JP6787756B2 - 三方弁 - Google Patents

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本発明は、第1と第2と第3の3個のポートと、第1ポートの軸線方向に隣接し、第1ポートに常時連通する弁室とを有するバルブケーシング内に、弁室と第2ポートとを連通する第1開口部を有する第1弁座に対し移動して第1開口部の開度を可変する第1弁体と、弁室と第3ポートとを連通する第2開口部を有する第2弁座に対し移動して第2開口部の開度を可変する第2弁体とが配置された分配弁や混合弁として用いる三方弁に関する。
従来の三方弁では、一般的に、第1ポートの軸線方向をX軸方向、X軸方向に直交する方向をY軸方向として、第1弁座と第2弁座を弁室のY軸方向一方の端部と他方の端部にY軸方向に直交するように設け、Y軸方向に長手の操作軸をY軸方向に進退自在として、第1弁体と第2弁体を、弁室内で夫々第1弁座と第2弁座に対しY軸方向に対向するように操作軸に連結している(例えば、特許文献1参照)。この場合、操作軸のY軸方向一方への移動で、第1弁体が第1弁座に接近、第2弁体が第2弁座から離隔して、第1開口部の開度が減少すると共に第2開口部の開度が増加し、また、操作軸のY軸方向他方への移動で、第1弁体が第1弁座から離隔、第2弁体が第2弁座に接近して、第1開口部の開度が増加すると共に第2開口部の開度が減少する。
然し、このものでは、操作軸の駆動源たる電動モータの回転運動を操作軸の直線運動に変換する送りねじ機構が必要になり、コストアップを招く不具合がある。そこで、特許文献2により、送りネジ機構を不要とした三方弁も従来知られている。
この三方弁は、旧来の三方弁と同様に、第1弁座と第2弁座を弁室のY軸方向一方の端部と他方の端部にY軸方向に直交するように設けるが、Y軸方向に長手の操作軸はその軸線回りに回転自在とし、第1と第2の各弁体を、夫々第1と第2の各弁座のY軸方向一方の面に接した状態で操作軸の軸線回りに回転するように操作軸に連結した板材で構成している。そして、操作軸の正逆一方への回転に伴う第1と第2の両弁体の回転で第1開口部の開度が増加すると共に第2開口部の開度が減少し、操作軸の正逆他方への回転に伴う第1と第2の両弁体の回転で第1開口部の開度が減少すると共に第2開口部の開度が増加するようにしている。また、特許文献2に記載の三方弁では、バルブケーシングのY軸方向一方の端部外面に電動モータを配置し、操作軸のY軸方向一方の端部をバルブケーシングのY軸方向一方の端部に形成した貫通孔を通して電動モータに連結し、更に、貫通孔とこれに挿通される操作軸との間の隙間をシールするシール部材を設けている。
ここで、特許文献2に記載のものは、第1と第2の各弁体を第1と第2の各弁座のY軸方向一方の面に押し付けることができない構造になっている。そのため、第1弁体と第1弁座との間や第2弁体と第2弁座との間にY軸方向の隙間を生ずることがある。そして、この隙間からの流体の漏れによって分配比(分配弁として用いる場合)や混合比(混合弁として用いる場合)の調節精度が悪くなる不具合がある。
特開2010−38336号公報 特開2013−83345号公報
本発明は、以上の点に鑑み、第1弁座と第2弁座とのうち少なくとも一方の弁座とこれに接した状態で回転する一方の弁体との間にY軸方向の隙間を生ずることを防止できるようにした三方弁を提供することをその課題としている。
上記課題を解決するために、本発明は、第1と第2と第3の3個のポートと、第1ポートの軸線方向に隣接し、第1ポートに常時連通する弁室とを有するバルブケーシング内に、弁室と第2ポートとを連通する第1開口部を有する第1弁座に対し移動して第1開口部の開度を可変する第1弁体と、弁室と第3ポートとを連通する第2開口部を有する第2弁座に対し移動して第2開口部の開度を可変する第2弁体とが配置された三方弁であって、第1ポートの軸線方向をX軸方向、X軸方向に直交する方向をY軸方向として、第1弁体と第2弁体は、Y軸方向に長手の共通の操作軸の正逆一方への回転に伴う第1と第2の両弁体の移動で第1開口部の開度が増加すると共に第2開口部の開度が減少し、操作軸の正逆他方への回転に伴う第1と第2の両弁体の移動で第1開口部の開度が減少すると共に第2開口部の開度が増加するように構成され、バルブケーシングのY軸方向一方の端部外面に電動モータが配置され、操作軸のY軸方向一方の端部がバルブケーシングのY軸方向一方の端部に形成した貫通孔を通して電動モータに連結されると共に、操作軸のY軸方向他方の端部がバルブケーシングのY軸方向他方の端部に設けた支持孔に挿入支持され、更に、貫通孔とこれに挿通される操作軸との間の隙間をシールするシール部材が設けられるものにおいて、第1弁座と第2弁座とのうち少なくとも一方の弁座は、弁室のY軸方向一方又は他方の端部にY軸方向に直交するように設けられ、第1弁体と第2弁体のうち一方の弁座に対し移動する一方の弁体は、一方の弁座のY軸方向他方の面に接した状態で操作軸の軸線回りに回転するように操作軸に連結された板材で構成され、操作軸のY軸方向他方の端部の周面に凸部、支持孔の周面に凸部を受け入れる円弧状の凹部が夫々設けられ、操作軸の回転範囲が凹部の周方向一方の側面と他方の側面への凸部の当接で規制されるようにし、凸部のY軸方向他方の端面に、周方向一方に向けてY軸方向一方に傾斜した第1カム部と、周方向他方に向けてY軸方向一方に傾斜した第2カム部との少なくとも一方が形成されると共に、凹部のY軸方向他方の端面に、凹部の周方向一方の側面に凸部が当接する回転規制位置に操作軸が回転するときに第1カム部が乗り上げて操作軸をY軸方向一方に押圧する第1ガイド部と、凹部の周方向他方の側面に凸部が当接する回転規制位置に操作軸が回転するときに第2カム部が乗り上げて操作軸をY軸方向一方に押圧する第2ガイド部との少なくとも一方が設けられることを特徴とする。
本発明によれば、操作軸を凹部の周方向一方の側面と他方の側面の何れかに凸部が当接する回転規制位置まで回転させることにより、第1カム部と第2カム部との何れかが第1ガイド部と第2ガイド部との何れかに乗り上げて操作軸がY軸方向一方に押圧され、一方の弁体が一方の弁座のY軸他方の面に押し付けられる。その後、カム部がガイド部から離れて、操作軸の押圧が解除されても、操作軸はシール部材の摩擦力によりY軸方向一方の押圧位置に保持され、一方の弁体は一方の弁座のY軸他方の面に押し付けられたままになる。そのため、一方の弁座と一方の弁体との間にY軸方向の隙間を生ずることがなく、分配比や混合比の調節精度が悪くなることを防止できる。
また、本発明において、第1弁座と第2弁座とのうち他方の弁座は、弁室のY軸方向と同等方向に沿う周面の一部分に設けられたY軸方向と同等方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持つ弁座で構成され、第1弁体と第2弁体とのうち他方の弁体は、Y軸方向と同等方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持ち、この湾曲面が他方の弁座に接した状態で操作軸の軸線回りに旋回するように操作軸に連結された弁体で構成されることが望ましい。これによれば、第2ポートと第3ポートとのうち他方の弁座に形成する開口部を介して弁室に連通するポートをその少なくとも一部が弁室に対しY軸方向にオーバーラップするように配置することが可能になる。そのため、弁室に対しY軸方向一方と他方に離れた部分に夫々第2ポートと第3ポートを配置せざるを得ない従来例の三方弁に比し、Y軸方向寸法を短縮して、三方弁の小型化を図ることができる。
本発明の実施形態の三方弁の切断側面図。 図1のII−II線で切断した断面図。 図1のIII−III線で切断した断面図。 図1の矢印IV方向から見た第2弁座と第2弁体の展開側面図。 実施形態の三方弁の要部の分解斜視図。 実施形態の三方弁の操作軸の図5とは反対側から見た斜視図。 図1のVII−VII線で切断した展開断面図。
図1を参照して、本発明の実施形態の三方弁Aは、熱交換器aを有する給湯器において、給水路bからの水を熱交換器aに並列のバイパス水路cと熱交換器aに連なる熱交水路dとに分配する分配弁として用いられるものである。この三方弁Aは、給水路bを接続する第1ポート11と、バイパス水路cを接続する第2ポート12と、熱交水路dを接続する第3ポート13と、第1ポート11の軸線方向に隣接し、第1ポート11に常時連通する弁室14とを有するバルブケーシング1を備えている。
バルブケーシング1内には、弁室14と第2ポート12とを連通する第1開口部15aを有する第1弁座15に対し移動して第1開口部15aの開度を可変する第1弁体2と、弁室14と第3ポート13とを連通する第2開口部16aを有する第2弁座16に対し移動して第2開口部16aの開度を可変する第2弁体3と、第1と第2の両弁体2,3を移動させる共通の操作軸4とが配置されている。
以下、第1ポート11の軸線方向(図1の上下方向)をX軸方向、X軸方向に直交する方向(図1の左右方向)をY軸方向として、第1と第2の各弁座15,16と、第1と第2の各弁体2,3と、操作軸4とについて図2乃至図7も参照して詳述する。
操作軸4は、Y軸方向に長手である。また、バルブケーシング1のY軸方向一方(図1で右方)の端部外面にはステッピングモータから成る電動モータ5が配置されている。そして、操作軸4のY軸方向一方の端部をバルブケーシング1のY軸方向一方の端部に形成した貫通孔17を通して電動モータ5に連結している。尚、貫通孔17に挿通される操作軸4の部分には、貫通孔17からの水漏れを防止するOリングから成るシール部材41が装着されている。また、バルブケーシング1は、弁室14のY軸方向他方(図1で左方)の端部に装着される栓体18を備えており、この栓体18に形成した支持孔19に操作軸4のY軸方向他方の端部が挿入支持されている。
第1弁座15は、弁室14のY軸方向一方の端部にY軸方向に直交するように設けられている。弁室14から第1ポート11に向かう方向をX軸方向一方として、第1弁座15のX軸方向一方の半部には、操作軸4が挿通される中央部の孔15bより外側に位置させて、図2、図5に示す如く、半周に亘る円弧状の第1開口部15aが形成されている。尚、本実施形態では、第1弁座15を、バルブケーシング1の本体とは別体の部材で構成しているが、バルブケーシング1の本体に第1弁座15を一体成形することも可能である。
第1弁体2は、第1弁座15のY軸方向他方の面に接した状態で操作軸4の軸線回りに回転するように操作軸4に連結された扇形の板材で構成されている。そして、第1開口部15aを全開状態とする開き位置と、全開位置から180°回転した、第1開口部15aを全閉状態とする閉じ位置との間で第1弁体2が操作軸4と一体に正逆一方と他方に回転するようにしている。尚、本実施形態では、第1弁体2を操作軸4に一体成形しているが、操作軸4にこれとは別体の第1弁体を連結してもよい。
図3乃至図5も参照して、第2弁座16は、弁室14のY軸方向と同等方向に沿う周面の一部分、より具体的には、弁室14の周面の第1ポート11に対する連通口11aとX軸方向反対側に位置する部分(連通口11aから周方向に180°離れた部分)に設けられた、Y軸方向と同等方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持つ弁座で構成されている。第2弁座16には、第1ポート11とY軸方向同等位置に第2開口部16aが開設されている。そして、第3ポート13を、第1ポート11とY軸方向同等位置に、第3ポート13の軸線がY軸方向と同等方向に直交するように設けている。ここで、上記「Y軸方向と同等方向」には、Y軸方向に完全に合致する方向だけでなく、Y軸方向に対し若干傾斜した方向も含まれる。尚、本実施形態では、第2弁座16を栓体18に一体成形しているが、バルブケーシング1の本体に第2弁座16を一体成形することも可能である。また、栓体18には、第2弁座16のY軸方向一方の端部に位置させて、第1弁座15に第1弁体2を挟んで対峙する端板部18aが設けられており、この端板部18aに、第2弁体3及び操作軸4を挿通可能な孔18bを形成している。
第2弁体3は、Y軸方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持ち、この湾曲面が第2弁座16に接した状態で操作軸4の軸線回りに旋回するように操作軸4に連結された弁体で構成される。そして、第1弁体2の開き位置では、第2弁体3が第2開口部16aの開度を最小とする閉じ位置に存し、第1弁体2の閉じ位置では、第2弁体3が第2開口部16aを全開状態とする開き位置に存するようにしている。従って、第1弁体2が閉じ位置、第2弁体3が開き位置に存する状態(図2、図3に示す状態)から操作軸4を正転方向(図2、図3で反時計方向)に回転させると、第1開口部15aの開度が増加すると共に第2開口部16aの開度が減少して、バイパス水路cへの分配比が増加し、第1弁体2が開き位置、第2弁体3が閉じ位置に存する状態から操作軸4を逆転方向(図2、図3で時計方向)に回転させると、第1開口部15aの開度が減少すると共に第2開口部16aの開度が増加して、バイパス水路cへの分配比が減少する。
尚、本実施形態では、第2弁体3の閉じ位置で第2開口部16aが完全に閉塞されないようにしているが、これは熱交水路dに僅かでも通水して、バイパス水路cへの分配比の急激な上昇を抑えるためである。第2弁体3の閉じ位置で第2開口部16aを全閉状態にすることも勿論可能である。また、本実施形態では、第2弁体3を操作軸4に一体成形しているが、操作軸4にこれとは別体の第2弁体を連結してもよい。
ここで、弁室14の操作軸4の軸線に合致する中心位置から第2弁座16の湾曲面までの距離L1は、当該中心位置から連通口11aまでの距離L2よりも短い。そのため、第2弁体3が閉じ位置から開き位置に180°旋回しても、連通口11aと第2弁体3との間に隙間が確保されて、第1ポート11から弁室14に流体が流入する。従って、操作軸4の180°の回転範囲でバイパス水路cへの分配比が徐々に可変するように設計でき、分配比調節の分解能が向上する。また、本実施形態では、第1開口部15aの逆転方向側の半部を先細り形状に形成すると共に、第2弁体3及び第2開口部16aのY軸方向他方の側縁を正転方向に向けてY軸方向一方に傾斜させて、分配比調節の分解能を一層向上できるようにしている。
尚、本実施形態では、第2弁座16を連通口11aから周方向に180°離れた弁室14の周面部分に設けているが、連通口11aから周方向に180°以外の角度、例えば90°離れた弁室14の周面部分に第2弁座16を設けることも可能である。この場合は、弁室14の中心位置から第2弁座16の湾曲面までの距離を当該中心位置から連通口11aまでの距離より短くしなくてもよい。
また、本実施形態では、操作軸4のY軸方向他方の端部の周面に、図6に示す如く凸部42を形成すると共に、支持孔19の周面に、凸部42を受け入れる円弧状の凹部19aを形成して、操作軸4の回転範囲が凹部19aの周方向一方の側面19bと他方の側面19cへの凸部42の当接で規制されるようにしている。そして、凹部19aの周方向一方の側面19bに凸部42が当接する一方の回転規制位置に操作軸4が回転したとき、第1弁体2が閉じ位置、第2弁体3が開き位置となり、凹部19aの周方向他方の側面19cに凸部42が当接する他方の回転規制位置に操作軸4が回転したとき、第1弁体2が開き位置、第2弁体3が閉じ位置となるようにしている。
ここで、上記の如く第2弁座16を弁室14のY軸方向と同等方向に沿う周面部分に設ければ、第2弁座16に形成する第2開口部16aを介して弁室14に連通する第3ポート13をその少なくとも一部が弁室14に対しY軸方向にオーバーラップするように配置することが可能になる。そのため、弁室14に対しY軸方向他方に離れた部分に第3ポート13を配置せざるを得ない従来例の三方弁に比し、Y軸方向寸法を短縮して、三方弁の小型化を図ることができる。特に、本実施形態の如く、第3ポート13を、第1ポート11とY軸方向同等位置に、第3ポート13の軸線がY軸方向と同等方向に直交するように設ければ、三方弁のY軸方向寸法を可及的に短縮できる。
ところで、第1弁体2を第1弁座15のY軸方向他方の面に押し付けないと、第1弁座15と第1弁体2との間にY軸方向の隙間を生じ、この隙間からの流体の漏れによって分配比の調節精度が悪くなってしまうことがある。この場合、第1弁体15に端板部18aを当接させて、第1弁体15を第1弁座15のY軸方向他方の面に押し付けることも考えられる。然し、この方式は、寸法公差により端板部18aが第1弁体2に強く当たり過ぎて、操作軸4が回転不能になってしまうことがあるため、実用的ではない。
そこで、本実施形態では、図6、図7に示す如く、操作軸4のY軸方向他方の端部周面に設けた凸部42のY軸方向他方の端面に、周方向一方に向けてY軸方向一方に傾斜した第1カム部42aと、周方向他方に向けてY軸方向一方に傾斜した第2カム部42aとを形成すると共に、支持孔19の周面に設けた凹部19aのY軸方向他方の端面に、凹部19aの周方向一方の側面19bに凸部42が当接する一方の回転規制位置に操作軸4が回転するときに第1カム部42aが乗り上げて操作軸4をY軸方向一方に押圧する第1ガイド部19dと、凹部19aの周方向他方の側面19cに凸部42が当接する他方の回転規制位置に操作軸4が回転するときに第2カム部42aが乗り上げて操作軸4をY軸方向一方に押圧する第2ガイド部19dとを設けている。
これによれば、試運転時や電動モータ(ステッピングモータ)5のゼロ点修正のための脱調時等に操作軸4を一方又は他方の回転規制位置に回転させることで、第1又は第2のカム部42a,42aが第1又は第2のガイド部19d,19dに乗り上げて、操作軸4がY軸方向一方に押圧され、第1弁体2が第1弁座15のY軸方向他方の面に押し付けられる。その後、第1又は第2のカム部42a,42aが第1又は第2のガイド部19d,19dから離れて、操作軸4の押圧が解除されても、操作軸4はシール部材41の摩擦力によりY軸方向一方の押圧位置に保持され、第1弁体2は第1弁座15のY軸他方の面に押し付けられたままになる。そのため、第1弁座15と第1弁体2との間にY軸方向の隙間を生ずることがなく、分配比の調節精度が悪くなることを防止できる。
以上、本発明の実施形態について図面を参照して説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、上記実施形態の第3ポート13、第2弁座16及び第2弁体3を第2ポート、第1弁座及び第1弁体に置換すると共に、上記実施形態の第2ポート12、第1弁座15及び第1弁体2を第3ポート、第2弁座及び第2弁体に置換した三方弁を構成することも可能である。また、第1弁座15と第1弁体2を上記実施形態と同様に構成するが、第2弁座は弁室のY軸方向他方の端部にY軸方向に直交するように設けられるものとし、第2弁体を、第2弁座のY軸方向他方の面に接した状態で操作軸の軸線回りに回転するように操作軸に連結した板材で構成することも可能である。更に、凸部42のY軸方向他方の端面に、第1カム部42aと第2カム部42aとの一方のみを形成すると共に、凹部19aのY軸方向の端面に、第1ガイド部19dと第2ガイド部19dとの一方のみを形成してもよい。また、上記実施形態の三方弁Aは分配弁として用いられるものであるが、第2ポート12と第3ポート13から2種類の流体を流入させ、第1ポート11から混合流体を流出させる混合弁として用いる三方弁にも同様に本発明を適用できる。
1…バルブケーシング、11…第1ポート、12…第2ポート、13…第3ポート、14…弁室、15…第1弁座、15a…第1開口部、16…第2弁座、16a…第2開口部、19…支持孔、19a…凹部、19b…凹部の周方向一方の側面、19c…凹部の周方向他方の側面、19d…第1ガイド部、19d…第2ガイド部、2…第1弁体、3…第2弁体、4…操作軸、41…シール部材、42…凸部、42a…第1カム部、42a…第2カム部。

Claims (2)

  1. 第1と第2と第3の3個のポートと、第1ポートの軸線方向に隣接し、第1ポートに常時連通する弁室とを有するバルブケーシング内に、弁室と第2ポートとを連通する第1開口部を有する第1弁座に対し移動して第1開口部の開度を可変する第1弁体と、弁室と第3ポートとを連通する第2開口部を有する第2弁座に対し移動して第2開口部の開度を可変する第2弁体とが配置された三方弁であって、
    第1ポートの軸線方向をX軸方向、X軸方向に直交する方向をY軸方向として、第1弁体と第2弁体は、Y軸方向に長手の共通の操作軸の正逆一方への回転に伴う第1と第2の両弁体の移動で第1開口部の開度が増加すると共に第2開口部の開度が減少し、操作軸の正逆他方への回転に伴う第1と第2の両弁体の移動で第1開口部の開度が減少すると共に第2開口部の開度が増加するように構成され、
    バルブケーシングのY軸方向一方の端部外面に電動モータが配置され、操作軸のY軸方向一方の端部がバルブケーシングのY軸方向一方の端部に形成した貫通孔を通して電動モータに連結されると共に、操作軸のY軸方向他方の端部がバルブケーシングのY軸方向他方の端部に設けた支持孔に挿入支持され、更に、貫通孔とこれに挿通される操作軸との間の隙間をシールするシール部材が設けられるものにおいて、
    第1弁座と第2弁座とのうち少なくとも一方の弁座は、弁室のY軸方向一方又は他方の端部にY軸方向に直交するように設けられ、第1弁体と第2弁体のうち一方の弁座に対し移動する一方の弁体は、一方の弁座のY軸方向他方の面に接した状態で操作軸の軸線回りに回転するように操作軸に連結された板材で構成され、
    操作軸のY軸方向他方の端部の周面に凸部、支持孔の周面に凸部を受け入れる円弧状の凹部が夫々設けられ、操作軸の回転範囲が凹部の周方向一方の側面と他方の側面への凸部の当接で規制されるようにし、
    凸部のY軸方向他方の端面に、周方向一方に向けてY軸方向一方に傾斜した第1カム部と、周方向他方に向けてY軸方向一方に傾斜した第2カム部との少なくとも一方が形成されると共に、凹部のY軸方向他方の端面に、凹部の周方向一方の側面に凸部が当接する回転規制位置に操作軸が回転するときに第1カム部が乗り上げて操作軸をY軸方向一方に押圧する第1ガイド部と、凹部の周方向他方の側面に凸部が当接する回転規制位置に操作軸が回転するときに第2カム部が乗り上げて操作軸をY軸方向一方に押圧する第2ガイド部との少なくとも一方が設けられることを特徴とする三方弁。
  2. 請求項1記載の三方弁であって、第1弁座と第2弁座とのうち他方の弁座は、弁室のY軸方向と同等方向に沿う周面の一部分に設けられたY軸方向と同等方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持つ弁座で構成され、第1弁体と第2弁体とのうち他方の弁体は、Y軸方向と同等方向に直交する断面形状が円弧状の湾曲面を持ち、この湾曲面が他方の弁座に接した状態で操作軸の軸線回りに旋回するように操作軸に連結された弁体で構成されることを特徴とする三方弁。
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