JP6786380B2 - 位置測位システム - Google Patents

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Description

本発明は、例えば、衛星航法(GNSS:Global Navigation Satellite System)において、高精度な測位が可能なRTK(Real Time Kinematic)法などに適用できる位置測位システムに関する。
従来、高精度な測位を比較的簡単に実現する技術としてRTK法が知られている。このRTK法を用いたRTK-GNSS測位においては、GNSS受信器を2台使用して、衛星からの信号を固定局(基地局)と移動局とで受信する。1つ目のGNSS受信器は、緯度及び経度という絶対位置を割り出した場所(絶対位置の座標が既知である点)に固定する基地局として配置する。基地局では、当該基地局の位置情報、基準局で取得した情報(衛星受信機間距離等)等の補正情報を2つ目の受信器である移動局に無線通信等により伝達する。移動局においては、基地局から取得した補正情報に基づいて、測位衛星から受信した情報を補正することにより、より高い精度の位置情報を取得することができる。
さて、GPS(Global Positioning System)における位置検出装置に関する技術として、特許文献1に開示されている。この特許文献1に開示された位置検出装置は、計測点に立設された支柱の上端部に水平保持手段を介して受信アンテナを取り付け、支柱の傾斜角および傾斜方向を検出する支柱傾斜検出手段を設け、この傾斜検出手段の検出信号に基づいて受信アンテナと計測点の位置ズレを演算した位置補正値により、受信アンテナによるGPS計測値を補正するように構成したことを特徴とする。この位置検出装置によると、GPSによる位置検出装置を設置した場合に、支柱が傾斜しても正確に位置を計測することができる。
特開平09−061510号公報
上述したように、RTK-GNSS測位においては、補正情報を基地局から移動局に送信することによって、移動局側で正確な位置を補正することができるシステムである。そのため、仮に基地局の実際の位置と、絶対位置とがズレた場合には、補正情報自体に誤りが生じることになる。一方、特許文献1では、支柱の傾斜角が傾くことによって受信アンテナと計測点とが位置ズレをした場合でも正確に位置を求めることができるため、例えば、RTK-GNSS測位に適用した場合は、絶対位置を正確に求める際などに有用である。しかしながら、特許文献1をRTK-GNSS測位に適用した場合であっても、基地局の実際の位置と絶対位置とがズレによる補正情報などに関する対策は必要である。
そこで、本発明は上記問題点に鑑み、基準位置に対する衛星測位装置の位置ズレが生じた場合でも基地局などに適用することができる位置測位システムを提供することを目的とする。
この技術的課題を解決するための本発明の技術的手段は、以下に示す点を特徴とする。
位置測位システムは、位置に関する情報の処理を行う処理部を有し、且つ地上に設定された基準位置に設置された衛星測位装置と、走行可能な作業機に設けられ且つ、前記処理部で前記情報を処理することで得られた補正情報を取得し且つ、取得した補正情報に基づいて前記作業機の位置を求める測位検出装置と、前記基準位置に対する前記衛星測位装置の位置ズレを検出するズレ検出装置と、前記ズレ検出装置が前記位置ズレを検出した場合に、前記補正情報を前記作業機に出力することを停止する第1処理装置と、を備えている。
位置測位システムは、位置に関する情報の処理を行う処理部を有し、且つ地上に設定された基準位置に設置された衛星測位装置と、走行可能な作業機に設けられ且つ、前記処理部で前記情報を処理することで得られた補正情報を取得し且つ、取得した補正情報に基づいて前記作業機の位置を求める測位検出装置と、前記基準位置に対する前記衛星測位装置の位置ズレを検出するズレ検出装置と、前記ズレ検出装置が前記位置ズレを検出した場合に、前記位置ズレを検出したことを前記作業機に報知する第2処理装置と、を備えている。
前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、前記ズレ検出装置は、一端側が前記天板又は前記筐体に離脱可能に取り付けられ且つ他端側が前記地上側に取付けられた索体と、前記索体の離脱を検出することで前記位置ズレを検出する離脱検出部と、を有している。
前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、前記ズレ検出装置は、前記天板又は前記筐体の変位を検出する変位検出部と、前記変位検出部で検出された変位量が所定以上である場合に前記位置ズレが発生したとして判断する変位判断部と、を有している。
前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、前記ズレ検出装置は、前記天板又は地面側に向けて検出光を照射する照射部と、前記天板又は地面側から反射した検出光を受光する受光部と、前記受光部が検出光を検出しなかった場合に前記位置ズレが発生したとして判断する受光判断部と、を有している。
前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、前記ズレ検出装置は、前記天板又は地面側に向けて検出光を照射する照射部と、前記天板又は地面側からの検出光を受光する受光部と、前記受光部が検出光を検出しなかった場合に前記位置ズレが発生したとして判断する受光判断部と、を有している。
前記衛星測位装置は、前記補正情報前記作業機に送信する送信部とを有し、前記第1処理部は、前記筐体に設けられ且つ前記送信部に電力を供給する電力供給ラインであり、前記離脱検出部は、前記電力供給ライン上に設けられ且つ前記索体を着脱自在に保持可能な保持体であって、前記索体を保持している状態では当該電力供給ラインの通電を行い、前記索体が離脱して保持していない状態では当該電力供給ラインの電力の通電を遮断する保持体である。
本発明によれば、基準位置に対する衛星測位装置の位置ズレが生じた場合でも基地局などに適用することができる。
本発明の実施の形態におけるトラクタ及び測位検出装置のブロック図を示す図である。 トラクタの自動走行のルートの一例を示す図である。 図2の作業場(圃場等)を複数備えた大規模圃場の一例を示す図である。 基地局の構成および使用手順の一例を示す図(その1)である。 基地局の構成および使用手順の一例を示す図(その2)である。 基地局における衛星測位装置のブロック図を示す図である。 基地局の使用態様の一例を示す図(その1)である。 基地局の使用態様の一例を示す図(その2)である。 本発明の実施の形態の第1の変形例に係る基地局における衛星測位装置のブロック図を示す図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る基地局における衛星測位装置のブロック図を示す図である。 本発明の実施の形態の第2の変形例に係る基地局を示す図である。 本発明の実施の形態の第3の変形例に係る基地局における衛星測位装置のブロック図を示す図である。 本発明の実施の形態の第3の変形例に係る基地局を示す図である。 トラクタに作業装置を連結した全体図である。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。
本発明の位置測位システムは、衛星航法、特に、高精度な測位が可能なRTK法を用いたRTK-GNSS測位によって、作業機の位置、方位等を検出する装置である。なお、位置測位システムでは、RTK-GNSS測位とその他のセンサ(慣性検出センサ)等を組み合わせて位置・方位を検出してもよい。
作業機は、トラクタ、コンバイン、田植機等の農業機械、バックホー、ローダ等の建設機械である。上述したように、このRTK-GNSS測位においては、GNSS受信器を2台使用して、衛星からの信号を基地局(以下における衛星測位装置100)と移動局(以下における作業機の一例であるトラクタ1に取り付けられた測位検出装置20)とで受信する。1つ目のGNSS受信器(衛星測位装置100)は、緯度及び経度で示される基準位置BP(Base Point))に三脚等で固定する基地局として配置する。基準位置は、地球上の絶対位置であっても、オペレータ等が入力した入力位置情報であってもよい。
基地局では、当該基地局の位置情報(基準位置)、衛星測位装置100が測位衛星の衛星信号によって求めた情報(衛星受信機間距離等)等を含む補正情報を2つ目の受信器である移動局(測位検出装置20)に無線通信により伝達する。移動局においては、基地局から取得した補正情報に基づいて、測位衛星から受信した情報を補正して、より高い精度の位置情報を取得する。
以下、トラクタを例にとり、測位検出装置(2つ目のGNSS受信器である移動局)等を含めて説明する。
図1は、トラクタ及び測位検出装置のブロック図を示している。また、図10は、トラクタの全体側面図であって、作業装置を連結した図を示す図である。説明の便宜上、運転席8に着座した運転者の前側(図10の左側)を前方、運転者の後側(図10の右側)を後方、運転者の左側(図10の手前側)を左方、運転者の右側(図10の奥側)を右方として説明する。
図10に示すように、トラクタ1は、車輪を有する走行可能な車両(車体)2と、ディーゼルエンジン(エンジン)等の原動機3と、変速を行う変速装置4とを備えている。原動機3は、モータであっても、モータ及びエンジンの両方であってもよい。車体2の後部には、3点リンク機構5が昇降可能に設けられている。3点リンク機構5には、作業装置6が着脱自在である。作業装置6には、PTO軸を介して原動機3からの動力が伝達される。作業装置6は、耕耘する耕耘装置、肥料を散布する肥料散布装置、農薬を散布する農薬散布装置、収穫を行う収穫装置等である。なお、図10では、肥料散布装置を取り付けた例を示している。作業装置6は、上述したものに限定されず、どのようなものであってもよい。
原動機3の後方には、キャビン7が設けられている。キャビン7内には、運転席8が設けられている。キャビン7の天板には、測位検出装置20が設けられている。即ち、測位検出装置20は、キャビン7を介して作業装置6を備えた車体2に取り付けられている。なお、測位検出装置20は、作業装置6に取り付けられていてもよい。
図1に示すように、トラクタ1は、複数の機器10が搭載されている。この機器10は、トラクタ1を構成する機器であって、例えば、検出装置10a、スイッチ装置10b、表示装置10c、制御装置10d、入出力装置10eである。検出装置10aは、トラクタ1の作動状態を検出する装置であって、アクセルペダルセンサ、シフトレバー検出センサ、クランク位置センサ、燃料センサ、水温センサ、エンジン回転センサ、操舵角センサ、油温センサ、車軸回転センサ等である。スイッチ装置10bは、切換を行う装置であって、イグニッションスイッチ、駐車ブレーキスイッチ、PTOスイッチ等である。表示装置10cは、トラクタ1に関する様々な事項を表示する装置であって、液晶等で構成された液晶型表示装置である。制御装置10dは、トラクタを制御する装置であって、CPU等である。入出力装置10eは、トラクタ1の内部のデータを当該トラクタ1の外部に出力したり、トラクタ1の外部のデータをトラクタ1の内部に入力する装置であって、例えば、無線又は有線によってデータを送受信する通信装置である。
複数の機器10は、CAN、LIN、FlexRayなどの車載ネットワークN1で接続されている。車両用通信ネットワークN1には、検出装置10aで検出された検出信号、スイッチ装置の切換を示すスイッチ信号、制御装置の制御によってトラクタ1の稼働する稼働部(例えば、エンジン、電磁弁、ポンプ等)を動作させるための指令信号(制御信号)等が出力される。
制御装置10dは、第1制御装置10d1と、第2制御装置10d2と、第3制御装置10d3とを含んでいる。第1制御装置10d1は、トラクタ1の全体を制御する装置である。第1制御装置10d1には、検出装置10aが検出した検出値[例えば、アクセルペダルの操作量、シフトレバーの操作時のシフトレバー位置(変速段)、エンジン回転数、変速段、油温、クランク位置、カム位置等]が入力される。第1制御装置10d1は、アクセルペダルの操作量に基づいてエンジンが所定の回転数になるように、第2制御装置10d2に制御指令を出力すると共に、シフトレバー位置に基づいて変速装置4を制御(変速制御)する。また、第1制御装置10d1は、操作部材からの入力に基づいて3点リンク機構5の昇降を制御する(昇降制御)。
第2制御装置10d2は、主にエンジン3を制御する装置である。第2制御装置10d2は、アクセルペダルの操作量、クランク位置、カム位置等の入力に基づいて、インジェクタ、コモンレール、サプライポンプ等を制御する。なお、第2制御装置10d2におけるエンジン制御では、例えば、インジェクタの制御では燃料噴射量、噴射時期、燃料噴射率が設定され、サプライポンプやコモンレールの制御では燃料噴射圧が設定される。
第3制御装置10d3は、トラクタ1の自動走行を制御する装置である。第3制御装置10d3は、測位検出装置20で検出された様々な情報に基づいて、車体2の向きを変更可能な操舵装置(ステアリング)15等を制御し、自動走行を行う。
トラクタ1の自動走行について説明する。トラクタ1の自動走行を行うにあたって、パーソナルコンピュータ(PC)、スマートフォン(多機能携帯電話)、タブレット等のコンピュータを用いて、トラクタ1の自動走行のルートの設定を行う。
図2は、トラクタの自動走行のルートの一例を示している。自動走行のルートの設定、即ち、走行計画の設定にあたっては、図2に示すように、コンピュータの表示部に、トラクタ1で作業を行う作業場(圃場等)Fを表示する。コンピュータの表示部に表示された作業場Fにトラクタ1の自動走行のルートRを設定する。例えば、作業場Fにおいて、トラクタ1の走行開始位置P1、走行終了位置P2、走行開始位置P1から走行終了位置P2に至るまでのルートRをコンピュータのインターフェース等を用いて設定する。図2に示したルートRでは、トラクタ1を直進させる直進部R1と、トラクタ1を旋回させる旋回部R2とを含んでいる。ルートの設定において、表示部状の作業場Fは、走行開始位置P1、走行終了位置P2、直進部R1及び旋回部R2は、位置(緯度、経度)と関連付けられており、少なくとも、走行開始位置P1、走行終了位置P2、直進部R1及び旋回部R2に対応する位置を、コンピュータの表示部で決定することで、自動走行のルートを設定することができる。なお、自動走行のルートの設定において、ルートを所定の区間に区切り、各区間において、前進であるか後進であるかを割り当ててもよい。なお、図2に示した自動走行のルートの設定は一例であり、当然の如く限定されない。また、自動走行のルートの設定は、トラクタ1に搭載した機器で行ってもよく、上述したコンピュータに限定されない。
第3制御装置10d3には、トラクタの自動走行に関する情報(自動走行情報という)が記憶されている。例えば、コンピュータで設定時の自動走行情報を無線又は有線によって、トラクタ1の入出力装置10eに送信する。そして、入出力装置10eが受信した自動走行情報を第3制御装置10d3に書き込むことによって、当該第3制御装置10d3は自動走行情報を記憶することができる。第3制御装置10d3には、自動走行情報として、例えば、走行開始位置P1、走行終了位置P2、直進部R1及び旋回部R2等の位置が記憶されている。なお、上述したように、ルートの設定において、トラクタ1の進行方向(前進、後進)の区間が割り当てられている場合には、位置に合わせて、前進、後進を、自動走行情報として第3制御装置10d3に記憶させてもよい。
第3制御装置10d3は、トラクタ1の自動走行を行う際、第3制御装置10d3は自動走行情報で示された位置(目標位置)を参照し、測位検出装置20で検出された位置(検出位置)と、自動走行情報で示された位置(目標位置)とが一致するように、操舵装置15を制御する。例えば、目標位置と検出位置とが一致している場合で、トラクタ1がルートRで示された直進部R1を走行している場合は、第3制御装置10d3は、操舵装置15による操舵角を零に維持する。また、目標位置と検出位置とが一致している場合で、トラクタ1がルートRで示された旋回部R2を走行している場合は、第3制御装置10d3は、操舵装置15による操舵角を旋回部R2で示された角度に一致させる。また、第3制御装置10d3は、検出位置と、目標位置とに所定以上のズレがある場合には、両者を一致するように、第3制御装置10d3は、操舵装置15をズレが無くなる方に制御して、トラクタ1の走行位置を補正する。なお、第3制御装置10d3は、自動走行のルート上において、前進、後進を行うことが示されている場合、第3制御装置10d3は、変速装置4を制御して、トラクタ1の前進、又は、後進を切り換える。
第3制御装置10d3は、走行情報を測位検出装置20に出力する。例えば、第3制御装置10d3は、走行情報として、現在のトラクタ1の走行状態であって、直進(前進、後進)、旋回、停止等を測位検出装置20に出力する。第3制御装置10d3は、ルートR通りの走行を行っている場合は、自動走行情報に基づいて当該ルートRで示された情報を出力する。例えば、第3制御装置10d3は、直進部R1に沿ってトラクタ1が前進又は後進している場合は、前進又は後進しているという走行情報を測位検出装置20に出力する。第3制御装置10d3は、前進、後進の代わりに、直進という走行情報を測位検出装置20に出力してもよい。また、第3制御装置10d3は、旋回部R2に沿ってトラクタ1が旋回している場合は、旋回しているという走行情報を測位検出装置20に出力する。また、第3制御装置10d3は、トラクタ1が自動走行で停止している場合は、停止しているという走行情報を測位検出装置20に出力する。
なお、トラクタ1が予め設定されたルートRから大幅に外れて走行している場合は、第3制御装置10d3は、変速装置4の作動情報(前進、後進)又は操舵装置15の作動情報(操舵角)等に基づいて、現在のトラクタ1の走行状態を測位検出装置20に出力してもよい。また、第3制御装置10d3は、走行情報として、自動走行情報等を測位検出装置20に出力する。第3制御装置10d3は、走行情報を第1制御装置10d1、第2制御装置10d2に出力してもよい。また、作業場(圃場)Fで自動走行時にトラクタ1の測位情報を求めるにあたって、GNSS-RTK測位に加えて、慣性航法(INS:Inertial Navigation System)によって、作業機の位置、方位等を求めても良い。
以上のように、第1制御装置10d1、第2制御装置10d2及び第3制御装置10d3によって、トラクタ1の走行系の制御、作業系の制御を行うことができる。なお、トラクタ1の走行系及び作業系の制御は、上述したものに限定されない。
次に、測位検出装置20について説明する。
測位検出装置20は、RTK-GNSS測位技術における移動局として機能することにより、少なくともトラクタ1の位置(緯度、経度等)、方位(方位角)を、高精度に検出可能な装置である。図1に示すように、測位検出装置20は、第1取得部21と、第2取得部22と、演算部31とを有している。
第1取得部21、第2取得部22及び演算部31は、測位検出装置20に設けられた電子・電気部品、プログラム等から構成されている。第1取得部21は、測位検出装置20が受信したGPS等の測位衛星24からの衛星信号を取得可能である。第2取得部22は、(後述するRTK-GNSS測位における基地局である衛星測位装置100から無線送信される)補正情報を取得可能である。なお、これらに加えて、走行情報を取得可能な第3取得部を設けて、例えば、トラクタ1が自動走行を行う場合等に、走行情報として、車体2の直進(前進、後進)、車体2の旋回、車体2の停止を取得するようにしても良い。
したがって、測位検出装置20は、トラクタ1の走行時において、少なくとも、GPS衛星等からの衛星信号及び基地局である衛星測位装置100から無線送信される補正情報を取得することが可能である。
演算部31は、第1取得部21で得られた測位情報及び第2取得部22で得られた補正情報を用いて、車体2の位置等を、測位衛星から受信した測位情報を補正情報により補正して、高精度の位置情報を検出する。ここで、第1取得部21が取得する測位情報は、例えば、測位衛星に一例であるGPS衛星等から送信された衛星信号(GNSSデータ)であるが、測位衛星はGPS衛星に限定されず、GLONASS衛星であっても、その他の衛星であってもよい。なお、本実施の形態において適用するRTK-GNSS測位技術は、一般的な公知の技術を採用することができる。
したがって、測位検出装置20は、トラクタ1の走行有無に関わらず(走行状態に関係なく)、RTK-GNSS測位情報(位置、速度、方位)を演算する。
さて、図1に示すように、測位検出装置20は、測位情報(RTK-GNSS測位情報)を外部に出力する出力部34を有している。出力部34は、トラクタ1の車載ネットワークN1に接続されていて、演算部31が演算して取得した測位情報を、第3制御装置10d3に出力する。
次に、衛星測位装置100について説明する。
衛星測位装置100は、RTK-GNSS測位技術における基地局を構成可能な装置である。図3に示すように、衛星測位装置100は、トラクタ1で作業を行う作業場(圃場等)Fごとに、地面GLに設定された基準位置BPの中の任意の基準位置BPに三脚等で設置される。
図5に示すように、衛星測位装置100は、処理部110と、記憶部120と、送信部150と、電源160とを備えている。処理部110、記憶部120及び送信部150は、電子・電気部品、プログラム等から構成されている。電源160は、電力を蓄電するバッテリ、電力ケーブルに接続された商用電源、太陽光により発電する太陽電池等で構成されている。この実施形態では、電源160は、バッテリであるとして説明を進める。
処理部110及び送信部150は、バッテリ等から構成された電源160から供給された電力によって作動する。処理部110は、少なくとも位置に関する処理を行うもので、基地局として動作する基地局モードと、移動局として動作する移動局モードとを有している。処理部110は、例えば、基地局モードである場合には、補正情報(基地局の位置情報(基準位置)、基準局で取得した衛星受信機間距離等の情報)の取得又は演算を行う。また、処理部110は、移動局モードである場合には、例えばVRS(仮想基準点方式:Virtual Reference Station)測位技術を用いて基準位置を測定する。なお、移動局モードである場合には、VRS測位技術による測位とは別に、入力インタフェース等による位置情報の入力の受付を行い、入力インタフェースで入力された位置情報(入力位置情報)を基準位置としてもよいし、その他の測位衛星の測位による位置情報を基準位置として取得してもよい。
記憶部120は、予め処理部110の処理によって測定した基準位置BPを記憶している。送信部150は、電源160からの電力が供給されている状態において、処理部110で求めた位置に関する情報(補正情報)を外部(移動局)、即ち、測位検出装置20へ送信する。なお、電源160は、電力を蓄電するバッテリ、電力ケーブルに接続された商用電源、太陽光により発電する太陽電池等である。
図4Aに示すように、衛星測位装置100は、筐体51と、天板52と、脚部53とを有する。筐体51は、処理部110、記憶部120、送信部150及び電源160等を収容している。天板52は、少なくとも筐体51を設置する部材である。具体的には、天板52の上面には、設置台52aが取り付けられ、設置台52aに筐体51が嵌め込まれている。なお、天板52と設置台52aとを一体化してもよい。即ち、天板52が設置台52aを含むものであってもよい。
脚部53は、天板52から延設された部材である。具体的には、天板52の下面側には、複数の脚部(3本の脚部)53を備えた三脚が取り付けられている。図4Aに示すように、絶対位置の座標(緯度及び経度)が既知である基準位置BPの周囲に複数の脚部53を立脚させ、当該基準位置BPの上方に筐体51を位置させることにより、衛星測位装置100を基準位置BPに設置することができる。なお、本発明に係る位置測位システムにおいてはこのような三脚に限定されるものではない。
図5に示すように、衛星測位装置100は、ズレ検出装置170を備えている。ズレ検出装置170は、基準位置BPに対する衛星測位装置の位置ズレを検出する。
ズレ検出装置170は、基準位置BPに対する衛星測位装置100の位置ズレを機械的に検出する装置である。図4A、図4B、図6A及び図6Bに示すように、ズレ検出装置170は、索体171と、離脱検出部172とを有している。索体171は、紐、鎖、ロープ、ワイヤ等であって、一端側が天板52又は筐体51に取付けられ、他端側が地上側(地面GL側)に取付けられる。索体171の一端側、即ち、天板52又は筐体51に取付けられる側には、電流を流す導電部が設けられている。衛星測位装置100の位置が(作業機の自動運転に不具合が発生する程度)ズレたときに天板52又は筐体51から離脱する長さを備えている。例えば、索体171の長さは、基準位置BPから離脱検出部172までの鉛直長さ以上に設定されている、
なお、本発明で示す索体171は、天板52又は筐体51に直接取り付けられる態様だけでなく、天板52又は筐体51に設けられた部材を介して間接的に天板52又は筐体51に取付けられる態様も含む。この実施形態では、索体171の一端側は、筐体51に収容された離脱検出部172に取付けられている。以下、索体171は、筐体51(離脱検出部172)に取付けられていることとして説明を続ける。
離脱検出部172は、筐体51に取付けられた索体171が当該筐体51から離脱した場合に、衛星測位装置100の位置ズレを検出する。具体的には、図6に示すように、索体171は、電力を供給する電力供給ライン181に設けられた離脱検出部172に接続され、当該離脱検出部172は索体171が離脱した場合に位置ズレを検出する。電力供給ライン181は、筐体51に内蔵されている。電力供給ライン181は、少なくとも筐体51に設けられ且つ位置に関する情報を外部(移動局)へ送信する送信部150に電力を供給するラインである。電力供給ライン181は、例えば、直流の電源160の正極側出力端子に接続された正極ライン182と、負極側出力端子に接続された負極ライン183とを含んでいる。正極ライン182及び負極ライン183は、直流の電源160及び送信部150に接続されている。
離脱検出部172は、電力供給ライン181上に設けられ且つ索体171を着脱自在に保持可能な保持体173を備える。例えば、保持体173は、導電性であって、正極ライン182に設けられている。保持体173は、索体171を挟持(挟み込んで保持)することができるともに、索体171が下方に引っ張られた際にその挟持が開放される程度の弾性及び形状を備える。保持体173は、索体171を保持している状態では電力供給ライン181の通電を行い、索体171が離脱して保持していない状態(地上側(地面GL側)は固定されているので位置ズレが発生すると索体171が引っ張られて保持体173から抜け落ちた状態)では電力供給ライン181の通電を遮断する。なお、保持体173は、負極ライン183の途中に設けられていてもよい。
図5に示すように、衛星測位装置100は、第1処理装置180を備えている。第1処理装置180は、ズレ検出装置170が位置ズレを検出した場合に、位置に関する情報(補正情報)を外部に出力することを停止する。第1処理装置180は、送信部150に電力を供給する電力供給ライン181である。
次に、第1処理装置180、即ち、電力供給ライン181における補正情報の停止について、衛星測位装置100の設置と共に詳しく説明する。
図4A及び図6Aに示すように、衛星測位装置100を基準位置BPに設置した際、索体171の一端側(上端)を保持体173に接続する。保持体173に索体171の一端側(上端)を接続した状態では、電力供給ライン181、即ち、第1処理装置180によって、電源160から送信部150へ通電されて、送信部150は位置に関する情報(補正情報)を外部(移動局)へ送信することができる。すなわち、索体171の一端側が保持体173により保持されている限り、電力供給ライン181により閉回路を形成できるので電源160から送信部150へ通電される。
図4B及び図6Bに示すように、衛星測位装置100の位置が所定以上ズレると、地上側(地面GL側)は固定された索体171が引っ張られて、索体171の上端が保持体173から抜け落ちる。この状態では、索体171により、電力供給ライン181から送信部150へ向けての通電が遮断されて、送信部150は位置に関する情報(補正情報)を外部(移動局)へ送信することができなくなる。すなわち、索体171の一端側が保持体173から離脱して保持されなくなると、電力供給ライン181により閉回路が開回路に移行するので電源160から送信部150へ通電されなくなる。
これにより、移動局であるトラクタ1の測位検出装置20は、補正情報を受信することができなくなる。トラクタ1の自動運転プログラムにおいて、補正情報に基づく位置情報の取得をトラクタ1の自動運転のインターロックとして機能させておくことにより、補正情報に基づく位置情報を取得できなくなると、自動運転を停止させることができる。その結果、正しい補正情報が送信されていないことに基づいた対応(自動運転の停止等)を自動的に取ることができる。
さて、図5に示すように、衛星測位装置100は、第2処理装置190を備えていてもよい。なお、衛星測位装置100において、第1処理装置180及び第2処理装置190の両方を備えていてもよいが、第1処理装置180及び第2処理装置190のどちらか一方を備えていてもよい。
第2処理装置190は、ズレ検出装置170が位置ズレを検出した場合に、位置ズレを検出したことを外部に報知する。第2処理装置190は、衛星測位装置100に設けられた電子・電気部品、プログラム等から構成されている。具体的には、第2処理装置190は、パトライト(登録商標)、フラッシュライト等の警報光の発生器、警報音の発生器等を有している。
例えば、ズレ検出装置170が衛星測位装置100の位置がズレたことにより送信部150への電力供給が遮断されたことを第2処理装置190が検出すると、当該第2処理装置190の発生器が作動し、警報光及び/又は警報音を発生させる。例えば作業を行っている作業場Fのトラクタ1又はトラクタ1の自動運転の監視員は、警報光、警報音を確認することができる。
これにより、基地局から離れた位置のトラクタ1の作業者や自動運転しているトラクタ1の監視員が、基地局において位置ズレが発生していることを知ることができる。その結果、正しい補正情報が送信されていないことに基づいた対応(自動運転の停止等)を取ることができる。
以上のように、位置測位システムは、ズレ検出装置170を備えると共に、少なくとも第1処理装置180及び第2処理装置190のいずれかを備えている。そのため、衛星測位装置100の位置がズレた場合でも補正情報の出力の停止、位置ズレが発生したことの報知を行うことができるため、基地局として適用することができる。その結果、例えば、作業機の自動運転としての基地局として衛星測位装置100を適用した場合、作業機(移動局)の位置情報をRTK-GNSS測位技術を用いて高精度に取得することができる。この場合において、例えば大きな面積の大規模圃場において、作業機が作業するエリア毎に設けられた基準位置(絶対位置が既知であるとして設けられる基地局の位置)から基地局の位置ズレが発生した場合、即ち、不測の事態が発生した場合でも、作業機の自動運転の不具合を防止することができる。
以下、本発明に係る位置測位システムの変形例について説明する。以下に示す変形例は、いずれも基地局を構成する衛星測位装置100のズレ検出装置に関する。なお、ズレ検出装置以外の構成であって、上述した実施の形態と同じ構造については同じ符号を付して、説明を省略する。
[第1の変形例]
図7に示すように、位置測位システムにおけるズレ検出装置270は、変位検出部271と、変位判断部272とを備えている。変位検出部271は、天板52又は筐体51の変位を検出する。変位検出部271は、衛星測位装置100の筐体51に内蔵された慣性計測装置(IMU:Inertial Measurement Unit)で構成されている。変位検出部(慣性計測装置)270は、ジャイロセンサ及び/又は加速度計からの信号に基づいて、衛星測位装置100(筐体51)を基準位置BPに設置した設置位置からの変位量を測定する。具体的には、筐体51を天板52上に設置し且つ当該衛星測位装置100を基準位置BPに設置した状態からの水平方向及び/又は垂直方向の変位量を求める。これにより、筐体51の変位を検出することができる。なお、変位検出部271を、衛星測位装置100の筐体51に内蔵された慣性計測装置で構成しているが、天板52に取付けた慣性計測装置で構成してもよい。変位判断部272は、変位検出部270で検出された変位量、例えば、水平方向及び/又は垂直方向の変位量が所定以上(数センチ以上)である場合に、衛星測位装置100の位置ズレが発生したと検出する。
また、図7に示すように、第1処理装置180は、電力供給ライン181を介した送信部150への電力供給を通電/遮断するスイッチである。したがって、変位判断部272が衛星測位装置100の位置ズレを検出していない状態では、第1処理装置(スイッチ)180は、送信部150への電力供給を通電状態に保持する。一方、変位判断部272が衛星測位装置100の位置ズレを検出した状態では、第1処理装置(スイッチ)180は、送信部150への電力供給を遮断状態に保持する。
また、図7に示すように、第2処理装置190は、変位判断部272の判断結果(位置ズレの有無)を取得可能なCPU等と、発生器と有している。したがって、変位判断部272が衛星測位装置100の位置ズレを検出していない状態では、第2処理装置190は、発生器による警報光及び/又は警報音の発生を停止している。一方、変位判断部272が衛星測位装置100の位置ズレを検出した状態では、第2処理装置190は、発生器を作動させ、警報光及び/又は警報音を発生させる。
したがって、ズレ検出装置270では、衛星測位装置100を設置位置に設置した後、当該設置位置から何らかの事情によって位置が変化した場合でも、変位検出部270によって衛星測位装置100の変位を検出することができ、当該衛星測位装置100が所定以上に設置位置から変位した場合には、補正情報の出力の停止、変位したことの報知を行うことができる。
[第2の変形例]
図8A及び図8Bに示すように、位置測位システムにおけるズレ検出装置370は、照射した光の反射光に基づいて位置ズレを検出する装置であり、照射部371と、受光部372と、受光判断部373とを備えている。照射部371は、天板52に向けて検出光を照射する光源である。受光部372は、照射部371が天板52に照射した検出光の反射光を受光する。即ち、照射部371及び受光部372は、天板52の直下の地上に設けられている。受光判断部373は、筐体51に内蔵され、受光部372が検出光を検出しなかった場合に衛星測位装置100の位置ズレが発生したとして判断する。なお、受光判断部373は、測位検出装置20に設けられた電子・電気部品、プログラム等から構成され、受光部372に無線又は有線によって接続されている。
第1の変形例と同様に、第1処理装置180は、電力供給ライン181を介した送信部150への電力供給を通電/遮断するスイッチである。したがって、受光判断部373が衛星測位装置100の位置ズレを検出していない状態では、第1処理装置(スイッチ)180は、送信部150への電力供給を通電状態に保持する。一方、受光判断部373が衛星測位装置100の位置ズレを検出した状態では、第1処理装置(スイッチ)180は、送信部150への電力供給を遮断状態に保持する。
第1の変形例と同様に、第2処理装置190は、受光判断部373の判断結果(位置ズレの有無)を取得可能なCPU等と、発生器と有している。したがって、受光判断部373が衛星測位装置100の位置ズレを検出していない状態では、第2処理装置190は、発生器による警報光及び/又は警報音の発生を停止している。一方、受光判断部373が衛星測位装置100の位置ズレを検出した状態では、第2処理装置190は、発生器を作動させ、警報光及び/又は警報音を発生させる。
なお、上述した第2の変形例では、照射部371及び受光部372を天板52の直下の地上に設けているが、これに代え、天板52に設けてもよい。この場合、受光部372は、照射部371が地上に照射した検出光の反射光を受光する。
したがって、ズレ検出装置370では、衛星測位装置100を設置位置に設置した後、当該設置位置から何らかの事情によって転倒等の位置ズレが発生することにより、基準位置BPの直上に天板52が無くなった場合等には、補正情報の出力の停止、位置ズレが発生したことの報知を行うことができる。
[第3の変形例]
図9A及び図9Bに示すように、衛星測位装置100におけるズレ検出装置470は、照射した光に基づいて位置ズレを検出する装置であり、照射部471と、受光部472と、受光判断部473とを備えている。照射部471は、天板52に向けて検出光を照射する光源である。受光部472は、照射部471が天板52に照射した検出光を受光する。即ち、照射部471と受光部472とは互いに対向していて、照射部471は天板52の直下の地上に設けられ、受光部472は天板52に設けられている。受光判断部473は、筐体51に内蔵され、受光部472が検出光を検出しなかった場合に衛星測位装置100の位置ズレが発生したとして判断する。なお、受光判断部473は、測位検出装置20に設けられた電子・電気部品、プログラム等から構成され、受光部472に無線又は有線によって接続されている。第3の変形例において、第1処理装置180、第2処理装置190は、第2の変形例と同様の構成である。
なお、上述した第3の変形例では、照射部471を地上、受光部472を天板52に設けているが、照射部471と受光部472とを反対に設けてもよい。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
51 筐体
52 天板
53 脚部
100 衛星測位装置
110 処理部
120 記憶部
150 送信部
171 索体
172 離脱検出部
173 保持体
180 第1処理装置
181 電力供給ライン
190 第2処理装置
170、270、370、470 ズレ検出装置
271 変位検出部
272 変位判断部
371、471 照射部
372、472 受光部
373、474 受光判断部

Claims (7)

  1. 位置に関する情報の処理を行う処理部を有し、且つ地上に設定された基準位置に設置された衛星測位装置と、
    走行可能な作業機に設けられ且つ、前記処理部で前記情報を処理することで得られた補正情報を取得し且つ、取得した補正情報に基づいて前記作業機の位置を求める測位検出装置と、
    前記基準位置に対する前記衛星測位装置の位置ズレを検出するズレ検出装置と、
    前記ズレ検出装置が前記位置ズレを検出した場合に、前記補正情報を前記作業機に出力することを停止する第1処理装置と、
    を備えている位置測位システム。
  2. 位置に関する情報の処理を行う処理部を有し、且つ地上に設定された基準位置に設置された衛星測位装置と、
    走行可能な作業機に設けられ且つ、前記処理部で前記情報を処理することで得られた補正情報を取得し且つ、取得した補正情報に基づいて前記作業機の位置を求める測位検出装置と、
    前記基準位置に対する前記衛星測位装置の位置ズレを検出するズレ検出装置と、
    前記ズレ検出装置が前記位置ズレを検出した場合に、前記位置ズレを検出したことを前記作業機に報知する第2処理装置と、
    を備えている位置測位システム。
  3. 前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、
    前記ズレ検出装置は、一端側が前記天板又は前記筐体に離脱可能に取り付けられ且つ他端側が前記地上側に取付けられた索体と、前記索体の離脱を検出することで前記位置ズレを検出する離脱検出部と、を有している請求項1又は2に記載の位置測位システム。
  4. 前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、
    前記ズレ検出装置は、前記天板又は前記筐体の変位を検出する変位検出部と、前記変位検出部で検出された変位量が所定以上である場合に前記位置ズレが発生したとして判断する変位判断部と、を有している請求項1又は2に記載の位置測位システム。
  5. 前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、
    前記ズレ検出装置は、前記天板又は地面側に向けて検出光を照射する照射部と、前記天板又は地面側から反射した検出光を受光する受光部と、前記受光部が検出光を検出しなかった場合に前記位置ズレが発生したとして判断する受光判断部と、を有している請求項1又は2に記載の位置測位システム。
  6. 前記衛星測位装置は、前記処理部を収容する筐体と、前記筐体を設置する天板と、前記天板から延設された脚部とを有し、
    前記ズレ検出装置は、前記天板又は地面側に向けて検出光を照射する照射部と、前記天板又は地面側からの検出光を受光する受光部と、前記受光部が検出光を検出しなかった場合に前記位置ズレが発生したとして判断する受光判断部と、を有している請求項1又は2に記載の位置測位システム。
  7. 前記衛星測位装置は、前記補正情報前記作業機に送信する送信部とを有し、
    前記第1処理部は、前記筐体に設けられ且つ前記送信部に電力を供給する電力供給ラインであり、
    前記離脱検出部は、前記電力供給ライン上に設けられ且つ前記索体を着脱自在に保持可能な保持体であって、前記索体を保持している状態では当該電力供給ラインの通電を行い、前記索体が離脱して保持していない状態では当該電力供給ラインの電力の通電を遮断する保持体である請求項3に記載の位置測位システム。
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