JP6785996B2 - 自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置およびこのような駐車ロック装置を備えた駆動ユニット - Google Patents

自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置およびこのような駐車ロック装置を備えた駆動ユニット Download PDF

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Description

本発明は、自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置であって、自動車のパワートレーンに設けられた駆動エレメントの回転運動をロックするための制御可能なロック機構を含み、該ロック機構が、スピンドル軸線周りに回転駆動可能なスピンドルシャフトを備えたスピンドル駆動装置と、前記スピンドルシャフトを回転駆動するためのアクチュエータと、前記駆動エレメントにロック作用または解除作用を加えるロックエレメントを操作するための、前記スピンドルシャフトの回転によって可動な作動エレメントとを有し、さらに、前記ロック機構を強制ロック解除するためのロック解除機構を含み、該ロック解除機構が、前記スピンドルシャフトを回転させるためのロック解除エレメントと、該ロック解除エレメントを操作するための、マニュアル式に操作可能な操作エレメントとを有する、駐車ロック装置に関する。さらに、本発明は、前記駆動エレメントの回転運動をロックするための駐車ロック装置を備えた、特に自動車を駆動するための電気駆動装置用の駆動ユニットに関する。
駐車ロックは、自動車のパワートレーンにおいて、パワートレーン内の駆動構成部分を必要に応じてロックして、駐車中の自動車が意図せずに勝手に動き出してしまうことを防止するために使用される。さらに、駐車ロックは、たとえば電気駆動装置においては、車両を駐車した状態で確実に止めておくという主役割の他に、自動車の搭載電子装置が故障した際に自動車が意図せずに勝手に動き出してしまうことを阻止するために作動され得る。公知の駐車ロックは、通常、アクチュエータを有し、このアクチュエータは、駆動シャフトにロック作用または解除作用を加えるロックエレメントと協働する。しかし、アクチュエータの故障時、たとえば搭載電子装置の故障により生ぜしめられたアクチュエータの故障時に、場合によっては自動車を牽引できるようにロックエレメントを再び解除できるようにするために、強制ロック解除もしくは非常ロック解除のための装置が知られている。
独国特許第102010029401号明細書に基づき、ロック機構と、アクチュエータと、ロック解除機構とを備えた駐車ロック装置が公知である。ロック機構は、アクチュエータによって線状運動可能であるロックエレメントと、シャフトをロックするためにロックエレメントと協働するロックポール(係止爪)とを含む。ロックされた状態において強制ロック解除を可能にするためには、ロック解除機構が設けられており、このロック解除機構はロックエレメントを回転させるためのロック解除エレメントを有する。ロックエレメントは、周面区分に切欠きを有し、この切欠き内に、ロックポールが進入し得る。ロック解除エレメントは、ハウジングの外部に位置する操作レバーを介してマニュアル式に回転させられ得る。操作レバーは、ボーデンケーブルに結合されているので、電子装置の故障時では、このボーデンケーブルを操作することにより駆動シャフトをマニュアル式にロック解除することができる。
独国特許出願公開第10105637号明細書に基づき、マニュアル式に操作可能な非常ロック解除装置を備えた別の駐車ロック装置が公知である。この公知の駐車ロック装置は、操作装置を有し、この操作装置は、駐車ロックを操作するための操作エレメントと、駐車ロックを作動させるためのばね蓄力器と、駐車ロックを作動解除するための制御可能な作動駆動装置と、駐車ロックを作動解除された状態で係止するためのロック装置とを含む。さらに、回転可能に支承された主操作レバーが設けられており、この主操作レバーを介して、ばね蓄力器と、作動駆動装置と、ロック装置とが、操作エレメントに結合されているか、もしくはこの操作エレメントに作用結合させられるようになっている。駐車ロックの非常ロック解除のためには、主操作レバーに結合されたボーデンケーブルが設けられており、このボーデンケーブルは、運転者室からマニュアル式に操作可能である。
本発明の根底を成す課題は、強制ロック解除機能付きで、しかも保守に一層適していてかつ一層丈夫である、改善された、一層容易に製造され得る駐車ロック装置を提供することである。さらに、本発明の根底を成す課題は、強制ロック解除機能付きで、しかも保守に一層適していてかつ一層丈夫である、改善された、一層容易に製造され得る駆動ユニットを提供することである。
上記課題の解決手段は、冒頭で述べた形式の駐車ロック装置において、ロック解除エレメントは、操作エレメントによって、ロック解除エレメントがスピンドルシャフトから間隔を置いて配置されている通常位置から、ロック機構の強制ロック解除のためにロック解除エレメントがスピンドルシャフトにトルク伝達するように結合されている係合位置へと可動であることにある。
利点としては、駆動エレメントの回転運動をロックしかつ再び解除するためにロック機構がアクチュエータによって通常通りに操作される標準運転において、ロック解除機構が、スピンドルシャフトから間隔を置いて配置されていることが挙げられる。したがって、ロック解除機構は標準運転時ではロック機構に係合しておらず、その結果、アクチュエータがスピンドルシャフトを回転させたときに、ロック解除機構も一緒に動かされることはない。アクチュエータが故障し、かつロック機構が駆動エレメントをロックしている場合にだけ、ロック解除機構はロック機構の強制ロック解除のためにこのロック機構に結合されなければならない。このためには、ロック解除エレメントが、操作エレメントの操作によって係合位置へ動かされる。この係合位置では、ロック解除エレメントが、トルク伝達するようにスピンドルシャフトに結合される。次いで、ロック解除エレメントをマニュアル式に回転させることによりスピンドルシャフトを回転させることができ、これにより作動エレメントを開放位置へ動かすか、もしくは変位させることができる。この開放位置において、ロックエレメントは駆動エレメントを再び解放する。その結果、ロック解除機構は、ロック機構が強制的にロック解除されなければならない場合にのみ、ロック機構に係合する。ロック機構が強制的にロック解除されなければならない場合としては、たとえば自動車の搭載電子装置が故障して、スピンドルシャフトを駆動するためのアクチュエータ、特に電気機械式のアクチュエータを利用できない場合が考えられる。
係合位置において形成される、ロック解除エレメントとスピンドルシャフトとの間のトルク伝達結合により、ロック解除エレメントの回転運動が、スピンドル軸線周りでのスピンドルシャフトの回転運動を生ぜしめることが保証されている。このためには、両構成部分が、直接に互いに結合されていてよい。ただしこの場合、トルク伝達経路内に中間接続された少なくとも1つの別の構成部分を介して間接的な結合を実現することも基本的には可能である。
本発明の1態様では、ロック解除エレメントが、スピンドル軸線周りに回転可能に配置されていてよい。さらに、ロック解除エレメントはスピンドル軸線の方向に、つまり軸方向に、可動に案内されていてよい。これにより、ロック解除エレメントは軸方向でスピンドルシャフトに向かう運動によってスピンドルシャフトにトルク伝達するように結合され得る。さらに、特にスピンドル軸線に対して同心的に配置されたロック解除エレメントによって、特にコンパクトな構造を有する駐車ロック装置が提供される。なぜならば、たとえばロック解除エレメントがスピンドルシャフトに対して斜めに取り付けられた場合や、ロック解除エレメントが半径方向に、つまりスピンドル軸線に対して直角に取り付けられた場合に必要となり得る変向部またはこれに類するものを不要にすることができるからである。
本発明の別の態様では、ロック解除エレメントが、操作エレメントに相対回動不能に結合されていてよい。こうして、操作エレメントがマニュアル式に操作されると、ロック解除エレメントは常に一緒に回転させられるようになる。これにより、マニュアル式の強制ロック解除の動作が簡単にされる。
有利には、操作エレメントは、操作軸の形に形成されている。操作軸は、操作軸の中心線周りのトルクを伝達することもできるし、中心線の延在方向に作用する力を伝達することもできる。したがって、操作軸を介して、ロック解除エレメントは簡単に係合位置へ動かされるか、もしくは通常位置へ戻され得るとともに、スピンドル軸線周りに回転させられ得る。好ましくは、操作軸はフレキシブルに形成されている。その場合、操作軸は、曲げられた形状を持って自動車に組み込まれ得る。特に、操作軸は、加撚された複数の金属撚り線により1本のワイヤロープに形成されていてよい。さらに、操作軸は、保護管内に可動に案内されていてよい。これに関連して、「可動に」とは、押圧力および引張力ならびにトルクを伝達し得るようにするために、操作軸が保護管内部で中心線周りに回転され得るとともに、特に曲げられた延在形状を有する中心線の方向に移動され得ることを意味する。保護管は、可撓性のシェルもしくはチューブとして形成されていてよい。操作軸はプラスチックで被覆されていてよく、これにより保護管内での操作軸のスライド特性および/または操作軸の耐食性が高められる。操作軸の自由な長手方向端部、すなわち操作軸の、ロック解除エレメントから離反している方の長手方向端部から、オペレータ、たとえば自動車のドライバは、マニュアル式の強制ロック解除を実施することができる。このためには、オペレータは操作軸の自由な長手方向端部に力、特に操作軸の延在方向に作用する押圧力、を加えることができ、これによりロック解除エレメントは係合位置へ変位させられる。引き続き、オペレータは操作軸をその中心線周りに回転させることができ、これにより、離反して位置するロック解除エレメントを一緒に回転させることができる。駐車ロック装置が自動車に組み込まれた状態では、操作軸は、たとえば自動車のトランクルーム、内室またはエンジンルーム内にまで案内されていてよく、これにより、マニュアル式の強制ロック解除のために操作軸の自由な長手方向端部を直接操作するためのアクセス性が改善される。
さらに、案内エレメント、特にケーブル貫通案内部が設けられていてよい。このケーブル貫通案内部を通じて、操作エレメント、特に操作軸、の自由な長手方向端部が案内されている。この案内エレメントは、所定の収容部内、特に所定の自動車構成部分、たとえばトランクルーム内のライニング、に設けられた孔内に挿入可能であってよい。さらに、保護管が、この案内エレメントに軸方向で支持されていてよい。さらに、保護管の、反対の側に位置する長手方向端部は、駐車ロック装置のハウジングまたは駆動装置のハウジングに軸方向で支持されていてよい。したがって、可動に案内された操作エレメントを介して、機械的な運動もしくは押圧力または引張力およびトルクを伝達するために、保護管によって、操作軸の延在方向で安定的なシェルが提供される。特に、操作軸の、ロック解除エレメントから離反している方の自由な長手方向端部に、ハンドグリップ、たとえば皿形のノブが配置されていてよい。好ましくは、ハンドグリップを押し下げるか、もしくは操作エレメントの中心線の方向に作用する押圧力をハンドグリップに付与することにより、ロック解除エレメントは係合位置へ動かされる。次いで、押圧されたハンドグリップをマニュアル式に回転させることにより、操作軸を介してロック解除エレメントにトルクが伝達され得る。これにより、スピンドルシャフトはスピンドル軸線周りに回転させられる。ハンドグリップに引張力を加えることにより、ロック解除エレメントは通常位置へ戻され得る。好適には、このためにロック解除機構が、ばね手段を有し、このばね手段は、ロック解除エレメントを通常位置の方向にばね弾性的に付勢している。特に、このばね手段は、一方ではハンドグリップに支持されていて、他方では案内エレメント、特にケーブル貫通案内部に支持されている。こうして、ロック解除エレメントは常に通常位置へ戻され、ハンドグリップがマニュアル式に操作された場合にのみ、ばね力に抗して作用する押圧力の付与によって係合位置へ動かされる。しかし、基本的には、ハンドグリップをマニュアル式に引き戻すこともできる。さらに、特にノブとして形成されたハンドグリップは、操作性を容易にするために刻み目プロファイル(刻み目成形部)を有していてよい。さらに、ハンドグリップは、雌型プロファイル(雄型成形部)または雄型プロファイル(雌型成形部)を有していてよく、これによりハンドグリップに当て付けられた工具、たとえばねじ回し、ラチェット式ねじ回し、スパナまたはこれに類するものを用いて、力およびトルクを導入することができる。
さらに、ロック解除エレメントは、スリーブ状の結合区分を有していてよい。操作エレメント、特に操作軸は、この結合区分に突入するように延びている。特に、ロック解除エレメントは、この結合区分を含むプラスチックスリーブを有していてよい。プラスチックスリーブは、この結合区分に沿って操作エレメントに形状接続式に、つまり形状同士の係合に基づいた嵌合により、固く結合されているか、または操作エレメントに被さるように射出成形されることにより操作エレメントに固く結合されていてよい。こうして、ロック解除エレメントは耐久性良く操作エレメントに結合され得るので、両構成部分は破壊によってしか互いに分離され得なくなる。
本発明の好適な態様では、ロック解除エレメントが、第1の形状接続エレメントを有し、ロック機構が、第2の形状接続エレメントを有していてよい。第2の形状接続エレメントは、第1の形状接続エレメントに対応するように形成されていて、スピンドルシャフトにトルク伝達するように結合されている。係合位置において、第1の形状接続エレメントと第2の形状接続エレメントとは形状接続式に互いに結合されているか、もしくは互いに内外に係合している。第1の形状接続エレメントは、雌型プロファイルまたは雄型プロファイル、たとえば六角穴プロファイルまたは六角頭プロファイルを有していてよい。相応して、第2の形状接続エレメントは、第1の形状接続エレメントのプロファイルに対して相補的に対応する、雄型プロファイルまたは雌型プロファイルの形のプロファイルを有していてよい。もちろん、六角形プロファイルに対して択一的に、解離可能でかつトルク伝達型の形状接続結合もしくは差込み結合を可能にする別のプロファイル、とりわけ四角形プロファイル、五角形プロファイルまたはトルクス形プロファイルも考えられる。好ましくは、第1の形状接続エレメントは、操作エレメントに相対回動不能に結合されている。このためには、第1の形状接続エレメントは、ロック解除エレメントの結合区分の、スピンドルシャフトに面した側の長手方向端部に配置されていてよい。相対回動不能な結合に対して択一的な別の構成では、ロック解除エレメントは、一方の回転方向においてのみ作用するカップリングを有していてよいので、第1の形状接続エレメントは、操作エレメントを介して導入されたトルクを、ラチェット式ねじ回しの機能形式と同様に、一方向に回転し続ける回転運動の形でスピンドルシャフトに伝達することができる。
好適には、第2の形状接続エレメントは、スピンドルシャフトの、アクチュエータから離反して位置する方の長手方向端部に形成されている。特に、第2の形状接続エレメントは、スピンドルシャフトの自由な長手方向端部の端面に配置されていてよい。たとえば、第2の形状接続エレメントは、スピンドルシャフトの自由な長手方向端部に一体成形された雄型差込みプロファイルまたは雌型差込みプロファイルであってよい。第1の形状接続エレメントは、係合位置への軸方向の移動によって第2の形状接続エレメントと係合され得るようになっており、たとえば第1の形状接続エレメントを第2の形状接続エレメントに押し被せることにより係合され得る。この場合には、ロック解除エレメントが、係合位置において直接にスピンドルシャフトに結合されており、これにより、特に頑丈でかつコンパクトな構造を有する駐車ロック装置が提供される。また、第2の形状接続エレメントが、特に電気機械式のアクチュエータの、スピンドルシャフトに結合されたロータシャフトに形成されていることも可能である。たとえば、アクチュエータのロータシャフトは両長手方向端部においてアクチュエータハウジングから突出していてよい。この場合、ロータシャフトの第1の長手方向端部がスピンドルシャフトと連結されていて、ロータシャフトの第2の長手方向端部が、ロック解除エレメントのための結合個所として用いられ得る。これにより、係合位置において、ロータシャフトを介してスピンドルシャフトにトルクが伝達される。相応して、第2の形状接続エレメントがロータシャフトに配置されているか、もしくはロータシャフトに一体成形されていてよい。
アクチュエータの故障時にこのアクチュエータを容易に交換できるようにするために、駐車ロック装置は、構造的に互いに分離された2つのシャフト、つまりロータシャフトとスピンドルシャフトとを有していてよい。しかし、基本的には、駐車ロック装置は、一貫して延びる唯一つのモータシャフトしか有していなくてもよい。その場合、このモータシャフトは、スピンドル駆動装置用のスピンドルシャフト区分と、アクチュエータ内に回転可能に支承されたロータシャフト区分とを含む。アクチュエータを電気機械式の駆動装置として構成する好適な態様に対して択一的に、アクチュエータは、スピンドルシャフトを回転駆動するために、ハイドロリック式またはニューマチック式に操作される駆動装置であってもよい。
好ましくは、作動エレメントは、開放位置へ変位可能であり、この開放位置でロックエレメントは解除位置を取り、この解除位置で駆動エレメントが回転可能であり、さらに作動エレメントは、閉鎖位置へ変位可能であり、この閉鎖位置でロックエレメントはロック位置を取り、このロック位置でロックエレメントは駆動エレメントの回転運動をロックする。作動エレメントは、作動駆動装置によって好ましくは軸方向にのみ動かされる。したがって、開放位置は第1の軸方向の位置であってよく、閉鎖位置は第2の軸方向の位置であってよい。さらに、作動エレメントはスピンドルシャフトに配置されていて、特に可動に配置されていることが考えられる。さらに、スピンドル駆動装置は、スピンドルシャフト上で回動不能に保持されたスピンドルナットを有していてよい。その場合、作動エレメントは、アクチュエータに面した側の第1の外面もしくはつばによってスピンドルナットに支持されていてよい。さらに、ロック機構は戻しばねを有していてよい。この戻しばねは、作動エレメントを閉鎖位置の方向にばね弾性的に付勢している。戻しばねは、作動エレメントの、第1の外面に向かい合って位置する第2の外面もしくは作動エレメントの底部側に支持されていてよい。有利には、戻しばねは、ロック解除エレメントの半径方向外側に配置されている。
本発明の別の対象は、前で説明した駐車ロック装置を備えた駆動ユニット、特に自動車を駆動するための電気駆動装置用の駆動ユニットである。本発明による駆動ユニットを用いると、本発明による駐車ロック装置と同じ利点が得られ、逆に、本発明による駐車ロック装置を用いると、本発明による駆動ユニットと同じ利点が得られるので、これに関しては上記説明を参照するものとする。
駆動ユニットは、自動車の駆動エレメントを含み、この駆動エレメントの回転運動は駐車ロック装置によってロックされ得る。さらに、駆動ユニットは、ハウジングもしくはハウジング装置を有し、このハウジング装置内には、駆動エレメントが回転可能に支承されている。駆動エレメントとは、原理的には、駆動ユニットと自動車のホイールとの間のパワートレーンに配置されている、トルクを伝達する任意の構成部分であってよい。この場合、駆動エレメントは、駆動シャフト、変速機シャフトまたはトルクをホイールに伝達する別の構成部分、たとえばディファレンシャル伝動装置のディファレンシャルケージまたはブレーキのコンポーネントであってよい。自動車のホイールに対するロック効果を有するようにするためには、ホイールとの直接的なトルク伝達結合が存在しているだけでよい。ロックされるべき駆動エレメントが配置もしくは支承されているハウジング内には、好ましくはロック機構も配置されている。さらに、駆動ユニットは、自体公知の形式で、駆動モータ、特に駆動エレメントを駆動するための電気機械および/または減速伝動装置および/またはディファレンシャル伝動装置を有していてよい。
ロック解除機構に関しては、少なくともロック解除エレメントが、ハウジング内に収納もしくは配置されており、このハウジング内には、ロック機構も配置されている。ハウジング内部に配置されたロック解除エレメントを外部からマニュアル式に(手で)操作することを可能にするためには、操作エレメントが、ハウジングに設けられたハウジング孔を通じて外部に対して案内されていてよい。
以下に、本発明の好適な実施態様を図面につき詳しく説明する。
本発明の1実施形態による駐車ロック装置を備えた駆動ユニットを示す横断面図である。 駐車ロック装置のロック機構の分解図である。 図1に示した駆動ユニットの一部を示す拡大図であって、ロック機構を閉鎖位置で示し、かつロック解除機構を通常位置で示す図である。 ロック解除機構の一部を通常位置で示す拡大図である。 ロック解除機構の一部を係合位置で示す拡大図である。 図1に示した駆動ユニットの一部を示す拡大図であって、ロック機構を閉鎖位置で示し、かつロック解除機構を係合位置で示す図である。 図1に示した駆動ユニットの一部を示す拡大図であって、駐車ロック装置を非常ロック解除された位置で示す図である。
図1には、自動車を駆動するための駆動ユニット1が図示されている。この駆動ユニット1は、自体公知の形式で、電気機械を備えた電気駆動装置2と、トルクを伝達するために電気機械に駆動結合された減速伝動装置と、トルクを伝達するために減速伝動装置に駆動結合されたディファレンシャル伝動装置とを有する。電気駆動装置2は、たとえば、自動車の1つの回転軸を、この回転軸の単独の駆動装置として駆動するために構成されていてよい。そのほかに、自動車の別の回転軸が設けられていてよく、この回転軸は、別個の駆動源、たとえば内燃機関または別の電気機械を備えた別の駆動ユニットによって駆動される。
電気駆動装置2は、駆動エレメント、本実施形態では回転軸線Zを規定する駆動シャフト3の形の駆動エレメントを、回転駆動する。駆動シャフト3は、電気機械と、この電気機械によって駆動される自動車の回転軸との間のトルク伝達経路に配置されている。さらに、駆動ユニット1はハウジング4を有し、このハウジング4内には、駆動シャフト3が回転式に支承されている。
駆動シャフト3の回転運動を必要に応じてロックするか、もしくは解放するために、駆動ユニット1は、本発明による駐車ロック装置5を有する。この駐車ロック装置5は、駆動シャフト3の回転運動をロックするか、もしくは解放するための制御可能なロック機構6と、このロック機構6をマニュアル式に非常ロック解除するためのロック解除機構7とを含む。
図2には、ロック機構6が、駐車ロック装置5の別のコンポーネントまたは駆動ユニット1の別の構成部分から切り離された状態で図示されている。制御可能なロック機構6は、スピンドル軸線X周りに回転駆動可能なスピンドルシャフト9を備えたスピンドル駆動装置8と、スピンドルシャフト9を回転駆動するためのアクチュエータ10と、スピンドルシャフト9の回転によって可動な作動エレメント11と、この作動エレメント11と協働するロックエレメント12と、駆動シャフト3に相対回動不能に結合された駐車ロック車13とを含む。この駐車ロック車13には、ロックエレメント12がロック作用またはロック解除作用を付与する。駐車ロック車13は、駆動シャフト3に、任意の形式で相対回動不能に結合されていてよい。たとえば、駐車ロック車13は、形状接続式に、特に軸歯列(スプライン)によって、駆動シャフト3に結合され得るか、または材料接続式に、特に溶接によって結合され得る。本実施形態では、駐車ロック車13が、クランク状に屈曲されており、すなわち半径方向外側に位置する環状区分が、駆動シャフト3との結合区分に対して軸方向にずらされている。駆動シャフト3に対して同軸的に、軸受52が設けられているのが判る。この軸受52によって、この駆動シャフトはハウジング4に回転可能に支承されている。ロック機構6は、駆動シャフト3と一緒にハウジング4内に収納されている。
図1から判るように、駆動シャフト3の下方では、ハウジング4内に細長い収容室14が形成されている。この収容室14は、第1のハウジング孔15と、この第1のハウジング孔15とは反対の側に位置する第2のハウジング孔16とを通じて外部からアクセス可能である。収容室15の主延在長さは、回転軸線Zに対して直交する方向に延びている。
アクチュエータ10は、第1のハウジング孔15を通じて外部から収容室14内に挿入されていて、ハウジング4とねじ締結されていてよい。アクチュエータ10は、好ましくは電気機械式のアクチュエータとして構成されていて、電子制御ユニット(図示しない)によって制御可能である。しかし、もちろん、アクチュエータ10は、択一的な別の構成、たとえばハイドロリック式またはニューマチック式のアクチュエータとしての構成を有することもできる。アクチュエータ10は、スピンドルシャフト9を回転駆動する。アクチュエータ10は、内側に位置するロータシャフトを含み、このロータシャフトは、カップリング17を介してスピンドルシャフト9に結合されている。さらに、ハウジング4に設けられた収容室14内には、転がり軸受18が配置されており、この転がり軸受18はスピンドルシャフト9を回転可能に支承している。スピンドルシャフト9とロータシャフトとは、互いに対して同心的に配置されていて、スピンドル軸線X周りに回転可能に支承されている。スピンドル軸線Xは、回転軸線Zから半径方向の間隔を置いて配置されていて、この回転軸線Zに対して直交する方向に向けられている。収容室14の主延在長さは、スピンドル軸線Xに対して平行に延びている。
スピンドル駆動装置8は、さらに摺動エレメント、本実施形態ではスピンドルナット19、を有する。この摺動エレメントは作動エレメント11と協働する。スピンドルナット19は、半径方向外側でスピンドルスリーブ20に支持されており、これにより、スピンドルナット19は回動不能に保持されていて、スピンドルシャフト9に沿って直線的に摺動可能に案内されている。このためには、スピンドルスリーブ20が中空円筒状に形成されていて、特にスピンドル軸線Xに対して同心的に配置されている。スピンドルスリーブ20の、アクチュエータ10とは反対の側の端面は、軸方向でハウジング4のハウジング壁21に支持されている。スピンドルスリーブ20の、アクチュエータ10に向けられた逆側の端面は、切欠き22を有し、この切欠き22内には、ハウジング4に支持された位置固定手段、本実施形態では位置固定ピン23、が突入して延びている。したがって、スピンドルスリーブ20は、ハウジング壁21と位置固定ピン23との間でハウジング4内に固定されている。さらに、スピンドルスリーブ20は円筒状の外周面24を有し、この外周面24は、直径方向で互いに向かい合って位置する2つの側に、それぞれ1つの長手方向スリット25を有する。両長手方向スリット25は、スピンドル軸線Xに対して平行に、スピンドルナット19の摺動軌道に沿って延びていて、スピンドルスリーブ20の、アクチュエータ10に向けられた側が開いて形成されている。スピンドルナット19は、両長手方向スリット25内に突入するように延びていて、半径方向でスピンドルスリーブ20の外周面24に支持されている。アクチュエータ10が第1の回転方向に操作されると、スピンドルナット19はスピンドルシャフト9に沿ってハウジング壁21の方向に動き、すなわちアクチュエータ10から離れる方向に動く。アクチュエータ10が第2の回転方向に操作されると、スピンドルナット19はスピンドルシャフト9に沿ってアクチュエータ10の方向に動く。
作動エレメント11は、スピンドルスリーブ20の内部に配置されており、この場合、作動エレメント11は、図2に図示されているように、スピンドルスリーブ20内に支承されていてよい。このためには、作動エレメント11が、スピンドルスリーブ20に設けられた両長手方向スリット25のうちの少なくとも一方の長手方向スリット25内に、特に両長手方向スリット25内に、突入するように延びていてよく、これにより作動エレメント11はスピンドルスリーブ20に支持される。スピンドル軸線Xに対して平行に延びる長手方向スリット25により、作動エレメント11はスピンドルシャフト9に対して相対的に直線的に可動となる。さらに、作動エレメント11はアクチュエータ10に向けられた側に環状のつば26を有する。作動エレメント11は、このつば26を介して軸方向でスピンドルナット19に支持されている。アクチュエータ10が第1の回転方向に操作されると、スピンドルシャフト9は回転駆動される。第1の回転方向におけるスピンドルシャフト9の回転運動により、スピンドルナット19は作動エレメント11を、アクチュエータ10から離れる方向で開放位置の方向に移動させる。図7には、ロック機構6が開放位置で図示されており、この開放位置では、ロックエレメント12が解除位置をとり、この解除位置では駆動シャフト3が回転可能となる。スピンドルスリーブ20とハウジング壁21との間には、緩衝エレメント、本実施形態では皿ばね27、が配置されており、この皿ばね27には、作動エレメント11の端面28が開放位置において軸方向で支持されている。皿ばね27は、第2のハウジング孔16に対して同心的に配置された中央の開口29を有する。この開口29を貫いて、戻し手段、本実施形態では圧縮コイルばね30の形の戻し手段が延びており、この圧縮コイルばね30は作動エレメント11をアクチュエータ10の方向にばね弾性的に付勢している。アクチュエータ10が第2の回転方向に操作されると、スピンドルシャフト9は回転駆動される。第2の回転方向におけるスピンドルシャフト9の回転運動により、スピンドルナット19はスピンドルシャフト9に沿ってアクチュエータ10の方向に動く。ルーズにスピンドルナット19に接触しているに過ぎない作動エレメント11は、圧縮コイルばね30によってのみ閉鎖位置の方向に戻される。図3および図6には、作動エレメント11が閉鎖位置で図示されており、この閉鎖位置では、ロックエレメント12がロック位置をとり、このロック位置では、ロックエレメント12が駆動シャフト3の回転運動をロックする。詳細には、圧縮コイルばね30はスピンドル軸線Xに対して同心的に配置されていて、第1のばね端部が、第2のハウジング孔16に形成された環状の肩部31に軸方向で支持されている。逆側の第2のばね端部は、作動エレメント11の端面28に設けられた中央の開口を通って作動エレメント11内に突入して延びていて、作動エレメント11の、アクチュエータ10とは反対の側の底部側32に軸方向で支持されている。
さらに、作動エレメント11はロックエレメント12と協働する。このためには、スピンドルスリーブ20が長手方向切欠き33を有し、この長手方向切欠き33を通じて、スピンドルスリーブ20の外部に配置されたロックエレメント12がスピンドルスリーブ20内に係合し得る。長手方向切欠き33は、スピンドルスリーブ20の外周面24に、両長手方向スリット25の間に等間隔を置いて形成されていて、同じくスピンドル軸線Xに対して平行に延びている。長手方向切欠き33の、アクチュエータ10に向けられた端部は開いて形成されている。作動エレメント11はスリーブ状に形成されていて、底部側32に中央の貫通孔34を有する。この貫通孔34を貫いて、スピンドルシャフト9が延びている。つば26の半径方向外側では、作動エレメント11が機能面35を有する。この機能面35は、ロック機構6の操作時に、ロックエレメント12に設けられた、対応する対応面36と協働する。ロックエレメント12は、ロックポール(係止爪)の形に形成されており、このロックポールの一方の端部は、旋回軸線A周りに支承されている。旋回軸線Aは、回転軸線Zに対して平行に向けられている。ロックエレメント12の逆側の自由端部は、外側に、作動エレメント11の機能面35によって加圧可能である対応面36を有し、内側には、駆動シャフト3に相対回動不能に結合された駐車ロック車13を位置固定するためのロック歯37を有する。面35,36は、スピンドル軸線Xに沿った作動エレメント11の並進的な運動が回転軸線Zの方向におけるロックエレメント12の変位を生ぜしめるように形成されている。特別な構成では、作動エレメント11の機能面35が円錐状に形成されている。もちろん、機能面35が球面状に形成されていることも考えられる。対応面36は、駆動シャフト3の回転軸線Zを含み、かつ機能面35と対応面36との間の接点を通る平面に対して角度を持って配置されている。さらに、2つのアーム端部を備えたトーションばね38が設けられており、このトーションばね38は旋回軸線Aに対して同心的に配置されている。トーションばね38の第1のばね端部は、ハウジング4に支持されており、第2のばね端部は、ロックエレメント12に支持されていて、この場合、ロックエレメント12は、ロック歯37と駐車ロック車13とが係合解除される解除位置へ向かってばね弾性的に付勢されている。
アクチュエータ10が第2の回転方向に操作されると、スピンドルナット19はスピンドルシャフト9に沿ってアクチュエータ10の方向に動き、圧縮コイルばね30は、トーションばね38のばね力に抗して、作動エレメント11を閉鎖位置へ戻す。図3および図6には、作動エレメント11が閉鎖位置で図示されている。閉鎖位置では、ロックエレメント12がロック位置をとり、このロック位置では、ロックエレメント12が駆動シャフト3の回転運動をロックする。アクチュエータ10が第1の回転方向に操作されると、スピンドルナット19が作動エレメント11を、アクチュエータ10から離れる方向で開放位置の方向に移動させ、この場合、圧縮コイルばね30は圧縮させられる。トーションばね38は、ロックエレメント12を解除位置の方向に押圧し、この場合、対応面36が作動エレメント11の機能面35に沿って滑り落ちることができるようになるやいなや、ロックエレメント12は解除位置へ変位される。図7には、ロック機構6が開放位置で図示されている。開放位置では、ロックエレメント12が解除位置をとり、この解除位置では、駆動シャフト3が回転可能となる。
アクチュエータ10の故障時にロック機構6の強制ロック解除もしくはマニュアル式の非常ロック解除を可能にするためには、ロック解除機構7が、スピンドルシャフト9を回転させるためのロック解除エレメント39と、このロック解除エレメント39を操作するためのマニュアル式に操作可能な操作エレメント40とを有する。ロック解除エレメント39は、操作エレメント40によって、ロック解除エレメント39がスピンドルシャフト9から間隔を置いて配置されている通常位置から、ロック解除エレメント39が、ロック機構6の強制ロック解除のためにスピンドルシャフト9にトルク伝達するように結合されている係合位置へ可動となるか、あるいは逆に係合位置から通常位置へ可動となる。ロック解除エレメント39は、図3には通常位置で図示されており、図6および図7には係合位置で図示されている。
スリーブ状のロック解除エレメント39は、ハウジング4内に配置されていて、本実施形態では中空円筒状のプラスチックスリーブの形に形成されている。具体的には、ロック解除エレメント39は圧縮コイルばね30に対して同心的に配置されており、この場合、圧縮コイルばね30はロック解除エレメント39を半径方向で取り囲んでいる。ロック解除エレメント39は、スピンドル軸線Xに対して平行に可動に配置されていて、第2のハウジング孔16内に突入するように延びている。第2のハウジング孔16を介してロック解除エレメント39をハウジング4内に挿入できるようにするためには、ロック解除エレメント39の外径が、ハウジング4の環状の肩部31の内径よりも少なくも僅かに小さく形成されている。第2のハウジング孔16内には、ケーブル貫通案内部41が形状接続式に挿入されており、このケーブル貫通案内部41は肩部31と面一に整合していて、ロック解除エレメント39の可動性を軸方向で制限している。図3から判るように、ロック解除エレメント39は通常位置では、少なくともほぼ1/2が第2のハウジング孔16の内部に配置されている。
ケーブル貫通案内部41に設けられた中央の通過開口42を通じて、操作エレメント40が外部からハウジング4内に案内されている。図1から判るように、操作エレメント40の半分以上、特に操作エレメント40の約70%〜90%が、ハウジング4の外部に配置されている。ロック解除エレメント39は、スリーブ状の結合区分43を有し、この場合、操作エレメント40はこの結合区分43内に突入するように延びている。結合区分43の内径は、ケーブル貫通案内部41の通過開口42の内径に少なくともほぼ相当している。操作エレメント40との固い結合のためには、プラスチックスリーブとして形成されたロック解除エレメント39が、結合区分43において操作エレメント40に被さるように射出成形されている。
ロック解除エレメント39の、スピンドルシャフト9に面した側の長手方向端部には、第1の形状接続エレメント44が形成されている。第2の形状接続エレメント45が、第1の形状接続エレメント44に軸方向で向かい合って位置するように配置されており、すなわちスピンドルシャフト9の、ロック解除エレメント39に面した側の長手方向端部に配置されている。第2の形状接続エレメント45は、第1の形状接続エレメント44の形状に対応するように形成されていて、スピンドルシャフト9にトルク伝達するように結合されている。第1の形状接続エレメント44は本実施形態では、雌形プロファイルとして形成されていて、第2の形状接続エレメント45は、相補的に雌形プロファイルに対応する雄形プロファイルとして形成されており、この場合、逆の構成も可能である。第1の形状接続エレメント44は、本実施形態では、六角穴形プロファイルを有し、第2の形状接続エレメント45は本実施形態では、六角頭形プロファイルを有する。しかし、もちろん六角形プロファイルに対して択一的に別のプロファイル、たとえば四角形プロファイル、五角形プロファイルまたはトルクス(Torx)形プロファイルも可能であり、これにより両形状接続エレメント44,45の間の解離可能なトルク伝達型の形状接続結合もしくは差込み結合が提供され得る。
操作エレメント40は、フレキシブルな操作軸として形成されており、この操作軸は、1本のワイヤロープに加撚された複数の金属撚り線、特に鋼から成る撚り線から形成されている。フレキシブルな操作軸40は、保護管、本実施形態では可撓性のシェル46、内に可動に案内されている。シェル46は、ケーブル貫通案内部41の、ハウジング4寄りの端部に軸方向で支持されている。このためには、シェル46が、少なくとも部分的に操作軸40と一緒にケーブル貫通案内部41の通過開口42内に押し込まれている。シェル46の、ハウジング4とは反対の側の逆側の端部では、シェル46が、別のケーブル貫通案内部47に軸方向で支持されている。シェル46は、操作軸40の、ハウジング4の外部に位置する区分を取り囲んでいて、操作軸40の延在方向で安定的に形成されているので、シェル46内に案内されたフレキシブルな操作軸40を介して、機械的な運動、すなわち押圧力および引張力ならびにトルクが伝達され得る。
別のケーブル貫通案内部47は、自動車の所定の自動車構成部分に設けられた孔、たとえば駐車ロック装置5を装備した自動車のトランクルームカバーに設けられた孔、に挿入され得る。操作軸40は、この別のケーブル貫通案内部47に設けられた中央の通過開口48を通って案内されている。操作軸40の、別のケーブル貫通案内部47により案内された自由な長手方向端部には、操作軸40のマニュアル式操作を容易にするための回転ノブ49が配置されている。ロック解除機構7はさらに、ばね手段50、本実施形態では圧縮コイルばねの形のばね手段50を有し、この圧縮コイルばねは、回転ノブ49とケーブル貫通案内部47との間に支持されている。こうして、ロック解除エレメント39は、通常位置の方向にばね弾性的に付勢されており、この通常位置では、ロック解除エレメント39がスピンドルシャフト9から間隔を置いて配置されている。回転ノブ49は、図4には通常位置で図示されており、図5には係合位置で図示されている。
駐車ロック装置5の通常の作動時では、ロック機構6がアクチュエータ10によって作動させられるので、アクチュエータ10により形成された回転運動によって駐車ロックが「作動状態」と「作動解除状態」とに切り換えられ得る。ロック機構6の開放位置では、作動エレメント11の端面28が皿ばね27に接触している。自動車がパーキング位置において動き出すことを阻止するために、駐車ロック装置5が作動させられると、アクチュエータ10は、制御ユニットから、相応する電子信号を受け取る。その後に、アクチュエータ10は、スピンドルナット19をスピンドルシャフト9に沿ってアクチュエータ10の方向に動かすために、第2の回転方向に回転する。スピンドルナット19にルーズに接触しているだけの作動エレメント11は、開放位置において圧縮させられていた圧縮コイルばね30によって戻されるか、もしくはスピンドルナット19に追従する。スピンドル軸線Xに沿った作動エレメント11の並進的な運動は、旋回軸線A周りのロックエレメント12の旋回運動を生ぜしめ、ロックエレメント12はロック位置にまで旋回する。このロック位置では、トーションばね38にプリロードがかけられる。このロック位置では、ロック歯37が、駐車ロック車13に設けられた複数の係止切欠き51のうちの1つに係合して、駆動シャフト3の回転運動をロックする。駐車ロック装置5が作動させられた状態では、ロック機構6が、図3に示されている閉鎖位置に位置している。それに対して、ロック解除機構7は駐車ロック装置5の通常の作動時では、引き続き、同じく図3に示されている通常位置に位置している。
閉じられた駐車ロック装置5を開くためには、別の順序で2つのシナリオが可能となる。スピンドルシャフト9を回転駆動するためにアクチュエータ10を利用できない場合には、ロックされた駆動シャフト3の回転運動は、ロック解除機構7によって強制的に再び解放され得る。このためには、スピンドルシャフト9が、ロック解除機構7によってマニュアル式に第1の回転方向に回転させられる。回転ノブ49は、マニュアル式に、図4に示した回転ノブ49の通常位置を起点として、下方へ向かって別のケーブル貫通案内部47に押圧される。このときに、ばね手段50はプリロードをかけられる。マニュアル式に付与された押圧力は、操作軸40を介してロック解除エレメント39へ伝達され、このロック解除エレメント39は、図3に示した通常位置から、図6に示した係合位置へ移動させられる。この係合位置では、ロック解除エレメント39が、軸方向でスピンドルシャフト9の方向に動かされ、相応して、段付けされて形成された第2のハウジング孔16の肩部31から間隔を置いて配置される。ロック解除エレメント39は、スピンドルシャフト9に押し被されるので、第1の形状接続エレメント44と第2の形状接続エレメント45とが係合して、ロック解除エレメント39とスピンドルシャフト9との間にトルク伝達結合を実現する。引き続き、回転ノブ49はマニュアル式に第1の回転方向に回転させられ、この場合、操作軸40とロック解除エレメント39とを介してスピンドルシャフト9にトルクが伝達される。次いで、スピンドルナット19がスピンドルシャフト9に沿ってハウジング壁21の方向に動いて、作動エレメント11をスピンドルシャフト9に沿って皿ばね27に当接するまで開放位置へ移動させる。このときに、圧縮コイルばね30は圧縮させられる。ロックエレメント12の対応面36が作動エレメント11の機能面35に沿って滑り落ちることができるようになるやいなや、ロックエレメント12は、プリロードをかけられたトーションばね38によって解除位置へ旋回させられ、ロック歯37は係合解除される。駐車ロック装置5の作動解除された状態では、ロック機構6が、図7に示されている開放位置に位置している。ロック解除機構7は、図7に示した状態で、非常ロック解除された位置にあり、この位置では、回転ノブ49が、図5に示されているように、引き続き下方に向かって押圧されている。回転ノブ49から手が離されるやいなや、通常位置においてばね弾性的に付勢された回転ノブ49は、図4に示した通常位置へ跳ね戻る。このときに、操作軸40は、ロック解除エレメント39を一緒に通常位置へ引っ張って、第1の形状接続エレメント44と第2の形状接続エレメント45との係合を再び解除する。駐車ロック装置5の作動解除された状態では、ロック機構6が、再び開放位置に位置しており、この開放位置では、駆動シャフト3の回転運動が解放されている。
しかし、駐車ロック装置5を開放するためにアクチュエータ10を利用できる場合には、ロック解除機構7は必要とされない。それどころか、ロック解除機構7は駐車ロック装置5の通常の運転中は通常位置に留まり、この通常位置では、ロック解除エレメント39がスピンドルシャフト9から間隔を置いて配置されている。駐車ロックを開放するためには、駐車ロックの制御ユニットが、相応する電子信号をアクチュエータ10へ伝送し、このアクチュエータ10はその後に第1の回転方向に回転する。次いで、スピンドルナット19はスピンドルシャフト9に沿ってハウジング壁21の方向に動いて、作動エレメント11をスピンドルシャフト9に沿って皿ばね27に当接するまで開放位置へ移動させる。このときに、圧縮コイルばね30は圧縮させられる。ロックエレメント12の対応面36が作動エレメント11の機能面35に沿って滑り落ちることができるようになるやいなや、ロックエレメント12は、プリロードをかけられたトーションばね38によって解除位置へ旋回させられ、ロック歯37は係合解除される。駐車ロック装置5の作動解除された状態では、ロック機構6が開放位置に位置し、ロック解除エレメント39は引き続き、スピンドルシャフト9から間隔を置いた通常位置に位置する。
1 駆動ユニット
2 電気駆動装置
3 駆動シャフト
4 ハウジング
5 駐車ロック装置
6 ロック機構
7 ロック解除機構
8 スピンドル駆動装置
9 スピンドルシャフト
10 アクチュエータ
11 作動エレメント
12 ロックエレメント
13 駐車ロック車
14 収容室
15 第1のハウジング孔
16 第2のハウジング孔
17 カップリング
18 転がり軸受
19 スピンドルナット
20 スピンドルスリーブ
21 ハウジング壁
22 切欠き
23 位置固定ピン
24 外周面
25 長手方向スリット
26 つば
27 皿ばね
28 端面
29 開口
30 圧縮コイルばね
31 肩部
32 底部側
33 長手方向切欠き
34 貫通孔
35 機能面
36 対応面
37 ロック歯
38 トーションばね
39 ロック解除エレメント
40 操作軸
41 ケーブル貫通案内部
42 通過開口
43 結合区分
44 第1の形状接続エレメント
45 第2の形状接続エレメント
46 シェル
47 ケーブル貫通案内部
48 通過開口
49 回転ノブ
50 ばね手段
51 係止切欠き
52 軸受
A 旋回軸線
X スピンドル軸線
Z 回転軸線

Claims (15)

  1. 自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置(5)であって、
    自動車のパワートレーンに設けられた駆動エレメント(3)の回転運動をロックするための制御可能なロック機構(6)を含み、該ロック機構(6)が、スピンドル軸線(X)周りに回転駆動可能なスピンドルシャフト(9)を備えたスピンドル駆動装置(8)と、前記スピンドルシャフト(9)を回転駆動するためのアクチュエータ(10)と、少なくとも間接的に前記駆動エレメント(3)にロック作用または解除作用を加えるロックエレメント(12)を操作するための、前記スピンドルシャフト(9)の回転によって可動な作動エレメント(11)と、を有し、
    前記ロック機構(6)を強制ロック解除するためのロック解除機構(7)を含み、該ロック解除機構(7)が、前記スピンドルシャフト(9)を回転させるためのロック解除エレメント(39)と、該ロック解除エレメント(39)を操作するための、マニュアル式に操作可能な操作エレメント(40)とを有する、
    駐車ロック装置(5)において、
    前記ロック解除エレメント(39)は、前記操作エレメント(40)によって、前記ロック解除エレメント(39)が前記スピンドルシャフト(9)から間隔を置いて配置されている通常位置から、前記ロック機構(6)の強制ロック解除のために前記ロック解除エレメント(39)が前記スピンドルシャフト(9)にトルク伝達するように結合されている係合位置へと可動であることを特徴とする、自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置(5)。
  2. 前記ロック解除エレメント(39)は、前記スピンドル軸線(X)周りに回転可能に配置されていて、前記スピンドル軸線(X)の方向に可動に案内されていることを特徴とする、請求項1記載の駐車ロック装置(5)。
  3. 前記ロック解除エレメント(39)は、前記操作エレメント(40)に相対回動不能に結合されていることを特徴とする、請求項1または2記載の駐車ロック装置(5)。
  4. 前記操作エレメントは、操作シャフト(40)として形成されていることを特徴とする、請求項1から3までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  5. 前記ロック解除機構(7)が、ばね手段(50)を有し、該ばね手段(50)は、前記ロック解除エレメント(39)を前記通常位置の方向にばね弾性的に付勢していることを特徴とする、請求項1から4までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  6. 前記ロック解除エレメント(39)は、スリーブ状の結合区分(43)を有し、前記操作エレメント(40)は前記結合区分(43)内に突入するように延びていることを特徴とする、請求項1から5までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  7. 前記ロック解除エレメント(39)は、第1の形状接続エレメント(44)を有し、前記ロック機構(6)は、第2の形状接続エレメント(45)を有し、該第2の形状接続エレメント(45)は、前記第1の形状接続エレメント(44)に適合するように形成されていて、前記スピンドルシャフト(9)にトルク伝達するように結合されていることを特徴とする、請求項1から6までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  8. 前記第1の形状接続エレメント(44)は、雌型プロファイルまたは雄型プロファイルを有し、前記第2の形状接続エレメント(45)は、相補的に対応するプロファイルを有することを特徴とする、請求項7記載の駐車ロック装置(5)。
  9. 前記第1の形状接続エレメント(44)は、前記操作エレメント(40)に相対回動不能に結合されていることを特徴とする、請求項7または8記載の駐車ロック装置(5)。
  10. 前記第2の形状接続エレメント(45)は、前記スピンドルシャフト(9)の、前記アクチュエータ(10)から離反して位置する方の長手方向端部に配置されていることを特徴とする、請求項7から9までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  11. 前記作動エレメント(11)は、開放位置へ変位可能であり、該開放位置で前記ロックエレメント(12)は解除位置を取り、該解除位置で前記駆動エレメント(3)が回転可能であり、前記作動エレメント(11)は、閉鎖位置へ変位可能であり、該閉鎖位置で前記ロックエレメント(12)はロック位置を取り、該ロック位置で前記ロックエレメント(12)が前記駆動エレメント(3)の回転運動をロックすることを特徴とする、請求項1から10までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  12. 前記ロック機構(6)は戻しばね(30)を有し、該戻しばね(30)は、前記作動エレメント(11)を閉鎖位置の方向にばね弾性的に付勢していることを特徴とする、請求項1から11までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)。
  13. 前記戻しばね(30)は、前記ロック解除エレメント(39)の半径方向外側に配置されていることを特徴とする、請求項12記載の駐車ロック装置(5)。
  14. 前記スピンドル駆動装置(8)は、前記スピンドルシャフト(9)上に回動不能に保持されたスピンドルナット(19)を有し、前記作動エレメント(11)の、前記アクチュエータ(10)に面した第1の外面(26)が、前記スピンドルナット(19)に支持されており、前記戻しばね(30)は、前記作動エレメント(11)の、前記第1の外面(26)とは逆側の第2の外面(32)に支持されていることを特徴とする、請求項12または13記載の駐車ロック装置(5)。
  15. 特に自動車を駆動するための電気駆動装置用の駆動ユニットであって、
    自動車の駆動エレメント(3)を含み、
    ハウジング(4)を含み、該ハウジング(4)内に前記駆動エレメント(3)が回転可能に支承されており、
    前記駆動エレメント(3)の回転運動をロックするための駐車ロック装置(5)を含む、
    駆動ユニットにおいて、
    請求項1から14までのいずれか1項記載の駐車ロック装置(5)が形成されており、前記ロック機構(6)は前記ハウジング(4)内に配置されていることを特徴とする、駆動ユニット。
JP2019569238A 2017-06-14 2017-06-14 自動車のパワートレーン用の駐車ロック装置およびこのような駐車ロック装置を備えた駆動ユニット Active JP6785996B2 (ja)

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