JP6793082B2 - 車両用後方確認システム - Google Patents

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Description

本発明は、車両の後部座席に着座した乗員が降車前に車両の降車側後方を視認可能とする車両用後方確認システムに関する。
従来、車両の左右前席ドアの外側には、運転者が左右後方を視認するためのドアミラーが取り付けられている。右ハンドル車両の運転席に着座した運転者は、右側のドアミラーにより車両の右側後方を視認し、走行車両や歩行者などの有無を確認した後、安全に降車することができる。また、運転者は運転席に着座した状態で、ルームミラーによって車両の後方を視認することもできる。また、右ハンドル車両の助手席に着座した乗員は、左側のドアミラーにより車両の左側後方を視認し、走行車両や歩行者などの有無を確認した後、安全に降車することができる。
しかしながら、左右のドアミラーの鏡面の向きは運転時に運転席に着座した運転者が左右後方を視認し易い角度に調節されているため、車両の後席に着座した乗員からはドアミラーによって車両の左右後方を視認し難く、後席ドアから降車する前に後方から来る走行車両や歩行者などの有無をドアミラーによって視認することが困難であり、降車時の安全性を確保し難いという問題があった。そのため、降車ドアがヒンジにより開閉するドアである場合には、ドアが車両から大きく外側へ回動するため、ドアを開ける前に乗員が後方を振り返るようにして車両の後窓から降車側後方を視認する必要があった。一方、降車ドアがスライド式のドアの場合には、ドアが車両から大きく外側に回動しないため、ドアを開ける際にはヒンジドア程の注意は必要ないものの、乗員が降車する際に車両の外側に顔を突き出して後方を視認しようとすると、後方に移動したスライドドアの厚みにより後方が視認し難いという問題があった。
このような問題に対して、特許文献1には、後席に着座した乗員が車両の後方を視認可能とするため、後席ドアの内側上部にバックミラーを取り付けることが開示されている。
実用新案登録第3091312号公報
しかしながら、特許文献1に記載のバックミラーは車両の内側に取り付けられているため、車両の後方は視認可能であるが、車両の左右後方を視認し難いという問題があった。また、バックミラーは車両の内側に取り付けられているため、車両の内部空間を狭めてしまうという問題もあった。さらに、バックミラーの取り付け作業が発生するという問題もあった。
そこで、本発明は以上の問題点を解決し、新たなミラーを取り付けることなく、後席ドアから降車する前に車両の降車側後方を視認可能な車両用後方確認システムを提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、車両の前席のドアに設けられたドアミラーを用いた車両用後方確認システムであって、前記車両の降車準備動作を検知して、前記ドアミラーの鏡面を前記車両の後席に着座した乗員が前記車両の降車側後方を視認可能な向きとすることを特徴とする。
請求項2に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、前記ドアミラーの鏡面が前記車両の車幅方向と略平行な位置まで駆動可能であることを特徴とする。
請求項3に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、前記降車準備動作が前記車両の変速機をパーキングモードとすることであることを特徴とする。
請求項4に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、前記降車準備動作が前記車両の変速機をパーキングモードとし、かつ、ハザードランプを点灯させることであることを特徴とする。
請求項5に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、前記降車準備動作が前記後席のドアの開放であることを特徴とする。
請求項6に記載の発明に係る車両用後方確認システムは、前記降車準備動作の終了を検知して、前記ドアミラーの鏡面を前記車両の運転席に着座した運転者が前記車両の左右後方を視認可能な向きとすることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、降車準備動作により、ドアミラーの鏡面を車両の後席に着座した乗員が車両の降車側後方を視認可能な向きとすることができる。
請求項2に記載の発明によれば、ドアミラーの鏡面を車両の後席に着座した乗員が車両の降車側後方を視認可能な向きとすることができる。
請求項3に記載の発明によれば、車両の変速機をパーキングモードとする操作により、ドアミラーの鏡面を車両の後席に着座した乗員が車両の降車側後方を視認可能な向きとすることができる。
請求項4に記載の発明によれば、変速機をパーキングモードとする操作及びハザードランプを点灯させる操作により、ドアミラーの鏡面を車両の後席に着座した乗員が車両の降車側後方を視認可能な向きとすることができる。
請求項5に記載の発明によれば、後席のドアを開放する操作により、ドアミラーの鏡面を車両の後席に着座した乗員が車両の降車側後方を視認可能な向きとすることができる。
請求項6に記載の発明によれば、降車準備動作を終了する操作により、ドアミラーの鏡面を車両の運転席に着座した運転者が車両の左右後方を視認可能な向きとすることができる。
本発明の実施例1を示す車両の右後方斜視図である。 同、車両の左後方斜視図である。 同、鏡体が通常位置での運転者の視線を表示した車両の内部平面図である。 同、鏡体が通常位置での後席に着座した乗員の視線を表示した車両の内部平面図である。 同、鏡体が降車位置での後席に着座した乗員の視線を表示した車両の内部平面図である。 同、主な電気的構成のブロック図である。 同、動作手順のフローチャートである。 本発明の実施例2を示す、動作手順のフローチャートである。 本発明の実施例3を示す、後席ドア開放状態の車両の内部平面図ある。 同、主な電気的構成のブロック図である。 同、動作手順のフローチャートである。
以下、本発明の実施例について、添付の図1〜図11を参照して説明する。以下に説明する実施例は、特許請求の範囲に記載された本発明の内容を限定するものではない。また、以下に説明される構成の全てが、本発明の必須要件であるとは限らない。
図1に示すように、本実施例の車両用ドアミラー1Rは、車両2の右前席である運転席3側の開口を開閉する運転席ドア4の外側面に取り付けられており、運転席3に着座した運転者5が車両2の右側後方を視認するために使用される。また、図2に示すように、本実施例の車両2には、左前席である助手席6側の開口を開閉する助手席ドア7の外側面にも車両用ドアミラー1Lが取り付けられており、その機構は運転席3側の車両用ドアミラー1Rと同一である。
図3〜図5に示すように、本実施例の車両2は前席である運転席3及び助手席6と、後席である右後席8及び左後席9と、三列目シートである右三列目席10及び左三列目席11を備えている。また、右後席8側の開口を開閉するスライド式の右後席ドア12と、左後席9側の開口を開閉するスライド式の左後席ドア13を備えている。
図1及び図2に示すように、車両用ドアミラー1R,1Lは、カバー部21R,21Lと、カバー部21R,21Lの内部に角度調節可能に取り付けられた鏡体22R,22Lとを有して構成されている。鏡体22R,22Lは、運転席3周辺に配設された角度調整スイッチ(図示せず)により動作指示を行うことで上下左右方向に揺動可能となっており、鏡体22R,22Lの鏡面23R,23Lを所望の向きとすることができる。
図3及び図4は、鏡面23R,23Lを運転者5が運転席3に着座した状態で車両2の左右後方の広い範囲を視認し易い方向に向けた状態を示している。以下、このような左右の車両用ドアミラー1L,1Rの鏡体22R,22Lの位置を通常位置という。なお、図3及び図4は、鏡面23R,23Lの向きを解り易く表示するため、カバー部21R,21Lを省略してある。本実施例の通常位置は、鏡面23Rを車両2の車幅方向と平行な位置(図5に示す鏡体22R,22Lの位置)から車両2側へ約17°度、鏡面23Lを車両2の車幅方向と平行な位置から車両2側へ約30°度傾けた位置であるが、車両2の運転時に適した鏡面23R,23Lの向きは、運転者5により異なるため、運転者5の所望の向きとすればよい。しかしながら、運転者5が運転席3に着座した状態で車両2の左右後方の広い範囲を視認し易いのは、通常、鏡面23R,23Lがやや車両2側を向いた状態であるといえる。なお、左右の鏡体22R,22Lの傾斜角度は、本実施例のように異なっていてもよく、また、同一であってもよい。
図3における一点鎖線矢印L1は、車両用ドアミラー1Rによる運転者5の視線を示し、一点鎖線L2は車両用ドアミラー1Lによる運転者5の視線を示しており、鏡体22R,22Lが通常位置の場合、運転者5は運転席3に着座した状態で車両2の左右後方を視認可能となっている。
図4における一点鎖線矢印L3は、右後席8に着座した乗員14の車両用ドアミラー1Rによる視線を示しており、一点鎖線矢印L4は左後席9に着座した乗員16の車両用ドアミラー1Lによる視線を示している。鏡体22Rが通常位置である時には、右後席8に着座した乗員14が運転席ドア4に設けられた運転席窓15を通して鏡面23Rを見た場合に、車両2の右後方の広い範囲を視認することが困難である。また、鏡体22Lが通常位置である時には、左後席9に着座した乗員16が助手席ドア7に設けられた助手席窓17を通して鏡面23Lを見た場合に、車両2の左後方の広い範囲を視認することが困難である。
図5は、鏡面23Rを乗員14が右後席8に着座した状態で車両2の右後方の広い範囲を視認し易い方向に向けた状態、及び、鏡面23Lを乗員16が左後席9に着座した状態で車両2の左後方の広い範囲を視認し易い方向に向けた状態を示している。以下、このような左右の車両用ドアミラー1L,1Rの鏡体22R,22Lの位置を降車位置という。なお、図5は、鏡面23R,23Lの向きを解り易く表示するため、カバー部21R,21Lを省略してある。本実施例の降車位置は、鏡面23R,23Lが車両2の車幅方向と平行となる位置であるが、降車位置は、車両2の形状や左右の後席8,9の位置などにより任意に決定することができる。
図5における一点鎖線矢印L5は、右後席8に着座した乗員14の車両用ドアミラー1Rによる視線を示しており、右後席8に着座した乗員14は運転席窓15を通して鏡面23Rを見ることにより、車両2の右後方の広い範囲を視認可能となっている。一点鎖線矢印L6は左後席9に着座した乗員16の車両用ドアミラー1Rによる視線を示しており、左後席9に着座した乗員16は助手席窓17を通して鏡面23Lを見ることにより、車両2の左後方の広い範囲を視認可能となっている。鏡体22R,22Lが降車位置である場合には、後述する実施例3の図9に示すように、乗員14,16が車両2からの降車動作中に鏡面23R,23Lを見ることにより、降車の直前まで降車側後方を視認することができる。そのため、降車側後方を直接見なくても、一定の安全性を確認することができる。
次に、鏡体22R,22Lの通常位置と降車位置との変更について説明する。図6に示すように、車両2は変速機(図示せず)のモードを検知するシフトモード検知部31と、ハザード信号38を検知するハザード信号検知部32と、鏡体22R,22Lを駆動させる鏡体駆動部33と、シフトモード検知部31及びハザード信号検知部32からの信号を受信して鏡体駆動部33に動作指示信号44を送信する制御部34を備えている。
シフトモード検知部31は、前記変速機がパーキングモードとなったことを示すパーキング信号35を検知すると、信号送信部36から制御部34に対して、パーキング信号検知信号37を送信する。また、ハザード信号検知部32は、ハザード信号38を検知すると、信号送信部39から制御部34に対して、ハザード信号検知信号40を送信する。ハザード信号38は、車両2の運転席3周辺に設けられたハザードボタン(図示せず)を押圧することによりハザード信号検知部32に送信される。前記ハザードボタンを押圧すると、車両2の前後に設けられたハザードランプ(図示せず)が点灯する。
制御部34は、鏡体22R,22Lの通常位置と降車位置を記憶する記憶部43を備えており、制御部34の信号受信部41がパーキング信号検知信号37とハザード信号検知信号40の両信号を受信すると、記憶部43から降車位置の情報が読み出され、動作指示部42から鏡体駆動部33に対して、鏡体22R,22Lが降車位置となるように指示する駆動指示信号44が送信される。鏡体駆動部33は、駆動指示信号44を受信すると鏡体22R,22Lを降車位置に移動させる。
鏡体22R,22Lが降車位置にある時に、制御部34の信号受信部41がパーキング信号検知信号37又はハザード信号検知信号40の何れかを受信しなくなると、記憶部43から通常位置の情報が読み出され、動作指示部42から鏡体駆動部33に対して、鏡体22R,22Lが通常位置となるように指示する駆動指示信号44が送信される。鏡体駆動部33は、駆動指示信号44を受信すると鏡体22R,22Lを通常位置に移動させる。
次に、本実施例の作用について図6及び図7を参照しながら説明する。図7のフロ−チャートは、鏡体22R,22Lを通常位置から降車位置に変更し、再度通常位置に戻すまでの動作手順を示している。
ステップS1は、鏡体22R,22Lが通常位置にある状態である。この状態からステップS2において、シフトモード検知部31がパーキング信号35を受信しているか否かを判断する。図7では、シフトモード検知部31がパーキング信号35を受信している状態を「パーキング信号ON」としている。パーキング信号35がONである場合(YES)にはステップS3へ移行し、パーキング信号35がONでない場合(NO)には、再度ステップS2の判断を行う。
ステップS3では、ハザード信号検知部32がハザード信号38を受信しているか否かを判断する。図7では、ハザード信号検知部32がハザード信号38を受信している状態を「ハザード信号ON」としている。ハザード信号38がONである場合(YES)には、鏡体22R,22Lが降車位置に移動する。この状態がステップS4である。一方、ハザード信号38がONでない場合(NO)には、再度ステップS2の判断を行う。
鏡体22R,22Lが降車位置にある状態から、ステップ5において、パーキング信号35がONであるか否かを判断する。パーキング信号35がONである場合(YES)には、ステップS6へ移行する。パーキング信号35がONでない場合(NO)には、鏡体22R,22Lが通常位置に移動する。この状態がステップS1である。
ステップS6では、ハザード信号38がONであるか否かを判断する。ハザード信号38がONである場合(YES)には、再度ステップS5の判断を行う。ハザード信号38がONでない場合(NO)には、鏡体22R,22Lが通常位置に移動する。この状態がステップS1である。
このように本実施例では、降車準備動作がパーキング信号35及びハザード信号38の何れもがONとなることであり、鏡体22R,22Lが通常位置にある時に、パーキング信号35及びハザード信号38の何れもがONであると鏡体22R,22Lが降車位置となる。また、降車準備動作の終了は、パーキング信号35又はハザード信号38の何れかがONでなくなることであり、鏡体22R,22Lが降車位置にある時に、パーキング信号35又はハザード信号38の何れかがONでなくなると鏡体22R,22Lが通常位置となる。
以上のように、本実施例の車両用後方確認システムは、車両2の運転席ドア4及び助手席ドア7に設けられた車両用ドアミラー1R,1Lを用いた車両用後方確認システムであって、車両2の降車準備動作を検知して、車両用ドアミラー1R,1Lの鏡面23R,23Lを車両2の右後席8及び左後席9に着座した乗員14,16が車両2の降車側後方を視認可能な向きとすることにより、車両2の右後席8及び左後席9に着座した乗員14,16が降車前に車両用ドアミラー1R,1Lにより車両2の降車側後方を視認することができる。そのため、右後席ドア12及び左後席ドア13の開放や降車を安全に行うことができる。
また、本実施例の車両用後方確認システムは、車両用ドアミラー1R,1Lの鏡面23R,23Lが車両2の車幅方向と略平行な位置まで駆動可能であることにより、鏡体22R,22Lを車両2の左右後方の広い範囲を視認可能な位置とすることができる。
また、本実施例の車両用後方確認システムは、降車準備動作が車両2の前記変速機をパーキングモードとし、かつ、前記ハザードランプを点灯させることであることにより、運転者5が乗員14,16を降車させる際に行う前記変速機をパーキングモードとする動作と前記ハザードランプを点灯させる動作のみで鏡体22R,22Lを降車位置とすることができる。また、前記変速機をパーキングモードとする動作と、前記ハザードランプを点灯させる動作という2つの動作を必要とするため、乗員14,16を降車させる意思がない場合に、前記変速機をパーキングモードとする動作のみ、又は、前記ハザードランプを点灯させる動作のみを行った際に、意図せず鏡体22R,22Lが降車位置となることを防止することができる。
また、本実施例の車両用後方確認システムは、降車準備動作の終了を検知して、車両用ドアミラー1R,1Lの鏡面23R,23Lを車両2の運転席3に着座した運転者5が車両2の左右後方を視認可能な向きとすることにより、乗員14,16の降車がし、前記変速機をパーキングモード以外とする動作又は、前記ハザードランプを消灯させる動作により鏡体22R,22Lを通常位置とすることができる。
図8は、本発明の実施例2の動作手順のフローチャートを示し、上記実施例1と同一部分の詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、車両2の前記変速機をパーキングモードとすることを降車準備動作としたものである。すなわち、上記実施例1のステップS3及びステップS6の判断を行わないものである。
ステップS1は、鏡体22R,22Lが通常位置にある状態である。この状態からステップS2において、シフトモード検知部31がパーキング信号35を受信しているか否かを判断する。パーキング信号35がONである場合(YES)には、鏡体22R,22Lが降車位置に移動し(ステップS4)、パーキング信号35がONでない場合(NO)には、再度ステップS2の判断を行う。
鏡体22R,22Lが降車位置にある状態から、ステップ5において、パーキング信号35がONであるか否かを判断する。パーキング信号35がONである場合(YES)には、再度ステップS5の判断を行い、パーキング信号35がONでない場合(NO)には、鏡体22R,22Lが通常位置に移動する。この状態がステップS1である。
このように本実施例では、降車準備動作がパーキング信号35がONとなることであり、鏡体22R,22Lが通常位置にある時に、パーキング信号35がONであると鏡体22R,22Lが降車位置となる。また、降車準備動作の終了は、パーキング信号35がONでなくなることであり、鏡体22R,22Lが降車位置にある時に、パーキング信号35がONでなくなると鏡体22R,22Lが通常位置となる。
以上のように、本実施例の車両用後方確認システムは、降車準備動作が車両2の前記変速機をパーキングモードとすることであることにより、乗員14,16を降車させる際の車両2の動作である前記変速機をパーキングモードとする操作のみで鏡体22R,22Lを降車位置とすることができる。
図9は、本発明の実施例2を示し、上記実施例1と同一部分に同一符号を付し、その詳細な説明を省略して詳述する。本実施例は、車両2の右後席ドア12又は左後席ドア13の開放を降車準備動作としたものである。
本実施例の車両2のように、右後席ドア12及び左後席ドア13がスライド式のドアである場合には、図9に示すように、右後席ドア12を開いた状態で右後席8に着座していた乗員14が顔を車外に突き出して車両2の右後方を見た場合、開状態の右後席ドア12があるため、車両2の右後方の広い範囲を視認し難い。左後席ドア13を開いた状態で左後席9に着座していた乗員16が顔を車外に突き出して車両2の左後方を見た場合も同様である。しかしながら、鏡体22R,22Lが降車位置にあれば、乗員14,16が車外に顔を少し出し、車両用ドアミラー1R,1Lを見ることにより、車両2の左右後方の広い範囲を容易に視認することができる。図9における一点鎖線矢印L7は、乗員14の車両用ドアミラー1Rによる視線を示しており、一点鎖線矢印L8は乗員16の車両用ドアミラー1Lによる視線を示している。なお、図9は、鏡面23R,23Lの向きを解り易く表示するため、カバー部21R,21Lを省略してある。
次に、鏡体22R,22Lの通常位置と降車位置との変更について説明する。図10に示すように、本実施例の車両2は右後席ドア12及び左後席ドア13の開放動作を検知するドア開動作検知部51を備えている。ドア開動作検知部51は、右後席ドア12が開動作を開始したことを示す右後席ドア開信号52又は左後席ドア13が開放動作を開始したことを示す左後席ドア開信号53を検知すると、信号送信部54から制御部34に対して、後席ドア開信号検知信号55を送信する。制御部34は、鏡体22R,22Lの通常位置と降車位置を記憶する記憶部43を備えており、制御部34の信号受信部41が後席ドア開信号検知信号55を受信すると、記憶部43から降車位置の情報が読み出され、動作指示部42から鏡体駆動部33に対して、鏡体22R,22Lが降車位置となるように指示する駆動指示信号44を送信する。鏡体駆動部33は、駆動指示信号44を受信すると鏡体22R,22Lを降車位置に移動させる。
鏡体22R,22Lが降車位置にある時に、制御部34の信号受信部41が後席ドア開信号検知信号55を受信しなくなると、記憶部43から通常位置の情報が読み出され、動作指示部42から鏡体駆動部33に対して、鏡体22R,22Lが通常位置となるように指示する駆動指示信号44を送信する。鏡体駆動部33は、駆動指示信号44を受信すると鏡体22R,22Lを通常位置に移動させる。
本実施例の作用について図10及び図11を参照しながら説明する。図11のフロ−チャートは、鏡体22R,22Lを通常位置から降車位置に変更し、再度通常位置に戻すまでの動作手順を示している。
ステップS1は、鏡体22R,22Lが通常位置にある状態である。この状態からステップS7において、ドア開動作検知部51が右後席ドア開信号52を受信しているか否かを判断する。図11では、ドア開動作検知部51が右後席ドア開信号52を受信している状態を「右後席ドア開信号ON」としている。右後席ドア開信号52がONである場合(YES)には鏡体22R,22Lが降車位置に移動し(ステップS4)、右後席ドア開信号52がONでない場合(NO)には再度ステップS7の判断を行う。また、ステップS8において、ドア開動作検知部51が左後席ドア開信号53を受信しているか否かを判断する。図11では、ドア開動作検知部51が左後席ドア開信号53を受信している状態を「左後席ドア開信号ON」としている。左後席ドア開信号53がONである場合(YES)には鏡体22R,22Lが降車位置に移動し(ステップS4)、左後席ドア開信号53がONでない場合(NO)には再度ステップS8の判断を行う。
鏡体22R,22Lが降車位置にある状態から、ステップ9において、右後席ドア開信号52がONであるか否かを判断する。右後席ドア開信号52がONである場合(YES)には、再度ステップS9の判断を行い、右後席ドア開信号52がONでない場合(NO)には、ステップS10に移行する。
ステップS10では、左後席ドア開信号53がONであるか否かを判断する。左後席ドア開信号53がONである場合(YES)には、再度ステップS9の判断を行う。左後席ドア開信号53がONでない場合(NO)には、鏡体22R,22Lが通常位置に移動する(ステップS1)。
このように本実施例では、降車準備動作が右後席ドア開信号52又は左後席ドア開信号53の何れかがONとなることであり、鏡体22R,22Lが通常位置にある時に、右後席ドア開信号52又は左後席ドア開信号53の何れかがONであると鏡体22R,22Lが降車位置となる。また、降車準備動作の終了は、右後席ドア開信号52及び左後席ドア開信号53の何れもがONでなくなることであり、鏡体22R,22Lが降車位置にある時に、右後席ドア開信号52及び左後席ドア開信号53の何れもがONでなくなると鏡体22R,22Lが通常位置となる。
以上のように、本実施例の車両用後方確認システムは、降車準備動作が右後席8の右後席ドア12又は左後席9の左後席ドア13の開放であることにより、乗員14,16が降車する際の車両2の動作である右後席ドア12及び左後席ドア13の開放操作のみで鏡体22R,22Lを降車位置とすることができる。
本実施例では、右後席ドア12又は左後席ドア13の何れかが開動作を開始することにより、左右の鏡体22R,22Lが降車位置となり、右後席ドア12及び左後席ドア13の何れもが閉状態となることにより左右の鏡体22R,22Lが通常位置となるように構成されているが、右後席ドア12の開閉により右側の鏡体22Rのみが降車位置又は通常位置となり、左後席ドア13の開閉により左側の鏡体22Lのみが降車位置又は通常位置となるように構成してもよい。
なお、本発明は上記実施例に限定されるものではなく、本発明の要旨の範囲内において、種々の変形実施が可能である。例えば、鏡体のみではなく車両用ドアミラー全体を動かして鏡面を向ける方向を調節してもよい。また、降車準備動作は停車時の車両のドアの施錠解除動作であってもよい。
1R,1L 車両用ドアミラー
2 車両
3 運転席(前席)
4 運転席ドア(ドア)
6 助手席(前席)
7助手席ドア(ドア)
8 右後席(後席)
9 左後席(後席)
14 乗員
16 乗員
23R,23L 鏡面

Claims (6)

  1. 車両の前席のドアに設けられたドアミラーを用いた車両用後方確認システムであって、
    前記車両の降車準備動作を検知して、前記ドアミラーの鏡面を前記車両の後席に着座した乗員が前記車両の降車側後方を視認可能な向きとすることを特徴とする車両用後方確認システム。
  2. 前記ドアミラーの鏡面が前記車両の車幅方向と略平行な位置まで駆動可能であることを特徴とする請求項1に記載の車両用後方確認システム。
  3. 前記降車準備動作が前記車両の変速機をパーキングモードとすることであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用後方確認システム。
  4. 前記降車準備動作が前記車両の変速機をパーキングモードとし、かつ、ハザードランプを点灯させることであることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用後方確認システム。
  5. 前記降車準備動作が前記後席のドアの開放であることを特徴とする請求項1又は2に記載の車両用後方確認システム。
  6. 前記降車準備動作の終了を検知して、前記ドアミラーの鏡面を前記車両の運転席に着座した運転者が前記車両の左右後方を視認可能な角度とすることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の車両用後方確認システム。
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