JPH11177323A - Ｇｐｓアンテナ支持ポール及びそれに使用するポールユニット - Google Patents
Ｇｐｓアンテナ支持ポール及びそれに使用するポールユニットInfo
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- JPH11177323A JPH11177323A JP35232397A JP35232397A JPH11177323A JP H11177323 A JPH11177323 A JP H11177323A JP 35232397 A JP35232397 A JP 35232397A JP 35232397 A JP35232397 A JP 35232397A JP H11177323 A JPH11177323 A JP H11177323A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】高所に配置されたＧＰＳアンテナを用いた測量
に際して、通信用アンテナの通信障害を防止する。 【解決手段】測量用のＧＰＳアンテナ１５を高所に設置
するために使用されるＧＰＳアンテナ支持装置１に用い
られるＧＰＳアンテナ支持ポール７において、全長Ｌが
伸張自在に設けられたポール本体７ａを有し、ポール本
体の先端にＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、ポール本
体のＧＰＳアンテナ装着位置近傍に、バーアンテナ９ｃ
を、ポール本体内に内蔵した形で設け、測量のためにＧ
ＰＳアンテナを、ＧＰＳアンテナ支持ポールにより高所
に設置することにより、自動的にバーアンテナもＧＰＳ
アンテナの近傍の高所に設置されるようにする。
に際して、通信用アンテナの通信障害を防止する。 【解決手段】測量用のＧＰＳアンテナ１５を高所に設置
するために使用されるＧＰＳアンテナ支持装置１に用い
られるＧＰＳアンテナ支持ポール７において、全長Ｌが
伸張自在に設けられたポール本体７ａを有し、ポール本
体の先端にＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、ポール本
体のＧＰＳアンテナ装着位置近傍に、バーアンテナ９ｃ
を、ポール本体内に内蔵した形で設け、測量のためにＧ
ＰＳアンテナを、ＧＰＳアンテナ支持ポールにより高所
に設置することにより、自動的にバーアンテナもＧＰＳ
アンテナの近傍の高所に設置されるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、測量用のＧＰＳア
ンテナを支持するＧＰＳアンテナ支持ポール及びそれに
使用するポールユニットに関する。
ンテナを支持するＧＰＳアンテナ支持ポール及びそれに
使用するポールユニットに関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、この種のＧＰＳアンテナ支持ポー
ルには、特開平５−２９９９１８に見られるように、三
脚状の支持脚に、継ぎ足し自在なポールユニットを上方
に繰り出し自在に設け、それら継ぎ足されて上方に繰り
出されたポールユニットの先端にＧＰＳ衛星からの位置
情報を受けるためのＧＰＳアンテナを設けたものが知ら
れている。こうしたＧＰＳアンテナを使用して正確な測
量を行なおうとすると、複数のアンテナを使用して、そ
のうちの一つを地球上の位置が既知な三角点などの測量
基準点に設置してＧＰＳ衛星から送られてくる位置情報
に基づいて当該測量基準点の位置を演算検出し、その演
算された測量基準点の値と測量基準点の実際の値を比較
して、ＧＰＳ衛星から送られてくる位置情報に基づく演
算誤差を求め、当該演算誤差を、当該測量基準点周辺の
測量点における、同様にＧＰＳ衛星から送られてくる位
置情報に基づく当該測量点の位置の演算に際して、誤差
情報として利用し、正確な当該測量点の位置を求めてい
た。
ルには、特開平５−２９９９１８に見られるように、三
脚状の支持脚に、継ぎ足し自在なポールユニットを上方
に繰り出し自在に設け、それら継ぎ足されて上方に繰り
出されたポールユニットの先端にＧＰＳ衛星からの位置
情報を受けるためのＧＰＳアンテナを設けたものが知ら
れている。こうしたＧＰＳアンテナを使用して正確な測
量を行なおうとすると、複数のアンテナを使用して、そ
のうちの一つを地球上の位置が既知な三角点などの測量
基準点に設置してＧＰＳ衛星から送られてくる位置情報
に基づいて当該測量基準点の位置を演算検出し、その演
算された測量基準点の値と測量基準点の実際の値を比較
して、ＧＰＳ衛星から送られてくる位置情報に基づく演
算誤差を求め、当該演算誤差を、当該測量基準点周辺の
測量点における、同様にＧＰＳ衛星から送られてくる位
置情報に基づく当該測量点の位置の演算に際して、誤差
情報として利用し、正確な当該測量点の位置を求めてい
た。
【０００３】この場合、測量基準点と当該測量基準点の
周囲の測量点間で、誤差情報などのやり取りを行なう必
要があるが、それらの情報のやり取りは、通常、無線を
利用して行われている。
周囲の測量点間で、誤差情報などのやり取りを行なう必
要があるが、それらの情報のやり取りは、通常、無線を
利用して行われている。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】この無線通信のため
に、通常、アンテナが付属した通信機が使用されるが、
通信機は通常地面などの低い位置に置かれたり、測量者
が背にかついだりして使用されることから、その設置位
置が低く、山林や山陰、建物の陰などに測量点が移動す
ると、電波が届きにくくなり、適正な測量活動に障害が
生じる危険性があった。
に、通常、アンテナが付属した通信機が使用されるが、
通信機は通常地面などの低い位置に置かれたり、測量者
が背にかついだりして使用されることから、その設置位
置が低く、山林や山陰、建物の陰などに測量点が移動す
ると、電波が届きにくくなり、適正な測量活動に障害が
生じる危険性があった。
【０００５】本発明は、上記事情に鑑み、測量点が山林
や山陰、建物の陰などに移動した場合でも、適正に電波
の送受信が可能なＧＰＳアンテナ支持ポール及びそれに
使用するポールユニットを提供することを目的とする。
や山陰、建物の陰などに移動した場合でも、適正に電波
の送受信が可能なＧＰＳアンテナ支持ポール及びそれに
使用するポールユニットを提供することを目的とする。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、本発明の内、ＧＰ
Ｓアンテナ支持ポールの発明は、測量用のＧＰＳアンテ
ナ（１５）を高所に設置するために使用されるＧＰＳア
ンテナ支持装置（１）に用いられるＧＰＳアンテナ支持
ポール（７）において、全長（Ｌ）が伸張自在に設けら
れたポール本体（７ａ）を有し、該ポール本体の先端に
ＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、前記ポール本体のＧ
ＰＳアンテナ装着位置近傍に、通信用アンテナ（９ｃ）
を、該ポール本体内に内蔵した形で設けて構成される。
Ｓアンテナ支持ポールの発明は、測量用のＧＰＳアンテ
ナ（１５）を高所に設置するために使用されるＧＰＳア
ンテナ支持装置（１）に用いられるＧＰＳアンテナ支持
ポール（７）において、全長（Ｌ）が伸張自在に設けら
れたポール本体（７ａ）を有し、該ポール本体の先端に
ＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、前記ポール本体のＧ
ＰＳアンテナ装着位置近傍に、通信用アンテナ（９ｃ）
を、該ポール本体内に内蔵した形で設けて構成される。
【０００７】また、本発明は、ポール本体を、所定長さ
（Ｌ１）に形成されたポールユニット（９、９Ａ）を直
列に複数個接続して形成し、それら複数のポールユニッ
トの内、少なくとも一つのポールユニット（９Ａ）に前
記通信用アンテナを内蔵して構成される。
（Ｌ１）に形成されたポールユニット（９、９Ａ）を直
列に複数個接続して形成し、それら複数のポールユニッ
トの内、少なくとも一つのポールユニット（９Ａ）に前
記通信用アンテナを内蔵して構成される。
【０００８】また、本発明のうちＧＰＳアンテナ支持ポ
ールに使用するポールユニットは、所定長さに筒状に形
成された本体（１０）を有し、前記本体の内部に通信用
アンテナ（９ｃ）を設けて構成される。なお、括弧内の
番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なも
のであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束さ
れるものではない。
ールに使用するポールユニットは、所定長さに筒状に形
成された本体（１０）を有し、前記本体の内部に通信用
アンテナ（９ｃ）を設けて構成される。なお、括弧内の
番号等は、図面における対応する要素を示す便宜的なも
のであり、従って、本記述は図面上の記載に限定拘束さ
れるものではない。
【０００９】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面に基
づき説明する。図１は、本発明によるＧＰＳアンテナ支
持ポールの一実施例が用いられたＧＰＳアンテナ支持装
置の一例を示す正面図、図２は、図１のＡ−Ａ線による
断面図、図３は、ポールユニットの一例を示す斜視図で
ある。
づき説明する。図１は、本発明によるＧＰＳアンテナ支
持ポールの一実施例が用いられたＧＰＳアンテナ支持装
置の一例を示す正面図、図２は、図１のＡ−Ａ線による
断面図、図３は、ポールユニットの一例を示す斜視図で
ある。
【００１０】ＧＰＳアンテナ支持装置１は、図１に示す
ように、地面２上に立設されるポール繰り出し支持装置
３を有しており、ポール繰り出し支持装置３は地面２上
に立設される、折り畳み自在な三脚５を有している。三
脚５の上部には、ポール繰り出し装置６が設けられてお
り、ポール繰り出し装置６は、ハンドル６ａを適宜回転
させることにより本発明によるＧＰＳアンテナ支持ポー
ル７を図中上方に繰り出し自在に設けられている。ポー
ル繰り出し支持装置３の詳細については、特開平５−２
９９９１８等に述べられているので、ここではその詳細
な説明は省略する。
ように、地面２上に立設されるポール繰り出し支持装置
３を有しており、ポール繰り出し支持装置３は地面２上
に立設される、折り畳み自在な三脚５を有している。三
脚５の上部には、ポール繰り出し装置６が設けられてお
り、ポール繰り出し装置６は、ハンドル６ａを適宜回転
させることにより本発明によるＧＰＳアンテナ支持ポー
ル７を図中上方に繰り出し自在に設けられている。ポー
ル繰り出し支持装置３の詳細については、特開平５−２
９９９１８等に述べられているので、ここではその詳細
な説明は省略する。
【００１１】ＧＰＳアンテナ支持ポール７はその全長Ｌ
が伸縮自在に設けられたポール本体７ａを有しており、
ポール本体７ａは、所定長さＬ１の円筒状に形成された
本体１０を有するポールユニット９がおねじ／めねじな
どの接続手段を介して複数本直列に接続された形で形成
されている。各ポールユニット９の本体１０の上端には
接続手段としての接続用のめねじ９ａが、下端には接続
手段としての接続用のおねじ９ｂが螺設されている。各
ポールユニット９は、互いに、上部のポールユニット９
の下端のおねじ９ｂを下部のポールユニット９の上端の
めねじ９ａに螺合させた形で直列に複数個連結接続され
ており、こうして連結されたＧＰＳ支持ポール７は、更
に、追加すべきポールユニット９を、ＧＰＳアンテナ支
持ポール７下端のポールユニット９の下端のおねじ９ｂ
に、これから延長追加すべきポールユニット９の上端の
めねじ９ａを螺合させることにより適宜、延長接続する
ことができる。こうして、複数ポールユニット９が接続
されたＧＰＳアンテナ支持ポール７は、ポール繰り出し
装置６により更に図中上方に、ＧＰＳアンテナ支持ポー
ル７の軸心ＣＴに沿った形で繰り出されてゆくことがで
きる。
が伸縮自在に設けられたポール本体７ａを有しており、
ポール本体７ａは、所定長さＬ１の円筒状に形成された
本体１０を有するポールユニット９がおねじ／めねじな
どの接続手段を介して複数本直列に接続された形で形成
されている。各ポールユニット９の本体１０の上端には
接続手段としての接続用のめねじ９ａが、下端には接続
手段としての接続用のおねじ９ｂが螺設されている。各
ポールユニット９は、互いに、上部のポールユニット９
の下端のおねじ９ｂを下部のポールユニット９の上端の
めねじ９ａに螺合させた形で直列に複数個連結接続され
ており、こうして連結されたＧＰＳ支持ポール７は、更
に、追加すべきポールユニット９を、ＧＰＳアンテナ支
持ポール７下端のポールユニット９の下端のおねじ９ｂ
に、これから延長追加すべきポールユニット９の上端の
めねじ９ａを螺合させることにより適宜、延長接続する
ことができる。こうして、複数ポールユニット９が接続
されたＧＰＳアンテナ支持ポール７は、ポール繰り出し
装置６により更に図中上方に、ＧＰＳアンテナ支持ポー
ル７の軸心ＣＴに沿った形で繰り出されてゆくことがで
きる。
【００１２】ＧＰＳアンテナ支持ポール７のうち、図中
最上部に装着されたポールユニット９Ａは、図２及び図
３に示すように、通常のポールユニット９と外径及び長
さＬ１は同一ではあるが、内部に通信アンテナ用バーア
ンテナ９ｃを内蔵したものとなっている。即ち、ポール
ユニット９Ａは、図３に示すように、通常のポールユニ
ット９と同一の外径及び長さＬ１に形成された筒状の本
体１０を有しており、本体１０には、本体の軸心ＣＴ２
に平行な方向に三個所のスリット１０ａが形成されてい
る。
最上部に装着されたポールユニット９Ａは、図２及び図
３に示すように、通常のポールユニット９と外径及び長
さＬ１は同一ではあるが、内部に通信アンテナ用バーア
ンテナ９ｃを内蔵したものとなっている。即ち、ポール
ユニット９Ａは、図３に示すように、通常のポールユニ
ット９と同一の外径及び長さＬ１に形成された筒状の本
体１０を有しており、本体１０には、本体の軸心ＣＴ２
に平行な方向に三個所のスリット１０ａが形成されてい
る。
【００１３】本体１０のスリット１０ａを介した本体の
内部空間１０ｂには、円柱状のバーアンテナ９ｃがその
軸心を、軸心ＣＴ２に一致させた形で設けられており、
更に本体１０の外周部には、バーアンテナ９ｃと電気的
に接続されたアンテナターミナル１０ｃが設けられてい
る。アンテナターミナル１０ｃには、後述する通信機１
２からの接続ケーブル１３の端子１３ａが接続分離自在
に設けられている。また、本体１０の、図３上下端部に
は、軸心ＣＴ２に直角に形成された接続面１０ｄ、１０
ｄが形成されており、図中上部の接続面１０ａには、通
常のポールユニット９と同様に、めねじ９ａが螺設さ
れ、図中下部の接続面１０ａには同様におねじ９ｂが螺
設されている。
内部空間１０ｂには、円柱状のバーアンテナ９ｃがその
軸心を、軸心ＣＴ２に一致させた形で設けられており、
更に本体１０の外周部には、バーアンテナ９ｃと電気的
に接続されたアンテナターミナル１０ｃが設けられてい
る。アンテナターミナル１０ｃには、後述する通信機１
２からの接続ケーブル１３の端子１３ａが接続分離自在
に設けられている。また、本体１０の、図３上下端部に
は、軸心ＣＴ２に直角に形成された接続面１０ｄ、１０
ｄが形成されており、図中上部の接続面１０ａには、通
常のポールユニット９と同様に、めねじ９ａが螺設さ
れ、図中下部の接続面１０ａには同様におねじ９ｂが螺
設されている。
【００１４】ＧＰＳアンテナ支持ポール７の図１上端
部、即ち、ポールユニット９Ａの先端には、ＧＰＳアン
テナ１５が、ポールユニット９Ａのめねじ９ａを介して
螺合接続されており、更にＧＰＳアンテナ支持ポール７
は、複数の支持ワイヤ１６により地面２上に堅固に支持
されている。ＧＰＳアンテナ１５には、図１に示すよう
に、ＧＰＳ受信機１７が接続されており、ＧＰＳ受信機
１７には、通信機１２が接続されている。通信機１２に
は前述の接続ケーブル１３を介してポールユニット９Ａ
のバーアンテナ９ｃが接続している。
部、即ち、ポールユニット９Ａの先端には、ＧＰＳアン
テナ１５が、ポールユニット９Ａのめねじ９ａを介して
螺合接続されており、更にＧＰＳアンテナ支持ポール７
は、複数の支持ワイヤ１６により地面２上に堅固に支持
されている。ＧＰＳアンテナ１５には、図１に示すよう
に、ＧＰＳ受信機１７が接続されており、ＧＰＳ受信機
１７には、通信機１２が接続されている。通信機１２に
は前述の接続ケーブル１３を介してポールユニット９Ａ
のバーアンテナ９ｃが接続している。
【００１５】ＧＰＳアンテナ支持装置１などは以上のよ
うな構成を有するので、ＧＰＳアンテナ支持装置１等を
用いて、測量を行なう場合には、まず、ポール繰り出し
支持装置３をこれから位置を求めるべき測量点ＭＰ上に
三脚５を介して設置し、次いで、バーアンテナ９ｃが設
けられたポールユニット９ＡにＧＰＳアンテナ１５を装
着し、その状態で、ポールユニット９Ａをポール繰り出
し装置３にセットして、ハンドル６ａを回転操作しなが
ら、ポールユニット９Ａ、従って、ＧＰＳアンテナ１５
を上方、即ち図中矢印Ａ方向に上昇させてゆく。途中、
ポールユニット９Ａの下端に通常のポールユニット９を
適宜継ぎ足しながら、徐々にＧＰＳ支持ポール７を延長
させつつ、ＧＰＳアンテナ１５を上方に移動させてゆ
く。途中適宜な時点で、ＧＰＳアンテナ１５とＧＰＳ受
信機１７を、ポールユニット９Ａのバーアンテナ１０ｃ
と通信機１２を接続しておく。
うな構成を有するので、ＧＰＳアンテナ支持装置１等を
用いて、測量を行なう場合には、まず、ポール繰り出し
支持装置３をこれから位置を求めるべき測量点ＭＰ上に
三脚５を介して設置し、次いで、バーアンテナ９ｃが設
けられたポールユニット９ＡにＧＰＳアンテナ１５を装
着し、その状態で、ポールユニット９Ａをポール繰り出
し装置３にセットして、ハンドル６ａを回転操作しなが
ら、ポールユニット９Ａ、従って、ＧＰＳアンテナ１５
を上方、即ち図中矢印Ａ方向に上昇させてゆく。途中、
ポールユニット９Ａの下端に通常のポールユニット９を
適宜継ぎ足しながら、徐々にＧＰＳ支持ポール７を延長
させつつ、ＧＰＳアンテナ１５を上方に移動させてゆ
く。途中適宜な時点で、ＧＰＳアンテナ１５とＧＰＳ受
信機１７を、ポールユニット９Ａのバーアンテナ１０ｃ
と通信機１２を接続しておく。
【００１６】こうして、ＧＰＳアンテナ１５を所定高さ
に設置したところで、支持ワイヤ１６によりポール繰り
出し支持装置３及びＧＰＳアンテナ支持ポール７からな
るＧＰＳアンテナ支持装置１を、ＧＰＳアンテナ１５が
測量点ＭＰ上に正確に位置するように堅固に固定する。
その状態でＧＰＳアンテナ１５により図示しない宇宙空
間に配置されたＧＰＳ衛星からの位置情報を受信し、当
該位置情報に基づいてＧＰＳ受信機１７により測量点Ｍ
Ｐの位置を演算する。この際、通信機１２ははバーアン
テナ９ｃを介して図示しない基地局と通信し、ＧＰＳ衛
星からの位置情報に基づく位置演算を行なった場合に、
当該基地局周辺の測量点に生じる演算誤差情報ＣＥを、
基地局から受け取り、ＧＰＳ受信機１７に出力し、ＧＰ
Ｓ受信機１７は、当該誤差情報ＣＥに基づいて、ＧＰＳ
アンテナ１５から得られた位置情報に基づく測定点ＭＰ
の演算結果を補正し、その補正された値を当該測定点Ｍ
Ｐの位置としてディスプレイなどの適宜な出力手段に出
力する。この際、通信機１２と図示しない基地局との通
信は、バーアンテナ９ｃがＧＰＳアンテナ支持ポール７
の先端の、ＧＰＳアンテナ１５の直下に設けられている
ので、ポール繰り出し支持装置３により上昇保持された
ＧＰＳアンテナ１５同様に、地面から高い位置に保持さ
れることとなり、周囲に山林や、山などの障害物があっ
たとしても、そうした障害物からの悪影響を極力排除し
た形で通信を行なうことができ、測量作業を円滑に行な
うことができる。
に設置したところで、支持ワイヤ１６によりポール繰り
出し支持装置３及びＧＰＳアンテナ支持ポール７からな
るＧＰＳアンテナ支持装置１を、ＧＰＳアンテナ１５が
測量点ＭＰ上に正確に位置するように堅固に固定する。
その状態でＧＰＳアンテナ１５により図示しない宇宙空
間に配置されたＧＰＳ衛星からの位置情報を受信し、当
該位置情報に基づいてＧＰＳ受信機１７により測量点Ｍ
Ｐの位置を演算する。この際、通信機１２ははバーアン
テナ９ｃを介して図示しない基地局と通信し、ＧＰＳ衛
星からの位置情報に基づく位置演算を行なった場合に、
当該基地局周辺の測量点に生じる演算誤差情報ＣＥを、
基地局から受け取り、ＧＰＳ受信機１７に出力し、ＧＰ
Ｓ受信機１７は、当該誤差情報ＣＥに基づいて、ＧＰＳ
アンテナ１５から得られた位置情報に基づく測定点ＭＰ
の演算結果を補正し、その補正された値を当該測定点Ｍ
Ｐの位置としてディスプレイなどの適宜な出力手段に出
力する。この際、通信機１２と図示しない基地局との通
信は、バーアンテナ９ｃがＧＰＳアンテナ支持ポール７
の先端の、ＧＰＳアンテナ１５の直下に設けられている
ので、ポール繰り出し支持装置３により上昇保持された
ＧＰＳアンテナ１５同様に、地面から高い位置に保持さ
れることとなり、周囲に山林や、山などの障害物があっ
たとしても、そうした障害物からの悪影響を極力排除し
た形で通信を行なうことができ、測量作業を円滑に行な
うことができる。
【００１７】上述の実施例は、ＧＰＳアンテナ支持ポー
ル７が複数のポールユニット９、９Ａから構成される場
合についてのべたが、ＧＰＳアンテナ支持ポール７の構
成は、これに限らず、ＧＰＳアンテナ支持ポール７が伸
張自在であれば単位長のポールユニット９、９Ａなどの
ユニット構成に限らずテレスコピック状のものなどどの
ような構成であってもよいことはもちろんである。ま
た、バーアンテナ９ｃなどの通信用アンテナの装着位置
も、ＧＰＳアンテナ１５の近傍であれば、必ずしもポー
ル本体７ａの先端でなくともよい。
ル７が複数のポールユニット９、９Ａから構成される場
合についてのべたが、ＧＰＳアンテナ支持ポール７の構
成は、これに限らず、ＧＰＳアンテナ支持ポール７が伸
張自在であれば単位長のポールユニット９、９Ａなどの
ユニット構成に限らずテレスコピック状のものなどどの
ような構成であってもよいことはもちろんである。ま
た、バーアンテナ９ｃなどの通信用アンテナの装着位置
も、ＧＰＳアンテナ１５の近傍であれば、必ずしもポー
ル本体７ａの先端でなくともよい。
【００１８】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
測量用のＧＰＳアンテナ１５を高所に設置するために使
用されるＧＰＳアンテナ支持装置１に用いられるＧＰＳ
アンテナ支持ポール７において、全長Ｌが伸張自在に設
けられたポール本体７ａを有し、該ポール本体の先端に
ＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、前記ポール本体のＧ
ＰＳアンテナ装着位置近傍に、バーアンテナ９ｃなどの
通信用アンテナを、該ポール本体内に内蔵した形で設け
て構成したので、測量のためにＧＰＳアンテナを、ＧＰ
Ｓ支持ポールにより高所に設置することにより、自動的
に通信用アンテナもＧＰＳアンテナの近傍の高所に設置
されることとなり、測量点が山林や山陰、建物の陰など
に移動した場合でも、当該高所に設置された通信用アン
テナにより適正に電波の送受信が可能となり、信頼性の
高い測量作業が可能となる。また、通信用アンテナがポ
ール本体内に内蔵されているので、通信用アンテナがポ
ール本体の外部に設けられている場合のように、ＧＰＳ
アンテナの設置に際して、当該通信用アンテナが邪魔に
なって、ポール本体の伸張作業に支障が生じるようなこ
とがなく、作業性が良好である。また、ポール本体を、
Ｌ１などの所定長さに形成されたポールユニット９、９
Ａを直列に複数個接続して形成し、それら複数のポール
ユニットの内、少なくとも一つのポールユニット９Ａに
前記通信用アンテナを内蔵して構成すると、通信用アン
テナをポール本体の任意の位置に配置することができ、
測量現場に応じたアンテナ配置が可能となる。また、Ｇ
ＰＳアンテナ支持ポールに使用するポールユニットを、
所定長さに筒状に形成された本体１０を有し、前記本体
の内部にバーアンテナ９ｃなどの通信用アンテナを設け
て構成すると、通信用アンテナを配置したい任意の位置
に当該ポールユニットを接続するだけでアンテナの配置
が完了し、迅速な作業が可能なる。
測量用のＧＰＳアンテナ１５を高所に設置するために使
用されるＧＰＳアンテナ支持装置１に用いられるＧＰＳ
アンテナ支持ポール７において、全長Ｌが伸張自在に設
けられたポール本体７ａを有し、該ポール本体の先端に
ＧＰＳアンテナを着脱自在に設け、前記ポール本体のＧ
ＰＳアンテナ装着位置近傍に、バーアンテナ９ｃなどの
通信用アンテナを、該ポール本体内に内蔵した形で設け
て構成したので、測量のためにＧＰＳアンテナを、ＧＰ
Ｓ支持ポールにより高所に設置することにより、自動的
に通信用アンテナもＧＰＳアンテナの近傍の高所に設置
されることとなり、測量点が山林や山陰、建物の陰など
に移動した場合でも、当該高所に設置された通信用アン
テナにより適正に電波の送受信が可能となり、信頼性の
高い測量作業が可能となる。また、通信用アンテナがポ
ール本体内に内蔵されているので、通信用アンテナがポ
ール本体の外部に設けられている場合のように、ＧＰＳ
アンテナの設置に際して、当該通信用アンテナが邪魔に
なって、ポール本体の伸張作業に支障が生じるようなこ
とがなく、作業性が良好である。また、ポール本体を、
Ｌ１などの所定長さに形成されたポールユニット９、９
Ａを直列に複数個接続して形成し、それら複数のポール
ユニットの内、少なくとも一つのポールユニット９Ａに
前記通信用アンテナを内蔵して構成すると、通信用アン
テナをポール本体の任意の位置に配置することができ、
測量現場に応じたアンテナ配置が可能となる。また、Ｇ
ＰＳアンテナ支持ポールに使用するポールユニットを、
所定長さに筒状に形成された本体１０を有し、前記本体
の内部にバーアンテナ９ｃなどの通信用アンテナを設け
て構成すると、通信用アンテナを配置したい任意の位置
に当該ポールユニットを接続するだけでアンテナの配置
が完了し、迅速な作業が可能なる。
【図１】本発明によるＧＰＳアンテナ支持ポールの一実
施例が用いられたＧＰＳアンテナ支持装置の一例を示す
正面図である。
施例が用いられたＧＰＳアンテナ支持装置の一例を示す
正面図である。
【図２】図１のＡ−Ａ線による断面図である。
【図３】ポールユニットの一例を示す斜視図である。
１……ＧＰＳアンテナ支持装置 ７……ＧＰＳアンテナ支持ポール ７ａ……ポール本体 ９、９Ａ……ポールユニット ９ｃ……通信用アンテナ（バーアンテナ） １０……本体 １５……ＧＰＳアンテナ
Claims (3)
- 【請求項１】測量用のＧＰＳアンテナを高所に設置する
ために使用されるＧＰＳアンテナ支持装置に用いられる
ＧＰＳアンテナ支持ポールにおいて、 全長が伸張自在に設けられたポール本体を有し、 該ポール本体の先端にＧＰＳアンテナを着脱自在に設
け、 前記ポール本体のＧＰＳアンテナ装着位置近傍に、通信
用アンテナを、該ポール本体内に内蔵した形で設けて構
成したＧＰＳアンテナ支持ポール。 - 【請求項２】前記ポール本体を、所定長さに形成された
ポールユニットを直列に複数個接続して形成し、 それら複数のポールユニットの内、少なくとも一つのポ
ールユニットに前記通信用アンテナを内蔵して構成した
請求項１記載のＧＰＳアンテナ支持ポール。 - 【請求項３】請求項２記載のＧＰＳアンテナ支持ポール
に使用するポールユニットであって、 該ポールユニットは、所定長さに筒状に形成された本体
を有し、 前記本体の内部に通信用アンテナを設けて構成したポー
ルユニット。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35232397A JPH11177323A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | Ｇｐｓアンテナ支持ポール及びそれに使用するポールユニット |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP35232397A JPH11177323A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | Ｇｐｓアンテナ支持ポール及びそれに使用するポールユニット |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11177323A true JPH11177323A (ja) | 1999-07-02 |
Family
ID=18423282
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP35232397A Pending JPH11177323A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | Ｇｐｓアンテナ支持ポール及びそれに使用するポールユニット |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11177323A (ja) |
Cited By (9)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2001144515A (ja) * | 1999-11-11 | 2001-05-25 | Ikegami Tsushinki Co Ltd | アンテナ支持装置 |
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-
1997
- 1997-12-05 JP JP35232397A patent/JPH11177323A/ja active Pending
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