッチメントの両側面から突出する軸受ブッシュの固定凹部に、アタッチメントの両側面に固定ボルトで固定される固定部材が嵌合することにより、軸受ブッシュは軸受ブッシュ穴から抜けないように固定される。したがって、簡素な構造により軸受ブッシュを軸受ブッシュ穴に確実に固定することができる。
前記構成において、前記固定凹部と前記固定部材は、互いに嵌合して前記軸受ブッシュ穴の内部における前記軸受ブッシュの回転を規制するようにしてもよい。
上記構成によれば、軸受ブッシュ穴の内部における軸受ブッシュの回転が規制されるため、軸受ブッシュが回転することによる軸受ブッシュ穴の摩耗を防止し、軸受ブッシュの傾斜等による片当たり等を防止して車両搬送ケージを確実に軸支することができる。
前記構成において、前記アタッチメントの両側面からの前記軸受ブッシュの突出量は、前記固定部材を前記アタッチメントの両側面に固定する前記固定ボルトの頭部の高さを超えない大きさとするのが好ましい。
こうすることにより、アタッチメントの両側面からの軸受ブッシュの突出量を必要最小限にし、軸受ブッシュ周りをコンパクト化して直近に存在する機械構造物との間のクリアランスを確保することができる。
本発明の第2態様に係る垂直循環式駐車装置は、前記のいずれかの車両搬送ケージの保持装置を備えたものである。この垂直循環式駐車装置によれば、上記の各作用・効果を奏することができる。
以上のように、本発明に係る車両搬送ケージの保持装置、これを備えた垂直循環式駐車装置によれば、搬送チェーンに設けられたアタッチメント先端の軸受ブッシュを容易に交換可能にし、垂直循環式駐車装置のメンテナンスに関わる費用を安くするとともに、メンテナンス工期を短縮することができる。
本発明に係る車両搬送ケージの保持装置を適用可能な垂直循環式駐車装置の一例を示す縦断面図である。 図1のII−II線に沿う垂直循環式駐車装置の縦断面図である。 図1のIII部を拡大したアタッチメントの側面図である。 図3のIV部を拡大した軸受ブッシュおよびブッシュ固定構造部付近の側面図である。 図4のV−V線に沿う横断面図である。 (a)は固定ボルトを抜いた状態、(b)は固定部材を取り外した状態、(c)は軸受ブッシュを軸受ブッシュ穴から抜いた状態を、それぞれ示す横断面図である。
以下に、本発明の実施形態について、図1〜図6を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係る車両搬送ケージの保持装置を適用可能な垂直循環式駐車装置の一例を示す縦断面図であり、図2は図1のII−II線に沿う垂直循環式駐車装置の縦断面図である。
この垂直循環式駐車装置1は、複数の車両2を収容可能であり、地上部に車両2の入出庫口3が開口する駐車塔4を備えている。駐車塔4は、例えば鉄骨で形成された躯体5の外面に軽量コンクリート板6が設置された構造であり、入出庫口3の内側は車両2が乗り入れる乗入室7となっている。なお、乗入室7(入出庫口3)は必ずしも駐車塔4の最下部に設けられるとは限らず、駐車塔4の中間部や最上部に設けられることもある(地下式の場合等)。
垂直循環式駐車装置1の基本構造は広く周知のものである。即ち、駐車塔4の鉛直方向上方に軸支された駆動スプロケット11と、駐車塔4の鉛直方向下方に軸支された従動スプロケット12との間に無端状の搬送チェーン13が巻装されて上下方向に延びる長円形状のケージ循環路14が形成され、搬送チェーン13に所定の間隔で取り付けられたアタッチメント15を介して複数の車両搬送ケージ16が吊設されている。各車両搬送ケージ16には、それぞれ車両2を搭載するためのパレット17が着脱可能に載置され、各パレット17は車両搬送ケージ16に下方から保持されながら搬送される。
図2に示すように、搬送チェーン13は車両搬送ケージ16の前後に2組設けられている。前側(入出庫口3側)の搬送チェーン13に設けられたアタッチメント15と、後側の搬送チェーン13に設けられたアタッチメント15との間に、水平な中掛棒18が架け渡され、この中掛棒18に各車両搬送ケージ16が吊設されている。このため、車両搬送ケージ16はケージ循環路14のどの位置においても、搭載されたパレット17が常に水平になる姿勢で吊り下げられる。中掛棒18は車両搬送ケージ16に固定されている。
駆動スプロケット11は、駆動用モータ20と減速装置21とドライブ軸22により回転駆動され、ドライブ軸22には駆動用モータ20と同軸的にブレーキ装置23が設けられている。駆動スプロケット11が駆動されることにより、各車両搬送ケージ16がケージ循環路14を循環し、駐車塔4の最下部の乗入室7に停止した車両搬送ケージ16のパレット17に車両2が搭載されるか、もしくはパレット17に搭載されていた車両2が降ろされる。
乗入室7にはパレット反転機構26が設けられている。このパレット反転機構26は乗入室7の底部に掘設されたピット27内に設置されており、乗入室7に停止した車両搬送ケージ16に搭載されたパレット17を下方から持ち上げて車両搬送ケージ16から浮き上がらせ、前後の向きを反転させた後、再び該パレット17を下降させて車両搬送ケージ16上に載置する。これにより、乗入室7内に前進入庫した車両2が、出庫時にも前進で楽に出庫することができる。
図3は、図1のIII部を拡大したアタッチメント15の側面図であり、図4は図3のIV部拡大図、図5は図4のV−V線に沿う横断面図である。アタッチメント15によって車両搬送ケージ16を搬送する保持装置30が構成されている。
アタッチメント15は、例えば略Y字形状もしくは略T字形状をした2枚の平行な鋼板製の側面板31と、これらの側面板31の周囲に溶接された2枚の鋼板製の周面板32と、先端部を閉塞する鋼鈑製の閉塞板33とによってモノコック構造に形成されている。しかし、必ずしも本構造でなくてもよく、例えばH型鋼やI型鋼を用いたフレーム構造等としてもよい。
アタッチメント15の基端側は、搬送チェーン13を構成する所定のリンク13aにおける2本のピン13bの位置に同軸的に固定されており、これによってアタッチメント15は搬送チェーン13のチェーンラインに対し法線方向に突出するアーム状となっている。
図4、図5に示すように、アタッチメント15の先端には軸受ブッシュ穴35が形成されている。この軸受ブッシュ穴35は、平行する2枚の側面板31にそれぞれ穿設されて同軸上に位置し、その軸方向が車両搬送ケージ16の中掛棒18に平行している。この軸受ブッシュ穴35には、銅や真鍮、砲金等の軸受材料により形成された筒状の軸受ブッシュ36が着脱可能に挿入され、この軸受ブッシュ36はブッシュ固定構造部38によって抜脱を規制されるようになっている。
軸受ブッシュ36は軸受穴40を備えており、軸受穴40の軸方向中間部には内周方向に延びる油保持溝41が形成されている。この軸受穴40に車両搬送ケージ16の中掛棒18が回転自在に軸支される。なお、本実施形態では軸受ブッシュ36が滑り軸受とされているが、転がり軸受としてもよい。軸受ブッシュ36の軸方向の長さは、軸受ブッシュ36の両端部がアタッチメント15(側面板31)の両側面から突出するように設定されている。
軸受ブッシュ穴35に対する軸受ブッシュ36の抜脱を規制するブッシュ固定構造部38は分解可能である。図5中に拡大して示すように、ブッシュ固定構造部38は、軸受ブッシュ36の突出部の外周面に凹設された固定凹部43と、アタッチメント15(側面板31)の両側面に固定ボルト44で締結固定されるとともに、軸受ブッシュ36の固定凹部43に嵌合する平板状の固定部材45とを備えて構成されている。
軸受ブッシュ36両端の固定凹部43は、図4および図5に示すように、例えば軸受ブッシュ36の外周面の2箇所に、この外周面の接線に平行する直線溝状に形成されている。この固定凹部43の溝幅は、厚み10mm前後の鋼鈑である固定部材45をスムーズに、且つ隙間無く挿入できる程度の幅に設定されている。また、図5に示すように、2つの固定凹部43の内面間隔W1が、アタッチメント15(側面板31)の外面間隔W2に等しくなるように、各固定凹部43の位置が設定されている。
固定部材45は、上記のように厚み10mm前後の鋼鈑であり、図4に示すように、例えば長方形状に形成されている。この固定部材45は、その両端部が固定ボルト44でアタッチメント15の側面板31に締結される。その際、固定部材45の一方の長辺45aが軸受ブッシュ36の固定凹部43に嵌合するようになっている。即ち、軸受ブッシュ36の前後に固定された固定部材45の、その各々の軸受ブッシュ36側の長辺45aが軸受ブッシュ36の固定凹部43に嵌合する。なお、本実施形態では軸受ブッシュ36の一方の端部あたりに2つの固定部材45が設けられているが、一端部あたり1つのみとしてもよい。
図4に示すように、軸受ブッシュ36の軸方向視で、軸受ブッシュ36の固定凹部43と固定部材45(長辺45a)は、それぞれ直線的な形状を有して互いに嵌合している。このため、アタッチメント15(側面板31)に固定部材45が固定されることにより、軸受ブッシュ穴35からの軸受ブッシュ36の抜脱が防止されるとともに、軸受ブッシュ穴35の内部における軸受ブッシュ36の回転が規制される。
図5に示すように、アタッチメント15の両側面(側面板31の外表面)からの前記軸受ブッシュ36の突出量は、固定部材45をアタッチメント15の両側面に固定する固定ボルト44の頭部の高さを超えない大きさに設定されている。例えば、固定部材45の厚さが10mm、固定ボルト44の頭部の高さが8mmであるとすれば、軸受ブッシュ36の突出量は18mm以下とされる。
軸受ブッシュ36を軸受ブッシュ穴35から抜き取る場合の手順は、まず、図6(a)に示すように複数の固定ボルト44を抜き、次に図6(b)に示すように4つの固定部材45を軸受ブッシュ36の固定凹部43から抜き取り、次に図6(c)に示すように軸受ブッシュ36を軸受ブッシュ穴35から抜き取る。軸受ブッシュ36を軸受ブッシュ穴35に装着する場合は逆の手順となる。
以上のように構成された保持装置30は、搬送チェーン13のチェーンラインに対し法線方向に突出するアーム状のアタッチメント15と、このアタッチメント15の先端に設けられた軸受ブッシュ穴35と、この軸受ブッシュ穴35に着脱可能に挿入される筒状の軸受ブッシュ36と、軸受ブッシュ穴35に対する軸受ブッシュ36の抜脱を規制する分解可能なブッシュ固定構造部38と、を具備したものである。
このように構成された保持装置30によれば、ブッシュ固定構造部38を分解することにより、アタッチメント15の先端に設けられた軸受ブッシュ穴35から軸受ブッシュ36を抜き取ることができる。このため、古い軸受ブッシュ36のみを容易に新しいものに交換することができ、搬送チェーン13およびアタッチメント15は交換する必要がなくなる。したがって、垂直循環式駐車装置1のメンテナンス費用を従来よりも格段に安くし、工期も短縮することができる。
また、この保持装置30では、軸受ブッシュ36の両端をアタッチメント15の両側面から突出させ、ブッシュ固定構造部38を、軸受ブッシュ36の突出部の外周面に凹設された固定凹部43と、アタッチメント15の両側面に固定ボルト44で固定されるとともに固定凹部43に嵌合する固定部材45とから構成した。
このため、アタッチメント15の軸受ブッシュ穴35に挿入されてその両端がアタッチメント15の両側面から突出する軸受ブッシュ36の固定凹部43に、アタッチメント15の両側面に固定ボルト44で固定される固定部材45が嵌合することにより、軸受ブッシュ36は軸受ブッシュ穴35から抜けないように固定される。したがって、簡素な構造により軸受ブッシュ36を軸受ブッシュ穴35に確実に固定することができる。
さらに、固定凹部43と固定部材45とが互いに嵌合して軸受ブッシュ穴35の内部における軸受ブッシュ36の回転を規制するようにした。このため、軸受ブッシュ穴35の内部における軸受ブッシュ36の回転を規制し、軸受ブッシュ36が回転することによる軸受ブッシュ穴35の摩耗を防止して、軸受ブッシュ36の傾斜等による片当たり等を防止し、車両搬送ケージ16を確実に軸支することができる。
また、アタッチメント15の両側面からの軸受ブッシュ36の突出量を、固定部材45をアタッチメント15の両側面に固定する固定ボルト44の頭部の高さを超えない大きさとしたため、軸受ブッシュ36の突出量を必要最小限にし、軸受ブッシュ36周りをコンパクト化して直近に存在する機械構造物との間のクリアランスを確保することができる。
以上に説明したように、本発明に係る車両搬送ケージ16の保持装置30、およびこれを備えた垂直循環式駐車装置1によれば、搬送チェーン13に設けられたアタッチメント15先端の軸受ブッシュ36を容易に交換可能にし、垂直循環式駐車装置1のメンテナンスに関わる費用を安くするとともに、メンテナンス工期を短縮することができる。
なお、本発明は上記実施形態の構成のみに限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲内において適宜変更や改良を加えることができ、このように変更や改良を加えた実施形態も本発明の権利範囲に含まれるものとする。
例えば、垂直循環式駐車装置1の全体形状や、その基本的な構造等は、必ずしも本実施形態のものでなくてもよい。また、ブッシュ固定構造部38の具体的な構造等は、必ずしも上記実施形態のものに限定されることはなく、他の構成としてもよい。
1 垂直循環式駐車装置
11 駆動スプロケット
12 従動スプロケット
13 搬送チェーン
15 アタッチメント
16 車両搬送ケージ
30 保持装置
35 軸受ブッシュ穴
36 軸受ブッシュ
38 ブッシュ固定構造部
43 固定凹部
44 固定ボルト
45 固定部材

Claims (4)

  1. 鉛直方向に離間して設けられた駆動スプロケットと従動スプロケットとの間に巻装された搬送用チェーンに所定の間隔で複数設けられて車両搬送ケージを保持する保持装置であって、
    前記搬送用チェーンのチェーンラインに対し法線方向に突出するアーム状のアタッチメントと、
    前記アタッチメントの先端に設けられた軸受ブッシュ穴と、
    前記軸受ブッシュ穴に着脱可能に挿入される筒状の軸受ブッシュと、
    前記軸受ブッシュ穴に対する前記軸受ブッシュの抜脱を規制する分解可能なブッシュ固定構造部と、
    を具備し
    前記軸受ブッシュは、その両端が前記アタッチメントの両側面から突出し、
    前記ブッシュ固定構造部は、前記軸受ブッシュの突出部の外周面に凹設された固定凹部と、前記アタッチメントの両側面に固定ボルトで固定されるとともに前記固定凹部に嵌合する固定部材と、を備えて構成され、前記軸受ブッシュの中心軸線を挟んだ両側に設けられている車両搬送ケージの保持装置。
  2. 前記固定凹部と前記固定部材は、互いに嵌合して前記軸受ブッシュ穴の内部における前記軸受ブッシュの回転を規制する請求項に記載の車両搬送ケージの保持装置。
  3. 前記アタッチメントの両側面からの前記軸受ブッシュの突出量は、前記固定部材を前記アタッチメントの両側面に固定する前記固定ボルトの頭部の高さを超えない大きさである請求項1または2に記載の車両搬送ケージの保持装置。
  4. 請求項1からのいずれかに記載の車両搬送ケージの保持装置を備えた垂直循環式駐車装置。
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