JP6175573B2 - 手続管理システムおよび手続管理方法 - Google Patents

手続管理システムおよび手続管理方法 Download PDF

Info

Publication number
JP6175573B2
JP6175573B2 JP2016567708A JP2016567708A JP6175573B2 JP 6175573 B2 JP6175573 B2 JP 6175573B2 JP 2016567708 A JP2016567708 A JP 2016567708A JP 2016567708 A JP2016567708 A JP 2016567708A JP 6175573 B2 JP6175573 B2 JP 6175573B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
agent
customer
request
information
procedure
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016567708A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2016194053A1 (ja
Inventor
匡哲 雨貝
匡哲 雨貝
崇志 山岸
崇志 山岸
山田 弘樹
弘樹 山田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Ltd filed Critical Hitachi Ltd
Publication of JPWO2016194053A1 publication Critical patent/JPWO2016194053A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6175573B2 publication Critical patent/JP6175573B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q20/00Payment architectures, schemes or protocols
    • G06Q20/38Payment protocols; Details thereof
    • G06Q20/40Authorisation, e.g. identification of payer or payee, verification of customer or shop credentials; Review and approval of payers, e.g. check credit lines or negative lists
    • GPHYSICS
    • G06COMPUTING; CALCULATING OR COUNTING
    • G06QINFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES; SYSTEMS OR METHODS SPECIALLY ADAPTED FOR ADMINISTRATIVE, COMMERCIAL, FINANCIAL, MANAGERIAL OR SUPERVISORY PURPOSES, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
    • G06Q40/00Finance; Insurance; Tax strategies; Processing of corporate or income taxes
    • G06Q40/02Banking, e.g. interest calculation or account maintenance

Description

本発明は、手続管理システムおよび手続管理方法に関する。
金融機関の顧客は、多忙なビジネスマンや要介護状態の高齢者など、その属性や行動パターンも様々な者から構成される。そうした顧客のうち、自身の業務時間帯の都合や身体的ハンディキャップ、或いは自宅所在地などによって、営業時間内に営業店窓口やATMを訪れることが難しい場合もある。このような状況に対し、各顧客が営業店窓口等で提供される各種業務を簡便に利用可能とする種々の技術が提案されてきた。
例えば、支援対象業務の種別毎に基準データベースを検索し顧客対応に必要となるスキル種類およびレベルを特定するスキル特定部と、前記特定したスキル種類およびレベルを備える社員をスキルデータベースから特定する社員特定部と、前記記特定したスキル種類およびレベルを備える社員について対応可能者管理データベースを検索して所定の支援時期に顧客対応可能な社員を特定し支援対象業務の種別毎の対応可能者リストを生成するリスト生成部と、窓口端末からの支援要請情報をネットワークを介して受け付けて支援要請情報が含む支援対象業務の種別情報と支援時期の情報とを取得する支援要請受付部と、前記支援要請情報が含む支援対象業務の種別情報に対応する対応可能者リストを該当窓口端末に送信するリスト送信部を含むシステム(特許文献1参照)などが提案されている。
上述のように顧客利便性を追求することと、手続処理のセキュリティ性を良好に維持することは相反しやすく、詐欺等の不正行為への対策が必要となる。そこで、預金口座の名義人自らが不正に金銭の出金を行おうとする場合であっても、このような行為を確実に抑制するためのシステムであって、預金口座に対する引き出しおよび振り込みを希望する場合に、引出額または振込先および振込金額を含む出金情報を入力可能なATMと、預金口座を管理するための顧客データベースを有し、前記ATMに通信可能に接続される金融機関システムサーバと、該金融機関システムサーバに通信可能に設けられた出金予約サーバとを備える出入金システム(特許文献2参照)なども提案されている。
特開2006−344019号公報 特開2010−186329号公報
上述したように、顧客自身によるネットワーク上での処理の技術や、不正出金等の行為を抑制する技術は提案されている。しかしながら、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保する技術は存在しなかった。
そこで本発明の目的は、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保する技術を提供することにある。
上記課題を解決する本発明の手続管理システムは、金融機関の顧客およびその代理人に関する生体情報を含む認証情報と、前記顧客および前記代理人が有する、金融機関での所定手続に関する所定処理を行う権限に関する情報である権限情報とを格納した記憶装置と、
前記代理人が管理する代理人端末から受信した、顧客に関する所定手続の事前登録の要求、当該所定手続の実行者たる前記代理人の指定の要求、および、前記代理人による当該所定手続の実行の要求に対して、前記顧客および前記代理人の認証用情報および前記格納されている生体情報に基づき認証を行うことで、前記顧客の真正性および前記代理人の真正性を確認する認証処理と、前記真正性が確認された顧客および代理人の、前記事前登録に関する権限有無を判定して事前登録を行うか否かを判断する事前登録権限判定処理と、前記真正性が確認された代理人の、前記要求された所定手続の実行の権限有無を前記事前登録の判断結果及び前記権限情報に基づき判定する権限判定処理とを含む判定処理と、当該判定処理により前記代理人が前記実行の権限を保持していると判定されて事前登録された前記所定手続に関する業務を処理する業務処理と、を実行する演算装置と、を備え、前記事前登録権限判定処理は、前記顧客が管理する端末である顧客端末に前記事前登録の承認依頼を送信し、前記顧客端末から送信されてきた前記承認依頼に関する前記認証処理の要求と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とを受信し、受信した前記認証処理の要求に対する認証結果と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とに基づき、前記事前登録を行うか否か判断する処理を含む
また、本発明の手続管理方法は、金融機関の顧客およびその代理人に関する生体情報を含む認証情報と、前記顧客および前記代理人が有する、金融機関での所定手続に関する所定処理を行う権限に関する情報である権限情報とを格納した記憶装置を備える情報処理システムが、前記代理人が管理する代理人端末から受信した、顧客に関する所定手続の事前登録の要求、当該所定手続の実行者たる前記代理人の指定の要求、および、前記代理人による当該所定手続の実行の要求に対して、前記顧客および前記代理人の認証用情報および前記格納されている生体情報に基づき認証を行うことで、前記顧客の真正性および前記代理人の真正性を確認する認証処理と、前記真正性が確認された顧客および代理人の、前記事前登録に関する権限有無を判定して事前登録を行うか否かを判断する事前登録権限判定処理と、前記真正性が確認された代理人の、前記要求された所定手続の実行の権限有無を前記事前登録の判断結果及び前記権限情報に基づき判定する権限判定処理とを含む判定処理と、当該判定処理により前記代理人が前記実行の権限を保持していると判定されて事前登録された前記所定手続に関する業務を処理する業務処理と、を実行し、前記事前登録権限判定処理は、前記顧客が管理する端末である顧客端末に前記事前登録の承認依頼を送信し、前記顧客端末から送信されてきた前記承認依頼に関する前記認証処理の要求と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とを受信し、受信した前記認証処理の要求に対する認証結果と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とに基づき、前記事前登録を行うか否か判断する処理を含むことを特徴とする。
本発明によれば、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
本実施形態の手続管理システムを含むネットワーク構成例を示す図である。 本実施形態における手続管理システムの構成例を示す図である。 本実施形態における営業店窓口端末の構成例を示す図である。 本実施形態におけるATMの構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ端末の構成例を示す図である。 本実施形態における管理者情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における代理人情報テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における案件管理テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態におけるルールテーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における上限値テーブルのデータ構成例を示す図である。 本実施形態における生体情報の登録フロー例1を示す図である。 本実施形態における生体情報の登録フロー例2を示す図である。 本実施形態における手続管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。 本実施形態における画面例1を示す図である。 本実施形態における画面例2を示す図である。 本実施形態における手続管理方法の処理手順例2を示すフロー図である。 本実施形態における手続管理方法の処理手順例3を示すフロー図である。 本実施形態における管理者情報テーブルの他のデータ構成例を示す図である。 本実施形態における代理人情報テーブルの他のデータ構成例を示す図である。 本実施形態の案件管理テーブルの他のデータ構成例を示す図である。
−−−システム構成−−−
以下に本発明の実施形態について図面を用いて詳細に説明する。図1は本実施形態の 手続管理システムを含むネットワーク構成例を示す図である。図1に示す手続管理システム100は、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保するためのコンピュータシステムである。
この手続管理システム100は、銀行等の金融機関またはATMサービス提供企業などが運用するサーバ装置で構成されており、顧客ないしその代理人が所望の手続(例:入出金等)に対応するテラーの操作端末たる営業店窓口端末200や、顧客ないしその代理人が自ら上述の手続を行う際の操作対象となるATM230と、セキュアなネットワーク20を介して通信可能に結ばれている。
また、手続管理システム100は、営業店窓口を訪れる、或いはATM230を利用する顧客や代理人の操作端末たるユーザ端末300とも、インターネットなど適宜なネットワーク30を介して通信可能に結ばれている。なお、本実施形態では、ユーザ端末300のうち、金融機関に自身の口座を保有している者、すなわち顧客の操作する端末を顧客端末320とする。また、ユーザ端末300のうち、上述の顧客が指定した代理人の操作する端末を代理人端末330とする。
続いて、本実施形態における手続管理システム100と、上述の営業店窓口端末200、ATM230、およびユーザ端末300のそれぞれのハードウェア構成について説明する。図2は、本実施形態の手続管理システム100のハードウェア構成例を示す図である。図2にて例示する手続管理システム100は、SSD(Solid State Drive)やハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置101、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ103、記憶装置101に保持されるプログラム102をメモリ103に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置104、ネットワーク20、30と接続し他装置との通信処理を担う通信装置105を少なくとも備えている。
なお、上述の記憶装置101内には、本実施形態の手続管理システム100を構成する情報処理装置として必要な機能を実装する為のプログラム102の他、各種処理に必要なデータ類110が記憶されている。このデータ類110には、後述する管理者情報テーブル125、代理人情報テーブル126、案件管理テーブル127、ルールテーブル128、および上限値テーブル129が少なくとも含まれる。
また、上述の営業店窓口端末200は、図3にて示すように、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置201、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ203、記憶装置201に保持されるプログラム202をメモリ203に読み出すなどして実行し上述の各装置の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置204、テラー等のユーザからの入力を受け付けるタッチパネルやキーボード、PINパッドといった入力装置205、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置206、および、ネットワーク20と接続し手続管理システム100など外部装置との通信処理を担う通信装置207を備える。また、本実施形態における営業店窓口端末200は、窓口を訪れた顧客ないしその代理人の生体情報を読み取るための生体情報リーダー220、顧客(場合によってはその代理人も)のICカードなど適宜なカードに対する認証情報の読み取りを行うカードリーダー221、および、顧客(場合によってはその代理人も)の通帳に対する認証情報の読み取りを行う通帳リーダー222を更に備えている。
また、上述のATM230は、図4にて示すように、現金格納庫240、現金搬送機構241、および現金投入口242といったATMとして一般的な装置構成と、こうした装置の制御を実行するコンピュータ250とを備えている。このうちコンピュータ250は、ハードディスクドライブなど適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置251、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ253、記憶装置251に保持されるプログラム252をメモリ253に読み出すなどして実行し上述の各装置の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置254、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルやキーボードといった入力装置255、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置256、および、ネットワーク20と接続し手続管理システム100など外部装置との通信処理を担う通信装置257を備える。また、本実施形態におけるATM230は、当該ATM230を操作する顧客ないしその代理人の生体情報を読み取るための、生体情報リーダー245を更に備えている。
また、本実施形態のユーザ端末300は、一般的なコンピュータ端末と同様のハードウェア構成を備えており、図5にて示すように、適宜な不揮発性記憶素子で構成される記憶装置301、RAMなど揮発性記憶素子で構成されるメモリ303、記憶装置301に保持されるプログラム302をメモリ303に読み出すなどして実行し装置自体の統括制御を行なうとともに各種判定、演算及び制御処理を行なうCPUなどの演算装置304、ユーザからの入力を受け付けるタッチパネルやキーボードといった入力装置305、処理結果を出力するディスプレイやスピーカー等の出力装置306、インターネットなど適宜なネットワーク30と接続し、上述の手続管理システム100との通信処理を担う通信装置307を備える。また、本実施形態におけるユーザ端末300は、当該ユーザ端末300を操作する顧客ないしその代理人の生体情報を読み取るための、生体情報リーダー315を更に備えている。
−−−機能−−−
続いて、本実施形態の手続管理システム100が備える機能について説明する。上述したように、以下に説明する機能は、例えば手続管理システム100が備えるプログラム102を実行することで実装される機能と言える。なお、ここでは手続管理システム100の機能の説明に必要となる営業店窓口端末200、ATM230やユーザ端末300の機能や処理内容についても適宜示すこととする。
本実施形態における手続管理システム100は、ユーザ端末300(顧客端末320、代理人端末330のいずれか)から受信した、顧客口座からの所定額の出金といった手続の事前登録、上述の手続の実行者たる代理人の指定(顧客によるもの)、および、手続の実行者(代理人を想定するが、顧客自身のケースもありうる)による該当手続の実行、の各要求について、要求者から取得された生体情報など適宜な認証用情報と、管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126の保持する生体情報テンプレートなどの認証情報との照合に基づく認証処理を行う機能を備えている。
また、手続管理システム100は、上述の認証処理で特定した顧客または代理人に関して、管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126から権限情報を取得し、この権限情報が、上述の要求に関する権限保有を示すか判定する処理を行う機能を備えている。なお、本実施形態における権限情報は、上述の各要求(手続の事前登録、代理人の指定、および、手続の実行の各要求)に対して許諾するか否かを規定する情報となる。
また、手続管理システム100は、上述の判定処理で顧客または代理人における権限保持が特定された要求に対応する業務処理を実行する機能を備えている。この業務処理は、上述の要求に応じたものであるから、例えば、ユーザ端末300から受けた手続の情報を記憶装置101の案件管理テーブル127に事前登録する処理、ユーザ端末300のうち顧客端末320から指定を受けた代理人の情報を代理人情報テーブル126、案件管理テーブル127のそれぞれに登録する処理、および、営業店窓口端末200、ATM230、顧客端末、および代理人端末330、のいずれかから実行指示を受けた出金等(手続)の処理、といった処理を想定する。
なお、本実施形態の手続管理システム100は、記憶装置101の管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126にて、顧客または代理人に関して、金融機関での手続で処理可能な金額の限度額情報を更に格納しているものとする。この場合、手続管理システム100は、上述の判定処理に際し、各要求について、上述の認証処理で特定した顧客または代理人の権限情報および限度額情報に基づき、該当要求に関する権限有無および取り扱い金額の限度額適合の成否についての判定を実行する機能を更に備えている。
また、この場合の手続管理システム100は、上述の業務処理に際し、上述の判定処理で顧客または代理人における権限保持および取り扱い金額の限度額適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する機能を備えている。
また、本実施形態の手続管理システム100は、記憶装置101の管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126にて、顧客または代理人に関して、金融機関での手続の実行可能期間の情報を更に格納しているものとする。この場合、手続管理システム100は、上述の判定処理に際し、各要求について、上述の認証処理で特定した顧客または代理人の権限情報および実行可能期間の情報に基づき、該当要求に関する権限有無および実行可能時期の適否についての判定を実行する機能を更に備えている。
また、この場合の手続管理システム100は、上述の業務処理に際し、上述の判定処理で顧客または代理人における権限保持および実行可能時期適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するもの機能を備えている。
また、本実施形態の手続管理システム100は、上述の各要求が示す所定手続での処理金額および実行頻度の少なくともいずれかの情報をルールテーブル128に照合し、必要性を特定した、同意確認(例:高齢者が希望する手続に対する代理人たる家族の同意)、アラート通知(例:高齢者が希望する手続に対する代理人たる家族へのアラート)、および結果報告(例:高齢者が希望する手続の処理結果を代理人たる家族への通知)の少なくともいずれかに対応する所定処理を更に実行する機能を備えている。
また、本実施形態の手続管理システム100は、記憶装置101の上限値テーブル129において、顧客が金融機関で保持する口座残高のうち、手続の処理対象と出来る上限枠の情報を格納しているものとする。その場合、手続管理システム100は、上述の判定処理に際し、各要求について、上述の認証処理で特定した顧客または代理人の権限情報および上限枠の情報(上限値テーブル129で特定したもの)に基づき、要求に関する権限有無および上限枠の適合成否についての判定を実行する機能を更に備えている。
この場合、手続管理システム100は、上述の業務処理に際し、上述の判定処理で顧客または代理人における権限保持および上限枠適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する機能を備えている。
また、手続管理システム100は、上述の事前登録または代理人の指定の各要求を、顧客端末320または代理人端末330から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客(例:高齢者)から代理人(例:高齢者の家族)に向けた本人映像データを更に受信して、当該本人映像データを、記憶装置101の案件管理テーブル127に格納する機能を更に備えている。
この場合、手続管理システム100は、上述の代理人の指定要求に応じて、顧客が指定した代理人の代理人端末330に対し、記憶装置101の案件管理テーブル127から読み出した本人映像データを送信して、該当手続に関する代理人からの同意通知を受信した場合に、事前登録の対象である顧客に関する所定手続の情報(例:手続の情報自体か、或いは有効フラグ)を記憶装置101の案件管理テーブル127に格納する機能を更に備えている。
−−−データ構造例−−−
次に、本実施形態の手続管理システム100が用いるテーブルにおけるデータ構造例について説明する。図6は本実施形態における管理者情報テーブル125のデータ構成例を示す図である。管理者情報テーブル125は、金融機関の顧客であって、本実施形態における手続管理システム100が管理する手続を代理人に委託しようと考える者、すなわち管理者の情報を保持するテーブルである。
図6に例示する管理者情報テーブル125は、各管理者が所属する法人の識別情報である法人番号をキーに、該当管理者のID、登録者名(管理者の名)、暗証番号たるPIN、代理人に委託する手続に関して承認出来る金額上限たる承認限度額、自身が行う手続で出金出来る金額上限たる受取限度額、生体情報、権限情報としての登録権限、承認権限、および受取権限、といった各値を対応付けされたレコードの集合体となっている。
なお、上述の権限情報のうち登録権限は、上述の要求のうち事前登録を行える権限の有無を規定する情報であり、「○」は権限有りを意味する。また、上述の権限情報のうち承認権限は、上述の要求のうち事前登録や代理人指定に関する承認判断を行える権限の有無を規定する情報であり、「○」は権限有りを意味する。また、上述の権限情報のうち受取権限は、上述の要求のうち出金手続の実行権限の有無を規定する情報であり、「○」は権限有りを意味する。
こうした管理者情報テーブル125における各レコードは、金融機関の顧客たる法人の役職者等が、予め金融機関に赴いて登録した情報に対応する。
また、図7は本実施形態における代理人情報テーブル126のデータ構成例を示す図である。代理人情報テーブル126は、上述の管理者情報テーブル125に登録されている管理者たる顧客が、金融機関での手続を委託する代理人に関して情報を登録したテーブルである。
図7で例示する代理人情報テーブル126は、各代理人が所属する法人の識別情報である法人番号(管理者情報テーブル125と共通)をキーに、該当代理人の識別情報たる利用者ID、代理人登録者(該当代理人の登録を行った管理者の名)、該当代理人による承認動作に関して管理者が許諾している金額上限たる承認限度額(承認権限がある者のみ)、代理人が行う手続で出金出来る金額上限たる受取限度額、生体情報、権限情報としての登録権限、承認権限、および受取権限、代理人として手続を代行出来る時間的な有効区分、その有効期間、といった各値を対応付けされたレコードの集合体となっている。
また、図8は本実施形態における案件管理テーブル127のデータ構成例を示す図である。この案件管理テーブル127は、上述の事前登録の要求に応じて登録される、管理者から代理人に委託する各手続の内容情報を格納したテーブルである。図8に例示した案件管理テーブル127は、委託手続を一意に示す案件番号をキーに、当該手続を代理人に委託する管理者が所属する法人の法人番号、当該委託手続の承認者ID(管理者ID)、委託先の代理人ID、ステータス(当該委託手続の処理に関するステータス)、手続対象となる口座情報、取引金額、有効年月日、および依頼情報(顧客の本人映像データ)、といった各値を対応付けされたレコードの集合体となっている。
また、図9は本実施形態におけるルールテーブル128のデータ構成例を示す図である。本実施形態におけるルールテーブル128は、委託手続における処理金額の大小、および当該定手続の実行頻度の大小、の少なくともいずれかに応じた、当該手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかの要否を規定したテーブルである。図9に示すルールテーブル128は、ルールIDをキーに、処理金額の大小、当該定手続の実行頻度の大小、当該手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の各要否、といった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。
また、図10は本実施形態における上限値テーブル129のデータ構成例を示す図である。この上限値テーブル129は、顧客が金融機関で保持する口座残高のうち、委託手続の処理対象と出来る金額の上限枠の情報を格納したテーブルである。図10に示す上限値テーブル129は、各法人を一意に特定する法人番号をキーに、該当法人の口座番号、上限枠といった情報を対応付けたレコードの集合体となっている。この上限値テーブル129にて規定された上限枠の値は、手続管理システム100が、金融機関の基幹システム等から取得した該当口座への入金履歴に基づいて、年金や株式配当など一定期間ごとに定期入金される固定金額を特定した値となる。
−−−生体情報の登録処理について−−−
まずはここで、本実施形態における手続管理方法実行前のいずれかの時点で、顧客の生体情報登録を行うフローについて説明する。図11は本実施形態における生体情報の登録フロー例1を示す図である。「顧客」が法人である場合、生体情報登録の対象は、法人職員の所定管理者を想定する。一方、「顧客」が個人である場合、生体情報登録の対象は、顧客個人である。以下の例では、法人に所属する管理者について生体情報登録を行う状況を一例として示すこととする。
この場合、上述の管理者は、社員証や運転免許証など自身の身分証明書、金融機関が発行したICカードを携行し、金融機関の窓口を訪れる。
一方、この管理者に対応するテラー等の金融機関職員は、営業店窓口端末200を操作し、管理者登録の手続を開始する。金融機関職員は、上述の管理者からICカードを受領して営業店窓口端末200に備わるカードリーダー221にセットし、更には、入力装置205の一種であるPINパッドでの暗証番号入力を管理者に促す。
また、この金融機関職員は、管理者から所定の登録申請書と身分証明書を受領し、その内容から氏名等の本人情報と、承認限度額、受取限度額、および各権限情報を読み取り、これらを登録情報(の一部)として入力装置205から入力する。なお、金融機関職員は、管理者が携行する通帳を通帳リーダー222に読み込ませるとしてもよい。
他方、営業店窓口端末200は、入力装置205で管理者の氏名情報等を取得すると共に、カードリーダー221を介したICカードの保持情報(例:ICチップが記録している、顧客たる法人に関する認証用情報)の取得、および、PINパッドを介した暗証番号の取得の処理を実行する(s10)。
なお、上記の態様では、処理に際してICカードを用いているが、以下のように、それ以外の方法を採用してもよい。すなわち、暗証番号等の適宜な認証用情報や生体情報を用いるものである。その一例として以下の方法がある。金融機関においてサービス開始の際に、窓口での対面による法人ないし個人の適宜な本人確認を行った上で、営業店窓口端末200にて、その法人番号と管理者ID(例:いずれも対象者が窓口申請)、および生体情報(生体情報リーダー220で取得)を取得し、これらを紐付けて、手続管理システム100の管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126に対し登録しておく。一方、その後の金融機関での顧客や代理人に関する認証時には、営業店窓口端末200は、前述の顧客や代理人が提示した法人番号と管理者IDと生体情報とを、管理者情報テーブル125または代理人情報テーブル126に照合することで認証を行うこととなる。なお、生体情報または暗証番号等を単体で用いて上述の認証を行うとしてもよい。上述の手法を採用した場合、いわゆるカードレスでの認証が可能である。
次に営業店窓口端末200は、上述のICカードの保持情報が示す暗証番号とPINパッド経由で得た暗証番号とが一致するか判定する(s11)。なお、暗証番号やPINパッド経由で得た暗証番号に関しては、カードレス認証を行う場合、システム等に登録されることになる。以下同様である。この判定の結果、暗証番号が不一致であった場合(s12:NG)、営業店窓口端末200は、その旨を出力装置206に表示し処理を終了する。他方、判定の結果、暗証番号の一致が特定出来た場合(s12:OK)、営業店窓口端末200は、認証成功の旨を出力装置206に表示する(s13)。
この表示を確認した上述の金融機関職員は、生体情報登録を行う旨を当該管理者に告げ、指や手のひらといった身体の所定部位を生体情報リーダー220にセットするよう要請する。そして、当該要請を受けた管理者が自身の身体の所定部位を生体情報リーダー220にセットしたとする。
この場合、営業店窓口端末200は、生体情報リーダー220を介して、上述の管理者の生体情報を取得し、これを当該管理者の氏名情報等(s10で得ているもの)と対応付けて、管理者情報テーブル125に格納する(s14)。
続いて、顧客の代理人に関する生体情報登録の処理について説明する。図12は本実施形態における生体情報の登録フロー例2を示す図である。この処理は、少なくとも事前登録の処理の実行前に行われる。また、生体情報登録の対象は、顧客たる法人の職員を想定する。なお、顧客が個人であって、例えば高齢者である場合、ここで生体情報登録の対象、すなわち代理人となるのはその子供または介護スタッフ等であるケースが主として想定出来る。
当該フローにおいて、上述の法人内に設置されている代理人端末330は、代理人登録を意図する職員からの登録要求を入力装置305で受け付け、予め保持する所定の入力画面を出力装置306に表示する(s20)。この画面を閲覧した職員は、画面メッセージに従って、自身の利用者ID(職員番号等)、氏名、承認限度額、受取限度額、各種権限、有効区分、有効期間といった各種情報を入力装置305にて入力する。なお、ここで入力する情報のうち少なくとも、承認限度額、受取限度額、各種権限、有効区分、有効期間といった情報は、上述の管理者(ないし顧客自身たる高齢者など)によって指示されたものか、或いは管理者自身が入力装置305で入力することを想定出来る。
一方、代理人端末330は、上述の入力装置305で入力された情報を取得し(s21)、この情報を、上述の管理者による登録可否判断を求めるメッセージと共に、管理者が操作する顧客端末320に出力する(s22)。管理者が、顧客端末320にて当該情報を確認し、内容に問題無ければ、顧客端末320の入力装置305にて登録可の指示を入力することとなる。この時、顧客端末320は、登録可の指示を代理人端末330に通知する。
この登録可の通知を受けた代理人端末330は、指や手のひらといった身体の所定部位を生体情報リーダー315にセットするよう要請するメッセージを、出力装置305で表示する(s23)。当該メッセージを出力装置305で閲覧した職員が、自身の身体の所定部位を生体情報リーダー315にセットしたとする。
この場合、代理人端末330は、生体情報リーダー315を介して、上述の職員の生体情報を取得し、これを当該職員の氏名情報等(s21で得ているもの)と対応付けて、代理人情報テーブル126に格納する(s24)。なお、上述の代理人登録の処理において、「有効区分」が「都度」と設定されるケースであれば、代理人情報テーブル126に登録された当日のみ或いは有効期間で指定された1日のみ、代理人としての出金等の手続を実行出来ると出来る。この場合、代理人情報テーブル126での当該代理人に関する生体情報も、その「都度」、登録されるべく運用する。
−−−処理手順例−−−
以下、本実施形態における手続管理方法の実際手順について図に基づき説明する。以下で説明する手続管理方法に対応する各種動作は、手続管理システム100がメモリ等に読み出して実行するプログラムによって実現される。そして、これらのプログラムは、以下に説明される各種の動作を行うためのコードから構成されている。
図13は、本実施形態における手続管理方法の処理手順例1を示すフロー図である。本実施形態では、法人の職員が上長の管理者から営業店窓口での出金手続を依頼された状況を前提に説明を進めることとする。
この場合の上述の職員は、所定の社内端末すなわち代理人端末330を操作して手続管理システム100にアクセスし、例えば本実施形態の手続管理方法に対応したインターフェイス(図14のインターフェイス1200参照)を閲覧する。上述の職員は、このインターフェイス1200において、上述の上長から依頼された出金手続についての情報を入力することとなる。図14の例では、利用者IDが「1234567」である職員が、承認者たる上述の上長「1111111」の指示で「24,000円」の「出金」手続について、有効年月日「YYYYMMDD」として事前登録する指定を行っている。また、この職員は、インターフェイス1200での事前登録に関する入力動作に際し、代理人端末330に備わる生体情報リーダー315に自身の身体の一部をかざすなどして、生体情報の読み取りをさせるものとする。
一方、代理人端末330は、上述の職員がインターフェイス1200で入力した出金手続に関する事前登録の情報を、入力装置305を介して取得し、これと上述の生体情報リーダー315から得た職員の生体情報とをあわせて、事前登録の要求情報としてネットワーク30を介して手続管理システム100に送信する。
他方、手続管理システム100は、上述の代理人端末330から送信されてくる、事前登録の要求情報を受信して(s100)、この要求情報が含む生体情報を代理人情報テーブル126の該当利用者IDのレコードの生体情報と照合する(s101)。
この照合の結果、上述の職員の真正性について確認出来た場合、手続管理システム100は、代理人情報テーブル126における該当利用者IDのレコードにて、その権限情報のうち登録権限に「○」の値が設定され、事前登録の権限が有るか判定する(s102)。 この判定の結果、該当職員に関して事前登録の権限が設定されていた場合(s102:y)、手続管理システム100は、上述の事前登録の要求情報を一旦メモリ103に保持し、利用者ID「1234567」の職員が所属する法人の所定管理者の端末、すなわち顧客端末320に宛てて、承認依頼として送信する(s103)。手続管理システム100は、法人ごとに事前登録の承認業務を行う顧客端末320について、そのメールアドレスなど連絡先情報を予め記憶装置101に保持するものとする。
上述の承認依頼を受けた顧客端末320は、所定の画面表示等で管理者に対して生体情報の読み取り動作を促す通知を行い、生体情報リーダー315での生体情報の読み取りを実行する。この場合、上述の承認判断を行う管理者は、顧客端末320の生体情報リーダー315に自身の身体の一部をかざすなどして、生体情報の読み取りをさせるものとする。 顧客端末320は、上述の管理者の生体情報を含む認証情報を手続管理システム100に送信する。この場合、手続管理システム100は、上述の顧客端末320から送信されてくる認証要求を受信し、この要求が含む生体情報を管理者情報テーブル125の該当管理者IDのレコードの生体情報と照合して認証処理を実行する(s104)。この認証の結果、上述の管理者の真正性について確認出来た場合(s104:y)、手続管理システム100は、管理者情報テーブル125における該当管理者のレコードにて、その権限情報のうち承認権限に「○」の値が設定され、事前登録に対する承認判断を行う権限が有るか判定する(s105)。この判定の結果、該当管理者に関して事前登録に対する承認判断を行う権限が設定されていた場合(s105:y)、手続管理システム100は、顧客端末320に対し、図15に示すインターフェイス1300上で上述の承認依頼の内容を表示させる(s106)。
事前登録の承認業務を行う管理者は、顧客端末320の出力装置326で事前登録の情報を閲覧して、承認するか否か判断し、その結果をインターフェイス1300に入力する。図15の例では、案件番号「123456789」について、生体認証結果および権限判定が「OK」であり、利用者IDが「1234567」である職員が事前登録しようとした、「24,000円」の「出金」手続について、利用者IDが「1234567」の代理人を指定し、当該案件の有効年月日「YYYYMMDD」とし承認するとして指定を行っている。ここで、例えば、顧客端末320は、代理人生体情報の登録指示用のインターフェイス(ボタン等)を、「有効区分」が「都度」の場合にのみ画面表示し、「都度」の代理人に関する生体情報の登録処理を行うとすればより好適である。
一方、顧客端末320は、上述の管理者がインターフェイス1300で入力した事前登録の承認結果に関する情報を、入力装置325を介して取得し、これを事前登録の承認結果として、ネットワーク30を介して手続管理システム100に送信する。
他方、手続管理システム100は、上述の顧客端末320から送信されてくる、事前登録の承認結果の情報を受信し、これを記憶装置101の案件管理テーブル127に格納する(s107)。
上述のように事前登録が完了した後、上述の代理人「1234567」が金融機関の窓口を訪れて、上長から委託された手続として、当該法人の口座からの出金手続を行おうとしたとする。この場合、代理人は、営業店窓口端末200の生体情報リーダー220に対して自身の生態情報の読み取り動作を行うものとする。営業店窓口端末200は、生体情報リーダー220から代理人の生体情報を取得し、この生体情報を含む事前登録案件の問い合わせ通知を手続管理システム100に送信する。
手続管理システム100は、営業店窓口端末200からの通知を受信し、当該通知が含む生体情報を、代理人情報テーブル126の当該代理人のレコードが含む生体情報と照合し、認証処理を実行する(s108)。この認証の結果、上述の代理人の真正性について確認出来た場合(s108:y)、手続管理システム100は、代理人情報テーブル126における該当代理人のレコードにて、その権限情報のうち受取権限に「○」の値が設定され、出金手続の実行権限が有るか判定する(s109)。
上述の判定の結果、該当代理人に関して出金手続の実行権限が設定されていた場合(s109:y)、手続管理システム100は、上述の代理人に関して事前登録されている手続について案件管理テーブル127で検索を行う(s110)。
上述の検索の結果、上述の代理人に関して事前登録された手続が特定出来なかった場合(s111:n)、その旨を営業店窓口端末200に返し、処理を終了する。他方、上述の検索の結果、上述の代理人に関して事前登録された案件(手続)が特定出来た場合(s111:y)、認証成功の通知と事前登録された案件の情報とを営業店窓口端末200に返す(s112)。
営業店窓口端末200は、上述の認証成功の通知と事前登録された案件の情報とを受信し、事前登録された案件に応じた手続に関する業務処理(例:出金手続に関して金融機関内で規定されている一連の業務処理)を実行し、その結果を出力装置206に表示させると共に、処理結果たる手続の成果物すなわち現金を出納機等から出金し、処理を終了する。営業店窓口端末200の担当者は、ここで出金された現金を上述の代理人に手交することとなる。
なお、上述のステップs100において事前登録の要求情報を受信した際、手続管理システム100は、ルールテーブル128および上限値テーブル129に基づく以下の処理を更に実行すると好適である。この場合、事前登録の情報が、取引金額の他に、その処理頻度についても指定しているものとする。図16は、本実施形態における手続管理方法の処理手順例2を示すフロー図である。
すなわち手続管理システム100は、事前登録の情報が示す、取引金額と処理頻度の値に基づき、例えば1ヶ月など一定期間での手続総額を算定し、その算定額を上限値テーブル129における当該職員の所属する法人の上限枠の値と照合する(s200)。
上述の照合の結果、上述の算定額が上限枠の値を上回っている場合(s201:n)、手続管理システム100は、該当事前登録は承認不可として、その旨を上述の代理人端末330に返し、処理を終了する。
他方、上述の照合の結果、上述の算定額が上限枠の値を下回っている場合(s201:y)、手続管理システム100は、事前登録の情報が示す、取引金額と処理頻度の値を、ルールテーブル128に照合し(s202)、ルールテーブル128が規定する金額範囲および処理頻度に応じた、同意確認、アラート通知、および結果報告の、それぞれの要否について特定する(s203)。例えば、事前登録の情報が示す取引金額が「24,000円」で、処理頻度が「2回/週」であった場合、ルールテーブル128によれば、予め定めた特定の管理者あるいは他の代理人のユーザ端末300に対し、同意確認を求める通知を行う処理、要注意の事前登録としてアラートを通知する処理、および、事前登録される手続の実行結果の報告を通知する処理、のすべてが必要と特定できる。
手続管理システム100は、上述のステップs204で特定した処理を実行し(s204)、上述の図13のフローにおけるステップs102に処理を進める。
次に、手続を委託する顧客、すなわち上述の場合における管理者の本人映像を有効活用する形態について説明する。図17は本実施形態における手続管理方法の処理手順例3を示すフロー図であり、図18〜図20は、本実施形態における管理者情報テーブル125、代理人情報テーブル126、および案件管理テーブル127の他のデータ構成例を示す図である。ここでは、顧客を高齢者、その代理人を高齢者の家族(ないし介護スタッフ等)と想定する。そのため図18〜図20で例示する各テーブルにおいて、各レコードのキーは法人番号ではなくファミリー番号としている。
この場合、手続管理システム100は、上述の事前登録または代理人の指定の各要求を、顧客端末320または代理人端末330から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客(例:高齢者)から代理人(例:高齢者の家族)に向けた本人映像データを更に受信し(s300)、当該本人映像データを、記憶装置101の案件管理テーブル127に格納する(s301)。
次に、手続管理システム100は、上述の顧客端末320からの代理人の指定要求(例:図15のインターフェイス1300で受けたもの)に応じて、顧客が指定した代理人の代理人端末330に対し、記憶装置101の案件管理テーブル127から読み出した本人映像データを送信する(s302)。
一方、これを受けた代理人端末330は、上述の本人映像データを出力装置336で再生する。代理人は、この本人映像を出力装置336で閲覧し、確かに上述の顧客からの委託手続の要求であるか判断すると共に、その手続内容の適否について判断する。例えば、確かに自分の親からの要求ではあるが、不十分な商品知識で購入を決断した不適切な内容での商品購入手続に関して、その家族たる代理人が当該手続の代行を拒否するといった判断を行うこととなる。或いは、代理人は、上述の手続内容が妥当なものであり、代行を受託すると判断する。
該当手続の内容が適切であり、その代行を受託すると判断した代理人は、代理人端末330で同意通知を入力し、手続管理システム100に対する返信を指示する。これを受けた手続管理システム100は、この同意通知を受信し(s303)、事前登録の対象である顧客に関する所定手続の情報(例:手続の情報自体か、或いは有効フラグ)を記憶装置101の案件管理テーブル127に格納する(s304)。勿論、上述の同意通知ではなく、例えば不同意の通知を受信した場合、手続管理システム100は該当事前登録に関して登録処理を行わずに処理を終了する。
以上、本発明を実施するための最良の形態などについて具体的に説明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
こうした本実施形態によれば、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
本明細書の記載により、少なくとも次のことが明らかにされる。すなわち、本実施形態の手続管理システムにおいて、前記記憶装置は、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続に伴う取り扱い限度額の情報を更に格納したものであり、前記演算装置は、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記限度額の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および取り扱い限度額の適合成否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および取り扱い限度額適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、顧客が指定する代理人に関して、例えば顧客との血縁の近しさや信頼の高さ等に基づいて、金融機関での手続対象とする金額の範囲を簡便かつ確実にコントロールすることが可能となる。ひいては、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する更なる顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
また、本実施形態の手続管理システムにおいて、前記記憶装置は、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続の実行可能期間の情報を更に格納したものであり、前記演算装置は、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記実行可能期間の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および実行可能時期の適否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および実行可能時期適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、顧客が指定する代理人に関して、例えば顧客との血縁の近しさや信頼の高さ、或いは、該当手続の日常性や緊急度等に基づいて、金融機関での手続の実行期間を簡便かつ確実にコントロールすることが可能となる。ひいては、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する更なる顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
また、本実施形態の手続管理システムにおいて、前記記憶装置は、前記所定手続における処理金額の大小、および前記所定手続の実行頻度の大小、の少なくともいずれかに応じた、前記所定手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかの要否を規定したルールテーブルを更に格納するものであり、前記演算装置は、前記各要求が示す所定手続での処理金額および実行頻度の少なくともいずれかの情報を、前記ルールテーブルに照合し、必要性を特定した前記同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかに対応する所定処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、手続の重要性や顧客の判断能力等に基づいて、手続の執行能力が担保されている代理人による、該当手続の真正性や妥当性に関する事前判断を簡便かつ確実に促すことが可能となる。ひいては、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する更なる顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
また、本実施形態の手続管理システムにおいて、前記記憶装置は、前記顧客が前記金融機関で保持する口座残高のうち、前記所定手続の処理対象と出来る上限枠の情報を更に格納したものであり、前記演算装置は、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記上限枠の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および上限枠の適合成否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および上限枠適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、としてもよい。
これによれば、例えば顧客が定期的に獲得出来る年金や利息、株式配当等の額の範囲で、金融機関での手続内容を留めるといった管理が可能となる。ひいては、悪意の第三者等によって、顧客の金融資産の大部分を上述の手続を名目に詐取されるといった事態を確実に回避し、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する更なる顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
また、本実施形態の手続管理システムにおいて、前記演算装置は、前記事前登録または前記代理人の指定の各要求を所定端末から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客から代理人に向けた本人映像データを更に受信して、当該本人映像データを記憶装置に格納し、前記代理人の指定要求に応じて、前記顧客が指定した代理人の端末に対し、前記本人映像データを送信して、前記所定手続に関する代理人からの同意通知を受信した場合に、前記事前登録の対象である前記顧客に関する所定手続の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、としてもよい。
これによれば、手続の重要性や顧客の判断能力等に基づいて、手続の執行能力が担保されている顧客の家族など適切な代理人による、該当手続の真正性や妥当性に関する事前判断を、顧客の本人性を確認した上で簡便かつ確実に促すことが可能となる。ひいては、顧客自身による金融機関の利用が難しい事情を踏まえつつ、各種手続に関する更なる顧客利便性とセキュリティ性を併せて確保可能となる。
また、本実施形態の手続管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続に伴う取り扱い限度額の情報を更に格納し、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記限度額の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および取り扱い限度額の適合成否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および取り扱い限度額適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の手続管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続の実行可能期間の情報を更に格納し、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記実行可能期間の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および実行可能時期の適否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および実行可能時期適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の手続管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、前記所定手続における処理金額の大小、および前記所定手続の実行頻度の大小、の少なくともいずれかに応じた、前記所定手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかの要否を規定したルールテーブルを更に格納し、前記各要求が示す所定手続での処理金額および実行頻度の少なくともいずれかの情報を、前記ルールテーブルに照合し、必要性を特定した前記同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかに対応する所定処理を更に実行する、としてもよい。
また、本実施形態の手続管理方法において、前記情報処理システムが、前記記憶装置において、前記顧客が前記金融機関で保持する口座残高のうち、前記所定手続の処理対象と出来る上限枠の情報を更に格納し、前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記上限枠の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および上限枠の適合成否についての判定を実行し、前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および上限枠適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、としてもよい。
また、本実施形態の手続管理方法において、前記情報処理システムが、前記事前登録または前記代理人の指定の各要求を所定端末から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客から代理人に向けた本人映像データを更に受信して、当該本人映像データを記憶装置に格納し、前記代理人の指定要求に応じて、前記顧客が指定した代理人の端末に対し、前記本人映像データを送信して、前記所定手続に関する代理人からの同意通知を受信した場合に、前記事前登録の対象である前記顧客に関する所定手続の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行する、としてもよい。
20、30 ネットワーク
100 手続管理システム
101 記憶装置
102 プログラム
103 メモリ
104 演算装置
105 通信装置
125 管理者情報テーブル
126 代理人情報テーブル
127 案件管理テーブル
128 ルールテーブル
129 上限値テーブル
200 営業店窓口端末
201 記憶装置
202 プログラム
203 メモリ
204 演算装置
205 入力装置
206 出力装置
207 通信装置
220 生体情報リーダー
221 カードリーダー
222 通帳リーダー
230 ATM
231 記憶装置
232 プログラム
233 メモリ
234 演算装置
235 入力装置
236 出力装置
237 通信装置
240 現金格納庫
241 現金搬送機構
242 現金投入口
245 生体情報リーダー
300 ユーザ端末(顧客端末、代理人端末)
301 記憶装置
302 プログラム
303 メモリ
304 演算装置
305 入力装置
306 出力装置
307 通信装置
315 生体情報リーダー
320 顧客端末
330 代理人端末

Claims (12)

  1. 金融機関の顧客およびその代理人に関する生体情報を含む認証情報と、前記顧客および前記代理人が有する、金融機関での所定手続に関する所定処理を行う権限に関する情報である権限情報とを格納した記憶装置と、
    前記代理人が管理する代理人端末から受信した、顧客に関する所定手続の事前登録の要求、当該所定手続の実行者たる前記代理人の指定の要求、および、前記代理人による当該所定手続の実行の要求に対して、
    前記顧客および前記代理人の認証用情報および前記格納されている生体情報に基づき認証を行うことで、前記顧客の真正性および前記代理人の真正性を確認する認証処理と、
    前記真正性が確認された顧客および代理人の、前記事前登録に関する権限有無を判定して事前登録を行うか否かを判断する事前登録権限判定処理と、前記真正性が確認された代理人の、前記要求された所定手続の実行の権限有無を前記事前登録の判断結果及び前記権限情報に基づき判定する権限判定処理とを含む判定処理と、
    当該判定処理により前記代理人が前記実行の権限を保持していると判定されて事前登録された前記所定手続に関する業務を処理する業務処理と、
    を実行する演算装置と、
    を備え
    前記事前登録権限判定処理は、前記顧客が管理する端末である顧客端末に前記事前登録の承認依頼を送信し、前記顧客端末から送信されてきた前記承認依頼に関する前記認証処理の要求と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とを受信し、受信した前記認証処理の要求に対する認証結果と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とに基づき、前記事前登録を行うか否か判断する処理を含む、
    ことを特徴とする手続管理システム。
  2. 前記記憶装置は、
    金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続に伴う取り扱い限度額の情報を更に格納したものであり、
    前記演算装置は、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記限度額の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および取り扱い限度額の適合成否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および取り扱い限度額適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  3. 前記記憶装置は、
    金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続の実行可能期間の情報を更に格納したものであり、
    前記演算装置は、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記実行可能期間の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および実行可能時期の適否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および実行可能時期適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  4. 前記記憶装置は、
    前記所定手続における処理金額の大小、および前記所定手続の実行頻度の大小、の少なくともいずれかに応じた、前記所定手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかの要否を規定したルールテーブルを更に格納するものであり、
    前記演算装置は、
    前記各要求が示す所定手続での処理金額および実行頻度の少なくともいずれかの情報を、前記ルールテーブルに照合し、必要性を特定した前記同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかに対応する所定処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  5. 前記記憶装置は、
    前記顧客が前記金融機関で保持する口座残高のうち、前記所定手続の処理対象と出来る上限枠の情報を更に格納したものであり、
    前記演算装置は、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記上限枠の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および上限枠の適合成否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および上限枠適合が特定された要求に対応する業務処理を実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  6. 前記演算装置は、
    前記事前登録または前記代理人の指定の各要求を所定端末から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客から代理人に向けた本人映像データを更に受信して、当該本人映像データを記憶装置に格納し、前記代理人の指定要求に応じて、前記顧客が指定した代理人の端末に対し、前記本人映像データを送信して、前記所定手続に関する代理人からの同意通知を受信した場合に、前記事前登録の対象である前記顧客に関する所定手続の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行するものである、
    ことを特徴とする請求項1に記載の手続管理システム。
  7. 金融機関の顧客およびその代理人に関する生体情報を含む認証情報と、前記顧客および前記代理人が有する、金融機関での所定手続に関する所定処理を行う権限に関する情報である権限情報とを格納した記憶装置を備える情報処理システムが、
    前記代理人が管理する代理人端末から受信した、顧客に関する所定手続の事前登録の要求、当該所定手続の実行者たる前記代理人の指定の要求、および、前記代理人による当該所定手続の実行の要求に対して、
    前記顧客および前記代理人の認証用情報および前記格納されている生体情報に基づき認証を行うことで、前記顧客の真正性および前記代理人の真正性を確認する認証処理と、
    前記真正性が確認された顧客および代理人の、前記事前登録に関する権限有無を判定して事前登録を行うか否かを判断する事前登録権限判定処理と、前記真正性が確認された代理人の、前記要求された所定手続の実行の権限有無を前記事前登録の判断結果及び前記権限情報に基づき判定する権限判定処理とを含む判定処理と、
    当該判定処理により前記代理人が前記実行の権限を保持していると判定されて事前登録された前記所定手続に関する業務を処理する業務処理と、
    を実行し、
    前記事前登録権限判定処理は、前記顧客が管理する端末である顧客端末に前記事前登録の承認依頼を送信し、前記顧客端末から送信されてきた前記承認依頼に関する前記認証処理の要求と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とを受信し、受信した前記認証処理の要求に対する認証結果と前記承認依頼に対する承認又は拒否の結果とに基づき、前記事前登録を行うか否か判断する処理を含む、
    ことを特徴とする手続管理方法。
  8. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続に伴う取り扱い限度額の情報を更に格納し、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記限度額の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および取り扱い限度額の適合成否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および取り扱い限度額適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の手続管理方法。
  9. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、金融機関の顧客およびその代理人に関する、金融機関での所定手続の実行可能期間の情報を更に格納し、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記実行可能期間の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および実行可能時期の適否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および実行可能時期適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の手続管理方法。
  10. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、前記所定手続における処理金額の大小、および前記所定手続の実行頻度の大小、の少なくともいずれかに応じた、前記所定手続に関する顧客または代理人への同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかの要否を規定したルールテーブルを更に格納し、
    前記各要求が示す所定手続での処理金額および実行頻度の少なくともいずれかの情報を、前記ルールテーブルに照合し、必要性を特定した前記同意確認、アラート通知、および結果報告の少なくともいずれかに対応する所定処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の手続管理方法。
  11. 前記情報処理システムが、
    前記記憶装置において、前記顧客が前記金融機関で保持する口座残高のうち、前記所定手続の処理対象と出来る上限枠の情報を更に格納し、
    前記判定処理に際し、前記各要求について、前記認証処理で特定した顧客または代理人の前記権限情報および前記上限枠の情報に基づき、前記要求に関する権限有無および上限枠の適合成否についての判定を実行し、
    前記業務処理に際し、前記判定処理で前記顧客または前記代理人における権限保持および上限枠適合が特定された要求に対応する業務処理を実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の手続管理方法。
  12. 前記情報処理システムが、
    前記事前登録または前記代理人の指定の各要求を所定端末から受信するに際し、当該要求の実行者たる顧客から代理人に向けた本人映像データを更に受信して、当該本人映像データを記憶装置に格納し、前記代理人の指定要求に応じて、前記顧客が指定した代理人の端末に対し、前記本人映像データを送信して、前記所定手続に関する代理人からの同意通知を受信した場合に、前記事前登録の対象である前記顧客に関する所定手続の情報を記憶装置に格納する処理を更に実行する、
    ことを特徴とする請求項7に記載の手続管理方法。
JP2016567708A 2015-05-29 2015-05-29 手続管理システムおよび手続管理方法 Active JP6175573B2 (ja)

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
PCT/JP2015/065590 WO2016194053A1 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 手続管理システムおよび手続管理方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2016194053A1 JPWO2016194053A1 (ja) 2017-06-15
JP6175573B2 true JP6175573B2 (ja) 2017-08-02

Family

ID=57442377

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016567708A Active JP6175573B2 (ja) 2015-05-29 2015-05-29 手続管理システムおよび手続管理方法

Country Status (2)

Country Link
JP (1) JP6175573B2 (ja)
WO (1) WO2016194053A1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6940131B2 (ja) * 2017-02-21 2021-09-22 Necソリューションイノベータ株式会社 委任管理システムおよび委任管理方法
JP6988115B2 (ja) * 2017-03-21 2022-01-05 日本電気株式会社 決済管理装置、決済処理方法、プログラム
JP2019192055A (ja) * 2018-04-27 2019-10-31 株式会社カワイコーポレーション カード発行システム
JP7021601B2 (ja) * 2018-05-02 2022-02-17 富士通株式会社 制御プログラム、制御方法、及び情報処理装置
JP6876666B2 (ja) * 2018-11-02 2021-05-26 三菱Ufj信託銀行株式会社 資金管理サポートシステム、資金管理サポートサーバ、及び資金管理サポートプログラム
JP2020087064A (ja) * 2018-11-28 2020-06-04 富士通フロンテック株式会社 管理装置、管理方法、および投票システム
JP7201724B2 (ja) * 2021-03-08 2023-01-10 三菱Ufj信託銀行株式会社 資金管理サポートシステム、資金管理サポートサーバ、及び資金管理サポートプログラム
JP7391910B2 (ja) 2021-04-13 2023-12-05 株式会社日立製作所 伝票業務支援方法、伝票業務支援システム、及び伝票業務支援装置

Family Cites Families (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3994363B2 (ja) * 1999-08-26 2007-10-17 株式会社日立製作所 Atmにおける指紋照合システムおよびその方法
JP3773807B2 (ja) * 2001-05-31 2006-05-10 株式会社みずほ銀行 金融取引方法及び金融取引プログラム
JP2003208515A (ja) * 2002-01-16 2003-07-25 Bank Of Tokyo-Mitsubishi Ltd 金融取引装置、方法、プログラム及び記録媒体
JP2007094874A (ja) * 2005-09-29 2007-04-12 Oki Electric Ind Co Ltd 金融サービス提供システム
JP2008015867A (ja) * 2006-07-07 2008-01-24 Hitachi Omron Terminal Solutions Corp 現金自動取引システム

Also Published As

Publication number Publication date
WO2016194053A1 (ja) 2016-12-08
JPWO2016194053A1 (ja) 2017-06-15

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6175573B2 (ja) 手続管理システムおよび手続管理方法
US20010051924A1 (en) On-line based financial services method and system utilizing biometrically secured transactions for issuing credit
US7761384B2 (en) Strategy-driven methodology for reducing identity theft
US20210224795A1 (en) Escrow non-face-to-face cryptocurrency transaction device and method using phone number
US20170270517A1 (en) Partially activated tokens with limited functionality
US11763304B1 (en) User and entity authentication through an information storage and communication system
US20040019571A1 (en) Mobile communication device with electronic token repository and method
US20030046237A1 (en) Method and system for enabling the issuance of biometrically secured online credit or other online payment transactions without tokens
CN108292398A (zh) 利用增强的持卡人认证令牌
JP2015518614A (ja) データ及びアイデンティティの検証及び認証のためのシステム及び方法
EP3681126B1 (en) Systems and methods for securely verifying a subset of personally identifiable information
US20160162893A1 (en) Open, on-device cardholder verification method for mobile devices
US11392949B2 (en) Use of mobile identification credential in know your customer assessment
JP5715384B2 (ja) カードレス現金引出しシステムおよびカードレス現金引出し処理方法
US20190236580A1 (en) Settlement system, user terminal and method executed thereby, settlement device and method executed thereby, and program
US20160328717A1 (en) BioWallet Biometrics Platform
EP4046093B1 (en) A digital, personal and secure electronic access permission
JP2005512225A (ja) 埋込コンテンツの自動化された権利管理及び支払いシステム
JP5164544B2 (ja) 口座管理装置、および口座管理方法
US20210185036A1 (en) Secure authentication system
US20210264432A1 (en) Method for authenticating transactions in real-time
KR20050020422A (ko) 이동 통신 단말기를 이용한 결제 서비스 제공 방법 및결제 서비스 제공 시스템
JP2002229956A (ja) バイオメトリクス認証システム,バイオメトリクス認証局,サービス提供サーバ,バイオメトリクス認証方法及びプログラム並びにサービス提供方法及びプログラム
JP2001266034A (ja) 取引システム及び取引管理装置
JP6009521B2 (ja) 利用者特定システム、方法、およびプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A975 Report on accelerated examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971005

Effective date: 20170223

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20170228

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20170407

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20170704

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20170710

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6175573

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150