JP6988115B2 - 決済管理装置、決済処理方法、プログラム - Google Patents

決済管理装置、決済処理方法、プログラム Download PDF

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Description

本発明は、決済管理装置、決済管理方法、プログラムに関する。
実店舗や仮想店舗において商品を購入する際の決済処理は、一例としては購入者が保持するクレジットカードで行われる。特許文献1には関連する技術として商品の購入処理における技術が開示されている。
特開2013−250822号公報
上述のような商品の決済処理に関し、店舗利用の増加等を期待して、店舗利用者に対するサービスを向上させる決済手法が求められている。
そこでこの発明は、上述の課題を解決する決済管理装置、決済管理方法、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の第1の態様によれば、決済管理装置は、購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信する代行情報登録部と、前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力する認証部と、前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報を用いて前記購買代行における決済処理を行う決済処理部と、を備えることを特徴とする。
本発明の第2の態様によれば、決済管理方法は、決済管理装置の代行情報登録部が、購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信し、前記決済管理装置の認証部が、前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力し、前記決済管理装置の決済処理部が、前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報とを用いて前記購買代行における決済処理を行うことを特徴とする。
本発明の第3の態様によれば、プログラムは、決済管理装置のコンピュータを、購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信する代行情報登録手段、前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力する認証手段、前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報とを用いて前記購買代行における決済処理を行う決済処理手段、として機能させることを特徴とする。
本発明によれば、店舗利用者に対するサービスを向上させる決済手法を提供することができる。
決済管理装置を備えた店舗システムの概略図である。 決済管理装置のハードウェア構成図である。 決済管理装置の機能ブロック図である。 代行情報登録処理の処理フローを示す図である。 決済手段登録テーブルの例を示す図である。 決済処理の処理フローを示す図である。 決済管理装置の最小構成を示す図である。
以下、本発明の一実施形態による決済管理装置を図面を参照して説明する。
図1は同実施形態による決済管理装置を備えた店舗システムの概略図である。
この図で示すように、決済管理装置1は店舗20の店内に設けられた各装置と通信接続される。店舗内にはたとえば入退ゲート2が設けられる。店舗20には商品棚21が複数設けられる。商品棚21には商品が並べられている。
本実施形態による店舗システム100で管理される店舗20は利用者が入退ゲート2を通って入店または退店する構造となっている。店舗20には店員は常駐していなくてよい。利用者は商品棚21から商品を手に取り、入退ゲート2を通って退店する。利用者が入退ゲート2を通って退店する際、店内の何れかの装置が、利用者の識別情報や、その利用者が持ち去った商品の識別情報等を決済管理装置1へ通知する。決済管理装置1は受信した利用者の識別情報と商品の識別情報とに基づいて、自動的に決済処理を行う。
図2は決済管理装置のハードウェア構成図である。
決済管理装置1は、図2で示すようにCPU(Central Processing Unit)101、ROM(Read Only Memory)102、RAM(Random Access Memory)103、HDD(Solid State Drive)104、インタフェース105、通信モジュール106の各ハードウェア構成を一例として備える。
図3は決済管理装置の機能ブロック図である。
決済管理装置1のCPU101は決済管理プログラムを実行する。これにより決済管理装置1には制御部11、代行情報登録部12、認証部13、代行者コード発行部14、決済処理部15、店舗利用検知部16の各機能が備わる。
図3に示すように決済管理装置1はデータベース10と接続されている。決済管理装置1は第一通信ネットワーク6を介して入退ゲート2、カメラ3、商品検知センサ4などの店舗20内に備わる各装置と通信接続されている。第一通信ネットワーク6は例えば決済管理装置1と店舗20内の各装置とを繋ぐ専用の通信ネットワークである。決済管理装置1はまた店舗20の利用者が携帯する端末5と第二通信ネットワーク7を介して接続される。第二通信ネットワーク7は携帯電話網やインターネットである。
本実施形態による決済管理装置1は、購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて代行者の識別情報を購買希望者の決済手段情報に紐づけてデータベース10に登録する。また決済管理装置1は、店舗装置から代行者の識別情報を取得した場合に当該識別情報に紐づいてデータベース10に決済手段情報が記録されている場合には当該決済手段情報による決済処理の開始許可を行う。また決済管理装置1は、決済処理の開始許可に基づいて、その開始許可が示す決済手段情報を用いて代行者による購買代行における決済処理を行う。
次に決済管理装置1の購入商品検出処理について説明する。
店舗20の利用者は入退ゲート2を通過する際、端末5に表示した2次元コード画像を入退ゲート2に設けられたコードリーダに翳す。これにより入退ゲート2は2次元コード画像を読み取り、当該2次元コードが示す店舗利用者の識別情報を決済管理装置1へ出力する。カメラ3は利用者を撮影した画像や動画像を決済管理装置1へ出力する。決済管理装置1の店舗利用検知部16は一例としては、利用者を撮影した画像や動画像に基づいて入店したタイミング、利用者の動いた軌跡、その軌跡に基づいて退店したタイミングを検出する処理を行う。店舗利用検知部16は利用者の識別情報を受信したタイミングと、入店または退店したタイミングと、利用者の軌跡(店舗内の座標と、その座標に利用者がいる時刻)によって、利用者の識別情報と、入店タイミング、退店タイミング、軌跡を対応付けてデータベース10へ記録する。
商品検知センサ4は例えば商品棚21に陳列した商品ごとに設置されている。商品検知センサ4は例えば利用者が商品を手に取った場合にはその商品の識別情報と商品棚21におけるその商品の店舗内の座標とを含む商品取得信号を決済管理装置1へ出力する。店舗利用検知部16は利用者の軌跡が示す各座標と時刻の対応関係と、商品検知センサ4から受信した商品取得信号の商品の識別情報と座標との対応関係に基づいて、利用者の識別情報と商品の識別情報を紐づけてデータベース10の購入商品検出テーブルへ記録する。
商品検知センサ4は商品が商品棚21に戻された場合にはその商品の識別情報と商品棚21におけるその商品の店舗内の座標とを含む商品返品信号を決済管理装置1へ出力する。店舗利用検知部16は利用者の軌跡が示す各座標と時刻の対応関係と、商品検知センサ4から受信した商品返品信号の商品の識別情報と座標との対応関係に基づいて、データベース10の購入商品検出テーブルに記録されている利用者の識別情報と商品の識別情報の紐づけを解除する。
一例としてこのような処理により、決済管理装置1は利用者がどの商品を手に取って、どの商品を商品棚21に戻したかの情報を記憶することができる。また利用者は退店時に入退ゲート2を通過する際、端末5に表示した2次元コード画像を入退ゲート2に設けられたコードリーダに翳す。これにより入退ゲート2は2次元コード画像を読み取り、当該2次元コードが示す店舗利用者の識別情報を含んだ退店情報を決済管理装置1へ出力する。決済管理装置1は利用者が入退ゲート2を通って退店した際にデータベース10の購入商品検出テーブルに記録されている当該利用者の識別情報と、商品の識別情報との関係に基づいて、利用者の購入商品を自動で検出することができる。決済管理装置1はデータベース10に記録されている利用者の識別情報と、商品の識別情報と、利用者の決済用のクレジットカード情報などを用いて決済処理を自動で行うことができる。なお利用者の店舗20への入店から退店までの店舗20内の各装置の上記処理や決済管理装置1の上記処理は一例であって、他の処理によって、利用者が購入した商品を検出する処理が行われるようにしてもよい。
本実施形態においては、店舗20で商品を購入する利用者は、購買希望者の購買代行を行う代行者である。代行者は事前に購買希望者の許可を得る必要がある。決済管理装置1は購買希望者から購買代行の許可を得た代行者の識別情報をデータベース10に登録して代行者による商品購入の決済を行う。以下、決済管理装置の処理について詳細に説明する。
<第一実施形態>
図4は決済管理装置における代行情報登録処理の処理フローを示す図である。
購買希望者Aはスケジュールの都合等により所定の期限までに自らが店舗での商品購入をできない場合、代行者Bに店舗での商品購入を依頼する場合がある。このような状況において購買希望者Aは自身が保有する端末5aを操作して決済管理装置1へアクセスする。決済管理装置1の代行情報登録部12はウェブサーバ装置の機能を備える。代行情報登録部12は端末5aからのアクセスを受信する(ステップS101)。代行情報登録部12はウェブサーバ装置の機能により端末5aに対して代行情報登録ページを送信する(ステップS102)。
端末5aは代行情報登録ページを画面に表示する。この代行情報登録ページには制限情報を入力する入力欄と代行登録ボタンとが含まれてよい。制限情報は例えば代行者が商品購入に利用できる上限金額である。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて制限情報を入力し、代行登録ボタンを押下する。端末5aは制限情報である上限金額と購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。なお購買希望者Aは予め決済管理装置1にユーザ登録しており、購買希望者AにはIDが割り振られているとする。また購買希望者Aが保有するクレジットカードのカード番号が、購買希望者AのIDに紐づいてデータベース10に記録されているものとする。クレジットカードのカード番号は決済手段情報のうちの一例である。
決済管理装置1の代行情報登録部12は代行情報登録要求を受信する(ステップS103)。代行情報登録部12は代行情報登録要求に含まれる購買希望者AのIDと上限金額とを読み取る。代行情報登録部12は購買希望者Aの購買を代行する代行者Bに割り当てるコード情報を生成する(ステップS104)。このコード情報には購買希望者AのIDと代行者BのIDが少なくとも含まれる。代行者BのIDは予め決済管理装置1にユーザ登録された代行者BのIDでなくとも一時的に代行者コード発行部14(代行者識別情報発行部)が発行した代行者であることを示す識別情報であってよい。代行者Bはこのコード情報を用いて購買希望者Aの希望する商品の購買代行を行う。よってコード情報は代行者Bを識別する識別情報と定義することができる。コード情報に秘匿すべき情報が含まれる場合には、代行情報登録部12は鍵情報を用いてコード情報のうちの代行者BのID以外の全部または一部を暗号化してもよい。
代行情報登録部12は購買希望者AのID、代行者BのID、コード情報を復号する鍵情報、コード情報の有効期限、代行情報登録要求に含まれる上限金額、購買希望者AのIDに基づいてデータベース10から取得したクレジットカードのカード番号等の決済手段情報を紐づけてデータベース10の決済手段登録テーブルへ登録する(ステップS105)。
代行情報登録要求に含まれる上限金額は代行者Bが購買希望者Aの購買代行を行う際に消費できると購買希望者Aによって許可された上限の金額である。なお代行者Bも事前に決済管理装置1にユーザ登録されている場合、購買希望者Aが代行情報登録ページに設けられた代行者入力欄に、ユーザ登録されている所望の代行者BのID等を入力して代行登録ボタンを押下してもよい。この時、代行情報登録要求には代行者BのIDが含まれる。代行情報登録部12は代行者BのIDを代行情報登録要求から読み取って、コード情報等に紐づけて決済手段登録テーブルに記録するようにしてもよい。
図5は決済手段登録テーブルの例を示す図である。
この図が示すように、代行情報登録部12によって各情報が記録される決済手段登録テーブルは、購買希望者AのID、代行者BのID、コード情報を復号する鍵情報、コード情報の有効期限、代行情報登録要求に含まれる上限金額、購買希望者AのIDに基づいてデータベース10から取得したクレジットカードのカード番号等の決済手段情報などが記録される。
代行情報登録部12は決済手段登録テーブルへ各種情報を登録すると、コード情報を端末5aへ送信する(ステップS106)。購買希望者Aはコード情報を端末5aの画面に表示させることができる。コード情報は二次元コードの情報であってよい。購買希望者Aは端末5aに表示したコード情報を、代行者Bの保有する端末5bの読取装置を用いて当該端末5bに読み取らせることができる。購買希望者Aは端末5aで受信したコード情報を印刷することもできる。代行者Bは自身の保有する端末5bで端末5aに表示されたコード情報を読み取るか、または印刷されたコード情報を購買希望者Aから受け取る。これにより代行者Bはコード情報を取得することができる。なおコード情報は、決済管理装置1の代行情報登録部12が代行者Bの保有する端末5bに直接送信するようにしてもよい。代行者Bが決済管理装置1にユーザ登録されていれば、代行者Bの端末5bに表示させるメールアドレス等の送信先情報が代行者BのIDに紐づいてデータベース10に記録されている。代行情報登録部12は代行者BのIDに基づいて送信先情報を取得してその情報が示す送信先にコード情報を送信すればよい。
図6は決済管理装置における決済処理の処理フローを示す図である。
次に図6を用いて代行者Bの商品購入の際の決済処理について順を追って説明する。
まず代行者Bは店舗20の入退ゲート2を通過する際、入退ゲート2に設けられたコードリーダにコード情報に基づいて端末5bに表示された二次元コードを翳す。または代行者Bはコード情報に基づいて印刷された二次元コードをコードリーダに翳す。これにより入退ゲート2は二次元コードからコード情報を読み取り、そのコード情報を決済管理装置1へ送信する。なお入退ゲート2は端末5bと無線通信により接続してコード情報を代行者がコード情報を翳す動作を行わなくとも自動的にそのコード情報を取得してもよい。
決済管理装置1の店舗利用検知部16は上述の購入商品検出処理を行う(ステップS201)。これにより、決済管理装置1は代行者Bがどの商品を手に取って、どの商品を商品棚21に戻したかの情報を記憶することができる。また代行者Bは退店時に入退ゲート2を通過する際、端末5bの画面や用紙に表示されているコード画像を入退ゲート2に設けられたコードリーダに翳す。これにより入退ゲート2はコード画像を読み取り、当該コード画像が示すコード情報を含む退店情報を決済管理装置1へ送信する。
決済管理装置1の決済処理部15は退店情報を受信する。認証部13は退店情報からコード情報(代行者Bの識別情報)を取得する(ステップS202)。認証部13はコード情報から購買希望者AのIDと代行者BのIDを取得する。認証部13は購買希望者AのIDと代行者BのIDの組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合、入退ゲート2を通過した人物が代行者であることを認証する(ステップS203)。これは店舗20への入店者が代行者Bであるか否かを判定する処理の一例である。なお認証部13の認証処理は代行者Bが退店するタイミングに限られず、入店するタイミングや、購入商品検出処理が開始されたときに行われてもよい。入店するタイミングにおける認証処理は上述の処理と同様である。購入商品検出処理が開始されたときに行われる認証処理の場合、代行者Bが最初に商品を手に取ったことを検出して、その代行者Bが入店時に入退ゲート2のコードリーダに翳したコード情報を検出して、そのコード情報に基づいて同様に認証処理が行われてよい。認証部13は認証が完了するとコード情報を含む決済処理の開始許可を決済処理部15へ出力する。決済処理部15はコード情報に紐づいてデータベース10の購入商品検出テーブルに登録されている商品を決済対象と特定する(ステップS204)。決済処理部15はコード情報に含まれる購買希望者AのIDと代行者BのIDとに紐づいてデータベース10の決済手段登録テーブルに登録されている鍵情報、有効期限、上限金額、決済手段情報を取得する。決済処理部15はコード情報が暗号化されている場合、鍵情報を用いてコード情報を復号してよい。決済処理部15は処理時刻が有効期限を過ぎていないかを判定する。決済処理部15は処理時刻が有効期限を過ぎていない場合には処理を進める。決済手段情報はクレジットカードのカード番号であるとする。
決済処理部15は決済対象と特定した各商品の金額をデータベース10から取得し合計金額を算出する(ステップS205)。決済処理部15は合計金額が上限金額を超えるかを判定する(ステップS206)。決済処理部15は合計金額が上限金額を超える場合には決済処理を停止して、警告情報を入退ゲート2へ送信する(ステップS207)。入退ゲート2には表示モニタが設置されている。入退ゲート2は表示モニタに警告情報を表示する。警告情報には合計金額が代行者Bに許可された上限金額を超えていることを示す文書が表示される。警告情報は入退ゲート2に備わるスピーカから音声により出力されてもよい。入退ゲート2は警告情報に基づいてゲートを閉める制御を行ってもよい。決済処理部15はコード情報に基づいて代行者BのIDや、その代行者BのIDに紐づいてデータベース10に登録されている代行者Bの端末情報が取得できる場合には、その端末情報から特定できる端末5bを示す送信先に警告情報を送信してもよい。
決済処理部15は合計金額が上限金額を超えない場合には取得したクレジットカードのカード番号を用いて決済処理を行う(ステップS208)。決済処理とはカード番号を用いたクレジットカード会社への合計金額に基づく与信処理、請求処理等を含む。決済処理部15は決済処理が完了すると決済完了の情報を購買希望者Aの端末5aや代行者Bの端末5bに送信してもよい(ステップS209)。
上述の処理によれば決済管理装置1は購買希望者Aの許可した代行者Bの購買代行において、購買希望者Aの指定した上限金額を上限と決済処理を行うことができる。また購買希望者Aは自身の許可した代行者Bに対して上限金額を上限とする購買代行をさせることができる。
上述の処理において決済管理装置1は代行者Bが商品棚21の商品を手に取った際に、直ちにその商品を含む過去に手に取った複数の商品の合計金額を算出して上限金額を超えるかを判定してもよい。例えば店舗利用検知部16は利用者の軌跡が示す各座標と時刻の対応関係と、商品検知センサ4から受信した商品取得信号の商品の識別情報と座標との対応関係に基づいて、代行者Bの識別情報(コード情報)と商品の識別情報を紐づけてデータベース10の購入商品検出テーブルへ記録している。したがって代行者Bが商品を手に取った時、店舗利用検知部16は購入商品検出テーブルに記録した全商品の合計金額を算出する。店舗利用検知部16はコード情報に基づいて決済手段登録テーブルから上限金額を取得する。
店舗利用検知部16は合計金額が上限金額を超えるかを判定する。店舗利用検知部16は合計金額が上限金額を超える場合には最後に購入商品検出テーブルに記録された商品の識別情報に基づいて、その商品が置かれている位置近傍のモニタの識別子をデータベース10から取得する。店舗利用検知部16は合計金額が上限金額を超える場合、直ちにそのモニタに警告情報を送信してもよい。警告情報は合計金額が代行者Bに許可された上限金額を超えていることを示す文書などの情報である。これにより代行者Bは手に取った各商品の合計金額が購買希望者Aから消費を許可されている金額を超えたことを、その商品を手に取った時点で認知することができる。
<第二実施形態>
上述の処理において購買希望者Aは代行情報登録ページから制限情報としての上限金額を決済管理装置1に登録したが、制限情報は他の情報であってもよい。例えば制限情報は、上限金額に加えて、上限金額を上回る上限引上げ金額を含む情報であってよい。この場合、購買希望者Aの端末5aが表示する代行情報登録ページには上限金額を入力する入力欄と、上限引上げ金額を入力する入力欄と、代行登録ボタンとが含まれてよい。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて上限金額と、上限引上げ金額とを入力し、代行登録ボタンを押下する。端末5aは上限金額と、上限引上げ金額と、購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。この場合、代行情報登録部12は図5で示した決済手段登録テーブルにさらに上限引上げ金額を購買希望者IDや代行者IDに紐づけて登録する。
第二実施形態における決済管理装置1は、所定の条件が満たされた場合に、決済処理において合計金額と比較する上限金額を上限引上げ金額に変更する。具体的には代行者Bは購買希望者Aから指定された商品を購入するにあたりその商品の在庫が無い場合には、代行者Bの端末5bや店舗20に設置された端末5を用いて決済管理装置1に備わるウェブサーバ装置にアクセスし、上限引上げ要求ページを閲覧する。代行者Bはこの上限引上げ要求ページにおいてコード情報と在庫の無い商品を選択する。端末5bや端末5は決済管理装置1に上限引上げ要求を送信する。
上限引上げ要求には代行者Bのコード情報と在庫の無い商品の識別情報が含まれる。代行情報登録部12は上限引上げ要求を受信する。代行情報登録部12は上限引上げ要求に含まれるコード情報から代行者Bの識別情報を取得する。また代行情報登録部12は上限引上げ要求に含まれる在庫の無い商品の識別情報を取得する。代行情報登録部12は商品の識別情報に紐づいてデータベース10の在庫テーブルに記録されている在庫数を読み取る。代行情報登録部12は在庫数が0である場合には、上限引上げ要求から取得した代行者Bの決済処理時において上限金額ではなく上限引上げ金額を利用すると決定する。
図5で示した決済手段登録テーブルにおいて、決済処理時において上限金額を利用するか、上限引上げ金額を利用するかの上限金額フラグが記録されているとする。代行情報登録部12は上限金額フラグを、上限金額を利用することを示す値から、上限引上げ金額を利用することを示す値に更新する。決済処理部15は決済処理時に上限金額フラグを確認する。決済処理部15は上限金額フラグが上限金額を利用することを示す値である場合には、上限金額を取得し、合計金額と比較する。決済処理部15は上限金額フラグが上限引上げ金額を利用することを示す値である場合には、上限引上げ金額を取得し、合計金額と比較する。
上述の処理により購買希望者Aが所望の商品が無い場合には代行者Bは値段の高い類似商品を購入する必要がある。このような場合でも代行者Bの通知によって在庫が無いと判定された場合には決済管理装置1は購買希望者Aからの事前の設定に基づいて上限金額を、上限引上げ金額に変更して決済処理を行うことができる。なお上述の上限金額の変更処理の例は一例である。
上限金額の変更処理の他の例は、例えば代行情報登録部12の処理によってデータベース10の決済手段登録テーブルには購買希望者Aが代行者Bに購入を許可した商品の一覧が記録される。またデータベース10には商品の在庫数の記録された在庫テーブルが保持される。店舗利用検知部16は、代行者Bが商品を手に取る度にその商品の識別情報を含む商品取得信号を受信する。店舗利用検知部16はその商品取得信号から商品の識別情報を検出し、当該識別情報に基づいてその商品の在庫数を在庫テーブルから読み取る。店舗利用検知部16は商品の在庫数が0である場合には、上限金額フラグを、上限金額を利用することを示す値から、上限引上げ金額を利用することを示す値に自動的に更新する。
これにより代行者Bの端末5bや店舗20に設置された端末5を用いた通知を受けることなく、決済管理装置1は上限金額を、上限引上げ金額に変更して決済処理を行うことができる。
<第三実施形態>
第二実施形態で説明したように購買希望者Aは代行者Bに所望の商品のみの購入を許可することを決済管理装置1に登録してもよい。
この場合、代行情報登録ページには制限情報の一例としての商品を指定する為の商品指定欄がさらに含まれる。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて上限金額、商品を入力し、代行登録ボタンを押下する。端末5aは制限情報である上限金額および商品と、購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。決済管理装置の代行情報登録部12は、図5で示す決済手段登録テーブルにおいて、購買希望者AのIDや代行者BのIDに紐づけて、さらに代行情報登録要求に含まれる商品の識別情報を記録する。
決済処理部15は決済対象と特定した商品のうち、決済手段登録テーブルに記録されていない商品の識別情報を特定できるかを判定する。決済処理部15は、決済対象と特定した商品の中に決済手段登録テーブルに記録されていない商品が含まれる場合には決済処理を停止して、警告情報を入退ゲート2や代行者Bの端末5bに送信するようにしてよい。入退ゲート2に備わる表示モニタや端末5bの画面には、警告情報として購入する商品の中に、購買希望者Aの指定しない商品が含まれることや、その商品の商品名を表示してよい。
なお店舗利用検知部16が、代行者Bの手に取った商品が購買希望者Aの指定する商品でないことを警告するようにしてもよい。この場合、店舗利用検知部16は、代行者Bが商品を手に取る度にその商品の識別情報を含む商品取得信号を受信する。店舗利用検知部16はその商品取得信号から商品の識別情報を検出し、その識別情報が代行者BのIDに紐づいて決済手段情報テーブルに記録されているかを判定する。店舗利用検知部16は、商品取得信号から得た商品の識別情報が、代行者BのIDに紐づいて決済手段登録テーブルに記録されていない場合には、警告情報を端末5bや商品の近傍にある端末に表示する制御を行ってもよい。
<第四実施形態>
購買希望者Aは代行者Bが購買代行をすることのできる店舗を決済管理装置1に登録してもよい。
この場合、代行情報登録ページには制限情報の一例としての店舗を指定する為の店舗指定欄がさらに含まれる。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて上限金額の入力、店舗の選択を行い、代行登録ボタンを押下する。端末5aは制限情報である上限金額および店舗の識別情報と、購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。決済管理装置の代行情報登録部12は、図5で示す決済手段登録テーブルにおいて、購買希望者AのIDや代行者BのIDに紐づけて、さらに代行情報登録要求に含まれる店舗の識別情報を記録する。
認証部13は、認証部13は退店情報から取得した代行者Bの識別情報に基づいて認証を行う際に、代行者Bの識別情報に基づいて、決済手段登録テーブルに記録されている店舗の識別情報を取得する。認証部13は決済手段登録テーブルに記録されている店舗の識別情報が、代行者Bが購買代行を行う店舗の識別情報と一致するかを判定する。認証部13は店舗の識別情報が一致しない場合には決済処理の開始不許可を示す情報を決済処理部15へ出力する。決済処理部15は開始不許可を示す情報を取得すると、決済処理を停止し警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報に基づいてゲートを閉める制御を行う。
このような処理により、決済管理装置1は購買希望者Aの許可した店舗における購買代行のみ代行者Bに許可することができる。
なお決済管理装置1は、代行者Bが店舗20に入店する際に、購買希望者Aの許可していない店舗20であることを代行者Bに伝える警告情報を入退ゲート2に出力するようにしてもよい。この場合、代行者Bが店舗20に入店する際において、入退ゲート2は代行者Bの端末5bから読み取った2次元コードが示す代行者Bの識別情報と店舗20の識別情報を含む入店情報を決済管理装置1へ出力する。決済管理装置1の認証部13は入店情報に含まれる代行者Bの識別情報と店舗20の識別情報を取得する。認証部13代行者Bの識別情報に紐づいて決済手段登録テーブルに記録されている店舗20の識別情報と、入店情報に含まれる店舗20の識別情報とが一致しない場合には、警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報をモニタに表示する。
<第五実施形態>
購買希望者Aは代行者Bが購買代行をすることのできる店舗の存在する地域を決済管理装置1に登録してもよい。
この場合、代行情報登録ページには制限情報の一例としての地域を指定する為の地域指定欄がさらに含まれる。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて上限金額の入力、地域の選択を行い、代行登録ボタンを押下する。端末5aは制限情報である上限金額および地域の識別情報と、購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。決済管理装置の代行情報登録部12は、図5で示す決済手段登録テーブルにおいて、購買希望者AのIDや代行者BのIDに紐づけて、さらに代行情報登録要求に含まれる地域の識別情報を記録する。
認証部13は、認証部13は退店情報から取得した代行者Bの識別情報に基づいて認証を行う際に、代行者Bの識別情報に基づいて、決済手段登録テーブルに記録されている地域の識別情報を取得する。認証部13は決済手段登録テーブルに記録されている地域の識別情報と、代行者Bが購買代行を行う店舗が位置する地域の識別情報と一致するかを判定する。認証部13は地域の識別情報が一致しない場合には決済処理の開始不許可を示す情報を決済処理部15へ出力する。決済処理部15は開始不許可を示す情報を取得すると、警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報に基づいてゲートを閉める制御を行う。
このような処理により、決済管理装置1は購買希望者Aの許可した地域における購買代行のみ代行者Bに許可することができる。
なお決済管理装置1は、代行者Bが店舗20に入店する際に、購買希望者Aの許可していない地域に位置する店舗20であることを代行者Bに伝える警告情報を入退ゲート2に出力するようにしてもよい。この場合、代行者Bが店舗20に入店する際において、入退ゲート2は代行者Bの端末5bから読み取った2次元コードが示す代行者Bの識別情報と店舗20の識別情報を含む入店情報を決済管理装置1へ出力する。決済管理装置1の認証部13は入店情報に含まれる代行者Bの識別情報と店舗20の識別情報を取得する。認証部13代行者Bの識別情報に紐づいて決済手段登録テーブルに記録されている地域の識別情報と、入店情報に含まれる店舗20の識別情報に紐づいてデータベース10に登録されている当該店舗が位置する地域の識別情報とが一致するかを判定する。認証部13は地域の識別情報が一致しない場合には、警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報をモニタに表示する。
<第六実施形態>
購買希望者Aは代行者Bが複数の店舗20で購買代行を行うことを許可してよい。この場合、決済管理装置1は決済処理において上限金額または上限引上げ金額から合計金額を減じた値を、新たな上限金額または新たな上限引上げ金額として決済手段登録テーブルの情報を更新する。これにより、代行者Bが購買代行を行った最初の店舗以外の店舗では新たな上限金額または新たな上限引上げ金額を上限として、合計金額がその上限を超えない場合には決済処理を行う。
これにより決済管理装置1は、代行者Bが複数の店舗で購買代行をおこなう場合であっても、購買希望者Aが許可する上限金額や上限引上げ金額を限度とする商品の購入を代行者Bに行わせることができる。
<第七実施形態>
購買希望者Aは代行者Bが購買代行をすることのできる期間を決済管理装置1に登録してもよい。
この場合、代行情報登録ページには制限情報の一例としての期間を指定する為の店舗指定欄がさらに含まれる。購買希望者Aは端末5aを用いて、代行情報登録ページにおいて上限金額の入力、期間の選択を行い、代行登録ボタンを押下する。端末5aは制限情報である上限金額および期間の情報と、購買希望者AのIDとを含む代行情報登録要求を決済管理装置1へ送信する。決済管理装置の代行情報登録部12は、図5で示す決済手段登録テーブルにおいて、購買希望者AのIDや代行者BのIDに紐づけて、さらに代行情報登録要求に含まれる期間の情報を記録する。
認証部13は、認証部13は退店情報から取得した代行者Bの識別情報に基づいて認証を行う際に、代行者Bの識別情報に基づいて、決済手段登録テーブルに記録されている期間の情報を取得する。認証部13は決済手段登録テーブルに記録されている期間の情報と、代行者Bの入店時刻とを比較して、入店時刻が取得した期間に含まれるかを判定する。認証部13は入店時刻が期間に含まれないには決済処理の開始不許可を示す情報を決済処理部15へ出力する。決済処理部15は開始不許可を示す情報を取得すると、決済処理を停止し警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報に基づいてゲートを閉める制御を行う。
このような処理により、決済管理装置1は購買希望者Aの許可した期間における購買代行のみ代行者Bに許可することができる。
代行者Bが店舗20に入店する際において、入退ゲート2は代行者Bの端末5bから読み取った2次元コードが示す代行者Bの識別情報と入店時刻とを含む入店情報を決済管理装置1へ出力する。決済管理装置1の認証部13は入店情報に含まれる代行者Bの識別情報と店舗20の入店時刻を取得する。認証部13代行者Bの識別情報に紐づいて決済手段登録テーブルに記録されている期間に、入店情報に含まれる入店時刻が含まれるかを判定する。認証部13は、入店時刻が期間に含まれない場合には、警告情報を入退ゲート2へ出力する。入退ゲート2は警告情報をモニタに表示する。
図7は決済管理装置の最小構成を示す図である。
決済管理装置1は少なくとも、代行情報登録部と、認証部とを備えればよい。そして決済管理装置1に認証部13は、例えば店舗20に備わる決済処理装置に対して決済開始許可を出力するようにしてもよい。この場合、決済処理装置は上述の決済処理部15の処理や、店舗利用検知部16の処理を行う。
上述の各実施形態においては店舗20が実店舗である場合の処理について説明したが、店舗20は仮想店舗であってもよい。この場合、店舗システム100の入退ゲート2の代わりに、決済管理装置1に備わるウェブサーバ装置がユーザの仮想店舗利用判定機能を備える。そして仮想店舗である場合、警告情報はユーザが利用する端末5に送信され、端末5がモニタに表示する。
上述の処理において決済管理装置1はコード情報を代行者Bの端末に送信せず、コード情報として代行者Bの生体の特徴情報を用いるようにしてもよい。この場合、代行者Bは決済管理装置1に事前にユーザ登録する。代行者Bはこのユーザ登録時に自身の生体の特徴情報を決済管理装置1に登録する。生体の特徴情報は、指紋の特徴情報、虹彩の特徴情報、顔の特徴情報などであってよい。この場合、入退ゲート2には生体特徴情報の読取装置が備えられる。代行者Bは入退ゲート2を通過する際、自身の生体の特徴情報を読取装置に読み取らせて、入退ゲート2を通過する。生体の特徴情報は上述の各実施形態におけるコード情報の代わりに利用される。この場合、生体の特徴情報には購買希望者Aの識別情報は含まれないが、代行者Bの生体の特徴情報に紐づけられて購買希望者Aの識別情報がデータベース10に登録されていれば、決済管理装置1は購買希望者Aの識別情報を特定して、上記各実施形態と同様の処理を行うことができる。
以上本発明の各実施形態について説明したが、上述の決済管理装置1の処理によれば、店舗利用者(購買希望者)に対するサービスを向上させる決済手法を提供することができる。
上述の決済管理装置1は内部に、コンピュータシステムを有している。そして、決済管理装置1に上述した各処理を行わせるためのプログラムは、当該決済管理装置1のコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記憶されており、このプログラムを決済管理装置1のコンピュータが読み出して実行することによって、上記処理が行われる。ここでコンピュータ読み取り可能な記録媒体とは、磁気ディスク、光磁気ディスク、CD−ROM、DVD−ROM、半導体メモリ等をいう。また、このコンピュータプログラムを通信回線によってコンピュータに配信し、この配信を受けたコンピュータが当該プログラムを実行するようにしても良い。
また、上記プログラムは、前述した各処理部の機能の一部を実現するためのものであっても良い。さらに、前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるもの、いわゆる差分ファイル(差分プログラム)であっても良い。
上記の実施形態の一部又は全部は、以下の付記のようにも記載されうるが、以下には限られない。
(付記1)
購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて前記代行者の識別情報を前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録する代行情報登録部と、
店舗装置から前記代行者の識別情報を取得した場合に当該識別情報に紐づいて前記記憶部に決済手段情報が記録されている場合には当該決済手段情報による決済処理の開始許可を出力する認証部と、
を備える決済管理装置。
(付記2)
前記決済処理の開始許可に基づいて、その開始許可が示す決済手段情報を用いて前記購買代行における決済処理を行う決済処理部と、
を備える付記1に記載の決済管理装置。
(付記3)
前記代行者の登録要求に基づいて前記購買代行に用いられる前記代行者の識別情報を発行する代行者識別情報発行部と、
を備える付記2に記載の決済管理装置。
(付記4)
前記認証部は、店舗への入店者が前記代行者であるか否かを判定し、
前記決済処理部は、前記入店者が前記代行者である場合に、前記代行者の識別情報に紐づく前記購買希望者の決済手段情報を読み取り、その決済手段情報を用いて前記購買代行における決済処理を行う
付記2または付記3に記載の決済管理装置。
(付記5)
前記代行情報登録部は前記購買代行における制限情報を前記代行者の識別情報に紐づけて前記記憶部に登録し、
前記決済処理部は前記制限情報に基づいて前記購買代行における決済処理を制限する
付記2から付記4の何れか一項に記載の決済管理装置。
(付記6)
前記制限情報は前記購買代行における決済金額の上限であり、
前記決済処理部は前記購買代行における決済金額が、前記決済金額の上限を超える場合には前記決済処理を停止する
付記5に記載の決済管理装置。
(付記7)
前記制限情報は前記決済金額の上限と、当該上限を上回る上限引上げ金額を示し、
前記決済処理部は上限引上げ要求の取得に基づいて前記決済金額の上限に代えて、前記上限引上げ金額を用いて、前記購買代行における決済金額が、前記上限引上げ金額を超える場合には前記決済処理を停止する
付記6に記載の決済管理装置。
(付記8)
前記代行情報登録部は前記決済処理が行われるとその決済処理で決定した決済金額を前記上限から減算して当該上限が示す金額の値を減算後の値に更新する
付記6または付記7に記載の決済管理装置。
(付記9)
前記制限情報は前記購買代行における購買商品を制限する情報であり、
前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者が購入すると決定した商品が前記制限情報の示す購買商品でない場合には前記決済処理を停止する
付記5から付記8の何れか一項に記載の決済管理装置。
(付記10)
前記制限情報は前記購買代行を行う期間を制限する情報であり、
前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者の決済処理を行う時刻が前記制限情報の示す期間に含まれない場合には前記決済処理を停止する
付記5から付記9の何れか一項に記載の決済管理装置。
(付記11)
前記制限情報は前記購買代行が行われる店舗を制限する情報であり、
前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者の決済を行う店舗が前記制限情報の示す店舗に含まれない場合には前記決済処理を停止する
付記5から付記10の何れか一項に記載の決済管理装置。
(付記12)
前記制限情報は前記購買代行を行う地域を制限する情報であり、
前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者の決済処理を行う店舗が位置する地域が前記制限情報の示す地域に含まれない場合には前記決済処理を停止する
付記5から付記11の何れか一項に記載の決済管理装置。
1・・・決済管理装置
2・・・入退ゲート
3・・・カメラ
4・・・商品検知センサ
5・・・端末
10・・・データベース
11・・・制御部
12・・・代行情報登録部
13・・・認証部
14・・・代行者コード発行部
15・・・決済処理部
16・・・店舗利用検知部
20・・・店舗
21・・・商品棚
101・・・CPU
102・・・ROM
103・・・RAM
104・・・HDD
105・・・インタフェース
106・・・通信モジュール

Claims (9)

  1. 購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信する代行情報登録部と、
    前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力する認証部と、
    前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報を用いて前記購買代行における決済処理を行う決済処理部と、
    を備える決済管理装置。
  2. 前記代行者の登録要求に基づいて前記購買代行に用いられる前記代行者の識別情報を発行する代行者識別情報発行部と、
    を備える請求項に記載の決済管理装置。
  3. 前記認証部は、店舗への入店者が前記代行者であるか否かを判定し、
    前記決済処理部は、前記入店者が前記代行者である場合に、前記代行者の識別情報に紐づく前記購買希望者の決済手段情報を読み取り、その決済手段情報を用いて前記購買代行における決済処理を行う
    請求項または請求項に記載の決済管理装置。
  4. 前記決済処理部は前記制限情報に基づいて前記購買代行における決済処理を制限する
    請求項から請求項の何れか一項に記載の決済管理装置。
  5. 前記制限情報は決済金額の上限と、当該上限を上回る上限引上げ金額を示し、
    前記決済処理部は上限引上げ要求の取得に基づいて前記決済金額の上限に代えて、前記上限引上げ金額を用いて、前記購買代行における決済金額が、前記上限引上げ金額を超える場合には前記決済処理を停止する
    請求項に記載の決済管理装置。
  6. 前記制限情報は前記購買代行における購買商品を制限する情報であり、
    前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者が購入すると決定した商品が前記制限情報の示す購買商品でない場合には前記決済処理を停止する
    請求項または請求項に記載の決済管理装置。
  7. 前記制限情報は前記購買代行を行う期間を制限する情報であり、
    前記決済処理部は前記購買代行において前記代行者の決済処理を行う時刻が前記制限情報の示す期間に含まれない場合には前記決済処理を停止する
    請求項から請求項の何れか一項に記載の決済管理装置。
  8. 決済管理装置の代行情報登録部が、購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信し、
    前記決済管理装置の認証部が、前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力し、
    前記決済管理装置の決済処理部が、前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報とを用いて前記購買代行における決済処理を行う
    決済管理方法。
  9. 決済管理装置のコンピュータを、
    購買希望者の購買代行を行う代行者の登録要求に基づいて、少なくとも前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報と前記購買代行における少なくとも上限金額を示す制限情報とを前記購買希望者の決済手段情報に紐づけて記憶部に登録し、前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを少なくとも含むコード情報を送信する代行情報登録手段、
    前記コード情報を取得した店舗装置から前記コード情報を受信して、当該コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とを取得した場合に、当該購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報との組み合わせが決済手段登録テーブルに登録されている場合には店舗への入店が前記代行者であることを判定し決済処理の開始許可を出力する認証手段、
    前記決済処理の開始許可に基づいて、前記コード情報に含まれる前記購買希望者の識別情報と前記代行者の識別情報とに紐づいて前記記憶部に記録している前記制限情報が示す前記上限金額と前記決済手段情報とを用いて前記購買代行における決済処理を行う決済処理手段、
    として機能させるプログラム。
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