JP6789266B2 - ヘルメット - Google Patents

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Description

本発明は、防眩バイザーを備えたヘルメットに関する。
ヘルメットが備える防眩バイザーは、着用者の視界に入る光の強さを減じて、着用者が感じる眩しさを抑える。防眩バイザーを支持する機構は、非防眩位置と防眩位置との間で防眩バイザーを回動する。防眩位置の防舷バイザーは、着用者の視界に入り、非防眩位置の防眩バイザーは、着用者の視界から外れる。防眩バイザーを操作する機構は、着用者の操作に応じて、非防眩位置と防眩位置とに防眩バイザーを変位させる。防眩バイザーを操作する機構は、外側シェルの外側面に従って変位可能なスライド部材を備える。防眩バイザーを支持する機構は、伝達ケーブルによってスライド部材と接続される。伝達ケーブルは、外側シェルの内側に配置されて、防眩バイザーを支持する機構にスライド部材の移動を伝える(例えば、特許文献1,2を参照)。例えば、スライド部材の下降は、伝達ケーブルを介して、防眩バイザーを非防眩位置に上昇させる。例えば、スライド部材の上昇は、伝達ケーブルを介して、防眩バイザーを防舷位置に下降させる。
特開2013−28872号公報 特開2013−36158号公報
防眩バイザーを操作する機構は、外側シェルを貫通する取り付け孔に嵌められて、外側シェルに対して位置決めされている。一方、防眩バイザーを操作する機構の機械的な強度は、外側シェルほど高くはなく、外側シェルを貫通する取り付け孔が、外側シェルの機械的な強度を減じる結果、ヘルメットの機械的な強度が低下してしまう。さらに、取り付け孔の位置が着用者の耳の近傍であるため、走行時の騒音が着用者の耳に直接伝わってしまう。そのため、上述した構成を有するヘルメットでは、ヘルメットの機械的な強度、および、静粛性を向上させる観点において、依然として改善の余地が残されている。
本発明は、機械的な強度、および、静粛性を向上可能にしたヘルメットを提供することを目的とする。
上記課題を解決するためのヘルメットは、光の強さを減じる防眩バイザーと、前面に位置する開口部と、外側面に位置する収容部と、を備えた外側シェルと、前記収容部に収容された操作機構であって、前記外側面に沿う操作方向に沿って第1操作位置と第2操作位置とに移動可能なスライド部材を備えた前記操作機構と、を備える。また、このヘルメットは、前記外側シェルに固定された支持機構であって、防眩位置と非防眩位置とに前記防眩バイザーを回動可能に支持する前記支持機構と、前記スライド部材と前記支持機構とに接続された伝達ケーブルであって、前記第1操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記防眩位置へ回動させ、かつ、前記第2操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記非防眩位置へ回動させる前記伝達ケーブルと、を備える。そして、前記収容部は、前記操作方向に延在する有底の窪みであり、前記窪みの内周面が前記外側シェルの外側面と交差する面であり、前記内周面の中で前記操作方向に位置する端面に前記外側シェルを貫通する挿通孔が位置し、前記伝達ケーブルが前記挿通孔に通されている。
本発明に係るヘルメットによれば、ヘルメット本体の機械的な強度、および、静粛性が向上される。
ヘルメットの一実施形態における外観構造を示す側面図。 操作機構が取り外された状態のヘルメットを斜め下方から見た斜視図。 操作機構を収容部の外側から見た分解斜視図。 操作機構を収容部の内側から見た分解斜視図。 操作機構の内部構造を伝達ケーブルと共に示す分解斜視図。 操作機構にてスライド部材が第1操作位置に位置する状態を示す図。 操作機構にてスライド部材が第2操作位置に位置する状態を示す図。 参考例の操作機構にてスライド部材が第1操作位置に位置する状態を示す図。 参考例の操作機構にてスライド部材が第2操作位置に位置する状態を示す図。
以下、ヘルメットを具体化した一実施形態を図1から図9を参照して説明する。
図1が示すように、ヘルメットは、球体状を有したヘルメット本体11、シールド13、防眩バイザー14、一対の支持機構20、操作機構30、および、一対の伝達ケーブル40を備える。以下では、図1が示すヘルメットの状態において、防眩バイザー14に対するシールド13の側を前側とし、一対の支持機構20が並ぶ方向を左右方向として説明する。
左右で一対の支持機構20と単一の操作機構30とは、ヘルメット本体11を構成する外側シェル12に固定されている。各支持機構20は、別々の伝達ケーブル40によって単一の操作機構30に接続されている。
外側シェル12は、ヘルメット本体11の最外殻である。外側シェル12を構成する材料の一例は、アクリロニトリル・ブタジエン・スチレン共重合体(ABS)、ポリカーボネート(PC)、および、強化繊維を含浸させた熱硬化性樹脂から選択されるいずれか一種である。外側シェル12の前面12Fは、前方に向けて開口する開口部12Aを備える。開口部12Aは、着用者の視界を確保する。
シールド13は、光透過性を有した無色で透明の板部材である。シールド13は、左右で一対の支持機構20に回動可能に支持されている。シールド13は、シールド13を移動させる操作力を受けて、開位置と閉位置との間で変位する。開位置は、シールド13が開口部12Aを開ける位置である。閉位置は、図1が示すように、シールド13が開口部12Aを閉じる位置である。シールド13は、前方から飛来する異物や風がヘルメット本体11内に入ることを閉位置において妨げて、着用者の視認性を向上させる。シールド13を構成する材料は、例えば、ポリカーボネートである。
防眩バイザー14は、光透過性を有した有色で透明の板部材である。防眩バイザー14は、左右で一対の支持機構20に回動可能に支持されている。防眩バイザー14は、シールド13よりも外側シェル12の内側に位置する。防眩バイザー14を操作する操作力は、操作機構30から伝達ケーブル40を通じて各支持機構20に伝わる。防眩バイザー14は、防眩バイザー14を移動させる操作力を受けて、防眩位置と非防眩位置との間で変位する。
防舷位置は、図1が示すように、防眩バイザー14が開口部12Aの一部を閉じる位置であって、防眩バイザー14が着用者の視界に入る位置である。非防眩位置は、防眩バイザー14が開口部12Aを開ける位置であって、防眩バイザー14が着用者の視界から外れる位置である。防眩バイザー14は、防眩位置において光の強さを減じて、視認性の低下につながる歪みなどを抑える。防眩バイザー14を構成する材料は、例えば、ポリカーボネートである。防眩バイザー14は、例えば、防曇効果を備えたハードコート層を備える。
一対の支持機構20は、シールド13の非操作時にシールド13の位置を保つ。また、一対の支持機構20は、防眩バイザー14の非操作時に防眩バイザー14の位置を保つ。例えば、一対の支持機構20は、開位置に変位したシールド13の位置を次回の操作まで開位置に保ち、また、閉位置に変位したシールド13の位置を次回の操作まで閉位置に保つ。一対の支持機構20は、防眩位置に変位した防眩バイザー14を次回の操作まで防眩位置に保ち、また、非防眩位置に変位した防眩バイザー14を次回の操作まで非防眩位置に保つ。
操作機構30は、外側カバー部材34と、外側カバー部材34から一部が露出するスライド部材33とを備える。外側カバー部材34は、外側シェル12と共に、ヘルメット本体11の外表面を構成する。スライド部材33は、防眩バイザー14を操作するための操作力を着用者から受ける。スライド部材33は、防眩バイザー14を操作するための操作力を受けて、第1操作位置と第2操作位置との間を、操作方向Dに沿って移動する。
第1操作位置は、スライド部材33が変位する範囲のなかで最上位置である。第2操作位置は、スライド部材33が変位する範囲のなかで最下位置である。外側シェル12の外表面のなかで左側面12Sは、外側シェル12の外側面の一例である。操作方向Dは、外側シェル12の左側面12Sに沿う方向であり、後側斜め上方に沿う方向である。
各伝達ケーブル40は、アウターケーブルの中にインナーケーブルを収納したワイヤーケーブルである。各伝達ケーブル40は、単一のスライド部材33が受ける操作力を別々の支持機構20に伝える。各伝達ケーブル40は、スライド部材33を第1操作位置に向ける操作力を別々の支持機構20に伝えて、単一の防眩バイザー14を防眩位置へ回動させる。また、伝達ケーブル40は、スライド部材33を第2操作位置に向ける操作力を別々の支持機構20に伝えて、単一の防眩バイザー14を非防眩位置へ回動させる。
左側用の伝達ケーブル40が通る経路は、外側シェル12における左側面12Sの内側において、左側の支持機構20の周囲を回る弧を含む。操作方向Dは、弧の端部での接線方向である。右側用の伝達ケーブル40が通る経路は、外側シェル12の内側において、操作機構30から後面12Bに向けて引き回されて、後面12Bから右側の支持機構20に向けて引き回される。
図2が示すように、外側シェル12の左側面12Sは、操作機構30を収容するための収容部121を備える。収容部121は、操作方向Dに延在する有底の窪みである。収容部121は、窪みの内周面122と、窪みの底面125とを備える。収容部121の内周面122は、外側シェル12の左側面12Sと交差する斜面である。窪みの底面125は、外側シェル12の左側面12Sの一部に沿う面である。収容部121の底面125において、操作方向Dの両端部には、底面125を貫通するねじ止め孔126が位置する。
収容部121の内周面122は、操作方向Dに位置する2つの端面を備える。2つの端面のなかで上方に位置する上端面123には、外側シェル12を貫通する挿通孔124が位置する。挿通孔124は、収容部121と外側シェル12の内側とを操作方向Dに沿って連通する。一対の伝達ケーブル40は、収容部121から挿通孔124を通って、操作方向Dに沿うように外側シェル12の内側へ導かれる。
ヘルメット本体11は、最内殻を構成する内側シェルを外側シェル12の内側に備える。内側シェルを構成する材料は、衝撃を吸収する樹脂であって、例えば、ポリウレタン、および、発泡スチロール樹脂から選択されるいずれか一種である。一対の伝達ケーブル40は、外側シェル12と内側シェルとに挟まれている。
次に、操作機構30の構成について図3から図5を参照して説明する。
図3が示すように、操作機構30は、内側カバー部材31、ガイド部材32、スライド部材33、および、外側カバー部材34を備える。
内側カバー部材31は、操作方向Dに延在する板状を有する。内側カバー部材31は、収容部121の内側に在って、伝達ケーブル40、ガイド部材32、および、スライド部材33と組み合わされる。内側カバー部材31は、収容部121の底面125において操作方向Dの全長にわたる大きさを有する。
内側カバー部材31の操作方向Dにおける両端部には、内側カバー部材31を貫通する締結孔31A(図4参照)が位置する。内側カバー部材31において収容部121の底面125と対向する面は、接触面31B(図4参照)である。内側カバー部材31の接触面31Bは、収容部121の底面125のほぼ全体と面接触するように、収容部121の底面125にねじ止め固定されている。
内側カバー部材31は、ガイド部材32、および、伝達ケーブル40と対向する誘導面31Cを備える。誘導面31Cには、操作方向Dに延在する一対のリード溝31G(図5参照)が位置する。各リード溝31Gは、伝達ケーブル40の一部を収容可能な大きさを有する。各リード溝31Gの一端は、伝達ケーブル40の導入端であって、収容部121の挿通孔124と対向する。各リード溝31Gの他端は、伝達ケーブル40の導出端であって、内側カバー部材31における操作方向Dの中央に向く。各リード溝31Gは、伝達ケーブル40の延在する方向を操作方向Dに導く。
内側カバー部材31は、一対の嵌合突片31Dを誘導面31Cに備える。各嵌合突片31Dは、別々の締結孔31Aを囲うように、外側カバー部材34に向けて誘導面31Cから突き出る。外側シェル12のねじ止め孔126、内側カバー部材31の締結孔31A、および、嵌合突片31Dには、内側カバー部材31を収容部121に固定するためのねじが挿通される。
ガイド部材32は、操作方向Dに延在する矩形板状を有する。ガイド部材32は、内側カバー部材31と外側カバー部材34とに挟まれている。ガイド部材32において操作方向Dに延在するガイド縁32Aは、スライド部材33との係合を通じて、スライド部材33の移動を操作方向Dに案内する。
ガイド部材32における操作方向Dの両端には、操作方向Dに延在する嵌合溝32Dが位置する。内側カバー部材31の各嵌合突片31Dは、別々の嵌合溝32Dに嵌め込まれて、ガイド部材32を内側カバー部材31に位置決めする。
ガイド部材32は、内側カバー部材31に向けて突き出る一対の留め部32Bを備える。各留め部32Bは、別々の伝達ケーブル40が備えるアウターケーブルの先端を留める。各留め部32Bは、別々のリード溝31Gの導出端と対向して、アウターケーブルの先端をリード溝31Gの導出端に配置する。
ガイド部材32は、内側カバー部材31に向けて突き出る位置決め突部32Cを備える。位置決め突部32Cは、操作方向Dに延在する矩形板状を有する。
スライド部材33は、操作方向Dから見てU字状の本体部を備える。スライド部材33の本体部は、ガイド部材32を挟む一対のスライド片33Aを備える。一対のスライド片33Aは、操作方向Dに延在する。スライド部材33の本体部は、内側カバー部材31に向けて突き出る一対の留め部33B(図4参照)を備える。各留め部33Bは、別々の伝達ケーブル40が備えるインナーケーブルの先端40Eを留める(図5参照)。
スライド部材33は、一対のスライド片33Aに架設された操作摘み33Cを備える。ガイド部材32は、スライド部材33の本体部と操作摘み33Cとの間に挿し込まれている(図5参照)。スライド片33Aは、ガイド部材32のガイド縁32Aに沿って摺動し、スライド部材33は、ガイド部材32に対して操作方向Dに移動する。この際、ガイド部材32は、スライド部材33の移動を操作方向Dに案内する。そして、各留め部33Bは、アウターケーブルに対して、インナーケーブルを操作方向Dに移動させる。
外側カバー部材34は、操作方向Dに延在する板状を有する。外側カバー部材34は、内側カバー部材31とガイド部材32とを外側から覆う。外側カバー部材34は、収容部121の全体を覆う大きさを有し、かつ、外側シェル12の左側面12Sと滑らかにつながる表面34Bを備える。
外側カバー部材34の嵌合孔34Aは、操作方向Dに延在する矩形孔状を有する。外側カバー部材34の嵌合孔34Aは、ガイド部材32の位置決め突部32Cと嵌合して、外側カバー部材34に対してガイド部材32を位置決めする。外側カバー部材34の嵌合孔34Aは、スライド部材33の操作摘み33Cを外部に露出させる。外側カバー部材34の嵌合孔34Aは、操作摘み33Cの操作方向Dでの移動を可能とする。
外側カバー部材34は、内側カバー部材31に向けて突き出る一対の嵌合筒部34Dを備える。各嵌合筒部34Dは、内側カバー部材31における別々の嵌合突片31Dに嵌入されている(図5参照)。各嵌合筒部34Dは、内側カバー部材31の締結孔31Aに挿し込まれ、外側シェル12のねじ止め孔126を通じて、外側シェル12にねじ止め固定されている。
[作用]
次に、上記ヘルメットの作用について図6から図9を参照して説明する。図6は、操作摘み33Cが第1操作位置に位置するときの操作機構30の状態を示し、図7は、操作摘み33Cが第2操作位置に位置するときの操作機構30の状態を示す。図8は、参考となるヘルメットでの操作摘み33Cが第1操作位置に位置するときの操作機構30の状態を示し、図9は、参考となるヘルメットでの操作摘み33Cが第1操作位置に位置するときの操作機構30の状態を示す。
なお、参考となるヘルメットは、外側シェル12が有底の収容部121を備えず、操作摘み33Cが移動する範囲の全体にわたり貫通する嵌合孔12Kが外側シェル12の左側面に位置し、操作機構30が嵌合孔12Kに嵌め込まれている例である。
図6が示すように、外側カバー部材34の表面34Bは、外側シェル12の左側面12Sと滑らかにつながり、操作機構30と外側シェル12とが一体であるかのように、これらを視認させる。
操作摘み33Cが第1操作位置に位置するとき、スライド部材33の留め部33Bと、外側シェル12の挿通孔124とは、スライド部材33の操作方向Dに延在する直線上に並ぶ。そして、スライド部材33に接続された伝達ケーブル40は、インナーケーブルの先端40Eから、スライド部材33の操作方向Dに沿ってほぼ直線状に延在する。すなわち、スライド部材33に接続された伝達ケーブル40は、操作機構30の内部、および、操作機構30の周辺において、曲率半径が極端に小さい屈曲を有さず、操作機構30の内部から外部に滑らかに引き出されている。
図7が示すように、操作摘み33Cが第2操作位置に移動するとき、ここでも、スライド部材33の留め部33Bと、外側シェル12の挿通孔124とは、スライド部材33の操作方向Dに延在する直線上に並ぶ。そして、操作摘み33Cの移動に従い、アウターケーブルからインナーケーブルが引き出される。結果として、操作摘み33Cが第1操作位置から第2操作位置に移動するとき、インナーケーブルが操作方向Dに沿って滑らかに移動し、それによって、操作摘み33Cの操作を滑らかに進めることが可能となる。なお、操作摘み33Cが第2操作位置から第1操作位置に移動するときもまた、インナーケーブルが操作方向Dに沿って滑らかに移動し、それによって、操作摘み33Cの操作を滑らかに進めることが可能となる。
また、操作機構30を収容する収容部121は、底面125を備えた有底の窪みである。さらに、外側シェル12を貫通する挿通孔124は、スライド部材33を変位させる大きな孔ではなく、直線状に延在する伝達ケーブル40を通す程度の小さな孔である。そして、挿通孔124が位置する内周面122は、左側面12Sと交差する面であって、左側面12Sにおける変形を抑える面でもある。それゆえに、左側面12Sに沿う大きな開口が左側面12Sに位置する構成と比べて、操作機構30を取り付けることによる外側シェルの強度低下、および、挿通孔124が位置することによる外側シェル12の強度低下が抑えられる。さらに、挿通孔124が小さいため、また、着用者の耳に向けて直接開口するような孔が左側面12Sに位置しないため、走行時の騒音が着用者の耳に伝わりにくい。
なお、図8,9が示すように、操作摘み33Cが移動する範囲の全体にわたり外側シェル12を貫通する嵌合孔12Kが外側シェル12の左側面12Sに位置する場合、着用者の耳に近い場所に大きな貫通する孔が存在する。また、大きな貫通する孔である嵌合孔12Kが着用者の耳に向けて開口する。そのため、走行時の騒音が着用者の耳に直接伝わってしまう。また、嵌合孔12Kが位置することにより外側シェル12の強度が大幅に低下してしまう。また、スライド部材33の留め部33Bと、外側シェル12の嵌合孔12Kとが操作方向Dに並ばないため、さらには、内側カバー部材31のリード溝31Gによる誘導も得られないため、第1操作位置と第2操作位置との間の移動に際し、伝達ケーブル40は、曲率半径が極端に小さい屈曲を形成しやすい。
上記実施形態によれば、以下に列挙する効果が得られる。
(1)スライド部材33と各支持機構20とに各伝達ケーブル40が接続され、スライド部材33の操作方向Dに沿って、収容部121から外側シェル12の内側に向けて、各伝達ケーブル40が延在する。結果として、各伝達ケーブル40のインナーケーブルは、操作機構30、および、収容部121の周囲にて屈曲することなく、スライド部材33の移動に従って円滑に移動する。
(2)操作機構30を収容する収容部121は、操作方向Dに延在する有底の窪みであって、かつ、窪みの内周面122のなかで操作方向Dに位置する上端面123のみに挿通孔124が位置する。そのため、外側シェル12を貫通する孔は、スライド部材33を変位させる大きな孔ではなく、一対の伝達ケーブル40を通す程度の小さな孔として構成可能となる。
(3)窪みの内周面122は、左側面12Sと交差する面であって、かつ、左側面12Sにおける変形を抑える面でもある。そして、内周面122における操作方向Dの上端面123に、小さな挿通孔124が位置する。そのため、左側面12Sに沿う大きな開口が左側面12Sに位置する構成と比べて、孔が位置することによる外側シェル12の強度低下が抑えられる。
(4)操作機構30が備える内側カバー部材31は、収容部121である窪みの底面125のほぼ全体と面接触する。そして、外力が作用するときの収容部121の変形が、収容部121の底面125と内側カバー部材31との面接触によって抑えられる。ひいては、収容部121における機械的な強度が、操作機構30の内側カバー部材31によって高められる。
(5)内側カバー部材31の誘導面31Cには、操作方向Dに延在するリード溝31Gが位置する。スライド部材33から延在する伝達ケーブル40が、リード溝31Gによって挿通孔124に向けられるため、伝達ケーブル40は操作機構30の内部で屈曲し難い。結果として、操作機構30の内部において、伝達ケーブル40の移動が円滑に進む。
(6)左側用の支持機構20の周囲を回る弧に沿って伝達ケーブル40が位置し、弧の端部での接線方向が操作方向Dとなる。すなわち、スライド部材33と支持機構20との間において、伝達ケーブル40が通る経路は、曲率半径が極端に小さい屈曲を有さず滑らかな曲線を描く。そのため、伝達ケーブル40での操作方向Dの移動が、さらに円滑に行われる。
上記実施形態は以下のように適宜変更して実施される。
[伝達ケーブル]
・操作方向Dは、伝達ケーブル40が通る経路の接線方向とは異なる方向であってもよい。なお、上述したように、伝達ケーブル40が通る経路の接線方向と操作方向Dとが一致する構成であれば、上記(6)に準じた効果が得られる。
[内側カバー部材]
・内側カバー部材31は、リード溝31Gを割愛し、伝達ケーブル40の延在方向を操作方向Dに導く凸リブを備えることも可能である。この構成においても、上記(5)に準じた効果は得られる。
・スライド部材33の一部や留め部33Bと、収容部121の底面125とが接触しないように、スライド部材33と収容部121の底面125との間に適度な距離(隙間)が保たれてもよい。この際、ガイド部材32と外側カバー部材34とによって操作機構30の機械的な強度を高めて、内側カバー部材を割愛してもよい。この構成であっても、上記(4)〜(6)に準じた効果が得られる。
[挿通孔]
・挿通孔124の数量は、一対の伝達ケーブル40をまとめて通す1つであってもよいし、各伝達ケーブル40を別々に通す2つであってもよい。また、挿通孔124の形状は、矩形孔状であってもよいし、円形孔状であってもよい。
12…外側シェル、12A…開口部、14…防眩バイザー、20…支持機構、30…操作機構、31…内側カバー部材、31C…誘導面、31G…リード溝、32…ガイド部材、33…スライド部材、34…外側カバー部材、34B…表面、40…伝達ケーブル、121…収容部、122…内周面、124…挿通孔。

Claims (7)

  1. 光の強さを減じる防眩バイザーと、
    前面に位置する開口部と、外側面に位置する収容部と、を備えた外側シェルと、
    前記収容部に収容された操作機構であって、前記外側面に沿う操作方向に沿って第1操作位置と第2操作位置とに移動可能なスライド部材を備えた前記操作機構と、
    前記外側シェルに固定された支持機構であって、防眩位置と非防眩位置とに前記防眩バイザーを回動可能に支持する前記支持機構と、
    前記スライド部材と前記支持機構とに接続された伝達ケーブルであって、前記第1操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記防眩位置へ回動させ、かつ、前記第2操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記非防眩位置へ回動させる前記伝達ケーブルと、
    を備え、
    前記収容部は、前記操作方向に延在する有底の窪みであり、前記窪みの内周面が前記外側シェルの外側面と交差する面であり、前記内周面の中で前記操作方向に位置する端面に前記外側シェルを貫通する挿通孔が位置し、前記伝達ケーブルが前記挿通孔に通されている
    ヘルメット。
  2. 前記操作機構は、前記窪みの内側から前記伝達ケーブルと前記スライド部材とを覆う内側カバー部材をさらに備え、前記内側カバー部材が、前記窪みの底面と面接触するように前記底面に固定された板状を有し、前記窪みの底面にて前記操作方向の全長にわたる
    請求項1に記載のヘルメット。
  3. 前記内側カバー部材は、前記窪みの底面と面接触する面とは反対側に前記伝達ケーブルと対向する誘導面を備え、前記操作方向に延在するリード溝が前記誘導面に位置し、前記スライド部材と前記挿通孔との間において、前記伝達ケーブルの延在する方向を前記操作方向に前記リード溝が導く
    請求項2に記載のヘルメット。
  4. 前記操作機構は、前記窪みの内側に、前記スライド部材と、前記操作方向に延在して前記スライド部材の移動を前記操作方向に案内するガイド部材と、をさらに備える
    請求項1〜3に記載のいずれか一項に記載のヘルメット。
  5. 前記伝達ケーブルが通る経路は、前記外側シェルの内側において前記支持機構の周囲を回る弧を含み、前記操作方向が前記弧の端部での接線方向である
    請求項1〜4に記載のいずれか一項に記載のヘルメット。
  6. 前記操作機構は、前記ガイド部材を外側から覆う外側カバー部材であって、前記外側カバー部材を貫通する孔を通じて前記スライド部材を外部に露出させる前記外側カバー部材をさらに備え、
    前記外側カバー部材は、前記収容部の全体を覆い、かつ、前記外側面と滑らかにつながる表面を備える
    請求項4に記載のヘルメット。
  7. 光の強さを減じる防眩バイザーと、
    前面に位置する開口部と、外側面に位置する収容部と、を備えた外側シェルと、
    前記収容部に収容された操作機構であって、前記外側面に沿う操作方向に沿って第1操作位置と第2操作位置とに移動可能なスライド部材を備えた前記操作機構と、
    前記外側シェルに固定された支持機構であって、防眩位置と非防眩位置とに前記防眩バイザーを回動可能に支持する前記支持機構と、
    前記スライド部材と前記支持機構とに接続された伝達ケーブルであって、前記第1操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記防眩位置へ回動させ、かつ、前記第2操作位置に向けた操作力を前記支持機構に伝えて前記防眩バイザーを前記非防眩位置へ回動させる前記伝達ケーブルと、
    を備え、
    前記収容部は、前記操作方向に延在する有底の窪みであり、前記窪みの内周面が前記外側シェルの外側面と交差する面であり、前記内周面の中で前記操作方向に位置する端面に前記外側シェルを貫通する挿通孔が位置し、前記伝達ケーブルが前記挿通孔に通され、
    前記操作機構は、前記窪みの内側から前記伝達ケーブルと前記スライド部材とを覆う内側カバー部材をさらに備え、前記内側カバー部材が、前記伝達ケーブルと対向する誘導面を備え、前記操作方向に延在するリード溝が前記誘導面に位置し、前記スライド部材から前記挿通孔に向けて前記リード溝が前記伝達ケーブルを導く
    ヘルメット。
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