JP6788416B2 - 研削装置 - Google Patents
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Description
図1に示す研削装置1は、被加工物である板状ワークを所定の厚みに研削する研削装置の第1例である。研削装置1は、Y軸方向に延在する装置ベース2と、装置ベース2のY軸方向後部側に立設されたコラム3とを有している。装置ベース2には、板状ワークを保持する保持面4aを有する保持テーブル4を備えている。保持テーブル4の保持面4aの周囲は、枠体5によって囲繞されており、枠体5の上面が保持面4aと同じ高さを有する基準面5aとなっている。保持テーブル4の周囲は、カバー6によって覆われており、図示しない移動手段によりY軸方向に移動することができる。
板状ワークの上面高さとして測定することができる。
厚みとのいずれかが予め制御手段40に設定した所定の厚みに達したら板状ワークWの研削を終了させる。例えば、図2に示す上面測定手段31が故障した場合、測定子31aが板状ワークWの上面Waに追従せずに遅れて降下するため、算出パターンC1で板状ワークWの厚みを正確に測定することができない。つまり、異常が発生した算出パターンC1では実際の板状ワークWの厚みよりも厚い厚みを算出してしまうおそれがある。そのため、制御手段40は、正常な算出パターンC2によって算出された第2の板状ワーク厚みが所定の厚みに達したら、研削送り手段20を制御することで、研削手段10を上昇させ、研削を終了させる。
図3に示す研削装置1Aは、被加工物である板状ワークを所定の厚みに研削する研削装置の第2例である。研削装置1Aは、保持テーブル4に保持され研削手段10によって研削される板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段30Aと、少なくとも研削送り手段20を制御する制御手段40aとを備え、厚み測定手段30A及び制御手段40aを備えた点以外は、上記の研削装置1と同様の構成となっている。
持面4aの高さを測定する保持面測定手段32と、保持テーブル4の保持面4aで保持した板状ワークの上面の高さを測定する上面測定手段31と、上面測定手段31が測定した測定値と保持面測定手段32が測定した測定値との差を板状ワーク厚みとして算出する算出手段35aとを備え、さらに、保持面測定手段32とは別に保持テーブル4の保持面4aの高さを測定する第2の保持面測定手段34と、上面測定手段31とは別に保持テーブル4の保持面4aで保持した板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面測定手段33と、第2の上面測定手段33が測定した測定値と第2の保持面測定手段34が測定した測定値との差を板状ワーク厚みとして算出する第2の算出手段36とを備え、制御手段40aは、算出手段35aが算出した板状ワーク厚みと第2の算出手段36が算出した板状ワーク厚みとのいずれかが予め設定した厚みに達したら研削を終了させる構成としたため、保持面測定手段32又は第2の保持面測定手段34のいずれか一方が故障したとしても、故障していない他方を用いることができるため、板状ワークWの厚みを正確に測定することができる。よって、板状ワークWが所定の厚みに達するまで、精度よく研削することが可能となる。また、研削装置1Aは、上記の研削装置1と同様に、上面測定手段31又は第2の上面測定手段33のいずれか一方が故障したとしても、故障していない他方を用いることができるため、板状ワークWの厚みを正確に測定でき、所定の厚みに研削して板状ワークWを破棄することがない。
図5に示す研削装置1Bは、被加工物である板状ワークを所定の厚みに研削する研削装置の第3例である。研削装置1Bは、保持テーブル4に保持され研削手段10によって研削される板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段30Bと、少なくとも研削送り手段20を制御する制御手段40bと、保持面測定手段32、上面測定手段31、第2の保持面測定手段34又は第2の上面測定手段33が故障していることを判断する判断手段50とを備え、厚み測定手段30B,制御手段40b及び判断手段50を備えた点以外は、上記の研削装置1と同様となっている。
る前には、研削装置1と同様に、ゼロリセットを実施して厚み測定手段30Bが保持テーブル4の保持面4aと接触する高さ位置を原点として制御手段40bに設定しておく。研削前の板状ワークWの厚み及び研削後の所定の厚みも制御手段40bに予め設定しておく。また、制御手段40bには、厚み測定手段30Bによって測定される板状ワーク厚みと所定の厚みとの差の許容範囲を示す許容値を予め設定しておく。さらに、判断手段50が故障していると判断した測定手段は使用しないことを研削装置1Bに設定しておくとよい。なお、板状ワークWの研削動作は、上記の研削装置1と同様である。
出された測定値が許容値を超えている場合、実際の板状ワークWの厚みよりも大きい厚みを算出したものとして異常が発生していると確認することができる。そのため、図5に示した判断手段50は、算出パターンC2,C4の双方に対応する第2の上面測定手段33が故障していると判断する。そして、制御手段40bは、正常な算出パターンC1又はC3が算出した板状ワーク厚みのいずれかが予め設定した厚みに達したら、研削送り手段20を制御することで、研削手段10を上昇させ、研削を終了させる。故障した第2の上面測定手段33は継続して使用されず、修理や交換等される。
また、研削装置1Bは、保持面測定手段32、上面測定手段31、第2の保持面測定手段34又は第2の上面測定手段33が故障していることを判断する判断手段50とを備え、判断手段50は、算出手段35a,第2の算出手段36,第3の算出手段37,第4の算出手段38がそれぞれ算出した板状ワーク厚みと予め設定した厚みとの差が予め設定した許容値よりも大きい板状ワーク厚みを算出した算出手段にそれぞれ対応する測定手段が故障していると判断するため、板状ワークWの厚みを正確に把握して精度よく研削することが可能となる。
4a:保持面 5:枠体 5a:基準面 6:カバー 7,8:接続部
10:研削手段 11:スピンドル 12:スピンドルハウジング 13:ホルダ
14:モータ 15:マウント 16:研削ホイール 17:研削砥石
20:研削送り手段 21:ボールネジ 22:モータ 23:ガイドレール
24:昇降板
30,30A,30B:厚み測定手段 31:上面測定手段 31a:測定子
32:保持面測定手段 32a:測定子 33:第2の上面測定手段 33a:測定子
34:第2の保持面測定手段 34a:測定子
35,35a:算出手段 36:第2の算出手段 37:第3の算出手段
38:第4の算出手段 40,40a,40b:制御手段 50:判断手段
Claims (4)
- 板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された板状ワークを研削砥石が環状に配設された研削ホイールで研削する研削手段と、該研削手段を該保持面に対して垂直方向に研削送りする研削送り手段と、該保持テーブルに保持され該研削手段により研削される板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、少なくとも研削送り手段を制御する制御手段とを備え、
該厚み測定手段は、該保持テーブルの該保持面の高さを測定する保持面測定手段と、
該保持面で保持した板状ワークの上面の高さを測定する上面測定手段と、
該上面測定手段が測定した値と該保持面測定手段が測定した値との差を板状ワーク厚みとして算出する算出手段と、を備え、
さらに、該上面測定手段とは別に該保持面で保持した板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面測定手段を備え、
該算出手段は、該第2の上面測定手段が測定した値と該保持面測定手段が測定した値との差を第2の板状ワーク厚みとして算出し、
該制御手段は、該研削砥石による研削によって該保持面に保持された板状ワークが所定の厚みより薄くなることを防止するために該算出手段が算出した該板状ワーク厚みと該第2の板状ワーク厚みとのいずれかが予め設定した厚みに達したら該研削手段を該保持面から遠ざかる方向に移動させ研削を終了させる研削装置。 - 板状ワークを保持する保持面を有する保持テーブルと、該保持テーブルに保持された板状ワークを研削砥石が環状に配設された研削ホイールで研削する研削手段と、該研削手段を該保持面に対して垂直方向に研削送りする研削送り手段と、該保持テーブルに保持され該研削手段により研削される板状ワークの厚みを測定する厚み測定手段と、少なくとも研削送り手段を制御する制御手段とを備え、
該厚み測定手段は、該保持テーブルの該保持面の高さを測定する保持面測定手段と、
該保持面で保持した板状ワークの上面の高さを測定する上面測定手段と、
該上面測定手段が測定した値と該保持面測定手段が測定した値との差を板状ワーク厚みとして算出する算出手段とを備え、
さらに、該保持面測定手段とは別に該保持面の高さを測定する第2の保持面測定手段と、
該上面測定手段とは別に該保持面で保持した板状ワークの上面の高さを測定する第2の上面測定手段と、
該第2の上面測定手段が測定した値と該第2の保持面測定手段が測定した値との差を板状ワーク厚みとして算出する第2の算出手段とを備え、
該制御手段は、該研削砥石による研削によって該保持面に保持された板状ワークが所定の厚みより薄くなることを防止するために該算出手段が算出した板状ワーク厚みと該第2の算出手段が算出した板状ワーク厚みとのいずれかが予め設定した厚みに達したら該研削手段を該保持面から遠ざかる方向に移動させ研削を終了させる研削装置。 - 前記厚み測定手段は、前記第2の保持面測定手段が測定した値と前記上面測定手段が測定した値との差を板状ワーク厚みとして算出する第3の算出手段と、
前記保持面測定手段が測定した値と前記第2の上面測定手段が測定した値との差を板状ワーク厚みとして算出する第4の算出手段と、を備え、
前記制御手段は、該研削砥石による研削によって該保持面に保持された板状ワークが所定の厚みより薄くなることを防止するために前記算出手段、前記第2の算出手段、該第3の算出手段、該第4の算出手段がそれぞれ算出した板状ワーク厚みのいずれかが予め設定した厚みに達したら該研削手段を該保持面から遠ざかる方向に移動させ研削を終了させる請求項2記載の研削装置。 - 前記保持面測定手段、前記上面測定手段、前記第2の保持面測定手段又は前記第2の上面測定手段が故障していることを判断する判断手段を備え、
該判断手段は、前記算出手段、前記第2の算出手段、前記第3の算出手段、前記第4の算出手段がそれぞれ算出した板状ワーク厚みと予め設定した厚みとの差が予め設定した許容値よりも大きい板状ワーク厚みを算出した該算出手段、該第2の算出手段、該第3の算出手段、該第4の算出手段にそれぞれ対応する該保持面測定手段、該上面測定手段、該第
2の保持面測定手段、該第2の上面測定手段が故障していると判断する請求項3記載の研削装置。
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JP2016148309A JP6788416B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 研削装置 |
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JP2016148309A JP6788416B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 研削装置 |
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JP2018015842A JP2018015842A (ja) | 2018-02-01 |
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JP2016148309A Active JP6788416B2 (ja) | 2016-07-28 | 2016-07-28 | 研削装置 |
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