JP6789545B1 - 情報提供システム、及び情報提供プログラム - Google Patents

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Abstract

【課題】セキュリティを高めると共に、認証情報の使用性を高めることが可能となる、情報提供システム、及び情報提供プログラムを提供すること。【解決手段】情報提供システムは、第1認証情報と、第2認証情報とを取得する取得部であり、第1認証情報は、対応情報を提供することを可能にする情報であり、対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に第1認証情報と対応する情報である、取得部と、取得部によって第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を第2端末装置20を介して行うことを可能にする編集部と、を備える。【選択図】図1

Description

本発明は、情報提供システム、及び情報提供プログラムに関する。
従来、認証情報を用いて各種の情報を提供する技術が提案されている。このような技術においては、利用者の所持するICカードを用いてサービスエリアへの利用者の入退出を管理するエリア装置を備えたシステムが開示されている(例えば、特許文献1参照)。このシステムのエリア装置は、利用者の入場時にICカードから取得された認証情報に基づき、正当な利用者か否かを識別する認証手段と、認証手段により、正当な利用者であると認証された場合、サービスエリアで提供されるサービスに関する情報をICカードに送信する利用情報提供手段と、利用者の退出時にICカードから送信される認証情報に基づき、正当な利用者か否かを識別する認証手段と、認証手段により、正当な利用者であると認証された場合、送信したサービスに関するサービス情報をICカードから消去するための消去データを送信する利用情報消去手段と、を備えている。
特開2008−234408号公報
しかしながら、上記従来のシステムにおいては、ICカードからサービス情報を消去する際にICカードから送信される1つの認証情報のみに基づいて正当な利用者か否かを識別するに過ぎなかったので、例えば上記認証情報が第三者に不正に取得された場合にはICカードからサービス情報を容易に不正消去されてしまうおそれがあることから、システムのセキュリティを高める観点からは、改善の余地があった。また、上記認証情報は、様々な用途に利用したいというニーズがあるが、上記従来のシステムにおいては、正当な利用者か否かを識別するためだけに用いられるものに過ぎないことから、上記認証情報の使用性を高める観点からも、改善の余地があった。
本発明は、上記に鑑みてなされたものであって、セキュリティを高めると共に、認証情報の使用性を高めることが可能となる、情報提供システム、及び情報提供プログラムを提供することを目的とする。
上述した課題を解決し、目的を達成するために、端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムであって、前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段を備え、前記第1認証情報は、第1対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第1対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報であり、前記第2認証情報は、第2対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第2対応情報は、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行うために必要な情報ではなく、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第2認証情報と対応する情報であり、当該情報提供システムは、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行う。
請求項2に記載の情報提供システムは、請求項1に記載の情報提供システムにおいて、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、少なくとも前記第2対応情報の編集を前記端末装置を介して行うことを可能にする編集手段を備える。
請求項3に記載の情報提供システムは、請求項2に記載の情報提供システムにおいて、 前記編集手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第2認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、少なくとも前記第2対応情報の編集を行うことを可能にする。
請求項に記載の情報提供システムは、請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、前記取得手段によって前記第1認証情報と、前記第1認証情報及び前記第2認証情報とは異なる前記認証情報である第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を前記端末装置に対して提供する提供手段を備える。
請求項に記載の情報提供システムは、請求項に記載の情報提供システムにおいて、前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を提供する。
請求項7に記載の情報提供システムは、請求項5又は6に記載の情報提供システムにおいて、前記第1対応情報は、前記第3認証情報の保有先を示す保有先情報を含み、前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記保有先情報を前記端末装置に対して提供する。
請求項に記載の情報提供システムは、請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、前記認証情報は、QRコード情報又はバーコード情報を含む。
請求項9に記載の情報提供プログラムは、端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムに実行させるための情報提供プログラムであって、コンピュータを、前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段として機能させ、前記第1認証情報は、第1対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第1対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報であり、前記第2認証情報は、第2対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第2対応情報は、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行うために必要な情報ではなく、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第2認証情報と対応する情報であり、前記情報提供システムは、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行う。
請求項2に記載の情報提供システムによれば、取得手段によって第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は第1対応情報の少なくともいずれか一方の編集を端末装置を介して行うことを可能にする編集手段を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は第1対応情報の編集を行うことができる。よって、提供情報又は第1対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報が、単独で人にとって意味をなす第1対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。例えば、第1対応情報が第1認証情報以外の他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを容易にする情報として機能する場合には、当該他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを効率的に行うことが可能となる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報の使用性を高めることができる。
請求項3に記載の情報提供システムによれば、編集手段が、取得手段によって第1認証情報及び第2認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報又は第1対応情報の少なくともいずれか一方の編集を行うことを可能にするので、当該編集を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供システムの信頼性を高めることができる。
請求項に記載の情報提供システムによれば、第1認証情報が、動物又は物体から取得可能な情報であるので、例えば、動物又は物体と関連する第1認証情報を簡易に取得でき、第1認証情報の取り扱いが容易となる。
請求項に記載の情報提供システムによれば、取得手段によって第1認証情報と、第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を端末装置に対して提供する提供手段を備えるので、第1認証情報及び第3認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。
請求項に記載の情報提供システムによれば、提供手段が、取得手段によって第1認証情報及び第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供するので、当該提供を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供システムの信頼性を一層高めることができる。
請求項7に記載の情報提供システムによれば、提供手段は、取得手段によって第1認証情報のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、保有先情報を端末装置に対して提供するので、ユーザが保有先情報を簡易に入手することが可能になる。また、例えば、第1対応情報である保有先情報に連絡するという手順を経た後に提供情報が提供される場合には、提供情報が不用意に端末装置等に提供されることを回避できる。
請求項に記載の情報提供システムによれば、認証情報が、QRコード情報又はバーコード情報を含むので、認証情報の取り扱いが容易となるため、情報提供システムの使用性を高めることができる。
本発明の実施の形態1に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態1に係る情報提供処理のフローチャートである。 情報提供処理を概念的に示す図であり、(a)は対応情報を提供する図であり、(b)は対応情報を編集する図であり、(c)は提供情報を提供する図である。 実施の形態2に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 実施の形態2に係る情報提供処理のフローチャートである。 情報提供処理を概念的に示す図であり、(a)は対応情報を提供する図であり、(b)は提供情報を編集する図であり、(c)は提供情報を提供する図である。 実施の形態3に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 第2端末装置の電気的構成を示したブロック図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態3に係る第1端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態3に係る第2端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態4に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態4に係る情報提供処理のフローチャートである。 実施の形態5に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態5に係る情報提供装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態5に係る第1端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態6に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態6に係る情報提供装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態6に係る第1端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態7に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態7に係る情報提供装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態7に係る第1端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態8に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態8に係る情報提供処理のフローチャートである。 実施の形態9に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態9に係る情報提供装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態9に係る第1端末装置に関する制御処理のフローチャートである。 実施の形態10に係る情報処理システムを概念的に示す図である。 情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。 実施の形態10に係る情報提供処理のフローチャートである。
以下に添付図面を参照して、この発明に係る情報提供システム、及び情報提供プログラムの実施の形態を詳細に説明する。まず、〔I〕実施の形態の基本的概念を説明した後、〔II〕実施の形態の具体的内容について説明し、最後に、〔III〕実施の形態に対する変形例について説明する。ただし、実施の形態によって本発明が限定されるものではない。
〔I〕実施の形態の基本的概念
まず、実施の形態の基本的概念について説明する。実施の形態は、概略的に、端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムに関するものである。
ここで、「端末装置」とは、ユーザによって所持又は管理されている装置であり、例えば、携帯端末(一例として、スマートフォン、タブレット端末、ウェアラブル端末)、据え置き型のパーソナルコンピュータ、据え置き型の各種の設備(一例として、電気式の宅配ボックス)、ドローン、ドアフォン、出力端末、リーダ端末等を含む概念である。また、「認証情報」とは、ユーザを認証するための情報であり、その表示形態や出力形態は任意であるが、例えば、QRコード情報(登録商標)、バーコード情報(一例として、通常のバーコード、二次元バーコード、3次元バーコード等)、携帯端末の固有のID情報(一例として、MACアドレス、IMEI(International Mobile Equioment Identity、国際移動体装置識別番号)、MEID(Mobile Equipment Identifier)、ICCID(IC Card Identifier)、IMSI(International Mobile Subscriber Identity)、UDID(Unique Device Identifier)、IDFV(Identifier For Vender)、IDFA(Identification For Advertisers)、Android_ID、AdvertisingID)、RFID、人自体又は物自体に固有な情報(一例として、絵画を示す情報、写真を示す情報、人の顔又は指紋、静脈、汗腺、汗孔、虹彩、音声(声紋)等を示す情報)等を含む概念である。「提供情報」とは、ユーザに対して提供される各種のサービスを示す情報である。また、「情報提供システム」とは、基地局等に設けられたシステムであり、例えば、据え置き型のサーバ、携帯端末等を含む概念である。この端末装置には、情報を読み取って認証情報に変換する公知の機能が設けられている。この機能は、情報提供システムに設けてもよい。
〔II〕実施の形態の具体的内容
次に、実施の形態の具体的内容について説明する。
〔実施の形態1〕
まず、実施の形態1に係る情報提供システムについて説明する。この実施の形態1は、提供情報が後述の商品割引情報であり、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行う形態である。
(構成)
まず、実施の形態1に係る情報提供システムが適用される情報処理システムの構成について説明する。図1は、本発明の実施の形態1に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図1に示すように、情報処理システム1は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。なお、複数の第1端末装置10は、それぞれ相互に同様に構成することができるため、以下では、1つの第1端末装置10の構成について説明するものとし、他の第1端末装置10の構成についてはその説明を省略する。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態1では、コンビニエンスストアの顧客)によって所持されている端末装置であり、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。なお、この第1端末装置10は、例えば公知の携帯端末等を用いて構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
(構成−第1端末装置−通信部)
通信部は、情報提供装置30との相互間で通信を行うための通信手段であり、例えば、有線通信網や移動体無線通信網を用いて通信を行う公知の通信手段を用いて構成されている(なお、後述する第2端末装置20の通信部、及び後述する情報提供装置30の通信部31についても同様とする)。
(構成−第1端末装置−タッチパッド)
タッチパッドは、第1ユーザの指等で押圧されることにより、当該第1ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。このタッチパッドの具体的な構成は任意であるが、例えば、抵抗膜方式や静電容量方式等による操作位置検出手段を備えた公知のものを用いることができる(なお、後述する第2端末装置20のタッチパッドについても同様とする)。
(構成−第1端末装置−ディスプレイ)
ディスプレイは、第1端末装置10に関する各種情報を表示する表示手段である。このディスプレイの具体的な構成は任意であるが、例えば、公知の液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等を用いることができる(なお、後述する第2端末装置20のディスプレイについても同様とする)。なお、上記のタッチパッドと当該ディスプレイをタッチパッドとして一体形成しても構わない。
(構成−第1端末装置−スピーカ)
スピーカは、第1端末装置10に関する各種情報を音声出力する音声出力手段である。スピーカより出力される音声の具体的な態様は任意であり、必要に応じて生成された合成音声や、予め録音された音声を出力することができる(なお、後述する第2端末装置20のスピーカについても同様とする)。
(構成−第1端末装置−撮像部)
撮像部は、画像を撮像する撮像手段である。この撮像部の具体的な種類や構成は任意であるが、例えば、公知の携帯端末用カメラ(一例として、イメージセンサを備えるカメラ)等を用いることができる(なお、後述する第2端末装置20の撮像部についても同様とする)。
(構成−第1端末装置−制御部)
制御部は、第1端末装置10を制御する制御手段であり、CPU、当該CPU上で解釈実行される各種のプログラム(OSなどの基本制御プログラムや、OS上で起動され特定機能を実現するアプリケーションプログラムを含む)、及びプログラムや各種のデータを格納するためのRAMの如き内部メモリを備えて構成されるコンピュータである(なお、後述する第2端末装置20の制御部、及び後述する情報提供装置30の制御部についても同様とする)。なお、この制御部によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−第1端末装置−データ記録部)
データ記録部は、第1端末装置10の動作に必要なプログラム及び各種のデータ(例えば、第1端末装置10を一意に識別する端末識別情報)を記録する記録手段であり、例えば、外部記録装置としてのハードディスク(図示省略)を用いて構成されている。ただし、ハードディスクに代えてあるいはハードディスクと共に、磁気ディスクの如き磁気的記録媒体、DVDやブルーレイディスクの如き光学的記録媒体、又はFlash Rom、USBメモリ、SDカードの如き電気的記録媒体を含む、その他の任意の記録媒体を用いることができる(なお、第1端末装置10のデータ記録部、及び後述する情報提供装置30のデータ記録部についても同様とする)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態1では、コンビニエンスストアの店員)によって所持されている端末装置であり、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。なお、この第2端末装置20は、例えば公知の携帯端末等を用いて構成することができるので、その詳細な説明は省略する。
(構成−第2端末装置−通信部、タッチパッド、スピーカ、撮像部)
通信部は、情報提供装置30との相互間で通信を行うための通信手段である。タッチパッドは、第2ユーザの指等で押圧されることにより、当該第2ユーザから各種操作入力を受け付ける操作手段である。スピーカは、第2端末装置20に関する各種情報を音声出力する音声出力手段である。撮像部は、画像を撮像する撮像手段である。
(構成−第2端末装置−制御部、データ記録部)
制御部は、第2端末装置20を制御する制御手段である。なお、この制御部によって実行される処理の詳細については後述する。データ記録部は、第2端末装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータ(例えば、第2端末装置20を一意に識別する端末識別情報)を記録する記録手段である。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図2は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、提供情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する情報提供システムであり、図2に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。なお、この情報提供装置30は、例えば、基地局(図示省略)に設けられた公知のサーバ等によって構成することができるので、その詳細な説明は省略する。また、「提供情報」は、実施の形態1では、第2ユーザが経営する店舗で販売されている商品の割引額を示す商品割引情報として説明する。
(構成−情報提供装置−通信部)
通信部31は、複数の第1端末装置10又は第2端末装置20との相互間で通信を行うための通信手段である。
(構成−情報提供装置−制御部)
制御部32は、情報提供装置30を制御する制御手段であり、具体的には、実施の形態1に係る情報提供プログラムが任意の記録媒体又はネットワーク2を介して情報提供装置30にインストールされることで、制御部32の各部を実質的に構成する。
また、この制御部32は、図2に示すように、機能概念的に、取得部32a、編集部32b、及び提供部32cを備えている。
取得部32aは、後述する図4の第1認証情報A1と、第2認証情報A2とを取得する取得手段である。
ここで、実施の形態1に係る認識情報には、第1認証情報A1、第2認証情報A2、及び第3認証情報A3が含まれている。このうち、「第1認証情報A1」とは、対応情報を提供することを可能にする認証情報であり、実施の形態1では、商品(物体)に付されており、商品から取得可能なバーコード情報(具体的には、商品固有のコードを示す情報)として説明する。なお、「商品の如き物体又は動物から取得可能な」とは、実施の形態1では、各種の認証情報が直接的に物体又は動物に付されており(例えば、バーコード情報が物体に直接印刷されており)、あるいは各種の認証情報が間接的に物体又は動物に付されており(例えば、認証情報としてのバーコード情報が印刷された紙(あるいは、シール又はタグ等)が物体に貼付されていたり、認証情報としての電子情報を記録するRFIDが物体に貼付されており)、公知の手段(一例として、撮像装置、バーコードリーダ装置)等を用いて機械的、電気的、又は光学的に取得することができることを意味する。また、「第2認証情報A2」とは、第1認証情報A1とは異なる認証情報であり、実施の形態1では、第2ユーザに付されており、第2ユーザから取得可能なバーコード情報(具体的には、第2ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第3認証情報A3」とは、第1認証情報A1及び第2認証情報A2とは異なる認証情報であり、実施の形態1では、第1ユーザが所定方法で取得した割引クーポン券(物体)から取得可能なバーコード情報(具体的には、割引クーポン券固有のコードを示す情報)として説明する。また、「対応情報」とは、単独で人にとって意味をなす情報であると共に第1認証情報A1と対応する情報であり、実施の形態1では、商品の価格を示す商品価格情報として説明する。なお、「単独で人にとって意味をなす」とは、1つの対応情報だけで人が当該対応情報の意味を視覚的又は聴覚的に認識できることを意味する。また、この「単独で人にとって意味をなす情報」としては、例えば、後述の図4に示す商品価格情報は、単独で人にとって意味をなす情報に該当するが、複数の文字が羅列されており、且つ複数の文字全体の意味を視覚的且つ聴覚的に認識できない情報は、単独で人にとって意味をなす情報に該当しないものとする。また、「固有のコードを示す情報」とは、物毎又は人毎に異なるコードを示す情報であることを意味する。このような第1認証情報A1、第2認証情報A2、及び第3認証情報A3により、認証情報の取り扱いが容易となるため、情報提供装置30の処理負荷を軽減できる。特に、第1認証情報A1が物体から取得可能な情報であるので、例えば、物体と関連する第1認証情報A1を簡易に取得でき、第1認証情報A1の取り扱いが容易となる。
編集部32bは、取得部32aによって第1認証情報A1と第2認証情報A2とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集(具体的には、変更、追加、削除等)を第2端末装置20を介して行うことを可能にする編集手段である。
提供部32cは、取得部32aによって第1認証情報A1と第3認証情報A3とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する提供手段を備える。なお、この制御部32によって実行される処理の詳細については後述する。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
データ記録部33は、情報提供装置30の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、図2に示すように、対応データベース33a(以下、データベースを「DB」と称する)及び提供DB33bを備えている。
対応DB33aは、対応情報を格納する対応情報格納手段であり、実施の形態1では、第1認証情報A1、第2認証情報A2、及び対応情報を相互に関連付けて格納している。
提供DB33bは、提供情報を格納する提供情報格納手段であり、実施の形態1では、第1認証情報A1、第3認証情報A3、及び提供情報を相互に関連付けて格納している。
(情報提供処理)
次に、このように構成された情報提供装置30によって実行される情報提供処理について説明する。
図3は、実施の形態1に係る情報提供処理のフローチャートである(以下の各処理の説明ではステップを「S」と略記する)。図4は、情報提供処理を概念的に示す図であり、(a)は対応情報を提供する図であり、(b)は対応情報を編集する図であり、(c)は提供情報を提供する図である。情報提供処理は、概略的には、第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供情報を提供する処理である。また、この情報処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態1においては、情報提供装置30に電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
情報提供処理が起動されると、まず、図3に示すように、SA1において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1のみが取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報A1のみが取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態1では、SA1の処理開始から所定時間内に第1認証情報A1が第1端末装置10又は第2端末装置20から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、上記第1認証情報A1が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1のみが取得されたと判定し、上記第1認証情報A1が取得されず、又は他の認証情報が取得された場合には第1認証情報A1が取得されなかったと判定する。
ここで、外部から取得された認証情報が第1認証情報A1、第2認証情報A2、又は第3認証情報A3であるか否かの識別方法については任意であるが、例えば、上記認証情報に種別を特定するヘッダー情報を含ませることにより、当該ヘッダー情報に基づいて認証情報の種別を識別してもよい。あるいは、例えば、上記認証情報が対応DB33a又は提供DB33bに含まれる第1認証情報A1、第2認証情報A2、又は第3認証情報A3に該当するか否かに基づいて認証情報の種別を識別してもよい(なお、後述するSA3、SA7についても同様とする)。
なお、第1端末装置10又は第2端末装置20において第1認証情報A1を取得する方法については任意であるが、例えば、第1端末装置10又は第2端末装置20の撮像部によって商品に付された第1認証情報A1を撮像したり、又は第1端末装置10又は第2端末装置20のタッチパッドを介して第1認証情報A1を入力することにより、取得してもよい(なお、第2認証情報A2及び第3認証情報A3を取得する方法についても同様とする)。なお、後述するSA3及びSA7のように、複数の認証情報を取得した場合には、当該複数の認証情報を情報提供装置30に対して同時に送信してもよく、あるいは、別々に送信してもよい。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1のみが取得されたと判定された場合(SA1、Yes)にはSA2に移行し、第1認証情報A1のみが取得されたと判定されなかった場合(SA1、No)にはSA3に移行する。
SA2において情報提供装置30の制御部32は、対応情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供し、その後SA1に移行する。
この対応情報の提供方法については任意であるが、実施の形態1では、対応DB33aに格納されている対応情報のうち、SA1にて取得された第1認証情報A1に対応する対応情報を抽出し、SA1にて取得された第1認証情報A1に付加された端末識別情報を当該抽出した対応情報に付加したものを送信することにより、提供する。これにより、SA1にて取得された第1認証情報A1の取得先である第1端末装置10又は第2端末装置20が上記端末識別情報に基づいて対応情報を受信できるので、当該第1端末装置10又は第2端末装置20に対して対応情報を提供することが可能となる。
なお、SA2にて対応情報が提供された後の第1端末装置10又は第2端末装置20の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態1では、以下に示す処理が実行される。すなわち、第1端末装置10(又は第2端末装置20)の制御部は、SA2にて提供された対応情報を受信した後、図4(a)に示すように、ディスプレイの画面上に表示領域(以下、「対応表示領域」と称する)を生成し、当該生成した対応表示領域に当該対応情報(図4(a)では、「100円」を示す商品価格情報)を表示させる。ただし、これに限らず、例えば、SA2にて提供された対応情報を受信した後、スピーカによって当該対応情報を音声出力させてもよい。これにより、第1ユーザ(又は第2ユーザ)に対して対応情報を提示でき、第1ユーザ(又は第2ユーザ)が対応情報の内容を確認できる。
このようなSA1、SA2の処理により、第1認証情報A1のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供でき、第1ユーザ又は第2ユーザのニーズに応じた対応情報の利用を行うことが可能になる。また、第1認証情報A1が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので(実施の形態1では、「100円」を示す商品価格情報をユーザに適用することができるので)、後述する対応情報の編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報A1の使用性を高めることができる。
図3に戻り、SA3において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態1では、所定タイミング、所定順序、所定回数で第1認証情報A1及び第2認証情報A2が第2端末装置20から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたと判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されず、又は且つ他の認証情報が取得された場合には第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されなかったと判定する。
ここで、「所定タイミングで取得する」とは、例えば、SA3の処理開始から所定時間内(あるいは、所定時間帯内、所定時刻)に第1認証情報A1及び第2認証情報A2を取得すること、同時に第1認証情報A1及び第2認証情報A2を取得すること等が該当する(なお、後述のSA7の「所定タイミングで取得する」についても略同様とする)。また、「所定順序で取得する」とは、例えば、第1認証情報A1又は第2認証情報A2のいずれか一方を取得してからいずれか他方を取得すること等が該当する(なお、後述のSA7の「所定順序で取得する」についても略同様とする)。また、「所定回数」とは、第1認証情報A1及び第2認証情報A2をそれぞれ1回のみ取得すること、第1認証情報A1又は第2認証情報A2の少なくともいずれか一方を複数回取得すること等が該当する(なお、後述のSA7の「所定回数で取得する」についても略同様とする)。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたと判定された場合(SA3、Yes)にはSA4に移行し、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたと判定されなかった場合(SA3、No)にはSA7に移行する。
SA4において情報提供装置30の制御部32は、対応情報を第2端末装置20に送信する。
この対応情報の送信方法については任意であるが、実施の形態1では、対応DB33aに格納されている対応情報のうち、SA3にて取得された第1認証情報A1及び第2認証情報A2に対応する対応情報を抽出し、SA1にて取得された第1認証情報A1(又は第2認証情報A2)に付加された端末識別情報を当該抽出した対応情報に付加したものを送信する(ただし、これに限らず、例えば、SA3にて取得された第1認証情報A1のみに対応する対応情報を抽出して送信してもよい。なお、他の実施の形態についても、略同様に行ってもよい。)。なお、対応DB33aに格納されている対応情報のうち、SA3にて取得された第1認証情報A1及び第2認証情報A2に対応する対応情報を抽出できなかった場合には、認証できなかったものとして、SA1に移行させる。
また、SA4にて対応情報が送信された後の第2端末装置20の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態1では、以下に示す処理が実行される。すなわち、第2端末装置20の制御部は、まず、SA4にて送信された対応情報に付加された端末識別情報に基づいて対応情報を受信した後、図4(b)に示すように、ディスプレイの画面上に表示領域(以下、「編集表示領域」と称する)を生成し、当該生成した編集表示領域に当該対応情報(図4(b)では、「100円」を示す商品価格情報)を表示させる。次に、第2端末装置20のタッチパッドを介して第2ユーザによって入力された商品価格情報(図4(b)では、「80円」を示す商品価格情報)を編集表示領域に表示させて、当該タッチパッドを介して所定操作が行われることにより当該商品価格情報を編集対象とすべき対応情報(以下、「編集対象対応情報」と称する)として特定する。その後、上記特定された編集対象対応情報にSA3にて取得された第1認証情報A1を付加したものを情報提供装置30に送信する。ただし、これに限らず、例えば、対応情報を新規に追加する場合には、上記タッチパッドを介して入力された商品価格情報のみが編集表示領域に表示されてもよい。また、対応情報を削除する場合には、当該削除する旨を示す編集対象対応情報が編集表示領域に表示されてもよい(他の実施の形態についても同様とする)。
図3に戻り、SA5において情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報が取得されたと判定されるまで待機し(SA5、No)、編集対象対応情報が取得されたと判定された場合(SA5、Yes)にはSA6に移行する。なお、この編集対象対応情報が取得されたと判定されるまでの時間が所定時間を超える場合には、例えば、編集対象対応情報が取得されたと判定されるまでの間、SA1から後述のSA8の処理を並行して実行してもよい。
SA6において情報提供装置30の編集部32bは、対応情報の編集を実行し、その後SA1に移行する。
この対応情報の編集方法については任意であるが、実施の形態1では、対応DB33aに格納されている対応情報のうち、SA5にて取得された編集対象対応情報に付加された第1認証情報A1に対応する対応情報を特定し、当該特定してから所定時間経過後に(又は当該特定後すぐに)SA5にて取得された編集対象対応情報を当該特定した対応情報に置き換えて格納することにより、編集する。
このようなSA3からSA6の処理により、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたことを条件の少なくとも一部として、第2端末装置20を介して対応情報の編集を行うことができる。よって、対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。特に、編集部32bが、取得部32aによって第1認証情報A1及び第2認証情報A2が所定タイミング、所定順序、所定回数、又は所定位置で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行うことができ、当該編集を行う際のセキュリティを高めやすくなる。
SA7において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態1では、所定タイミング、所定順序、所定回数で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が第1端末装置10又は第2端末装置20から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されず、又は他の認証情報が取得された場合には第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されなかったと判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定されなかった場合(SA7、No)にはSA1に移行し、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定された場合(SA7、Yes)にはSA8に移行する。
SA8において情報提供装置30の提供部32cは、提供情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する。その後、SA1に移行して、以降同様に、SA1からSA8の処理を繰り返す。
また、この提供情報の提供方法については任意であるが、実施の形態1では、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SA7にて取得された第1認証情報A1及び第3認証情報A3に対応する提供情報を抽出し、SA7にて取得された第1認証情報A1又は第3認証情報A3に付加された端末識別情報を当該抽出した提供情報に付加したものを送信することにより、提供する。なお、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SA7にて取得された第1認証情報A1及び第3認証情報A3に対応する提供情報を抽出できなかった場合には、認証できなかったものとして、SA1に移行させる。
なお、SA8にて提供情報が提供された後の第1端末装置10又は第2端末装置20の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態1では、以下に示す処理が実行される。すなわち、第1端末装置10(又は第2端末装置20)の制御部は、SA8にて提供された提供情報を受信した後、図4(c)に示すように、ディスプレイの画に表示領域(以下、「提供表示領域」と称する)を生成し、当該生成した提供表示領域に当該提供情報(図4(c)では、「チョコレート20%オフ」を示す商品割引情報、及び又は20%オフを適用した後の価格である「80円」を示す商品割引情報)を表示させる。これにより、例えば、第1ユーザ(又は第2ユーザ)が上記店舗においてSA8にて提供された提供情報に関連する商品を購入する際に、第1認証情報A1及び第3認証情報A3を取得することにより、提供情報を第2ユーザに対して提示でき、当該商品の価格が割引されるというサービスを当該第1ユーザ(又は第2ユーザ)が受けられる。
このようなSA7、SA8の処理により、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。特に、提供部32cが、取得部32aによって第1認証情報A1及び第3認証情報A3が所定タイミング、所定順序、所定回数、又は所定位置で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報の提供を行うことができ、当該提供を行う際のセキュリティを高めやすくなる。
以上のような情報提供処理により、情報処理システム1のセキュリティを高めながら、端末装置に対して提供情報を提供することができる。
(効果)
このように実施の形態1によれば、取得部32aによって第1認証情報A1と第2認証情報A2とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を端末装置を介して行うことを可能にする編集部32bを備えるので、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行うことができる。よって、対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報A1が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報A1の使用性を高めることができる。
また、第1認証情報A1が、物体から取得可能な情報であるので、例えば、物体と関連する第1認証情報A1を簡易に取得でき、第1認証情報A1の取り扱いが容易となる。
また、編集部32bが、取得部32aによって第1認証情報A1及び第2認証情報A2が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行うことを可能にするので、当該編集を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供装置30の信頼性を高めることができる。
また、取得部32aによって第1認証情報A1と、第3認証情報A3とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を端末装置に対して提供する提供部32cを備えるので、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。
また、提供部32cが、取得部32aによって第1認証情報A1及び第3認証情報A3が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供するので、当該提供を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供装置30の信頼性を一層高めることができる。
また、認証情報が、バーコード情報を含むので、認証情報の取り扱いが容易となるため、情報提供装置30の使用性を高めることができる。
〔実施の形態2〕
次に、実施の形態2に係る情報提供システムについて説明する。この実施の形態2は、提供情報が後述の第3ユーザ連絡先情報であり、情報提供システムが第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報又は提供情報の編集を行う形態である。ただし、この実施の形態2の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態2に係る情報処理システムの構成について説明する。図5は、実施の形態2に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図5に示すように、情報処理システム100は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、第3端末装置40と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10、第2端末装置20、及び第3端末装置40の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態2では、後述するペットの飼い主及び後述する保健所の役人とは異なる第三者であり、例えば通行人)によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。なお、提供DB33bについては、実施の形態2では、第1認証情報A1、第2認証情報A2、第3認証情報A3、及び提供情報を相互に関連付けて格納しているものとして説明する。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態2では、保健所の職員)によって所持されている端末装置であり、第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第3端末装置)
次に、第3端末装置40の構成について説明する。第3端末装置40は、第3ユーザ(実施の形態2では、ペットの飼い主)によって所持されている端末装置であり、第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。情報提供装置30は、提供情報を第1端末装置10、第2端末装置20、又は第3端末装置40に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
ここで、データ記録部33の対応DB33a及び提供DB33bは、実施の形態1に係る対応DB33a及び提供DB33bと略同様に構成されているが、これら対応DB33a及び提供DB33bに格納されている第1認証情報A1、第2認証情報A2、第3認証情報A3、対応情報、及び提供情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報A1」は、実施の形態2では、第3ユーザが所有するペット(動物)に付されており、ペットから取得可能なQRコード情報(具体的には、ペット固有のコードを示す情報であり、例えばペットの首輪や服に貼付されている情報)として説明する。また、「第2認証情報A2」は、実施の形態2では、第3ユーザが所持している認証カード(以下、「第3ユーザ側認証カード」と称する)に付されており、第3ユーザ側認証カードから取得可能なQRコード情報(具体的には、第3ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第3認証情報A3」は、実施の形態2では、第2ユーザが所持している認証カード(以下、「第2ユーザ側認証カード」と称する)に付されており、第2ユーザ側認証カードから取得可能なQRコード情報(具体的には、第2ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「対応情報」は、実施の形態2では、第3認証情報A3の保有先を示す保有先情報(具体的には、第2ユーザの連絡先(例えば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)を示す情報)として説明する。また、「提供情報」は、実施の形態2では、第3ユーザの連絡先(例えば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)を示す第3ユーザ連絡先情報として説明する。
(情報提供処理)
次に、このように構成された情報提供装置30によって実行される情報提供処理について説明する。
図6は、実施の形態2に係る情報提供処理のフローチャートである。図7は、情報提供処理を概念的に示す図であり、(a)は対応情報を提供する図であり、(b)は提供情報を編集する図であり、(c)は提供情報を提供する図である。情報提供処理は、概略的には、第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供情報を提供する処理である。
情報提供処理が起動されると、まず、図6に示すように、SB1において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1のみが取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報A1が取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態2では、SB1の処理開始から所定時間内に第1認証情報A1が第1端末装置10(又は、第2端末装置20若しくは第3端末装置40)から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、第1認証情報A1が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1が取得されたと判定し、第1認証情報A1のみが取得されず、又は他の認証情報が取得された場合には第1認証情報A1が取得されなかったと判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1のみが取得されたと判定された場合(SB1、Yes)にはSB2に移行し、第1認証情報A1のみが取得されたと判定されなかった場合(SB1、No)にはSB3に移行する。
SB2において情報提供装置30の制御部32は、対応情報を第1端末装置10(又は、第2端末装置20若しくは第3端末装置40)に対して提供し、その後SB1に移行する。
この場合において、例えば、SB2にて対応情報が第1端末装置10に対して提供された場合には、第1端末装置10の制御部は、当該対応情報を受信した後、図7(a)に示すように、ディスプレイの画面上に対応表示領域を生成し、当該生成した対応表示領域に当該対応情報(図7(a)では、「保健所TEL 090−△△△−△△△」を示す保有先情報)を表示させてもよい。これにより、例えば、迷子になっているペットを見つけた通行人である第1ユーザが、ペットから第1認証情報A1を取得すると、この第1ユーザに対して対応情報を提示でき、第1ユーザは保健所の職員である第2ユーザに対して連絡することが可能となる。
このようなSB1、SB2の処理により、第1認証情報A1のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報を第1端末装置10(又は、第2端末装置20若しくは第3端末装置40)に対して提供でき、ユーザが対応情報(保有先情報)を簡易に入手することが可能になる。また、例えば、対応情報である保有先情報に連絡するという手順を経た後に提供情報が提供される場合には、提供情報が不用意に第1ユーザに提供されることを回避でき、個人情報のように秘匿性のある情報を保護することができる。
図6に戻り、SB3において情報提供装置30の取得部32aは、上記SA3の処理と略同様の方法で、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたと判定された場合(SB3、Yes)にはSB4に移行し、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたと判定されなかった場合(SB3、No)にはSB7に移行する。
SB4において情報提供装置30の制御部32は、対応情報又は提供情報を第3端末装置40に送信する。
この対応情報の送信方法については任意であるが、実施の形態2では、上記SA4と略同様の方法で実行する。また、この提供情報の送信方法については任意であるが、実施の形態2では、提供DB33bに格納されている対応情報のうち、SB3にて取得された第1認証情報A1及び第2認証情報A2に対応する提供情報を抽出し、SB2にて取得された第1認証情報A1(又は第2認証情報A2)に付加された端末識別情報を上記抽出した提供情報に付加したものを送信する。なお、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SB3にて取得された第1認証情報A1及び第2認証情報A2に対応する提供情報を抽出できなかった場合には、認証できなかったものとして、SB1に移行させる。また、これら対応情報又は提供情報のいずれか一方又は両方を送信するか否かを決定する方法については任意であるが、例えば、送信すべき情報があらかじめ設定されている場合には、当該設定に基づいて決定してもよい。あるいは、第3端末装置40から受信された指示情報であって、送信すべき情報を指示する指示情報に基づいて決定してもよい。
ここで、SB4にて対応情報又は提供情報が送信された後の第3端末装置40の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態2では、以下に示す処理が実行される。すなわち、第3端末装置40の制御部は、まず、SB4にて送信された対応情報又は提供情報に付加された端末識別情報に基づいて対応情報又は提供情報を受信した後、図7(b)に示すように、ディスプレイの画面上に編集表示領域を生成し、当該生成した編集表示領域に当該対応情報又は提供情報(図7(b)では、「飼い主TEL 090−◇◇◇−◇◇◇」を示す第3ユーザ連絡先情報(提供情報))を表示させる。そして、第3端末装置40のタッチパッドを介して第3ユーザから入力された保有先情報又は第3ユーザ連絡先情報(図7(b)では、「飼い主TEL 090−×××−×××」を示す第3ユーザ連絡先情報)を編集表示領域に表示させて、当該タッチパッドを介して第3ユーザからの所定操作が行われることにより、当該保有先情報を編集対象対応情報として特定し又は当該第3ユーザ連絡先情報を編集対象とすべき提供情報(以下、「編集対象提供情報」と称する)として特定した後、当該特定された編集対象対応情報又は編集対象提供情報にSB3にて取得された第1認証情報A1を付加したものを情報提供装置30に送信する。
図6に戻り、SB5において情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報又は編集対象提供情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報又は編集対象提供情報が取得されたと判定されるまで待機し(SB5、No)、編集対象対応情報又は編集対象提供情報が取得されたと判定された場合(SB5、Yes)にはSB6に移行する。
SB6において情報提供装置30の編集部32bは、対応情報又は提供情報の編集を実行し、その後SB1に移行する。
この対応情報の編集方法については任意であるが、実施の形態2では、上記SA6と略同様の方法で実行する。また、この提供情報の編集方法については任意であるが、実施の形態2では、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SB5にて取得された編集対象提供情報に付加された第1認証情報A1に対応する提供情報を特定し、SB5にて取得された編集対象提供情報を当該特定した提供情報に置き換えて格納することにより、編集する。
このようなSB3からSB6の処理により、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたことを条件の少なくとも一部として、第3端末装置40を介して対応情報又は提供情報の編集を行うことができる。よって、提供情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第3ユーザ(飼い主)は、第3ユーザ連絡先情報を容易に編集することが可能となり、第3ユーザ連絡先情報に、自己の個人情報(例えば自己の住所や電話番号)を含めたり、自己の個人情報以外の情報(例えば自宅最寄りの保健所の電話番号)を含めたりする等、自己の考えやニーズに応じた適切な第3ユーザ連絡先情報を設定することが可能になる。
SB7において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態2では、所定タイミング、所定順序、所定回数で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が第2端末装置20(又は、第1端末装置10若しくは第3端末装置40)から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されず、又は他の認証情報が取得されていない場合には第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されなかったと判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、上記SA7の処理と略同様の方法で、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定されなかった場合(SB7、No)にはSB1に移行し、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたと判定された場合(SB7、Yes)にはSB8に移行する。
SB8において情報提供装置30の提供部32cは、上記SA8の処理と略同様の方法で、提供情報を第2端末装置20(又は、第1端末装置10若しくは第3端末装置40)に対して提供する。その後、SB1に移行して、以降同様に、SB1からSB8の処理を繰り返す。
なお、例えば、SB8にて提供情報が第2端末装置20に対して提供された場合には、第2端末装置20の制御部は、当該提供情報を受信した後、図7(c)に示すように、ディスプレイの画面上に提供表示領域を生成し、当該生成した提供表示領域に当該提供情報(図7(c)では、「飼い主TEL 090−×××−×××」を示す第3ユーザ連絡先情報)を表示させてもよい。これにより、例えば、第1ユーザから連絡を受けた第2ユーザが迷子になっているペットのいる現場に到着した際に、第1認証情報A1及び第3認証情報A3を取得することにより、第2ユーザに対して提供情報を提示でき、第2ユーザが第3ユーザに対して連絡することが可能となる。
このようなSB7、SB8の処理により、第1認証情報A1及び第3認証情報A3が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を第2端末装置20(又は、第1端末装置10若しくは第3端末装置40)に対して提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。また、第1認証情報A1が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、対応情報等の編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。特に、実施の形態2では、対応情報が第1認証情報以外の他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを容易にする情報として機能するので、当該他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを効率的に行うことが可能となる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報A1の使用性を高めることができる。
(効果)
このように実施の形態2によれば、取得部32aによって第1認証情報A1と第2認証情報A2とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を端末装置を介して行うことを可能にする編集部32bを備えるので、第1認証情報A1及び第2認証情報A2が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の編集を行うことができる。よって、提供情報又は対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報A1が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。例えば、対応情報が第1認証情報A1以外の他の認証情報の取得及び提供情報の提供を受けることを容易にする情報として機能するので、当該他の認証情報の取得及び提供情報の提供を受けることを効率的に行うことが可能となる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報A1の使用性を高めることができる。
また、第1認証情報A1が、動物から取得可能な情報であるので、例えば、動物と関連する第1認証情報A1を簡易に取得でき、第1認証情報A1の取り扱いが容易となる。
また、提供部32cは、取得部32aによって第1認証情報A1のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、保有先情報を端末装置に対して提供するので、ユーザが保有先情報を簡易に入手することが可能になる。また、例えば、対応情報である保有先情報に連絡するという手順を経た後に提供情報が提供される場合には、提供情報が不用意に端末装置等に提供されることを回避できる。
また、認証情報が、QRコード情報を含むので、認証情報の取り扱いが容易となるため、情報提供装置30の使用性を高めることができる。
〔実施の形態3〕
次に、実施の形態3について説明する。この実施の形態3は、第2端末装置が、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、後述する引渡処理を行う形態である。ただし、この実施の形態3の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態3に係る情報処理システムの構成について説明する。図8は、実施の形態3に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図8に示すように、情報処理システム200は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態3では、荷物の配送先であるユーザ(以下、「配送先ユーザ」と称する))によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。図9は、第2端末装置の電気的構成を示したブロック図である。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態3では、宅配ボックスを用いた保管サービスを提供する会社)によって管理されている端末装置であって、配送対象となる荷物を保管する保管システムである。この第2端末装置20は、例えば公知の電気式の宅配ボックス等を用いて構成されており、所定位置(例えば、公共施設又は商業施設の近傍位置、配送先ユーザが住んでいる集合住宅の入口近傍位置等)に設置されており、図9に示すように、保管部21、施錠部22、通信部23、出力部24、撮像部25、制御部26、及びデータ記録部27を備えている。
(構成−第2端末装置−保管部)
保管部21は、荷物を保管する保管手段である。この保管部21は、例えば公知の宅配ボックス用の保管手段を用いて構成されており、第2端末装置20の内部において幅方向又は高さ方向に沿って複数並設されている。
(構成−第2端末装置−施錠部)
施錠部22は、保管部21の扉を施錠するための施錠手段である。この施錠部22は、例えば公知の電気錠等を用いて構成されており、各保管部21に取り付けられている。
(構成−第2端末装置−通信部)
通信部23は、情報提供装置30との相互間で通信を行うための通信手段であり、有線通信網や移動体無線通信網を用いて通信を行う公知の通信手段を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−出力部)
出力部24は、制御部26の制御に基づいて各種の情報を出力する出力手段であり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等の公知の表示手段やスピーカ等の公知の音声出力手段等を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−撮像部)
撮像部25は、画像を撮像する撮像手段であり、例えば公知の撮像手段等を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−制御部)
制御部26は、第2端末装置20を制御する制御手段であり、図9に示すように、取得部26aを備えている。
ここで、取得部26aは、第1認証情報と、第2認証情報とを取得する取得手段である。なお、「第1認証情報」は、実施の形態3では、第1ユーザが所持している認証カード(以下、「第1ユーザ側認証カード」と称する)に付されており、第1ユーザ側認証カードから取得可能なバーコード情報(具体的には、第1ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態3では、荷物に付されており、情報提供装置30から取得可能なバーコード情報(具体的には、荷物固有のコードを示す情報)として説明する。
(構成−第2端末装置−データ記録部)
データ記録部27は、第2端末装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段であり、図9に示すように、保管部DB27aを備えている。
ここで、保管部DB27aは、荷物を保管している保管部21を示す保管部情報(具体的には、保管部21のID情報(一例として、第2端末装置20のID情報や位置情報(公共施設、商業施設、あるいは集合住宅の住所等)、保管部21である保管BOXに予め付与されているBOX番号)を格納する保管部情報格納手段であり、実施の形態3では、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報を相互に関連付けて格納している。なお、保管部DB27aに格納される情報の取得方法については、例えば、情報提供装置30から当該情報を受信することにより取得してもよく、又は図示しない操作部を介して当該情報が入力されることにより取得してもよい。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図10は、情報提供装置の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、各種の情報を第1端末装置10及び第2端末装置20に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている(いずれも図示省略。なお、制御部32の取得部32a、編集部32b、及び提供部32cと、データ記録部33の対応DB33a及び提供DB33bとは省略されている)。
(制御処理)
次に、このように構成された情報処理システム200によって実行される制御処理について説明する。
図11は、実施の形態3に係る第1端末装置10に関する制御処理のフローチャートである。図12は、実施の形態3に係る第2端末装置20に関する制御処理のフローチャートである。制御処理は、概略的には、第1端末装置10、第2端末装置20、及び情報提供装置30を制御するための処理である。この制御処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態3では、第1端末装置10、第2端末装置20、及び情報提供装置30の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
制御処理が起動されると、まず、図11に示すように、SC11において第1端末装置10の制御部は、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報が取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報の取得方法については任意であるが、実施の形態3では、第1認証情報については、撮像部によって第1認証情報が撮像されることにより取得し、第2認証情報及び保管部情報については、所定タイミング(例えば、第2端末装置20に荷物が保管されたタイミングであり、宅配業者が保管部21に荷物を保管し、当該保管した保管部21に対応する保管部情報及び当該荷物に対応する第2認証情報を情報提供装置30に送信したタイミング等)で情報提供装置30から受信することにより取得してもよい。なお、第1ユーザが保管部21を予め把握している場合には、保管部21に対応する保管部情報に関する処理は省略してもよい。
そして、第1端末装置10の制御部は、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報が取得されるまで待機し(SC11、No)、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報が取得されたと判定された場合(SC11、Yes)にはSC12に移行する。なお、SC11にて取得された保管部情報の表示方法については任意であるが、例えば、SC11にて取得された直後にディスプレイに表示させてもよい。
SC12において第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来したか否かを判定する。ここで、「表示タイミング」とは、第2端末装置20において荷物の引き渡しが行われる際に、認証に用いられる第1認証情報及び第2認証情報を表示するタイミングを意味する。
この表示タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態3では、タッチパッドを介して所定操作が受け付けられたか否かに基づいて判定し、上記所定操作が受け付けられた場合には表示タイミングが到来したと判定し、上記所定操作が受け付けられていない場合には表示タイミングが到来していないと判定する。
そして、第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来するまで待機し(SC12、No)、表示タイミングが到来したと判定された場合(SC12、Yes)にはSC13に移行する。
SC13において第1端末装置10の制御部は、SC11にて取得された第1認証情報及び第2認証情報をディスプレイに表示させ、その後制御処理を終了する。
この第1認証情報及び第2認証情報の表示方法については任意であるが、実施の形態3では、ディスプレイの画面上に表示領域(以下、「認証表示領域」と称する)を生成し、当該生成した認証表示領域に第1認証情報及び第2認証情報を上下方向又は左右方向に並列して表示させる。ただし、これに限らず、例えば、第2端末装置20において認証可能であれば、認証表示領域に第1認証情報又は第2認証情報を所定順序で個別に表示させてもよい。
このようなSC11からSC13の処理により、第2端末装置20において保管している荷物の引き渡しが行われる際に、第1認証情報及び第2認証情報を第2端末装置20に対して認証可能に提示することが可能となる。
次に、図12に示すように、SC21において第2端末装置20の取得部26aは、第1認証情報及び第2認証情報が撮像部25を介して取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報及び第2認証情報の取得方法については任意であるが、実施の形態3では、所定タイミング、所定順序、所定回数で第1認証情報及び第2認証情報が撮像部25を介して取得された否かに基づいて判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報及び第2認証情報が取得された場合には第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定し、上記所定タイミング等で第1認証情報及び第2認証情報が取得されなかった場合には第1認証情報及び第2認証情報が取得されなかったと判定する。
そして、第2端末装置20の取得部26aは、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報が取得されるまで待機し(SC21、No)、第1認証情報、第2認証情報、及び保管部情報が取得されたと判定された場合(SC21、Yes)にはSC22に移行する。
SC22において第2端末装置20の制御部26は、SC11にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に基づいて、荷物を第1ユーザに引き渡す処理(以下、「引渡処理」と称する)を実行し、その後制御処理を終了する。
この引渡処理の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態3では、以下に示す処理が実行される。すなわち、まず、保管部DB27aに格納されている保管部情報のうち、SC11にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応する保管部情報を特定し、当該特定した保管部情報に対応する保管部21の扉を解錠する。次いで、上記特定した保管部情報に基づいて、上記保管部21の扉が解錠された旨を示す情報を出力部24を介して報知すると共に、通信部23を介して情報提供装置30に送信する。そして、上記特定した保管部情報に関連付けて格納されている第1認証情報及び第2認証情報を保管部DB27aから削除する。これにより、例えば、第1ユーザが第2端末装置20から荷物を受け取る際には、第1認証情報及び第2認証情報を取得することにより、第2端末装置20の所望の保管部21を自動的に解錠でき、当該保管部21を解錠して荷物を受け取ることが可能となる。なお、例えば、引渡処理が行われた後に、引渡処理が行われた旨を示すログ情報を荷物を配送する業者が所持する端末に送信してもよい。これにより、例えば、業者はこのログ情報を第1ユーザの受領印として保管又は利用できる。
このようなSC21、SC22の処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、引渡処理を実行することができる。よって、引渡処理が不正に実行されることを回避でき、第2端末装置20の保管部21に保管されている荷物の引き渡しを行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態3によれば、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、引渡処理を実行する制御部26を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、引渡処理を実行することができる。よって、引渡処理が不正に実行されることを回避でき、第2端末装置20の保管部21に保管されている荷物の引き渡しを行う際のセキュリティを高めることができる。
〔実施の形態4〕
次に、実施の形態4について説明する。この実施の形態4は、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報の編集を行う形態である。ただし、この実施の形態4の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態4に係る情報処理システムの構成について説明する。図13は、実施の形態4に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図13に示すように、情報処理システム300は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、保管装置50と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態4では、配送先ユーザ)によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態4では、荷物を配送する業者(以下、「配送業者」と称する))によって所持されている端末装置であり、第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−保管装置)
保管装置50は、配送対象となる荷物を保管する装置である。この保管装置50は、例えば公知の機械式の宅配ボックス等を用いて構成されており、所定位置(例えば、公共施設又は商業施設の近傍位置、配送先ユーザが住んでいる集合住宅の入口近傍位置等)に設置されており、図13に示すように、複数の保管部51を備えている。
保管部51は、荷物を保管するための保管手段であり、例えば機械式錠(一例として、ダイヤル錠であり、宅配業者が鍵番号を任意に設定変更することができる錠)を備える公知の宅配ボックス用の保管手段を用いて構成されており、保管装置50の内部において幅方向又は高さ方向に沿って複数並設されている。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図14は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、提供情報を第1端末装置10に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図14に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
ここで、情報提供装置30で取り扱われる第1認証情報、第2認証情報、第3認証情報、第4認証情報、対応情報、及び提供情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態4では、保管装置50の保管部51(物)に付されており、保管部51から取得可能なバーコード情報(具体的には、保管部固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態4では、荷物に付されており、荷物から取得可能なバーコード情報(具体的には、荷物固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第3認証情報」は、実施の形態4では、上記第1ユーザに対して割り当てられたバーコード情報(具体的には、第1ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第4認証情報」は、実施の形態4では、上記第2ユーザ側認証カードに付されており、第2ユーザ側認証カードから取得可能なバーコード情報(具体的には、第2ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「対応情報」は、実施の形態4では、上記保管部情報(具体的には、保管部51のID情報、保管装置50のID情報や位置情報等)として説明する。また、「提供情報」は、実施の形態4では、保管部51の機械式錠における錠番号を示す錠番号情報として説明する。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図14に示すように、対応DB33a、提供DB33b、及び第1端末DB33cは備えている。
対応DB33aは、実施の形態4では、第1認証情報及び対応情報を相互に関連付けて格納している。
提供DB33bは、実施の形態4では、第1認証情報、第2認証情報、第3認証情報、及び提供情報を相互に関連付けて格納している。
第1端末DB33cは、第1端末装置10を一意に識別する端末識別情報(以下、「第1端末識別情報」と称する)を格納する第1端末識別情報格納手段であり、実施の形態4では、第2認証情報、第3認証情報、及び第1端末識別情報を相互に関連付けて格納している。
(情報提供処理)
次に、このように構成された情報提供装置30によって実行される情報提供処理について説明する。
図15は、実施の形態4に係る情報提供処理のフローチャートである。情報提供処理は、概略的には、第1端末装置10に対して提供情報を提供する処理である。
情報提供処理が起動されると、まず、図15に示すように、SD1において情報提供装置30の取得部32aは、第2端末装置20から送信された第1認証情報、第2認証情報、第4認証情報、及び提供情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報、第2認証情報、第4認証情報、及び提供情報が取得されたと判定された場合(SD1、Yes)にはSD2に移行し、第1認証情報、第2認証情報、第4認証情報、及び提供情報が取得されたと判定されなかった場合(SD1、No)、SD5に移行する。
ここで、第2端末装置20において第1認証情報、第2認証情報、第4認証情報、及び提供情報を取得する方法については任意であるが、例えば、第1認証情報、第2認証情報、第4認証情報については、第2ユーザが保管装置50の保管部51に荷物を入れる際に、撮像部によって第1認証情報、第2認証情報、及び第4認証情報を撮像することにより取得し、提供情報については、設定される保管部51の機械式錠の錠番号を示す情報がタッチパッドを介して入力されることにより取得する(例えば、第2ユーザである宅配業者が、荷物を預け入れた保管部51の機械式錠に任意に設定した錠番号を、第2端末装置20にタッチパッドを介して入力する)。
SD2において情報提供装置30の制御部32は、SD1にて取得された第1認証情報に基づいて、対応情報を特定する。具体的には、対応DB33aに格納されている対応情報の中から、SD1にて取得された第1認証情報に対応する対応情報を抽出し、当該抽出した情報を特定すべき対応情報として特定する。
SD3において情報提供装置30の制御部32は、SD1にて取得された第2認証情報に基づいて、第1端末識別情報及び第3認証情報を特定する。具体的には、第1端末DB33cに格納されている第1端末識別情報及び第3認証情報の中から、SD1にて取得された第2認証情報に対応する第1端末識別情報及び第3認証情報を抽出し、当該抽出した情報を特定すべき第1端末識別情報及び第3認証情報として特定する。
SD4において情報提供装置30の制御部32は、SD2にて特定された対応情報及びSD3にて特定された第3認証情報を、SD3にて特定された第1端末識別情報に対応する第1端末装置10に送信し、その後SD1に移行する。
SD5において情報提供装置30の取得部32aは、上記SA1の処理と略同様の方法で、第1認証情報のみが取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報のみが取得されたと判定された場合(SD5、Yes)にはSD6に移行し、第1認証情報のみが取得されたと判定されなかった場合(SD5、No)にはSD7に移行する。
SD6において情報提供装置30の制御部32は、対応情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供し、その後SD1に移行する。これにより、例えば、第1端末装置10又は第2端末装置20がSD6にて提供された対応情報を受信した後、ディスプレイの画面上に生成された対応表示領域に当該対応情報(例えば、「保管装置ID=2020、保管装置の住所=東京都港区〇〇〇−△△△、保管部のBOX番号=1001」を示す保管部情報)を表示させることにより、当該対応情報を第1ユーザ又は第2ユーザに対して提示できる。
SD7において情報提供装置30の取得部32aは、上記SA3の処理と略同様の方法で、第2端末装置20から第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SD7、Yes)にはSD8に移行し、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定されなかった場合(SD7、No)にはSD10に移行する。
SD8において情報提供装置30の取得部32aは、第2端末装置20から編集対象提供情報が取得されたか否かを判定する。
ここで、第2端末装置20から編集対象提供情報を情報提供装置30に送信する方法については任意であるが、例えば、第2端末装置20のディスプレイの画面上に生成された編集表示領域に、タッチパッドを介して入力された錠番号情報を表示し、タッチパッドを介して所定操作が行われることにより当該錠番号情報を編集対象提供情報として特定して送信してもよい。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、編集対象提供情報が取得されたと判定されるまで待機し(SD8、No)、編集対象提供情報が取得されたと判定された場合(SD8、Yes)にはSD9に移行する。なお、第2端末装置20において編集対象提供情報を送信する方法については任意であるが、実施の形態4では、第2端末装置20のタッチパッドを介して入力された錠番号を示す情報を編集対象提供情報とし、SD1において第2端末装置20から送信された第1認証情報及び第2認証情報を当該編集対象提供情報に付加したものを送信する。
SD9において情報提供装置30の編集部32bは、提供情報の編集を実行し、その後SD1に移行する。
この提供情報の編集方法については任意であるが、実施の形態4では、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SD8にて取得された編集対象提供情報に付加された第1認証情報及び第2認証情報に対応する提供情報を特定し、当該特定してから所定時間経過後に(又は当該特定後すぐに)SD8にて取得された編集対象提供情報を当該特定した提供情報に置き換えて格納することにより、編集する。例えば、編集対象提供情報(錠番号情報)=1234であり、第1認証情報に対応する提供情報(錠番号情報)=9876である場合には、第1認証情報に対応する提供情報=1234に置き換えて提供DB33bに格納される。なお、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SD8にて取得された編集対象提供情報に付加された第1認証情報及び第2認証情報に対応する提供情報を特定できなかった場合には、認証できなかったものとして、SD1に移行させる。
このようなSD7からSD9の処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、第2端末装置20を介して提供情報の編集を行うことができる。よって、提供情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。
SD10において情報提供装置30の取得部32aは、上記SA7の処理と略同様の方法で、第1端末装置10から第1認証情報及び第3認証情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第3認証情報が取得されたと判定されなかった場合(SD10、No)にはSD1に移行し、第1認証情報及び第3認証情報が取得されたと判定された場合(SD10、Yes)にはSD11に移行する。
SD11において情報提供装置30の提供部32cは、提供情報を第1端末装置10に対して提供する。その後、SD1に移行して、以降同様に、SD1からSD11の処理を繰り返す。
また、この提供情報の提供方法については任意であるが、実施の形態4では、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SD10にて取得された第1認証情報及び第3認証情報に対応する提供情報を抽出し、SD10にて取得された第1認証情報又は第3認証情報に付加された第1端末識別情報を当該抽出した提供情報に付加したものを送信することにより、提供する。なお、提供DB33bに格納されている提供情報のうち、SD10にて取得された第1認証情報及び第3認証情報に対応する提供情報を抽出できなかった場合には、認証できなかったものとして、SD1に移行させる。
なお、SD11にて提供情報が第1端末装置10に対して提供された場合には、例えば、第1端末装置10の制御部32は、当該提供情報を受信した後、ディスプレイの画面上に提供表示領域を生成し、当該生成した提供表示領域に当該提供情報(例えば、「錠番号=1234」を示す錠番号情報)を表示させてもよい。これにより、例えば、第1ユーザが保管装置50から荷物を受け取る際には、第1認証情報及び第3認証情報を取得することにより、提供情報を第1ユーザに対して提示できる。よって、提供情報に基づいて保管装置50の所望の保管部51の機械錠を解錠操作することにより、当該保管部51を解錠して荷物を受け取ることが可能となる。
このようなSD10からSD11の処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を第1端末装置10に対して提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態4によれば、取得部32aによって第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報の編集を端末装置を介して行うことを可能にする編集部32bを備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報の編集を行うことができる。よって、提供情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報の使用性を高めることができる。
また、提供部32cが、取得部32aによって第1認証情報及び第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供するので、当該提供を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供装置30の信頼性を一層高めることができる。
〔実施の形態5〕
次に、実施の形態5について説明する。この実施の形態5は、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、後述する入場処理を行う形態である。ただし、この実施の形態5の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態5に係る情報処理システムの構成について説明する。図16は、実施の形態5に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図16に示すように、情報処理システム400は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態5では、イベント(例えば、音楽イベント、スポーツイベント等)のチケットを購入したユーザ(以下、「チケット購入ユーザ」と称する))によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態5では、イベントの運営会社)によって管理されている端末装置である。この第2端末装置20は、所定位置(例えば、イベントの会場の入口等)に設けられており、例えば公知のリーダ端末等を用いて構成され、通信部、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置−通信部)
通信部は、情報提供装置30との相互間で通信を行うための通信手段であり、有線通信網や移動体無線通信網を用いて通信を行う公知の通信手段を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−撮像部)
撮像部は、画像を撮像する撮像手段であり、例えば公知の端末用カメラ等を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−出力部)
出力部は、制御部の制御に基づいて各種の情報を出力する出力手段であり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等の公知の表示手段やスピーカ等の公知の音声出力手段等を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−制御部)
制御部は、第2端末装置20を制御する制御手段である。
(構成−第2端末装置−データ記録部)
データ記録部は、第2端末装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図17は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、各種の情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図17に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている(ただし、制御部32の編集部32b及び提供部32cは省略されている)。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図17に示すように、チケットDB33dは備えている。
チケットDB33dは、上記チケットを示すチケット情報を格納するチケット情報格納手段であり、実施の形態5では、第1認証情報、第2認証情報、チケット情報、及び第1端末識別情報を相互に関連付けて格納している。なお、チケットDB33dに格納される情報の取得方法については、例えば、外部装置から当該情報を受信することにより取得してもよく、又は図示しない操作部を介して当該情報が入力されることにより取得してもよい(なお、後述する予約DB33eについても同様とする)。また、チケットDB33dに格納されている各種の情報は、継続して利用できるものであってもよく、又は所定のタイミング(例えば、後述する制御処理が終了したタイミング)で利用できなくなるものであってもよい(なお、後述する予約DB33e、後述する入室許可DB33fについても同様とする)。また、チケットDB33dに格納されている各種の情報は、所定のタイミングで到来した際に更新されてもよく、例えば、編集(追加、変更、削除等)されたチケット情報が外部装置又は操作部を介して取得されたタイミングで、対応する編集前のチケット情報を当該編集されたチケット情報に置き換えて格納してもよい(なお、後述する予約DB33e、後述する入室許可DB33fについても同様とする)。
ここで、チケットDB33dに格納される第1認証情報、第2認証情報、及びチケット情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態5では、第1ユーザがチケットを購入した際に作成されたバーコード情報(具体的には、チケット固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態5では、第1認証情報に紐づけられたバーコード情報(具体的には、第1認証情報の作成と同時に作成されるセキュリティコードを示す情報)として説明する。また、「チケット情報」は、実施の形態5では、イベント内容(例えば、イベントID、イベントの名称、イベントの開催場所、イベントの開催日時等)を示す情報として説明する。
(制御処理)
次に、このように構成された情報処理システム400によって実行される制御処理について説明する。
図18は、実施の形態5に係る情報提供装置30に関する制御処理のフローチャートである。図19は、実施の形態5に係る第1端末装置10に関する制御処理のフローチャートである。制御処理は、概略的には、第1端末装置10、第2端末装置20、及び情報提供装置30を制御するための処理である。この制御処理を実行するタイミングは任意であるが、実施の形態5では、第1端末装置10、第2端末装置20、及び情報提供装置30の電源が投入された後に起動されるものとして説明する。
制御処理が起動されると、まず、図18に示すように、SE11において情報提供装置30の制御部32は、第1認証情報を送信するタイミング(以下、「第1送信タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この第1送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態5では、第1ユーザがチケットを購入した後に、外部装置又は操作部を介して第1認証情報、チケット情報、及び第1端末識別情報が取得されてチケットDB33dに格納されてから(このときに、第2認証情報が作成されて格納される)所定時間が経過したか否かに基づいて判定し、上記所定時間が経過した場合には第1送信タイミングが到来したと判定し、上記所定時間が経過していない場合には第1送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、第1送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SE11、No)、第1送信タイミングが到来したと判定された場合(SE11、Yes)にはSE12に移行する。
SE12において情報提供装置30の制御部32は、第1認証情報を第1端末装置10に送信して、SE13に移行する。具体的には、SE11にて処理の対象となった第1認証情報に、SE11にて処理の対象となった第1端末識別情報を付加したものを送信する。一例として、第1ユーザがチケットを購入した直後に、上記処理を経て、これらの情報を送信する。
次に、図19に示すように、SE21において第1端末装置10の制御部は、第1認証情報が受信されたか否かを判定する。そして、第1端末装置10の制御部は、第1認証情報が受信されるまで待機し(SE21、No)、第1認証情報が受信されたと判定された場合(SE21、Yes)にはSE22に移行する。
図18に戻り、SE13において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を送信するタイミング(以下、「第2送信タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この第2送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態5では、チケットDB33dに格納されているチケット情報のうち、イベントの開催日時又はそれよりも所定時間前(一例として30分前)の時刻が到来しているチケット情報が存在するか否かに基づいて判定し、上記チケット情報が存在する場合には第2送信タイミングが到来したと判定し、上記チケット情報が存在しない場合には第2送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、第2送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SE13、No)、第2送信タイミングが到来したと判定された場合(SE13、Yes)にはSE14に移行する。
SE14において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を第1端末装置10に送信して、SE15に移行する。具体的には、SE13にて存在すると判定されたチケット情報に対応する第2認証情報に、チケットDB33dにおいて当該第2認証情報と関連付けて格納された第1端末識別情報を付加したもの送信する。
次に、図19に示すように、SE22において第1端末装置10の制御部は、第2認証情報が受信されたか否かを判定する。そして、第1端末装置10の制御部は、第2認証情報が受信されるまで待機し(SE22、No)、第2認証情報が受信されたと判定された場合(SE22、Yes)にはSE23に移行する。
SE23において第1端末装置10の制御部は、上記SC12の処理と略同様の方法で、表示タイミングが到来したか否かを判定する。ここで、「表示タイミング」とは、第1ユーザがイベントの会場に入場する際に、認証に用いられる第1認証情報及び第2認証情報を表示するタイミングを意味する。そして、第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来するまで待機し(SE23、No)、表示タイミングが到来したと判定された場合(SE23、Yes)にはSE24に移行する。
SE24において第1端末装置10の制御部は、上記SC13の処理と略同様の方法で、SE21、SE22にて受信された第1認証情報及び第2認証情報をディスプレイに表示させ、その後制御処理を終了する。
図18に戻り、SE15において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報及び第2認証情報の取得方法については任意であるが、例えば、SE24においてディスプレイに表示された第1認証情報及び第2認証情報を、第1ユーザが、イベントの会場の入場口に設定されているリーダ端末である第2端末装置20にかざすことにより、情報提供装置30に送信する。一方、取得部32aは、第2端末装置20から送信された第1認証情報及び第2認証情報が受信されたかを監視しており、上記第1認証情報及び第2認証情報が受信された場合には第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定し、上記第1認証情報及び第2認証情報が受信されていない場合には第1認証情報及び第2認証情報が取得されていないと判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されるまで待機し(SE15、No)、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SE15、Yes)にはSE16に移行する。
SE16において情報提供装置30の制御部32は、SE15にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に基づいて、第1ユーザに対するイベントの会場への入場に関する処理(以下、「入場処理」と称する)を実行し、その後制御処理を終了する。
この入場処理の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態5では、以下に示す処理が実行される。すなわち、チケットDB33dに格納されているチケット情報の中に、SE15にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応するチケット情報が存在するか否かに基づいて入場の権限の有無を判定し、上記チケット情報が存在する場合には入場の権限があると判定し、上記チケット情報が存在しない場合には入場の権限がないと判定する。そして、上記判定結果を示す情報を第2端末装置20に送信して、当該第2端末装置20の出力部に対して当該情報を出力させる。ただし、これに限らず、例えば、SE15にて第1認証情報等を取得した先の第1端末装置10において上記判定結果を示す情報を報知する処理を行ってもよい。一例として、入場の権限がないと判定された場合には、第1端末装置10の電源をOFFに切り替え、撮像部を起動不可にし、又はスピーカからアラーム音を出力させてもよい。このような入場処理により、上記判定結果を示す情報を第1ユーザ又は第2ユーザに報知することが可能となる。
このような制御処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、入場処理を実行することができる。よって、入場処理が不正に実行されることを回避でき、イベントの入場確認を行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態5によれば、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、入場処理を実行する制御部32を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、入場処理を実行することができる。よって、入場処理が不正に実行されることを回避でき、イベントの入場確認を行う際のセキュリティを高めることができる。
〔実施の形態6〕
次に、実施の形態6について説明する。この実施の形態6は、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、後述する利用処理を行う形態である。ただし、この実施の形態6の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態5の構成と略同一であり、実施の形態5の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態5で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態6に係る情報処理システムの構成について説明する。図20は、実施の形態6に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図20に示すように、情報処理システム500は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態6では、レンタカー会社の顧客)によって所持されている端末装置であり、実施の形態5に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態6では、レンタカー会社)によって管理されている端末装置である。この第2端末装置20は、所定位置(例えば、レンタカー等において、外部からの情報を読み取り可能な装置)に設けられており、実施の形態5に係る第2端末装置20と略同様に構成され、通信部、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図21は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、各種の情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態5に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図21に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図21に示すように、予約DB33eは備えている。
予約DB33eは、レンタカーの予約内容を示す予約情報を格納する予約情報格納手段であり、実施の形態6では、第1認証情報、第2認証情報、予約情報、及び第1端末識別情報を相互に関連付けて格納している。
ここで、予約DB33eに格納される第1認証情報、第2認証情報、及び予約情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態6では、第1ユーザがレンタカー会社で会員登録した際に作成されたバーコード情報(具体的には、会員固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態6では、第1認証情報に紐づけられたバーコード情報(具体的には、第1認証情報の作成と同時に作成されるセキュリティコードを示す情報)として説明する。また、「予約情報」は、実施の形態6では、レンタカーの予約内容(例えば、レンタカーID、レンタル期間等)を示す情報として説明する。
(制御処理)
次に、このように構成された情報処理システム500によって実行される制御処理について説明する。
図22は、実施の形態6に係る情報提供装置30に関する制御処理のフローチャートである。図23は、実施の形態6に係る第1端末装置10に関する制御処理のフローチャートである。なお、実施の形態6に係る制御処理における図22、図23のSF12、SF14、SF15、SF21、SF22、及びSF24は、実施の形態5に係る制御処理における図18、図19のSE12、SE14、SE15、SE21、SE22、SE24とそれぞれ同様であるので、説明を省略する。
制御処理が起動されると、まず、図22に示すように、SF11において情報提供装置30の制御部32は、第1認証情報を送信する第1送信タイミングが到来したか否かを判定する。
この第1送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態6では、第1ユーザがレンタル会社で会員登録した後に作成又は取得された第1認証情報、第2認証情報、及び第1端末識別情報が予約DB33eに格納されてから所定時間が経過したか否かに基づいて判定し、上記所定時間が経過した場合には第1送信タイミングが到来したと判定し、上記所定時間が経過していない場合には第1送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、第1送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SF11、No)、第1送信タイミングが到来したと判定された場合(SF11、Yes)にはSF12に移行する。
また、SF13において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を送信する第2送信タイミングが到来したか否かを判定する。
この第2送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態6では、予約DB33eに格納された予約情報(具体的には、第1ユーザがレンタカーの予約をした後に予約DB33eに格納された予約情報)のうち、レンタル期間又はそれよりも所定時間前の時刻が到来している予約情報が存在するか否かに基づいて判定し、上記予約情報が存在する場合には第2送信タイミングが到来したと判定し、上記予約情報が存在しない場合には第2送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、第2送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SF13、No)、第2送信タイミングが到来したと判定された場合(SF13、Yes)にはSF14に移行する。
また、図23に示すように、SF23において第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来したか否かを判定する。ここで、「表示タイミング」とは、第1ユーザがレンタカーを利用する際に、認証に用いられる第1認証情報及び第2認証情報を表示するタイミングを意味する。そして、第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来するまで待機し(SF23、No)、表示タイミングが到来したと判定された場合(SF23、Yes)にはSF24に移行する。
図22に戻り、また、SF16において情報提供装置30の制御部32は、SF15にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に基づいて、第1ユーザがレンタカーを利用するための処理(以下、「利用処理」と称する)を実行し、その後制御処理を終了する。
この利用処理の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態6では、以下に示す処理が実行される。すなわち、予約DB33eに格納されている予約情報の中に、SF15にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応する予約情報が存在するか否かに基づいて利用の権限の有無を判定し、上記利用情報が存在する場合には利用の権限があると判定し、上記利用情報が存在しない場合には利用の権限がないと判定する。そして、上記判定結果を示す情報を第2端末装置20に送信して、当該第2端末装置20の出力部に対して当該情報を出力させる。ただし、これに限らず、例えば、SF15にて第1認証情報等を取得した先の第1端末装置10において上記判定結果を示す情報を報知する処理を行ってもよい。一例として、入場の権限がないと判定された場合には、第1端末装置10の電源をOFFに切り替え、撮像部を起動不可にし、又はスピーカからアラーム音を出力させてもよい。このような利用処理により、上記判定結果を示す情報を第1ユーザに報知することが可能となる。
このような制御処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、利用処理を実行することができる。よって、利用処理が不正に実行されることを回避でき、レンタカーの利用確認を行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態6によれば、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、利用処理を実行する制御部32を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、利用処理を実行することができる。よって、利用処理が不正に実行されることを回避でき、レンタカーの利用確認を行う際のセキュリティを高めることができる。
〔実施の形態7〕
次に、実施の形態7について説明する。この実施の形態7は、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、後述する入室処理を行う形態である。ただし、この実施の形態7の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態5の構成と略同一であり、実施の形態5の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態5で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態7に係る情報処理システムの構成について説明する。図24は、実施の形態7に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図24に示すように、情報処理システム600は、複数の第1端末装置10と、第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び第2端末装置20の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、第1ユーザ(実施の形態7では、不動産会社の社員)によって所持されている端末装置であり、実施の形態5に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。第2端末装置20は、第2ユーザ(実施の形態7では、不動産会社)によって管理されている端末装置である。この第2端末装置20は、所定位置(例えば、不動産会社が管理している物件(一例として、マンション等)の玄関口等)に設けられており、実施の形態5に係る第2端末装置20と略同様に構成され、通信部、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図25は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、各種の情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する情報提供システムである。実施の形態5に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図25に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図25に示すように、入室許可DB33fは備えている。
入室許可DB33fは、不動産会社が管理している物件(以下、「管理物件」と称する)の入室許可を示す入室許可情報を格納する入室許可情報格納手段であり、実施の形態7では、第1認証情報、第2認証情報、入室許可情報、及び第1端末識別情報を相互に関連付けて格納している。
ここで、入室許可DB33fに格納される第1認証情報、第2認証情報、及び入室許可情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態7では、第1ユーザが所持している認証カードに付されており、認証カードから取得可能なバーコード情報(具体的には、第1ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態7では、管理物件に対して割り当てられたバーコード情報(具体的には、管理物件固有のコードを示す情報)として説明する。また、「入室許可情報」は、実施の形態7では、入室許可を示す情報として説明する。
(制御処理)
次に、このように構成された情報処理システム600によって実行される制御処理について説明する。図26は、実施の形態7に係る情報提供装置30に関する制御処理のフローチャートである。図27は、実施の形態7に係る第1端末装置10に関する制御処理のフローチャートである。ここでは、第1ユーザが不動産会社から離れた場所にいる際に、管理物件の視察(一例として、内見等)に行くことが決まった場合に、第1ユーザが管理物件に入室可能となるように処理を行う例について説明する。
制御処理が起動されると、まず、図26に示すように、SG11において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を送信するタイミング(以下、「送信タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態7では、当該第1ユーザに対応する第1認証情報、当該管理物件に対応する第2認証情報、入室許可情報、及び第1端末識別情報が入室許可DB33fに格納されてから所定時間が経過したか否かに基づいて判定し(一例として、第1ユーザである不動産会社の社員が特定の管理物件の内見を行うことが決まった後において、不動産会社の管理者が、当該第1ユーザに対応する第1認証情報、当該管理物件に対応する第2認証情報、入室許可情報、及び第1端末識別情報を相互に関連付けて入室許可DB33fに格納した直後のタイミングであるか否かを判定し)、送信タイミングが到来したと判定し、上記所定時間が経過していない場合には送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SG11、No)、送信タイミングが到来したと判定された場合(SG11、Yes)にはSG12に移行する。
SG12において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を第1端末装置10に送信して、SG13に移行する。具体的には、SG11にて処理対象となった第2認証情報に、SE11にて処理対象となった第1端末識別情報を付加したもの送信する。
次に、図27に示すように、SG21において第1端末装置10の制御部は、第2認証情報が受信されたか否かを判定する。そして、第2端末装置20の制御部は、第2認証情報が受信されるまで待機し(SG21、No)、第2認証情報が受信されたと判定された場合(SG21、Yes)にはSG22に移行する。
SG22において第1端末装置10の制御部は、上記SC12の処理と略同様の方法で、表示タイミングが到来したか否かを判定する。ここで、「表示タイミング」とは、第1ユーザが管理物件に入室する際に、認証に用いられる第1認証情報及び第2認証情報を表示するタイミングを意味する。そして、第1端末装置10の制御部は、表示タイミングが到来するまで待機し(SG22、No)、表示タイミングが到来したと判定された場合(SG22、Yes)にはSG23に移行する。
SG23において第1端末装置10の制御部は、上記SC13の処理と略同様の方法で、所定方法で取得された第1認証情報(例えば、データ記録部又は撮像部にて取得された第1認証情報)とSG21にて受信された第2認証情報とをディスプレイに表示させ、その後制御処理を終了する。
図26に戻り、SG13において情報提供装置30の取得部32aは、上記SE15の処理と略同様の方法で、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されるまで待機し(SG13、No)、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SG13、Yes)にはSG14に移行する。
SG14において情報提供装置30の制御部32は、SG13にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に基づいて、第1ユーザが管理物件に入室するための処理(以下、「入室処理」と称する)を実行し、その後制御処理を終了する。
この入室処理の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態7では、以下に示す処理が実行される。すなわち、入室許可DB33fに格納されている入室許可情報の中に、SG13にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応する入室許可情報が存在するか否かに基づいて入室の権限の有無を判定し、上記入室許可情報が存在する場合には入室の権限があると判定し、上記入室許可情報が存在しない場合には入室の権限がないと判定する。ここで、上記入室の権限があると判定された場合には、第2端末装置20を介して管理物件の玄関扉に取り付けられた電気錠を解錠させることで、第1ユーザが管理物件に入室できる。一方、上記入室の権限がないと判定された場合には、その旨を示す情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に送信して第1端末装置10のディスプレイ又は第2端末装置20の出力部によって出力させることで、当該情報を第1ユーザに対して報知できる。
このような制御処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、入室処理を実行することができる。よって、入室処理が不正に実行されることを回避でき、管理物件の入室確認を行う際のセキュリティを高めることができる。なお、一層セキュリティを高めるために、第2認証情報を第1ユーザによって変えてもよい。例えば、管理物件Xの内見を行う場合、第1ユーザAに送られる第2認証情報と、第1ユーザBに送られる第2認証情報を変えることで、仮に第1ユーザBが第1ユーザAに送られた第2認証情報を何らかの方法で不正に取得した場合でも、当該第1ユーザBに送られる第2認証情報を取得しない限り、管理物件Xに入室することができないようにしてもよい。
(効果)
このように実施の形態7によれば、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、入室処理を実行する制御部32を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、入室処理を実行することができる。よって、入室処理が不正に実行されることを回避でき、管理物件の入室確認を行う際のセキュリティを高めることができる。
〔実施の形態8〕
次に、実施の形態8に係る情報提供システムについて説明する。この実施の形態8は、提供情報が後述のオーケー情報又はエラー情報であり、情報提供システムが第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行う形態である。ただし、この実施の形態8の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態8に係る情報処理システムの構成について説明する。図28は、実施の形態8に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図28に示すように、情報処理システム700は、複数の端末装置60と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の端末装置60と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−端末装置)
次に、端末装置60の構成について説明する。端末装置60は、ユーザ(実施の形態8では、商品の流通に関わる事業者(一例として、製造業者、卸売業者、小売業者等))によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図29は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、第1提供情報及び第2提供情報を端末装置60に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図29に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
ここで、情報提供装置30で取り扱われる第1認証情報、第2認証情報、第1対応情報、第2対応情報、第1提供情報、第2提供情報、及び順序情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態8では、ユーザが所持している認証カードに付されており、認証カードから取得可能なバーコード情報(具体的には、ユーザ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態8では、商品(物体)に付されており、商品から取得可能なバーコード情報(具体的には、商品固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第1対応情報」は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に第1認証情報と対応する情報であり、実施の形態8では、ユーザを特定するユーザ特定情報(具体的には、ユーザの連絡先(例えば、氏名、住所、電話番号、メールアドレス等)を示す情報)として説明する。また、「第2対応情報」は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に第2認証情報と対応する情報であり、実施の形態8では、商品価格情報として説明する。また、「第1提供情報」は、実施の形態8では、後述のオーケー情報として説明する。また、「第2提供情報」は、実施の形態8では、後述のエラー情報として説明する。また、「順序情報」は、商品がユーザに渡る順序を示す情報であり、実施の形態8では、商品の流通に関わる事業者の流通順序を示す情報(例えば、1番目:第1事業者、2番目:第2事業者、3番目:第3事業者、・・・、n番目:第n事業者を示す情報と、これら第1事業者から第n事業者の第1認証情報及び端末識別情報(具体的には、事業者毎に異なる第1認証情報及び端末識別情報)とを相互に関連付けたもの等)として説明する。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図29に示すように、第1対応DB33g、第2対応DB33h、及び順序DB33iを備えている。
第1対応DB33gは、第1対応情報を格納する対応情報格納手段であり、実施の形態8では、第1認証情報、第2認証情報、及び第1対応情報を相互に関連付けて格納している。
第2対応DB33hは、第2対応情報を格納する対応情報格納手段であり、実施の形態8では、第2認証情報及び第2対応情報を相互に関連付けて格納している。
順序DB33iは、順序情報を格納する順序情報格納手段であり、実施の形態8では、第2認証情報及び順序情報を相互に関連付けて格納されている。
(情報提供処理)
次に、このように構成された情報提供装置30によって実行される情報提供処理について説明する。
図30は、実施の形態8に係る情報提供処理のフローチャートである。情報提供処理は、概略的には、端末装置60に対して提供情報を提供する処理である。
情報提供処理が起動されると、まず、図30に示すように、SH1において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたか否かを判定する。
この第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態8では、SH1の処理開始から所定時間内に、第1認証情報のみ又は第2認証情報のいずれか一方が端末装置60から取得され、且つ他の認証情報が取得されていないか否かに基づいて判定し、第1認証情報のみ又は第2認証情報のいずれか一方が取得され、且つ他の認証情報が取得されていない場合には、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたと判定し、第1認証情報のみ又は第2認証情報のいずれか一方が取得されず、又は他の認証情報が取得された場合には、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されなかったと判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたと判定された場合(SH1、Yes)にはSH2に移行し、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたと判定されなかった場合(SH1、No)にはSH3に移行する。
SH2において情報提供装置30の制御部32は、第1対応情報又は第2対応情報を端末装置60に対して提供し、その後SH1に移行する。
この第1対応情報又は第2対応情報の提供方法については任意であるが、実施の形態8では、以下の通りとなる。すなわち、SH1にて第1認証情報が取得された場合には、第1対応DB33gに格納されている第1対応情報のうち、当該取得された第1認証情報に対応する第1対応情報を抽出し、SH1にて取得された第1認証情報に付加された端末識別情報を当該抽出した第1対応情報に付加したものを送信することにより、提供する。また、SH1にて第2認証情報が取得された場合には、第2対応DB33hに格納されている第2対応情報のうち、当該取得された第2認証情報に対応する第2対応情報を抽出し、SH1にて取得された第2認証情報に付加された端末識別情報を当該抽出した第2対応情報に付加したものを送信することにより、提供する。これにより、端末装置60においてSH2にて提供された第1対応情報(例えば、「ユーザの氏名=山田太郎、ユーザの住所=東京都港区△△△、ユーザの電話番号=090−〇〇〇−×××、ユーザのメールアドレス=×××@〇〇〇.cо.jp」を示すユーザ特定情報)又は第2対応情報(「1000円」を示す商品価格情報)をディスプレイに表示することにより、ユーザに対して第1対応情報又は第2対応情報を提示でき、ユーザが第1対応情報又は第2対応情報の内容を確認できる。
SH3において情報提供装置30の取得部32aは、上記SA3の処理と略同様の方法で、端末装置60から送信された第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SH3、Yes)にはSH4に移行し、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定されなかった場合(SH3、No)にはSH1に移行する。
SH4において情報提供装置30の制御部32は、SH3にて取得した第1認証情報及び第2認証情報の取得先であるユーザが順序通りのユーザであるか否かを判定する。
この順序通りのユーザであるか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態8では、以下の通りに判定する。すなわち、順序DB33iに格納されている順序情報のうち、SH3にて取得した第2認証情報に対応する順序情報を特定し、当該特定した順序情報に含まれる第1認証情報のうち順序通りの第1認証情報がSH3にて取得した第1認証情報と一致するか否かに基づいて判定し、上記SH3にて取得した第1認証情報と一致する場合には上記順序通りのユーザであると判定し、上記SH3にて取得した第1認証情報と一致しない場合には上記順序通りのユーザでないと判定する。ここで、「当該特定した順序情報に含まれる第1認証情報のうち順序通りの第1認証情報」とは、実施の形態8では、当該特定した順序情報に含まれる第1認証情報のうち、後述の確認情報が取得されていないユーザの第1認証情報であり、且つ最も若い順位の第1認証情報が該当する。
例えば、SH3にて取得した第2認証情報に対応する順序情報=1番目の事業者A(第1認証情報=0001)、2番目の事業者B(第1認証情報=0002)、3番目の事業者C(第1認証情報=0003)を示す場合において、SH3にて最初に取得した第1認証情報=0001である場合には、1番目の事業者Aの第1認証情報と一致するので、上記順序通りのユーザであると判定される。一方で、SH3にて最初に取得した第1認証情報=0002である場合には、1番目の事業者Aの第1認証情報と一致しないので、上記順序通りのユーザでないと判定される。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、上記順序通りのユーザであると判定された場合(SH4、Yes)にはSH5に移行し、上記順序通りのユーザでないと判定された場合(SH4、No)にはSH9に移行する。
SH5において情報提供装置30の提供部32cは、SH4にて順序通りのユーザであると判定された旨を示すオーケー情報を第1提供情報として端末装置60に対して提供する。具体的には、SH3にて取得された第1認証情報又は第2認証情報に付加された端末識別情報を第1提供情報に付加したものを送信することにより、提供する。これにより、例えば、端末装置60がSH5にて提供された第1提供情報を受信した後、ディスプレイの画面上に生成された提供表示領域に当該第1提供情報(例えば、「あなたは、順序通りのユーザです」を示すオーケー情報)を表示させることにより、当該第1提供情報をユーザに対して提示できる。
SH6において情報提供装置30の取得部32aは、SH5にて提供情報を提供した端末装置60から確認情報が取得されたか否かを判定する。ここで、「確認情報」とは、端末装置60において第1提供情報の受信が確認された旨を示す情報である。そして、情報提供装置30の取得部32aは、上記確認情報が取得されたと判定されるまで待機し(SH6、No)、上記確認情報が取得されたと判定された場合(SH6、Yes)にはSH7に移行する。なお、実施の形態8では、上記取得された確認情報と、上記確認情報に付加された第1認証情報とを、順序DB33iに格納されている順序情報のうち、当該確認情報と対応する順序情報と別途関連付けて格納される。
ここで、端末装置60において確認情報を送信する方法については任意であるが、例えば、SH5にて提供された第1提供情報を受信した後に、ディスプレイの画面上に生成した提供表示領域に第1提供情報を表示させると共に、確認情報を送信するための送信ボタンを表示させ、当該送信ボタンがタッチパッドを介して受け付けられると、確認情報を端末識別情報に付加したもの送信してもよい。
なお、実施の形態8では、端末装置60において確認情報が送信された後に、端末装置60のユーザが次順のユーザに対して商品を送ることにより、当該商品が次順のユーザに渡されることになる(ただし、最後のユーザは商品を他のユーザに送る必要はない)。ここで、実施の形態8では、上記端末装置60のユーザが次順のユーザに対して商品を送る際には、商品に追加の第2認証情報が付されることなく送ることになるが、これに限らない。例えば、SH5において第1提供情報と併せて新規の第2認証情報(例えば、最初から商品に付されている第2認証情報とは異なる第2認証情報であると共に、SH5の処理が実行される毎に異なる内容を示す第2認証情報)を端末装置60に対して提供し、端末装置60においてこの新規の第2認証情報が受信され後に、印刷等を用いて当該新規の第2認証情報を追加で商品に付し、当該付した商品を次順のユーザに対して送るようにしてもよい。そして、SH3において第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する場合には、第1認証情報と、商品に付されているすべての第2認証情報(すなわち、最初から商品に付されている第2認証情報と、追加で付された新規の第2認証情報)とが取得されたか否かに基づいて判定するようにしてもよい。これにより、商品がユーザに渡される毎に新規の第2認証情報が順次増えていくことになるため、これに関連する作業等を要することになるものの、SH3の処理を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。
SH7において情報提供装置30の制御部32は、対象とするユーザ全てに対して商品が渡り終えたか否かを判定する。
この商品が渡り終えたか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態8では、SH6にて取得された第1認証情報に対応する順序情報について、当該順序情報に含まれる第1認証情報のすべてと、順序DB33iにおいて当該順序情報と別途関連付けて格納された第1認証情報のすべてとが一致するか否かを判定し、上記一致すると判定された場合には商品が渡り終えたと判定し、上記一致しないと判定された場合には商品が渡り終えていないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、商品が渡り終えたと判定された場合(SH7、Yes)にはSH8に移行し、商品が渡り終えていないと判定された場合(SH7、No)にはSH1に移行する。
SH8において情報提供装置30の制御部32は、商品が渡り終えた旨を示す完了情報を端末装置60に対して送信し、その後SH1に移行する。具体的には、SH7において処理対象となった順序情報に含まれる第1認証情報に対応する端末装置60のすべてに対して完了情報を送信する。
これにより、例えば、情報提供装置30において商品が渡されるべきすべてのユーザ(第1事業者から第n事業者)の端末装置60から確認情報が受信された場合には、当該端末装置60の各々に対して完了情報(例えば、「商品が渡り終えました」を示す情報等)を送信してディスプレイに表示させることにより、当該ユーザの各々に対して完了情報を提示でき、商品が当該ユーザ間で渡り終えたことを当該ユーザの各々が確認できる。一方で、情報提供装置30において商品が渡されるべきユーザの一部の端末装置60のみから確認情報が受信されている場合には、完了情報が送信されないので、商品が渡されるべきすべてのユーザの端末装置60から確認情報が受信されるまで、SH1からSH7、後述するSH9からSH11の処理が繰り返し行われることになる。
SH9において情報提供装置30の提供部32cは、SH4にて順序通りのユーザでないと判定された旨を示すエラー情報を第2提供情報として端末装置60に対して提供する。具体的には、SH3にて取得された第1認証情報又は第2認証情報に付加された端末識別情報を第2提供情報に付加したものを送信することにより、提供する。これにより、例えば、端末装置60がSH9にて提供された第2提供情報を受信した後、ディスプレイの画面上に生成された提供表示領域に当該第2提供情報(例えば、「あなたは、順序通りのユーザではないです」を示すエラー情報)を表示させることにより、当該第2提供情報をユーザに対して提示できる。
このようなSH3からSH9の処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、第1提供情報又は第2提供情報を端末装置60に対して提供することができる。よって、事業者間での商品の流通が不正に実行されることを回避でき、当該商品の流通を行う際のセキュリティを高めることができる。
SH10において情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報(具体的には、第1対応情報又は第2対応情報に関する編集対象対応情報と、第1対応情報又は第2対応情報の編集を指示する指示情報))が取得されたか否かを判定する。
この編集対象対応情報の取得方法については任意であるが、例えば、SH3にて取得された第1認証情報又は第2認証情報に編集対象対応情報が付加されている場合には、当該第1認証情報又は第2認証情報から取得してもよく、又は、SH10の開始から所定時間内に編集対象対応情報を受信することにより取得してもよい。
ここで、端末装置60から編集対象対応情報を情報提供装置30に送信する方法については任意であるが、例えば、編集対象対応情報のディスプレイの画面上に生成された編集表示領域に、タッチパッドを介して入力されたユーザ特定情報又は商品価格情報を表示し、タッチパッドを介して所定操作が行われることにより当該ユーザ特定情報又は商品価格情報を編集対象提供情報として特定して送信してもよい。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、編集対象対応情報が取得されたと判定された場合(SH10、Yes)にはSH11に移行し、編集対象対応情報が取得されていないと判定された場合(SH10、No)にはSH1に移行する。
SH11において情報提供装置30の編集部32bは、対応情報の編集(具体的には、第1対応情報又は第2対応情報の編集)を実行する。その後、SH1に移行して、以降同様に、SH1からSH11の処理を繰り返す。
この対応情報の編集方法については任意であるが、実施の形態4では、第1対応情報の編集を行う場合には、第1対応DB33gに格納されている第1対応情報のうち、SH10にて取得された編集対象対応情報に付加された第1認証情報及び第2認証情報に対応する第1対応情報を特定し、当該特定してから所定時間経過後に(又は当該特定後すぐに)SH10にて取得された編集対象対応情報を当該特定した第1対応情報に置き換えて格納することにより、編集する(なお、第2対応情報の編集を行う場合についても略同様とする)。例えば、編集対象対応情報(ユーザ特定情報のユーザの氏名を示す情報)=山田一郎であり、第1認証情報に対応する対応情報(ユーザ特定情報のユーザの氏名を示す情報)=山田太郎である場合には、第1認証情報に対応する提供情報=山田一郎に置き換えて第1対応DB33gに格納される。
このようなSH9からSD11の処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を実行することができる。よって、対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態8によれば、取得部32aによって第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を端末装置60を介して行うことを可能にする編集部32bを備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、対応情報の編集を行うことができる。よって、対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報の使用性を高めることができる。
〔実施の形態9〕
次に、実施の形態9について説明する。この実施の形態9は、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、後述する更新処理を行う形態である。ただし、この実施の形態9の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態5の構成と略同一であり、実施の形態5の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態5で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態9に係る情報処理システムの構成について説明する。図31は、実施の形態9に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図31に示すように、情報処理システム800は、複数の第1端末装置10と、複数の第2端末装置20と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の第1端末装置10及び複数の第2端末装置20の各々と情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−第1端末装置)
次に、第1端末装置10の構成について説明する。第1端末装置10は、ユーザ(実施の形態9では、電子絵画を購入したユーザ(以下、「絵画購入ユーザ」と称する))によって所持されている端末装置であり、実施の形態5に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置)
次に、第2端末装置20の構成について説明する。
第2端末装置20は、第1端末装置10のユーザによって管理されている端末装置である。
この第2端末装置20は、所定位置(例えば、部屋の壁等)に設けられており、例えば公知のデジタルフォトフレーム等を用いて構成され、通信部、表示部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−第2端末装置−通信部)
通信部は、情報提供装置30との相互間で通信を行うための通信手段であり、有線通信網や移動体無線通信網を用いて通信を行う公知の通信手段を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−表示部)
表示部は、後述する絵画情報を表示する表示手段であり、例えば液晶ディスプレイや有機ELディスプレイの如きフラットパネルディスプレイ等の公知の表示手段等を用いて構成されている。
(構成−第2端末装置−制御部)
制御部は、第2端末装置20を制御する制御手段である。
(構成−第2端末装置−データ記録部)
データ記録部は、第2端末装置20の動作に必要なプログラム及び各種のデータを記録する記録手段である。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図32は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、各種の情報を第1端末装置10又は第2端末装置20に対して提供する情報提供システムである。実施の形態5に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図32に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている(ただし、制御部32の編集部32b及び提供部32cは省略されている)。
ここで、情報提供装置30で取り扱われる第1認証情報、第2認証情報、絵画情報、及び絵画種別情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態9では、電子絵画自体を示す情報(具体的には、端末装置等で撮像された電子絵画の画像情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態9では、電子絵画を更新する権限(以下、「絵画更新権」と称する)に付されたバーコード情報(具体的には、絵画更新権固有のコードを示す情報)として説明する。また、「絵画情報」は、電子絵画を示す絵画情報であり、実施の形態9では、正規販売されている電子絵画の画像情報として説明する。また、「絵画種別情報」は、電子絵画の種別を示す情報であり、実施の形態9では、電子絵画のグレード別、作者別、又は作成時期別を示す情報として説明する。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図32に示すように、絵画DB33j及び絵画更新権DB33kは備えている。
絵画DB33jは、絵画情報を格納する絵画情報格納手段であり、実施の形態9では、絵画情報及び絵画種別情報を相互に関連付けて格納している。
絵画更新権DB33kは、絵画更新権情報を格納する絵画更新権情報格納手段であり、実施の形態9では、絵画更新権情報、第2認証情報、第1端末識別情報、及び第2端末装置20を一意に識別する端末識別情報(以下、「第2端末識別情報」と称する)を相互に関連付けて格納している。
(制御処理)
次に、このように構成された情報処理システム800によって実行される制御処理について説明する。
図33は、実施の形態9に係る情報提供装置30に関する制御処理のフローチャートである。図34は、実施の形態9に係る第1端末装置10に関する制御処理のフローチャートである。なお、この制御処理の前提については、実施の形態9では、第2端末装置20には絵画情報が既に保存されているものとして説明する。
制御処理が起動されると、まず、図33に示すように、SI11において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を送信するタイミング(以下、「第1送信タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この第1送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態9では、ユーザが絵画更新権を購入した後に、外部装置又は操作部を介して絵画更新権情報、第2認証情報、第1端末識別情報、及び第2端末識別情報が取得されて絵画更新権DB33kに格納されてから所定時間が経過したか否かに基づいて判定し、上記所定時間が経過した場合には第1送信タイミングが到来したと判定し、上記所定時間が経過していない場合には第1送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、情報提供装置30の制御部32は、第1送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SI11、No)、第1送信タイミングが到来したと判定された場合(SI11、Yes)にはSI12に移行する。
SI12において情報提供装置30の制御部32は、第2認証情報を第1端末装置10に送信して、SI13に移行する。具体的には、SI11にて処理の対象となった第2認証情報にSI11にて処理の対象となった第2端末識別情報を付加したものを送信する。
次に、図34に示すように、SI21において第1端末装置10の制御部は、第2認証情報が受信されたか否かを判定する。そして、第1端末装置10の制御部は、第2認証情報が受信されるまで待機し(SI21、No)、第2認証情報が受信されたと判定された場合(SI21、Yes)にはSI22に移行する。
SI22において第1端末装置10の制御部は、第1認証情報を取得する。この第1認証情報の取得方法については任意であるが、例えば、ユーザによって管理されている第2端末装置20の表示部に表示された絵画情報を撮像部によって撮像することによって取得してもよい。なお、実施の形態9では、SI21の処理後にSI22が行われると説明したが、これに限らず、例えば、SI21の処理前にSI22が行われてもよい。
SI23において第1端末装置10の制御部は、第1認証情報及び第2認証情報を送信するタイミング(以下、「第2送信タイミング」と称する)が到来したか否かを判定する。
この第2送信タイミングが到来したか否かの判定方法については任意であるが、実施の形態9では、SI22の処理が実行されてから所定時間が経過した否かに基づいて判定し、上記所定時間が経過した場合には第2送信タイミングが到来したと判定し、上記所定時間が経過していない場合には第2送信タイミングが到来していないと判定する。
そして、第1端末装置10の制御部は、第2送信タイミングが到来したと判定されるまで待機し(SI23、No)、第2送信タイミングが到来したと判定された場合(SI23、Yes)にはSI24に移行する。
SI24において第1端末装置10の制御部は、第1認証情報及び第2認証情報を情報提供装置30に送信して、制御処理を終了する。具体的には、第1認証情報及び第2認証情報にSI21にて受信された第2認証情報に付加された第2端末識別情報を付加したものを送信する。
図33に戻り、SI13において情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたか否かを判定する。そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されるまで待機し(SI13、No)、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SI13、Yes)にはSI14に移行する。
SI14において情報提供装置30の制御部32は、SI13にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に基づいて、第2端末装置20に対して絵画情報を更新するための処理(以下、「更新処理」と称する)を実行し、その後制御処理を終了する。
この更新処理の具体的な処理内容については任意であるが、実施の形態9では、以下に示す処理が実行される。すなわち、絵画更新権DB33kに格納されている絵画更新権情報の中に、SI13にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応する絵画更新権情報が存在するか否かに基づいて絵画情報を更新するか否かを判定し、上記絵画更新権情報が存在する場合には絵画情報を更新すると判定し、上記絵画更新権情報が存在しない場合には絵画情報を更新しないと判定する。ここで、上記絵画情報を更新すると判定された場合には、絵画DB33jに格納されている絵画情報の中からSI13にて取得された第1認証情報に対応する絵画情報を特定した後、絵画DB33jに格納されている絵画種別情報の中から当該特定した絵画情報に対応する絵画種別情報を特定する。次いで、絵画DB33jに格納されている絵画情報の中から、上記特定した絵画情報とは異なる他の絵画情報であって、上記特定した絵画種別情報に対応する他の絵画情報を特定する。そして、SI13にて取得された第1認証情報又は第2認証情報に付加された第2端末識別情報に対応する第2端末装置20に対して、上記他の絵画情報を更新すべき絵画情報として送信する。これにより、上記第2端末装置20において、上記他の絵画情報を受信して表示部に出力することにより、絵画情報の更新を行うことが可能となる。一方で、上記絵画情報を更新しないと判定された場合には、その旨を示す情報を第1端末装置10(又は上記第2端末装置20)に送信して第1端末装置10のディスプレイによって出力させることで、当該情報をユーザに対して報知できる。
このような制御処理により、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、更新処理を実行することができる。よって、更新処理が不正に実行されることを回避でき、絵画の更新を行う際のセキュリティを高めることができる。
(効果)
このように実施の形態9によれば、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、更新処理を実行する制御部32を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、更新処理を実行することができる。よって、更新処理が不正に実行されることを回避でき、絵画の更新を行う際のセキュリティを高めることができる。
〔実施の形態10〕
次に、実施の形態10に係る情報提供システムについて説明する。この実施の形態10は、提供情報が後述の第3画像情報であり、情報提供システムが、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報の提供を行う形態である。ただし、この実施の形態10の構成は、特記する場合を除いて、実施の形態1の構成と略同一であり、実施の形態1の構成と略同一の構成についてはこの実施の形態1で用いたものと同一の符号及び/又は名称を必要に応じて付して、その説明を省略する。
(構成)
最初に、実施の形態10に係る情報処理システムの構成について説明する。図35は、実施の形態10に係る情報処理システムを概念的に示す図である。図35に示すように、情報処理システム900は、複数の端末装置60と、情報提供装置30とを備えており、これら複数の端末装置60の各々と、情報提供装置30とはネットワーク2を介して相互に通信可能に接続されている。
(構成−端末装置)
次に、端末装置60の構成について説明する。端末装置60は、ユーザ(実施の形態10では、イベントの参加者(一例として、コンサートの観客等))によって所持されている端末装置であり、実施の形態1に係る第1端末装置10と略同様に構成されており、通信部、タッチパッド、ディスプレイ、スピーカ、撮像部、制御部、及びデータ記録部を備えている(いずれも図示省略)。
(構成−情報提供装置)
次に、情報提供装置30の構成について説明する。図36は、情報提供装置30の電気的構成を示したブロック図である。情報提供装置30は、提供情報を端末装置60に対して提供する情報提供システムであり、実施の形態1に係る情報提供装置30と略同様に構成されており、図36に示すように、通信部31、制御部32、及びデータ記録部33を備えている。
ここで、情報提供装置30で取り扱われる第1認証情報、第2認証情報、第1対応情報、第2対応情報、及び提供情報の詳細について説明する。
まず、「第1認証情報」は、実施の形態10では、ユーザが所持しているイベントグッズ(例えば、うちわ)に付されており、イベントグッズから取得可能なバーコード情報(具体的には、イベントグッズ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第2認証情報」は、実施の形態10では、第1認証情報とは異なるバーコード情報であって、上記イベントグッズに付されており、イベントグッズから取得可能なバーコード情報(具体的には、イベントグッズ固有のコードを示す情報)として説明する。また、「第1対応情報」は、第1認証情報と対応する情報であり、実施の形態10では、イベントの参加者が行う第1のアクションを示す第1画像を特定する第1画像情報)として説明する。また、「第2対応情報」は、第2認証情報と対応する情報であり、実施の形態10では、第1のアクションとは異なる第2のアクションであって、イベントの参加者が行う第2のアクションを示す第2画像を特定する第2画像情報)として説明する。また、「提供情報」は、実施の形態10では、第1のアクション及び第2のアクションとは異なる第3のアクションであって、イベントの参加者が行う第3のアクションを示す第3画像を特定する第3画像情報)として説明する。
(構成−情報提供装置−データ記録部)
また、データ記録部33は、図36に示すように、第1対応DB33l、第2対応DB33m、及び提供DB33nを備えている。
第1対応DB33lは、第1対応情報を格納する第1対応情報格納手段であり、実施の形態10では、第1認証情報及び第1対応情報を相互に関連付けて格納している。
第2対応DB33mは、第2対応情報を格納する第2対応情報格納手段であり、実施の形態10では、第2認証情報及び第2対応情報を相互に関連付けて格納している。
提供DB33nは、提供情報を格納する提供情報格納手段であり、実施の形態10では、第1認証情報、第2認証情報、及び提供情報を相互に関連付けて格納している。
(情報提供処理)
次に、このように構成された情報提供装置30によって実行される情報提供処理について説明する。
図37は、実施の形態10に係る情報提供処理のフローチャートである。情報提供処理は、概略的には、端末装置60に対して提供情報を提供する処理である。
情報提供処理が起動されると、まず、図37に示すように、SJ1において情報提供装置30の取得部32aは、SH1の処理と略同様の方法で、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが端末装置60から取得されたか否かを判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたと判定された場合(SJ1、Yes)にはSJ2に移行し、第1認証情報又は第2認証情報のいずれか一方のみが取得されたと判定されなかった場合(SJ1、No)にはSJ3に移行する。
SJ2において情報提供装置30の制御部32は、SH2の処理と略同様の方法で、第1対応情報又は第2対応情報を端末装置60に対して提供し、その後SJ1に移行する。これにより、端末装置60においてSJ2にて提供された第1対応情報(第1のアクションを示す第1画像情報)又は第2対応情報(第2のアクションを示す第2画像情報)をディスプレイに表示することにより、ユーザに対して第1対応情報又は第2対応情報を提示でき、ユーザが第1対応情報又は第2対応情報を見ながら第1のアクション又は第2のアクションを行うことができる。
SJ3において情報提供装置30の取得部32aは、SA3の処理と略同様の方法で、第1認証情報及び第2認証情報が端末装置60から取得されたか否かを判定する。
そして、情報提供装置30の取得部32aは、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定された場合(SJ3、Yes)にはSJ4に移行し、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたと判定されなかった場合(SJ3、No)にはSJ1に移行する。
SJ4において情報提供装置30の提供部32cは、SA8の処理と略同様の方法で、提供情報を端末装置に対して提供する。その後、SJ1に移行して、以降同様に、SJ1からSJ4の処理を繰り返す。これにより、端末装置60においてSJ4にて提供された提供情報(第3のアクションを示す第3画像情報)をディスプレイに表示することにより、ユーザに対して提供情報を提示でき、ユーザが提供情報を見ながら第3のアクションを行うことができる。
以上のような情報提供処理により、情報処理システム900のセキュリティを高めながら、端末装置60に対して提供情報を提供することができる。
(効果)
このように実施の形態10によれば、取得部32aによって第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。
〔III〕実施の形態に対する変形例
以上、本発明に係る実施の形態について説明したが、本発明の具体的な構成及び手段は、特許請求の範囲に記載した各発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。以下、このような変形例について説明する。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(分散や統合について)
上述した各電気的構成要素は機能概念的なものであり、必ずしも物理的に図示の如く構成されていることを要しない。すなわち、各部の分散や統合の具体的形態は図示のものに限られず、その全部または一部を、各種の負荷や使用状況などに応じて、任意の単位で機能的または物理的に分散又は統合して構成できる。本出願における「システム」とは、複数の装置によって構成されたものに限定されず、単一の装置によって構成されたものを含む。また、本出願における「装置」とは、単一の装置によって構成されたものに限定されず、複数の装置によって構成されたものを含む。例えば、情報提供装置30を、相互に通信可能に構成された複数の装置に分散して構成し、これら複数の装置の一部に制御部32を設けると共に、これら複数の装置の他の一部にデータ記録部33を設けてもよい。
(形状、数値、構造、時系列について)
実施の形態や図面において例示した構成要素に関して、形状、数値、又は複数の構成要素の構造若しくは時系列の相互関係については、本発明の技術的思想の範囲内において、任意に改変及び改良することができる。
(情報処理システムの適用について)
上記実施の形態2では、情報処理システム100が、ペットの飼い主である第3ユーザの第3ユーザ連絡先情報を提供情報として、この提供情報の提供及び編集を行うことに適用されると説明したが、これに限らない。例えば、第3端末装置40を所持する第3ユーザの登録個人情報(例えば、氏名、住所、電話番号(自宅の電話番号)、メールアドレス)を提供情報として、この提供情報の提供及び編集を行うことに適用されてもよい。
一例として、第3端末装置40を所持する第3ユーザが電車の乗客であり、第1端末装置10を所持する第1ユーザが第3ユーザ以外の電車の乗客であり、第2端末装置20を所持する第2ユーザが駅員である場合において、第3ユーザが第3端末装置40を電車で落とした後に、第1ユーザが第3端末装置40を拾った場合には、その旨を第3ユーザに対して通知するために、以下の情報提供処理が行われる。すなわち、まず、第1ユーザが拾った第3端末装置40を駅の「忘れ物サービスセンター」にいる第2ユーザに対して渡すと、第2ユーザが第2端末装置20の撮像部によって第3端末装置40に貼られた第1認証情報(第1ユーザ固有のコードを示すQRコード)と第3認証情報(第2ユーザ固有のコードを示すQRコード)を撮像して情報提供装置30に送信する。次に、SB7において情報提供装置30は、第2端末装置20から第1認証情報及び第3認証情報を取得すると、SB8において提供情報を第2端末装置20に対して提供する。これにより、第2ユーザが情報提供装置30から提供された提供情報の電話番号、メールアドレスを用いて第3ユーザに連絡することができ、第3ユーザが第3端末装置40を落としたか否かを確認できる。
また、第3ユーザが提供情報を編集する場合には、以下の情報提供処理が行われる。すなわち、まず、第3ユーザが、所定方法(例えば、第2端末装置20の撮像部又はタッチパッドを介して取得する等)により第1認証情報と第2認証情報(第3ユーザ固有のコードを示すQRコード)とを取得して情報提供装置30に向けて送信すると、SB3において情報提供装置30は、第1認証情報及び第2認証情報を取得する。次に、SB4において情報提供装置30は、提供情報を第3端末装置40に送信した後に、SB5において第3端末装置40で作成された編集対象提供情報を取得すると、SB6において当該編集対象提供情報に基づいて提供情報の編集を行う。なお、上述した説明では、SB3において第1認証情報及び第2認証情報を取得した後にSB4が実行されると説明したが、これに限らない。例えば、第2認証情報があらかじめ設定されているパスワード情報である場合であり、且つ第3端末装置40を一義的に特定できる場合には、第3ユーザが第3端末装置40を用いて専用サイトに第2認証情報を入力して送信することにより、SB3において第1認証情報を取得することなく、第2認証情報を取得したことだけで、SB4が実行されてもよい。
また、上記実施の形態5では、情報処理システム400が、イベントの会場の入場管理に適用されていると説明したが、これに限らず、例えば、学校等の入校管理、職場での出勤管理に適用されてもよい。
(端末装置について)
上記実施の形態1、2、3、4、5、6、7では、第2端末装置20の設置数が1つであると説明したが、これに限らず、2つ以上であってもよい。
また、上記実施の形態1から10では、各種の端末装置が、撮像部を備えていると説明したが、これに限らず、例えば、撮像部に代えて、QRコード情報又はバーコード情報を読み込むことが可能なリーダ部を備えてもよい。
(絵画DBについて)
上記実施の形態9では、絵画DB33jが、絵画情報及び絵画種別情報を格納していると説明したが、これに限らず、例えば、絵画情報に代えて、又はさらに加えて電子絵画のサイズを示す絵画サイズ情報を格納してもよい。
(情報提供処理について)
上記実施の形態1、2、4、8では、編集部32bが、第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を行うと説明したが、これに限らない。例えば、識別性を高めるために、第1認証情報及び第2認証情報に加えて、第1認証情報及び第2認証情報とは異なる少なくとも1つ以上の他の認証情報(一例として、端末識別情報)が取得されたことを条件として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を行ってもよい。
また、上記実施の形態1、2、4、8では、編集部32bが、第1認証情報と第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供すると説明したが、これに限らない。例えば、セキュリティ性又は識別性を高めるために、第1認証情報及び第3認証情報に加えて、第1認証情報及び第3認証情報とは異なる少なくとも1つ以上の他の認証情報(一例として、端末識別情報)が取得されたことを条件として、提供情報を提供してもよい。
また、上記実施の形態5では、SE12において、情報提供装置30の制御部32は、SE11にてチケットDB33dに格納された第1認証情報をそのまま送信すると説明したが、これに限らない。例えば、情報提供装置30の制御部32は、チケットDB33dに格納された第1認証情報のコードを所定方法で変換し、当該変換された第1認証情報を送信してもよい(なお、SE14の処理、及び実施の形態6、7、9の各種の認証情報の送信についても略同様とする)。この「所定方法」とは、例えば、情報提供装置30の制御部32が自動的に変換する方法、又は他の端末装置を介して受け付けられたコード情報を変換された第1認証情報とする方法等が該当する。これにより、情報処理システムのセキュリティを高めることができる。
また、上記実施の形態3では、SC22において、引渡処理のみが実行されるが、これに限らない。例えば、引渡処理に加えて、引渡処理が行われた旨を示す完了情報と、SC21にて取得された第1認証情報及び第2認証情報と、SC21から取得された第1認証情報又は第2認証情報に基づいて取得された端末識別情報とを含むログ情報は、第2端末装置20又は情報提供装置30のデータ記録部に格納されてもよい。この場合において、例えば、所定のタイミング(一例として、ログ情報の送信を指示する信号が受信されたタイミング等)が到来した場合には、第2端末装置20又は情報提供装置30のデータ記録部に格納されたログ情報は、外部装置(一例として、第1端末装置10等)に送信してもよい(なお、実施の形態5のSE16、実施の形態6のSF16、実施の形態7のSG14、及び実施の形態9のSI14についても略同様とする)。
また、上記実施の形態9では、SI14の更新処理において、絵画更新権DB33kに格納されている絵画更新権情報の中に、SI13にて取得された第1認証情報及び第2認証情報に対応する絵画更新権情報が存在するか否かのみに基づいて絵画情報を更新するか否かを判定すると説明したが、これに限らない。例えば、上記絵画更新権情報が存在するか否かの判定に加えて、SI13にて取得された第2認証情報に基づいて、第2認証情報の電子絵画の真贋を判定することに基づいて、絵画情報を更新するか否かを判定してもよい。この真贋の判定方法は任意であるが、例えばAIに本物と贋作の絵画の画像情報及びその真贋情報を教師データとして蓄積し、この教師データを用いて判定してもよい。
(付記)
付記1の情報提供システムは、端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムであって、前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段であり、前記第1認証情報は、対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報である、前記取得手段と、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記対応情報の少なくともいずれか一方の編集を前記端末装置を介して行うことを可能にする編集手段と、を備える。
付記2の情報提供システムは、付記1に記載の情報提供システムにおいて、前記第1認証情報は、動物又は物体から取得可能な情報である。
付記3の情報提供システムは、付記1又は2に記載の情報提供システムにおいて、前記編集手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第2認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記対応情報の少なくともいずれか一方の編集を行うことを可能にする。
付記4の情報提供システムは、付記1から3のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、前記取得手段によって前記第1認証情報と、前記第1認証情報及び前記第2認証情報とは異なる前記認証情報である第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を前記端末装置に対して提供する提供手段を備える。
付記5の情報提供システムは、付記4に記載の情報提供システムにおいて、前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を提供する。
付記6の情報提供システムは、付記4又は5に記載の情報提供システムにおいて、前記対応情報は、前記第3認証情報の保有先を示す保有先情報を含み、前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記保有先情報を前記端末装置に対して提供する。
付記7の情報提供システムは、付記1から6のいずれか一項に記載の情報提供システムにおいて、前記認証情報は、QRコード情報又はバーコード情報を含む。
付記8の情報提供プログラムは、端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムに実行させるための情報提供プログラムであって、コンピュータを、前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段であり、前記第1認証情報は、対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報である、前記取得手段と、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記対応情報の少なくともいずれか一方の編集を前記端末装置を介して行うことを可能にする編集手段と、として機能させる。
(付記の効果)
付記1に記載の情報提供システム、及び付記8に記載の情報提供プログラムによれば、取得手段によって第1認証情報と第2認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を端末装置を介して行うことを可能にする編集手段を備えるので、第1認証情報及び第2認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の編集を行うことができる。よって、提供情報又は対応情報が不正に編集されることを回避でき、当該編集を行う際のセキュリティを高めることが可能となる。また、第1認証情報が、単独で人にとって意味をなす対応情報を提供することを可能にする情報であるので、上記編集を行う際の認証に用いられること以外の様々な用途に利用することができる。例えば、対応情報が第1認証情報以外の他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを容易にする情報として機能する場合には、当該他の認証情報の取得又は提供情報の提供を受けることを効率的に行うことが可能となる。よって、従来の認証情報に比べて、第1認証情報の使用性を高めることができる。
付記2に記載の情報提供システムによれば、第1認証情報が、動物又は物体から取得可能な情報であるので、例えば、動物又は物体と関連する第1認証情報を簡易に取得でき、第1認証情報の取り扱いが容易となる。
付記3に記載の情報提供システムによれば、編集手段が、取得手段によって第1認証情報及び第2認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報又は対応情報の少なくともいずれか一方の編集を行うことを可能にするので、当該編集を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供システムの信頼性を高めることができる。
付記4に記載の情報提供システムによれば、取得手段によって第1認証情報と、第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を端末装置に対して提供する提供手段を備えるので、第1認証情報及び第3認証情報が取得されたことを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供することができる。よって、提供情報が不正に提供されることを回避でき、当該提供を行う際のセキュリティを高めることができる。
付記5に記載の情報提供システムによれば、提供手段が、取得手段によって第1認証情報及び第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、提供情報を提供するので、当該提供を行う際のセキュリティを高めやすくなるため、情報提供システムの信頼性を一層高めることができる。
付記6に記載の情報提供システムによれば、提供手段は、取得手段によって第1認証情報のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、保有先情報を端末装置に対して提供するので、ユーザが保有先情報を簡易に入手することが可能になる。また、例えば、対応情報である保有先情報に連絡するという手順を経た後に提供情報が提供される場合には、提供情報が不用意に端末装置等に提供されることを回避できる。
付記7に記載の情報提供システムによれば、認証情報が、QRコード情報又はバーコード情報を含むので、認証情報の取り扱いが容易となるため、情報提供システムの使用性を高めることができる。
1 情報処理システム
2 ネットワーク
10 第1端末装置
20 第2端末装置
21 保管部
22 施錠部
23 通信部
24 出力部
25 撮像部
26 制御部
26a 取得部
27 データ記録部
27a 保管部DB
30 情報提供装置
31 通信部
32 制御部
32a 取得部
32b 編集部
32c 提供部
33 データ記録部
33a 対応DB
33b 提供DB
33c 第1端末DB
33d チケットDB
33e 予約DB
33f 入室許可DB
33g 第1対応DB
33h 第2対応DB
33i 順序DB
33j 絵画DB
33k 絵画更新権DB
33l 第1対応DB
33m 第2対応DB
33n 提供DB
40 第3端末装置
50 保管装置
51 保管部
60 端末装置
100 情報処理システム
200 情報処理システム
300 情報処理システム
400 情報処理システム
500 情報処理システム
600 情報処理システム
700 情報処理システム
800 情報処理システム
900 情報処理システム
A1 第1認証情報
A2 第2認証情報
A3 第3認証情報

Claims (9)

  1. 端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムであって、
    前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段を備え、
    前記第1認証情報は、第1対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第1対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報であり、
    前記第2認証情報は、第2対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第2対応情報は、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行うために必要な情報ではなく、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第2認証情報と対応する情報であり、
    当該情報提供システムは、
    前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行う、
    情報提供システム。
  2. 前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、少なくとも前記第2対応情報の編集を前記端末装置を介して行うことを可能にする編集手段を備える、
    請求項1に記載の情報提供システム。
  3. 前記編集手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第2認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、少なくとも前記第2対応情報の編集を行うことを可能にする、
    請求項2に記載の情報提供システム。
  4. 前記第1認証情報は、動物又は物体から取得可能な情報である、
    請求項1から3のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  5. 前記取得手段によって前記第1認証情報と、前記第1認証情報及び前記第2認証情報とは異なる前記認証情報である第3認証情報とが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を前記端末装置に対して提供する提供手段を備える、
    請求項1から4のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  6. 前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報及び前記第3認証情報が所定タイミング、所定順序、又は所定回数で取得されたか否かを条件の少なくとも一部として、前記提供情報を提供する、
    請求項5に記載の情報提供システム。
  7. 前記第1対応情報は、前記第3認証情報の保有先を示す保有先情報を含み、
    前記提供手段は、前記取得手段によって前記第1認証情報のみが取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記保有先情報を前記端末装置に対して提供する、
    請求項5又は6に記載の情報提供システム。
  8. 前記認証情報は、QRコード情報又はバーコード情報を含む、
    請求項1から7のいずれか一項に記載の情報提供システム。
  9. 端末装置から認証情報を取得したことを条件として提供情報を端末装置に対して提供するための情報提供システムに実行させるための情報提供プログラムであって、
    コンピュータを、
    前記認証情報である第1認証情報と、前記第1認証情報とは異なる前記認証情報である第2認証情報とを取得する取得手段として機能させ、
    前記第1認証情報は、第1対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第1対応情報は、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第1認証情報と対応する情報であり、
    前記第2認証情報は、第2対応情報を提供することを可能にする情報であり、前記第2対応情報は、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行うために必要な情報ではなく、単独で人にとって意味をなす情報であると共に前記第2認証情報と対応する情報であり、
    前記情報提供システムは、前記取得手段によって前記第1認証情報と前記第2認証情報とが同時に取得されたことを条件の少なくとも一部として、前記提供情報又は前記第1対応情報に関する処理を行う、
    情報提供プログラム。
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