JPH0551502B2 - - Google Patents
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- JPH0551502B2 JPH0551502B2 JP61071601A JP7160186A JPH0551502B2 JP H0551502 B2 JPH0551502 B2 JP H0551502B2 JP 61071601 A JP61071601 A JP 61071601A JP 7160186 A JP7160186 A JP 7160186A JP H0551502 B2 JPH0551502 B2 JP H0551502B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- cylinder
- brake
- piston
- spring
- clutch
- Prior art date
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- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 claims description 14
- 238000006073 displacement reaction Methods 0.000 claims description 5
- 230000008878 coupling Effects 0.000 claims description 3
- 238000010168 coupling process Methods 0.000 claims description 3
- 238000005859 coupling reaction Methods 0.000 claims description 3
- 210000000078 claw Anatomy 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 1
- 230000000452 restraining effect Effects 0.000 description 1
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B60—VEHICLES IN GENERAL
- B60T—VEHICLE BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF; BRAKE CONTROL SYSTEMS OR PARTS THEREOF, IN GENERAL; ARRANGEMENT OF BRAKING ELEMENTS ON VEHICLES IN GENERAL; PORTABLE DEVICES FOR PREVENTING UNWANTED MOVEMENT OF VEHICLES; VEHICLE MODIFICATIONS TO FACILITATE COOLING OF BRAKES
- B60T17/00—Component parts, details, or accessories of power brake systems not covered by groups B60T8/00, B60T13/00 or B60T15/00, or presenting other characteristic features
- B60T17/08—Brake cylinders other than ultimate actuators
- B60T17/085—Spring loaded brake actuators
- B60T17/086—Spring loaded brake actuators with emergency release device
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Transportation (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Braking Arrangements (AREA)
- Braking Systems And Boosters (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
<産業上の利用分野>
この発明は、鉄道車両において例えば駐車用と
して使用されるばねブレーキシリンダに関し、特
にそのばねブレーキ作用を手動にて解除する手動
緩解機構を有するばねブレーキシリンダに関す
る。
して使用されるばねブレーキシリンダに関し、特
にそのばねブレーキ作用を手動にて解除する手動
緩解機構を有するばねブレーキシリンダに関す
る。
<従来の技術>
従来のばねブレーキシリンダは、例えば第4図
に示すようにブレーキユニツトの一部に組込まれ
て使用されたり、ブレーキてこを介して基礎ブレ
ーキ装置に結合されて使用される。同図において
通常のブレーキ作動は、図外の空気ブレーキ制御
装置からの圧力空気がブレーキシリンダBCに供
給されることによつて、そのピストンロツドが引
込まれ、てこ1がそ0の中を支点2として一点鎖
線で示すように揺動し、これに連動して吊り具3
がその上端を支点4として一点鎖線で示すように
揺動し、吊り具3に保持された制輪子5が車輪6
の踏面に押し付けられてブレーキがかかる。ブレ
ーキシリンダBCに供給されている圧力空気を排
出した状態ではてこ1、吊り具3が図の実線で示
す位置にあり、ブレーキが緩められた状態であ
る。
に示すようにブレーキユニツトの一部に組込まれ
て使用されたり、ブレーキてこを介して基礎ブレ
ーキ装置に結合されて使用される。同図において
通常のブレーキ作動は、図外の空気ブレーキ制御
装置からの圧力空気がブレーキシリンダBCに供
給されることによつて、そのピストンロツドが引
込まれ、てこ1がそ0の中を支点2として一点鎖
線で示すように揺動し、これに連動して吊り具3
がその上端を支点4として一点鎖線で示すように
揺動し、吊り具3に保持された制輪子5が車輪6
の踏面に押し付けられてブレーキがかかる。ブレ
ーキシリンダBCに供給されている圧力空気を排
出した状態ではてこ1、吊り具3が図の実線で示
す位置にあり、ブレーキが緩められた状態であ
る。
ばねブレーキシリンダ7は、前記通常のブレー
キ作動のためのブレーキシリンダBCとは別個の
ものである。図において、8はシリンダ体、9は
ピストン、10はばねブレーキ用のばね、11は
押棒である。このばねブレーキシリンダ7は、押
棒11をてこ1に連結してあり、その連結状態は
図示の状態から押棒11の右方への移動に対して
てこ1に係合しててこ1を揺動せしめるが、てこ
1のみの右方への揺動は自由である。従つて、通
常のブレーキシリンダBCによるブレーキ作動は、
押棒11が図示のように左方へ移動している状態
で、ばねブレーキシリンダ7に無関係に行われ
る。
キ作動のためのブレーキシリンダBCとは別個の
ものである。図において、8はシリンダ体、9は
ピストン、10はばねブレーキ用のばね、11は
押棒である。このばねブレーキシリンダ7は、押
棒11をてこ1に連結してあり、その連結状態は
図示の状態から押棒11の右方への移動に対して
てこ1に係合しててこ1を揺動せしめるが、てこ
1のみの右方への揺動は自由である。従つて、通
常のブレーキシリンダBCによるブレーキ作動は、
押棒11が図示のように左方へ移動している状態
で、ばねブレーキシリンダ7に無関係に行われ
る。
ばねブレーキシリンダ7は、前記したように例
えば駐車時にブレーキを作用させておくような場
合に使用され、通常は図に示す状態であるが、シ
リンダ室7aの圧力空気を排気すると、ばね10
の力により押棒11の右端がてこ1の上端を右方
へ押し、てこ1を揺動させるため、ブレーキシリ
ンダBCがブレーキ作用した時と同様にブレーキ
がかかることになる。
えば駐車時にブレーキを作用させておくような場
合に使用され、通常は図に示す状態であるが、シ
リンダ室7aの圧力空気を排気すると、ばね10
の力により押棒11の右端がてこ1の上端を右方
へ押し、てこ1を揺動させるため、ブレーキシリ
ンダBCがブレーキ作用した時と同様にブレーキ
がかかることになる。
このようなブレーキシリンダ7は、シリンダ室
7aに圧力空気を供給することによつてブレーキ
緩め状態とされるが、駐車中の車両を早急にばね
ブレーキを緩めて移動させる必要があるときなど
には手動によるブレーキ緩解機構が必要である。
このようなことから、前記ピストン9と押棒11
との間に手動切離のできるクラツチを設けた構成
のばねブレーキシリンダがある。例えば、米国特
許第3498188号の明細書に開示されている。この
ほかにもさらに改良されたものが、米国特許第
4080875号、同第4480531号として存在する。しか
し、いずれもばねブレーキを手動操作で緩解する
操作、つまりクラツチによる結合を切離す操作
が、押棒の軸線方向に沿つた引張りあるいは押棒
の軸線の周りの旋回操作であり、操作部がシリン
ダ体の端部の中心部にある。
7aに圧力空気を供給することによつてブレーキ
緩め状態とされるが、駐車中の車両を早急にばね
ブレーキを緩めて移動させる必要があるときなど
には手動によるブレーキ緩解機構が必要である。
このようなことから、前記ピストン9と押棒11
との間に手動切離のできるクラツチを設けた構成
のばねブレーキシリンダがある。例えば、米国特
許第3498188号の明細書に開示されている。この
ほかにもさらに改良されたものが、米国特許第
4080875号、同第4480531号として存在する。しか
し、いずれもばねブレーキを手動操作で緩解する
操作、つまりクラツチによる結合を切離す操作
が、押棒の軸線方向に沿つた引張りあるいは押棒
の軸線の周りの旋回操作であり、操作部がシリン
ダ体の端部の中心部にある。
<発明が解決しようとする問題点>
鉄道車両において使用されているばねブレーキ
シリンダは、台車に取付けられているがその周辺
に、特にシリンダの両端部に、手動緩解操作用の
操作部を設けるスペースはきわめて少ない。この
ため、できるだけ軽い力で単純な操作でしかも台
車の側方からの操作でブレーキを解除できること
が望まれる。ところが従来のばねブレーキシリン
ダにおいては、前述したように、操作部がシリン
ダ体の端部の中心部にあるところから、操作性に
問題がある。すなわち、軸方向移動操作部のハン
ドルがシリンダ端に設けられているとき、そのハ
ンドルのストロークが得られても手で操作するに
はスペースの少ない点できわめて困難である。ま
た、操作が回転であるときは特別な工具を必要と
するから、その分操作が困難である。
シリンダは、台車に取付けられているがその周辺
に、特にシリンダの両端部に、手動緩解操作用の
操作部を設けるスペースはきわめて少ない。この
ため、できるだけ軽い力で単純な操作でしかも台
車の側方からの操作でブレーキを解除できること
が望まれる。ところが従来のばねブレーキシリン
ダにおいては、前述したように、操作部がシリン
ダ体の端部の中心部にあるところから、操作性に
問題がある。すなわち、軸方向移動操作部のハン
ドルがシリンダ端に設けられているとき、そのハ
ンドルのストロークが得られても手で操作するに
はスペースの少ない点できわめて困難である。ま
た、操作が回転であるときは特別な工具を必要と
するから、その分操作が困難である。
この発明は、工具を用いないで、きわめて単純
な操作で、シリンダ側面から、迅速にばねブレー
キを緩めることができるばねブレーキシリンダを
提供することを目的とする。
な操作で、シリンダ側面から、迅速にばねブレー
キを緩めることができるばねブレーキシリンダを
提供することを目的とする。
<問題点を解決するための手段>
この発明の手段は、シリンダ体と、そのシリン
ダ体内に設けたピストンと、そのピストンを所定
の方向に押し戻すように付勢するばねブレーキ用
のばねと、前記ピストンから同軸的に伸延し前記
シリンダ体の一端から突出するブレーキ用の押棒
と、その押棒と前記ピストンとの間に設けられ両
者の相対的な軸方向移動に対する結合及び切離を
行うクラツチと、そのクラツチの結合及び切離操
作を行う操作部材とからなるブレーキシリンダに
おいて、前記クラツチが前記押棒の中心軸線の周
りに正逆方向に回転変位させられることにより前
記結合及び切離を行う制御部を有するものに形成
され、その制御部が前記ピストンと共に軸方向移
動するように設けられ、一端が前記シリンダ体の
端部内に位置し他方が前記制御部の移動範囲全域
で前記回転変位を伝達できるように係合している
伝達部材を設け、前記操作部材が前記シリンダ体
の側方外部と前記伝達部材とに跨つて設けられか
つ推退変位により前記伝達部材を介して前記制御
部が正逆方向に回転変位するように設けられてい
ることを特徴とする。
ダ体内に設けたピストンと、そのピストンを所定
の方向に押し戻すように付勢するばねブレーキ用
のばねと、前記ピストンから同軸的に伸延し前記
シリンダ体の一端から突出するブレーキ用の押棒
と、その押棒と前記ピストンとの間に設けられ両
者の相対的な軸方向移動に対する結合及び切離を
行うクラツチと、そのクラツチの結合及び切離操
作を行う操作部材とからなるブレーキシリンダに
おいて、前記クラツチが前記押棒の中心軸線の周
りに正逆方向に回転変位させられることにより前
記結合及び切離を行う制御部を有するものに形成
され、その制御部が前記ピストンと共に軸方向移
動するように設けられ、一端が前記シリンダ体の
端部内に位置し他方が前記制御部の移動範囲全域
で前記回転変位を伝達できるように係合している
伝達部材を設け、前記操作部材が前記シリンダ体
の側方外部と前記伝達部材とに跨つて設けられか
つ推退変位により前記伝達部材を介して前記制御
部が正逆方向に回転変位するように設けられてい
ることを特徴とする。
<作用>
前記手段によれば、クラツチの結合及び切離を
操作部材の進退によつて行うものであり、その操
作部材の一方がシリンダ体の側方外部に位置して
いるので、例えば操作部材を引き出す操作によつ
てクラツチの切離が行われるようにしておけば、
シリンダの外側方の空間を操作用に利用できるか
ら、無理なくその操作部材を単に引張る操作でば
ねブレーキを緩めることができる。
操作部材の進退によつて行うものであり、その操
作部材の一方がシリンダ体の側方外部に位置して
いるので、例えば操作部材を引き出す操作によつ
てクラツチの切離が行われるようにしておけば、
シリンダの外側方の空間を操作用に利用できるか
ら、無理なくその操作部材を単に引張る操作でば
ねブレーキを緩めることができる。
<実施例>
実施例を第1図乃至第3図に示す。図におい
て、20はばねブレーキシリンダ全体を示し、2
1はシリンダ体、22はピストン、23はブレー
キ用のばね、24は押棒、25はクラツチ、26
は伝達部材、27は操作部材である。
て、20はばねブレーキシリンダ全体を示し、2
1はシリンダ体、22はピストン、23はブレー
キ用のばね、24は押棒、25はクラツチ、26
は伝達部材、27は操作部材である。
シリンダ体21は、同心の筒状部30を一方の
端壁31から伸延形成してあり、筒状部30の内
孔が蓋32で閉じられている。他方の端壁33は
押棒24が気密に貫通した孔34を設けてある。
端壁31から伸延形成してあり、筒状部30の内
孔が蓋32で閉じられている。他方の端壁33は
押棒24が気密に貫通した孔34を設けてある。
ピストン22は、前記筒状部30の先端と端壁
33との間でシリンダ体21内を移動できるよう
に設けられ、筒状部30の内孔に案内される筒状
部35を一方の側に有し、その筒状部35とピス
トン本体部に連続した内孔36に押棒24が挿入
されている。
33との間でシリンダ体21内を移動できるよう
に設けられ、筒状部30の内孔に案内される筒状
部35を一方の側に有し、その筒状部35とピス
トン本体部に連続した内孔36に押棒24が挿入
されている。
ブレーキ用のばね23は、シリンダ体21内に
端壁31とピストン22との間に設けられている
強力なものである。
端壁31とピストン22との間に設けられている
強力なものである。
押棒24は、一端がシリンダ体21の孔34及
びピストン22の内孔36に挿入され、他端がシ
リンダ体21の外部に突出しており、その突出端
は第4図に示したてこ1に当接状態に連結され
る。
びピストン22の内孔36に挿入され、他端がシ
リンダ体21の外部に突出しており、その突出端
は第4図に示したてこ1に当接状態に連結され
る。
クラツチ25は、ピストン22と押棒24との
間の軸方向移動に対する結合及び切離を行うもの
で、押棒24の外周に設けた一つの環状溝37に
対し、ピストン22の筒状部35に3個の孔を設
けて夫々保持したボール38が、別に設けた制御
部39の正逆回転変位によつて入り込んだ位置に
拘束されるクラツチ結合状態と外方へ変位可能な
クラツチ切離状態とに制御される構成の回転制御
式ボールクラツチである。制御部39はボール3
8を保持しているピストンの筒状部35の部分の
外周位置に回転変位可能にかつピン40及び溝4
1によつて軸方向移動を拘束された短円筒状のも
のであり、第2図に見られるように、内周面にボ
ール38の位置に対応して凹部42を設けてあ
る。また外周には次に述べる伝達部材26の係合
する3個の軸方向に沿つた溝43を設けてある。
間の軸方向移動に対する結合及び切離を行うもの
で、押棒24の外周に設けた一つの環状溝37に
対し、ピストン22の筒状部35に3個の孔を設
けて夫々保持したボール38が、別に設けた制御
部39の正逆回転変位によつて入り込んだ位置に
拘束されるクラツチ結合状態と外方へ変位可能な
クラツチ切離状態とに制御される構成の回転制御
式ボールクラツチである。制御部39はボール3
8を保持しているピストンの筒状部35の部分の
外周位置に回転変位可能にかつピン40及び溝4
1によつて軸方向移動を拘束された短円筒状のも
のであり、第2図に見られるように、内周面にボ
ール38の位置に対応して凹部42を設けてあ
る。また外周には次に述べる伝達部材26の係合
する3個の軸方向に沿つた溝43を設けてある。
伝達部材26は、シリンダ体の端壁31と蓋3
2との間に回転可能にピストンの筒状部35と同
軸的に保持された短円筒状部44とその短円筒状
部44から軸線に沿つて伸延し制御部39の溝4
3に係合している3本の伸延部45とからなる。
短円筒状部44には後述する爪49の係合する溝
46を設けてある。押延部45は制御部39の移
動範囲全域で溝43に係合している。
2との間に回転可能にピストンの筒状部35と同
軸的に保持された短円筒状部44とその短円筒状
部44から軸線に沿つて伸延し制御部39の溝4
3に係合している3本の伸延部45とからなる。
短円筒状部44には後述する爪49の係合する溝
46を設けてある。押延部45は制御部39の移
動範囲全域で溝43に係合している。
操作部材27は、第3図に見られるように、ハ
ンドル47、ハンドル軸48、爪49で形成さ
れ、シリンダ体21の端壁31と蓋32との間に
シリンダ体21の軸直角断面に沿つて操作部材2
7が進退移動可能な収容部50を設けその収容部
50内に戻しばね51と共に設置されている。ハ
ンドル47はシリンダ体21の側方外部に位置
し、爪49は伝達部材26の溝46に係合してお
り、全体は戻しばね51の作用で図の左方へ押し
込まれた位置に維持されている。この状態で、制
御部39は第2図に見られるように凹部42から
外れた内周面がボール38に接して押棒24の環
状溝37内にボール38を拘束している。この状
態からハンドル47をシリンダ体21の外側方へ
引き出すことにより爪49が伝達部材26を所定
角度回転させるから、伸延部45を介して制御部
39が回転せしめられ、凹部42がボール38の
外方に位置するようになる。すなわち、クラツチ
25は結合状態から切離状態となる。
ンドル47、ハンドル軸48、爪49で形成さ
れ、シリンダ体21の端壁31と蓋32との間に
シリンダ体21の軸直角断面に沿つて操作部材2
7が進退移動可能な収容部50を設けその収容部
50内に戻しばね51と共に設置されている。ハ
ンドル47はシリンダ体21の側方外部に位置
し、爪49は伝達部材26の溝46に係合してお
り、全体は戻しばね51の作用で図の左方へ押し
込まれた位置に維持されている。この状態で、制
御部39は第2図に見られるように凹部42から
外れた内周面がボール38に接して押棒24の環
状溝37内にボール38を拘束している。この状
態からハンドル47をシリンダ体21の外側方へ
引き出すことにより爪49が伝達部材26を所定
角度回転させるから、伸延部45を介して制御部
39が回転せしめられ、凹部42がボール38の
外方に位置するようになる。すなわち、クラツチ
25は結合状態から切離状態となる。
このばねブレーキシリンダ20は、第4図を用
いて説明したもの7と同様に設けて使用される。
通常はシリンダ体21の圧力空気給排口52から
シリンダ室53内に圧力空気を供給してあるか
ら、第1図に示す状態からばね23に抗してピス
トン22が左方へ移動しているが、このばねブレ
ーキシリンダ20によるばねブレーキが作用する
状態ではシリンダ室53内の圧力空気が排出され
るから、第1図の状態となる。この状態ではクラ
ツチ25は結合状態であり、押棒24がシリンダ
体21内から押し出された状態で第4図に一点鎖
線で示すようにてこ1及び吊り具3を揺動させて
ばねブレーキが作用している。このばねブレーキ
を手動操作で緩める場合にハンドル47を外方へ
引き出すと、クラツチ25が前記切離状態となる
から、押棒24が拘束を解かれてブレーキ用のば
ね23の作用力をてこ1へ伝達しなくなり、てこ
1はブレーキシリンダBCの戻しばねで緩め位置
に復帰するから、これに伴つて押棒24も移動す
る。これによつて押棒24の溝37の位置がボー
ル38の位置から移動し、ハンドル47から手を
離しても操作部材27はそのままの位置にある。
これがばねブレーキを手動操作で緩めた状態であ
る。
いて説明したもの7と同様に設けて使用される。
通常はシリンダ体21の圧力空気給排口52から
シリンダ室53内に圧力空気を供給してあるか
ら、第1図に示す状態からばね23に抗してピス
トン22が左方へ移動しているが、このばねブレ
ーキシリンダ20によるばねブレーキが作用する
状態ではシリンダ室53内の圧力空気が排出され
るから、第1図の状態となる。この状態ではクラ
ツチ25は結合状態であり、押棒24がシリンダ
体21内から押し出された状態で第4図に一点鎖
線で示すようにてこ1及び吊り具3を揺動させて
ばねブレーキが作用している。このばねブレーキ
を手動操作で緩める場合にハンドル47を外方へ
引き出すと、クラツチ25が前記切離状態となる
から、押棒24が拘束を解かれてブレーキ用のば
ね23の作用力をてこ1へ伝達しなくなり、てこ
1はブレーキシリンダBCの戻しばねで緩め位置
に復帰するから、これに伴つて押棒24も移動す
る。これによつて押棒24の溝37の位置がボー
ル38の位置から移動し、ハンドル47から手を
離しても操作部材27はそのままの位置にある。
これがばねブレーキを手動操作で緩めた状態であ
る。
なお、この緩め状態でシリンダ室53に圧力空
気を供給すると、ピストン22が第1図において
左方へ移動し、溝37とボール38の位置が一致
し、戻しばね51で付勢されている操作部27が
移動して伝達部材26を回転させ、従つてボール
38を溝37に係合した状態に拘束する。すなわ
ち、クラツチ25が結合状態になる。
気を供給すると、ピストン22が第1図において
左方へ移動し、溝37とボール38の位置が一致
し、戻しばね51で付勢されている操作部27が
移動して伝達部材26を回転させ、従つてボール
38を溝37に係合した状態に拘束する。すなわ
ち、クラツチ25が結合状態になる。
第1図における54は直線溝、55はピンであ
り、ピストン22の回転を防止するためのもので
ある。
り、ピストン22の回転を防止するためのもので
ある。
<発明の効果>
この発明によれば、ばねブレーキシリンダの側
面から操作部材を引き出す単純な操作のみで、ば
ねブレーキシリンダのブレーキ作用状態を緩め状
態にすることができるから、従来のものと較べる
とシリンダ側方の空間を手動操作用に利用してい
る点できわめて操作性が良い上に、シリンダ端に
手動操作を容易にするスペースを設ける必要がな
く、また特殊な工具を使用する必要もない。この
操作性の良好なことは操作を迅速に行い得る点で
きわめて有効である。
面から操作部材を引き出す単純な操作のみで、ば
ねブレーキシリンダのブレーキ作用状態を緩め状
態にすることができるから、従来のものと較べる
とシリンダ側方の空間を手動操作用に利用してい
る点できわめて操作性が良い上に、シリンダ端に
手動操作を容易にするスペースを設ける必要がな
く、また特殊な工具を使用する必要もない。この
操作性の良好なことは操作を迅速に行い得る点で
きわめて有効である。
第1図はこの発明の1実施例の縦断側面図、第
2図は第1図のア−ア断面拡大図、第3図は第1
図のイ−イ断面図、第4図は通常のばねブレーキ
シリンダの使用例を示す車両部分とブレーキユニ
ツトの概略側面図である。 21……シリンダ体、22……ピストン、23
……ばねブレーキ用のばね、24……押棒、25
……クラツチ、26……伝達部材、27……操作
部材、39……制御部。
2図は第1図のア−ア断面拡大図、第3図は第1
図のイ−イ断面図、第4図は通常のばねブレーキ
シリンダの使用例を示す車両部分とブレーキユニ
ツトの概略側面図である。 21……シリンダ体、22……ピストン、23
……ばねブレーキ用のばね、24……押棒、25
……クラツチ、26……伝達部材、27……操作
部材、39……制御部。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 シリンダ体と、そのシリンダ体内に設けたピ
ストンと、そのピストンを所定の方向に押し戻す
ように付勢するばねブレーキ用のばねと、前記ピ
ストンから同軸的に伸延し前記シリンダ体の一端
から突出するブレーキ用の押棒と、その押棒と前
記ピストンとの間に設けられ両者の相対的な軸方
向移動に対する結合及び切離を行うクラツチと、
そのクラツチの結合及び切離操作を行う操作部材
とからなるブレーキシリンダにおいて、 前記クラツチが前記押棒の中心軸線の周りに正
逆方向に回転変位させられることにより前記結合
及び切離を行う制御部を有するものに形成され、
その制御部が前記ピストンと共に軸方向移動する
ように設けられ、一端が前記シリンダ体の端部内
に位置し他方が前記制御部の移動範囲全域で前記
回転変位を伝達できるように係合している伝達部
材を設け、前記操作部材が前記シリンダ体の側方
外部と前記伝達部材とに跨つて設けられかつ推退
変位により前記伝達部材を介して前記制御部が正
逆方向に回転変位するように設けられていること
を特徴とするばねブレーキシリンダ。
Priority Applications (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61071601A JPS62227847A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ばねブレ−キシリンダ |
US07/032,104 US4785718A (en) | 1986-03-28 | 1987-03-27 | Spring brake cylinder |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61071601A JPS62227847A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ばねブレ−キシリンダ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62227847A JPS62227847A (ja) | 1987-10-06 |
JPH0551502B2 true JPH0551502B2 (ja) | 1993-08-02 |
Family
ID=13465338
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61071601A Granted JPS62227847A (ja) | 1986-03-28 | 1986-03-28 | ばねブレ−キシリンダ |
Country Status (2)
Country | Link |
---|---|
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JP (1) | JPS62227847A (ja) |
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1986
- 1986-03-28 JP JP61071601A patent/JPS62227847A/ja active Granted
-
1987
- 1987-03-27 US US07/032,104 patent/US4785718A/en not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS62227847A (ja) | 1987-10-06 |
US4785718A (en) | 1988-11-22 |
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